JP2571930B2 - 金属板製瓦桟 - Google Patents

金属板製瓦桟

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JP2571930B2
JP2571930B2 JP62128410A JP12841087A JP2571930B2 JP 2571930 B2 JP2571930 B2 JP 2571930B2 JP 62128410 A JP62128410 A JP 62128410A JP 12841087 A JP12841087 A JP 12841087A JP 2571930 B2 JP2571930 B2 JP 2571930B2
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Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は、使用前においてはコンパクトに段積みが出
来て保管,運搬に便利であり、使用に際しては強度が充
分で施工もし易く、夜などに瓦の下面に結露して落下し
た水分等で腐食することがなく耐久性が良好で、経済的
にも有利な金属板製瓦桟に関するものである。
〔従来の技術と問題点〕
一般に瓦屋根は野地板上に所定の一定間隔で水平方向
に平行に固定された瓦桟上に、下流側(雨水が屋根頂部
側を上流側として流下するときの軒先側)から上流側に
向かって順次瓦を並べて施工される。すなわち最下段の
瓦(形状が他の瓦と多少異なる)は、下流側の下面をや
ゝ高さの高い最下段用瓦桟(通常、鼻桟と呼ばれる)上
に載置すると共に上流側の下面に設けられている凸条部
を下から2段目の瓦桟の上流側の壁面に係止させるよう
にこの瓦桟上に載置し、2段目の瓦はその下流側下面を
最下段の瓦の上流側上面に、またその上流側下面を最下
段の瓦と同様に下から3段目の瓦桟上にそれぞれ載置
し、以下上流側に向かって繰り返すのである。
従来、この瓦桟としては断面形状が四角な木製の角材
が使用されてきた。しかしながらこのような木製の角材
では、施工の際に固定強度を確保するためには木製の角
材を貫通して釘止めするのに可成り大きな釘を打ち込ま
ねばならず、そのためあまり上質でない瓦桟用の木製の
角材は屡々割れてロスになるものが多く、また更には保
管や運搬のため段積みすると嵩張る上に崩れて甚だ扱い
にくい等の問題点があった。
また、瓦と野地板との間の水分が瓦の下面で夜などに
冷却されて結露して落下した水や破損した瓦を亀裂から
浸入した雨水が野地板上を流下して木製の角材によって
堰止められ、この水により木製の角材が腐食して耐久性
が余り良くないという他の問題点もあった。
〔問題点を解決するための手段〕
本発明者は、上記従来技術の問題点を解決した瓦桟を
提供することを目的に検討した結果、瓦桟を金属板製と
し且つ特定の形状とすることにより目的を達成すること
ができることを究明して本発明を完成した。
すなわち本発明は、瓦の上流側下面を載置するための
断面が変形ハツト形状の瓦桟であって、開口部の幅がウ
エブ部の幅よりも広く且つウエブ部と屋根面に対してほ
ぼ直立する上流側のフランジ部とがほぼ直角を成してい
ると共に下流側のフランジ部が使用状態においてほぼ鉛
直状態となるための角度をウエブ部と成しており、上流
側のリップ部及び下流側のリップ部の少なくともいずれ
か一方が少なくとも釘打ち可能な幅を有しており、上流
側のフランジ部の下端に孔から成る水抜け口と下流側の
フランジ部の下端をとる水抜け口とがそれぞれの所定間
隔で設けられており、少なくとも上流側のフランジ部に
おいて該水抜け口を含む部分が上流に向かって凹状を成
している集水部に形成されていることを特徴とする金属
板製瓦桟に関するものである。
〔構成の説明〕
以下、本発明に係る金属板製瓦桟を図面によって説明
する。
第1図は本発明に係る金属板製瓦桟の1実施例の一部
を省略して示す斜視図、第2図は下流側の水抜け口の1
例を示す説明用斜視図、第3図は本発明に係る金属板製
瓦桟が使用された一般的な状態を示すと共に結露水の流
下状態を示す瓦の中央部で切断した横断端面図、第4図
は本発明に係る金属板製瓦桟の形状,寸法を説明するた
めの横断端面図、第5図は本発明に係る金属板製瓦桟が
屋根に使用された状態における屋根,瓦との位置及び傾
斜関係の説明図であって(イ)は全体図で((ロ)は上
流側及び下流側の各フランジ部の方向についての説明図
で(ハ)はウエブ部の上面と瓦の下面との接触状態につ
いての説明図、第6図はウエブ部の上面の1態様を示す
斜視図、第7図はリップ部の1態様を示す斜視図であ
る。
図面中、1は本発明に係る金属板製瓦桟であって、第
3図に示す如く瓦2の上流側下面を載置するものであ
り、この点は従来の瓦桟と同様である。その断面は第4
図に示す如く変形ハツト形状を成している。すなわち、
ウエブ部1a,上流側のフランジ部1b,下流側のフランジ部
1c,上流側のリップ部1d及び下流側のリップ部1eから成
り、両側のリップ部1d及び1eはそれぞれウエブ部1aとほ
ぼ平行であるが、開口部の幅L1がウエブ部1aの幅L2より
も広く且つウエブ部1aと上流側のフランジ部1bとの成す
角αがほぼ直角であり、従ってウエブ部1aと下流側のフ
ランジ部1cとの成す角βは直角より少し大きくなってい
る。そして上流側のリップ部1dの幅W1又は下流側のリッ
プ部1eの幅W2のいずれか一方(図例では前者)が少なく
とも釘打ち可能な幅であり、他側のリップ部1e又は1d
(図例では下流側のリップ部1e)の幅は釘打ちが必ずし
も必要でないことからコストの下げる上で釘打ち不可能
な狭い幅が好ましいが、それよりも広い幅であっても差
し支えはなく、要は上からの重量を支持するに足りる幅
(この幅は通常1mm程度の極めて狭い幅で充分である)
でさえあれば良い。
上記に概略説明した本発明に係る金属板製瓦桟1の各
部の方向,各部間の角度と屋根面や鉛直方向との関係は
次のようになっている。金属板製瓦桟1が第5図(イ)
に示す如く水平面Hに対する傾斜角がθの野地板3上に
使用されて前記説明の如く瓦2を載置した状態におい
て、第5図(ロ)に示す如く上流側のフランジ部1bは野
地板3の表面3a(従って屋根面)にほぼ直立しており、
従って上流側のフランジ部1bとの成す角αがほぼ直角で
あるウエブ部1aは野地板3の表面3aとほぼ平行である。
そして下流側のフランジ部1cはほぼ鉛直状態となってお
り、従って下流側のフランジ部1cがウエブ部1aとの成す
角βは第5図(ロ)から判るようにβ≒(90゜+θ)で
ある。この野地板3の表面3aと水平面Hとの成す角すな
わち屋根面の傾斜角θとしては種々な角度が採用されて
いるが、一般的には水平距離30cmに対して12cm〜15cmの
高さとなる角、すなわち が多く採用されており、この場合β=112゜〜117゜とな
る。
瓦2が金属板製瓦桟1上に載置された状態において
は、ウエブ部1aの上面がその幅L2全幅に亘って瓦2の下
面2bと当接することは必ずしも必要ではない。実際的に
も第5図(イ)に示す如く瓦2が厚さtを有するために
瓦2の下面2bは野地板3の表面3aと平行でなく、第5図
(ハ)に示す如く金属板製瓦桟1の設置されるピツチを
lとするとき、 で表わされる角γだけ野地板3の表面3aとの平行線Pよ
りも緩やかに傾斜する。従って、上流側のフランジ部1b
が野地板3の表面に直立していて且つ角αが正確に直角
である場合は、ウエブ部1aはその幅L2全幅が瓦の2の上
流側の下面2bとは当接していない。しかしながら、この
瓦2の厚さtは一般に14〜25mm、施工状態時に表面に露
出する上流側〜下流側方向の長さ(所謂、働き長さ)が
23〜34cmであるので従って瓦桟のピツチlは約24〜35cm
であることからγは4゜〜4.5゜の範囲にある微小な角
度であって、このままでも既に瓦2の下面と金属板製瓦
桟1のウエブ部1aの上面とは面当接状態に近いものであ
るが、この当接を更に正確なものとすることは金属板製
瓦桟1全体に均等に瓦2の荷重を分布させる点で好まし
い。このような正確な面当接とするためにはα=(90゜
+γ)とすれば良いが、γが微小でαが90゜に近いか
ら、角αとして「ほぼ直角」と規定していることと、上
流側のフランジ部1bが野地板3すなわち屋根面に対して
完全に直立するものでなく「ほぼ直角」と規定している
こととによって、角αについて特別な範囲を設定する必
要なくウエブ部1aを瓦2の上流側の下面に面当接させる
ことが出来るのである。
そして、上流側のウエブ部1b及び下流側のフランジ部
1cの下端を通り抜ける水抜け口1fがそれぞれ所定間隔で
設けられている。この水抜け口1fは、上流側では第1図
に示す如く上流側のフランジ部1bの下端に穿設された孔
(以下、孔型と略称することがある)であり、また下流
側では第1図に示す如く下流側のフランジ部1cの下端に
穿設された孔型であってもまた第2図に示す如く下流側
のフランジ部1cの下端とそれに続くリップ部1eの全幅と
にリップ部1eの幅方向に上方に凸の畝状に形成された半
筒状部(以下、半筒型と略称することがある)であって
も良く、下流側においては孔型と半筒型とが混在してい
ても良い。
この水抜け口1fは結露水等の水を上流側から下流側に
野地板3上を通り抜けさせるためのものであるから、形
状としては孔型なら第1図に示す如くフランジ部1b,1c
とリップ部1d,1eとの間の折曲線に沿ったスリット状で
あることが好ましく、また下流側の水抜け口1fが半筒型
の場合でも第2図に示す如く水の通り抜けを困難にしな
い範囲で上方に凸の畝の高くない方が成形加工を容易に
するので好ましい。この上流側と下流側との水抜け口1f
は両側のフランジ部1b,1cにおいてそれぞれ所定間隔で
位置していれば良く必ずしも対向する必要はないが、対
向する位置に設けられているのが金属板製瓦桟1の上流
側から下流側へ水が通り抜けるのを容易にする上で好ま
しい。
そして、両フランジ部1b,1cのうち少なくとも上流側
のフランジ部1bの水抜け口1fを含む部分が第1図に示す
如く上流に向って凹状を成している集水部1hに形成され
ている。
この集水部1hは言わば漏斗の役目を成すものであり、
従ってその広さは水が広い幅に亘って分布した状態で到
達する上流側のフランジ部1bにおいては広いことが好ま
しく、そして上流側の水抜け口1fを通り抜けた水は余り
拡がることなく下流側のフランジ部1cに到達するから、
下流側のフランジ部1cにおいてはこのような集水部1hは
なくても差し支えなく、特に下流側の水抜け口1fの位置
が上流側のフランジ部1bのそれと対向している場合は下
流側のフランジ部1cに集水部1hはなくても良いが集水部
1hを設けるにしても第1図に示す如くやゝ狭いものでよ
い。
また、このウエブ部1aの上面に第6図に示す如く突起
1aaを形成しておくと、瓦2の横滑りを防止するので好
ましい。
瓦2を野地板3上に葺くときは、長年月の間に瓦2が
滑ってズレてくるのを防止するために、数段毎に瓦2の
上流側縁部を金属板製瓦桟1に釘止めすることが行われ
る。従って、少なくともこのような段の瓦2を載置する
ための金属板製瓦桟1としては、瓦2の上流縁部を釘打
ちする部分の直下に位置するようにウエブ部1aの幅L2
広くしたものが使用される。
また、金属板製瓦桟1の少なくとも釘打ち可能な幅を
有するリップ部1d又は1eには第7図に示す如く(図例で
は上流側リップ部1dに)リップ部の長さ方向に釘打ち用
凹条(図例では1daで示す)が形成されているのが、釘
の滑りを防止して釘打ちを容易にするので好ましい。但
し第2図に示すように下流側の水抜け口1fとしてリップ
部1eが幅方向に上方に凸の畝状に形成される場合もある
ので、この場合の釘打ち用凹条1daはリップ部1eの平坦
部分に形成される。
この金属板製瓦桟1の素材となる金属板としては、普
通鋼板,ステンレス鋼板,銅板等種々な金属板が使用さ
れるが、亜鉛めっき鋼板がコスト及び耐久性から最も好
ましい。
〔施工方法〕
先ず野地板3上に本発明に係る金属板製瓦桟1を所定
間隔で水平方向に平行に並べ上流側のリップ部1d及び下
流側のリップ部1eのいずれか一方又は両方を野地板3に
釘打ちして固定する。次いで従来の瓦桟使用の場合と同
様に、瓦2の下流側を下段の瓦2の上流側上面に載置
し、瓦2の上流側の下面に設けられている凸条部2aを第
3図に示す如く一つ上段の瓦桟1の上流側のフランジ部
1bに係止せしめるように瓦2の上流側の下面をこの瓦桟
1上に載置し、以下これを上流側に向かって繰り返す。
そして数段毎例えば5段毎にウエブ部1aの幅L2の広い金
属板製瓦桟1を使用し、瓦2の上縁部をそのウエブ部1a
に釘打ちする。最下段用瓦桟としては従来のものを使用
するか、又は本発明に係る金属板製瓦桟1をやゝ大型化
し、更に好ましくは適宜変形して使用すればよい。
〔作用及び効果〕
本発明に係る金属板製瓦桟1は、金属板製であるから
施工に際しては比較的小さな釘4で固定できるから作業
は楽であり、瓦桟1が割れてロスになることはない。し
かもリップ部1dや1eに釘打ち用凹条が形成されている場
合はこの作業は一層容易である。また、前記説明の形状
を有することにより、野地板3上への取付状態では第5
図(ロ)に示す如く下流側のフランジ部1cはほぼ鉛直状
態となると共に上流側のフランジ部1bは野地板3に対し
てほぼ直立することになり、更にこれらのフランジ部1b
と1cによる下方が拡がった台形状の断面形状と金属板の
高強度とが加わって瓦2の重量に充分耐えることは勿
論、施工時等に作業員に踏み付けられても充分に耐える
ことができ、特に下流側のリップ部1eを釘付けした場合
は、その下流側への滑りを完全に防止するのでこの効果
は一層大きい。特にウエブ部1aの上面が瓦2の上流側下
面にその幅L2全幅で当接している状態では上方からの負
荷が金属板製瓦桟1の全体に均等に分布するので上記効
果は一層完全に奏される。また、ウエブ部1aの上面に突
起1aaが形成されている場合は瓦2の横滑りが防止さ
れ、屋根葺作業における作業員による踏み付けや長年月
の経過によって瓦2が横方向にズレることはない。更に
瓦2の固定は、数段毎に瓦2の上縁部を金属板製瓦桟1
のウエブ部1aに釘打ちすることによって上下流方向を含
めた瓦2のズレ防止効果を屋根全体の瓦2に波及させる
ことができる。そして金属板製瓦桟1の開口部の幅L1
ウエブ部1aの幅L2よりも広いことから、ウエブ部1aにそ
の上方から他の金属板製瓦桟1の開口部を被せることに
より極めてコンパクトに段積みすることができ、且つ上
流側のフランジ部1b及び下流側のフランジ部1cによって
段積状態が安定していて保管及び運搬に利するところが
大きく、更に工場で一定規格のものを多量に生産できる
ので経済的にも有利に供給されることになる。
更に、水抜け口1fが両フランジ部1b,1cに設けられて
いることにより次のような特別の作用・効果を有する。
前記した如く瓦2と野地板3との間の水分が瓦2の下面
で夜などに冷却されて結露して生じた結露水5は第3図
に示す如く野地板3上に落下し流下して金属板製瓦桟1
に至っても水抜け口1fを通り抜けて流れ去ってしまう。
また、屋根施工時やテレビのアンテナ取付け作業時など
に瓦に亀裂が入って雨水が多少瓦の下面側に浸入する場
合でも浸入した雨水は同様に流下するから、損傷した瓦
の交換までの短期間の排水作用として充分である。この
ように良好な排水作用により金属板製瓦桟1が腐食する
こともなく耐久性は良好である。水抜け口1fが両側フラ
ンジ部1b,1cの対向する位置に設けられている場合はこ
の結露水5等の水の通り抜けはより容易であり、少なく
とも上流側のフランジ部1bに集水部1hが形成されている
のでこれが漏斗作用することにより結露水5の下流側へ
の流下は一層完全である。
また、上流側のフランジ部1bや場合によっては下流側
のフランジ部1cにも上流に向かって凹状を成して集水部
1hが形成されているので、野地板3上への取付状態にお
いて集水部1hが形成されているフランジ部1bや1cの曲げ
剛性が一層高められている。
以上に詳述した如く本発明は、断面が変形ハット形状
であって開口部の幅をウエブ部の幅よりも広く、両側の
フランジ部の方向を所定方向に向くように金属板から構
成したことにより、使用前においてはコンパクトに段積
みが出来て保管,運搬に便利であり、使用に際しては強
度が充分で施工し易く、上流側のフランジ部と下流側の
フランジ部とに水抜け口を有しているので結露水等の水
をこの水抜け口により下方に通り抜けさせ、更に少なく
とも上流側のフランジ部の水抜け口の回りに集水部が形
成されているのでこの通り抜けは一層完全であって金属
板製瓦桟を腐蝕させない。
このような本発明は金属板製瓦桟の普及に貢献すると
ころ大なるものがある。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明に係る金属板製瓦桟の1実施例の一部を
省略して示す斜視図、第2図は下流側の水抜け口の1例
を示す説明用斜視図、第3図は本発明に係る金属板製瓦
桟が使用された一般的な状態を示すと共に結露水の流下
状態を示す瓦の中央部で切断した横断端面図、第4図は
本発明に係る金属板製瓦桟の形状,寸法を説明するため
の横断端面図、第5図は本発明に係る金属板製瓦桟が屋
根に使用された状態における屋根,瓦との位置及び傾斜
関係の説明図であって(イ)は全体図で(ロ)は上流側
及び下流側の各フランジ部の方向についての説明図で
(ハ)はウエブ部の上面と瓦の下面との接触状態につい
ての説明図、第6図はウエブ部の上面の1態様を示す斜
視図、第7図はリップ部の1態様を示す斜視図である。 図面中 1……本発明に係る金属板製瓦桟 1a……ウエブ部 1aa……突起 1b……上流側のフランジ部 1c……下流側のフランジ部 1d……上流側のリップ部 1da……釘打ち用凹条 1e……下流側のリップ部 1f……水抜け口 1h……集水部 2……瓦 2a……凸条部 2b……下面 3……野地板 3a……表面 4……釘 5……結露水 H……水平面 l……瓦桟のピッチ L1……瓦桟の開口部の幅 L2……ウエブ部の幅 P……野地板の表面との平行線 t……瓦の厚さ W1……上流側のリップ部の幅 W2……下流側のリップ部の幅 α……ウエブ部と上流側のフランジ部との成す角 β……ウエブ部と下流側のフランジ部との成す角 γ……瓦の下面と野地板の表面との成す角 θ……野地板と水平面との成す角

Claims (10)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】瓦(2)の上流側下面を載置するための断
    面が変形ハツト形状の瓦桟であって、開口部の幅(L1
    がウエブ部(1a)の幅(L2)よりも広く且つウエブ部
    (1a)と屋根面に対してほぼ直立する上流側のフランジ
    部(1b)とがほぼ直角を成していると共に下流側のフラ
    ンジ部(1c)が使用状態においてほぼ鉛直状態となるた
    めの角度をウエブ部(1a)と成しており、上流側のリッ
    プ部(1d)及び下流側のリップ部(1e)の少なくともい
    ずれか一方が少なくとも釘打ち可能な幅を有しており、
    上流側のフランジ部(1b)の下端に孔から成る水抜け口
    (1f)と下流側のフランジ部(1c)の下端を通る水抜け
    口(1f)とがそれぞれの所定間隔で設けられおり、少な
    くとも上流側のフランジ部(1b)において該水抜け口
    (1f)を含む部分が上流に向かって凹状を成している集
    水部(1h)に形成されていることを特徴とする金属板製
    瓦桟(1)。
  2. 【請求項2】ウエブ部(1a)の上面が使用状態において
    瓦(2)の上流側下面にその幅(L2)全幅が当接するウ
    エブ部(1a)である特許請求の範囲第1項に記載の金属
    板製瓦桟(1)。
  3. 【請求項3】ウエブ部(1a)の上面に瓦(2)の横滑り
    を防止するための突起(1aa)が形成されている特許請
    求の範囲第1項又は第2項に記載の金属板製瓦桟
    (1)。
  4. 【請求項4】ウエブ部(1a)が瓦(2)の上流側縁部を
    釘打ちする部分の直下に位置する広い幅(L2)を有する
    ものである特許請求の範囲第1項から第3項までのいず
    れか1項に記載の金属板製瓦桟(1)。
  5. 【請求項5】上流側のフランジ部(1b)の水抜け口(1
    f)と下流側のフランジ部(1c)の水抜け口(1f)とが
    ほぼ対向する位置に設けられている特許請求の範囲第1
    項から第4項までのいずれか1項に記載の金属板製瓦桟
    (1)。
  6. 【請求項6】下流側の水抜け口(1f)が下流側のフラン
    ジ部(1c)の下端に穿設された孔である特許請求の範囲
    第1項から第5項までのいずれか1項に記載の金属板製
    瓦桟(1)。
  7. 【請求項7】下流側の水抜け口(1f)が下流側のフラン
    ジ部(1c)の下端とそれに続くリップ部(1e)の全幅と
    にリップ部(1e)の幅方向に上方に凸の畝状に形成され
    た半筒状部である特許請求の範囲第1項から第5項まで
    のいずれか一項に記載の金属板製瓦桟(1)。
  8. 【請求項8】釘打ち可能な幅を有する上流側のリップ部
    (1d),下流側のリップ部(1e)又は両リップ部(1d,1
    e)の平坦部分に長さ方向に釘打ち用凹条が形成されて
    いる特許請求の範囲第1項から第7項までのいずれか一
    項に記載の金属板製瓦桟(1)。
  9. 【請求項9】下流側のリップ部(1e)及び上流側のリッ
    プ部(1d)のいずれか一方の幅が釘打ち不可能な幅であ
    る特許請求の範囲第1項から第8項までのいずれか1項
    に記載の金属板製瓦桟(1)。
  10. 【請求項10】金属板が亜鉛めっき鋼板である特許請求
    の範囲第1項から第9項までのいずれか1項に記載の金
    属板製瓦桟(1)。
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