JPH0756165B2 - 金属板製の瓦用鼻桟 - Google Patents

金属板製の瓦用鼻桟

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JPH0756165B2
JPH0756165B2 JP12841187A JP12841187A JPH0756165B2 JP H0756165 B2 JPH0756165 B2 JP H0756165B2 JP 12841187 A JP12841187 A JP 12841187A JP 12841187 A JP12841187 A JP 12841187A JP H0756165 B2 JPH0756165 B2 JP H0756165B2
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健一 増子
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銅市金属工業株式会社
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Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は、使用前においてはコンパクトに段積みが出来
て保管,運搬に便利であり、使用に際しては強度が充分
で施工もし易く、経済的にも有利な金属板製の瓦用鼻桟
に関するものである。
〔従来の技術と問題点〕
一般に瓦屋根は野地板上に所定の一定間隔で水平方向に
平行に固定された瓦桟上に、下流側(雨水が屋根頂部側
を上流側として流下するときの軒先側)から上流側に向
つて順次瓦を並べて施工される。
このような瓦は一般に両側に反り上つた形状を成してい
て反り上り側縁を有しており、通常この反り上り側縁を
屋根面の下端に対してほぼ垂直につまり反り上り側縁を
屋根面の傾斜に沿うように瓦を並べ、雨水は瓦の低い中
央部分を流下することになる。そして屋根面の最下段に
並べられる屋根端用の瓦は美観上その前方端面は他の瓦
に比べて美的処理がなされている。また屋根によつては
屋根面の側端を美しく見せるために、上記と同様の屋根
端用の瓦が使用され、その反り上り側縁を屋根の側端に
対してほぼ垂直方向になるように並べられることもあ
る。この場合、屋根端用の瓦の反り上り程度の大きい方
の側縁を屋根面傾斜の下方側に位置させることによつて
雨水を堰き止め、そして屋根面端縁側に雨水が流れるよ
うに若干の傾斜を持たせている。
このように屋根端用の瓦を屋根面の下端又は側縁(以
下、屋根端と言うことがある)に屋根端用の瓦を並べる
ときに、瓦の屋根端側下面を載置される瓦桟は特に鼻桟
と呼ばれている。
屋根端用の瓦も他の瓦と同様に正面から見て左右に反り
上がつた形状であるからその反り上り側縁と直線状の鼻
桟との間に隙間が生じており、この隙間からの雀の侵入
・巣造りを防止するため、この瓦の下面の曲りに沿つた
上縁形状を有する面戸を鼻桟の屋根端側の壁面に釘付け
して前記隙間を閉塞することが行なわれている。
また、屋根面の下端に並べられる最下段の瓦の勾配はそ
れより上段の瓦で形成する屋根面の勾配よりも幾分緩く
する。そのため最下段の瓦の屋根端側下面を載置される
鼻桟は他の瓦桟よりも太いものが使用されている。
従来、この鼻桟としては断面四角な木製の角材が使用さ
れてきた。しかしながらこのような木製の角材では、施
工の際に固定強度を確保するためには木製の角材を貫通
して釘止めするのに一段と大きな釘を打ち込まねばなら
ず、そのため余り上質でない鼻桟用の木製の角材は屡々
割れてロスになるものが多く、そしてこの鼻桟に面戸を
釘付けする作業は場所が軒の先端正面であることから甚
だ厄介且つ危険であるばかりでなく、釘付け位置が不正
確となつて面戸と瓦との間に隙間を生ぜしめて面戸の役
をなさしめないことが少なくなかつた。更にはこの従来
の鼻桟は保管や運搬のため段積みすると嵩張る上に崩れ
て甚だ扱いにくい等の問題点があつた。また、瓦と野地
板との間の水分が瓦の下面で夜などに冷却されて結露し
て落下した水や破損した瓦の亀裂から侵入した雨水が野
地板上を流下して木製の角材より成る鼻桟によつて堰止
められ、この水により鼻桟が腐食して耐久性が余り良く
ないという他の問題点もあつた。
〔問題点を解決するための手段〕
本発明者は、上記従来技術の問題点を解決した瓦用鼻桟
を提供することを目的に検討した結果、瓦用鼻桟を金属
板製として且つ特定の形状とすることにより目的を達成
することができることを究明して本発明を成した。
すなわち本発明の一つは、屋根面の下端又は側端に屋根
端用の瓦がその両側方に反り上つた形状を成している反
り上り側縁を屋根端に対しほぼ垂直方向にして並べられ
るときの該瓦の屋根端側の下面を載置するための断面が
変形ハツト形状の瓦桟であつて、開口部の幅がウエブ部
の幅よりも広く且つ該ウエブ部は屋根面とほぼ平行であ
つて屋根端側のフランジ部とほぼ直角を成しており、該
屋根端側のフランジ部には該フランジ部を構成する金属
板が二度180°に折り返されて成る屋根端側上方に開口
している狭い溝状の面戸用係止部がその下端を屋根端側
のフランジ部の下端よりも高い位置に形成されており、
屋根端と反対側のリツプ部が少なくとも釘打ち可能な幅
を有していることを特徴とする金属板製の瓦用鼻桟(以
下、第一発明と言う)に関するものである。
本発明の他の一つは、屋根面の下端又は側端に屋根端用
の瓦がその両側方に反り上つた形状を成している反り上
り側縁を屋根端に対しほぼ垂直方向にして並べられると
きの該瓦の屋根端側の下面を載置するための断面が変形
ハツト形状の瓦桟であつて、開口部の幅がウエブ部の幅
よりも広く且つ該ウエブ部は屋根面とほぼ平行であつて
屋根端側のフランジ部とほぼ直角を成しており、該屋根
端側のフランジ部には該フランジ部を構成する金属板が
二度180°に折り返されて成る屋根端側上方に開口して
いる狭い溝状の面戸用係止部がその下端を屋根端側のフ
ランジ部の下端よりも高い位置に形成されており、屋根
端と反対側のリツプ部が少なくとも釘打ち可能な幅を有
しており、屋根端側及びそれと反対側のフランジ部の下
端を通り抜ける水抜け口がそれぞれの所定間隔で設けら
れていることを特徴とする金属板製の瓦用鼻桟(以下、
第二発明と言う)に関するものである。
本発明の更に他の一つは、屋根面の下端又は側端に屋根
端用の瓦がその両側方に反り上つた形状を成している反
り上り側縁を屋根端に対しほぼ垂直方向にして並べられ
るときの該瓦の屋根端側の下面を載置するための断面が
変形ハツト形状の瓦桟であつて、開口部の幅がウエブ部
の幅よりも広く且つ該ウエブ部は屋根面とほぼ平行であ
つて屋根端側のフランジ部とほぼ直角を成しており、該
屋根端側のフランジ部には該フランジ部を構成する金属
板が二度180°に折り返されて成る屋根端側上方に開口
している狭い溝状の面戸用係止部がその下端を屋根端側
のフランジ部の下端よりも高い位置に形成されており、
屋根端と反対側のリツプ部が少なくとも釘打ち可能な幅
を有しており、屋根端と反対側のフランジ部の下端に孔
から成る水抜け口と屋根端側のフランジ部の下端を通る
水抜け口とがそれぞれの所定間隔で設けられおり、少な
くとも屋根端と反対側のフランジ部において該水抜け口
を含む部分が上流に向つて凹状を成している集水部に形
成されていることを特徴とする金属板製の瓦用鼻桟(以
下、第三発明と言う)に関するものである。
〔構成の説明〕
以下、本発明に係る金属板製の瓦用鼻桟を図面によつて
説明する。
第1図(イ),(ロ),第2図(イ),(ロ)及び第3
図はそれぞれ第一発明を2方向から見た1実施例,第二
発明の2つの実施例及び第三発明の1実施例を一部を省
略して示す斜視図、第4図以降は第一,第二及び第三の
各本発明を共通して説明するための図面であつて、第4
図は水抜け口を有する金属他製の瓦用鼻桟の1例によつ
て金属板製の瓦用鼻桟が屋根面の下端に使用された一般
的な状態を示すと共に結露水の流下状態を示す瓦の中央
部で切断した横断端面図、第5図は第4図の屋根端側の
部分を一部切欠して示す斜視図、第6図は金属板製の瓦
用鼻桟の形状、寸法を説明するための端面図、第7図は
金属板製の瓦用鼻桟が屋根に使用された状態における屋
根,瓦との位置及び傾斜関係の説明図であつて(イ)は
全体図で(ロ)はウエブ部の上面と瓦の下面との接触状
態についての説明図、第8図はウエブ部の上面の1態様
を示す斜視図、第9図はフランジ部の1態様を示す斜視
図である。
図面中、1は本発明に係る金属板製の瓦用鼻桟(以下、
単に鼻桟と言うことがある)であつて、第4図に示す如
く屋根端用の瓦2(以下、単に瓦2と言うことがある)
の屋根端側(図例では下流側)の下面を載置すると共
に、第5図に示す如く隣接する屋根端用の瓦2の反り上
り側縁2cと鼻桟1との間に生ずる隙間を閉塞するための
面戸5を係止させるものである。その断面は第6図に示
す如く変形ハツト形状を成している。すなわち、ウエブ
部1a,屋根端と反対側のフランジ部1b,屋根端側のフラン
ジ部1c,屋根端と反対側のリツプ部1d及び屋根端側のリ
ツプ部1eから成り、両側のリツプ部1d及び1eはそれぞれ
ウエブ部1aとほぼ平行であるが、開口部の幅L1がウエブ
部1aの幅L2よりも広く且つウエブ部1aと屋根端側のフラ
ンジ部1cとの成す角βがほぼ直角であり、従つてウエブ
部1aと屋根端と反対側のフランジ部1bとの成す角αは直
角より少し大きくなつている。そして屋根端側のフラン
ジ部1cには第1図(イ)に示す如く面戸5を挿入係止す
るための面戸用係止部1caが形成されている。この面戸
用係止部1caは屋根端側のフランジ部1cを構成する金属
板が第6図に示す如く二度180°に折り返され屋根端側
上方に開口した狭い溝状となつている。この面戸用係止
部1caの下端は屋根側のフランジ部1cの下端よりも高い
位置に形成されている。屋根端と反対側のリツプ部1dの
幅W1は少なくとも釘打ち可能な幅であり、屋根端側のリ
ツプ部1eの幅は釘打ちが必ずしも必要でないことからコ
ストを下げる上で釘打ち不可能な狭い幅が好ましいが、
それよりも広い幅であつても差し支えはなく、要は上か
らの重量を支持するに足りる幅(この幅は通常1mm程度
の極めて狭い幅で充分である)でさえあれば良い。
上記に概略説明した本発明に係る金属板製の瓦用鼻桟1
の各部の方向,各部間の角度と屋根面や鉛直方向との関
係は次のようになつている。鼻桟1が第7図(イ)示す
如く水平面Hに対する傾斜角がθの野地板3上に使用さ
れて前記説明の如く瓦2を載置した状態において、ウエ
ブ部1aは野地板3の表面3aとほぼ平行である。そしてこ
のウエブ部1aと屋根端側のフランジ部1cとの成す角βが
ほぼ直角であることから、屋根端側のフランジ部1cは野
地板3の表面3a従つて屋根面に対してほぼ垂直である。
瓦2が鼻桟1上に載置された状態においては、ウエブ部
1aの上面がその幅L2全幅に亘つて瓦2の下面2bと当接す
ることは必ずしも必要ではない。実際的にも第7図
(イ)に示す如く瓦2を屋根面よりも緩やかな傾斜とす
るため鼻桟1の高さを下から2段目以降の瓦桟6よりも
高くしているので、瓦2の下面2bは野地板3の表面3aと
平行でなく、第6図(ロ)に示す如く角γだけ野地板3
の表面3aとの平行線Pよりも傾斜が緩やかになる。従つ
てウエブ部1aが野地板3の表面3aと正確に平行で且つ角
βが正確に直角である場合は、ウエブ部1aは瓦2の上流
側の下面2bとは当接していない。しかしながら、この角
γは一般に4°〜4.5°の範囲にある微小な角度であつ
て、このままでも既に当接状態に近いものであるが、こ
の当接を更に正確なものとすることは金属板製瓦桟1の
全体に均等に瓦2の荷重を分布させる点で好ましい。こ
のような正確な当接とするためのウエブ部1aと屋根端側
のフランジ部1cとの成す角βはβ=(90°−γ)である
が、γが微小でαが殆んど90°に近いから、角βとして
「ほぼ直角」と規定していることによつて、角βについ
て特別な範囲を設定する必要なくウエブ部1aの上面をそ
の幅L2全長に亘つて瓦2の屋根端側の下面に当接させる
ことが出来る。
また、このウエブ部1aの上面に第8図に示す如く突起1a
aを形成しておくと、瓦2の横滑りを防止出来るので好
ましい。
また、鼻桟1の少なくとも釘打ち可能な幅を有する屋根
端と反対側のリツプ部1dには第9図に示す如くその長さ
方向に釘打ち用凹条1daが形成されているのが釘の滑り
を防止して釘打ちを容易にするので好ましい。但し後記
する第二,第三の各発明においておいては水抜け口1fと
してリツプ部1d,1eが幅方向に上方に凸の畝状に形成さ
れる場合もある(第三発明においてはリツプ部1dについ
て上記形成はない)ので、この場合の釘打ち用凹条1da
はリツプ部1d,1eの平坦部分に形成される。
この鼻桟1の素材となる金属板としては、普通鋼板,ス
テンレス鋼板,銅板等種々な金属板が使用されるが、亜
鉛めつき鋼板がコスト及び耐久性から最も好ましい。
第一,第二及び第三の各発明は上記構成を共通のものと
し、更に次の如く付加的な構成要件の有無の点で互に異
なるものである。
第一の発明は、第1図に示す如く前記共通の構成のもの
であつて他の発明と異なり屋根端と反対側及び屋根端側
の各フランジ部1b,1cには水抜け口1fを有しないもので
ある。この第一の発明においては屋根端と反対側のフラ
ンジ部1b,屋根端側のフランジ部1cのウエブ部1aに連続
する立下り部1cb,及び屋根端側のフランジ部1cの屋根端
側のリツプ部1eに連続する立上り部1ccの少なくともい
ずれか一つの任意の場所に第1図に示す如き凸状に変形
せしめられた補強用のリブ1gを形成しておくのが好まし
い。フランジ部1cの立上り部1cc及びフランジ部1bにお
いてこのリブ1gが第1図(イ)及び(ロ)に示す如くそ
れぞれの立上り部1cc及びフランジ部1bの下端にまで形
成される場合は屋根端と反対側に向つて凸状であること
がもし逆の場合では水溜りとなることを避けるために好
ましい。また、フランジ部1cの立下り部1cbにおいて
も、面戸5の面戸用係止部1caへの挿入の障害とならな
いように、リブ1gは屋根端と反対側に向つて凸状とする
のが好ましい。
第二発明においては、屋根端と反対側のフランジ部1b及
び屋根端側のフランジ部1cの立下り部1ccの下端を通り
抜ける水抜け口1fがそれぞれの所定間隔で設けられてい
る。そして前記したように面戸用係止部1caがフランジ
部1cの下端よりも高い位置に形成されていることによ
り、後記する如く結露水7等の水が水抜け口1fを通り抜
けて流下することを妨げることはない。この水抜け口1f
は第2図(イ)に示す如くフランジ部1bやフランジ部1c
の立上り部1ccの下端に穿設された孔(以下、孔型と略
称することがある)であつても良く、また第2図(ロ)
に示す如くフランジ部1b及びそれに続くリツプ部1dの全
幅やフランジ部1cの立上り部1cc及びそれに続くリツプ
部1eの全幅が、それぞれのリツプ部1d,1eの幅方向に上
方に凸の畝状に形成された半筒状部(以下、半筒型と略
称することがある)であつても良い。屋根端側とそれと
反対側との水抜け口1fは孔型又は半筒型のいずれかに統
一する必要はなく互に形状の異なる水抜け口1fであつて
も良い。更には同じ屋根端側又は屋根端と反対側におい
ても孔型と半筒型とが混在していても良い。水抜け口1f
が半筒型の場合、リツプ部1d,1eの半筒状部を第2図
(ロ)の如くフランジ部の下端よりも上方にまで連続し
て形成せしめるときは、フランジ部の半筒状部は後に説
明する補強用のリブ1gとなる。この水抜け口1fは結露水
等の水を屋根端と反対側から屋根端側に野地板3上を通
り抜けさせるためのものであるから、形状としては孔型
なら第2図(イ)に示す如くフランジ部1bとリツプ部1d
との間の折曲線、或はフランジ部1cの立上り部1ccとリ
ツプ部1eとの間の折曲線に沿つたスリツト状であること
が好ましく、また半筒型の場合でも第2図(ロ)に示す
如く、水の通り抜けを困難にしない範囲で上方に凸の畝
の高くない方が成形加工を容易にするので好ましい。こ
の水抜け口1fはフランジ部1b及びフランジ部1cの立上り
部1ccにおいてそれぞれ所定間隔で位置していれば良く
必ずしも対向する必要はないが、対向する位置に設けら
れているのが鼻桟1の屋根端と反対側から屋根端側へ水
が通り抜けるのを容易にする上で好ましい。またフラン
ジ部1b,フランジ部1cの立下り部1cb及びフランジ部1cの
立上り部1ccの少なくともいずれか一つにおいて、第2
図(イ)には示していないが、第一発明と同様の補強用
のリブ1gを形成しておくのが好ましい。
第三発明においては、水抜け口1fが屋根端と反対側にお
いては孔型にのみ限定されている以外は第二発明と同様
に設けられている上に、水抜け口1fが設けられているフ
ランジ部1b及びフランジ部1cの立上り部1ccのうち少な
くともフランジ部1bの水抜け口1fを含む部分が第3図に
示す如く上流に向つて凹状を成している集水部1hに形成
されている。この集水部1hは言わば漏斗の役目を成すも
のであり、従つてその広さは水が広い幅に亘つて分布し
た状態で到達する屋根端と反対側のフランジ部1bにおい
ては広いことが好ましく、そして屋根端と反対側の水抜
け口1fを通り抜けた水は余り拡がることなく屋根端側の
フランジ部1cの立上り部1ccに到達するから、フランジ
部1cの立上り部1ccにおいてはこのような集水部1hはな
くても差し支えなく、特に水抜け口1fの位置が屋根端と
反対側のフランジ部1bのそれと対向している場合は屋根
端側のフランジ部1cに集水部1hはなくても良いが集水部
1hを設けるにしてもやゝ狭いものでよい。
〔施工方法〕
先ず野地板3上の下端又は側縁すなわち端縁(屋根面の
下端又は側端すなわち屋根端に対応する)に本発明に係
る金属板製の瓦用鼻桟1を置き、屋根端と反対側のリツ
プ部1dを野地板3に釘打ちして固定する。この鼻桟1と
平行に所定間隔で屋根端から2段目以降に使用する瓦桟
6を固定する(屋根端用の瓦2が屋根面の側端に使用さ
れる場合は、この瓦2の列の並び方向とそれより屋根面
中央部側の普通の瓦の並び方向とは異なつていてその境
界では瓦並びに連続しないから、瓦桟6は瓦2の屋根端
と反対側の端部を載置するための2段目だけに使用され
る)。そして面戸5を第5図に示す如く鼻桟1の面戸用
係止部1caに挿入して係止せしめる。次いで従来の鼻桟
使用の場合と同様に、瓦2の反り上り側縁2cを野地板3
の端縁に対してほぼ垂直に鼻桟1と瓦桟6に跨つて載置
し、瓦2の屋根端と反対側の下面に設けられている凸条
部2aを第4図に示す如く2段目の瓦桟6に係止せしめ
る。屋根端用の瓦2を屋根面の下端に使用したときは、
この後は通常の瓦を順次上流側に向つて葺くことを繰り
返すのである。
〔作用及び効果〕
本発明に係る金属板製の瓦用鼻桟1は、金属板製である
から施工に際しては比較的小さな釘4で固定できるから
作業は楽であり、釘打ち時に鼻桟1が割れてロスになる
ことはない。しかも釘打ちするリツプ部に釘打ち用凹条
が形成されている場合はこの作業は一層容易である。し
かも面戸5は鼻桟1に釘打ちすることなく単に面戸用係
止部1caに挿入するだけで良いから作業は誠に容易であ
るばかりでなく、この面戸用係止部1ca内で面戸5を自
由にスライドさせて屋根端用の瓦2との位置関係を適正
にして間隙を生ぜしめなくすることが極めて容易であつ
て雀の侵入・巣作りの防止は完全である。また、前記説
明の形状を有することにより、野地板3上への取付状態
では第7図(イ)に示す如く面戸5が鉛直よりやゝ前方
傾斜となり、更にこれに下方が拡がつたフランジ部1bと
1cとの台形状の断面形状と金属板の高強度とが加わつて
瓦2の重量を支えるには充分な強度である。特にウエブ
部1aの上面が瓦2の端部側下面にその幅L2全幅で当接し
ている状態では上方からの負荷が金属板製瓦桟1の全体
に均等に分布するので上記効果は一層完全に奏される。
また、ウエブ部1aの上面に突起1aaが形成されている場
合は瓦2の横滑りが防止され、長年月の経過によつて瓦
2が横方向にズレることはない。そして金属板製瓦桟1
の開口部の幅L1がウエブ部1aの幅L2よりも広いことか
ら、ウエブ部1aにその上方から他の金属板製瓦桟1の開
口部を被せることにより極めてコンパクトに段積みする
ことができ、且つ屋根端側及びそれと反対側のフランジ
部1c,1bによつて段積状態が安定していて保管及び運搬
に利するところが大きく、更に工場で一定規格のものを
多量に生産できるので経済的にも有利に供給されること
になる。
以上の作用・効果は本発明に係る金属板製の瓦用鼻桟1
のいずれも有するものである。第二及び第三の発明は、
上記作用・効果に加え、水抜け口1fが両フランジ部1b,1
cに設けられていることにより次のような特別の作用・
効果を有する。前記した如く瓦2と野地板3との間の水
分が瓦の下面で夜などに冷却されて結露して瓦2の内面
に生じた結露水5は第4図に示す如く野地板3上に落下
し流下して鼻桟1に至つても水抜け口1fを通り抜けて流
れ去つてしまう。また、屋根施工時やテレビのアンテナ
取付け作業時などに瓦に亀裂が入つて雨水が多少瓦の下
面側に侵入する場合でも侵入した雨水は同様に流下する
から、瓦の交換までの短期間の排水作用として充分であ
る。このように良好な排水作用により金属板製瓦桟1が
腐食することもなく耐久性は良好である。水抜け口1fが
両側フランジ部1b,1cの対向する位置に設けられている
場合はこの結露水5等の水の通り抜けはより容易であ
り、特に第三発明においては少なくとも上流側のフラン
ジ部1bに集水部1hが形成されていてこれが漏斗作用をす
ることにより結露水5等の水の下流側への流下は一層完
全である。
また、第一発明及び第二発明において両側のフランジ部
1b,1cに補強用のリブ1gが形成されている場合は、野地
板3上への取付状態におけるこれらフランジ部1b,1cが
それぞれ所定の方向に向いていることによる高い強度が
一層高められている。
以上詳述した如く本発明は、断面が変形ハツト形状であ
つて開口部の幅をウエブ部の幅よりも広く、屋根端側の
フランジ部とウエブ部との成す角をほぼ直角に構成した
ことにより、使用前においてはコンパクトに段積みが出
来て保管,運搬に便利であり、使用に際しては強度が充
分で施工し易く、水抜け口を有するものは結露水等の水
を下方に通り抜けさせ、特に水抜け口の回わりに集水部
が形成されている場合はこの通り抜けは一層完全であつ
て金属板製瓦桟を腐触させない。
このような本発明は金属製の瓦用鼻桟の普及に貢献する
ところ大なるものがある。
【図面の簡単な説明】
第1図(イ),(ロ),第2図(イ),(ロ)及び第3
図はそれぞれ第一発明を2方向から見た1実施例,第二
発明の2つの実施例及び第三発明の1実施例を一部を省
略して示す斜視図、第4図以降は第一,第二及び第三の
各本発明を共通して説明するための図面であつて、第4
図は水抜け口を有する金属板製の瓦用鼻桟の1例によつ
て金属板製の瓦用鼻桟が屋根面の下端に使用された一般
的な状態を示すと共に結露水の流下状態を示す瓦の中央
部で切断した横断端面図、第5図は第4図の屋根端側の
部分を一部切欠して示す斜視図、第6図は金属板製の瓦
用鼻桟の形状,寸法を説明するための端面図、第7図は
金属板製の瓦用鼻桟が屋根に使用された状態における屋
根,瓦との位置及び傾斜関係の説明図であつて(イ)は
全体図で(ロ)はウエブ部の上面と瓦の下面との接触状
態についての説明図、第8図はウエブ部の上面の1態様
を示す斜視図、第9図はフランジ部の1態様を示す斜視
図である。 1……本発明に係る金属板製の瓦用鼻桟 1a……ウエブ部 1aa……突起 1b……屋根端と反対側のフランジ部 1c……屋根端側のフランジ部 1c……面戸用係止部 1cb……立下り部 1cc……立上り部 1d……屋根端と反対側のリツプ部 1da……釘打ち用凹条 1e……屋根端側のリツプ部 1f……水抜け口 1g……リブ 1h……集水部 2……屋根端用の瓦 2a……凸条部 2b……下面 2c……反り上り側縁 3……野地板 3a……表面 4……釘 5……面戸 6……下から2段目以降の瓦桟 7……結露水 H……水平面 L1……鼻桟の開口部の幅 L2……ウエブ部の幅 P……野地板の表面との平行線 W1……屋根端と反対側のリツプ部の幅 W2……屋根端側のリツプ部の幅 α……ウエブ部と屋根端と反対側のフランジ部との成す
角 β……ウエブ部と屋根端側のフランジ部との成す角 γ……瓦の下面と野地板の表面との成す角 θ……野地板と水平面との成す角

Claims (26)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】屋根面の下端又は側端に屋根端用の瓦
    (2)がその両側方に反り上つた形状を成している反り
    上り側縁(2c)を屋根端に対しほぼ垂直方向にして並べ
    られるときの該瓦(2)の屋根端側の下面を載置するた
    めの断面が変形ハツト形状の瓦桟であつて、開口部の幅
    (L1)がウエブ部(1a)の幅(L2)よりも広く且つ該ウ
    エブ部(1a)は屋根面とほぼ平行であつて屋根端側のフ
    ランジ部(1c)とほぼ直角を成しており、該屋根端側の
    フランジ部(1c)には該フランジ部(1c)を構成する金
    属板が二度180°に折り返されて成る屋根端側上方に開
    口している狭い溝状の面戸用係止部(1ca)がその下端
    を屋根端側のフランジ部(1c)の下端よりも高い位置に
    形成されており、屋根端と反対側のリップ部(1d)が少
    なくとも釘打ち可能な幅を有していることを特徴とする
    金属板製の瓦用鼻桟(1)。
  2. 【請求項2】ウエブ部(1a)の上面が使用状態において
    瓦(2)の屋根端側下面にその幅(L2)全幅が当接する
    ウエブ部(1a)である特許請求の範囲第1項に記載の金
    属板製の瓦用鼻桟(1)。
  3. 【請求項3】屋根端と反対側のフランジ部(1b),屋根
    端側のフランジ部(1c)のウエブ部(1a)に連続する立
    下り部(1cb),及び屋根端側のフランジ部(1c)のリ
    ツプ部(1e)に連続する立上り部(1cc)の少なくとも
    いずれか一つに凸状の補強用のリブ(1g)が形成されて
    いる特許請求の範囲第1項又は第2項に記載の金属板製
    の瓦用鼻桟(1)。
  4. 【請求項4】ウエブ部(1a)の上面に瓦(2)の横滑り
    を防止するための突起(1aa)が形成されている特許請
    求の範囲第1項から第3項までのいずれか1項に記載の
    金属板製の瓦用鼻桟(1)。
  5. 【請求項5】屋根端と反対側のリツプ部(1d)に長さ方
    向に釘打ち用凹条が形成されている特許請求の範囲第1
    項から第4項までのいずれか1項に記載の金属板製の瓦
    用鼻桟(1)。
  6. 【請求項6】屋根端側のリツプ部(1e)の幅が釘打ち不
    可能な幅である特許請求の範囲第1項から第5項までの
    いずれか1項に記載の金属板製の瓦用鼻桟(1)。
  7. 【請求項7】金属板が亜鉛めつき鋼板である特許請求の
    範囲第1項から第6項までのいずれか1項に記載の金属
    板製の瓦用鼻桟(1)。
  8. 【請求項8】屋根面の下端又は側端に屋根端用の瓦
    (2)がその両側方に反り上つた形状を成している反り
    上り側縁(2c)を屋根端に対しほぼ垂直方向にして並べ
    られるときの該瓦(2)の屋根端側の下面を載置するた
    めの断面が変形ハツト形状の瓦桟であつて、開口部の幅
    (L1)がウエブ部(1a)の幅(L2)よりも広く且つ該ウ
    エブ部(1a)は屋根面とほぼ平行であつて屋根端側のフ
    ランジ部(1c)とほぼ直角を成しており、該屋根端側の
    フランジ部(1c)には該フランジ部(1c)を構成する金
    属板が二度180°に折り返されて成る屋根端側上方に開
    口している狭い溝状の面戸用係止部(1ca)がその下端
    を屋根端側のフランジ部(1c)の下端よりも高い位置に
    形成されており、屋根端と反対側のリツプ部(1d)が少
    なくとも釘打ち可能な幅を有しており、屋根端側及びそ
    れと反対側のフランジ部(1c)及び(1b)の下端を通り
    抜ける水抜け口(1f)がそれぞれの所定間隔で設けられ
    ていることを特徴とする金属板製の瓦用鼻桟(1)。
  9. 【請求項9】ウエブ部(1a)の上面が使用状態において
    瓦(2)の屋根端側下面にその幅(L2)全幅が当接する
    ウエブ部(1a)である特許請求の範囲第8項に記載の金
    属板製の瓦用鼻桟(1)。
  10. 【請求項10】屋根端と反対側のフランジ部(1b),屋
    根端側のフランジ部(1c)のウエブ部(1a)に連続する
    立下り部(1cb)及び屋根端側のフランジ部(1c)のリ
    ツプ部(1e)に連続する立上り部(1cc)の少なくとも
    いずれか一つに凸状の補強用のリブ(1g)が形成されて
    いる特許請求の範囲第8項又は第9項に記載の金属板製
    の瓦用鼻桟(1)。
  11. 【請求項11】ウエブ部(1a)の上面に瓦(2)の横滑
    りを防止するための突起(1aa)が形成されている特許
    請求の範囲第8項から第10項までのいずれか1項に記載
    の金属板製の瓦用鼻桟(1)。
  12. 【請求項12】屋根端側のフランジ部(1c)の水抜け口
    (1f)とそれと反対側のフランジ部(1b)の水抜け口
    (1f)とがほぼ対向する位置に設けられている特許請求
    の範囲第8項から第11項までのいずれか1項に記載の金
    属板製の瓦用鼻桟(1)。
  13. 【請求項13】水抜け口(1f)が屋根端側及びそれと反
    対側のフランジ部(1c)及び(1b)の下端に穿設された
    孔である特許請求の範囲第8項から第12項までのいずれ
    か1項に記載の金属板製の瓦用鼻桟(1)。
  14. 【請求項14】水抜け口(1f)が屋根端側及びそれと反
    対側のフランジ部(1c)及び(1b)の下端とそれに続く
    リツプ部(1e)及び(1d)の全幅とにそれぞれリツプ部
    (1e)及び(1d)の幅方向に上方に凸の畝状に形成され
    た半筒状部である特許請求の範囲第8項から第12項まで
    のいずれか1項に記載の金属板製の瓦用鼻桟(1)。
  15. 【請求項15】屋根端と反対側のリツプ部(1d)の平坦
    部分に長さ方向に釘打ち用凹条が形成されている特許請
    求の範囲第8項から第14項までのいずれか1項に記載の
    金属板製の瓦用鼻桟(1)。
  16. 【請求項16】屋根端側のリツプ部(1e)の幅が釘打ち
    不可能な幅である特許請求の範囲第8項から第15項まで
    のいずれか1項に記載の金属板製の瓦用鼻桟(1)。
  17. 【請求項17】金属板が亜鉛めつき鋼板である特許請求
    の範囲第8項から第16項までのいずれか1項に記載の金
    属板製の瓦用鼻桟(1)。
  18. 【請求項18】屋根面の下端又は側端に屋根端用の瓦
    (2)がその両側方に反り上つた形状を成している反り
    上り側縁(2c)を屋根端に対しほぼ垂直方向にして並べ
    られるときの該瓦(2)の屋根端側の下面を載置するた
    めの断面が変形ハツト形状の瓦桟であつて、開口部の幅
    (L1)がウエブ部(1a)の幅(L2)よりも広く且つ該ウ
    エブ部(1a)は屋根面とほぼ平行であつて屋根端側のフ
    ランジ部(1c)とほぼ直角を成しており、該屋根端側の
    フランジ部(1c)には該フランジ部(1c)を構成する金
    属板が二度180°に折り返されて成る屋根端側上方に開
    口している狭い溝状の面戸用係止部(1ca)がその下端
    を屋根端側のフランジ部(1c)の下端よりも高い位置に
    形成されており、屋根端と反対側のリツプ部(1d)が少
    なくとも釘打ち可能な幅を有しており、屋根端と反対側
    のフランジ部(1b)の下端に孔から成る水抜け口(1f)
    と屋根端側のフランジ部(1c)の下端を通る水抜け口
    (1f)とがそれぞれの所定間隔で設けられおり、少なく
    とも屋根端と反対側のフランジ部(1b)において該水抜
    け口(1f)を含む部分が上流に向つて凹状を成している
    集水部(1h)に形成されていることを特徴とする金属板
    製の瓦用鼻桟(1)。
  19. 【請求項19】ウエブ部(1a)の上面が使用状態におい
    て瓦(2)の屋根端側下面にその幅(L2)全幅が当接す
    るウエブ部(1a)である特許請求の範囲第18項に記載の
    金属板製の瓦用鼻桟(1)。
  20. 【請求項20】ウエブ部(1a)の上面に瓦(2)の横滑
    りを防止するための突起(1aa)が形成されている特許
    請求の範囲第18項又は第19項に記載の金属板製の瓦用鼻
    桟(1)。
  21. 【請求項21】屋根端側フランジ部(1c)の水抜け口
    (1f)とそれと反対側のフランジ部(1b)の水抜け口
    (1f)とがほぼ対向する位置に設けられている特許請求
    の範囲第18項から第20項までのいずれか1項に記載の金
    属板製の瓦用鼻桟(1)。
  22. 【請求項22】屋根端側の水抜け口(1f)が屋根端側の
    フランジ部(1c)の下端に穿設された孔である特許請求
    の範囲第18項から第21項までのいずれか1項に記載の金
    属板製の瓦用鼻桟(1)。
  23. 【請求項23】屋根端側の水抜け口(1f)が屋根端側の
    フランジ部(1c)の下端とそれに続くリツプ部(1e)の
    全幅とにそれぞれリツプ部(1e)の幅方向に上方に凸の
    畝状に形成された半筒状部である特許請求の範囲第18項
    から第21項までのいずれか1項に記載の金属板製の瓦用
    鼻桟(1)。
  24. 【請求項24】屋根端と反対側のリツプ部(1d)の平坦
    部分に長さ方向に釘打ち用凹条が形成されている特許請
    求の範囲第18項から第23項までのいずれか1項に記載の
    金属板製の瓦用鼻桟(1)。
  25. 【請求項25】屋根端側のリツプ部(1e)の幅が釘打ち
    不可能な幅である特許請求の範囲第18項から第24項まで
    のいずれか1項に記載の金属板製の瓦用鼻桟(1)。
  26. 【請求項26】金属板が亜鉛めつき鋼板である特許請求
    の範囲第18項から第25項までのいずれか1項に記載の金
    属板製の瓦用鼻桟(1)。
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