JPH07109638A - ゴムホース補強用コード - Google Patents
ゴムホース補強用コードInfo
- Publication number
- JPH07109638A JPH07109638A JP19258694A JP19258694A JPH07109638A JP H07109638 A JPH07109638 A JP H07109638A JP 19258694 A JP19258694 A JP 19258694A JP 19258694 A JP19258694 A JP 19258694A JP H07109638 A JPH07109638 A JP H07109638A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- cord
- yarn
- taslan
- rubber hose
- adhesive
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Withdrawn
Links
Landscapes
- Reinforced Plastic Materials (AREA)
- Treatments For Attaching Organic Compounds To Fibrous Goods (AREA)
- Yarns And Mechanical Finishing Of Yarns Or Ropes (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【目的】ラップズレが発生しないゴムホース補強用コー
ドを提供できる。 【構成】合成繊維マルチフィラメント糸からなるゴムホ
ース補強用コードであって、該コードが破断伸度30%
以下のタスラン加工糸を接着剤処理したゴムホース補強
用コード。
ドを提供できる。 【構成】合成繊維マルチフィラメント糸からなるゴムホ
ース補強用コードであって、該コードが破断伸度30%
以下のタスラン加工糸を接着剤処理したゴムホース補強
用コード。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明はゴムホース補強用コード
に関する。
に関する。
【0002】
【従来の技術】ゴムホース補強用コードの要求特性とし
ては、ゴムとの接着性に加えて、ゴムホース補強用コー
ドは通常編織物として用いられるので、編織物にしたと
きの目ズレ発生のないこと、さらには湿熱加硫処理時に
水蒸気がゴムホースの両端部から浸透してコードの収縮
により編織物自体も収縮して寸法変化が生じる、いわゆ
るラップズレがないことが挙げられる。ラップズレは、
例えば織物の場合では水蒸気が両端部に位置する経糸の
コードから浸透し、次いで緯糸のコードにも浸透してい
って、結果的に織物の経方向および緯方向に収縮して起
こるものであり、特に緯方向の収縮がラップズレに結び
つく。特にラジエーターホース用素材として最適なナイ
ロン66繊維は湿熱による収縮が大きいためにその傾向
が強い。従来多用されている紡績糸では、前二者は満足
するものの上記のラップズレは解消されていない。
ては、ゴムとの接着性に加えて、ゴムホース補強用コー
ドは通常編織物として用いられるので、編織物にしたと
きの目ズレ発生のないこと、さらには湿熱加硫処理時に
水蒸気がゴムホースの両端部から浸透してコードの収縮
により編織物自体も収縮して寸法変化が生じる、いわゆ
るラップズレがないことが挙げられる。ラップズレは、
例えば織物の場合では水蒸気が両端部に位置する経糸の
コードから浸透し、次いで緯糸のコードにも浸透してい
って、結果的に織物の経方向および緯方向に収縮して起
こるものであり、特に緯方向の収縮がラップズレに結び
つく。特にラジエーターホース用素材として最適なナイ
ロン66繊維は湿熱による収縮が大きいためにその傾向
が強い。従来多用されている紡績糸では、前二者は満足
するものの上記のラップズレは解消されていない。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】本発明の目的は、かか
る要求にマッチしたゴムホース補強用コードを提供する
ことにある。
る要求にマッチしたゴムホース補強用コードを提供する
ことにある。
【0004】
【課題を解決するための手段】本願で特許請求される発
明は以下のようである。 (1)合成繊維マルチフィラメント糸からなるゴムホー
ス補強用コードであって、該コードが破断伸度30%以
下のタスラン加工糸を接着剤処理したものであることを
特徴とするゴムホース補強用コード。 (2)合成繊維マルチフィラメント糸が異なるトータル
デニールを有する2本以上の合成繊維マルチフィラメン
トからなり、かつタスラン加工の際の両者のトータルデ
ニールの比率が0.1〜0.3である(1)記載のゴム
ホース補強用コード。
明は以下のようである。 (1)合成繊維マルチフィラメント糸からなるゴムホー
ス補強用コードであって、該コードが破断伸度30%以
下のタスラン加工糸を接着剤処理したものであることを
特徴とするゴムホース補強用コード。 (2)合成繊維マルチフィラメント糸が異なるトータル
デニールを有する2本以上の合成繊維マルチフィラメン
トからなり、かつタスラン加工の際の両者のトータルデ
ニールの比率が0.1〜0.3である(1)記載のゴム
ホース補強用コード。
【0005】従来、ゴムホース補強用コードの代表であ
るタイヤコードの緯糸に流体噴射加工糸(タスラン加工
糸)を用いることは特開昭60−110943号公報等
で公知であるが、タイヤコードの緯糸は経糸のコード間
隔を均一に保持し、タイヤの成形を均斉にすることを目
的とするものであって、補強には実質的には寄与してい
ない。したがって、伸張可能な緯糸、例えば上記特許で
は、破断伸度が100%以上の未延伸糸を用いる必要が
ある。すなわち、かかる伸張可能な緯糸を用いると、タ
イヤ成形工程において円環状に成形する際コード間の空
間が増加するに従って緯糸が伸張するため、経糸のコー
ド間隔を均一に保持し、タイヤの成形を均斉にする効果
がある。
るタイヤコードの緯糸に流体噴射加工糸(タスラン加工
糸)を用いることは特開昭60−110943号公報等
で公知であるが、タイヤコードの緯糸は経糸のコード間
隔を均一に保持し、タイヤの成形を均斉にすることを目
的とするものであって、補強には実質的には寄与してい
ない。したがって、伸張可能な緯糸、例えば上記特許で
は、破断伸度が100%以上の未延伸糸を用いる必要が
ある。すなわち、かかる伸張可能な緯糸を用いると、タ
イヤ成形工程において円環状に成形する際コード間の空
間が増加するに従って緯糸が伸張するため、経糸のコー
ド間隔を均一に保持し、タイヤの成形を均斉にする効果
がある。
【0006】一方、本発明のゴムホース補強用コードに
用いるタスラン加工糸は上記と異なり、破断伸度は30
%以下であることが必要であり、好ましくは25%以
下、さらに好ましくは10〜20%である。本発明で
は、上記のように低伸度のタスラン加工糸を少なくとも
経糸に用いて補強効果を与える一方、前記した目ズレお
よびラップズレの発生防止、さらにはゴムホースの寸法
変化の発生を防止するものである。なお、破断伸度が3
0%を越えると、本発明の目的とする補強効果、その他
の効果が得られず、また製編織上、種々の不都合を生じ
る。
用いるタスラン加工糸は上記と異なり、破断伸度は30
%以下であることが必要であり、好ましくは25%以
下、さらに好ましくは10〜20%である。本発明で
は、上記のように低伸度のタスラン加工糸を少なくとも
経糸に用いて補強効果を与える一方、前記した目ズレお
よびラップズレの発生防止、さらにはゴムホースの寸法
変化の発生を防止するものである。なお、破断伸度が3
0%を越えると、本発明の目的とする補強効果、その他
の効果が得られず、また製編織上、種々の不都合を生じ
る。
【0007】ちなみに、破断伸度が100%以上の未延
伸糸を経糸に用いて製編織することはきわめて困難であ
り、整経工程での張力付加や変動、さらには製編織時の
開口、筬打ち等による張力付加や変動によって未延伸糸
が不適性かつ不均一に伸張するものであり、このような
未延伸糸はタイヤコードの緯糸のみに利用可能なもので
ある。
伸糸を経糸に用いて製編織することはきわめて困難であ
り、整経工程での張力付加や変動、さらには製編織時の
開口、筬打ち等による張力付加や変動によって未延伸糸
が不適性かつ不均一に伸張するものであり、このような
未延伸糸はタイヤコードの緯糸のみに利用可能なもので
ある。
【0008】本発明において用いる合成繊維マルチフィ
ラメント糸としては、ポリエチレンテレフタレートやポ
リエチレンナフタレート等のポリエステル繊維や脂肪族
および芳香族ポリアミド繊維が好ましいが、特にラジエ
ーターホース用としてはナイロン66繊維が耐熱性や不
凍液に対する耐久性から優れている。マルチフィラメン
ト糸の単糸デニールは1〜15デニール、好ましくは2
〜12デニール、さらに好ましくは4〜10デニール、
トータルデニールは600〜2000デニール、好まし
くは800〜1800デニール、さらに好ましくは10
00〜1500デニールがよい。
ラメント糸としては、ポリエチレンテレフタレートやポ
リエチレンナフタレート等のポリエステル繊維や脂肪族
および芳香族ポリアミド繊維が好ましいが、特にラジエ
ーターホース用としてはナイロン66繊維が耐熱性や不
凍液に対する耐久性から優れている。マルチフィラメン
ト糸の単糸デニールは1〜15デニール、好ましくは2
〜12デニール、さらに好ましくは4〜10デニール、
トータルデニールは600〜2000デニール、好まし
くは800〜1800デニール、さらに好ましくは10
00〜1500デニールがよい。
【0009】タスラン加工糸(流体噴射加工糸)とは、
1本または2本以上のマルチフィラメント糸をワンフィ
ードまたはツーフィード(フィード率は通常2〜30
%)でタスラン加工してループ毛羽やタルミを形成せし
めた加工糸をいうが、好ましくは2本以上のマルチフィ
ラメント糸を用い、さらに好ましくはツーフィードでタ
スラン加工したものがゴムとの接着性、目ズレさらには
ラップズレ面から特に優れている。
1本または2本以上のマルチフィラメント糸をワンフィ
ードまたはツーフィード(フィード率は通常2〜30
%)でタスラン加工してループ毛羽やタルミを形成せし
めた加工糸をいうが、好ましくは2本以上のマルチフィ
ラメント糸を用い、さらに好ましくはツーフィードでタ
スラン加工したものがゴムとの接着性、目ズレさらには
ラップズレ面から特に優れている。
【0010】2本以上のマルチフィラメント糸を用いる
場合、同じトータルデニールのものを用いてもよいが、
好ましくは異なるトータルデニールのものを用い、かつ
その比率は0.1〜0.3が接着性その他に優れてい
る。また、ツーフィードの場合、一方の糸(通常は鞘糸
となる)のフィード率を他方の糸(通常は芯糸となる)
より0〜10%、好ましくは0〜5%オーバーフィード
したほうが製編織性に優れている。
場合、同じトータルデニールのものを用いてもよいが、
好ましくは異なるトータルデニールのものを用い、かつ
その比率は0.1〜0.3が接着性その他に優れてい
る。また、ツーフィードの場合、一方の糸(通常は鞘糸
となる)のフィード率を他方の糸(通常は芯糸となる)
より0〜10%、好ましくは0〜5%オーバーフィード
したほうが製編織性に優れている。
【0011】タスラン加工糸のループ毛羽については、
毛羽数は0.5mm以上が100〜1000個/m、好ま
しくは200〜800個/mがよく、さらに好ましくは
0.5〜3mmまでが100〜1000個/m、好ましく
は200〜800個/mが、ゴムとの接着性、目ズレ、
さらにはラップズレ面から優れており、また最大毛羽長
は好ましくは4mm以下、さらに好ましくは3mm以下であ
ると製編織性にも優れている。
毛羽数は0.5mm以上が100〜1000個/m、好ま
しくは200〜800個/mがよく、さらに好ましくは
0.5〜3mmまでが100〜1000個/m、好ましく
は200〜800個/mが、ゴムとの接着性、目ズレ、
さらにはラップズレ面から優れており、また最大毛羽長
は好ましくは4mm以下、さらに好ましくは3mm以下であ
ると製編織性にも優れている。
【0012】なお、ループ毛羽やタルミを形成させるこ
となく単糸同志の交絡を例えば5〜20個/m程度形成
せしめた、いわゆるインターレース加工したものでは本
発明の目的は達成されない。本発明は、かかるタスラン
加工糸を接着剤処理してゴムホース補強用コードとなす
ものであるが、接着剤処理は製編織した後、接着剤処理
してもよく、採用するゴムホースの製造方法によって適
宜選定すればよい。上記製編織する場合は、目ズレの面
から絡み織物やラッセル編地が好ましい。
となく単糸同志の交絡を例えば5〜20個/m程度形成
せしめた、いわゆるインターレース加工したものでは本
発明の目的は達成されない。本発明は、かかるタスラン
加工糸を接着剤処理してゴムホース補強用コードとなす
ものであるが、接着剤処理は製編織した後、接着剤処理
してもよく、採用するゴムホースの製造方法によって適
宜選定すればよい。上記製編織する場合は、目ズレの面
から絡み織物やラッセル編地が好ましい。
【0013】また、製織する場合、経糸および緯糸とも
にタスラン加工糸を用いるのが最適であるが、少なくと
も経糸にタスラン加工糸を用いればよく、緯糸には従来
からの紡績糸や合成繊維マルチフィラメント原糸を用い
てもよいし、また経糸にツーフィードのタスラン加工
糸、緯糸にワンフィードのタスラン加工糸(1本または
2本以上のマルチフィラメント糸を用いたもの)の組合
わせ等を希望に応じて適宜選定すればよい。
にタスラン加工糸を用いるのが最適であるが、少なくと
も経糸にタスラン加工糸を用いればよく、緯糸には従来
からの紡績糸や合成繊維マルチフィラメント原糸を用い
てもよいし、また経糸にツーフィードのタスラン加工
糸、緯糸にワンフィードのタスラン加工糸(1本または
2本以上のマルチフィラメント糸を用いたもの)の組合
わせ等を希望に応じて適宜選定すればよい。
【0014】
【実施例】以下、本発明を実施例で具体的に説明する
が、本発明は実施例のみに限定されるものではない。な
お、実施例中の数値は以下のようにして測定した。 〈接着力およびコードの収縮状態(ラップズレ)の評
価〉接着剤処理コードを未加硫ゴムと金属板の間に挟み
込んで、水蒸気加硫方式で加硫処理した後、ゴムとの剥
離強度の測定およびコードの収縮状態を観察する。 〈接着剤含有量〉
が、本発明は実施例のみに限定されるものではない。な
お、実施例中の数値は以下のようにして測定した。 〈接着力およびコードの収縮状態(ラップズレ)の評
価〉接着剤処理コードを未加硫ゴムと金属板の間に挟み
込んで、水蒸気加硫方式で加硫処理した後、ゴムとの剥
離強度の測定およびコードの収縮状態を観察する。 〈接着剤含有量〉
【0015】
【数1】含有量(%)=(A−B)/B A;接着剤処理後のコード9mの重量 B;接着剤処理前のコード9mの重量×接着剤処理にお
ける乾燥前速度/接着剤処理における乾燥後速度 〈ループ毛羽の測定〉東レ毛羽数測定装置(L−DT1
04−2)を使用した。 実施例1 840d/140fのナイロン66マルチフィラメント
糸と210d/35fのナイロン66マルチフィラメン
ト糸を、捲き取り速度160m/分、空気圧5.5kg/
cm2 G、両者ともに15%のオーバーフィード下(フィ
ード率差0%)、ツーフィードでタスランノズルに供給
してタスラン加工糸を得た。
ける乾燥前速度/接着剤処理における乾燥後速度 〈ループ毛羽の測定〉東レ毛羽数測定装置(L−DT1
04−2)を使用した。 実施例1 840d/140fのナイロン66マルチフィラメント
糸と210d/35fのナイロン66マルチフィラメン
ト糸を、捲き取り速度160m/分、空気圧5.5kg/
cm2 G、両者ともに15%のオーバーフィード下(フィ
ード率差0%)、ツーフィードでタスランノズルに供給
してタスラン加工糸を得た。
【0016】得られたタスラン加工糸の破断伸度は15
%であり、またループ毛羽は最大毛羽長2.5mm、0.
5mm以上のループ毛羽が平均300個/mであった。得
られたタスラン加工糸を下記方法で接着剤処理して接着
力およびコードの収縮状態を評価した結果2.0kgであ
り、またコードの収縮は見られなかった。なお、接着剤
含有量は16重量%であった。 〈接着剤処理〉レゾルシン14重量部と37重量%のホ
ルマリン水溶液16重量部を混合し、これに10重量%
のカセイソーダ水溶液8重量部と水464重量部を加
え、この液とビニルピリジンゴムラテックス438重量
部および水60重量部とを混合したいわゆるRFL液に
タスラン加工糸を含浸した後、130℃、1分間乾燥
し、次いで0.5kg/コードの張力下で200℃、1分
間熱処理した。 比較例1、2 840d/140fのナイロン66マルチフィラメント
糸と210d/35fのナイロン66マルチフィラメン
ト糸を単に引き揃えた糸条(比較例1)およびこれらの
糸をインターレース加工して15個/mの交絡数を有す
るインターレース加工糸(比較例2)を実施例1同様に
接着剤処理し、同様に評価した結果、比較例1および2
ともに接着力は1.0kgであり、またコードの収縮が見
られた。なお、接着剤含有量はともに5.5重量%であ
った。 実施例2 1260d/210fのナイロン66マルチフィラメン
ト糸と210d/35fのナイロン66マルチフィラメ
ント糸を用い、前者を5%、後者を10%のオーバーフ
ィード(フィード率差5%)とした以外は実施例1同様
にしてタスラン加工糸を得た。
%であり、またループ毛羽は最大毛羽長2.5mm、0.
5mm以上のループ毛羽が平均300個/mであった。得
られたタスラン加工糸を下記方法で接着剤処理して接着
力およびコードの収縮状態を評価した結果2.0kgであ
り、またコードの収縮は見られなかった。なお、接着剤
含有量は16重量%であった。 〈接着剤処理〉レゾルシン14重量部と37重量%のホ
ルマリン水溶液16重量部を混合し、これに10重量%
のカセイソーダ水溶液8重量部と水464重量部を加
え、この液とビニルピリジンゴムラテックス438重量
部および水60重量部とを混合したいわゆるRFL液に
タスラン加工糸を含浸した後、130℃、1分間乾燥
し、次いで0.5kg/コードの張力下で200℃、1分
間熱処理した。 比較例1、2 840d/140fのナイロン66マルチフィラメント
糸と210d/35fのナイロン66マルチフィラメン
ト糸を単に引き揃えた糸条(比較例1)およびこれらの
糸をインターレース加工して15個/mの交絡数を有す
るインターレース加工糸(比較例2)を実施例1同様に
接着剤処理し、同様に評価した結果、比較例1および2
ともに接着力は1.0kgであり、またコードの収縮が見
られた。なお、接着剤含有量はともに5.5重量%であ
った。 実施例2 1260d/210fのナイロン66マルチフィラメン
ト糸と210d/35fのナイロン66マルチフィラメ
ント糸を用い、前者を5%、後者を10%のオーバーフ
ィード(フィード率差5%)とした以外は実施例1同様
にしてタスラン加工糸を得た。
【0017】得られたタスラン加工糸の破断伸度は10
%であり、またループ毛羽は最大毛羽長2.8mm、0.
5mm以上のループ毛羽が平均800個/mであった。得
られたタスラン加工糸を実施例1同様に接着剤処理して
接着力およびコードの収縮状態を評価した結果、2.1
kgであり、またコードの収縮が見られなかった。なお、
接着剤含有量は19.1重量%であった。 実施例3 840d/140fのナイロン66マルチフィラメント
糸と210d/35fのナイロン66マルチフィラメン
ト糸を引き揃えて、15%のオーバーフィード下、ワン
フィードでタスラン加工した以外は実施例1同様に接着
剤処理し、同様に評価した結果。
%であり、またループ毛羽は最大毛羽長2.8mm、0.
5mm以上のループ毛羽が平均800個/mであった。得
られたタスラン加工糸を実施例1同様に接着剤処理して
接着力およびコードの収縮状態を評価した結果、2.1
kgであり、またコードの収縮が見られなかった。なお、
接着剤含有量は19.1重量%であった。 実施例3 840d/140fのナイロン66マルチフィラメント
糸と210d/35fのナイロン66マルチフィラメン
ト糸を引き揃えて、15%のオーバーフィード下、ワン
フィードでタスラン加工した以外は実施例1同様に接着
剤処理し、同様に評価した結果。
【0018】得られたタスラン加工糸の破断伸度は15
%であり、またループ毛羽は最大毛羽長1.8mm、0.
5mm以上のループ毛羽が平均120個/mであった。得
られたタスラン加工糸を実施例1同様に接着剤処理して
接着力およびコードの収縮状態を評価した結果、1.6
kgであり、またコードの収縮が見られなかった。なお、
接着剤含有量は13.6重量%であった。
%であり、またループ毛羽は最大毛羽長1.8mm、0.
5mm以上のループ毛羽が平均120個/mであった。得
られたタスラン加工糸を実施例1同様に接着剤処理して
接着力およびコードの収縮状態を評価した結果、1.6
kgであり、またコードの収縮が見られなかった。なお、
接着剤含有量は13.6重量%であった。
【0019】
【発明の効果】本発明によれば、ラップズレが発生しな
いゴムホース補強用コードを提供することができる。
いゴムホース補強用コードを提供することができる。
Claims (2)
- 【請求項1】 合成繊維マルチフィラメント糸からなる
ゴムホース補強用コードであって、該コードが破断伸度
30%以下のタスラン加工糸を接着剤処理したものであ
ることを特徴とするゴムホース補強用コード。 - 【請求項2】 合成繊維マルチフィラメント糸が異なる
トータルデニールを有する2本以上の合成繊維マルチフ
ィラメントからなり、かつタスラン加工の際の両者のト
ータルデニールの比率が0.1〜0.3である請求項1
記載のゴムホース補強用コード。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP19258694A JPH07109638A (ja) | 1993-08-16 | 1994-08-16 | ゴムホース補強用コード |
Applications Claiming Priority (3)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP5-202364 | 1993-08-16 | ||
JP20236493 | 1993-08-16 | ||
JP19258694A JPH07109638A (ja) | 1993-08-16 | 1994-08-16 | ゴムホース補強用コード |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH07109638A true JPH07109638A (ja) | 1995-04-25 |
Family
ID=26507410
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP19258694A Withdrawn JPH07109638A (ja) | 1993-08-16 | 1994-08-16 | ゴムホース補強用コード |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH07109638A (ja) |
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2002161450A (ja) * | 2000-11-30 | 2002-06-04 | Du Pont Toray Co Ltd | ゴム資材用開繊糸およびその製造方法 |
JP2008274480A (ja) * | 2007-04-27 | 2008-11-13 | Teijin Fibers Ltd | 耐熱性ウォーターホース補強用ポリエステル繊維 |
-
1994
- 1994-08-16 JP JP19258694A patent/JPH07109638A/ja not_active Withdrawn
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2002161450A (ja) * | 2000-11-30 | 2002-06-04 | Du Pont Toray Co Ltd | ゴム資材用開繊糸およびその製造方法 |
JP2008274480A (ja) * | 2007-04-27 | 2008-11-13 | Teijin Fibers Ltd | 耐熱性ウォーターホース補強用ポリエステル繊維 |
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