JPH07109263B2 - サーモスタット作動制御混合弁 - Google Patents

サーモスタット作動制御混合弁

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JPH07109263B2
JPH07109263B2 JP4058167A JP5816792A JPH07109263B2 JP H07109263 B2 JPH07109263 B2 JP H07109263B2 JP 4058167 A JP4058167 A JP 4058167A JP 5816792 A JP5816792 A JP 5816792A JP H07109263 B2 JPH07109263 B2 JP H07109263B2
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マクドナルド ロバート
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マスコ コーポレーション オブ インディアナ
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    • FMECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
    • F16ENGINEERING ELEMENTS AND UNITS; GENERAL MEASURES FOR PRODUCING AND MAINTAINING EFFECTIVE FUNCTIONING OF MACHINES OR INSTALLATIONS; THERMAL INSULATION IN GENERAL
    • F16KVALVES; TAPS; COCKS; ACTUATING-FLOATS; DEVICES FOR VENTING OR AERATING
    • F16K11/00Multiple-way valves, e.g. mixing valves; Pipe fittings incorporating such valves
    • F16K11/02Multiple-way valves, e.g. mixing valves; Pipe fittings incorporating such valves with all movable sealing faces moving as one unit
    • F16K11/06Multiple-way valves, e.g. mixing valves; Pipe fittings incorporating such valves with all movable sealing faces moving as one unit comprising only sliding valves, i.e. sliding closure elements
    • GPHYSICS
    • G05CONTROLLING; REGULATING
    • G05DSYSTEMS FOR CONTROLLING OR REGULATING NON-ELECTRIC VARIABLES
    • G05D23/00Control of temperature
    • G05D23/01Control of temperature without auxiliary power
    • G05D23/13Control of temperature without auxiliary power by varying the mixing ratio of two fluids having different temperatures
    • G05D23/1306Control of temperature without auxiliary power by varying the mixing ratio of two fluids having different temperatures for liquids
    • G05D23/132Control of temperature without auxiliary power by varying the mixing ratio of two fluids having different temperatures for liquids with temperature sensing element
    • G05D23/134Control of temperature without auxiliary power by varying the mixing ratio of two fluids having different temperatures for liquids with temperature sensing element measuring the temperature of mixed fluid
    • G05D23/1346Control of temperature without auxiliary power by varying the mixing ratio of two fluids having different temperatures for liquids with temperature sensing element measuring the temperature of mixed fluid with manual temperature setting means
    • G05D23/1353Control of temperature without auxiliary power by varying the mixing ratio of two fluids having different temperatures for liquids with temperature sensing element measuring the temperature of mixed fluid with manual temperature setting means combined with flow controlling means

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明はサーモスタット作動制御
混合弁(thermostaticallycontr
olled mixing valve)に関し、さら
に詳しくは、別個の熱水流及び冷水流からの実質的に一
定の、制御された予め選択された温度の水流を与える単
一ハンドルのサーモスタット作動制御混合弁に関する。
このような弁は、放出される水流の温度が設定された後
で水流の温度が何れかの冷水または熱水供給装置に与え
られる要求条件のために変化する恐れのあるようなシャ
ワーに特に有用である。
【0002】
【従来の技術】単一ハンドル混合弁は公知であって、水
の供給排出を行う技術分野において普通のものである。
これらの弁は別個の熱水流および冷水流からの混合水の
混合水流を与える。しかし、これらの弁は、弁に水を供
給する何れかの配管内の急激な望ましくない水温または
圧力の変化によって生じる不便を受ける。或る場合にお
いては、混合された放出水に生じる温度の変化が弁の使
用者に不快感を与える恐れがある。このような不快感
は、弁がシャワーの混合弁であって、使用者がシャワー
室内にいる場合に特に大きい。トイレットが水洗流を流
す時に屡生じるような冷水配管内の急激な圧力低下はシ
ャワー水の温度の急激な上昇を生じさせ、使用者が速や
かに水流から離れるように動く必要を生じさせる。
【0003】このような問題を減少させ、または排除す
るために若干の蛇口および混合弁が開発されて来た。米
国特許第4,699,172号は予め選択された一定の
水温を有する混合水の放出量を得るように加圧された熱
水および冷水を組合せるための自己調整弁組立体を提案
している。この弁組立体は弁作動空所、この弁作動空所
に導かれている熱水入口通路、この弁作動空所に導かれ
ている冷水入口通路およびこの弁作動空所から引出され
ている混合水出口通路を有するハウジングを含むように
なっている。弁部材がこの弁作動空所内で移動するよう
に設けられ、この空所を2つの補助室に分割している。
この弁部材を通る通路が流体を弁部材の移動につれて変
化される流量でそれぞれの入口通路から出口通路に流し
得るようになされている。弁部材内の通路は混合水の一
部分が補助室内に流入するのを許す。補助通路がそれぞ
れの補助室および出口通路の間に設けられている。温度
応答機素が出口通路内に設けられている。混合室内の水
の温度の偏倚に応答して、この温度応答機素が一方の補
助通路を閉じ、出口通路内の水が予め選択された温度に
達するまで弁部材が移動するようになっている。
【0004】米国特許第4,901,750号は圧力平
衡型の、抑制制御および温度制御混合弁を記載してい
る。この混合弁はハウジング内に回転可能に取付けられ
たモジュール型のカートリッジを有する。このカートリ
ッジは圧力平衡弁を収容する下方部分に取付けられた底
部抑制制御弁プレートを有する。この下方部分は温度制
御プレートを回転可能に受入れる軸線方向の部分に固定
されている。これらのプレートはともに共通の軸線の廻
りに回転可能になされている。一方のプレートはハンド
ルに取付けられた第1のステムの作動によって制御され
る。他方のプレートは温度制御ノブによって作動される
第2のステムによって制御されるのである。熱水および
冷水の供給部が逆にされた時にもインサートによって温
度制御ノブが作動されるのを可能になしている。スプラ
インを付された熱水制止リングがハンドルに取付けら
れ、選択された最大の水温に対して温度制御ノブの回転
を適当に制限するようになっている。外側シールは、水
の流量が部分流に設定された時に総ての流れがカートリ
ッジを通って流れるのを保証する。
【0005】米国特許第3,713,301号は混合室
に連結された熱水入口、この混合室に連結された冷水入
口およびこの混合室から出ている水排出出口を有する弁
構造を記載している。1つまたはそれ以上の弁座が1つ
またはそれ以上の入口に設けられている。1つまたはそ
れ以上のダイヤフラムが1つまたはそれ以上の前記弁座
に調整を行う関係で設けられている。それぞれのダイヤ
フラム構造はこの弁座に対して調整を行う関係になされ
たパイロット通路およびブリード開口および調節可能の
パイロットを含んでいる。サーモスタット構造が混合室
の混合水の温度に応答して、1つまたはそれ以上のダイ
ヤフラム内の水の通路に対して調整を行う関係になされ
た1つまたはそれ以上のパイロットを調節する調節装置
を有する。このサーモスタット構造は熱水および/また
は冷水パイロットを調節して混合室内に正しい量の熱水
および/または冷水を導入することができるようになっ
ている。パイロットはダイヤフラムの一側に空所を形成
する壁構造内に収容されている。1つまたはそれ以上の
レバーは、空所内にある内端部および封止を行う外部連
結部を設けられ、これらの外端部がサーモスタット構造
によって作動されて熱水および/または冷水の調整され
た水流の制御を行い得るようになっている。
【0006】米国特許第3,550,901号は混合室
に連結された熱水入口、この混合室に連結された冷水入
口およびこの混合室から出る水排出出口を有する弁構造
を記載している。1つまたはそれ以上の弁座が1つまた
はそれ以上の入口に設けられている。1つまたはそれ以
上のダイヤフラムは調整を行う関係で1つまたはそれ以
上の前記弁座を設けられている。それぞれのダイヤフラ
ム構造はパイロット通路およびブリード開口および弁座
に対して調整を行う関係の調節可能のパイロットを含ん
でいる。サーモスタット構造は混合室の混合水の温度に
応答し、1つまたはそれ以上のダイヤフラムの水の通路
に対して調整を行う関係で1つまたはそれ以上のパイロ
ットを調節する調節装置を有する。このサーモスタット
構造は混合室内に正しい量の熱水および/または冷水を
導入するように熱水および/または冷水パイロットを調
節できるようになっている。パイロットはダイヤフラム
の一側に空所を形成する空所壁構造内に収容されること
ができる。1つまたはそれ以上のレバーは、空所内にあ
る内端部および封止を行う外側連結部を設けられ、これ
らの外端部がサーモスタット構造によって作動されて、
熱水および/または冷水に対する調整された水の制御を
行い得るようになっている。
【0007】米国特許第3,388,861号は熱水お
よび冷水入口ポートおよび出口ポートを有する弁本体、
この弁本体内で滑動するようになされて、熱水および冷
水入口ポート装置および出口ポート装置およびこれらの
熱水および冷水入口ポートをそれぞれ流過する水の量を
制御するようにサーモスタット機素の作動によって制御
弁内を滑動可能の調節部材を含む混合弁を記載してい
る。
【0008】米国特許第3,004,710号は内部に
向って導かれている熱水および冷水入口および外部に向
って引出されている出口を備えた弁本体を有する調節可
能のサーモスタット作動の混合弁を記載している。この
出口は電気的制御の遮断弁を設けられている。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】本発明の1つの目的
は、総ての弁作動機素および温度感応機素が交換可能
の、容易に取外し得るカートリッジ組立体内に設けられ
ているような信頼性のある小型なサーモスタット制御の
弁を提供することであって、このような構造の利点はカ
ートリッジが既存の単一ハンドルの蛇口ソケットにも遡
って装着され得るようになされていることである。
【0010】本発明の他の目的は、何れの水供給導管内
の圧力変化によっても直接に影響されないで、その代り
に混合水の温度によってのみ影響を受けるようになされ
たサーモスタット作動制御混合弁を提供することであっ
て、この設計の利点は、弁が従来の弁よりもさらに等温
的な放出量を生じ得ることである。
【0011】
【課題を解決する為の手段】本発明により提供される流
体のサーモスタット作動制御混合弁は、カートリッジを
受入れる空所を有するハウジングを含んでいる。このハ
ウジングは冷水供給ポート、熱水供給ポートおよび混合
水出口ポートを有する弁ソケット本体上に回転可能に取
付けられている。このカートリッジは管状スリーブを含
んでいて、この管状スリーブはこれの中に回転可能に配
置される中空の円筒形ハウジングを受入れるようになっ
ている。この弁ソケット本体内に嵌合するように寸法決
めされて、熱水入口通路、冷水入口通路および混合水出
口通路を有する突出片がこの管状スリーブの底部に回転
運動を行わないように固定して取付けられている。この
突出片は弁ソケット本体内に挿入されて、冷水入口通路
が冷水入口ポートに連通し、熱水入口通路が熱水入口ポ
ートに連通し、混合水出口通路が混合水出口ポートに連
通するようになっている。容積制御弁プレートが回転し
ないように中空の円筒形ハウジングの底部に固定して取
付けられ、突出片内の固定された弁プレートと協働して
カートリッジ内に流れる水の量を調節するようになって
いる。
【0012】側壁部、底壁部および開放された頂部を有
する内側ハウジングが中空の円筒形ハウジング内に固定
して配置され、中空の円筒形ハウジングとともに長手方
向に伸長する熱水通路および円周方向に間隔をおかれて
長手方向に伸長する冷水通路を形成するようになってい
る。この内側ハウジングの側壁部および底壁部はこの内
側ハウジング内に混合室を形成している。一端部が熱水
通路に連通し、他端部が混合室に連通する熱水供給開口
が内側ハウジングの頂部に隣接して設けられ、また熱水
供給開口から円周方向に間隔をおかれた冷水供給開口が
内側ハウジングの頂部に隣接して設けられ、一端部が冷
水通路に連通し、他端部が混合室に連通するようになさ
れている。混合水出口開口が内側ハウジングの底壁部に
設けられて、固定された弁プレートおよび容積制御弁プ
レートの混合水出口ポートを通って突出片内の混合水出
口通路に連通するようになされている。
【0013】混合室内の混合水の温度に応答するサーモ
スタット機素が混合室内に長手方向に運動可能に配置さ
れている。サーモスタット機素は熱水および冷水供給開
口を通って混合室内に流入する水の流れを調節する弁装
置に作動的に連結されている。この弁装置は内側ハウジ
ングの頂部に固定して取付けられたシリンダーおよびこ
のシリンダー内で軸線方向に滑動可能に配置されたピス
トンを含んでいる。このシリンダーの底部および内側ハ
ウジングの頂部は熱水供給開口を形成し、またこのシリ
ンダーの頂部および円筒形ハウジング内の内側肩部は熱
水供給開口を形成している。
【0014】サーモスタット機素は混合室内の混合水の
温度に応答して混合室内を軸線方向に動くようになされ
ている。混合水の温度が上昇すると、サーモスタット機
素を混合室内で下方に向って動くようになす。サーモス
タット機素のこの下方への運動は、これが作動的に連結
されているピストンをシリンダー内で下方に動かし、こ
れによって熱水供給開口を狭く、または閉じて、混合室
内への熱水の流れを減少させる。混合水の温度が低下す
ると、サーモスタット機素が混合室内で上方に動くよう
になされる。このサーモスタット機素の上方への運動は
シリンダー内のピストンの上方運動を生じさせ、これに
よって冷水供給開口を狭くし、または閉じて、混合室内
への冷水の流れを減少させるのである。
【0015】
【実施例】さて図1および図10を参照すれば、混合弁
10は、通常シャワー壁部16の背後に取付けられた取
付け部14に連結される弁ソケット本体40を有する。
この取付け部14は冷水供給ニップル18および熱水供
給ニップル20および管噴出口(図示せず)に導かれる
出口ニップル22およびシャワー立上り管(図示せず)
に連結される出口ニップル24を有する。この出口ニッ
プル24は出口ニップル22と流体の連通を行うように
なされている。弁ソケット本体40はこれの溝に嵌合す
る摩擦シールリング48を介して取付けられた装飾カラ
ー26を有する。カラー32が弁ソケット本体40の外
側のねじを切られた部分43でこの弁ソケット本体40
にねじ係合されている。レバー36を有する容量制御ハ
ンドル34が弁ソケット本体40の中央の長手方向軸線
の廻りに回転可能になされている。温度制御ノブ38も
またこの容量制御ハンドル34の外方の遠隔端部に取付
けられて弁ソケット本体40の同じ長手方向軸線の廻り
に回転可能になされている。
【0016】図3から図10までにさらに詳しく内部の
弁作動部分が示されている。図示を簡単にするために、
温度制御ノブ38は混合弁10の頂部に配置されている
ように示されている。頂部、底部、上部および下部に対
する参照指示は総て、混合弁10の頂部に配置される温
度制御ノブ38に関してなされているが、混合弁を他の
配向位置、例えば図1に示されるような配向位置に取付
けることも完全に可能である。弁ソケット本体40はこ
の技術分野で一般的に公知の型式のものであって、就中
ここに参考として組込まれている米国特許第3,05
0,418号、第4,699,172号および第4,9
01,750号に記載されている。弁ソケット本体40
は通常金属製で、円筒形部分51および半球形部分52
を設けられている。この円筒形部分51および半球形部
分52はソケット空所45を境界している。このソケッ
ト空所45はソケット本体40の半球形部分52によっ
て境界された半球形部分およびソケット本体の円筒形部
分51によって境界された円筒形部分を有する。弁ソケ
ット本体40の円筒形部分51は半球形部分52よりも
大きい内径を有し、これによってこれらのその中間に肩
部53を形成している。この半球形部分52は図10に
示されるようにこれの底部に隣接して配置される水供給
ポート42および44を有する。この供給ポート42は
一端部が供給42aを介し、ニップル18を通して供給
源に連通し、他端部が空所45に連通している。また供
給ポート44は一端部が供給管44aを介し、ニップル
20を通して水供給源に連通し、他端部が空所45に連
通している。全体がゴム等のような弾性材料で作られた
弁座46がこれらの2つのポート42および44に配置
されて、ソケット本体40および突出片60の間に水密
なシールを形成し、ばね47によって上方に押圧される
ようになっている。混合水排出ポート56(図示せず)
もまた半球形部分52の底部に隣接してこの半球形部分
52を通って伸長し、一端部が2つの出口ニップル22
および24に排出管56aを介して連通し、他端部が空
所45に連通している。キー溝49が円筒形部分51の
側壁部に設けられて、後述のように突出片60のキー6
4と係合するようになっている。
【0017】この突出片60はソケット本体40のソケ
ット空所45内に嵌合するように寸法決めされている。
突出片60はプラスティックまたはその他の適当な材料
によって形成されることができる。この突出片60は弁
ソケット空所45の半球形部分内に嵌合するように寸法
決めされた大体半球形の部分61およびソケット空所4
5の円筒形部分内に嵌合するように寸法決めされた拡大
された円筒形部分62を有する。この突出片60の円筒
形部分62は半球形部分61よりも大きい外径を有し、
これによってこれらの間に肩部63を形成している。こ
の肩部63はソケット本体40の肩部53の上方に空間
的に配置され、半球形部分61が弁座46に対して固定
して補助されるようになっている。Oリング66が突出
片60の円筒形部分62の外側の廻りに伸長する環状溝
65内に設けられて、ソケット本体40および突出片6
0の間に附加的な水密シールを形成している。
【0018】図5に示されるように、キー64が突出片
60の円筒形部分62から半径方向に外方に伸長してい
る。このキー64はソケット本体40の円筒形部分51
の側壁部のキー溝49内に嵌合してこれに係合し、これ
によってソケット空所45内における突出片60の回転
運動を阻止するようになっている。
【0019】3つの垂直な水通路70,71および72
が突出片60を通り、半球形部分61の表面から円筒形
部分62の凹んだ平らな頂面67までに設けられてい
る。図10に最もよく示されるように、これらの通路の
内の1つである混合水出口通路71は突出片60の半球
形部分61内の解放された(relieved)部分に
よって形成されている。この混合水出口通路71はソケ
ット本体40の半球形壁部内の混合水出口ポート56に
連通している。他の通路、すなわち熱水入口通路72は
突出片60の半球形部分61内の入口開口73を有す
る。この開口73はソケット本体40内の入口ポート4
4の上に中心合せされている。ポート44内のばね附勢
の弁座46はこの開口73の廻りに突出片60およびソ
ケット本体40の間の水密シールを形成している。同様
にして、第3の通路、すなわち冷水入口通路70はソケ
ット本体40の冷水入口ポート42の上に中心合せされ
た半球形部分61内の入口開口74を有し、ばね附勢の
弁座46によって漏洩を阻止するように封止されてい
る。
【0020】図5に最もよく示されるように、2つの円
弧状の空所75および76が突出片60の凹んだ平らな
頂面67内に設けられている。この空所75は通路72
と連通し、また空所76は通路70と連通している。混
合水排出開口78もまたこの凹んだ平らな頂面67内に
設けられていて、この開口は混合水出口通路71に連通
している。
【0021】図5に最もよく示されるように、半径方向
に内方に伸長するキー79が突出片60の円筒形部分6
2の内部で凹んだ平らな頂面67の上に配置されてい
る。このキー79は固定弁プレート90の周囲にあるキ
ー溝91に係合して突出片60に対する相対的なプレー
ト90の回転を阻止するようになっている。ゴムまたは
同様のものによって作られたシール部材80が凹んだ平
らな頂面67内に形成された溝89内に配置されて頂面
67および固定弁プレート90の間の水密シールを形成
している。
【0022】突出片60の円筒形部分62の外面に切欠
き81が形成されている。この切欠き81はその内部に
溝または凹部82を有し、保持リップ83が内部に形成
されるようになっている。これらの切欠き81はカート
リッジ組立体の外側スリーブ101の底部にある対応す
るタブ102を受入れて、突出片60に対して回転しな
いように外側スリーブ101を固定するようになってい
る。これらのタブ102の遠隔端部は内方に突出した、
溝82内に受入れられる突起部103を有し、外側スリ
ーブ101がリップ83を介して突出片60内に保持さ
れるようになしている。
【0023】固定弁プレート90は突出片60の円筒形
部分62内に配置され、凹んだ平らな頂面67の頂部に
保持されている。この固定弁プレート90は上方に貫通
する2つの円弧状の水入口ポート92および93および
上方に貫通する大体円形の混合水出口ポート94を有す
る。これらの水入口ポート92および93の形状は突出
片60の凹んだ平らな頂面67内の空所75および76
の形状に合致するようになされている。これらの水入口
ポート92および93はそれぞれ空所75および76に
連通している。混合水出口ポート94は凹んだ平らな頂
面67内の混合水排出開口78と連通している。固定弁
プレート90が突出片60の円筒形部分62内に挿入さ
れて凹んだ平らな頂面67上に固定して保持された時
に、シール部材80が入口ポート92,93および混合
水出口ポート94の間および空所75,76および混合
水排出開口78の間の水密シールを形成するようになっ
ている。
【0024】カートリッジ組立体100は頂端部および
底端部が開放した円筒形スリーブ101を含み、突出片
60に対して、これの底部から垂下して突出片60の対
応する溝81内に係合するタブ102を介して回転しな
いように固定されている。この円筒形スリーブの壁部1
05の一部分が切除されて窓106を形成している。凹
部108が壁部105の内面に形成され、この窓106
の底部107から軸線方向に下方にスリーブ101の開
放された底端部まで伸長している。この凹部108は頂
部が窓106に連通し、底端部がスリーブ101の開放
された底端部に連通している。この壁部105の内面の
環状部分109もまた凹まされていて、すなわちスリー
ブ101の開放された底端部に隣接して直接上方の壁部
の内面よりも大きい内径を有し、これによってスリーブ
101の内部の部分109の上の壁部105の凹まされ
ていない内面に対して内側肩部110を形成している。
【0025】スリーブ101の内径よりも小さい外径の
壁部112を有する中空の大体円筒形のハウジング11
1がスリーブ101の中空の内部に回転可能に配置され
ている。このハウジング111はその開放された底端部
にカラー113を有する。このカラー113の頂部はス
リーブ101の内部の内側肩部110に対して当接し
て、これによりスリーブ101内におけるハウジング1
11の軸線方向の上方への運動を制限している。
【0026】ハウジング111の壁部112の外面には
隆起部115が設けられている。この隆起部115にお
けるハウジング111の外径はスリーブ101の内径よ
りも大きいから、この隆起部は少なくとも一部分窓10
6を通って突出している。隆起部115の高さは、これ
が窓106内に嵌合するように寸法決めされている。隆
起部115の幅は窓106の幅よりも小さく、ハウジン
グ111がスリーブ101内で回転できるようになって
いて、この回転は窓106に形成された円弧によって制
限されるようになっている。従ってこの窓106の垂直
辺104および104aはスリーブ101内のハウジン
グ111の回転を制限する制止部として働くのである。
【0027】スリーブ101の壁部105の内部にある
凹部108の内径は隆起部115におけるハウジング1
11の外径よりも大きい。隆起部115の幅は凹部10
8の幅よりも小さいから、隆起部は凹部108内に嵌合
し、これによってハウジング111がスリーブ101の
開放された底部を通ってスリーブ101の内部に軸線方
向に滑動されて挿入されるのを可能になすのである。
【0028】ハウジング111はその頂端部に容積制御
ステム118を有する。この容積制御ステム118はハ
ンドル34によって回転されるようになっているが、こ
のハンドルは非円形開口314を有し、この非円形開口
は容積制御ステム118の補完的な形状部119を具合
よく受入れて、これをハンドル34に対して相対的に回
転しないように固定するように附形されている。これに
よって錠止めナット318がステム118のねじを切ら
れた部分120にねじ込まれてハンドル34をステム1
18に固定し、また温度制御作動ステム260を軸線方
向運動をしないように容積制御ステム118の環状空所
内に固定することができるようになされている。これら
の開口314および附形部分119は回転対称的な形状
(図2および図3に示されるように)を有し、ステム1
18が開口314に対して唯1つの配向位置しか有しな
いのを保証するようになっている。ハンドル34が回転
されると、ステム118を回転させ、従ってハウジング
111を回転させるようになっている。
【0029】容積制御弁プレート150がハウジング1
11に対して相対的な回転運動をしないようにハウジン
グ111の開放された底端部に固定して取付けられてい
る。この容積制御弁プレート150はハウジング111
のカラー113から軸線方向に下方に垂下してこの容積
弁プレート150のリムにある対応するキー溝151に
係合する2つのキー116によってハウジング111に
対して相対的に回転運動をしないように固定されてい
る。容積制御弁プレート150はOリング154によっ
てハウジング111の開放された底端部を封止してい
る。
【0030】図4に最もよく示されているように、この
容積制御弁プレート150は平らな底面152を有し、
この底面はカートリッジ100が突出片60に取付けら
れた時に固定弁プレート90の平らな上面99に滑動可
能の面対面の接触を行うようになっている。
【0031】容積制御弁プレート150はこれを軸線方
向に貫通して伸長し、寸法および形状が固定弁プレート
90の円弧状入口ポート92に大体対応する第1の円弧
状熱水入口開口155および同様に容積制御弁プレート
150を貫通して伸長し、寸法および形状が固定弁プレ
ート90の円弧状入口ポート93に大体対応する第2の
冷水入口開口156を有する。容積制御プレート150
はまたこれを貫通し、寸法および形状が固定弁プレート
90の混合水出口ポート94に大体対応してこれと常に
連通する中央に配置される大体円形の混合水出口開口1
57を有する。
【0032】容積制御ハンドル34を回転させると、突
出片60およびこれに回転しないように固定して取付け
られた固定制御弁プレート90に対して相対的に容積制
御ステム118、ハウジング111および容積制御弁プ
レート150を回転させるようになす。固定弁プレート
90に対する相対的な弁プレート150の回転運動は弁
プレート150の開口155および156の固定弁プレ
ート90のポート92および93に対する完全な整合
と、開口155および156のポート92および93に
対する部分的な整合と、開口155および156のポー
ト92および93に対する全体的な不整合を生じさせる
のである。
【0033】開口155および156が完全にポート9
2および93に整合されると、混合弁10は、カートリ
ッジ組立体100の内部への熱水および冷水の両者の完
全な流れを許す全開または開放位置にあるのである。開
口155および156がポート92および93に部分的
に整合されると、混合弁10はカートリッジ組立体10
0の内部への熱水および冷水の両者の部分的な流れを許
す部分的な開放位置にある。開口155および156が
ポート92および93と完全に不整合、すなわち開口1
55および156がポート92および93と連通しない
時には、混合弁10は熱水も冷水もカートリッジ組立体
100の内部に流入できない遮断、すなわち閉鎖位置に
あるのである。
【0034】注目しなければならないことは、これらの
図に示された実施例においては、開口155の寸法およ
び形状が開口156の寸法および形状に対応し、ポート
92の寸法および形状がポート93の寸法および形状に
対応し、開口155および156の寸法および形状がポ
ート92および93の寸法および形状に対応し、全開位
置においては開口155および156がポート92およ
び93と完全に整合してこれらのポートと完全に連通す
るようになされることである。このような状態におい
て、これらの開口およびポートを通ってカートリッジ組
立体100の内部に流入する熱水および冷水の流れの量
は、熱水供給圧力または冷水供給圧力の何れかが降下し
た場合を除いて等しいのであるが、このような圧力降下
は他の蛇口、皿洗い機、または洗濯機が附勢されるか、
またはトイレットが流される場合に生じる。開口155
および156がポート92および93との整合から外れ
ることは、これらの開口およびポートを通ってカートリ
ッジ組立体の内部に流れる水の全量を減少させるが、こ
れらの開口およびポートを通ってカートリッジ組立体の
内部に流れる冷水および熱水の量の比率を変化させるも
のではない。カートリッジ組立体の内部に流入する熱水
および冷水の量の比率は同じに留まるのである。
【0035】混合水出口開口157および混合水出口ポ
ート94を通って流出する熱水に対する冷水の量の比率
は後述のようにカートリッジ組立体100内で制御され
るのである。
【0036】開口156に対して相対的に開口155の
形状および/または寸法を変更すること、またはポート
93に対して相対的にポート92の形状および/または
寸法を変更することは流量の比率、すなわちカートリッ
ジ組立体100の内部に流入する熱水および/または冷
水の量の比率を変化させるのである。
【0037】さらに、中間的な部分的開放位置または全
開位置においては、ソケット本体40の水供給ポート4
2および44および突出片60の入口開口73および7
4の間のシールとして作用するシール46が以下に説明
するように如何なる水も最初にカートリッジ100を通
って流れないでソケット本体40の混合水排出ポート5
6に達するのを阻止するのである。さらに、ポート42
および44の間の互いに交叉する流れが阻止されるので
ある。
【0038】容積制御弁プレート150の頂面153は
Oリング154を受入れる出口の周囲158に円周方向
に伸長する凹部を有する。容積制御弁プレート150は
ハウジング111の開放された底部に配置され、Oリン
グがハウジング111の内側肩部114に受入れられ
て、容積制御弁プレート150およびハウジング111
の間の水密シールを形成している。この容積制御弁プレ
ート150およびハウジング111の壁部112はハウ
ジング111内に空所121を境界している。
【0039】ハウジング111のこの空所121内には
内側ハウジング160が配置されている。この内側ハウ
ジング160は例えば硬質ゴムのような弾性的材料によ
って作られるのが望ましい。この内側ハウジング160
は側壁部161および底壁部163によって境界された
混合室175を形成する中空内部を有する。2つの長手
方向または軸線方向に伸長するリブ162がこの側壁部
161の外面に形成されている。これらのリブ162は
円周方向に間隔をおかれて、互いに180°間隔をおか
れるのが望ましい。これらのリブ162は壁部161よ
りも大きい外径を有する。図16に最もよく示されるよ
うに、内側ハウジング160が空所121内に配置され
ると、リブ162はハウジング111の壁部112の内
面130に水密の締り嵌めを形成するのである。壁部1
61の外径はリブ162の外径よりも小さいから、リブ
162、壁部161およびハウジング111の壁部11
2の内面130は2つの長手方向または軸線方向に伸長
する水入口通路、すなわち冷水入口通路167および熱
水入口通路166を形成するのである。
【0040】内側ハウジング160の頂部は開放されて
いるが、一方底部は底壁部163によって閉じられてい
る。この底壁部163は中央に配置された、円形の形状
の軸線方向に下方に垂下するボス164を有する。この
ボス164はリブ162の半径方向に伸長する延長部1
65に接合されて、これらのリブ162のそれぞれの側
部に2つの解除され、すなわち切除された水平に伸長す
る部分177および177aを形成している。これらの
切除された部分177および177aは通路166およ
び167の底部の半径方向に伸長する部分を形成してい
る。
【0041】混合水出口開口179が底壁部163にお
いて設けられている。この混合水出口開口179もまた
ボス164を通って軸線方向に伸長し、容積制御弁プレ
ート150の混合水出口開口157に連通している。
【0042】内側ハウジング160がハウジング111
内に配置されることによって、ボス164の底面および
リブ162の半径方向の延長部165の底面は容積制御
弁プレート150の頂面153と面対面の接触状態にな
されている。ボス164は混合水出口開口157および
容積制御弁プレート150の2つの円弧状入口開口15
5および156の間の水密シールを形成している。さら
に、これらのボス164およびリブ162の2つの半径
方向の延長部165は弁プレート150の円弧状水入口
開口155および156の間の水密のシールを形成し、
これによってプレート150の頂面153とともにそれ
ぞれ熱水通路166および冷水通路167の底部177
および177aを形成している。作動に際し、プレート
150の入口開口155からの熱水は熱水通路166の
底部の半径方向に伸長する部分を形成する切除された部
分177に流入し、一方入口開口156からの冷水は冷
水通路167の底部の半径方向に伸長する部分を形成す
る切除された部分177aに流入するようになってい
る。
【0043】これらのリブ162は頂端部がテーパーさ
れて以下に説明されるようにシリンダー230に対する
取付け点169を形成するようになっている。さらに、
内側ハウジング160の頂部においては、壁部161
の、範囲が大体半円形である1つの部分168が接合さ
れる半円形の部分170よりも高くなっている。このこ
とは壁部161が頂端部に段部171を有するようにな
すのである。
【0044】上述のように、混合室175、または開放
された頂端部を有する混合水排出通路は、内側ハウジン
グ160内で側壁部161および底壁部163によって
境界されているのである。この室175内には温度感知
ワックスサーモスタット作動制御機素190が配置さ
れ、この制御機素が後述のようにピストン220を作動
するようになっている。このサーモスタット作動制御機
素190はこの技術分野で公知の型式のもので、例えば
ミシガン州・ブルームフィールド・ヒルズのカルサーム
(Caltherm)から商業的に容易に入手できるも
のである。このサーモスタット作動制御機素190は通
常のよく知られた方法で作動する。簡単に言うと、この
サーモスタット作動制御機素190はワックスまたはワ
ックスおよび金属粉末の混合物195、例えば銅の粉末
の混合物を充填された碗状体を含んでいる。このワック
スおよび銅粉末の混合物は温度制御推力ロッド210に
対する座として作用するようになされたダイヤフラム1
94またはグローブの指の形状の弾性体によって作られ
た膜によって碗状体内に封入されている。加熱によつて
このワックスおよび銅粉末混合物は膨張し、これによっ
てダイヤフラムを上方に押圧するのである。冷却の後
で、ワックスおよび銅粉末の混合物は収縮し、ダイヤフ
ラムは碗状体の内部で自由に下方に動き得るようにな
る。
【0045】サーモスタット作動制御機素190はその
頂部193の先端部に外側ねじを切られた首部191を
有する。通路192がこのねじを切られた首部191お
よび頂部193を通って伸長し、ダイヤフラム194の
上方の碗状体の内部と連通している。通路192は温度
制御推力ロッド210の底部を滑動状態で受入れてい
て、この温度制御推力ロッド210の底部211がダイ
ヤフラム194の碗状体の内部に着座するようになって
いる。このサーモスタット作動制御機素190はまた直
径が増大された部分199を有する。この部分199は
混合室175内に配置された螺旋ばね180の頂部の座
として役立つのである。サーモスタット作動制御機素1
90の下方部分198、すなわち機素190の部分19
9および底部の間の部分はばね180のばね案内部とし
て作用する。図4に示されているように、螺旋ばね18
0の底部ばね制止部201が内側ハウジング160の混
合室175の底部に挿入されている。この底部ばね制止
部201はその底壁部に内側ハウジング160の底壁部
163の混合水出口開口179よりも大きい直径を有す
るのが望ましい円形開口200を有する。
【0046】このばね180はサーモスタット作動制御
機素190を内側ハウジング160の混合室175内で
上方に押圧するようになっている。このサーモスタット
作動制御機素190を内側ハウジング160の混合室1
75から上方に飛出さないように阻止して、上方への運
動を制限するために、サーモスタット作動制御機素保持
部材183が内側ハウジング160内に配置されてい
る。この保持部材183は底端部に隣接して溝189を
有する長手方向または上方に伸長するリブ186より成
っている。これらの溝189は底部ばね制止部201の
側壁部内に半径方向の突起部203を受入れている。こ
のようにしてこのサーモスタット作動制御機素保持部材
183は底部ばね制止部201に錠止めされるのであ
る。サーモスタット作動機素保持部材183はまた内側
ハウジング160の開放端部内に嵌合するように寸法決
めされた水平に伸長する頂部187を含んでいる。この
頂部187はねじを切られた首部191の直径よりも大
きい直径を有する中央開口185を内部に有し、これに
よって首部191が前記ハウジング185内に嵌合して
これを通って伸長するが、サーモスタット作動制御機素
190の拡大された直径部分199の直径よりも小さい
直径を有し、これによってサーモスタット作動制御機素
が内側ハウジング160の開放された端部を通って伸長
するのを阻止するようになっている。この頂部187は
また中央開口185から半径方向に間隔をおかれ、また
互いに円周方向に間隔をおかれた多数の開口184を有
する。これらの開口185および184は内側ハウジン
グ160の混合室175と連通している。保持部材18
3および底部ばね制止部201はばね180およびサー
モスタット作動制御機素190を包囲するケージを形成
している。
【0047】ピストン220がサーモスタット作動制御
機素190の頂部193の先端部に配置されて保持され
ている。このピストン220は側壁部223および底壁
部224を有する。この底壁部224はこれを貫通して
伸長する多数の開口222を有する。下方に伸長する環
状ボス227がこの底壁部224の中央部分に配置され
ている。このボス227はこれを貫通する開口221を
有する。このボス227はねじを切られた首部191の
外径よりも大きい内径を有し、ねじを切られた首部19
1上に嵌合するようになっている。ボス227の外径は
これが機素190の頂部193の先端部に着座して中央
開口185を通って滑動可能に嵌合するように寸法決め
されている。
【0048】中空の内側ねじを切られた管状部分241
を有するばね保持および案内機素240がねじを切られ
た首部191上にねじ込まれて、頂部193の先端部に
当接するようになっている。この管状部分241の外径
はボス227を通って伸長する開口221の内径よりも
小さいから、管状部分241はボス227の開口221
を通り、サーモスタット作動制御機素190の頂部19
3の先端部上に保持されるのである。ばね250がばね
保持および案内機素240の管状部分241上に取付け
られている。このばね250は底端部がシリンダーのピ
ストン220の底壁部224上に着座し、頂端部がばね
保持および案内機素240の半径方向に伸長する上部リ
ップ242上に着座するようになっている。このばね2
50はボス227を機素190の表面、例えば頂部19
3と接触するように押圧し、従ってピストン220を下
方にサーモスタット作動制御機素190の碗状体に向っ
て押圧している。
【0049】シリンダー230が内側ハウジング160
の開放された頂端部に固定して保持されていて、さらに
詳しくは、下方に垂下するフランジ231内の溝232
を介して壁部161の高い部分168上に固定して保持
され、内側ハウジング160のリブ162のテーパーを
付された頂端部にある取付け点169に係合するように
なっている。
【0050】壁部161の頂部に段を付された部分17
1があるために、シリンダー230の壁部233の底部
および壁部161の壁部分170の頂部は半径方向に伸
長する大体半円形の水供給開口172を形成していて、
この水供給開口が内側ハウジング160の内部に熱水が
流入して、ここで熱水がサーモスタット作動制御機素1
90と接触するのを許すようになしている。
【0051】シリンダー230の内径はピストン220
の外径よりも大きいから、このピストンはシリンダー2
30内で垂直または軸線方向に滑動できる。ピストン2
20の壁部223の高さはシリンダー230の壁部23
3の高さと大体同じまたはこれよりも小さくなされてい
る。
【0052】シリンダー230内でピストン220が軸
線方向に下方に滑動すると、開口172を閉じ、または
部分的に閉じ(下方への運動の程度に関係して)、これ
により水供給開口172を通って内側ハウジング160
内への熱水の流れを遮断し、または減少させ、また熱水
のサーモスタット作動制御機素190に対する接触を遮
断し、または減少させるのである。反対に、シリンダー
230内でピストン220が上方に運動すると、熱水供
給開口172を開放し、または部分的に開放し(運動の
程度に関係して)、これによって開口172を通る流れ
を許し、または増大させるのである。
【0053】ピストン220は、これがシリンダー23
0内に具合よく嵌合し、ピストン220の壁部223が
シリンダー230の壁部233とともにシールを形成す
るようになっている。ピストンの下方、すなわち閉じ位
置においては、ピストン220の壁部223の底部はま
た内側ハウジング160の壁部161の部分170とと
もに水密シールを形成するのである。
【0054】ハウジング111の壁部112の内面13
0はその上方の部分に直径を減少された2つの部分13
1および133を有する。部分133は部分131より
も小さい内径を有し、これによってこれらの間に内側肩
部132を形成するようになっている。これらの2つの
部分131および133は壁部112の内面130の内
周の廻りに完全には伸長していないで、その形状が半円
形になされている。従ってこれらの部分は円周方向の伸
長量が内側ハウジング160の壁部161の下方部分1
70に対応するようになされている。従って、内側肩部
132も同様に形状が半円形になされるのである。図7
に最もよく示されるように、部分131はシリンダー2
30の壁部233の半円形の部分は封止状態で対面する
ように寸法決めされている。肩部132はシリンダー2
30の頂部の半円形の部分に対する半円形の座として作
用するようになされている。また図7に最もよく示され
るように、部分133は、ピストン220が伸長された
位置、すなわち上方位置にある時にピストン220の壁
部223の半円形の部分に封止状態で対面するように寸
法決めされている。
【0055】部分133の上方に配置されている壁部1
12の内面130の第3の部分135もまた小さくなさ
れた内径を有する。この部分135の内径は部分133
の内径よりも小さい。この部分135は壁部112の内
面130の全体の内周の廻りに伸長していて、これによ
ってピストン220が頂部、すなわち伸長された位置に
ある時に、このピストンの頂部に対する座として作用す
るようになされた肩部136を形成するのである。
【0056】壁部112の内面130の部分131およ
び133が半円形の形状であるために、冷水入口通路1
67は冷水入口通路延長部167aを含むようになされ
ている。
【0057】上述のように、温度制御推力ロツド210
の底部211はサーモスタット作動制御機素190の碗
状体の内部のダイヤフラム194上に着座している。こ
の温度制御推力ロッド210の頂端部212は外側ねじ
を切られていて、ハウジング111の容積制御ステム1
18の中空内部に配置された隆起ボス122の開口12
3を通り、これを超えて伸長するようになっている。ボ
ス121の側壁部の外面および容積制御ステム118の
壁部の内面125は環状凹部を境界するようになされ
る。
【0058】温度制御推力ロッド210のねじを切られ
た頂部212はカム従動子270の頂壁部273を通っ
て伸長する内側ねじを切られた開口271にねじ係合し
ている。カム従動子270は側壁部274を含み、この
側壁部が頂壁部273とともに内側ねじを切られた開口
271と連通する内部空所を形成している。この内部空
所は、ボス122上に嵌合するように寸法決めされ、こ
の側壁部がボス121の側壁部および容積制御ステム1
18の内面125によって境界される環状凹部内に配置
されるようになっている。従って、このカム従動子27
0はボス122上を垂直または軸線方向に滑動可能に取
付けられているのである。カム従動子270の側壁部2
74はキー溝275を有し、このキー溝がボス122の
キー122を受入れて、ボス121に対して相対的なカ
ム従動子270の回転運動を阻止するようになってい
る。
【0059】温度制御作動ステム260は、カム従動子
270の側壁部274の外面および容積制御ステム11
8の内面125によって境界された環状空所内のカム従
動子270の上に補完的に附形された部分261を介し
て配置されている。この温度制御作動ステム260は半
円形の、例えば対角線的に伸長するカム係合面264を
有し、このカム係合面はカム従動子270の頂壁部27
1上に配置されるカム従動子機素272に係合してい
る。
【0060】図に示された構造においては、カム係合面
264は最も高く、すなわちその左方の終端部264a
が温度制御作動ステム260の底部から最も遠く、右方
の終端部264bが最も低く、すなわち温度制御作動ス
テム260の底部に最も接近している。従って、このカ
ム作動面264は左方の終端部264aから右方の終端
部264bまで温度制御作動ステム260に向って下方
に傾斜しているのである。
【0061】カム従動子機素272は次のようにカム作
動面264と接触するように上方に押圧されている。す
なわちサーモスタット作動制御機素190がばね180
によって上方に空所175内に押圧され、サーモスタッ
ト作動制御機素190が上方に運動すると、底部211
がこのサーモスタット作動制御機素190の内部のダイ
ヤフラムに着座するようになされた温度制御推力ロッド
210の上方への運動を生じさせ、温度制御推力ロッド
210が上方に運動すると、推力ロッド210がねじ係
合されたカム従動子270を上方に強制するのである。
カム作動面264に対するカム従動子機素272の当接
はカム従動子270、推力ロッド210およびこれによ
りサーモスタット作動制御機素190の上方への移動量
を制限するものである。
【0062】カム作動面264の左方から右方に向って
下向きの傾斜を有するために、時計方向の温度制御作動
ステム260の回転はカム従動子270を下方に強制
し、従ってサーモスタット作動制御機素190を下方に
混合室175内に動かすようになす。カム従動子270
は下方に動くのであるが、これは、カム作動面164に
よってカム従動子270に与えられる下向きの力がサー
モスタット作動制御機素190および推力ロッド210
を介してカム従動子270に伝達されるばね180によ
り与えられる上向きの力に打勝つのに充分であるからで
ある。
【0063】既述のように、容積制御ステム118はハ
ンドル34によって回転される。このハンドル34は周
囲にスプライン部分324を有する座322および軸線
方向に伸長する頂部肩部326を有する上方部分を有す
る。リブ327がこの肩部326から半径方向に内方に
伸長して円弧状の熱水制止リング328が補完的なスプ
ラインを有する部分330を有し、この部分330が多
くの回転位置でこのスプライン部分324に調節可能に
配置されて固定されることができるようになっている。
このリング320は制止肩部332および円弧状リブ3
36を有する。リング328はリブ327に当接して、
座322内の定位置に摩擦によって係合されるようにな
っている。
【0064】図2、図12および図13に示されるよう
に、温度制御ステム260は温度制御ノブ38を受入れ
て、これの制止肩部338がハンドル34の肩部326
および部材328上の制止肩部332の間で回転出来る
ようになしている。ねじ340がステム260内の孔2
63内にねじ込まれて温度制御ノブをこのステムに固定
するようになっている。装飾キャップ344が温度制御
ノブ38の凹部346内に嵌合している。
【0065】図14を参照すれば、温度制御ノブ38は
配向インサート350を有し、この配向インサートが温
度制御ノブ38の下部凹部352内に嵌合している。こ
のインサート350は回転対称的な開口358を有し、
この開口がD形に附形され、唯一方の回転位置において
のみ温度制御ステム260のD形の上方部分265上に
嵌合するようになされている。この開口358は全体的
にインサート350を通って伸長してはいない。唯1つ
の小さいねじ孔359がこのインサート350を通って
伸長してインサート350がステム260上に上下転倒
して取付けられないようになしている。
【0066】弁の作動 ハウジング111は容積制御ハンドル34によって不作
動位置に回転されて、容積制御弁プレート150の入口
開口155および156が固定弁プレート90の水入口
ポート92および93と完全に不整合状態になされて、
水がカートリッジ組立体の内部に流入しないようになさ
れることができる。この不作動位置にある時には、ハウ
ジング111の壁部112の外面の隆起部115は図3
に示されるようにスリーブ101の窓106の垂直辺1
04に当接するようになされる。ハンドル34は反時計
方向に回転されて、隆起部115が垂直辺104から離
隔して、隆起部115が垂直辺104aに当接し、この
位置で弁が完全な作動位置になされて入口開口155お
よび156が入口ポート92および93に完全に整合さ
れるような窓106内の何れかの位置を占めるようにな
されるのである。入口開口155および156は図6に
示されるように部分的に入口開口92および93に整合
されることができ、または入口ポート92および93に
完全に整合されることができる。入口開口155および
156は同じ寸法にされるのが望ましく、また入口ポー
ト92および93に対して同時に部分的に同じ程度の整
合状態を与えるように配置されるのが望ましい。
【0067】冷水入口開口156が冷水入口ポート93
に整合されると、冷水が冷水入口通路167内およびこ
の冷水入口通路167に連通する冷水入口通路延長部1
67a内に流入する。図7および図8に最もよく示され
るように、冷水は次に冷水入口通路延長部167aから
シリンダー230の壁部233の頂部、ピストン220
の壁部223の頂部およびハウジング111の壁部11
2の内面130によって境界された半円形の冷水供給開
口174を通って内側ハウジング160の混合室175
内に流入する。冷水は内側ハウジング160の混合室1
75内に配置されたサーモスタット作動制御機素190
上を流れてこれに接触する。
【0068】同様にして、熱水入口開口155が熱水入
口ポート92に整合すると、熱水が熱水入口通路166
内に流入する。図9に最もよく示されるように、熱水は
次に熱水入口通路166から壁部161の壁部分170
の頂部、シリンダー230の壁部233の底部およびピ
ストン220の壁部223の底部によって境界された半
円形の熱水供給開口172を通って内側ハウジング16
0の混合室175内に流れ、ここで冷水と混合されるの
である。混合された熱水および冷水は次に混合室175
内でサーモスタット作動制御機素190の上を流れて図
15に最もよく示されるように混合水出口開口179を
通ってこの室175から排出される。混合水は混合水出
口開口157、混合水出口ポート94および混合水出口
通路71を通って流れることによって弁組立体100か
ら排出されるのである。
【0069】この室175内に流入する冷水および熱水
の量は軸線方向の運動をしないように固定されたシリン
ダー230内のピストン220の軸線方向または垂直の
運動によって制御される。ピストン220が軸線方向に
運動を行うと、シリンダーピストン220の壁部223
の頂部が肩部136に接近し、これによって冷水供給開
口174を狭くする。このことは冷水入口通路延長部1
67aから冷水供給開口174を通って混合室175内
に流れる冷水の流れを減少させて、さらに熱い水が混合
水出口開口179を通って放出されるようになす。しか
し、壁部223の頂部が肩部136に接近すると、壁部
223の底部が壁部分170の頂部から離隔されるよう
に動き、これによって熱水供給開口172を拡げ、また
は開放させるのである。このことは熱水入口通路166
から熱水供給開口172を通って室175内に流入する
熱水の流れを増加させる。逆に、ピストン220がシリ
ンダー230内で下方に動くと、ピストン220の壁部
223の底部が壁部161の壁部分170の頂部に接近
し、これによって熱水供給開口172を狭くするのであ
る。このことは熱水供給開口172を通って室175内
に流入する熱水の流れを減少させ、さらに冷たい水が混
合水出口開口179を通って放出されるようになすので
ある。
【0070】図8はピストン220が完全に下方の位置
にあって、熱水入口開口172が内側ハウジング160
の壁部161の部分170に当接するシリンダーピスト
ン220の壁部223の底部によって完全に閉じられた
状態を示している。この位置で、熱水は混合室175内
には流入しない。しかしまた図8に示されるように、熱
水供給開口172がピストン220の壁部223によっ
て閉じられると、冷水供給開口174は完全に開放され
た位置になされて、ピストン220の壁部223の頂部
が肩部136から最も離隔した位置にある。この位置で
は、冷水だけが室175内に流入するようになるのであ
る。
【0071】図9はピストン220がシリンダー230
内の完全に上方の位置にあり、冷水入口開口174が肩
部136に当接するピストン220の壁部223の頂部
によって完全に閉じられた状態を示している。この位置
では冷水は室175内に流入しない。しかし、図9に示
されるように、冷水供給開口174がピストン220の
壁部223によって閉じられると、熱水供給開口172
は完全に開放された位置になされて、壁部223の底部
が壁部161の部分170の頂部から最も離隔した位置
に来るのである。この位置では熱水だけが室175内に
流入する。
【0072】図4および図7はピストン220がシリン
ダー230内で部分的に下降された位置、すなわち中間
位置にある状態を示している。この位置では、冷水供給
開口174および熱水供給開口172がともに部分的に
開放されて、室175内への冷水および熱水の両者の流
入を可能になす。
【0073】このようにして、混合水出口開口179を
通って放出される水の温度はピストン220の軸線方向
の位置の関数になる。シリンダー230内のピストン2
20の位置が高い程、すなわちピストンの壁部223の
頂部が肩部136に接近する程、冷水供給開口174が
小さくなり、混合水出口開口179から放出される水の
温度がさらに高くなる。シリンダー230内のピストン
220の位置が低くなる程、すなわちピストンの壁部2
23の頂部が肩部136からさらに遠く離隔して、従っ
て壁部223の底部が壁部161の壁部分170に接近
する程、熱水供給開口172が小さくなり、混合水出口
開口179から放出される水の温度がさらに低くなるの
である。
【0074】換言すれば、本発明においては、冷水供給
開口174の寸法が小さくなると、熱水供給開口172
の寸法が対応して自動的に増大し、またその反対になさ
れるのである。
【0075】上述のように軸線方向または垂直に動かな
いで、内側ハウジング160の頂部に固定して配置され
たシリンダー230内のピストン220の軸線方向また
は垂直な運動は、内側ハウジング160の混合室175
内でピストン220に作動的に連結されたサーモスタッ
ト作動制御機素190の軸線方向、すなわち垂直な運動
によって生じるのである。
【0076】既述のように、温度制御推力ロッド210
の底部はサーモスタット作動制御機素190のねじを切
られた口部191内の内部通路192内に配置され、推
力ロッド210の底部211がサーモスタット作動制御
機素190の内部のダイヤフラム上に着座するようにな
されるのである。このロッド210のねじを切られた頂
部212はカム従動子270とねじ係合されている。温
度制御推力ロッド210は、温度制御作動ステム26
0、従ってこれの内部のカム作動面264の回転によっ
て混合室175内で予め定められるか、または予め選択
された軸線方向の位置に上方の軸線方向または垂直な運
動を行わないように固定されるのである。図7に示され
るように、温度制御作動ステム260の時計方向の回転
はカム作動面264の部分264bをカム従動子機素2
72に接触させるようになす。カム作動面264のこの
部分264bは部分264aよりも低く、すなわち温度
制御作動ステム260の底部にさらに接近しているか
ら、カム従動子270はボス121上で下方に強制さ
れ、これによってカム従動子270に連結されている温
度制御ストリップロッド210を下方に動かすようにな
す。この推力ロッド210の下方への運動はサーモスタ
ット作動制御機素190を混合室175内で下方に動く
ように強制する。この機素190の下方への運動はこの
機素190に作動的に連結されているピストン220の
下方への運動を生じさせる。ばね180によってサーモ
スタット作動制御機素190に与えられる上向きの力は
カム従動子270に係合するカム面264によって推力
ロッド210を介してこの機素190に与えられる下向
きの力に打勝つのには不充分であるから、温度制御推力
ロッド210は、温度制御作動ステム260が再度回転
されない限り、および回転されるまではこの軸線方向の
位置に固定されているのである。
【0077】推力ロッド210が下方に向って移動する
時に、これの底部はサーモスタット作動制御機素190
内のダイヤフラムに当接してこれを押圧し、これによっ
てサーモスタット作動制御機素190を混合室175内
で下方に強制する。このことはサーモスタット作動制御
機素190の首部191にねじ係合されたばね保持およ
び案内機素240の対応する下向きの運動を生じさせ
る。この保持および案内機素240のリップ242が下
方に動く時に、このリップは、頂部がこの環状リップ2
42に着座するばね250を下方に動くように強制す
る。このばね250の下方への運動は、このばね250
の底部が着座するシリンダー220の底壁部224に対
して下向きの力を及ぼす。このことはピストン220を
下方に強制するのである。ピストン220の下方への運
動はこれの壁部223の下方への運動を生じさせ、これ
によって熱水供給開口172の寸法を減少させ、冷水供
給開口174の寸法を増大させる。このことは混合室1
75内への冷水の流れを増大させ、熱水の流れを減少さ
せるのである。
【0078】図9に示されるように、反時計方向の温度
制御作動ステム260の回転はカム作動面264をカム
従動子機素272から離隔するように持上げる。このこ
とはカム作動面264の部分264aが部分264bよ
りも高いからである。しかしカム作動面264はカム従
動子機素272から離隔して持上げられるから、温度制
御推力ロッド210、従ってサーモスタット作動制御機
素190に対して与えられる下向きの力はないのであ
る。従って、ばね180はサーモスタット作動制御機素
190を軸線方向に上方に強制するようになす。この機
素190の上方への運動は推力ロッド210およびこの
推力ロッド210が連結されているカム従動子270を
上方に動かす。この上方への移動は、カム従動子機素2
72がカム面264に当接するまで続くのである。カム
従動子機素272がカム面264に当接すると、推力ロ
ッド210は温度制御作動ステム260が再度回転され
ない限り、および回転されるまではこの軸線方向の位置
に固定されるのである。
【0079】サーモスタット作動制御機素190はその
軸線方向の上方移動の際にばね保持および案内機素24
0、ばね250およびピストン220を一緒に移動させ
る。ピストン220の上方への運動はこれの壁部223
を壁部161の部分170から離隔するように上方に肩
部163に向って動かし、これによって熱水供給開口1
72の寸法を増大させ、冷水供給開口174の寸法を減
少させるのである。このことは混合室175内への熱水
の流れを増加させ、冷水の流れを減少させるのである。
【0080】温度制御作動ステム260の回転はこのス
テム260に連結された温度制御ノブ38の回転によっ
て行われる。
【0081】最大の水の温度はキャップ344を取外し
てねじ340をねじ戻し、温度制御ノブ38が動かされ
るようになすことによって容易に調節されることができ
る。これにより熱水制止リング328が取外されて回転
され、ハンドル34のスプライン部分334内に再度挿
入されることができるようになる。このスプライン33
4は、制止リング328の1つの切欠きまたは1つのス
プライン歯だけの回転が予め定められた値、例えば約
1.11℃(2°F)だけ最大水温を低下させるように
定められているのである。図12に示されるリング32
8の位置は図11と比較して温度制御ノブ34の反時計
方向の回転を減少させる。従って水の最大温度もまた減
少されるのである。リング328を介して可能になされ
る最大の熱水温度は弁の水供給部の遮断または主な部分
の分解を行わないで行うことができるのである。
【0082】一旦所望の水の温度が温度制御ノブ38の
回転によって予め選択された時に、混合室175から放
出される水は自動的にこの温度に保持されるのである。
このことは混合室175内の水の温度に応答して混合室
175内で上下の何れかの方向に動くサーモスタット作
動制御機素190によって行われる。従って、例えば何
等かの理由によって冷水供給開口174を通って混合室
175内に流入する冷水の流れが減少した場合には、混
合室175内の水の温度が上昇する。このようなさらに
熱い水はサーモスタット作動制御機素190を加熱し、
これによってダイヤフラムの下にあるこの機素190の
内部に配置される熱的に膨張可能の材料を膨張させる。
この熱的に膨張可能の材料、例えば銅粉末と混合された
ワックスの膨張はダイヤフラムをこの機素190内で上
方に強制する。しかし、ダイヤフラムの上方への移動は
このダイヤフラムに当接する軸線方向に位置を固定され
ている推力ロッド210の底部211によって阻止され
る。従って、この機素190内におけるダイヤフラムの
上方への運動はこのサーモスタット作動制御機素190
を混合室175内で下方に動かす。上述のようなこの機
素190の下方への運動は組合されるピストンの下向き
の運動により熱水供給開口172を狭くし、冷水供給開
口174の対応する増大させるのである。熱水供給開口
172が狭くなり、冷水供給開口174が拡がることは
さらに多くの冷水および/またはさらに少ない熱水が混
合室175内に流入するのを許し、これによって混合室
175内の混合水の温度を一定に保持するようになすの
である。
【0083】混合室175への冷水の供給が実質的に、
または完全に中断された場合には、サーモスタット作動
制御機素190は下方に向って充分な距離を移動して、
ピストン220の壁部223が熱水供給開口172を完
全に閉じ、これによって混合室175内への熱水の流れ
を遮断するのである。このような状態が図7および図8
に示されている。
【0084】他方において、熱水供給開口172を通っ
て混合室175内に流入する熱水の流れが減少された場
合には、混合室175内の水の温度が減少する。このさ
らに冷たい水はサーモスタット作動制御機素190を冷
却し、これによってこの機素190の内部の熱的に膨張
可能の材料を収縮させる。この熱的に膨張可能の材料の
収縮によってダイヤフラムがこの機素190内で軸線方
向に位置を固定された推力ロッド210の底部から離隔
して下方に動くようになす。しかし、ばね180は引続
いてサーモスタット作動制御機素を上方に強制し、これ
によってダイヤフラムおよび推力ロッド210の底部2
11の間の接触を保持させるのである。上述のように、
この機素190の上方への運動は、組合されたピストン
220の上方への運動によって冷水供給開口174を狭
くし、熱水供給開口172を対応して拡げるようにな
す。この冷水供給開口174の狭くなること、および熱
水供給開口172が拡げられることはさらに多くの熱水
および/またはさらに少ない冷水が混合室175内に流
れるのを許し、これによって混合室175内の混合水の
温度を保持するようになすのである。
【0085】混合室175内への熱水の供給が実質的
に、または完全に中断され場合には、サーモスタット作
動制御機素190は充分な距離を上方に移動し、ピスト
ン220の壁部223が冷水供給開口174を完全に閉
じ、これによって混合室175内への冷水の流れを遮断
する。このような状態が図9に示されている。
【0086】本明細書に本発明の範囲を制限しない例と
して上述のように説明され、図示された実施例に対して
種々の他の修正を施すことができる。
【0087】
【発明の効果】本発明は上述のように構成されているか
ら、弁作動機素および温度感応機素が総て交換可能のカ
ートリッジ組立体内に設けられるようになされた、熱水
および冷水供給管内の水の圧力変化に影響されないで設
定された温度の混合水を放出でき、信頼性があり、しか
も既存の蛇口ソケットにも装着できるサーモスタット作
動制御混合弁を提供できる優れた効果を得られるのであ
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明による混合弁組立体の斜視図である。
【図2】予め選択された制御ハンドル、温度制御ノブお
よび混合弁のそれぞれのステムに対するこれらのものの
取付けを示す混合弁の分解されて部分的に分割されて示
された斜視図である。
【図3】組立られたカートリッジ組立体の斜視図であ
る。
【図4】図3に示されたカートリッジ組立体の立面断面
図であって、ピストンが中間位置にあって混合室内への
熱水および冷水の両者の流れを許している状態を示す図
である。
【図5】図3に示されるカートリッジ組立体の分解され
て部分的に分解された斜視図である。
【図6】図4の線6−6に沿う断面図である。
【図7】図3に示されるカートリッジ組立体の上方部分
の部分的な立面断面図で、ピストンが中間位置にあって
混合室内への熱水および冷水の両者の流れを許す状態を
示す図である。
【図8】サーモスタット作動制御機素が分解されて、ダ
イヤフラム上に着座した温度制御推力ロッドおよびピス
トンが完全に下方位置にあって冷水だけの混合室内への
流れを許す状態を示している点を除いて図7と同様の図
である。
【図9】ピストンが完全に上方位置にあって、熱水だけ
の混合室内への流れを許す状態を示している点を除いて
図7と同様の図である。
【図10】カートリッジ組立体の底部および弁ソケット
本体の分解された底部の斜視図である。
【図11】図2の線11−11に沿う断面図であって、
温度制御ノブが冷水位置に回転されている状態を示す図
である。
【図12】熱水制止部材が下降された最大水温に調節さ
れ、温度制御ノブがこの制止部材に当接する最大熱水位
置に回転されている状態を示す図11と同様の図であ
る。
【図13】温度制御ノブおよび配向を行うインサートの
底部平面図である。
【図14】温度制御ノブおよび配向を行うインサートの
分解斜視図である。
【図15】図3に示されたカートリッジ組立体の底部の
立面断面図である。
【図16】図15の線16−16に沿う断面図である。
【図17】予め選択された制御プレートが中間の定位置
に回転された状態を示す図4の線17−17に沿う部分
的断面図である。
【符号の説明】
10 混合弁 18 冷水供給ニップル 20 熱水供給ニップル 22 出口ニップル 24 出口ニップル 26 装飾カラー 32 カラー 34 容量制御ハンドル 36 レバー 38 温度制御ノブ 40 弁ソケット本体 42 水供給入口ポート 44 水供給入口ポート 45 ソケット空所 46 弁座 47 ばね 51 弁ソケット本体40の円筒形部分 52 弁ソケット本体40の半球形部分 53 円筒形部分51および半球形部分52の間の肩部 56 混合水出口ポート 60 突出片 61 突出片60の半球形部分 62 突出片60の円筒形部分 63 半球形部分61および円筒形部分62間の肩部 67 円筒形部分62の凹んだ平らな頂面 70 水通路 71 混合水出口水通路 72 熱水入口水通路 73 半球形部分61内の入口開口 74 半球形部分61内の入口開口 75 突出片60の円弧状の空所 76 突出片60の円弧状の空所 78 混合水排出開口 80 シール部材 81 円筒形部分62の外面の切欠き 83 保持リップ 90 固定弁プレート 92 水入口ポート 93 水入口ポート 94 混合水出口ポート 99 固定弁プレート90の平らな上面 100 カートリッジ組立体 101 カートリッジ組立体100の外側の円筒形スリ
ーブ 102 タブ 103 タブ102の突起部 105 円筒形スリーブ101の壁部 106 壁部105の窓 107 窓106の底部 108 壁部105の内面の凹部 109 壁部105の内面の環状部分 110 スリーブ101の内部の内側肩部 111 中空の円筒形ハウジング 112 ハウジング111の壁部 113 カラー 115 壁部112の外面の隆起部 118 容積制御ステム 119 非円形開口314に対して補完的な形状の容積
制御ステム118の附形形状部 130 壁部112の内面 131 内面130の直径を減少された部分 133 内面130の直径を減少された部分 135 内面130の直径を減少された第3の部分 136 肩部 150 容積制御弁プレート 152 容積制御弁プレートの平らな底端面 155 熱水入口開口 156 冷水入口開口 157 混合水出口開口 160 内側ハウジング 161 内側ハウジング160の側壁部 162 リブ 163 内側ハウジング160の底壁部 164 ボス 166 熱可熱水入口通路 167 冷水入口通路 172 熱水供給開口 175 混合室 179 混合水出口開口 180 螺旋ばね 183 サーモスタット作動制御機素保持部材 185 頂部187の中央開口 190 サーモスタット作動制御機素 191 サーモスタット作動制御機素190の首部 192 通路 193 サーモスタット作動制御機素190の頂部 194 ダイヤフラム 195 ワックスまたはワックスおよび金属粉末混合物 200 底部ばね制止部201の円形開口 201 ばね180の底部制止部 210 温度制御推力ロッド 212 温度制御推力ロッドのねじを切られた頂部 220 ピストン 221 ボス227の開口 222 底壁部224の多数の開口 223 ピストン220の側壁部 224 ピストン220の底壁部 227 ボス 230 シリンダー 233 シリンダー230の壁部 240 ばね保持および案内機素 241 ばね保持および案内機素240の中空のねじを
切られた管状部分 242 ばね保持および案内機素240の充分リップ 260 温度制御作動ステム 264 カム作動係合面 270 カム従動子 272 カム従動子機素 273 カム従動子270の側壁部 274 カム従動子270の側壁部 314 ハンドル34の非円形開口 322 ハンドル34の座 324 ハンドル34のスプライン部分 327 リブ 328 熱水制止リング 330 熱水制止リング328の補完的なスプライン 332 制止肩部 336 円弧状リブ 344 装飾キャップ 350 温度制御ノブ38の配向インサート
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 特開 昭53−21429(JP,A) 特開 昭57−61877(JP,A) 特開 昭53−73645(JP,A) 実開 昭59−128974(JP,U) 実開 昭62−143869(JP,U) 実開 昭62−155274(JP,U) 特表 平3−501642(JP,A) 特表 平3−502725(JP,A)

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 空所を有し、この空所がこれにそれぞれ
    連通する熱水供給ポート、冷水供給ポートおよび混合水
    排出ポートを備えているハウジングと、 前記ハウジングの前記空所内に取外し可能に取付けられ
    たカートリッジと、 を含んでいる混合弁において、 前記カートリッジが、 前記熱水供給ポートに連通する熱水入口開口、前記冷水
    供給ポートに連通する冷水入口開口および前記混合水排
    出ポートに連通されて前記カートリッジに対する流れの
    量を制御する混合水出口開口を含む流れ調節弁装置と、 上流端部および下流端部を有し、上流端で前記流れ調節
    弁装置の前記熱水入口開口に連通するようになされてい
    る熱水通路、上流端部および下流端部を有し、上流端部
    が前記流れ調節弁装置の前記冷水入口開口に連通するよ
    うになされている冷水通路および上流端部が前記流れ調
    節弁装置の前記混合水出口開口に連通する混合水排出通
    路であって、前記熱水通路および前記冷水通路が下流端
    部で前記混合水排出通路に連通するようになされている
    前記熱水通路、前記冷水通路および前記混合水排出通路
    と、 下流端部で前記混合水排出通路および前記熱水通路およ
    び前記冷水通路の間に介装されて前記熱水通路から前記
    混合水排出通路内に流入する熱水の流れの量および前記
    冷水通路から前記混合水排出通路内に流入する冷水の流
    れの量を制御する水温制御弁装置と、 前記水温制御弁装置がシリンダーおよびこのシリンダー
    内に軸線方向に運動可能に取付けられたピストンを含
    ピストン・シリンダー構造とし、前記シリンダー内にお
    ける前記ピストンの第1の軸線方向の運動によってピス
    トンの一端で前記熱水通路および前記混合水排出通路の
    間の連通の程度が増大され、これにより前記混合水排出
    通路内に流入する熱水の量が増加され、前記冷水通路お
    よび前記混合水排出通路の間の連通を減少または遮断
    し、これによって前記混合水排出通路内に流入する冷水
    の量が減少または遮断されるが、他方では前記シリンダ
    ー内における前記ピストンの反対の軸線方向の運動によ
    ってピストンの他端で前記冷水通路および前記混合水排
    出通路の間の連通の程度が増加され、これによって前記
    混合水排出通路内に流入する冷水の量が増加されるとと
    もに、前記熱水通路および前記混合水排出通路の間の連
    通を減少または遮断し、これによって前記混合水排出通
    路内に流入する熱水の量が減少または遮断されるように
    なされていることと、 前記混合水排出通路内で軸線方向に運動可能に配置され
    て前記ピストンに作動的に連結されたサーモスタット機
    素であって、これの前記混合水排出通路内の軸線方向運
    動に応答して前記ピストンを前記シリンダー内で軸線方
    向に動かすようになされていて、前記サーモスタット機
    素が混合水の流路内にあつて前記ピストンを前記シリン
    ダーに対して相対的に前記混合水排出通路を通る混合水
    の温度に関係して動かすように配置されている前記サー
    モスタット機素と、 を含むようになされている、 混合弁。
  2. 【請求項2】 大体半球形の底部および大体円筒形の頂
    部を含み、前記半球形の底部が前記円筒形の頂部に連通
    する熱水入口装置、冷水入口装置および混合水出口装置
    を有するようになされている下部カートリッジ部分と、 前記円筒形の頂部内に配置され、第1の熱水入口開口、
    第1の冷水入口開口および第1の混合水出口開口を有す
    る第1の弁プレートであって、前記第1の熱水入口開口
    が前記熱水入口装置に連通し、前記第1の冷水入口開口
    が前記冷水入口装置に連通し、前記第1の混合水出口開
    口が前記混合水出口装置に連通するようになされている
    前記第1の弁プレートと、 前記下部カートリッジ部分に連結されて、 前記下部カートリッジ部分に連結される開放された底端
    部を有する管状の中空スリーブ、および 長手方向に内部を伸長する空所および前記空所に連通
    し、前記管状の中空スリーブ内に回転可能に配置された
    開放された底端部を有する円筒形ハウジング、を含む上
    部カートリッジ部分と、 前記円筒形ハウジングの前記開放された底端部に取付け
    られ、第2の熱水入口開口、第2の冷水入口開口および
    第2の混合水出口開口を有し、前記第1の弁プレートと
    回転可能に協働して前記上部カートリッジ部分内に流入
    する水量を制御する第2の弁プレートと、 前記円筒形ハウジングの内部の前記長手方向に伸長する
    空所内に配置された大体円筒形の内側ハウジングであっ
    て、内部の長手方向に伸長する混合室、この混合室に連
    通する開放された頂端部および一端部が前記混合室に連
    通し、他端部が前記第2の混合水出口開口に連通する混
    合水排出出口を内部に有する閉じた底端部を有し、前記
    内側の円筒形ハウジングがさらに前記円筒形ハウジング
    の内径よりも小さい外径を有し、これによって長手方向
    に伸長する熱水通路および長手方向に伸長する冷水通路
    が前記円筒形の内側ハウジングの外面および前記円筒形
    ハウジングの内面によって境界されるようになされてい
    る前記大体円筒形の内側ハウジングと、 前記熱水および冷水通路の頂端部が前記円筒形の内側ハ
    ウジングの開放された頂端部で前記混合室に連通し、底
    端部でそれぞれ前記第2の熱水入口開口および前記第2
    の冷水入口開口に連通していることと、 前記円筒形の内側ハウジングの開放された頂端部に配置
    されて前記熱水および冷水通路および前記混合室の間に
    介装され、前記混合室内に流入する熱水および冷水の量
    を制御する制御弁装置と、 前記制御弁装置が前記円筒形ハウジングの開放された頂
    端部に固定して取付けられたシリンダーおよびこのシリ
    ンダー内で軸線方向に運動可能に配置されたピストンを
    含んでいることと、 前記混合室内に軸線方向に運動可能に配置されているサ
    ーモスタット機素であって、前記ピストンに作動的に連
    結されて前記混合室内における前記サーモスタット機素
    の軸線方向の運動に応答して前記ピストンを前記シリン
    ダー内で軸線方向に動かすようになされていて、混合水
    の流路内にあり、前記混合室を通って前記サーモスタッ
    ト機素を超えて流れる混合水の温度に関係して前記ピス
    トンを前記シリンダー内で動かすように配置されている
    前記サーモスタット機素と、 を含んでいる混合弁ハウジングのカートリッジ。
  3. 【請求項3】 混合弁ハウジングのカートリッジにおい
    て、 熱水入口装置、冷水入口装置、および混合水出口装置で
    あって、前記熱水入口装置が前記混合弁ハウジング内の
    熱水供給ポートに連通し、前記冷水入口装置が前記ハウ
    ジング内の冷水供給ポートに連通し、前記混合水出口装
    置が前記ハウジング内の混合水出口ポートに連通するよ
    うになされている前記熱水入口装置、前記冷水入口装
    置、および前記混合水出口装置と、 前記熱水供給ポートおよび前記冷水供給ポートから前記
    熱水入口装置および前記冷水入口装置を通って流れる全
    体の水量を制御するように作動可能の第1の弁装置と、 前記第1の弁装置の下流側にある連通装置であって、前
    記熱水入口装置および前記冷水入口装置が前記混合水出
    口装置に連通するようになされている前記連通装置と、 前記連通装置に作動的に取付けられて、前記熱水入口装
    置および前記冷水入口装置から前記混合水出口装置内に
    流入する熱水の流れおよび冷水の流れの相対的な比率を
    制御するサーモスタット制御の第2の弁装置と、を含ん
    でいる混合弁ハウジングのカートリッジ。
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