JPH07109221B2 - シンクロナイザーリング - Google Patents

シンクロナイザーリング

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JPH07109221B2
JPH07109221B2 JP1257559A JP25755989A JPH07109221B2 JP H07109221 B2 JPH07109221 B2 JP H07109221B2 JP 1257559 A JP1257559 A JP 1257559A JP 25755989 A JP25755989 A JP 25755989A JP H07109221 B2 JPH07109221 B2 JP H07109221B2
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JP
Japan
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elastic ring
circular elastic
protrusions
ring
projection
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JP1257559A
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Inventor
英明 冨士原
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Tanaka Seimitsu Kogyo Co Ltd
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Tanaka Seimitsu Kogyo Co Ltd
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    • FMECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
    • F16ENGINEERING ELEMENTS AND UNITS; GENERAL MEASURES FOR PRODUCING AND MAINTAINING EFFECTIVE FUNCTIONING OF MACHINES OR INSTALLATIONS; THERMAL INSULATION IN GENERAL
    • F16DCOUPLINGS FOR TRANSMITTING ROTATION; CLUTCHES; BRAKES
    • F16D23/00Details of mechanically-actuated clutches not specific for one distinct type
    • F16D23/02Arrangements for synchronisation, also for power-operated clutches
    • F16D23/025Synchro rings

Landscapes

  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • General Engineering & Computer Science (AREA)
  • Mechanical Engineering (AREA)
  • Mechanical Operated Clutches (AREA)
  • Structure Of Transmissions (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 この発明は、円形弾性リングを用いた同期式歯車変速装
置におけるシンクロナイザーリングに関する。
〔従来の技術〕
上記の歯車変速装置の基本的開発は、株式会社本田技術
研究所の発明(ホンダ式)に係るもので(特公昭48−24
096号公報)、第1図に示すように、シンクロナイザー
リング1のボス2の外面に120度毎に3、3、3を突設
し、その突部の外側に円形弾性リング4を嵌めたもので
ある。
そして、120度毎に設けられた突部3,3,3は、円形弾性リ
ング4の中心を決める(センタリングをする)役目と、
第2図に示すスリーブ5の歯6とシンクロナイザーリン
グの歯8の位置関係を決める役目を果していた。
このような構造によれば、第2図(1)に示すように、
変速操作時にスリーブ5が円形弾性リング4に接触する
と、円形弾性リング4は、スリーブ5の勢いを弱める緩
衝材の役目と、スリーブ5の歯6がシンクロナイザーリ
ング1の歯8に接触する前にシンクロナイザーリング1
を被動歯車7に押し付け、被動歯車を予備回転させる役
目とを果たす。
次に、第2図(2)に示すように、スリーブ5がシンク
ロナイザーリング1の歯8に接触し始めると、その歯が
スリーブ5の歯6を入らせまいとしてブロックするた
め、さらに強くシンクロナイザーリング1が被動歯車7
に押し付けられることによってシンクロ作動がなされる
が、この時に円形弾性リング4が最大に撓んだ状態とな
る。
シンクロ作動が完了すると、スリーブ5の歯6がシンク
ロナイザーリング1の歯8を通って、第2図(3)の如
く、被動歯車7の歯10に接触し始めるが、このときはシ
ンクロ作動が既に完了しているので、歯6、10が接触し
ても、騒音が発生しなく、スムーズにスリーブ5の歯6
が被動歯車7の歯10の中に入って行ける。
第2図(4)は、スリーブ5の歯6が完全に被動歯車の
歯10の中に入った状態を示したもので、これで被動歯車
7がスリーブ5と一体になって回転する。
〔発明が解決しようとする課題〕
上記のように、円形弾性リング4を用いた従来の変速装
置は、その構造が極めて簡単であるにもかかわらず、性
能的に非常に優れているものである。
しかし、第2図(2)の段階におけるように、円形弾性
リング4が最大に撓んだ状態になった際には、円形弾性
リング4は突部3,3,3より離れて、リング4と突部3と
の間には間隔が生じてしまうものなので、大型トラック
等の大型の変速装置に適用する場合におけるように、円
形弾性リング4の径がおよそ90mm以上となる場合には、
支点となるものがないため、撓み間距離が大きくなりす
ぎ、それが撓んだときの発生荷重が不足してしまうとい
う問題が出て来る。
つまり、スリーブ5の勢いを弱める緩衝材の役目と、被
動歯車7を予備回転させる役目とを十分に果たせ得なく
なるという問題があった。
そこで、この問題を解決するために、円形弾性リング4
の弾性が高まるようその断面(断面二次モーメント)を
大きくする手段が考えられるが、これによると、変速機
の中の限られた空間では、そのサイズおよび重量が過大
となり、有効にこの手段を採用することはできなかっ
た。
この発明は、上記のような実情に鑑みて、円形弾性リン
グの断面を特に大きくしなくても、その機能を有効に果
たし得るために、大型の変速装置又は大型車両の変速装
置に適用できるシンクロナイザーリングを提供すること
を目的としたものである。
〔課題を解決するための手段〕
上記の目的を達成するために、この発明は、次の3発明
を完成した。
1)第1の発明は、ボスの外周面に120度間隔に3個の
突部を設け、円形弾性リングをその突部に支持して嵌合
するように構成したシンクロナイザーリングにおいて、
上記突部の両側または一側に、円形弾性リングの撓み時
に支点として機能する突起を上記突部より間隔を隔てた
突部近傍に設け、且つこの突起の軸方向の巾を上記円形
弾性リングの断面径と略同じ巾に形成した。
2)第2の発明は、ボスの外周面に120度間隔に3個の
突部を設け、円形弾性リングをその突部に支持して嵌合
するように構成したシンクロナイザーリングにおいて、
上記突部の両側または一側に、円形弾性リングの撓み時
に支点として機能する段突片を上記突部に連続して設
け、且つこの段突片の軸方向の巾を上記円形弾性リング
と略同じ巾に形成した。
3)第3の発明は、ホスの外周面に90度〜60度間隔に4
〜6個の突部を設け、円形弾性リングを4〜6個の突部
に支持して嵌合するように構成した。
〔作用〕
上記の構成によれば、円形弾性リングが最大限に撓んだ
状態において、突部の近傍に設けられた突起が、撓んだ
状態時における支点の役目を果してくれる。それによっ
て、撓み状態の円形弾性リングが保持され、安定した状
態を保つことができる。
また、円形弾性リングを支点間で支えるようになり、そ
の撓み間距離が短かくなるため、シンクロナイザーリン
グおよび円形弾性リングの径が大きい場合にも、それに
適度な荷重を与えることができる。
一般に梁の撓み荷重Pは、第3図のような場合、 E:ヤング率 I:断面2次モーメント δ:撓み量 l:支点間距離 となるため、同一断面の梁に同一撓みを与えた場合は、
lの3乗に逆比例するので、支点間距離を変更すること
による撓み耐荷重の変化は非常に大きい。
このことは、第4図に示すように円形弾性リングにおい
ても、 の式が成立するので、このlを可変にしてPを調整する
効果は非常に大きなものがある。
第3の発明は、突部の数を増やすことによって、円形弾
性リングの支点間距離を短かくした場合であるが、第1
発明および第2発明の場合であると、突部の数を増やさ
ないで、円形弾性リングが最大に撓んだときに支点とな
り得る突起または段突片を設けることによって、撓み間
距離を短かくした場合である。
〔実施例〕
次に、この発明の実施例を図面に基づいて説明する。
第1の発明 第5図ないし第7図は第1の発明のシンクロナイザーリ
ングS1を示したもので、従来のシンクロナイザーリング
と同様に、ボス12は、内周面20が前方へ径が拡大する斜
面に形成され、外周面には前端に全周に亘って突条13を
形成し、突条13にブロッキング用の歯14を突設し、また
外周面には、後端から突条13に至るまでに3個の突部1
5、15、15を120度の角度毎に突設し、突部15を突条13と
略同じ高さに形成してある。
しかし、従来のシンクロナイザーリングとは違って、ボ
ス12の外周面には、突部15の両横に間隔を隔てて突起1
6、16を突設してある。
突起16は、突部15と同じ高さであるが、円形弾性リング
Rの断面径と略同じ巾であって、突条13に寄せ付けて形
成してある。
これは、円形弾性リングRが、シンクロナイザーリング
の突条13とシンクロナイザーハブ25との間に挟まれた状
態で設けられているので、突起16の軸方向の巾が、円形
弾性リングRの断面径よりも食み出すと、ハブ25と干渉
するため好ましくないのである。しかし、ハブ25との関
係によっては、円形弾性リングRの断面径の3倍程度の
軸方向巾が許容される場合があるので、一般的には、軸
方向巾は、円形弾性リングRの断面径の0.8〜3倍が好
ましいと言える。一方、突起16の円周方向の巾は、円形
弾性リングRの断面径の1倍以上であるほうが支点とし
ては好ましいので、次の実施例の如く、突部15に連結す
るまでの巾であってもよい。
隣り合う両突部15、15間には、2個の突起16、16を有す
るが、周方向における突起16の位置については、基本的
には、円形弾性リングRが最大に撓んだ時に、突起16
が、その撓み間隔を小さくして、支点としての機能を揮
発し得る位置に設けられるべきである。
さらに、一般的には、第5図に示すように、両突起16、
16間の距離をM、突部15と突起16との間の距離をmとす
れば、M>mであることが望ましく、突起16が突部15か
ら離れ過ぎているために、Mがmよりも小さいときは、
円形弾性リングRの弾性が極度に低下し、その機能を十
分に果たし得なくなる。
第2の発明 第8図および第9図は第2の発明を示したもので、その
シンクロナイザーリングS2は、突部15の両側に連続して
段突片18、18を形成してある。
第3の発明 第10図は第3の発明を示したもので、そのシンクロナイ
ザーリングS3は、ボス12の外周面に90度の間隔おきに4
個の突部15、15、15、15を突設した場合のものである。
それは、3個の場合よりも突部15,15間の間隔が短かく
なるため、円形弾性リングRが最大に撓んだ場合に、各
突部は支点としての機能を果すようになると共に、円形
弾性リングRの弾性が高まり、所期の機能が得られる。
なお、不足する場合には、第1、第2の発明のように、
突起16または段突片18を設けてもこの発明の趣旨に反す
るものではない。
〔発明の効果〕
以上説明したように、この各発明によれば、円形弾性リ
ングが最大に撓んだ場合にも、それを支える支点が常に
確保されているので、常時安定したシンクロ動作を得る
ことができる。
また、大型のシンクロナイザーリングを採用する場合に
おいて、円形弾性リングの断面を極度に大きくしなくて
も、必要な撓み荷重が得られ、さらに大型車両において
も、小型でコンパクトな変速機がそのまま採用でき、変
速機を大きくする必要がないため、変速機能を合理的に
高めることができる。
なお、前記のホンダ式の場合は、シンクロナイザキーを
使用しいなので、第3の発明の場合、突部を増やしても
コスト上の問題は生じないので、突部を増やすことによ
る不利益は生じない。
【図面の簡単な説明】
第1図は従来例の正面図、第2図は(1)から(4)の
順に変速行程を示す断面説明図、第3図は一般の梁の撓
み荷重の説明図、第4図は円形弾性リングの撓み荷重の
説明図である。 第5図ないし第7図は第1の発明の実施例を示し、第5
図は正面図、第6図は第5図A−A線矢視の断面図、第
7図は一部斜視図である。 第8図は第2図の発明の正面図、第9図はその一部斜視
図である。 第10図は第3の発明の正面図である。 S1、S2、S3……シンクロナイザーリング R……円形弾性リング、12……ボス 15……突部、16……突起、18……段突片 25……ハブ

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】ボスの外周面に120度間隔に3個の突部を
    設け、円形弾性リングをその突部に支持して嵌合するよ
    うに構成したシンクロナイザーリングにおいて、上記突
    部の両側または一側に、円形弾性リングの撓み時に支点
    として機能する突起を上記突部より間隔を隔てた突部近
    傍に設け、且つこの突起の軸方向の巾を上記円形弾性リ
    ングの断面径と略同じ巾に形成したことを特徴とするシ
    ンクロナイザーリング。
  2. 【請求項2】ボスの外周面に120度間隔に3個の突部を
    設け、円形弾性リングをその突部に支持して嵌合するよ
    うに構成したシンクロナイザーリングにおいて、上記突
    部の両側または一側に、円形弾性リングの撓み時に支点
    として機能する段突片を上記突部に連続して設け、且つ
    この段突片の軸方向の巾を上記円形弾性リングと略同じ
    巾に形成したことを特徴とするシンクロナイザーリン
    グ。
  3. 【請求項3】ボスの外周面に90度〜60度間隔に4〜6個
    の突部を設け、円形弾性リングを4〜6個の突部に支持
    して嵌合するように構成したことを特徴とするシンクロ
    ナイザーリング。
JP1257559A 1989-10-02 1989-10-02 シンクロナイザーリング Expired - Lifetime JPH07109221B2 (ja)

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JP5553849B2 (ja) * 2012-03-02 2014-07-16 本田技研工業株式会社 変速機の同期装置

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