JPH07109158A - セメント分散剤 - Google Patents

セメント分散剤

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JPH07109158A
JPH07109158A JP5257166A JP25716693A JPH07109158A JP H07109158 A JPH07109158 A JP H07109158A JP 5257166 A JP5257166 A JP 5257166A JP 25716693 A JP25716693 A JP 25716693A JP H07109158 A JPH07109158 A JP H07109158A
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formaldehyde
mol
cement dispersant
derivative
water
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Fujio Yamato
富士桜 倭
Shuichi Fujita
修一 藤田
Yoshiaki Yadokoro
美明 谷所
Haruyuki Sato
治之 佐藤
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Kao Corp
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    • C04B24/24Macromolecular compounds
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    • C04B24/30Condensation polymers of aldehydes or ketones
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Abstract

(57)【要約】 【構成】 アミノ酸と芳香族化合物とのホルムアルデヒ
ド反応物(A)とホルムアルデヒドとの共縮合が可能な
物質の中から選ばれる1種又は2種以上(B)とのホル
ムアルデヒド共縮合物を主成分とするセメント分散剤。 【効果】 長時間にわたりスランプロスがないため、ポ
ンプ圧送にようる輸送トラブルが解消される。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明はセメント分散剤に関する
ものである。更に詳しくは、セメントペースト、モルタ
ル及びコンクリート等の水硬性組成物の流動性及び流動
保持性の向上を目的としたセメント分散剤に関するもの
である。
【0002】
【従来の技術及び発明が解決しようとする課題】従来、
水硬性組成物の流動性を向上させる目的で使用されてい
るセメント分散剤にナフタレンスルホン酸ホルムアルデ
ヒド縮合物塩(以下ナフタレン系と称す)、メラミンス
ルホン酸ホルムアルデヒド縮合物塩(以下メラミン系と
称す)、ポリカルボン酸塩(以下ポリカルボン酸系と称
す)等が使用されている。しかし、それぞれ優れた特徴
もある反面、問題点を有している。
【0003】例えば、ポリカルボン酸系は分散性に優れ
るが、コンクリートの硬化遅延が大きいという問題点を
有し、ナフタレン系やメラミン系は分散性や硬化特性に
優れるもののスランプロス(流動性の経時的な低下)が
大きいという問題点があり、セメント分散剤として要求
される全ての特性を満足するものがなく、何らかの問題
点を抱えているのが現状である。
【0004】
【課題を解決するための手段】本発明者らは、上記問題
点を改善すべく、鋭意研究の結果、各種の界面活性剤
(分散剤を含む)のコンクリートに対する特性を明確に
し、その知見から分散剤の構造を設計し、既存の分散剤
では得られない分散特性とスランプ保持性に優れ、しか
も硬化遅延が小さい分散剤を完成するに至った。
【0005】即ち、本発明は、アミノ酸と芳香族化合物
とのホルムアルデヒド反応物(A)とホルムアルデヒド
との共縮合が可能な物質の中から選ばれる1種又は2種
以上(B)とのホルムアルデヒド共縮合物を主成分とす
るセメント分散剤に関する。
【0006】本発明に使用するアミノ酸は分子内にカル
ボキシル基とアミノ基を有する公知のアミノ酸類であ
り、一例を挙げれば、グルタミン酸、アスパラギン酸、
アルギニン、グリシン、アラニン、シスチン、システイ
ン、ヒスチジン、ロイシン、リジン、プロリン、セリ
ン、チロシン、バリン等があり、特に限定されるもので
はない。
【0007】また、本発明に用いるアミノ酸と芳香族化
合物とのホルムアルデヒド反応物における芳香族化合物
はフェノール又はその誘導体、ナフタレン又はその誘導
体及びメラミン又はその誘導体等であるが、特に限定さ
れるものではない。
【0008】また、ホルムアルデヒドとの共縮合が可能
な物質についても限定されるものではなく、フェノール
又はその誘導体、ナフタレン又はその誘導体、メラミン
又はその誘導体及び尿素又はその誘導体等が使用され
る。誘導体としては、アルキル基、メチロール基、スル
ホン酸基及びリン酸塩基等の導入物が挙げられる。
【0009】さらに、ホルムアルデヒドとの共縮合が可
能な物質の芳香族化合物の誘導体として、下記の一般式
Aまたは一般式Bで表される炭素数2〜3のオキシアル
キレン基1〜100 モルを導入したポリオキシアルキレン
フェノール又はポリオキシアルキルナフトール類が使用
される。
【0010】
【化2】
【0011】(式中、R1〜R4 ;H 又は炭素数1〜3の
アルキル基 A1O,A2O ;炭素数2〜3のオキシアルキレン基 n1, n2 ;1〜100 の整数 を示す。)炭素数2〜3のオキシアルキレン基とは、エ
チレンオキサイド、プロピレンオキサイドを意味し、ラ
ンダム状、ブロック状のいずれでもよく、特に限定され
るものではない。また、オキシアルキレン基の末端が水
酸基、アルキルエーテル、アルキルエステルのいずれも
使用することができる。
【0012】フェノールの炭素数2〜3のアルキレンオ
キサイド付加物は、付加モル数が平均1以上であればよ
く、付加していないものが含有されている場合、あるい
は配合されている場合のいずれでも使用することができ
る。
【0013】アミノ酸と芳香族化合物とのホルムアルデ
ヒド反応物は、アミノ酸と芳香族化合物に対して、 0.5
〜1.5 モルのホルムアルデヒド水を反応することで得る
ことができる。
【0014】アミノ酸と芳香族化合物とのホルムアルデ
ヒド反応物(A)とホルムアルデヒドとの共縮合が可能
な物質の中から選ばれる1種又は2種以上(B)との共
縮合組成比が、(A)/(B)=95/5〜5/95の範囲
が特に分散性とスランプ保持性に有効である。
【0015】アミノ酸と芳香族化合物とのホルムアルデ
ヒド反応物とホルムアルデヒド共縮合可能な物質との共
縮合反応は、全仕込みモル数に対して 0.5〜3モルのホ
ルムアルデヒド水の加熱反応で得ることができる。
【0016】本発明の共縮合物の重量平均分子量(ゲル
パーミエーションクロマトグラフ法/ポリスチレンスル
ホン酸ナトリウム換算による分子量から縮合度を算出)
は 3,000〜100,000 が好ましく、 5,000〜30,000がより
好ましい。平均分子量が 3,000未満又は50,000を超える
と分散性に劣る。
【0017】本発明のセメント分散剤のコンクリートへ
の添加量はセメントに対して有効成分量で0.05〜3.0 重
量%が好ましく、 0.1〜1.0 重量%がより好ましい。
【0018】本発明のセメント分散剤の使用に当たって
は他の分散剤との併用が可能である。該分散剤とは、一
般にコンクリート用分散剤として使用されているもので
あれば良いが、好ましくはナフタレンスルホン酸塩ホル
ムアルデヒド縮合物、メラミンスルホン酸塩ホルムアル
デヒド縮合物、ポリカルボン酸もしくはそのエステルも
しくはその塩、精製リグニンスルホン酸もしくはその
塩、ポリスチレンスルホン酸塩、フェノール骨格を有す
るセメント分散剤(例えば、フェノールスルホン酸と共
縮合可能な他の単量体とのホルムアルデヒド共縮合
物)、アニリンスルホン酸を主成分とするセメント分散
剤(例えば、アニリンスルホン酸と共縮合可能な他の単
量体とのホルムアルデヒド共縮合物)など、従来高性能
減水剤と称されるものが好ましく使用される。併用割合
としては本発明のセメント分散剤に対して、5〜95重量
%が適当である。
【0019】本発明のセメント分散剤は、土木、建築、
二次製品等のセメント類の水硬性組成物に使用するもの
で、特に限定するものではない。
【0020】また、本発明のセメント分散剤は公知の添
加剤(材)との併用も可能である。例えばAE剤、AE
減水剤、流動化剤、高性能減水剤、遅延剤、早強剤、促
進剤、起泡剤、発泡剤、保水剤、増粘剤、防水剤、消泡
剤、水溶性高分子、界面活性剤各種等やセメントペース
トモルタル、コンクリートを構成する各種セメント類、
高炉スラグ、フライアッシュ、シリカヒューム等を使用
する水硬性組成物が挙げられる。
【0021】
【実施例】以下、本発明を具体的に説明するが、本発明
はこれらの実施例に限定されるものではない。尚、以下
の例における%は、重量%である。また、実施例中で示
す共縮合物の重量平均分子量はゲルパーミエーションク
ロマトグラフ法/ポリスチレンスルホン酸ナトリウム換
算による分子量から求めたものである。
【0022】実施例1製造例1 (実施例中の記号B−1) 攪拌機付き反応容器にメラミン1モル、グリシン1モ
ル、37%ホルムアルデヒド1モルを仕込み、80℃で1時
間反応してホルムアルデヒド反応物を得た。冷却後、フ
ェノールスルホン酸(未反応フェノール 5.3%含む)1
モル、水1モルを加え、80℃に昇温、2モルの37%ホル
ムアルデヒドを1時間かけて滴下、 105℃に昇温、10時
間反応後、冷却して、50%水酸化ナトリウムでpH8に調
製して水を加えて固形分を30%に調製して、分子量15,0
00の共縮合物を得た。
【0023】製造例2 (実施例中の記号B−2) 攪拌機付き反応容器にメラミン1モル、グリシン1モ
ル、37%ホルムアルデヒド1モルを仕込み、80℃で1時
間反応してホルムアルデヒド反応物を得た。冷却後、フ
ェノールスルホン酸(未反応フェノール 5.3%含む)1
モル、水1モルを加え、80℃に昇温、 2.2モルの37%ホ
ルムアルデヒドを1時間かけて滴下、 105℃に昇
温、10時間反応後、冷却して、50%水酸化ナトリウム
でpH8に調製して水を加えて固形分を30%に調製して、
分子量22,000の共縮合物を得た。
【0024】製造例3 (実施例中の記号B−3) 攪拌機付き反応容器にメラミン1モル、グリシン1モ
ル、37%ホルムアルデヒド1モルを仕込み、80℃で1時
間反応してホルムアルデヒド反応物を得た。冷却後、フ
ェノールスルホン酸(未反応フェノール 5.3%含む)1
モル、水1モルを加え、80℃に昇温、 2.4モルの37%ホ
ルムアルデヒドを1時間かけて滴下、 105℃に昇温、12
時間反応後、冷却して、50%水酸化ナトリウムでpH8に
調製して水を加えて固形分を30%に調製して、分子量3
5,000の共縮合物を得た。
【0025】製造例4 (実施例中の記号B−4) 攪拌機付き反応容器にメラミン1モル、グリシン1モ
ル、37%ホルムアルデヒド1モルを仕込み、80℃で1時
間反応してホルムアルデヒド反応物を得た。冷却後、フ
ェノールスルホン酸(未反応フェノール 5.3%含む)1
モル、水1モルを加え、80℃に昇温、 2.8モルの37%ホ
ルムアルデヒドを1時間かけて滴下、 105℃に昇温、16
時間反応後、冷却して、50%水酸化ナトリウムでpH8に
調製して水を加えて固形分を30%に調製して、分子量4
6,000の共縮合物を得た。
【0026】製造例5 (実施例の記号B−5) 攪拌機付き反応容器にフェノール1モル、グリシン1モ
ル、37%ホルムアルデヒド1モルを仕込み、80℃で1時
間反応してホルムアルデヒド反応物を得た。冷却後、フ
ェノールスルホン酸(未反応フェノール 5.3%含む)を
0.2モルと硫酸0.5モル、水1モルを加え、80℃に昇
温、1モルの37%ホルムアルデヒドを1時間かけて滴
下、 105℃に昇温、15時間反応後、冷却して、50%水酸
化ナトリウムでpH8に調製して水を加えて固形分を30%
に調製して、分子量17,000の共縮合物を得た。
【0027】製造例6 (実施例の記号B−6) 攪拌機付き反応容器にフェノール1モル、グリシン1モ
ル、37%ホルムアルデヒド1モルを仕込み、80℃で1
時間反応してホルムアルデヒド反応物を得た。冷却後、
フェノールスルホン酸(未反応フェノール 5.3%含む)
を 8.5モルと硫酸1.5モル、水4モルを加え、80℃に昇
温、9モルの37%ホルムアルデヒドを1時間かけて滴
下、 105℃に昇温、15時間反応後、冷却して、50%水酸
化ナトリウムでpH8に調製して水を加えて固形分を30%
に調製して、分子量55,000の共縮合物を得た。
【0028】製造例7 (実施例の記号B−7) 攪拌機付き反応容器にフェノール1モル、グリシン1モ
ル、37%ホルムアルデヒド1モルを仕込み、80℃で1時
間反応してホルムアルデヒド反応物を得た。冷却後、ポ
リエチレングリコールフェニルエーテル (エチレンオキ
サイド付加モル数=5)0.3モルと硫酸 0.5モル、水1モ
ルを加え、80℃に昇温、1モルの37%ホルムアルデヒド
を1時間かけて滴下、 105℃に昇温、15時間反応後、冷
却して、50%水酸化ナトリウムでpH8に調製して水を加
えて固形分を30%に調製して、分子量21,000の共縮合物
を得た。
【0029】製造例8 (実施例の記号B−8) 攪拌機付き反応容器にフェノール1モル、グリシン1モ
ル、37%ホルムアルデヒド1モルを仕込み、80℃で1時
間反応してホルムアルデヒド反応物を得た。冷却後、ポ
リエチレングリコールフェニルエーテル (エチレンオキ
サイド付加モル数=20.2)0.3モルと硫酸 0.5モル、水1
モルを加え、80℃に昇温、 1.1モルの37%ホルムアルデ
ヒドを1時間かけて滴下、 105℃に昇温、17時間反応
後、冷却して、50%水酸化ナトリウムでpH8に調製して
水を加えて固形分を30%に調製して、分子量45,000の共
縮合物を得た。
【0030】製造例9 (実施例の記号B−9) 攪拌機付き反応容器にフェノール1モル、グリシン1モ
ル、37%ホルムアルデヒド1モルを仕込み、80℃で1時
間反応してホルムアルデヒド反応物を得た。冷却後、ポ
リエチレングリコールフェニルエーテル (エチレンオキ
サイド付加モル数=50.7)0.3モルと硫酸 0.5モル、水1
モルを加え、80℃に昇温、 1.2モルの37%ホルムアルデ
ヒドを1時間かけて滴下、 105℃に昇温、17時間反応
後、冷却して、50%水酸化ナトリウムでpH8に調製して
水を加えて固形分を30%に調製して、分子量75,000の共
縮合物を得た。
【0031】製造例10 (実施例の記号B−10) 攪拌機付き反応容器にフェノール1モル、グリシン1モ
ル、37%ホルムアルデヒド1モルを仕込み、80℃で1時
間反応してホルムアルデヒド反応物を得た。冷却後、ポ
リエチレングリコールフェニルエーテル (エチレンオキ
サイド付加モル数=20.2/プロピレンオキサイド付加モ
ル数=5.3 ブロック状付加物)0.3モルと硫酸 0.5モル、
水1モルを加え、80℃に昇温、 1.4モルの37%ホルムア
ルデヒドを1時間かけて滴下、 105℃に昇温、20時間反
応後、冷却して、50%水酸化ナトリウムでpH8に調製し
て水を加えて固形分を30%に調製して、分子量43,000の
共縮合物を得た。
【0032】製造例11 (実施例の記号B−11) 攪拌機付き反応容器にフェノール1モル、D-アラニン1
モル、37%ホルムアルデヒド1モルを仕込み、80℃で1
時間反応してホルムアルデヒド反応物を得た。冷却後、
ポリエチレングリコールフェニルエーテル (エチレンオ
キサイド付加モル数=5)0.3モル、尿素 0.2モルと硫酸
0.5モルを加え、80℃に昇温、1モルの37%ホルムアル
デヒドを1時間かけて滴下、 105℃に昇温、10時間反応
後、冷却して、50%水酸化ナトリウムでpH8に調製して
水を加えて固形分を30%に調製して、分子量17,000の共
縮合物を得た。
【0033】製造例12 (実施例の記号B−12) 攪拌機付き反応容器にフェノール1モル、D-アラニン1
モル、37%ホルムアルデヒド1モルを仕込み、80℃で1
時間反応してホルムアルデヒド反応物を得た。冷却後、
ポリエチレングリコールフェニルエーテル (エチレンオ
キサイド付加モル数=18)0.3モル、尿素 0.2モルと硫酸
0.5モルを加え、80℃に昇温、1モルの37%ホルムアル
デヒドを1時間かけて滴下、 105℃に昇温、22時間反応
後、冷却して、50%水酸化ナトリウムでpH8に調製して
水を加えて固形分を30%に調製して、分子量23,000の共
縮合物を得た。
【0034】製造例13 (実施例の記号B−13) 攪拌機付き反応容器にフェノール1モル、D-アスパラギ
ン1モル、37%ホルムアルデヒド1モルを仕込み、80℃
で1時間反応してホルムアルデヒド反応物を得た。冷却
後、ポリエチレングリコールフェニルエーテル (エチレ
ンオキサイド付加モル数=5)0.3モル、メラミン 0.2モ
ルと硫酸 0.5モルを加え、80℃に昇温、1モルの37%ホ
ルムアルデヒドを1時間かけて滴下、 105℃に昇温、15
時間反応後、冷却して、50%水酸化ナトリウムでpH8に
調製して水を加えて固形分を30%に調製して、分子量2
7,000の共縮合物を得た。
【0035】比較例に使用した分散剤の内容 ・実施例の記号NS;ナフタレン系分散剤 (マイティ15
0 :花王(株)製) ・実施例の記号MS;メラミン系分散剤 (マイティ150V
-2:花王(株)製) 。
【0036】セメント混和剤としての評価 コンクリートの配合条件を表1に示す。
【0037】
【表1】
【0038】コンクリートの製造は、表1に示すコンク
リート材料とセメント分散剤を傾胴ミキサーで 25rpm×
3分間混練りして調整した。スランプ値を測定後、さら
に4rpm で60分間回転させ、60分後のスランプ値を測定
した。分散剤の添加量は初期スランプ値が20±1cmにな
るよう添加した。スランプ値はJIS-A1101 法により測定
した。測定結果を表2に示す。
【0039】
【表2】
【0040】評価結果 表2に示すように、本発明のセメント分散剤は比較品に
比べて少ない添加量で流動性が得られ、しかもスランプ
値の直後と60分後の差が小さい。即ち、優れた減水効果
とスランプロス防止に顕著な効果を示すものである。
【0041】
【発明の効果】本発明によるセメント分散剤をセメント
組成物に添加すれば、長時間にわたりスランプロスがな
いため、ポンプ圧送による輸送トラブルが解消される。
さらに本発明によるセメント分散剤はセメント組成物の
流動性を向上させることから、型枠への充填作業を容易
にし、また本発明によるセメント分散剤は減水効果も大
きいことから、高強度コンクリートへの応用も期待され
る。

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 アミノ酸と芳香族化合物とのホルムアル
    デヒド反応物(A)とホルムアルデヒドとの共縮合が可
    能な物質の中から選ばれる1種又は2種以上(B)との
    ホルムアルデヒド共縮合物を主成分とするセメント分散
    剤。
  2. 【請求項2】 芳香族化合物がフェノール又はその誘導
    体、ナフタレン又はその誘導体、又は、メラミン又はそ
    の誘導体である請求項1記載のセメント分散剤。
  3. 【請求項3】 ホルムアルデヒドとの共縮合が可能な物
    質がフェノール又はその誘導体、ナフタレン又はその誘
    導体、メラミン又はその誘導体、又は、尿素又はその誘
    導体である請求項1又は2記載のセメント分散剤。
  4. 【請求項4】 ホルムアルデヒドとの共縮合が可能な物
    質が下記の一般式Aまたは一般式Bで表される化合物で
    ある請求項1〜3の何れか1項に記載のセメント分散
    剤。 【化1】 (式中、R1〜R4 ;H 又は炭素数1〜3のアルキル基 A1O,A2O ;炭素数2〜3のオキシアルキレン基 n1, n2 ;1〜100 の整数 を示す。)
  5. 【請求項5】 アミノ酸と芳香族化合物とのホルムアル
    デヒド反応物(A)とホルムアルデヒドとの共縮合可能
    な物質の中から選ばれる1種又は2種以上(B)との共
    縮合組成比が、(A)/(B)=95/5〜5/95である
    請求項1〜4の何れか1項に記載のセメント分散剤。
JP5257166A 1993-10-14 1993-10-14 セメント分散剤 Pending JPH07109158A (ja)

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
EP2641885A4 (en) * 2010-11-19 2017-04-26 Kao Corporation Hydraulic composition dispersing agent

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