JPH07109139B2 - コンクリート壁内に埋設される保護管固定具の埋設方法及びこれに使用される型枠取付物並びにリング - Google Patents
コンクリート壁内に埋設される保護管固定具の埋設方法及びこれに使用される型枠取付物並びにリングInfo
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- JPH07109139B2 JPH07109139B2 JP62136927A JP13692787A JPH07109139B2 JP H07109139 B2 JPH07109139 B2 JP H07109139B2 JP 62136927 A JP62136927 A JP 62136927A JP 13692787 A JP13692787 A JP 13692787A JP H07109139 B2 JPH07109139 B2 JP H07109139B2
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Description
【発明の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本発明は、湯、水、ガス等の流体を通す流体管を保護管
により保護して建築物の壁内に配管する配管システムに
使用される保護管固定具のコンクリート壁内への埋設方
法及びこれに使用される型枠取付物並びにリングに関す
る。
により保護して建築物の壁内に配管する配管システムに
使用される保護管固定具のコンクリート壁内への埋設方
法及びこれに使用される型枠取付物並びにリングに関す
る。
(従来技術) 従来、例えばコンクリート型への流体コックである水栓
の取付工事では、流体管である給水湯管を接続した流体
コック固定エルボ(以下、エルボという)を針金等のバ
インド線で近くの支骨鉄筋に架設される架設バー材にし
ばって固定していたから、その固定状態は不安定であ
り、コンクリートの打設による衝撃等でエルボが位置ず
れし、エルボの水栓取付口と型枠との密接状態が保て
ず、エルボ内さらには給水湯管内にコンクリートが侵入
し、水栓の取付けができなくなるといった問題があっ
た。
の取付工事では、流体管である給水湯管を接続した流体
コック固定エルボ(以下、エルボという)を針金等のバ
インド線で近くの支骨鉄筋に架設される架設バー材にし
ばって固定していたから、その固定状態は不安定であ
り、コンクリートの打設による衝撃等でエルボが位置ず
れし、エルボの水栓取付口と型枠との密接状態が保て
ず、エルボ内さらには給水湯管内にコンクリートが侵入
し、水栓の取付けができなくなるといった問題があっ
た。
本発明者は、先に、湯、水、ガス等の流体を通す流体管
を保護管で保護して建築物の壁内に配管する配管システ
ムに使用されるものであって、内部にエルボを収納固定
できる保護管固定具を提案している(特願昭61−204809
号(特開昭63−62995号))。
を保護管で保護して建築物の壁内に配管する配管システ
ムに使用されるものであって、内部にエルボを収納固定
できる保護管固定具を提案している(特願昭61−204809
号(特開昭63−62995号))。
本発明は、かかる保護管固定具を型枠に密接固定するこ
とによりコンクリート打設時の流体コックエルボ内への
コンクリートの侵入を確実に防止し、かつ型枠への密接
固定の作業を確実に行なうことのできるコンクリート壁
内に埋設される保護管固定具の埋設方法及びこれに使用
される型枠取付物を提供しようとするものである。
とによりコンクリート打設時の流体コックエルボ内への
コンクリートの侵入を確実に防止し、かつ型枠への密接
固定の作業を確実に行なうことのできるコンクリート壁
内に埋設される保護管固定具の埋設方法及びこれに使用
される型枠取付物を提供しようとするものである。
(発明の構成) 本発明に係るコンクリート型内に埋設される保護管固定
具の埋設方法は、エルボの流体コック取付口が臨む保護
管固定具の開口部に探知部材と引き寄せ棒の螺孔とを有
するリングを取着するとともに保護管固定具を所定位置
に固定して型枠を立設し、次いで型枠外より探知部材を
探知して型枠に孔をあけ、型枠外よりリングの螺孔に引
き寄せ棒を螺入させて保護管固定具を型枠に引き寄せ、
保護管固定具を型枠に取付け、コンクリートを打設して
埋設することを特徴としている。
具の埋設方法は、エルボの流体コック取付口が臨む保護
管固定具の開口部に探知部材と引き寄せ棒の螺孔とを有
するリングを取着するとともに保護管固定具を所定位置
に固定して型枠を立設し、次いで型枠外より探知部材を
探知して型枠に孔をあけ、型枠外よりリングの螺孔に引
き寄せ棒を螺入させて保護管固定具を型枠に引き寄せ、
保護管固定具を型枠に取付け、コンクリートを打設して
埋設することを特徴としている。
また、本発明に係る型枠取付物は、湯、水、ガス等の流
体を通す流体管を保護する保護管が装着される装着部
と、流体コック固定エルボの流体コック取付口が臨む流
体コック取付開口部とを有し、内部に流体コック固定エ
ルボが収納される保護管固定具と、この保護管固定具の
流体コック取付開口部に取着されるリングとを備え、リ
ングにはこれを保護管固定具の開口部側に当接する型枠
外する探知するための探知部材と、型枠に設けた孔に型
枠外より挿入されて保護管固定具を型枠に引き寄せる引
き寄せ棒を螺入するための螺孔とを有して成ることを特
徴としている。
体を通す流体管を保護する保護管が装着される装着部
と、流体コック固定エルボの流体コック取付口が臨む流
体コック取付開口部とを有し、内部に流体コック固定エ
ルボが収納される保護管固定具と、この保護管固定具の
流体コック取付開口部に取着されるリングとを備え、リ
ングにはこれを保護管固定具の開口部側に当接する型枠
外する探知するための探知部材と、型枠に設けた孔に型
枠外より挿入されて保護管固定具を型枠に引き寄せる引
き寄せ棒を螺入するための螺孔とを有して成ることを特
徴としている。
さらに、本発明に係るリングは、湯、水、ガス等の流体
を通す流体管を保護する保護管が装着される装着部と、
流体コック固定エルボの流体コック取付口が臨む流体コ
ック取付開口部とを有し、内部に流体コック固定エルボ
が収納される保護管固定具の前記流体コック取付開口部
に取着されるリングであって、該リングには、これを保
護管固定具の開口部側に当接する型枠外より探知するた
めの探知部材と、型枠に設けた孔に型枠外より挿入され
て保護管固定具を型枠に引き寄せる引き寄せ棒を螺入す
るための螺孔とを有して成ることを特徴としている。
を通す流体管を保護する保護管が装着される装着部と、
流体コック固定エルボの流体コック取付口が臨む流体コ
ック取付開口部とを有し、内部に流体コック固定エルボ
が収納される保護管固定具の前記流体コック取付開口部
に取着されるリングであって、該リングには、これを保
護管固定具の開口部側に当接する型枠外より探知するた
めの探知部材と、型枠に設けた孔に型枠外より挿入され
て保護管固定具を型枠に引き寄せる引き寄せ棒を螺入す
るための螺孔とを有して成ることを特徴としている。
(発明の作用) 本発明にあっては、保護管固定具の流体コック取付開口
部にリングを取着することにより、型枠立設後、リング
に設けられた探知部材を探知器で探知して、型枠外より
引き寄せ棒を挿入するための孔を型枠に正確に設けるこ
とができる。そして、型枠に設けた孔より引き寄せ棒を
挿入し、先端をリングの螺孔に螺入させて引き寄せるこ
とにより、保護管固定具を型枠に密接固定することがで
きるようになっている。
部にリングを取着することにより、型枠立設後、リング
に設けられた探知部材を探知器で探知して、型枠外より
引き寄せ棒を挿入するための孔を型枠に正確に設けるこ
とができる。そして、型枠に設けた孔より引き寄せ棒を
挿入し、先端をリングの螺孔に螺入させて引き寄せるこ
とにより、保護管固定具を型枠に密接固定することがで
きるようになっている。
(実施例) 以下、図面に示す実施例により本発明を詳細に説明す
る。なお、説明の都合上、先に型枠取付物について説明
し、次いでコンクリート壁内への保護管固定具の埋設方
法について説明する。
る。なお、説明の都合上、先に型枠取付物について説明
し、次いでコンクリート壁内への保護管固定具の埋設方
法について説明する。
第2図、第6図は本発明に係る型枠取付物及びリングの
各実施例を示している。型枠取付物は、図に示すように
保護管固定具(1)とリング(2)とからなっている。
各実施例を示している。型枠取付物は、図に示すように
保護管固定具(1)とリング(2)とからなっている。
保護管固定具(1)は、内部にエルボ(50)が収納され
る空間を有し、この実施例の場合ビス止めにより組み立
てられる合成樹脂製の分割体で構成されている。なお、
エルボ(50)には第14図に示すように雌ねじ孔となった
流体コック取付口(51)の外周壁に鍔(52)を有した、
くの字形状のものが使用される。
る空間を有し、この実施例の場合ビス止めにより組み立
てられる合成樹脂製の分割体で構成されている。なお、
エルボ(50)には第14図に示すように雌ねじ孔となった
流体コック取付口(51)の外周壁に鍔(52)を有した、
くの字形状のものが使用される。
また保護管固定具(1)は、エルボ(50)の流体コック
取付口(51)が臨む開口部(11)を有している。開口部
(11)からはエルボ(50)を保護管固定具(1)内に挿
入することができるようになっている。また開口部(1
1)には内周面に雌ねじ(12)が形成されており、後述
するリング(2)が雌ねじ(12)によって取着されるよ
うになっている。さらに開口部(11)には、第13図に示
すように開口部(11)の雌ねじ(12)に螺合する雄ねじ
(41)を外周に設けた固定リング(40)が螺着されるよ
うになっている。この固定リング(40)は、エルボ(5
0)の流体コック取付口(51)の外形状に対応した内形
状を有し、開口部(11)への螺着によりエルボ(50)の
鍔(52)を保護管固定具(1)内へ押圧し、エルボ(5
0)を保護管固定具(1)内に固定するようになってい
る。
取付口(51)が臨む開口部(11)を有している。開口部
(11)からはエルボ(50)を保護管固定具(1)内に挿
入することができるようになっている。また開口部(1
1)には内周面に雌ねじ(12)が形成されており、後述
するリング(2)が雌ねじ(12)によって取着されるよ
うになっている。さらに開口部(11)には、第13図に示
すように開口部(11)の雌ねじ(12)に螺合する雄ねじ
(41)を外周に設けた固定リング(40)が螺着されるよ
うになっている。この固定リング(40)は、エルボ(5
0)の流体コック取付口(51)の外形状に対応した内形
状を有し、開口部(11)への螺着によりエルボ(50)の
鍔(52)を保護管固定具(1)内へ押圧し、エルボ(5
0)を保護管固定具(1)内に固定するようになってい
る。
さらに保護管固定具(1)は、流体管(60)を保護した
保護管(70)の一端が装着される装着孔(13)を有して
いる。この実施例では第13図に示すように保護管(70)
の凹部に係止する係止突起(81)を有した止め具(80)
を用いることによって装着孔(13)に挿入した保護管
(70)の一端が装着孔(13)から抜け止め状態に固定さ
れるようになっている。
保護管(70)の一端が装着される装着孔(13)を有して
いる。この実施例では第13図に示すように保護管(70)
の凹部に係止する係止突起(81)を有した止め具(80)
を用いることによって装着孔(13)に挿入した保護管
(70)の一端が装着孔(13)から抜け止め状態に固定さ
れるようになっている。
また保護管固定具(11)の背面には、横方向に貫通する
貫通孔(15)を有する保持部(14)が設けられている。
前記貫通孔(15)へは第10図に示すようにコンクリート
壁内に設けられる支骨鉄筋、あるいは支骨鉄筋に架設さ
れた横木部材等の架設バー材(5)が挿通されるように
なっている。
貫通孔(15)を有する保持部(14)が設けられている。
前記貫通孔(15)へは第10図に示すようにコンクリート
壁内に設けられる支骨鉄筋、あるいは支骨鉄筋に架設さ
れた横木部材等の架設バー材(5)が挿通されるように
なっている。
次に、第4図に示すようにリング(2)は保護管固定具
(1)の開口部(11)の雌ねじ(12)に螺合する雄ねじ
(21)を外側に有し、保護管固定具(1)の開口部(1
1)に取着されるようになっている。またリング(2)
の中央は型枠(90)外より挿通される引き寄せ棒(3)
であるボルトが螺入する螺孔(22)が設けられている。
したがって、保護管固定具(1)の開口部(11)にリン
グ(2)を螺着し、型枠(90)外よりリング(2)の螺
孔(22)に引き寄せ棒(3)を螺入させ、引き寄せ棒
(3)を型枠(90)側へ引き寄せることにより、保護管
固定具(1)を型枠(90)に密接固定することができる
ようになっている。
(1)の開口部(11)の雌ねじ(12)に螺合する雄ねじ
(21)を外側に有し、保護管固定具(1)の開口部(1
1)に取着されるようになっている。またリング(2)
の中央は型枠(90)外より挿通される引き寄せ棒(3)
であるボルトが螺入する螺孔(22)が設けられている。
したがって、保護管固定具(1)の開口部(11)にリン
グ(2)を螺着し、型枠(90)外よりリング(2)の螺
孔(22)に引き寄せ棒(3)を螺入させ、引き寄せ棒
(3)を型枠(90)側へ引き寄せることにより、保護管
固定具(1)を型枠(90)に密接固定することができる
ようになっている。
また、前記リング(2)の表面には探知部材(23)であ
る2個の磁石が埋め込まれている。探知部材(23)は型
枠(90)外よりリング(2)を探知するために設けられ
ている。すなわち、第5図に示すように型枠(90)外よ
り磁石探知器(110)を型枠(90)面に沿って移動さ
せ、リング(2)の磁石に反応する磁針(111)の振れ
によってリング(2)を探知できるようになっている。
このような探知によって、前述の引き寄せ棒(3)を挿
通する型枠(90)の孔(92)の位置を決めることができ
る。
る2個の磁石が埋め込まれている。探知部材(23)は型
枠(90)外よりリング(2)を探知するために設けられ
ている。すなわち、第5図に示すように型枠(90)外よ
り磁石探知器(110)を型枠(90)面に沿って移動さ
せ、リング(2)の磁石に反応する磁針(111)の振れ
によってリング(2)を探知できるようになっている。
このような探知によって、前述の引き寄せ棒(3)を挿
通する型枠(90)の孔(92)の位置を決めることができ
る。
第6図は探知部材(23)としてアルミ箔を使用した例で
あり、合成樹脂製のリング(2)の表面に探知部材(2
3)であるアルミ箔が貼着されている。この例の場合に
は、第7図に示すように探知器としてアルミ箔に反応す
る金属探知器(112)が使用される。この他の探知手段
としては、リング(2)を金属で製造し、これを型枠
(90)外より金属探知器で探知するようにしてもよい。
この場合にはリング(2)自体が探知部材(23)とな
る。
あり、合成樹脂製のリング(2)の表面に探知部材(2
3)であるアルミ箔が貼着されている。この例の場合に
は、第7図に示すように探知器としてアルミ箔に反応す
る金属探知器(112)が使用される。この他の探知手段
としては、リング(2)を金属で製造し、これを型枠
(90)外より金属探知器で探知するようにしてもよい。
この場合にはリング(2)自体が探知部材(23)とな
る。
なお、(24)は凹所であり、この凹所(24)は保護管固
定具(1)の開口部(11)へのリング(2)の脱着に使
用されるものである。
定具(1)の開口部(11)へのリング(2)の脱着に使
用されるものである。
次に、コンクリート壁内への保護管固定具の埋設方法に
ついて説明する。
ついて説明する。
まず、第8図に示すように保護管固定具(1)の保持部
(14)の貫通孔(15)に架設バー材(5)である横木部
材を挿通し、この横木部材を支骨鉄筋(120)間に架設
して、保護管固定具(1)を所定位置に固定する。また
保護管固定具(1)の開口部(11)には、探知部材(2
3)と引き寄せ棒(3)の螺孔(22)とを有するリング
(2)を取着する。なお、保護管固定具(1)を所定位
置に固定する際、保護管固定具(1)の横への移動をな
くするため保持部(14)の上部にビス孔を設け、ビス止
めされるようにしてもよい。
(14)の貫通孔(15)に架設バー材(5)である横木部
材を挿通し、この横木部材を支骨鉄筋(120)間に架設
して、保護管固定具(1)を所定位置に固定する。また
保護管固定具(1)の開口部(11)には、探知部材(2
3)と引き寄せ棒(3)の螺孔(22)とを有するリング
(2)を取着する。なお、保護管固定具(1)を所定位
置に固定する際、保護管固定具(1)の横への移動をな
くするため保持部(14)の上部にビス孔を設け、ビス止
めされるようにしてもよい。
次に、第9図に示すように保護管固定具(1)の装着孔
(13)に保護管(70)の一端を止め具を用いて装着し、
型枠(90)を立設する。
(13)に保護管(70)の一端を止め具を用いて装着し、
型枠(90)を立設する。
次に、第10図に示すように保護管固定具(1)の開口部
(11)側の型枠(90)に、第5図、第7図に示す探知器
を用いて型枠(90)外よりリング(2)を探知して引き
寄せ棒(3)を挿通するための孔(92)をあける。
(11)側の型枠(90)に、第5図、第7図に示す探知器
を用いて型枠(90)外よりリング(2)を探知して引き
寄せ棒(3)を挿通するための孔(92)をあける。
次に、第11図に示すように型枠(90)外から引き寄せ棒
(3)であるボルトを型枠(90)の孔(92)に挿通し
て、引き寄せ棒(3)であるボルトの一端をリング
(2)の螺孔(22)にねじ込み、ボルトの他端よりナッ
ト(31)で締め上げることにより、保護管固定具(1)
を型枠(90)に引き寄せて型枠(90)に密接固定する。
(3)であるボルトを型枠(90)の孔(92)に挿通し
て、引き寄せ棒(3)であるボルトの一端をリング
(2)の螺孔(22)にねじ込み、ボルトの他端よりナッ
ト(31)で締め上げることにより、保護管固定具(1)
を型枠(90)に引き寄せて型枠(90)に密接固定する。
こうして、保護管固定具(1)を型枠(90)に密接固定
した状態でコンクリートを打設して、コンクリートの埋
設後、第12図に示すように引き寄せ棒(3)であるボル
トを緩めてリング(2)から抜き、型枠(90)を取り外
す。
した状態でコンクリートを打設して、コンクリートの埋
設後、第12図に示すように引き寄せ棒(3)であるボル
トを緩めてリング(2)から抜き、型枠(90)を取り外
す。
その後、第13図に示すように保護管(70)内に流体管
(60)を通し、流体管(60)の一端を保護管固定具
(1)の開口部(11)より引き出して、これにエルボ
(50)を接続して流体管(60)とエルボ(50)を保護管
固定具(1)内に収納し、保護管固定具(1)の開口部
(11)に固定リング(40)を螺着してエルボ(50)を固
定する。
(60)を通し、流体管(60)の一端を保護管固定具
(1)の開口部(11)より引き出して、これにエルボ
(50)を接続して流体管(60)とエルボ(50)を保護管
固定具(1)内に収納し、保護管固定具(1)の開口部
(11)に固定リング(40)を螺着してエルボ(50)を固
定する。
次に、第14図に示すように保護管固定具(1)内に収納
されたエルボ(50)の流体コック取付口(51)に、予め
ナット(100)、化粧カップ(101)を螺合した流体コッ
ク(102)を螺着し、ナット(100)を締め上げ、化粧カ
ップ(101)を壁面に当接させることにより流体コック
(102)を取付ける。
されたエルボ(50)の流体コック取付口(51)に、予め
ナット(100)、化粧カップ(101)を螺合した流体コッ
ク(102)を螺着し、ナット(100)を締め上げ、化粧カ
ップ(101)を壁面に当接させることにより流体コック
(102)を取付ける。
(発明の効果) 本発明に係るコンクリート壁内に埋設される保護管固定
具の埋設方法によれば、保護管固定具の開口部に取着し
たリングと型枠外よりリングの螺孔に螺入させた引き寄
せ棒とにより、エルボが収納される保護管固定具が型枠
に密接固定されるから、コンクリートの打設による衝撃
等で保護管固定具が位置ずれすることなく、保護管固定
具内に収納されたエルボ内さらには流体管内にコンクリ
ートが侵入することがない。さらに、リングに設けられ
た探知部材が探知器で型枠外より探知されることによ
り、型枠外より引き寄せ棒をリングの螺孔に螺入させる
ための孔を型枠に正確に設けることができ、保護管固定
具の型枠への密接固定の作業を確実に行なうことができ
る。
具の埋設方法によれば、保護管固定具の開口部に取着し
たリングと型枠外よりリングの螺孔に螺入させた引き寄
せ棒とにより、エルボが収納される保護管固定具が型枠
に密接固定されるから、コンクリートの打設による衝撃
等で保護管固定具が位置ずれすることなく、保護管固定
具内に収納されたエルボ内さらには流体管内にコンクリ
ートが侵入することがない。さらに、リングに設けられ
た探知部材が探知器で型枠外より探知されることによ
り、型枠外より引き寄せ棒をリングの螺孔に螺入させる
ための孔を型枠に正確に設けることができ、保護管固定
具の型枠への密接固定の作業を確実に行なうことができ
る。
また、本発明に係る型枠取付物及びリングは、型枠外よ
り引き寄せ棒を挿入するための孔を型枠に正確に設ける
ことができ、引き寄せ棒により保護管固定具を型枠に引
き寄せて密接固定する作業を確実、容易に行なうことが
できる。
り引き寄せ棒を挿入するための孔を型枠に正確に設ける
ことができ、引き寄せ棒により保護管固定具を型枠に引
き寄せて密接固定する作業を確実、容易に行なうことが
できる。
第1図は本発明に係る埋設方法に使用される型枠取付物
及び埋設のための部品を示す分解斜視図、第2図は本発
明に係る型枠取付物の一実施例を示す分解斜視図、第3
図は保護管固定具の背面からの斜視図、第4図はリング
の断面図、第5図は第2図に示す実施例について型枠外
からの探知器による探知状態を示す断面図、第6図は型
枠取付物の別の実施例を示す分解斜視図、第7図は第6
図に示す実施例について型枠外からの探知器による探知
状態を示す断面図、第8図から第14図までは第2図に示
す実施例を用いて本発明に係る埋設方法を工程順に示し
たものであり、第8図は側面図、第9図から第14図まで
は各断面図である。 図中、(1)は保護管固定具、(2)はリング、(3)
は引き寄せ棒、(5)は架設バー材、(11)は開口部、
(14)は保持部、(22)は螺孔、(22)は探知部材、
(50)はエルボ、(51)は流体コック取付口、(90)は
型枠である。
及び埋設のための部品を示す分解斜視図、第2図は本発
明に係る型枠取付物の一実施例を示す分解斜視図、第3
図は保護管固定具の背面からの斜視図、第4図はリング
の断面図、第5図は第2図に示す実施例について型枠外
からの探知器による探知状態を示す断面図、第6図は型
枠取付物の別の実施例を示す分解斜視図、第7図は第6
図に示す実施例について型枠外からの探知器による探知
状態を示す断面図、第8図から第14図までは第2図に示
す実施例を用いて本発明に係る埋設方法を工程順に示し
たものであり、第8図は側面図、第9図から第14図まで
は各断面図である。 図中、(1)は保護管固定具、(2)はリング、(3)
は引き寄せ棒、(5)は架設バー材、(11)は開口部、
(14)は保持部、(22)は螺孔、(22)は探知部材、
(50)はエルボ、(51)は流体コック取付口、(90)は
型枠である。
Claims (3)
- 【請求項1】湯、水、ガス等の流体を通す流体管を保護
する保護管が装着される装着部と、流体コック固定エル
ボの流体コック取付口が臨む流体コック取付開口部とを
有し、内部に流体コック固定エルボが収納される保護管
固定具のコンクリート壁内への埋設方法であって、前記
保護管固定具の流体コック取付開口部に探知部材と引き
寄せ棒の螺孔とを有するリングを取着するとともに保護
管固定具を所定位置に固定して型枠を立設し、次いで型
枠外より探知部材を探知して型枠に孔をあけ、次いで型
枠外よりリングの螺孔に引き寄せ棒を螺入させて保護管
固定具を型枠に引き寄せ、保護管固定具を型枠に取付
け、コンクリートを打設して埋設することを特徴とする
コンクリート壁内に埋設される保護管固定具の埋設方
法。 - 【請求項2】湯、水、ガス等の流体を通す流体管を保護
する保護管が装着される装着部と、流体コック固定エル
ボの流体コック取付口が臨む流体コック取付開口部とを
有し、内部に流体コック固定エルボが収納される保護管
固定具と、 この保護管固定具の流体コック取付開口部に取着される
リングとを備え、リングにはこれを保護管固定具の開口
部側に当接する型枠外より探知するための探知部材と、
型枠に設けた孔に型枠外より挿入されて保護管固定具を
型枠に引き寄せる引き寄せ棒を螺入するための螺孔とを
有して成ることを特徴とする型枠取付物。 - 【請求項3】湯、水、ガス等の流体を流す流体管を保護
する保護管が装着される装着部と、流体コック固定エル
ボの流体コック取付口が臨む流体コック取付開口部とを
有し、内部に流体コック固定エルボが収納される保護管
固定具の前記流体コック取付開口部に取着されるリング
であって、 該リングには、これを保護管固定具の開口部側に当接す
る型枠外より探知するための探知部材と、型枠に設けた
孔に型枠外より挿入されて保護管固定具を型枠に引き寄
せる引き寄せ棒を螺入するための螺孔とを有して成るこ
とを特徴とするリング。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP62136927A JPH07109139B2 (ja) | 1987-05-29 | 1987-05-29 | コンクリート壁内に埋設される保護管固定具の埋設方法及びこれに使用される型枠取付物並びにリング |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP62136927A JPH07109139B2 (ja) | 1987-05-29 | 1987-05-29 | コンクリート壁内に埋設される保護管固定具の埋設方法及びこれに使用される型枠取付物並びにリング |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS63300167A JPS63300167A (ja) | 1988-12-07 |
JPH07109139B2 true JPH07109139B2 (ja) | 1995-11-22 |
Family
ID=15186817
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP62136927A Expired - Fee Related JPH07109139B2 (ja) | 1987-05-29 | 1987-05-29 | コンクリート壁内に埋設される保護管固定具の埋設方法及びこれに使用される型枠取付物並びにリング |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH07109139B2 (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2006257668A (ja) * | 2005-03-15 | 2006-09-28 | Mirai Ind Co Ltd | コンクリート壁内への継手またはボックスの設置方法、凹所形成箱体、およびプレート体 |
Families Citing this family (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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JP5313092B2 (ja) * | 2009-09-11 | 2013-10-09 | 株式会社菅野工務店 | コンクリート製建物の構築方法,コンクリート製建物の構築方法に用いられる外型枠及びコンクリート製建物 |
FR3087215B1 (fr) * | 2018-10-11 | 2021-01-29 | Remi Bruno Michel Maidi | Boitier de banche pour la pose de raccord de plomberie |
FI129070B (fi) * | 2018-11-23 | 2021-06-15 | Nuotube Oy | Vesiputkikanava |
Family Cites Families (1)
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JPS5869652U (ja) * | 1981-11-04 | 1983-05-12 | 岡部 政治 | 配管支持具 |
-
1987
- 1987-05-29 JP JP62136927A patent/JPH07109139B2/ja not_active Expired - Fee Related
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Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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JP2006257668A (ja) * | 2005-03-15 | 2006-09-28 | Mirai Ind Co Ltd | コンクリート壁内への継手またはボックスの設置方法、凹所形成箱体、およびプレート体 |
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JPS63300167A (ja) | 1988-12-07 |
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