JPH07108677B2 - アルミニウム合金製自転車フレーム - Google Patents

アルミニウム合金製自転車フレーム

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JPH07108677B2
JPH07108677B2 JP63330664A JP33066488A JPH07108677B2 JP H07108677 B2 JPH07108677 B2 JP H07108677B2 JP 63330664 A JP63330664 A JP 63330664A JP 33066488 A JP33066488 A JP 33066488A JP H07108677 B2 JPH07108677 B2 JP H07108677B2
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JP
Japan
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tube
aluminum alloy
frame
bicycle frame
seat
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Application number
JP63330664A
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JPH02175390A (ja
Inventor
俊太 潮田
義夫 鈴木
Original Assignee
昭和アルミニウム株式会社
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Publication date
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Description

【発明の詳細な説明】 産業上の利用分野 この発明はアルミニウム合金製自転車フレームに関す
る。
従来の技術 従来、アルミニウム合金製の自転車フレームはアルミニ
ウム押出パイプや引抜きパイプを接着や溶接によって接
合され組立られたものであった。
発明が解決しようとする課題 しかしこのようなパイプ材による場合、フレームのデザ
インが直線的な組合せによる画一的なものにならざるを
得ず、嗜好の多様化に応じたデザイン選択の自由性に制
限を受けるものであった。また、相手材との接着や溶接
作業が面倒であるというような欠点もあった。
この発明はかかる欠点を解消した自転車フレームの提供
を目的とする。
課題を解決するための手段 上記目的においてこの発明は、いわゆるロールボンド法
によって製作されたアルミニウム管板を自転車フレーム
として利用するものであり、図面の符号を用いて詳しく
いうと、所定のパターンの非圧着部(12)を除いて圧着
された2枚の6000系アルミニウム合金板(10)(10)の
前記非圧着部に中空膨管部(6)が形成されたアルミニ
ウム管板(13)を、前記中空膨管部(13)沿って型抜き
することにより、トップチューブ(2)、ダウンチュー
ブ(3)、シートチューブ(4)、ヘッドチューブ
(5)が一体成形体として形成されたフレームであっ
て、前記ヘッドチューブ(5)には中空膨管部からなる
ハンドル取付孔(7)が、前記シートチューブ(4)に
は中空膨管部からなるサドル取付孔(8)がそれぞれ形
成されるとともに、前記ダウンチューブ(3)とシート
チューブ(4)の連設部には、前記管板を厚さ方向に貫
通する状態でクランクシャフト取付孔(9)が形成され
てなることを特徴とするものである。
作 用 中空膨管部(6)を有するアルミニウム管板(13)を該
中空膨管部(6)に沿って型抜きすることにより、トッ
プチューブ(2)、ダウンチューブ(3)、シートチュ
ーブ(4)、ヘッドチューブ(5)が一体成形体として
形成されてなるものであるから、中空膨管部(6)従っ
て非圧着部(12)の形成パターンを設定するのみで所期
するフレーム(1)の形状が容易に得られる。またフレ
ーム(1)は一体成形品として得られるから、フレーム
構成部材相互の接合は不要となる。また6000系アルミニ
ウム合金の使用により、強度、耐食性、耐応力腐食割れ
性等に優れたものとなる。
実 施 例 次にこの発明の構成を、添付図面に示す実施例に基いて
説明する。
第1図において、(1)は自転車フレームであり、トッ
プチューブ(2)、ダウンチューブ(3)、シートチュ
ーブ(4)、ヘッドチューブ(5)の各部が一体成形体
として構成されたものである。この自転車フレーム
(1)には、その内部に該フレームに沿った形の中空膨
管部(6)が形成されるとともに、ヘッドチューブ
(5)にはハンドル取付け孔(7)が、シートチューブ
(4)にはサドル取付孔(8)が、ダウンチューブ
(3)とシートチューブ(4)の連設部にはクランクシ
ャフト取付孔(9)がそれぞれ穿設されている。この自
転車フレーム(1)は、いわゆるロールボンド法によっ
て製作されたアルミニウム管板をフレーム形状に型抜き
することによって形成されたものである。即ち、第2図
に示すように、2枚のアルミニウム合金板(10)(10)
をフレームに対応した形に圧着防止剤を塗布したのち重
ね合わせて圧着し、次いで流体流入口(11)から前記圧
着防止剤を塗布した非圧着部(12)に流体圧を導入して
膨管することにより、まず第3図に示すようなアルミニ
ウム管板(13)を製作する。次に、該管板(13)を同図
に鎖線で示すように膨管部(6)に沿ってプレスで型抜
きしたのち、ヘッドチューブ(5)で該チューブの長さ
方向に中空膨管部からなるハンドル取付孔(7)を、シ
ートチューブ(4)にもやはり該チューブの長さ方向に
中空膨管部からなるサドル取付孔(8)を、ダウンチュ
ーブ(3)とシートチューブ(4)の連設部にはチュー
ブの厚さ方向換言すれば管板(13)を厚さ方向に貫通す
るクランクシャフト取付孔(9)をそれぞれ孔開け加工
して所期する自転車フレーム(1)となされたものであ
る。ここに、フレーム(1)の品質特性として強度、耐
食性、対応力腐食割れ性等に優れることが要請される。
このため、この発明では上記要請を満たすべくフレーム
の材料つまりアルミニウム管板(13)の素材であるアル
ミニウム合金板(10)の材料として、Al−Mg−Si形合金
である6000系合金例えば6061、6063、6101、6151、6951
等のアルミニウム合金を用いることを要件とする。中で
も特に強度に優れた6951アルミニウム合金が最も好まし
い。
上記により製作した自転車フレーム(1)には、その後
必要に応じて、前後輪を取着するためのフロントホーク
(14)、リアホーク(15)、さらにはチェーンステー
(16)等を溶接その他の手段により接合し、ハンドル
(17)、サドル(18)、クランクシャフト(19)、クラ
ンク(20)、前後輪、チェーンその他の部品を所定位置
に取付けて自転車となされるものである。
なお、図示実施例ではトップチューブ(2)、ダウンチ
ューブ(3)、シートチューブ(4)がそれぞれ円弧状
となったフレーム(1)を一例として示したが、もとよ
り各チューブの形状はこれに限定されることはない。
発明の効果 この発明は上述の次第で、所定のパターンの非圧着部を
除いて圧着された2枚のアルミニウム合金板の前記非圧
着部に中空膨管部が形成されたアルミニウム管板を、前
記中空膨管部に沿って型抜きすることにより、トップチ
ューブ、ダウンチューブ、シートチューブ、ヘッドチュ
ーブが一体成形体として形成されたものであるから、中
空膨管部つまり非圧着部の形成パターンを設定するのみ
で、所期する形状の自転車フレームの製作を簡易に行う
ことができる。従ってデザイン選択上あるいは設計上の
自由性を飛躍的に拡大でき、消費者の希望に応じた多種
多様なフレームの提供が可能となる。しかも、ハンドル
取付孔及びサドル取付孔は中空膨管部からなるものであ
り、またクランクシャフト取付孔は管板を厚さ方向に貫
通する状態で設けられているから、これらの孔開け加工
も極めて簡素化でき、自転車フレームの製作を益々簡易
に行うことができる。しかもまた、フレーム構成部材の
接合作業は不要となり、該作業の省略による生産効率の
向上を図ることができ製造面で益々有利となる。さら
に、フレームの材料として6000系アルミニウム合金を用
いたから、強度的にも優れ、耐食性等にも優れたフレー
ムとなしうる。
【図面の簡単な説明】
第1図は自転車フレームの斜視図、第2図〜第4図は第
1図のフレームの製造工程を説明するためのもので、第
2図はアルミニウム板の圧着後膨管前の状態を示す斜視
図、第3図は膨管後のアルミニウム管板の正面図、第4
図は第3図のIV−IV線断面図である。 (1)……自転車フレーム、(2)……トップチュー
ブ、(3)……ダウンチューブ、(4)……シートチュ
ーブ、(5)……ヘッドチューブ、(6)……中空膨管
部、(7)……ハンドル取付孔、(8)……サドル取付
孔、(9)……クランクシャフト取付孔、(10)……ア
ルミニウム合金板、(12)……非圧着部、(13)……ア
ルミニウム管板。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】所定のパターンの非圧着部を除いて圧着さ
    れた2枚の6000系アルミニウム合金板の前記非圧着部に
    中空膨管部が形成されたアルミニウム管板を、前記中空
    膨管部に沿って型抜きすることにより、トップチュー
    ブ、ダウンチューブ、シートチューブ、ヘッドチューブ
    が一体成形体として形成されたフレームであって、前記
    ヘッドチューブには中空膨管部からなるハンドル取付孔
    が、前記シートチューブには中空膨管部からなるサドル
    取付孔がそれぞれ形成されるとともに、前記ダウンチュ
    ーブとシートチューブの連設部には、前記管板を厚さ方
    向に貫通する状態でクランクシャフト取付孔が形成され
    てなることを特徴とするアルミニウム合金製自転車フレ
    ーム。
JP63330664A 1988-12-26 1988-12-26 アルミニウム合金製自転車フレーム Expired - Lifetime JPH07108677B2 (ja)

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JPH02175390A JPH02175390A (ja) 1990-07-06
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JPS59166334A (ja) * 1983-03-14 1984-09-19 Teruaki Yoshida 自動二輪車用車体フレ−ムの製造方法

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