JPH07108634B2 - 幼児用拘束保護シート - Google Patents

幼児用拘束保護シート

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JPH07108634B2
JPH07108634B2 JP3322094A JP32209491A JPH07108634B2 JP H07108634 B2 JPH07108634 B2 JP H07108634B2 JP 3322094 A JP3322094 A JP 3322094A JP 32209491 A JP32209491 A JP 32209491A JP H07108634 B2 JPH07108634 B2 JP H07108634B2
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Takata Corp
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、自動車や航空機等の車
両のシートに載置されかつ固定されて、着座した幼児を
幼児用シートベルト装置等の幼児用拘束保護手段により
拘束保護する幼児用拘束保護シートに関するものであ
る。
【0002】
【従来の技術】例えば自動車や飛行機等の車両において
は、運転中に幼児の着座姿勢を保持させるとともに、加
減速時の衝撃から幼児を保護するために、従来から幼児
用拘束保護シートが使用されている。このような幼児用
拘束保護シートは、ベース部材にリクライニング可能に
取り付けられ、幼児が着座するようになっているシート
本体および幼児を拘束するための幼児用シートベルト装
置を備えている。この幼児用シートベルト装置は、幼児
用シートベルトと、この幼児用シートベルトの先端に取
り付けられた胸当てパッドと、この胸当てパッドの先端
に設けられたタングと、シート本体に設けられ、タング
を係脱自在に保持可能なバックルとを有している。そし
て、タングがバックルに係止された状態では、着座した
幼児は幼児用シートベルトおよび胸当てパッドによって
拘束されるようになる。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】ところで、この種の従
来の幼児用拘束保護シートは、幼児が着座するシート部
と着座した幼児の背中がよりかかるシートバックとが樹
脂等により一体に成形されているとともに、この一体成
形品がベース部にリクライニング可能に取り付けられて
いる。このようにシート部とシートバックとが一体成形
品で形成されているため、従来の幼児用拘束保護シート
は大形にならざるを得なかった。
【0004】しかしながら、このように幼児用拘束保護
シートが大形であると、幼児用拘束保護シートの持ち運
びや車両のシートへのセットがきわめて面倒であるとい
う問題がある。また、大型の幼児用拘束保護シートでは
大きな収納スペースが必要となるため、その収納保管が
困難であるという問題がある。特に、自動車のような狭
い限られたスペースしかないような車両においては、こ
の収納スペースがきわめて重要な問題になっている。
【0005】本発明は、このような問題に鑑みてなされ
たものであって、その目的は、不使用時には小さくする
ことができるようにして、持ち運びや車両のシートへの
セットを簡単にするとともに小さな収納スペースで済む
幼児用拘束保護シートを提供することである。
【0006】
【課題を解決するための手段】前述の課題を解決するた
めに、請求項1は、幼児が着座するシート部と、着座し
た幼児の背中がよりかかるシートバックと、幼児用シー
トベルト装置等の幼児用拘束手段とを少なくとも備え、
前記シート部に前記シートバックが回動可能に取り付け
られていて、前記シート部と前記シートバックとが折り
たたみ可能に設定されており、前記シートバックの左右
両端に左右側壁が設けられているとともに、前記シート
部と前記シートバックとの折りたたみ時に、前記シート
部の少なくとも一部が前記左右側壁内に収容されるよう
に、前記左右側壁の内面間の距離が設定されていて、前
記幼児用拘束手段により着座した幼児を拘束保護する幼
児用拘束保護シートにおいて、前記シート部と前記シー
トバックとの折りたたみ時に、前記シートバックと前記
シート部とがほぼ同一方向となる折りたたみ位置に前記
シートバックを前記シート部に対してロックする折りた
たみロック手段が設けられていることを特徴としてい
る。
【0007】また請求項2の発明は、前記シートバック
が前記シート部に対して所定のリクライニング位置にロ
ックするリクライニングロック手段が設けられているこ
とを特徴としている。更に請求項3の発明は、前記折り
たたみロック手段はこのリクライニングロック手段によ
って構成されていることを特徴としている。
【0008】
【0009】
【作用】このような構成をした請求項1の発明の幼児用
拘束保護シートにおいては、幼児が着座するシート部と
着座した幼児の背中がよりかかるシートバックとが折り
たたみ可能となっているので、幼児用拘束保護シートの
不使用時にはシート部とシートバックとを折りたたむこ
とにより、幼児用拘束保護シートを小さくすることがで
きる。そして、このように小さく折りたたんだ幼児用拘
束保護シートを収納保管することになるので、幼児用拘
束保護シートの持ち運びや車両のシートへのセットを簡
単に行うことができるとともに、小さな収納スペースで
済むようになる。また、シート部とシートバックとの折
りたたみ時に、シート部の少なくとも一部がシートバッ
ク左右側壁内に収容されるようになるので、幼児用拘束
保護シートの折りたたみ形状がより一層コンパクトにな
る。更に、シート部とシートバックとの折りたたみ時
に、折りたたみロック手段によりシートバックが折りた
たみ位置にロックされるので、取り扱いがきわめて簡単
になる。
【0010】更に請求項2の発明においては、シートバ
ックをシート部に対して所定のリクライニング位置に設
定保持することができるようになる。更に請求項3の発
明においては、リクライニングロック手段で折りたたみ
ロック手段を兼用しているので、一つのロック手段のみ
を操作することにより、リクライニング設定位置の保持
および折りたたみ設定位置の保持を行うことができるよ
うになり、ロック手段の取扱い操作がきわめて簡単にな
る。しかも、折りたたみロック手段を別個に設ける必要
はなくなるので、部品点数が低減するとともに、構成が
簡単になる。
【0011】
【0012】
【実施例】以下、図面を用いて本発明の実施例を説明す
る。図1は本発明にかかる幼児用拘束保護シートの一実
施例を左半分切り欠いて示す正面図、図2は同じくこの
実施例を部分的に切り欠いて示す左側面図、図3はこの
実施例の平面図である。
【0013】図1ないし図3に示すように、本実施例の
幼児用拘束保護シート1は、幼児がすわるシート部2
と、このシート部2に回動可能に取り付けられ、幼児の
背中がよりかかるシートバック3と、このシートバック
3の回動を制御するシートバック回動制御装置4と、シ
ート部2にすわった幼児を拘束するための幼児用シート
ベルト装置5と、この幼児用シートベルト装置5におけ
る肩ベルト5aの上下位置を調節する肩ベルトアジャス
タ装置6とを備えている。
【0014】シート部2はシート部本体7とこのシート
部本体7を支持するベース部8とからなっている。図4
ないし図6に示すように、シート部本体7は幼児が直接
すわる中央部9とこの中央部9の左右両側に形成された
左右側壁10,11とから構成され、これらはプラスチ
ックシェルにより一体に形成されている。中央部9の前
部には、後述する幼児シートベルト装置5のバックル5
dおよびシートバック回動制御装置4の操作レバー55
がそれぞれ収容される第1凹嵌部12が形成されてい
る。この第1凹嵌部12内には、シートバック回動制御
装置4の操作レバー55が貫通するとともにこの操作レ
バー55を前後方向に移動可能にするガイド孔13が形
成されている。
【0015】中央部9の前後方向中央には断面V字形の
第2凹嵌部14が形成されている。後述するようにこの
第2凹嵌部14内に、自動車や航空機等の車両のシート
122に付設され、この幼児用拘束保護シート1をこの
車両のシートに固定するためにも使用される車両シート
122の乗員拘束用シートベルト装置のタング123お
よびバックル124が位置するようになる。更に中央部
9の後部には、幼児用シートベルト装置5の幼児用シー
トベルトが貫通する幼児用シートベルト貫通孔15が穿
設されているとともに、シートバック回動制御装置4の
ケース58(詳細は後述)を取り付けるためのビスが貫
通する一対の取付ビス孔16,17がこの幼児用シート
ベルト貫通孔15を挟んで穿設されている。
【0016】左右側壁10,11の後部には、シートバ
ック回動制御装置4の回動部が収容支持されるほぼ円形
状の回動支持部18,19が形成されている。これらの
回動支持部18,19には、その中心部にシートバック
3を回動可能に支持する回動軸20が貫通する回動軸貫
通孔21が穿設されているとともに、その後下部にシー
トバック3を設定された所定の回動位置にロックするシ
ートバック回動制御装置4のロックピン56(詳細は後
述)が貫通するロックピン貫通孔22が穿設されてい
る。
【0017】更に、左右側壁10,11の外側には、第
2凹嵌部14に対応する位置に上方へ開口するほぼ断面
V字形の一対の溝23,24,25,26がそれぞれ形成
されている。後述するようにこれらの溝23,24,2
5,26には、幼児用拘束保護シート1の左右幅がそれ
が固定される車両のシートの幅よりかなり小さい場合
に、車両のシートに付設されているシートベルトを案内
するベルトガイド101(詳細は後述する)の一対の突
出部120c,120dが、その使用時に支持されるよ
うになる。
【0018】図8に示すように、ベース部8も同様にこ
れらはプラスチックシェルにより形成されており、この
ベース部8にはシート部本体取付用ビスがねじこまれる
所定数の取付部27が形成されている。そして、図2に
示すようにベース部8の上にシート部本体7がビス28
を取付部27にねじこむことにより取り付けられる。ま
たベース部8の左右両側には、前述のベルトガイドが貫
通する一対のベルトガイド貫通孔29,30が穿設され
ている。
【0019】図9ないし図11に示すように、シートバ
ック3は幼児の背中を直接支持するシートバック部31
と、このシートバック部31の左右両側に設けられた左
右側壁32,33とから構成され、同様にプラスチック
シェルにより形成されている。シートバック部31に
は、その中央に上下方向に延びる一対の平行四辺形のガ
イド孔34,35が穿設されている。このガイド孔34,
35にはそれぞれ肩ベルトアジャスタ装置6におけるベ
ルトガイド101(詳細は後述)のガイド部筒状部10
7が貫通されて、このベルトガイド101がガイド孔3
4,35に案内されて上下に移動されるようになってい
る。
【0020】また、シートバック3の幼児支持側とは反
対側のシートバック部31裏側には、肩ベルトアジャス
タ装置6におけるねじ棒103(図1および図2に図
示)を回動自在に支持する上下一対のブラケット36,
37が一体に設けられている。更に、左右側壁32,3
3のシートバック部31近傍には、それぞれシートバッ
ク回動制御装置4におけるアッパーブラケット50(詳
細は後述)を取り付けるためのビスがねじ込まれる取付
部38,39,40,41,42,43が設けられている。
更にシートバック部31裏側には、肩ベルトアジャスタ
装置6におけるトルクリンク105(図1および図2に
図示)を左右方向に支持するブラケット44,45が設
けられている。
【0021】更に左右側壁32,33の下端には、シー
トバック回動制御装置4の回動部が収容支持されるほぼ
円形状の回動支持部46,47が形成されている。これ
らの回動支持部46,47には、その中心部に後述する
回動軸カバー125(図1に図示)の中心部の突出部1
25aが嵌入される貫通孔48,49が穿設されてい
る。 ところで、図10に示すようにシートバック3の
左右側壁32,33の幅aは、その上部が比較的大きな
幅とされており、その幅の大きさは、図12に示すよう
にシートバック3が折り畳まれたとき左右側壁32,3
3の上部側の縁32a,33aがそれぞれベース部8の
上面に当接したとき、シートバック3裏側がベース部8
の下面とほぼ平行となる大きさに設定されている。ま
た、左右側壁32,33の幅aは、その下部が比較的小
さい幅とされている。
【0022】また、シートバック3の左右側壁32,3
3の内側対向面間の距離b(図9および図11に図示)
は、シート部本体7の前部の幅c(図4に図示)より大
きく設定されているが、シート部本体7の後部の幅d
(図4に図示)よりは小さく設定されている。したがっ
て、図13に示すようにシートバック3が折り畳まれた
とき、シート部本体7の前部はシートバック3の左右側
壁32,33の内側に収容されるようになる。これによ
り、幼児用拘束保護シート1は小さくコンパクトにな
る。
【0023】一方、シート部本体7の後部左右側端部は
左右側壁32,33とほぼ同一平面に位置するようにな
る。すなわち、左右側壁32,33の内側対向面間の距
離bがシート部本体7の後部の幅dより小さく設定され
ても、図12に示すようにシート部本体7の後部左右側
端部7b,7cが左右側壁32,33の狭幅部によって形
成される空間E(図10に図示)に位置するようになる
ので、シートバック3が折り畳まれたときに、シート部
本体7の後部左右側端部7b,7cと左右側壁32,33
とはほぼ同一平面に位置することができる。
【0024】図1および図2に示すように、シートバッ
ク回動制御装置4は、背の左右側壁32,33にそれぞ
れ取り付けられる左右一対のアッパーブラケット50
と、シート部本体7の左右側壁10,11にそれぞれ取
り付けられる左右一対のロアブラケット51と、アッパ
ーブラケット50に取り付けられたアッパーフックピン
52およびロアブラケット51に取り付けられたロアフ
ックピン53間に架設されるねじりばね54と、操作レ
バー55と、ロックピン56と、ロックピン56をロッ
ク位置と非ロック位置とに移動制御するカム板57と、
ロックピン56およびカム板57をそれぞれ摺動可能に
収容支持するケース58と、ロックピン56がロック位
置となる方向にカム板57を常時付勢する付勢ばね97
と、操作レバー55およびカム板57間を連結しかつ操
作レバー55の操作力を付勢ばね97の付勢ばね力に抗
してカム板57に伝達する操作力伝達リンク59とから
構成されている。
【0025】図14に示すように、アッパーブラケット
50は平板状に形成されており、上部の矩形部50aと
下部の円形部50bとから構成されている。矩形部50
aにはこのアッパーブラケット50をシートバックに取
り付けるためのビスが貫通するビス孔60,61,62が
上下方向に3個穿設されている。更に、矩形部50aに
は肩ベルトアジャスタ装置6の操作ノブ104(図1に
図示)の回動軸104aが回動可能に貫通する貫通孔6
3穿設されている。
【0026】一方、円形部50bには、その中心に回動
軸20が相対回動可能に貫通する孔64が穿設されてい
るとともに、シートバック3を3つのリクライニング角
度にロックするために、ロックピン56が貫通する3個
のロック孔65,66,67がこの孔64の中心から所定
半径の同一円周上にそれぞれ穿設されている。また、シ
ートバック3を折りたたみ位置にロックするために、こ
れらのロック孔65,66,67と同一円周上にロックピ
ン56が貫通するロック孔68が穿設されている。同図
(b)に示すように、これらのロック孔65,66,6
7,68は短径fと長径gとからなる長円形状に形成さ
れており、その場合短径fはロックピン56がほとんど
隙間なく貫通かつ摺動できる大きさに設定されている。
そして、各ロック孔65,66,67,68は短径fが孔
64と同心円の円周方向となり、長径gがこの同心円の
径方向となるように配設されている。更に矩形部50に
はその長手方向に延びるガイド孔69が穿設されてお
り、このガイド孔69には、ベルトガイド101を支持
する支持手段102(図25に図示)のガイド113,
114が上下に移動するときに、そのねじ部113b,
114bを案内するようになっている。更に円形部50
bには、アッパーフックピン52が貫通固設される孔1
17が穿設されている。
【0027】シートバック3を所定のリクライニング角
度にロックするためのロック孔65,66,67が形成さ
れている部分は補強部材70によって補強されている。
また、アッパーブラケット50は矩形部50aおよび円
形部50bの一部の縁にフランジ50cが形成されてお
り、このフランジ50cによりアッパーブラケット50
が補強されている。また、矩形部50aおよび円形部5
0bには、湾曲による補強リブ71,72が形成されて
おり、この補強リブ71,72によりアッパーブラケッ
ト50が補強されている。
【0028】図1に示すようにこのアッパーブラケット
50は、ビス孔60,61,62にそれぞれビスを貫通し
てシートバック3の取付部38,39,40にねじ込むこ
とにより、シートバック3に固定される。アッパーブラ
ケット50はシートバック3に固定された状態では、左
右方向のガタが防止されるようになる。
【0029】図15(a)および(b)に示すように、
ロアブラケット51は、上部に半円形部51aが形成さ
れているとともに、下部にシート部本体7にビス止めさ
れる取付部51bが形成されている。半円形部51aに
はその中心に回動軸20が貫通する円形の孔73が穿設
されている。また、半円形部51aにはアッパーフック
ピン52が貫通するとともに、シートバック3の回動時
にこのアッパーフックピン52を回動可能に案内するガ
イド孔74が孔73と同心円の円弧形状に穿設されてい
る。更に、ロアブラケット51には、ロックピン56が
摺動可能に貫通する貫通孔75およびロアフックピン5
3が貫通固設される孔76がそれぞれ穿設されている。
その場合貫通孔75は、その中心と孔73の中心との間
の長さがアッパーブラケット50のロック孔65,66,
67が設けられている孔64の中心とした同一円周の半
径と等しくなる位置に設けられている。このアッパーブ
ラケット50は、ビス(不図示)によりシート部本体7
に固定される。
【0030】図1に示すように、回動軸20がシート部
本体7に固定されたロアブラケット51の孔73に貫通
されてそのロアブラケット51に支持されるとともに、
シートバック3に固定されたアッパーブラケット50が
ロアブラケット51の外側に位置して、その孔64を回
動軸20に貫通させることにより、回動可能に支持され
る。その場合、抜け止めリング77によりアッパーブラ
ケット50が回動軸20からの抜け出ることが防止され
るとともに、回動軸20のカバー78がその突出部78
aをシートバック3の貫通孔48に嵌合されかつビスを
回動軸20の端部にねじ込むことにより回動軸20を覆
うように取り付けられる。また、アッパーブラケット5
0に固定されているアッパーフックピン52が、ロアブ
ラケット51のガイド孔74を貫通してロアブラケット
51の内側に延出してシート部本体7の回動支持部1
8,19内に位置するようになる。そして、アッパーフ
ックピン52とロアブラケット51に固定されたロアフ
ックピン53との間にねじりばね54が架設される。こ
うして、シートバック3がシート部本体7に回動軸20
まわりに回動可能に取り付けられる。
【0031】その場合、シートバック3の回動位置に応
じて、アッパーブラケット50のロック孔65,66,6
7,68の一つがロアブラケット51の貫通孔75に整
合するようになる。また、ねじりばね54は次のような
ばね特性を有するように設定されている。すなわち、図
16においてアッパーフックピン52(すなわちねじり
ばね54の一端)がαの位置にあるとき、ねじりばね5
4は自由状態となるように設定されており、したがって
シートバック3に加えられるねじりばね54のばね力は
0となっている。また、アッパーフックピン52のこの
α位置では、シート部本体7を水平にしたとき、シート
バック3はその自重で前方、すなわち折りたたみロック
位置δ方向へ回動するように設定されている。この自重
によるシートバック3の前方回動により、ねじりばね5
4のばね力が次第に大きくなり、このばね力によりシー
トバック3の自重による前方回動の衝撃が緩和される。
【0032】一方、シートバック3を所望のリクライニ
ング位置にセットするためにα位置から後方へ回動させ
ると、シートバック3にねじりばね54のばね力がα位
置に戻す方向へ作用し、このばね力はシートバック3の
後方回動に応じて大きくなる。したがって、ロックピン
56がロック孔65,66,67のいずれかに嵌入して、
シートバック3が所定のリクライニング角度にセットさ
れた状態では、ねじりばね54のアッパーフックピン5
2をα位置に戻すばね力は比較的大きくなり、このばね
力により、シートバック3はロック孔65,66,67の
短径がわの縁が常時ロックピン56に当接するように付
勢される。これにより、シートバック3の前後回動方向
のガタが防止される。
【0033】更に、ロックピン56がロック孔65,6
6,67に完全に嵌入されないハーフラッチ状態に、シ
ートバック3のリクライニングがセットされようとする
と、大きくなっているねじりばね54のばね力により、
シートバック3が前方へ回動せしめられる。したがっ
て、シートバック3のリクライニングセット時のハーフ
ラッチが確実に防止される。
【0034】このように、ねじりばね54は、シートバ
ック3の自重による前方回動の衝撃を緩和するショック
アブソーバの機能、シートバック3のリクライニング時
のガタつき防止の機能およびシートバック3のリクライ
ニングセット時のハーフラッチ防止の機能を有するよう
に設定されている。
【0035】図17に示すように、操作レバー55は、
シート部本体7の凹嵌部12に配置されこの操作レバー
55を作動する操作部55aと、ガイド孔13を貫通す
る貫通部55bと、操作レバー55をシート部本体7に
摺動可能に支持する支持部55cと、操作力伝達リンク
59が連結される連結部55dとから構成されている。
連結部55dには、操作力伝達リンク59が貫通しかつ
この操作力伝達リンク59を固定するための孔55eが
穿設されている。
【0036】図18に示すように、ロックピン56は丸
棒から形成されており、一端が直角に折曲げられてカム
フォロワ部56aが形成されている。このカムフォロワ
部56aはカム板57のカム孔80,81(図19に図
示)に嵌入され、カム板57の移動によりカム孔80,
81にガイドされて移動するようになっている。また、
ロックピン56の他端はロック部56bが形成されてお
り、このロック部56bは、ロックピン56がカム孔8
0,81によってガイドされて移動することによりアッ
パーブラケット50のロック孔65,66,67,68の
一つおよびロアブラケット51の貫通孔75に貫通し
て、アッパーブラケット50とロアブラケット51とを
ロックするようになっている。その場合、ロックピン5
6の他端には面取りAが施されており、この面取りAに
より、ロック部56bがロック孔65,66,67,68
および貫通孔75に貫通しやすくなっている。
【0037】図19に示すように、カム板57はほぼ平
板状に形成されており、中央に長手方向に延びる比較的
大きな開口79が形成されている。また、カム板57の
図において上端側には、ロックピン56のカムフォロワ
部56aが嵌入されるハの字形の一対のカム孔80,8
1が形成されているとともに、下端側には、操作力伝達
リンク59の一端が連結される孔82と、カム板57を
図において上方向に常時付勢する付勢ばね97(図2に
図示)の一端が連結される孔83が穿設されている。更
に、カム板57の左右側端および上端にはフランジ57
aが形成されており、特にこのフランジ57aの左右両
側端に形成されているフランジ部はケース58の案内面
58d(図20に図示)に当接してカム板57をその案
内面に沿って案内するガイド部57bとなっている。
【0038】図20(a)ないし(c)に示すように、
ケース58は平板状に形成されており、その本体58a
の一面側には一対の側壁58b,58cが長手方向に平
行に立設されている。同図(c)に二点鎖線で示すよう
に、カム板57が本体58aとこれらの一対の側壁58
b,58cとによって囲まれる空間内にケース長手方向
に沿って移動可能に配設される。その場合、カム板57
は、ガイド部57bが本体58aの案内面58dに当接
することによりこの案内面58dに沿ってガイドされる
とともに一対の側壁58b,58cに沿ってガイドされ
て移動するようになる。
【0039】更に本体58aの一面側には、ピンカバー
84の突起91(図21に図示)が嵌合する突起58e
が立設されている。
【0040】一対の側壁58b,58cにはロックピン
56が摺動可能に貫通するロックピン貫通孔85がそれ
ぞれ穿設されているとともに、本体58aの一面側の一
対の側壁58b,58c間には、ロックピン56をガイ
ドする一対のガイド86,87がこのロックピン貫通孔
85に対応するようにして立設されている。また、本体
58aの側壁58b,58cの外側には、ロックピン貫
通孔85と同径の半円形の凹部を有するロックピン56
の案内支持部88が設けられている。この案内支持部8
8を挟んで、ピンカバー84が取り付けられる取付部8
9が設けられている。更に、本体58aの他面側には、
ケース58をシート部本体7に取り付けるための取付部
90が設けられている。
【0041】図21に示すように、ピンカバー84はそ
の本体84aの中央に突起91が立設されており、この
突起91には円形穴92が形成されている。この円形穴
92は、前述のようにケース58の突起58eに嵌合さ
れ、これによりケース58とピンカバー84との位置決
めがされる。また、本体84aには一対のガイド孔9
3,94が穿設されており、これらのガイド孔93,94
内には、それぞれカム孔80,81を貫通したロックピ
ン56におけるカムフォロワ部56aの先端が嵌入され
るとともに、このカムフォロワ部56aはガイド孔9
3,94に沿って移動できるようになっている。
【0042】更に、本体84aの左右両端には、ケース
58のロックピン貫通孔85と同径の半円形の凹部を有
するロックピン56の案内支持部95が設けられてい
る。この案内支持部95の凹部はケース58における案
内支持部88の凹部と協働してケース58のロックピン
貫通孔85と同径のロックピン貫通孔が形成されるよう
になっている。
【0043】したがってロックピン56は、ガイド孔9
3,94、一対のガイド86,87、ロックピン貫通孔8
5および案内支持部95の凹部と案内支持部88の凹部
との協働によって形成されるロックピン貫通孔に案内さ
れるようになる。これによりロックピン56の移動が確
実にかつ滑らかに行われるようになる。
【0044】更に、取付部96が案内支持部95を挟ん
で設けられており、この取付部96をケース58の取付
部89に取り付けることにより、ピンカバー84がケー
ス58に取り付けられるようになる。図2に示すよう
に、ケース58にカム板57およびピンカバー84が組
み付けられた状態で、ピンカバー84の突起92とカム
板57の孔83との間には付勢ばね97が縮設されてお
り、この付勢ばね97はカム板57をケース58に対し
て図2において左斜め上方へ常時付勢している。したが
って、通常状態ではロックピン56は図19(a)にお
いてハ字形のカム孔80,81の最下端位置に位置する
ようになる。
【0045】図2に示すように、操作力伝達リンク59
は、その一端が操作レバー55の連結部55dの孔55
eに連結されているとともに、他端がカム板57の孔8
2に連結されている。この操作力伝達リンク59は、例
えばロッド、インナーケーブルおよびアウタケーブルあ
るいはそれらの組合せ等の従来からある一般的な力伝達
リンクから形成することができ、途中の適宜箇所をシー
ト部本体7に支持されている。
【0046】このように構成されたシートバック回動制
御装置4においては、通常時には前述のように付勢ばね
97によりロックピン56のカムフォロワ部56aがカ
ム孔80,81の最下端位置に設定され、ロックピン5
6は最も突出した状態となる。図22に示すように、ロ
ックピン56のこの状態では、ロック部56bがロック
孔65,66,67,68のいずれか一つおよび貫通孔7
5に嵌入するようになり、ロックピン56はロック位置
となる。これにより、シートバック3は所定のリクライ
ニング位置、またはシートバック3とシート部2とがほ
ぼ同一方向となる折りたたみ位置にセットされる。ま
た、操作レバー5を前方に引くことにより、カム板57
を図22において下方へ移動させると、カムフォロワ部
56aがカム孔80に案内されるので、ロックピン56
は右方へ移動するようになる。そして、二点鎖線で示す
ようにカムフォロワ部56aがカム孔80の最上端に位
置すると、ロック部56bがロック孔65,66,67,
68のいずれか一つおよび貫通孔75から完全に脱出
し、ロックピン56は非ロック位置となる。これによ
り、シートバック3は回動自由となる。このようにし
て、本実施例においては、シートバック回動制御装置4
が、シートバック3を所定のリクライニング角にロック
するリクライニングロック手段とシートバック3を折り
たたみ位置にロックする折りたたみロック手段とを兼ね
ている。
【0047】幼児用シートベルト装置5は、左右の肩ベ
ルト5aと、これらの肩ベルト5aに連結された胸当て
パッド5bと、この胸当てパッド5bの下端に取り付け
られたタング5cと、このタング5cが係止するバック
ル5dと、左右の肩ベルト5aを1本にまとめたウェビ
ングをシートバック3の背後を通って巻き取っているリ
トラクタ5eとから構成されている。この幼児用シート
ベルト装置5は従来の幼児用シートベルト装置とほぼ同
じである。
【0048】図1および図2に示すように、シートバッ
ク3をシート部2に対して回動可能に支持する回動軸2
0には、カバーシート98が左右一対のロアブラケット
51の間に位置して、図2に実線で示す位置と二点鎖線
で示す位置との間で回動可能に支持されている。図23
に示すように、このカバーシート98は湾曲した本体9
8aを有し、この本体98aの上面は幼児が着座するシ
ート面98bとされている。また、本体98aの下面に
は所定数のリブ98cが設けられている。これらのリブ
98cは同形状に形成されており、四角形状の第1突部
98dと三角形状の第2突部98eとを有している。更
に、カバーシート98の上端には回動軸20が遊嵌され
る孔98hが穿設されている。
【0049】そして、カバーシート98が図2に実線で
示す位置にあるときは、このカバーシート98はシート
部本体7の第2凹嵌部を塞ぐとともに、シート部本体7
の前部のシート面7aおよびシートバック3におけるシ
ートバック31のシートバック面31aと協働して幼児
用拘束保護シート1のシート面およびシートバック面が
連続して形成されるようになる。これにより、幼児を確
実にかつ安定して着座させることができる。その場合、
図2に示すように第1突部98dの先端98fがV字形
の第2凹嵌部14の一方の斜面に当接するとともに、第
2突部98eの一方の斜端98gが第2凹嵌部14の他
方の斜面に当接するようになっている。これにより、着
座した幼児の体重がリブ98cを介してシート部本体7
に確実に支持される。
【0050】一方、カバーシート98が図2に二点鎖線
で示す位置にあるときは、このカバーシート98はシー
ト部本体7の第2凹嵌部14を開く。これにより図24
に示すように、車両シートに対して幼児用拘束保護シー
ト1の取付、取外を行う際、第2凹嵌部14内に位置す
る車両シートに付設されたシートベルト装置のタング1
23とバックル124との着脱操作を幼児用拘束保護シ
ート1の前上方(矢印B)から容易に行うことができる
ようになる。特に、両側にそでまたはアームレストのあ
る車両シート等で、幅が幼児用拘束保護シート1の幅よ
りわずかしか大きくなく車両シートの脇から車両シート
に幼児用拘束保護シート1を固定することが困難である
ような場合には、幼児用拘束保護シート1の着脱の容易
性がより一層効果的となる。
【0051】図1および図2に示すように、肩ベルトア
ジャスタ装置6は、幼児用シートベルトの肩ベルトを上
下位置調節可能に案内するベルトガイド101と、この
ベルトガイド101を支持する支持手段102と、上下
方向に延設されかつ支持手段102を上下動させるねじ
軸103と、シートバック3の左右側壁32,33の一
方(図示例では左側壁33)に回動可能に取り付けられ
た操作ノブ104と、この操作ノブ104とねじ軸10
3とを直角に方向を変えて連結するとともに、操作ノブ
104の回転トルクをねじ軸103に伝達するトルクリ
ンク105とから構成されている。このトルクリンク1
05は従来から一般に使用されている可撓性のトルクリ
ンクで形成することができる。
【0052】図25に示すように、ベルトガイド101
は細長い平行四辺形状の平板からなる本体101aを有
しており、この本体101aのほぼ中央には、幼児用シ
ートベルトの肩ベルトが摺動可能に貫通する孔102を
有し、本体101aの一側から他側へ延出する筒状部1
03が一体に形成されている。更に、筒状部103の一
端にはフランジ104が形成されている。また筒状部1
03の他端には、支持手段102の筒状部材109を把
持する把持部110が設けられている。
【0053】ところで、図3に二点鎖線で示すようにシ
ートバック3にはシートカバー111がクッション11
2を介して取り付けられるようになっているが、このシ
ートカバー111およびクッション112にはシートバ
ック3のガイド孔34,35に対応する位置に、ガイド
孔34,35と同形の孔が形成されている。そして、こ
れらカバー111およびクッション112の孔に、本体
101aとフランジ108との間の筒状部107が摺動
可能に貫通されている。したがって、本体101aとフ
ランジ108との間には、カバー111およびクッショ
ン112が位置するようになる。
【0054】また本体101aの把持部110側は図3
に示すようにシートバック3のシートバック31に当接
しており、ベルトガイド101は本体101aに沿って
摺動可能となっている。また、本体101aと把持部1
10との間の筒状部107はガイド孔34,35に貫通
されているとともに、このガイド孔34,35に案内さ
れて摺動可能となっている。したがって、ベルトガイド
101は、その筒状部107がガイド孔34,35の上
端に当接する上限位置(孔106が実線で図示された位
置)Cとガイド孔34,35の下端に当接する下限位置
(孔106が二点鎖線で図示された位置)Dとの間で、
ベルトガイド101が移動できるようになっている。
【0055】その場合、カバー111およびクッション
112の孔を本体101aは、ベルトガイド101の筒
状部107がその上限位置と下限位置との間のどの位置
にあっても、ガイド孔34,35、カバー111および
クッション112の孔を塞ぐことのできる大きさに設定
されている。またフランジ108の外形はガイド孔3
4,35の大きさより大きく形成されており、したがっ
て、カバー111およびクッション112はフランジ1
08と本体101aとの間から容易に外れることはな
い。
【0056】図26に示すように、支持手段102は筒
状部材109とこの筒状部材109の左右両端にそれぞ
れ固設されたガイド113,114とから構成されてい
る。筒状部材109の中央にはねじ軸103が螺合され
る雌ねじ109aが形成されているとともに、その雌ね
じ109aの両側には、ベルトガイド101の把持部1
10を固定するためのボルトが貫通する孔109b,1
09cがそれぞれ穿設されている。ガイド113,11
4は円板状のガイド部113a,114aと、このガイ
ドの中心から立設されたねじ部113b,114bとか
ら構成されている。このガイド113,114は、筒状
部材109の両端に固定された閉塞部材115,116
に所定の間隙hを形成するようにねじ込むことにより、
筒状部材109に固設される。
【0057】そして、シートバック3の左右側壁32,
33に固定されたアッパーブラケット50のガイド孔6
9にガイド113,114のねじ部113b,114bを
貫通させ、アッパーブラケット50が間隙hに位置する
ようにして、支持手段102がガイド孔69にガイドさ
れて上下に移動可能に取り付けられる。また、筒状部材
109に加えられる左右方向の力、前後方向の力および
各方向まわりのモーメントが、アッパーブラケット50
によって支持されるようになる。
【0058】図1および図2に示すように、ねじ軸10
3は筒状部材109の雌ねじ109aに螺合され、その
上下端はシートバック3のブラケット36,37にそれ
ぞれ支持されている。その場合、上側のブラケット36
ではねじ軸103の上端がスラスト方向にフリー状態で
回転のみ可能に支持され、また下側のブラケット37で
はねじ軸103の下端がスラスト方向に支持された状態
で回転可能に支持されている。したがって、筒状部材1
09に加えられる上下方向の力はねじ軸103を介して
下側のブラケット37で支持されるようになり、上側の
ブラケット36では支持されない。これにより、下側の
ブラケット37は強度上比較的大きくする必要がある
が、上側のブラケット36は比較的小さくて済む。この
結果、図2に示すように幼児用拘束保護シート1の使用
状態ではシートバック3が後方に傾いた状態となるが、
上側のブラケット36が小さいことから幼児用拘束保護
シート1の後方への突出量は小さくなる。したがって、
幼児用拘束保護シート1を車両シートに固定したとき、
幼児用拘束保護シート1が車両シートに対して前方に固
定されることが防止される。これにより、幼児の体が前
方の車両構成部材からより一層遠ざけることができると
ともに、幼児用拘束保護シート1は車両シートに確実に
かつ安定して固定できるようになる。
【0059】図1に示すように、ねじ軸103の下端に
はトルクリンク105の一端がねじ軸103と相対回転
不能に連結されている。このトルクリンク105は上下
方向から直角に湾曲して左方向に延設され、その他端部
がシートバック3に固定されたブラケット44に回転可
能に支持されている。トルクリンク105の他端は断面
角形状に形成された連結部105aとされ、この連結部
105aはブラケット44により確実に左方向へ向くよ
うにされている。
【0060】シートバック3の左側壁32には、トルク
リンク105の連結部105aに対向する位置に操作ノ
ブ104が回動可能に取り付けられている。その場合、
操作ノブ104は所定以上の力で左側壁32に対して脱
着が可能となっている。操作ノブ104の回動軸104
aの端部には、トルクリンク105の連結部105aの
断面形状と相似形かつそれより若干大きな断面形状の穴
104bが穿設されている。したがって、操作ノブ10
4左側壁32に挿入して取り付けたとき、穴104b内
に連結部105aが嵌入するようになり、これにより回
動軸104aと連結部105aとが回転のみ不能に連結
される。その場合、回動軸104aはガイド118によ
ってガイドされるので、回動軸104aと連結部105
aとは確実にかつ容易に連結されるようになる。図1に
示すように、支持手段102、ねじ軸103、トルクリ
ンク105はカバー126によって覆われている。
【0061】ところで、本実施例の場合操作ノブ104
を左側壁32に配設しているが、このようにすることに
より、操作ノブ32をシートバック3の上部に設けた場
合に比べて、シートバック3の後方への突出量が小さく
なる。したがって、前述と同様に幼児用拘束保護シート
1を車両シートに固定したとき、幼児用拘束保護シート
1が車両シートに対して前方に固定されることが防止さ
れる。なお、この実施例では操作ノブ104を左側壁3
2に配設するようにしているが、操作ノブ104を右側
壁33に配設するようにすることもできる。
【0062】このように構成された肩ベルトアジャスタ
装置6においては、操作ノブ104を回動操作すると、
その回動トルクがトルクリンク105を介してねじ軸1
03に伝達され、ねじ軸103が回動する。このねじ軸
103の一方向の回動により、ベルトガイド101が下
降するとともに、ねじ軸103の他方向の回動により、
ベルトガイド101が上昇する。これにより、幼児用シ
ートベルトの肩ベルトの上下位置が連続的に調節され
る。
【0063】図27および図28に示すように、シート
部本体7の左右側壁の少なくとも一方(図示例では左側
壁)には、第2凹嵌部14の他方の斜面の近傍にベルト
ガイド(詳細は後述)を保持する保持スプリング119
が固設されている。図29に示すように、この保持スプ
リング119は弾性材で形成されており、その中央には
取付孔119aが穿設されているとともに、左右両端に
ベルトガイドの一対の突出部を弾性的に保持する保持部
119b,119cが設けられている。
【0064】また、ベース部8には、第2凹嵌部14の
最低部に対応する位置にベルトガイド120が回動可能
にかつ左右方向に移動可能に支持されている。図30に
示すようにこのベルトガイド120は、車両のシートベ
ルトをガイドするガイド部120aと、このガイド部1
20aの一端に設けられ、ベース部8のベルトガイド貫
通孔29,30(図8に図示)に回動可能にかつ軸方向
に移動可能に貫通されている回動軸12bと、ガイド部
120aに立設された一対の突出部120c,120d
とから構成されている。この一対の突出部には、それぞ
れ保持スプリング119の保持部119b,119cが
係合する凹部120e,120fが形成されている。
【0065】そして、図28に実線で示すようにベルト
ガイド120は、通常時にはベース部8に最も押し込ま
れかつ保持スプリング119に保持された非使用状態に
設定されている。例えば車両シートの幅が幼児用拘束保
護シート1の幅に対してかなり大きいような場合には、
二点鎖線で示すようにベルトガイド120を左方向に所
定量引き出すとともに回動させ、突出部120c,12
0dがそれぞれ溝23,24に嵌入した位置にベルトガ
イド120を設定する。ベルトガイド120のこの位置
では、車両のシートベルトは距離iだけ左方からガイド
されるようになる。なお、図31に示すようにベルトガ
イド120の引き出しは、回動軸120bの端に固定さ
れた係止部材121がベルトガイド貫通孔29,30の
端部に設けられたストッパ部29aに当接することによ
り、規制されている。
【0066】このようなベルトガイド120を設けた理
由は、例えば車両シートの幅が幼児用拘束保護シート1
の幅に比してかなり大きい車両等のように車両によって
は、図32(a)に示すように幼児用拘束保護シート1
を車両シートに固定するにあたって、車両のシートベル
ト装置のタングをバックルに係合したとき、その係合部
が幼児用拘束保護シート1の角部に位置する場合があ
る。タングとバックルとがこのような状態で係合した場
合には、その係合が不安定なものとなる。そこで、同図
(b)に示すようにベルトガイド120を左方へ突出さ
せ、そのベルトガイド120にシートベルトをガイドさ
せるようにすると、タングとバックルとの係合部が角部
から外れるようになり、これによりタングとバックルと
の係合が安定してより一層確実なものとなる。
【0067】
【発明の効果】以上の説明から明らかなように、請求項
1の発明の幼児用拘束保護シートによれば、幼児が着座
するシート部と着座した幼児の背中がよりかかるシート
バックとが折りたたみ可能となっているので、幼児用拘
束保護シートの不使用時にはシート部とシートバックと
を折りたたむことにより、幼児用拘束保護シートを小さ
くすることができる。したがって、幼児用拘束保護シー
トの持ち運びや車両のシートへのセットを簡単に行うこ
とができるとともに、収納スペースを小さくすることが
できる。また、シート部とシートバックとの折りたたみ
時に、シート部の少なくとも一部をシートバックの左右
側壁内に収容できるので、幼児用拘束保護シートの折り
たたみ形状をより一層コンパクトにできる。そのうえ、
シート部とシートバックとの折りたたみ時に、折りたた
みロック手段によりシートバックが折りたたみ位置にロ
ックされるので、幼児用拘束保護シートの取り扱いがき
わめて簡単になる。
【0068】更に請求項2の発明によれば、シートバッ
クをシート部に対して所定のリクライニング位置に設定
することができ、幼児をリラックスした快適な状態で着
座させることができる。更に請求項3の発明によれば、
リクライニングロック手段で折りたたみロック手段を兼
用しているので、一つのロック手段のみを操作するだけ
で、リクライニング設定位置の保持および折りたたみ設
定位置の保持を確実にかつ簡単に行うことができるよう
になる。したがって、ロック手段の取扱い操作がきわめ
て簡単になる。しかも、折りたたみロック手段を別個に
設ける必要はなくなるので、部品点数が低減するととも
に、構成が簡単になる。
【0069】
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明に係る幼児用拘束保護シートの一実施
例を左半分を切り欠いて示す正面図である。
【図2】 この実施例を部分的に切り欠いて示す側面図
である。
【図3】 この実施例を部分的に切り欠いて示す平面図
である。
【図4】 この実施例におけるシート部本体の平面図で
ある。
【図5】 このシート部本体の側面図である。
【図6】 このシート部本体の図4におけるVIーVI線に
沿う断面図である。
【図7】 このシート部本体の正面図である。
【図8】 この実施例におけるベース部の斜視図であ
る。
【図9】 この実施例におけるシートバックの正面図で
ある。
【図10】 このシートバックの側面図である。
【図11】 このシートバックの平面図である。
【図12】 この実施例の折りたたみ状態を概略的に示
す側面図である。
【図13】 この実施例の折りたたみ状態を概略的に示
す正面図である。
【図14】 この実施例におけるアッパーブラケットを
示し、(a)はその平面図、(b)はロック孔の拡大図
である。
【図15】 この実施例におけるロアブラケットを示
し、(a)はその正面図、(b)は平面図である。
【図16】 この実施例におけるねじりばねのばね特性
を説明する説明図である。
【図17】 この実施例におけるシートバック回動制御
装置の操作レバーを示し、(a)はその側面図、(b)
はその正面図である。
【図18】 この実施例におけるロックピンを示す図で
ある。
【図19】 この実施例におけるシートバック回動制御
装置のカム板を示し、(a)はその平面図、(b)はXI
XB-XIXB線に沿う断面図である。
【図20】 このシートバック回動制御装置のケースを
示し、(a)はその正面図、(b)はその平面図、
(c)はその側面図である。
【図21】 このシートバック回動制御装置のピンカバ
ーを示し、(a)はその正面図、(b)は(a)におけ
るXXIBーXXIB線に沿う断面図である。
【図22】 このシートバック回動制御装置におけるロ
ックピンとカム板との作動を説明する図である。
【図23】 この実施例におけるカバーシートを示し、
(a)はその側面図、(b)はその正面図である。
【図24】 このカバーシートの作用を説明する図であ
る。
【図25】 この実施例における肩ベルトアジャスタ装
置のベルトガイドを示し、(a)はその正面図、(b)
は(a)におけるXVBーXVB線に沿う断面図、(c)はそ
の裏面図である。
【図26】 この実施例における肩ベルトアジャスタ装
置の支持手段を部分的に切り欠いて示す正面図である。
【図27】 この実施例におけるベルトガイドの設置位
置およびこのベルトガイドの保持スプリングの取付位置
を示す図である。
【図28】 このベルトガイドの作動を説明する図であ
る。
【図29】 この実施例の保持スプリングを示し、
(a)はその正面図、(b)はその平面図である。
【図30】 この実施例のベルトガイドを示す図であ
る。
【図31】 このベルトガイドの取付状態を示す図であ
る。
【図32】 このベルトガイドの作用を説明し、(a)
はベルトガイドのない場合の説明図、(b)はベルトガ
イドのある場合の説明図である。
【符号の説明】
1…幼児用拘束保護シート、2…シート部、3…シート
バック、4…シートバック部回動制御装置、5…幼児用
シートベルト装置、6…肩ベルトアジャスタ装置、7…
シート部本体、8…ベース部、9…中央部、10…左側
壁、11…右側壁、12…第1凹嵌部、13…ガイド
孔、14…第2凹嵌部、18,19…回動支持部、20
…回動軸、21…回動軸貫通孔、22…ロックピン貫通
孔、23,24,25,26…溝、29,30…ベルトガイ
ド貫通孔、31…シートバック部、32…左側壁、33
…右側壁、34,35…ガイド孔、36,37…ブラケッ
ト、46,47…回動支持部、48,49…貫通孔、50
…アッパーブラケット、51…ロアブラケット、52…
アッパーフックピン、53…ロアフックピン、54…ね
じりばね、55…操作レバー、56…ロックピン、57
…カム板、58…ケース、59…操作力伝達リンク、6
5,66,67…ロック孔(リクライニング用)、68…
ロック孔(折りたたみロック用)、69…ガイド孔、7
5…貫通孔、80,81…カム孔、84…ピンカバー、
97…付勢ばね、98…カバーシート、101…ベルト
ガイド、102…支持手段、103…ねじ軸、104…
操作ノブ、105…トルクリンク、109…筒状部材、
110…把持部、111…シートカバー、112…クッ
ション、113,114…ガイド、119…保持スプリ
ング、120…ベルトガイド、123…タング、124
…バックル

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 幼児が着座するシート部と、着座した幼
    児の背中がよりかかるシートバックと、幼児用シートベ
    ルト装置等の幼児用拘束手段とを少なくとも備え、前記
    シート部に前記シートバックが回動可能に取り付けられ
    ていて、前記シート部と前記シートバックとが折りたた
    み可能に設定されており、前記シートバックの左右両端
    に左右側壁が設けられているとともに、前記シート部と
    前記シートバックとの折りたたみ時に、前記シート部の
    少なくとも一部が前記左右側壁内に収容されるように、
    前記左右側壁の内面間の距離が設定されていて、前記幼
    児用拘束手段により着座した幼児を拘束保護する幼児用
    拘束保護シートにおいて、 前記シート部と前記シートバックとの折りたたみ時に、
    前記シートバックと前記シート部とがほぼ同一方向とな
    る折りたたみ位置に前記シートバックを前記シート部に
    対してロックする折りたたみロック手段が設けられてい
    ることを特徴とする幼児用拘束保護シート。
  2. 【請求項2】 前記シートバックが前記シート部に対し
    て所定のリクライニング位置にロックするリクライニン
    グロック手段が設けられていることを特徴とする請求項
    記載の幼児用拘束保護シート。
  3. 【請求項3】 前記折りたたみロック手段はこのリクラ
    イニングロック手段によって構成されていることを特徴
    とする請求項記載の幼児用拘束保護シート。
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