JPH07108306A - 金属板圧延用ロールの研削方法 - Google Patents
金属板圧延用ロールの研削方法Info
- Publication number
- JPH07108306A JPH07108306A JP25614293A JP25614293A JPH07108306A JP H07108306 A JPH07108306 A JP H07108306A JP 25614293 A JP25614293 A JP 25614293A JP 25614293 A JP25614293 A JP 25614293A JP H07108306 A JPH07108306 A JP H07108306A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- roll
- grinding
- grindstone
- rolling
- axis
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Withdrawn
Links
Landscapes
- Grinding Of Cylindrical And Plane Surfaces (AREA)
- Reduction Rolling/Reduction Stand/Operation Of Reduction Machine (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【目的】 金属板圧延用ロールの表面に、ロール軸方向
に平行を含む任意の角度に研削目を付与するロール研削
方法を提供する。 【構成】 ロールを回転させながら、該ロールの表面を
バイトあるいは回転砥石をロール軸方向に移動させて研
削を行う第1の工程と、ブラシ、液体ホーニング、砥石
等の研削手段を用いてロール表面にロール軸に対して平
行から直角の間の任意の角度に研削目を付与する第2の
工程から構成される。 【効果】 圧延ロールの疲労層や表面疵を除去し真円度
や円筒度等寸法精度を確保した上で、製造する金属製品
の要求に応じた方向性と光沢度をもった金属板表面光沢
の得られる、ロールの研削が可能となった。
に平行を含む任意の角度に研削目を付与するロール研削
方法を提供する。 【構成】 ロールを回転させながら、該ロールの表面を
バイトあるいは回転砥石をロール軸方向に移動させて研
削を行う第1の工程と、ブラシ、液体ホーニング、砥石
等の研削手段を用いてロール表面にロール軸に対して平
行から直角の間の任意の角度に研削目を付与する第2の
工程から構成される。 【効果】 圧延ロールの疲労層や表面疵を除去し真円度
や円筒度等寸法精度を確保した上で、製造する金属製品
の要求に応じた方向性と光沢度をもった金属板表面光沢
の得られる、ロールの研削が可能となった。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、金属板圧延用ロールの
研削方法に関するものである。
研削方法に関するものである。
【0002】
【従来の技術】金属板の圧延は、鍛鋼、鋳鉄等を素材と
して製造されたワークロール、中間ロール、バックアッ
プロール等からなる圧延機で行われるが、いずれのロー
ルも金属を圧延するにともない、表面の粗度摩耗、疲
労、疵入りが進行するため、ロール表面に疵が付いた場
合あるいは予め決められた量の金属を圧延した場合には
表面を研削した整備済ロールと交換される。そして、圧
延後のロールは、例えば第3版鉄鋼便覧第 III巻(1)
の602〜603頁に記述されているように、疲労層や
疵を除去し、規定寸法、表面粗度に調整するためロール
研削盤で研削が行われる。しかしこの場合には、ロール
の研削目がロール軸方向に略直角に付与されるため、こ
のロールで圧延を行うと金属板の圧延方向と平行に研削
目が転写され、高光沢が得にくいという問題点があっ
た。
して製造されたワークロール、中間ロール、バックアッ
プロール等からなる圧延機で行われるが、いずれのロー
ルも金属を圧延するにともない、表面の粗度摩耗、疲
労、疵入りが進行するため、ロール表面に疵が付いた場
合あるいは予め決められた量の金属を圧延した場合には
表面を研削した整備済ロールと交換される。そして、圧
延後のロールは、例えば第3版鉄鋼便覧第 III巻(1)
の602〜603頁に記述されているように、疲労層や
疵を除去し、規定寸法、表面粗度に調整するためロール
研削盤で研削が行われる。しかしこの場合には、ロール
の研削目がロール軸方向に略直角に付与されるため、こ
のロールで圧延を行うと金属板の圧延方向と平行に研削
目が転写され、高光沢が得にくいという問題点があっ
た。
【0003】これに対して特にステンレス鋼の表面光沢
を向上させる目的で、ロールの研削目をロール軸方向に
平行に付けると金属板の圧延方向に研削目が転写されに
くく、高光沢が得られることが知られている(例えば、
材料とプロセス Vol.6(1993)p.137
5)。
を向上させる目的で、ロールの研削目をロール軸方向に
平行に付けると金属板の圧延方向に研削目が転写されに
くく、高光沢が得られることが知られている(例えば、
材料とプロセス Vol.6(1993)p.137
5)。
【0004】しかし、ロールの研削目をロール軸方向に
平行に付けるためには、砥石の周をロール軸と平行に回
転させると同時にロール軸方向に平行に移動させ、かつ
ロールを徐々に回転しながらロール表面を研削する必要
がある。従って、ロール表面と砥石との接線がロール径
の変化にともない常に曲率の変化する曲線となるため、
ロール表面に対する砥石の切り込みが不安定で、ロール
研削の目的の一つであるロール研削精度、特に真円度が
確保できないという問題点があり、実用化に至っていな
かった。
平行に付けるためには、砥石の周をロール軸と平行に回
転させると同時にロール軸方向に平行に移動させ、かつ
ロールを徐々に回転しながらロール表面を研削する必要
がある。従って、ロール表面と砥石との接線がロール径
の変化にともない常に曲率の変化する曲線となるため、
ロール表面に対する砥石の切り込みが不安定で、ロール
研削の目的の一つであるロール研削精度、特に真円度が
確保できないという問題点があり、実用化に至っていな
かった。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】本発明の目的は、上記
問題点を解決し、疲労層や疵を除去し、寸法精度および
表面粗度を確保すると同時に、ロールの研削目をロール
軸方向に平行を含む任意の角度に付与する方法を提供す
ることである。
問題点を解決し、疲労層や疵を除去し、寸法精度および
表面粗度を確保すると同時に、ロールの研削目をロール
軸方向に平行を含む任意の角度に付与する方法を提供す
ることである。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明では、従来の問題
点を解決するために、金属板圧延用ロールを研削するに
あたり、ロールをロール軸を中心に回転させながら、該
ロールの表面を周方向に研削する第1の研削工程と、こ
のロール表面にロール軸方向に研削目を付与する第2の
研削工程からなることを特徴とするロール研削を行うも
のである。また第2の研削工程では、該ロール表面にロ
ール軸に対して平行から直角の間の任意の角度に研削目
を付与しても良い。
点を解決するために、金属板圧延用ロールを研削するに
あたり、ロールをロール軸を中心に回転させながら、該
ロールの表面を周方向に研削する第1の研削工程と、こ
のロール表面にロール軸方向に研削目を付与する第2の
研削工程からなることを特徴とするロール研削を行うも
のである。また第2の研削工程では、該ロール表面にロ
ール軸に対して平行から直角の間の任意の角度に研削目
を付与しても良い。
【0007】上述のように、本発明のロール研削方法の
特徴は、大きく分けて2つの研削工程から成り立ってい
ることである。先ず第1の工程では、ロール研削盤また
は旋盤に研削対象ロールをロールセンター支持またはロ
ールジャーナル支持でセットし、ロールをロール軸を中
心に回転させながら、該ロールの表面を切削バイトある
いはロール軸と平行な回転軸をもつ円筒状の砥石を回転
させ、ロール軸方向にロールと相対的に通常数回から数
十回、徐々に切削バイトまたは回転砥石をロール表面に
切り込みながら往復させることによりロール周方向に切
削または研削を行う。これにより、ロール表面の疲労層
除去、ロール表面の疵除去、およびロール径、ロール真
円度、円筒度等の寸法精度の確保を行う。また、第2の
工程で付与する研削目の粗さに応じたロール表面粗度の
確保を併せて行う。すなわち第1の工程での研削目を最
後まで残したい場合、または第2の工程で第1の工程で
の研削目を消去しやすい場合には表面粗度を粗く、逆に
第2の工程で第1の工程での研削目を消去しにくい場合
には表面粗度を細かくする。
特徴は、大きく分けて2つの研削工程から成り立ってい
ることである。先ず第1の工程では、ロール研削盤また
は旋盤に研削対象ロールをロールセンター支持またはロ
ールジャーナル支持でセットし、ロールをロール軸を中
心に回転させながら、該ロールの表面を切削バイトある
いはロール軸と平行な回転軸をもつ円筒状の砥石を回転
させ、ロール軸方向にロールと相対的に通常数回から数
十回、徐々に切削バイトまたは回転砥石をロール表面に
切り込みながら往復させることによりロール周方向に切
削または研削を行う。これにより、ロール表面の疲労層
除去、ロール表面の疵除去、およびロール径、ロール真
円度、円筒度等の寸法精度の確保を行う。また、第2の
工程で付与する研削目の粗さに応じたロール表面粗度の
確保を併せて行う。すなわち第1の工程での研削目を最
後まで残したい場合、または第2の工程で第1の工程で
の研削目を消去しやすい場合には表面粗度を粗く、逆に
第2の工程で第1の工程での研削目を消去しにくい場合
には表面粗度を細かくする。
【0008】これに続く第2の工程では、 砥粒入りブラシ、金属ブラシ、ショットブラスト、液
体ホーニング、砥石等の研削装置を、固定された研削対
象ロールの軸方向と周方向の一方または両方に移動また
は回転させるか、 前述の研削装置を、軸方向に固定され周方向に回転可
能な研削対象ロールの軸方向に移動させるか、 前述の研削装置を固定し、研削対象ロールを軸方向、
周方向の一方または両方に移動または回転させることに
より、ロール表面の研削目の角度および粗度を自在にと
った、金属板圧延用ロールの研削が出来る。もちろん、
角度を違えた2種類以上の研削目を付与することも可能
である。そして、このロールで金属板を圧延することに
より所要の方向性と光沢度をもった金属板表面光沢を得
ることが出来る。
体ホーニング、砥石等の研削装置を、固定された研削対
象ロールの軸方向と周方向の一方または両方に移動また
は回転させるか、 前述の研削装置を、軸方向に固定され周方向に回転可
能な研削対象ロールの軸方向に移動させるか、 前述の研削装置を固定し、研削対象ロールを軸方向、
周方向の一方または両方に移動または回転させることに
より、ロール表面の研削目の角度および粗度を自在にと
った、金属板圧延用ロールの研削が出来る。もちろん、
角度を違えた2種類以上の研削目を付与することも可能
である。そして、このロールで金属板を圧延することに
より所要の方向性と光沢度をもった金属板表面光沢を得
ることが出来る。
【0009】ところで、金属板を加工して製品を作るに
際して、圧延された金属板から所定の寸法に板取りを行
うが、この作業は板の圧延方向と表面光沢を勘案して行
われる。すなわち、板の圧延方向と幅方向で機械的性質
の差があり、一方、板表面の研削目の方向によって光沢
が異なるためである。従ってこの工程で、従来のように
必ず板の圧延方向と研削目の方向が平行であれば、圧延
方向を重視するか表面光沢を重視するか二者択一を余儀
なくされる事態がしばしば発生する。しかし、本発明の
技術では研削目の方向を板の圧延方向に対して自由にと
れるため、圧延方向と表面光沢を両立させることが可能
で、機械的性質を満足しながら高光沢が得られる。
際して、圧延された金属板から所定の寸法に板取りを行
うが、この作業は板の圧延方向と表面光沢を勘案して行
われる。すなわち、板の圧延方向と幅方向で機械的性質
の差があり、一方、板表面の研削目の方向によって光沢
が異なるためである。従ってこの工程で、従来のように
必ず板の圧延方向と研削目の方向が平行であれば、圧延
方向を重視するか表面光沢を重視するか二者択一を余儀
なくされる事態がしばしば発生する。しかし、本発明の
技術では研削目の方向を板の圧延方向に対して自由にと
れるため、圧延方向と表面光沢を両立させることが可能
で、機械的性質を満足しながら高光沢が得られる。
【0010】また、第2工程における研削目の付与角度
は、ロール軸に平行に近くするほど、圧延時のロールと
板表面の滑り(先進率)のためにロールの研削目が板表
面に転写されにくい。従って、研削目をロール軸に直角
に付与した場合と比べて、研削目の粗度が同じ場合でも
板表面が平滑となり、さらに高光沢が得やすいという効
果もある。
は、ロール軸に平行に近くするほど、圧延時のロールと
板表面の滑り(先進率)のためにロールの研削目が板表
面に転写されにくい。従って、研削目をロール軸に直角
に付与した場合と比べて、研削目の粗度が同じ場合でも
板表面が平滑となり、さらに高光沢が得やすいという効
果もある。
【0011】
【実施例】次に、本発明の実施例を説明する。直径45
0mm、胴長1500mm、硬度95Hsの鍛鋼焼き入れ圧延
用ロールを、前述のように、第1の工程では、ロール研
削盤にロールジャーナル支持でセットし、ロールをロー
ル軸を中心に回転させながら、該ロールの表面をロール
軸と平行な回転軸を持つ直径850mm、幅120mm、砥
粒70番、アルミナ系の円筒状砥石を回転させ、該砥石
をロール軸方向にロールと相対的に移動させながら、研
削液をかけながらロールに切り込むことにより研削を行
う。これにより、ロール表面の疲労層除去、ロール表面
の疵除去と、ロール径、ロール真円度、円筒度等の寸法
精度の確保を行う。
0mm、胴長1500mm、硬度95Hsの鍛鋼焼き入れ圧延
用ロールを、前述のように、第1の工程では、ロール研
削盤にロールジャーナル支持でセットし、ロールをロー
ル軸を中心に回転させながら、該ロールの表面をロール
軸と平行な回転軸を持つ直径850mm、幅120mm、砥
粒70番、アルミナ系の円筒状砥石を回転させ、該砥石
をロール軸方向にロールと相対的に移動させながら、研
削液をかけながらロールに切り込むことにより研削を行
う。これにより、ロール表面の疲労層除去、ロール表面
の疵除去と、ロール径、ロール真円度、円筒度等の寸法
精度の確保を行う。
【0012】第2の工程では、以下のようにロール表面
に研削目を付ける。いずれの実施例の場合も、図5に示
すように、研削装置とロール軸方向との相対速度を
VL 、研削装置とロール周方向との相対速度をVR とす
ると、研削目はVS の速度でロール軸方向に対してθの
角度で付与することが出来る。ここでVS =VR /VL
=tanθ(θはロール軸方向に対する研削目の角度)
である。
に研削目を付ける。いずれの実施例の場合も、図5に示
すように、研削装置とロール軸方向との相対速度を
VL 、研削装置とロール周方向との相対速度をVR とす
ると、研削目はVS の速度でロール軸方向に対してθの
角度で付与することが出来る。ここでVS =VR /VL
=tanθ(θはロール軸方向に対する研削目の角度)
である。
【0013】実施例1 図1および、図1のブラシ部分の詳細図である図2にお
いて、第1の工程で研削を終了したロール1は、ロール
表面研削用、砥粒入りナイロンブラシ2で表面に研削目
を付与される。3はロール周方向に複数個配されたブラ
シを把持する治具、4はブラシに回転駆動力を伝達する
自在継手である。また、この回転ブラシ2は、電源7に
よって駆動されるモーター6の動力がギア装置5を介し
て伝達され回転し、さらに電源13によって駆動される
モーター12の動力がギア装置14を介して螺旋ネジを
切ったロッド15に伝達され回転・往復運動変換装置1
6によりロール軸方向の運動を行う。また、ロール1は
ロールジャーナル部で回転自在に支持する受けロール8
を、電源11によって駆動されるモーター12の動力を
ギア装置9を介して伝えることにより回転させる。
いて、第1の工程で研削を終了したロール1は、ロール
表面研削用、砥粒入りナイロンブラシ2で表面に研削目
を付与される。3はロール周方向に複数個配されたブラ
シを把持する治具、4はブラシに回転駆動力を伝達する
自在継手である。また、この回転ブラシ2は、電源7に
よって駆動されるモーター6の動力がギア装置5を介し
て伝達され回転し、さらに電源13によって駆動される
モーター12の動力がギア装置14を介して螺旋ネジを
切ったロッド15に伝達され回転・往復運動変換装置1
6によりロール軸方向の運動を行う。また、ロール1は
ロールジャーナル部で回転自在に支持する受けロール8
を、電源11によって駆動されるモーター12の動力を
ギア装置9を介して伝えることにより回転させる。
【0014】実施例2 図3において、第1の工程で研削を終了したロール1
は、ロール表面研削スプレー装置20で表面に研削目を
付与される。ロール周方向に複数個配されたスプレーノ
ズル21を設けたスプレー架台22は、電源13によっ
て駆動されるモーター12の動力がギア装置14を介し
て螺旋ネジを切ったロッド15に伝達され回転・往復運
動変換装置16によりロール軸方向の運動を行う。スプ
レーノズル21には、高圧ホース23を介して、電源2
9とモーター28によって駆動される高圧ポンプで増圧
された工業用水27と研削材26が混合機24で混合さ
れたスラリーが送られる。また、ロール1はロールジャ
ーナル部で回転自在に支持する受けロール8を、電源1
1によって駆動されるモーター12の動力をギア装置9
を介して伝えることにより回転させる。
は、ロール表面研削スプレー装置20で表面に研削目を
付与される。ロール周方向に複数個配されたスプレーノ
ズル21を設けたスプレー架台22は、電源13によっ
て駆動されるモーター12の動力がギア装置14を介し
て螺旋ネジを切ったロッド15に伝達され回転・往復運
動変換装置16によりロール軸方向の運動を行う。スプ
レーノズル21には、高圧ホース23を介して、電源2
9とモーター28によって駆動される高圧ポンプで増圧
された工業用水27と研削材26が混合機24で混合さ
れたスラリーが送られる。また、ロール1はロールジャ
ーナル部で回転自在に支持する受けロール8を、電源1
1によって駆動されるモーター12の動力をギア装置9
を介して伝えることにより回転させる。
【0015】実施例3 図4において、第1の工程で研削を終了したロール1
は、ロール表面研削砥石31で表面に研削目を付与され
る。ロール軸とねじれ位置の軸を持つ砥石31は電源3
4によって駆動されるモーター33の動力がギア装置3
5を介して伝達され回転する。また、砥石31は砥石架
台32によって回転自在に把持されており、電源13に
よって駆動されるモーター12の動力がギア装置14を
介して螺旋ネジを切ったロッド15に伝達され回転・往
復運動変換装置16によりロール軸方向の運動を行う。
また、ロール1はロールジャーナル部で回転自在に支持
する受けロール8を、電源11によって駆動されるモー
ター12の動力をギア装置9を介して伝えることにより
連続的あるいは間欠的に回転させる。
は、ロール表面研削砥石31で表面に研削目を付与され
る。ロール軸とねじれ位置の軸を持つ砥石31は電源3
4によって駆動されるモーター33の動力がギア装置3
5を介して伝達され回転する。また、砥石31は砥石架
台32によって回転自在に把持されており、電源13に
よって駆動されるモーター12の動力がギア装置14を
介して螺旋ネジを切ったロッド15に伝達され回転・往
復運動変換装置16によりロール軸方向の運動を行う。
また、ロール1はロールジャーナル部で回転自在に支持
する受けロール8を、電源11によって駆動されるモー
ター12の動力をギア装置9を介して伝えることにより
連続的あるいは間欠的に回転させる。
【0016】
【発明の効果】本発明により、ロールの疲労層や表面疵
を除去しかつ真円度や円筒度等の寸法精度を確保した上
で、所要の方向と粗度の研削目を持った金属板圧延用ロ
ールの研削が可能となった。そして、このロールで金属
板を圧延することにより、製造する金属製品の要求を満
足する方向性と光沢度をもった金属板表面光沢を得るこ
とが出来る。
を除去しかつ真円度や円筒度等の寸法精度を確保した上
で、所要の方向と粗度の研削目を持った金属板圧延用ロ
ールの研削が可能となった。そして、このロールで金属
板を圧延することにより、製造する金属製品の要求を満
足する方向性と光沢度をもった金属板表面光沢を得るこ
とが出来る。
【図1】本発明の第1の実施例を示す。ロール表面の研
削目を、砥粒入ブラシで付与する。
削目を、砥粒入ブラシで付与する。
【図2】図1のブラシ部分の詳細図である。
【図3】本発明の第2の実施例を示す。ロール表面の研
削目を、高圧水による研削材投射で付与する。
削目を、高圧水による研削材投射で付与する。
【図4】本発明の第3の実施例を示す。ロール表面の研
削目を、回転砥石による研削で付与する。
削目を、回転砥石による研削で付与する。
【図5】本発明によって付与される研削目の、ロール軸
方向に対する角度を示す。
方向に対する角度を示す。
1 ロール 2 ナイロンブラシ 3 治具 4 自在継手 5 ギア装置 6 モーター 7 電源 8 受けロール 9 ギア装置 11 電源 12 モーター 13 電源 14 ギア装置 15 ロッド 16 回転・往復運動変換装置 20 ロール表面研削スプレー装置 21 スプレーノズル 22 スプレー架台 23 高圧ホース 24 混合機 26 研削材 27 工業用水 28 モーター 29 電源 31 砥石 32 砥石架台 33 モーター 34 電源 35 ギア装置
Claims (2)
- 【請求項1】 金属板圧延用ロールを研削するにあた
り、ロールをロール軸を中心に回転させながら、該ロー
ルの表面を周方向に研削する第1の研削工程と、このロ
ール表面にロール軸方向に研削目を付与する第2の研削
工程からなることを特徴とするロール研削方法。 - 【請求項2】 第2の研削工程が、該ロール表面にロー
ル軸に対して平行から直角の間の任意の角度に研削目を
付与することを特徴とする、請求項1記載のロール研削
方法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP25614293A JPH07108306A (ja) | 1993-10-13 | 1993-10-13 | 金属板圧延用ロールの研削方法 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP25614293A JPH07108306A (ja) | 1993-10-13 | 1993-10-13 | 金属板圧延用ロールの研削方法 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH07108306A true JPH07108306A (ja) | 1995-04-25 |
Family
ID=17288490
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP25614293A Withdrawn JPH07108306A (ja) | 1993-10-13 | 1993-10-13 | 金属板圧延用ロールの研削方法 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH07108306A (ja) |
Cited By (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
KR100285645B1 (ko) * | 1996-10-18 | 2001-05-02 | 이구택 | 스틸롤 결함제거장치 |
KR100804945B1 (ko) * | 2002-04-29 | 2008-02-20 | 주식회사 포스코 | 롤의 넥크부 정도 유지장치 |
US7435164B2 (en) | 2002-11-26 | 2008-10-14 | Musashi Seimitsu Industry Co., Ltd. | Grinding method and grinding device |
KR100900653B1 (ko) * | 2007-04-27 | 2009-06-02 | 주식회사 포스코 | 강판 표면 처리 공정의 데밍 롤 이물 제거장치 |
-
1993
- 1993-10-13 JP JP25614293A patent/JPH07108306A/ja not_active Withdrawn
Cited By (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
KR100285645B1 (ko) * | 1996-10-18 | 2001-05-02 | 이구택 | 스틸롤 결함제거장치 |
KR100804945B1 (ko) * | 2002-04-29 | 2008-02-20 | 주식회사 포스코 | 롤의 넥크부 정도 유지장치 |
US7435164B2 (en) | 2002-11-26 | 2008-10-14 | Musashi Seimitsu Industry Co., Ltd. | Grinding method and grinding device |
KR100900653B1 (ko) * | 2007-04-27 | 2009-06-02 | 주식회사 포스코 | 강판 표면 처리 공정의 데밍 롤 이물 제거장치 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
US5664991A (en) | Microfinishing and roller burnishing machine | |
JP5453459B2 (ja) | 皿形砥石を用いたレンズ球面の研削加工方法 | |
US20090170411A1 (en) | Micropolishing assembly for micropolishing piston rings | |
CN1491146A (zh) | 化学机械加工和表面精加工 | |
JPH11254279A (ja) | 金属管内面の仕上げ研磨装置および研磨方法 | |
US5551908A (en) | Centerless grinder and wheel truing device therefor | |
KR100273960B1 (ko) | 반도체 웨이퍼 에지의 연마가공방법 | |
JPH07108306A (ja) | 金属板圧延用ロールの研削方法 | |
EP1700670A2 (en) | Super-abrasive machining tool and method of use | |
JPH08192344A (ja) | 円筒内面仕上装置及び円筒内面仕上方法 | |
JPH10249685A (ja) | 円柱状材料の外面研磨方法及びその装置 | |
JP2001121387A (ja) | 円柱状材料の外面研磨装置 | |
JPH06262242A (ja) | 薄板表面研削装置及び薄板連続処理設備 | |
GB2116085A (en) | Grinding machine and method of grinding a workpiece | |
JPH10264008A (ja) | 円柱状材料の外面研磨方法及び外面研磨装置 | |
RU2325264C1 (ru) | Способ шлифообкатывания | |
JPH0780121B2 (ja) | 超強力研摩ホーンを状態調節する方法 | |
RU2325263C1 (ru) | Устройство для шлифообкатывания | |
CN115476239A (zh) | 线材砂光生产线 | |
JP3212444B2 (ja) | オンライン圧延ロール研削装置を備えた圧延機及び研削方法 | |
JPH03161266A (ja) | バリ取り装置 | |
JPH09225791A (ja) | 心無し研削・研磨装置 | |
JPH0890016A (ja) | 圧延機 | |
JPH081502A (ja) | アルミニウム管の製造方法及びその製造方法により製造された電子写真感光体ドラム | |
JPS60207757A (ja) | 球体加工装置 |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A300 | Withdrawal of application because of no request for examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A300 Effective date: 20001226 |