JPH07108247A - 医療用プラスチック製廃棄物の処理装置及び処理方法 - Google Patents

医療用プラスチック製廃棄物の処理装置及び処理方法

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JPH07108247A
JPH07108247A JP5254107A JP25410793A JPH07108247A JP H07108247 A JPH07108247 A JP H07108247A JP 5254107 A JP5254107 A JP 5254107A JP 25410793 A JP25410793 A JP 25410793A JP H07108247 A JPH07108247 A JP H07108247A
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JP
Japan
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heating
exhaust gas
tank
melting
plastic waste
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JP5254107A
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English (en)
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Yukihisa Kuroda
幸久 黒田
Katsuyoshi Nakamura
勝良 中村
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NITSUSETSU SERVICE KK
SAAMIC KK
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NITSUSETSU SERVICE KK
SAAMIC KK
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Abstract

(57)【要約】 【目的】医療用廃棄プラスチックを一般のゴミとして処
分できる状態まで処理でき、コンパクトで、設置場所に
関して制約の少ない、かつ、環境に悪影響を及ぼさない
医療用プラスチック製廃棄物の処理装置を提供する。 【構成】加熱溶融装置10の溶融槽101を上下2段
(101A,101B)にし、この2つの溶融槽内で医
療用廃棄プラスチックを上段撹拌翼106と下段撹拌翼
108で順次撹拌しながら、ヒータ110,112,1
14,116で加熱、溶解し、固形化したプラスチック
とガスとに分離する。固形化したプラスチックは、一般
のゴミとして処分できる状態となる。また、分離された
ガスは、タール除去、アルカリ処理、酸処理を経て中
和、脱臭処理され、大気中に放出される。 【効果】プラスチックを溶かす時間を短くでき、また、
廃棄プラスチックからのガスの発散を促進できる。従っ
て、処理装置全体をコンパクトにできる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、医療廃棄物処理装置に
関するものであり、特に、薬品容器等の医療用プラスチ
ック製廃棄物の処理装置及び処理方法に係る。
【0002】
【従来の技術】使用済みの注射器、カテーテル、薬品容
器等の医療用プラスチック製廃棄物を処理するものとし
て、特公平3−31515号公報、特開平4−3712
85号公報あるいは特開平3−275185号公報に記
載された処理装置がある。これらの処理装置によれば、
使用済みの医療用プラスチック製廃棄物を加熱炉に入れ
溶融させ滅菌処理を行うと共に、プラスチック等の素材
から発生する熱分解生成物を収集除去している。
【0003】一方、実開平4−30023号公報や特公
平3−5873号公報あるいは前記特公平3−3151
5号公報には、廃プラスチックの加熱溶融に際して排ガ
ス脱臭を行うものが示されている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】処理された使用済みの
医療用プラスチック製廃棄物は殺菌、減容して、ゴミ処
理業者にそのまま出せることが望まれる。
【0005】しかしながら、例えば、ベット数が200
床程度の病院であれば、1日当り100〜150Kgの
プラスチック医療廃棄物が出る。このような多量の使用
済みの医療用プラスチック製廃棄物を、加熱溶解し、再
凝固と共に脱臭まで行うと全体の装置がかなり大がかり
なものとなってしまい、一般の病院の敷地内に設置する
のが困難である。
【0006】また、プラスチックは材質形状により溶け
る温度及び時間が異なり最も早いもので約20分、長い
ものはその倍もかかり、先に溶けたもをそのまま加熱し
続けるとガス化する量が多くなり、周囲の環境に悪影響
を及ぼす。
【0007】さらにまた、プラスチック製廃棄物を焼却
炉で焼却処理する方法もあるが、焼却温度が1000゜
C以上にもなるため、炉の寿命が短い。そのため、処理
装置としての寿命も一般に短いものとなっている。
【0008】本発明の目的は、医療用廃棄プラスチック
を一般のゴミとして処分できる状態まで処理できる処理
装置を提供することにある。
【0009】本発明の他の目的は、コンパクトで、設置
場所に関して制約の少ない医療用プラスチック製廃棄物
の処理装置を提供することにある。
【0010】本発明の他の目的は、排出ガス量を減ら
し、環境に悪影響を及ぼさない医療用プラスチック製廃
棄物の処理装置を提供することにある。
【0011】本発明の他の目的は、寿命の長いプラスチ
ック製廃棄物処理装置を提供することにある。
【0012】
【課題を解決するための手段】本発明の特徴は、医療用
プラスチック製廃棄物の加熱溶融槽と、該加熱溶融槽か
ら排出される排ガスの中和処理部及び脱臭処理部を備え
た医療用プラスチック製廃棄物の処理装置において、加
熱溶融槽が、医療用プラスチック製廃棄物の投入口と、
上下に複数の撹拌翼が固定された撹拌軸と、加熱手段
と、固形プラスチックの排出口と、排気ガスダクトを有
することにある。溶融槽は上下複数段例えば2段に区分
され、この2つの溶融槽内で医療用廃棄プラスチックを
順次撹拌しながら、加熱、溶解し、固形化したプラスチ
ックと、ガスとに分離する。固形化したプラスチックは
一般のゴミとして処分できる状態となる。また、分離さ
れたガスは、タール除去、アルカリ処理、酸処理を経て
中和、脱臭処理され、大気中に放出される。なお、溶融
槽の炉部分は単独で処理装置から分離可能となってい
る。
【0013】
【作用】廃棄プラスチックの溶融槽を複数段にし、上段
槽で全体を溶融し、撹拌することにより、ガスの発散を
促進できる。また、プラスチックは材質形状により溶け
る温度及び時間が異なり、早く溶けたものは上段部底板
の穴を通って下段に下りる。早く溶けたものを下げるこ
とによりガス化する量を少なくすることができる。この
ように、加熱しながら撹拌することによってプラスチッ
クを溶かす時間を短くできる。一例として、撹拌しない
場合に比べて、溶かす時間を約40%短くできる。故
に、同じ量のプラスチックを処理する場合、従来の装置
に比べて小型にできる。また、発生ガス量も少ないので
脱臭装置も小さくできる。従って、廃棄物の処理装置全
体をコンパクトにすることができる。
【0014】また、溶融槽の下段において再度溶融、撹
拌して、殺菌処理を完全に行ったのちに再凝固のタイミ
ング調整を行い、固形化したプラスチックはコンベアに
より外に出す。このような処理を経て外に出たプラスチ
ックは、一般ゴミとして投棄できる。好ましくは、粉砕
してアスファルト等に混ぜてリサイクルを図るのがよ
い。
【0015】溶融槽により加熱溶融してプラスチックを
処理するため、焼却炉に比べて炉内が低温であり、寿命
が長い。しかも溶融槽の炉部分のみ分離可能となってい
るため、処理装置を長く使用できる。
【0016】
【実施例】以下、本発明の医療用廃棄プラスチック処理
装置の一実施例を図により説明する。まず、図1、図2
は本発明の処理装置の全体構成の概要を示すものであ
る。10は加熱溶融装置、20はタール除去装置、30
は1次排ガス処理部、40は2次排ガス処理部、50は
セラミックフィルターである。加熱溶融装置10は、投
入口11、処理装置本体12、固形物排出口13、排気
ガスダクト14A,14B及びコンベヤ15を備えてい
る。タール除去装置20は、貯水タンク21、冷却水槽
22及びタール留タンク23A,23B、ガスノズル2
4、排気ガスダクト25を備えている。26は給水ポン
プであり、水が水ノズル27から噴霧され、ガスノズル
24から噴出するガスを冷却し、該ガス中のタール分を
分離した後、貯水タンク21に戻される。28A,Bは
レベルスイッチである。
【0017】1次排ガス処理部30は、苛性ソーダ槽3
1、苛性ソーダタンク32A,32B及びドレン槽33
を備えている。ガスはノズル34より苛性ソーダ槽31
内に噴出し、処理された後、排気ガスダクト35から排
出される。36はポンプであり、タンク32内の苛性ソ
ーダを苛性ソーダ槽31の上部に送り、ノズル38より
槽31内に噴霧する。苛性ソーダ槽31内を上昇する排
気ガスは霧状の苛性ソーダにふれて中和される。37
(A〜C)は、液面をコントロールするためのレベルセ
ンサ、39はPHを所定値にコントロールするためのP
Hセンサである。
【0018】次に、2次排ガス処理部40は、硫酸槽4
1、硫酸タンク42A,42B、ドレンタンク43を備
えている。44はガスノズル、45は排ガスダクト、4
6は硫酸給送用のポンプ、47はレベルセンサ、48は
PHセンサである。また、49は排気用のブロワーであ
る。
【0019】80は制御盤であり、センサ−S等の入力
を受け、処理装置本体12の撹拌用モータMや加熱用ヒ
ータHの電源88に接続されたスイッチ84等を制御す
るコントローラ86を備えている。
【0020】図3は本発明の処理プロセスの一例を示す
ものである。医療用プラスチック製廃棄物は、処理装置
の加熱装置10に投入され(ステップ300)、加熱溶
融される(302)。この加熱溶融中排気物は1次撹拌
(304)、2次撹拌(306)され、最後に溶融状態
のプラスチックが固形物として外部に搬出、搬送される
(308)。上記ステップ300,302,308の間
に生じた排ガス(310)はその後冷却水槽22に通さ
れ脱臭を目的とするタール除去処理(312)がなさ
れ、排出物はタール留タンクに貯留される(314)。
また、冷却水槽22でガスを冷却することにより、次行
程でのガス処理を容易にする。つまり、ガスの温度を下
げ、体積を減らすことによって、処理設備の材質、構造
を安価、小型のものにできる。
【0021】タール分の除去された排ガスは1次ガス処
理(316)がなされ、ここで分離されたタール分は前
記タール留タンクに送られ水分は排水タンクに送られる
(318)。
【0022】一方、1次ガス処理を経た排ガスは、2次
ガス処理(320)がなされる。1次ガス処理では、ま
ず、アルカリ処理例えばNaOHのシャワー中に排ガス
を通し、有毒ガスの中和処理を行う。次に、2次ガス処
理で酸処理、例えばH2SO4による中和処理を行う。
【0023】アルカリ処理、酸処理のいずれを先にやる
か、あるいはアルカリ処理のみとするかは、処理される
ガスの種類によって選択すればよい。2次ガス処理で分
離された水分は前記排水タンクに送られ(318)、排
ガスはチェッカーに送られ、フィルターもしくは活性炭
による脱臭がなされる(322)。その後、排ガスは排
気ダクトを介して排気される(324〜326)。脱臭
処理は、溶融処理によって発生したガスの臭気を除去す
るものである。
【0024】図4,図5に本発明の処理装置の具体的構
成例を示す。処理装置は、前後のカバー72,74及び
上カバー76を有する箱体70内に収納されている。図
4は前カバーを外した正面図、図5は上カバーを外した
平面図である。図4において、コンベヤ15は一端に駆
動手段152を有する。また、制御盤は、前記モータや
ヒーター制御用のインバータやスイッチを含む各種の操
作部84を備えている。85は加熱装置や各処理槽の状
況を示す表示盤であり、オペレータは、これらの表示盤
を見ながら、必要なスイッチ操作を行うことにより、一
連の処理を実行することができる。
【0025】図5において、102は撹拌軸、104は
その駆動モータ(M)である。タール除去装置20、1
次排ガス処理部30の苛性ソーダ槽31、2次排ガス処
理部の硫酸槽41及びドレン槽33,43が、加熱溶融
装置10、制御盤80と共に箱体70内に配置されてい
る。図から明らかなように、医療用廃棄プラスチック処
理装置全体がコンパクトに纏められ、箱体70内に収納
されているので、据付けが容易であり、また搬送時にお
ける取扱いに優れている。
【0026】次に、図6に加熱溶融装置10の構成例の
詳細を示す。
【0027】加熱溶融装置10の本体12は、溶融槽1
01を断熱材105で覆い、その外側にカバー103が
設けられている。溶融槽は中間出口122を有する仕切
板107で上下2つの室(101A,101B)に分割
されている。109は固形物排出口13を有する底板で
ある。溶融槽101はカバ−103にボルト等で固定さ
れており、必要に応じて交換することにより、処理装置
としての寿命を延ばすことができる。
【0028】撹拌軸102には、上段撹拌翼106と下
段撹拌翼108が固定されている。これら各撹拌翼の外
側には各々ヒータ110,114及び温度センサ11
8,120が設けられている。また、仕切板107及び
底板109の下面にも各々、ヒータ112,116が設
けられている。126は溶融槽101の支持脚である。
【0029】図7に、上部の溶融槽101Aの仕切板1
07の平面図を示す。短いヒータ112Aが4枚、長い
ヒーズヒータ112Bが6枚付設されている。また、出
口穴122が2ケ所あり、各々2メッシュの網が設けら
れている。
【0030】図8に、下部の溶融槽101Bの底板10
9を示す。長いヒーズヒータ116が6枚、1メッシュ
の網を備えた出口穴13が1個設けられている。
【0031】溶融槽101の仕様の一例を示すと次のと
おりである。
【0032】撹拌翼の回転数...毎分3〜4回転 温度...炉内温度200゜C〜300゜C(最高35
0゜C) ヒーター表面温度430゜C〜450゜C 加熱時間...上記炉内温度を30分以上確保 溶融槽101を2段式としたことにより、次のような特
徴がある。上の段101Aでは、全ての被処理物を一括
溶融し、撹拌することにより、溶融物とガスの分離を促
進できる。2段目の室101Bでは、溶融物を再度加
熱、撹拌することにより、均一化すると共に、法規制に
よる滅菌処理の確保、再凝固のためのタイミング調整を
図ることができる。
【0033】撹拌翼で撹拌することによってプラスチッ
クを溶かす時間を短くできる。一例として、撹拌しない
場合に比べて、約40%短くできる。
【0034】溶融槽を上下2段にすることにより、いく
つかのメリットがある。まず、プラスチックは材質形状
により溶ける温度及び時間が異なり最も早いもので約2
0分である。早く溶けたものは仕切板の出口122を通
って下段に下りる。溶けたものを下げないとガス化する
量が多くなるので、2段溶融槽とすることによりこれを
防いでいる。
【0035】また、下段において溶けたものは180゜
Cで30分以上を保ち、殺菌を完全に行う。その後に1
50゜C位の棒状にして排出口13よりコンベア15で
外に出し、凝固させる。外に出て固形化したプラスチッ
クは一般ゴミとして投棄できる。燃やすことはできる
が、燃やすと塩素等のガスが多量に出るため粉砕してア
スファルト等に混ぜてリサイクルを考える。
【0036】炉内温度は200゜C〜300゜C程度と
低く、炉としての寿命を長いものにできる。
【0037】なお、溶融槽、撹拌翼及び仕切板は、被処
理物の量等に応じて3段以上にして構成しても良い。
【0038】溶融炉で発生したガスは、水シャワー洗浄
と加性ソーダ液のシャワー洗浄及び硫酸液のシャワー洗
浄を経て、セラミックフィルター50で最終的な脱臭が
なされる。
【0039】最終段の脱臭装置としてのセラミックフィ
ルター50は、図9に示すように、目の荒いセラミック
フィルター51と、目の細かいセラミックフィルター5
2,54及び活性炭53が積層されて構成されている。
このフィルターはプラスチックの廃ガスの脱臭に効果が
あり、特に組合せによる効果が大きい。すなわち、目の
荒いものと細かいもの、更に活性炭を組合せることによ
り、脱臭効果が良くなる。
【0040】
【発明の効果】本発明によれば、医療用廃棄プラスチッ
クを一般のゴミとして処分できる状態まで処理できる、
コンパクトな装置を提供することができる。
【0041】また、排出ガス量が少なく、環境に悪影響
を及ぼさない医療用プラスチック製廃棄物の処理装置を
提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例になる医療廃棄物処理装置の
全体構成の左半分を示す図である。
【図2】本発明の一実施例になる医療廃棄物処理装置の
全体構成の右半分を示す図である。
【図3】本発明の処理プロセスの一例を示す図である。
【図4】本発明の処理装置の前カバーを外した正面図で
ある。
【図5】本発明の処理装置の上カバーを外した平面図で
ある。
【図6】加熱溶融装置の構成例の詳細を示す図5のA−
A断面図である。
【図7】加熱溶融装置の上部の溶融槽の仕切板の平面図
である。
【図8】加熱溶融装置の下部の溶融槽の底板の平面図で
ある。
【図9】最終段の脱臭装置としてのセラミックフィルタ
ーの構成例を示す図である。
【符号の説明】
10…加熱溶融装置、11…投入口、12…処理装置本
体、13…固形物排出口、14…排気ガスダクト、15
…コンベヤ、20…タール除去装置、30…1次排ガス
処理部、40…2次排ガス処理部、50…セラミックフ
ィルター、
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 庁内整理番号 FI 技術表示箇所 B01D 53/34 ZAB 53/38 53/81 53/40 53/77 53/42 B01D 53/34 116 B 118 A 119 B09B 3/00 ZAB 303 G

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】医療用プラスチック製廃棄物の加熱溶融槽
    と、該加熱溶融槽から排出される排ガスの中和処理部及
    び脱臭処理部を備えた医療用プラスチック製廃棄物の処
    理装置において、 前記加熱溶融槽は、医療用プラスチック製廃棄物の投入
    口と、上下に複数の撹拌翼が固定された撹拌軸と、加熱
    手段と、固形状プラスチックの排出口と、加熱により発
    生した排気ガスの排出用ダクトとを有することを特徴と
    する医療用プラスチック製廃棄物の処理装置。
  2. 【請求項2】医療用プラスチック製廃棄物の加熱溶融槽
    と、該加熱溶融槽から排出される排ガスの中和処理部及
    び脱臭処理部を備えた医療用プラスチック製廃棄物の処
    理装置において、 前記加熱溶融槽は、医療用プラスチック製廃棄物の投入
    口と、上下に複数の撹拌翼が固定された撹拌軸と、これ
    ら各撹拌翼の外側に配置されたヒータと、各撹拌翼間を
    仕切る仕切板と、固形プラスチックの排出口と、排気ガ
    スダクトとを有することを特徴とする医療用プラスチッ
    ク製廃棄物の処理装置。
  3. 【請求項3】加熱溶融装置と、タール除去装置と、1次
    排ガス処理部と、2次排ガス処理部とを備え、前記加熱
    溶融装置は医療用プラスチック製廃棄物の投入口、上下
    に複数の撹拌翼が固定された撹拌軸が設けられた処理装
    置本体、固形プラスチック排出口、排気ガスダクト及び
    コンベヤを有し、前記タール除去装置は前記加熱溶融装
    置で発生した排気ガス中のタールを除去する冷却水槽及
    びタール留タンクを有し、前記1次排ガス処理部は前記
    排気ガスを中和するためのアルカリを用いた処理槽を有
    し、前記2次排ガス処理部は、前記排気ガスを中和する
    ための酸を用いた処理槽を有することを特徴とする医療
    用プラスチック製廃棄物の処理装置。
  4. 【請求項4】前記排気ガスを脱臭するするためのセラミ
    ックフィルターを備えていることを特徴とする請求項3
    記載の医療用プラスチック製廃棄物の処理装置。
  5. 【請求項5】加熱溶融槽と、該加熱溶融槽から排出され
    る排ガスの中和処理部及び脱臭処理部を備えた医療用プ
    ラスチック製廃棄物の処理装置により医療用プラスチッ
    ク製廃棄物を処理する方法において、 前記加熱溶融槽の上段槽で廃棄プラスチックの全体を加
    熱、溶融しながら撹拌翼で撹拌し、溶けたプラスチック
    を前記溶融槽の下段槽において再度溶融、撹拌して殺菌
    処理を行い、固形化したプラスチックとガスとを分離し
    て外に取り出すことを特徴とする医療用プラスチック製
    廃棄物を処理する方法。
  6. 【請求項6】加熱溶融槽と、該加熱溶融槽から排出され
    る排ガスの中和処理部及び脱臭処理部を備えた医療用プ
    ラスチック製廃棄物の処理装置により医療用プラスチッ
    ク製廃棄物を処理する方法において、 前記加熱溶融槽の上段槽で廃棄プラスチックの全体を加
    熱、溶融しながら撹拌翼で撹拌してガスの放出を促進
    し、溶けたプラスチックを前記溶融槽の下段槽において
    再度溶融、撹拌して、殺菌処理を行い、固形化したプラ
    スチックを外に取り出すとともに、前記加熱溶融装置で
    発生した排気ガス中のタールをタール除去装置で除去
    し、前記排気ガスをアルカリ液で中和処理することを特
    徴とする請求項5記載の医療用プラスチック製廃棄物を
    処理する方法。
  7. 【請求項7】前記撹拌翼の回転数を毎分3〜4回転と
    し、前記加熱温度を200゜C〜300゜Cとし、加熱
    時間を30分以上確保することを特徴とする請求項5記
    載の医療用プラスチック製廃棄物を処理する方法。
JP5254107A 1993-10-12 1993-10-12 医療用プラスチック製廃棄物の処理装置及び処理方法 Pending JPH07108247A (ja)

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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2012096186A (ja) * 2010-11-04 2012-05-24 Yuichi So 感染性廃棄物の処理方法及びその処理装置
CN105598127A (zh) * 2015-12-29 2016-05-25 杜爱华 医疗卫生垃圾一体化处理装置

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