JPH07107932B2 - 半導体装置 - Google Patents

半導体装置

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JPH07107932B2
JPH07107932B2 JP61197074A JP19707486A JPH07107932B2 JP H07107932 B2 JPH07107932 B2 JP H07107932B2 JP 61197074 A JP61197074 A JP 61197074A JP 19707486 A JP19707486 A JP 19707486A JP H07107932 B2 JPH07107932 B2 JP H07107932B2
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    • H01L29/66Types of semiconductor device ; Multistep manufacturing processes therefor
    • H01L29/68Types of semiconductor device ; Multistep manufacturing processes therefor controllable by only the electric current supplied, or only the electric potential applied, to an electrode which does not carry the current to be rectified, amplified or switched
    • H01L29/76Unipolar devices, e.g. field effect transistors
    • H01L29/772Field effect transistors
    • H01L29/78Field effect transistors with field effect produced by an insulated gate
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Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は、絶縁ゲート型電解効果トランジスタを少なく
とも有する半導体装置に係り、特に、低温下においても
ドレイン電流の減少を最小限に抑えながらソース、ドレ
イン間の耐圧を向上し得る半導体装置に関する。
〔従来の技術〕
絶縁ゲート型電界効果トランジスタとしては、半導体基
板表面を熱酸化して形成した酸化膜をゲート絶縁膜とし
たMOS型電界効果トランジスタ(以下MOSFETと略記す
る)が代表的であり、以下このMOSFETを例として説明す
る。
第2図は、特開昭51−68776号に開示された従来のnチ
ャネルMOSFETの一例の断面図である。図において、1は
p型Si(シリコン)基板、2はゲート電極、3はSi基板
1の表面を熱酸化して形成され薄いゲート酸化膜、4は
n型低不純物濃度領域、5、6はn型高不純物濃度ソー
ス、ドレイン領域である。
MOSFETにおいてチャネル長が短くなると、ソース、ドレ
イン間の耐圧が劣化するため、第2図に示したように、
ソース、ドレイン領域5、6のゲート電極2下の伝導チ
ャネル領域に隣接する端部領域に低不純物濃度領域4を
形成してドレイン端部近傍の電界を緩和し、耐圧を向上
させる方法が従来採用されている。
〔発明が解決しようとする問題点〕
上記従来技術によって作製したMOSFETを、室温より低い
温度で動作させると、低不純物濃度領域4におけるキャ
リアの凍結現象によってキャリア数が減少し、これがソ
ース、ドレイン抵抗となって働き、MOSFETのドレイン電
流を低減させるため、MOSFETの高速動作の妨げとなると
いう問題があった。
本発明の目的は、室温からOK近傍の極低温までの広い温
度範囲にわたって高速に動作し、かつ、ソース、ドレイ
ン間における耐圧の低下を防止し得る絶縁ゲート型電界
効果トランジスタを提供することにある。
〔問題点を解決するための手段〕
不純物を含む半導体の極低温下における電気伝導度につ
いては、レビューズ・オブ・モダン・フィジックス(Re
v.Mod.Phys.)40(1968年)第815〜829頁およびフィジ
カル・レビュー・レターズ(Phys.Rev.Lett.)45(1980
年)、第1723〜1726頁において述べられている。第3図
は、Siにリン(P)をドープした試料の電気伝導度の不
純物濃度依存性を示す図で、横軸に不純物濃度(×1018
/cm3)を取り、縦軸に電気伝導度((Ω・cm)-1)をと
ってある。温度は1mKの場合である。
すなわち、第3図に示すように、極低温下の不純物添加
半導体における電気伝導度は、ある臨界不純物濃度nc
境に急激に変化する。これをMott転移と称し、Mott転移
濃度nc以上の不純物濃度では、極低温下でも低い抵抗値
が実現できる。
本発明では従来技術の問題点を解決するために、絶縁ゲ
ート型電界効果トランジスタの伝導チャネル領域に隣接
する上記低不純物濃度領域の不純物濃度をMott転移濃度
ncの近傍あるいはそれ以上に設定することを要旨とす
る。
さらに詳しく言えば、本発明は、第1導電型の半導体基
板上に薄いゲート酸化膜を介して形成されたゲート電極
と、該ゲート電極の両側の上記半導体基板の表面領域に
形成された上記第1導電型とは反対の導電型の第2導電
型のソース、ドレイン領域とを具備する絶縁ゲート型電
界効果トランジスタを少なくとも有する半導体装置にお
いて、上記第2導電型のソース、ドレイン領域の少なく
ともドレイン領域のうち、上記ゲート電極下の伝導チャ
ネル領域に隣接する端部領域に低不純物濃度領域を有
し、該低不純物濃度領域の少なくとも一部の不純物濃度
が、当該ドレインもしくはソース領域の他の部分の不純
物濃度よりも低く、かつ半導体材料および不純物種によ
り決定されるMott転移濃度の近傍あるいはこれよりも高
いことを特徴とするものである。
なお、Mott転移濃度ncの値は、半導体材料および不純物
種によって決まり、フィジカル・レビュー・ビー(Phy
s.Rev.B)17(1978年)第2575〜2581頁に記載されてい
るように、例えばSi基板を用いて、As(ヒ素)を不純物
とした場合は6×1018/cm3、P、Sb(アンチモン)、あ
るいはB(ボロン)を不純物とた場合は3×1018/cm3
いう値である。このMott転移濃度ncは nc=(x/aH (但し、xは0.2〜0.3の定数、aHは不純物原子の半径)
で計算することができる。aHはe2/dεE0(但し、eは電
子の電荷量、εは半導体基板の誘電率、E0はイオン化エ
ネルギー)によって計算できる。
従って、上記低不純物濃度領域の不純物濃度をこの値の
近傍以上に設定する。その不純物濃度上限は、言うまで
もなく高不純物濃度ソース、ドレイン領域の不純物濃度
より低く、具体的には1×1020/cm3以下が望ましい。
〔作用〕
上記低不純物濃度領域の不純物濃度をMott転移濃度nc
近傍以上に設定すると、不純物に捕えられた電子(n型
不純物の場合;p型不純物の場合は正孔)の波動関数の重
なりが大きくなり、これによって不純物イオンのクーロ
ン場(静電気力)が遮蔽される。この遮蔽距離が不純物
イオンの原子半径(ボーア半径)より小さくなれば電子
(あるいは正孔)は一つの不純物に束縛されなくなり、
電子(あるいは正孔)は、半導体の伝導帯に熱的に励起
されなくても伝導可能な状態となる。
第4図は、従来および本発明のMOSFETの低不純物濃度領
域の電気伝導度の温度依存性を比較して示す図である。
図の横軸は温度(K)を、縦軸は低不純物濃度領域の電
気伝導度(1/Ω・cm)を示す。半導体基板してSiにPを
ドープしたものを用い、この場合のMott転移濃度ncは3
×1018/cm3である。本発明のMOSFETの低不純物濃度領域
の不純物濃度は4×1018/cm3、従来のMOSFETの低不純物
濃度領域の不純物濃度は1×1018/cm3である。
この図から明らかなように、Mott転移濃度ncより低い不
純物濃度のMOSFETの低不純物濃度領域では、温度を下げ
るに従いキャリアが凍結してキャリア数が減少し、特に
200K以下の温度において急激に電気伝導度が低下する。
これに対して、本発明の半導体装置の低不純物濃度領域
は、低温下においても、極端に高抵抗化することがな
い。
従って、本発明による絶縁ゲート型電界効果トランジス
タは、低温下でも従来構造より大きなドレイン電流値を
示す。すなわち、室温から極低温までの広い温度範囲に
わたり高速に動作する絶縁ゲート型電界効果トランジス
タが実現できる。また、この低不純物濃度領域はドレイ
ン端部近傍の電界を緩和するので、室温から極低温にわ
たる広い温度範囲にわたりソース・ドレイン間の耐圧を
向上することが可能となる。
〔実施例〕
実施例 1 第1図は、本発明の第1の実施例のnチャネルMOSFETの
断面図である。
図において、1はp型Si基板、2はゲート電極、3はゲ
ート酸化膜、5、6はそれぞれn型高不純物濃度ソース
領域、ドレイン領域、4はn型低不純物濃度領域、7は
素子間分離用の厚いSiO2膜を示す。ここで、ソース、ド
レイン領域5、6は、ひ素(As)、リン(P)、アンチ
モン(Sb)などの公知のn型不純物を1×1019/cm3以上
の濃度で導入して形成した低抵抗領域である。低不純物
濃度領域4は、As、P、Sbなどのn型不純物を上記Mott
転移濃度ncの近傍以上の濃度だけ、イオン打ち込み、熱
拡散などの公知の不純物領域形成法を用いて形成する。
ここで、Mott転移濃度ncの値は、前述のように、上記文
献のフィジカル・レビュー・ビーに記載されているよう
に、Si基板を用いて、Asを不純物とした場合は6×1018
/cm3、PあるいはSbを不純物とした場合は3×1018/cm3
という値である。
本実施例では、特に、高不純物濃度ソース、ドレイン領
域5、6形成用の不純物としてはAsを用い、不純物濃度
を1×1020/cm3、低不純物濃度領域4の形成用不純物と
してはPを用い、不純物濃度を5×1018/cm3に形成し
た。
このような構造を有するnチャネルMOSFETを動作させた
場合、低不純物濃度領域4があるためにドレイン近傍の
電界が緩和され、ソース、ドレイン間の耐圧を向上させ
ることができる。また、該低不純物濃度領域4の濃度が
Mott転移濃度ncの近傍以上の濃度に設定されているた
め、低温下の動作においても、キャリアの凍結を回避で
き、低不純物濃度領域は極端に高抵抗化することがな
く、デバイスは正常に動作する。これによって室温から
OK近傍の極低温までの広い温度範囲にわたって、大きな
ドレイン電流値を示し、従って高速動作が可能となる。
このことは、第5図に示した測定値から明らかである。
すなわち、第5図は、従来および本発明のnチャネルMO
SFETのドレイン電流値のチャネル長依存性を示す図であ
る。横軸はチャネル長(μm)を、縦軸はドレイン電流
値(mA/mm)を示し、ゲーと電圧(VG)−しきい電圧(V
T)=4V、ドレイン電圧(VD)=0.1Vであり、●は本発
明、○は従来のMOSFETを示し、それぞれ77K、300Kの温
度で動作させた場合を示す。
この図から明らかなように、短いチャネル長のMOSFETに
おいては本発明と従来構造ではドレイン電流に顕著な差
がみられ、本発明のMOSFETの方が大きなドレイン電流を
得ることができる。
このように、本実施例のMOSFETにおいては、ソース、ド
レイン間の耐圧の低下を防止できるとともに、高速動作
が可能なMOSFETが実現できる。
実施例 2 第6図は、本発明の第2の実施例のnチャネルMOSFETの
断面図である。図において、第1図と同符号のものは同
一のものを示す。4′、4″は低不純物濃度領域である
が、それぞれ不純物種を変えて形成した。例えば、低不
純物濃度領域4′の形成用不純物はAs、低不純物濃度領
域4″の形成用不純物はPである。この場合、4′、
4″のうちいずれか少なくとも一方が、Mott転移濃度nc
の近傍以上であればよい。なぜなら、一方をnc近傍以上
の濃度とすることにより、その部分のキャリアの凍結を
回避でき、低温下でも低抵抗とすることができるからで
ある。従って、低不純物濃度領域4′のAs濃度を6×10
18/cm3以上に設定するか、あるいは低不純物濃度領域
4″のP濃度を3×1018/cm3以上の濃度に設定すること
により、ソース、ドレイン間の耐圧の低下を防止し、か
つ高速に動作するMOSFETが実現できる。本実施例は、二
種類の不純物を用いて低不純物濃度領域の濃度分布を制
御できるため、ドレイン近傍の電流経路が制御可能であ
り、このため高耐圧で拘束の素子を最適に実現できると
いう特長がある。
実施例 3 第7図は、本発明の第3の実施例のnチャネルMOSFETの
断面図である。同図において4、11は低不純物濃度領域
であるが、ソース、ドレイン領域5、6の端部からゲー
ト電極下の伝導チャネルが形成される領域をも含む形で
形成されている。本実施例では、低不純物濃度領域4お
よび11は、As、P、Sbなどの公知のn型不純物を用いて
形成し、低不純物濃度領域4の不純物濃度はMott移転濃
度nc近傍以上の濃度に設定し、低不純物濃度領域11の濃
度はnc以下の濃度に設定する。本実施例においても、ド
レイン領域6の端部の低不純物濃度領域4の濃度をnc
近傍以上に設定することにより、ソース、ドレイン間の
耐圧の低下を防止し、かつ高速に動作するMOSFETが実現
できる。また、本実施例では、低不純物濃度領域11があ
ることにより、伝導チャネルが基板表面から離れた、い
わゆる埋め込みチャネルとなるためキャリア移動度が向
上し、第1の実施例と比べて高速動作が可能である。
実施例 4 第8図は、本発明の第4の実施例のnチャネルMOSFETの
断面図である。本実施例では、As、P、Sbなどの公知の
n型不純物をMott転移濃度ncの近傍以上の濃度導入する
ことにより形成された低不純物濃度領域4が、ドレイン
領域6の端部にのみ形成されている。この構造によって
もドレイン領域6の近傍における電界を低不純物濃度領
域4が緩和し、ソース、ドレイン間の耐圧低下を防止
し、かつ高速に動作するMOSFETが実現できる。本実施例
では、ソース領域5の端部に低不純物濃度領域がないた
め、第1の実施例に比べて、寄生的な抵抗成分が小さく
なり、より高速な動作が可能となる。
なお、上記実施例では、本発明をnチャネルMOSFETに適
用した例を示したが、pチャネルMOSFETおよび他の絶縁
ゲート型電界効果トランジスタにも同様に本発明を適用
することができる。例えば、pチャネルMOSFETに本発明
を適用する場合には、低不純物濃度領域4はホウ素
(B)を用いて形成し、その不純物濃度はその場合のMo
tt転移濃度ncである3×1018/cm3の近傍以上に設定す
る。また、ここでとり上げなかった他の不純物種の場合
にもMott転移濃度ncは上記の式 nc=(x/aH によって計算することができるので、この計算値ncの近
傍以上の濃度値に低不純物濃度領域の濃度を設定するこ
とにより、上記実施例では使用しなかった不純物を用い
ても本発明を適用することができる。
次に、本発明による絶縁ゲート型電界効果トランジスタ
の製造プロセスをnチャネルMOSFETに例を挙げて説明す
る。
第9図(A)〜(E)は、本発明のnMOSFETの製造プロ
セスの一例を示す工程断面図である。まず、同図(A)
に示すように、p型Si基板1の表面に素子間分離用の厚
さ約0.5〜1.0μmのSiO2膜7を形成し、次に、厚さ約2
〜50nmの薄いゲート酸化膜3およびゲート電極2を公知
の方法により形成する。
次に、n型不純物、例えばPを200KeV以下の打ち込みエ
ネルギー、ドーズ量2×1013〜2×1014/cm2程度の条件
でイオン打ち込みし、同図(B)に示すように、n型低
不純物濃度領域4を形成する。このときの不純物濃度は
2×1018〜2×1019/cm3程度である。
次に、化学気相堆積法(CVD法)によりSiO2膜あるいはP
SG膜を厚さ約0.05〜0.3μm堆積し、その後、異方性の
ドライエッチングによりゲート電極2の側壁部に、同図
(C)に示すように、ザイドウォールスペーサ8を形成
する。
その後、n型不純物、例えばAsをドーズ量1015〜1016/c
m2の条件でイオン打ち込みして、同図(D)に示すよう
に、n型高不純物濃度ソース、ドレイン領域5、6を形
成する。
最後に、同図(E)に示すように、PSG膜による表面保
護膜9と電極孔、電極10を形成して、目的とする高性能
MOSFETの構造を実現する。
〔発明の効果〕
以上説明したように、本発明によれば、絶縁ゲート型電
界効果トランジスタの少なくともドレイン端部の低不純
物濃度領域の不純物濃度を、その半導体基板材料および
不純物種により決まるMott転移濃度の近傍以上に設定す
ることにより、室温からOK近傍の極低温にわたる広い温
度範囲において、正常に動作し、ドレイン電流の減少が
少ないので高速に移動し、かつソース、ドレイン間の耐
圧低下を防止でき、従って、このトランジスタを組み入
れた半導体装置の信頼性を向上できる等の顕著な効果を
得ることができる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明の第1の実施例のnチャネルMOSFETの断
面図、第2図は従来のnチャネルMOSFETの一例の断面
図、第3図はn型不純物Pを含有するSiの電気伝導度の
不純物濃度依存性を示す図、第4図は従来および本発明
のnチャネルMOSFETの低不純物濃度領域の電気伝導度の
温度依存性を比較して示す図、第5図は従来および本発
明のnチャネルMOSFETのドレイン電流値のチャネル長依
存性を比較して示す図、第6図〜第8図はそれぞれ本発
明の別の実施例のnチャネルMOSFETの断面図、第9図
(A)〜(E)は本発明のnチャネルMOSFETの製造プロ
セスの一例を示す工程断面図である。 1……p型Si基板 2……ゲート電極 3……ゲート酸化膜 4、4′、4″……低不純物濃度領域 5……高不純物濃度ソース領域 6……高不純物濃度ドレイン領域 7……素子間分離用SiO2膜 8……サイドウォールスペーサ 9……PSG表面保護膜 10……電極 11……伝導チャネル領域における低不純物濃度領域

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】第1導電型を有する半導体基板の表面領域
    に所定の間隔を介して互いに離間して形成された上記第
    1導電型とは逆の第2導電型を有するソースおよびドレ
    インと、当該ソースとドレインの間の上記半導体基板の
    主表面上にゲート絶縁膜を介して形成されたゲート電極
    と、上記ソースおよびドレインの少なくともドレイン
    の、上記ゲート電極の下方に対向する側の端部に接して
    上記半導体基板の表面領域に形成された上記第2導電型
    を有する低不純物濃度領域を具備し当該低不純物濃度領
    域の不純物濃度は、上記ドレインの不純物濃度より低
    く、かつ上記半導体基板を構成する半導体と上記低不純
    物濃度領域にドープされた不純物の種類によって定まる
    Mott転移濃度以上であることを特徴とする半導体装置。
  2. 【請求項2】上記半導体および上記低不純物濃度領域に
    ドープされた不純物は、それぞれシリコンおよび砒素で
    あり、上記低不純物濃度領域の不純物濃度はほぼ6×10
    18/cm3以上であることを特徴とする特許請求の範囲第1
    項記載の半導体装置。
  3. 【請求項3】上記半導体はシリコンであり、上記低不純
    物濃度領域にドープされた不純物はリン若しくはアンチ
    モンであり、上記低不純物濃度領域の不純物濃度はほぼ
    3×1018/cm3以上であることを特徴とする特許請求の範
    囲第1項記載の半導体装置。
  4. 【請求項4】上記半導体および上記低不純物濃度領域に
    ドープされた不純物は、それぞれシリコンおよびホウ素
    であり、上記低不純物濃度領域の不純物濃度はほぼ3×
    1018/cm3以上であることを特徴とする特許請求の範囲第
    1項記載の半導体装置。
  5. 【請求項5】上記低不純物濃度領域の不純物濃度は1×
    1020/cm3以下であることを特徴とする特許請求の範囲第
    1項から第4項のいずれかに記載の半導体装置。
  6. 【請求項6】上記低不純物濃度領域は互いに異なる不純
    物がドープされた二つの領域が積層されて形成され、当
    該二つの領域の少なくとも一方の領域の不純物濃度が、
    Mott転移濃度以上の不純物濃度を有していることを特徴
    とする特許請求の範囲第1項から第6項のいずれかに記
    載の半導体装置。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS60182171A (ja) * 1984-02-29 1985-09-17 Oki Electric Ind Co Ltd 半導体装置の製造方法
JPS61234077A (ja) * 1985-04-10 1986-10-18 Oki Electric Ind Co Ltd Mis型電界効果トランジスタ

Patent Citations (2)

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