JPH071077Y2 - エアー式ポット - Google Patents

エアー式ポット

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JPH071077Y2
JPH071077Y2 JP10650188U JP10650188U JPH071077Y2 JP H071077 Y2 JPH071077 Y2 JP H071077Y2 JP 10650188 U JP10650188 U JP 10650188U JP 10650188 U JP10650188 U JP 10650188U JP H071077 Y2 JPH071077 Y2 JP H071077Y2
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JP
Japan
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operating body
lock
upper lid
bellows
tank
Prior art date
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JP10650188U
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JPH0229632U (ja
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伸一郎 川上
淳一 宮口
幹雄 藤崎
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Toshiba Home Technology Corp
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Toshiba Home Technology Corp
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Description

【考案の詳細な説明】 [考案の目的] (産業上の利用分野) この考案は、ベローズを操作体を介して圧縮操作し、こ
の圧縮操作でタンク内に空気を圧送してそのタンク内の
熱湯を注出するエアー式ポットに関する。
(従来の技術) この種のエアー式ポットにおいては、上蓋の上面中央部
に押込み式の操作体が設けられていて、この操作体を下
方に押込んでベローズを圧縮操作し、この圧縮操作でタ
ンク内に空気を圧送してタンク内の熱湯を注出するよう
になっている。そして前記操作体にはロック機構が設け
られていて、熱湯の注出時以外にはこのロック機構で操
作体をロックしてその誤操作による熱湯の不用意な流出
を防止し、熱湯を実際に注出する際に、前記ロック機構
によるロックを解除して操作体を操作する。
(考案が解決しようとする課題) ところが、操作体に対するロックの有無はポットを離れ
た位置から目視しただけでは判別することが困難で、ポ
ットに近づいてその表示部を確認しなければ明確な判断
ができず、このため操作体のロックを忘れるようなこと
が生じて安全性が不充分となり、また操作体がロックさ
れているにも拘らず操作体を操作しようとしたり、或い
は逆に操作体のロックが解除されているにも拘らずロッ
ク解除の操作をしようとするような無用な操作をして使
い勝手が低下してしまう難点があった。
また、従来ではベローズを操作体で直接圧縮する構成で
あるため、その圧縮に比較的大きな操作力を要してしま
う難点があり、そこでベローズをてこの作用で操作する
ようにすることが考えられるが、しかしこのような場
合、操作体の操作ストロークが増大するため、操作体を
上蓋の内部に大きく押込む構成とするか、或いは操作体
を予め上蓋の上面側に大きく突出させておく構成としな
ければならず、前者の場合、操作体を上蓋の内部に大き
く押込まなければならないから操作性が低下し、また後
者の場合、通常時に操作体が上蓋の上面に大きく突出す
るため外観が損われ、商品価値が低下してしまう難点が
ある。
この考案はこのような点に着目してなされたもので、そ
の目的とするところは、操作体に対するロックの有無を
ポットから離れた位置からでも容易に明確に判別でき、
また無用な操作を回避して使い勝手の向上を図れ、さら
にてこの作用でベローズを圧縮する構成の場合であって
も操作体を容易に操作でき、かつ良好な外観を保つこと
ができるエアー式ポットを提供することにある。
[考案の構成] (課題を解決するための手段) この考案はこのような目的を達成するために、ベローズ
の圧縮動作でタンク内に空気を圧送し、この空気圧でタ
ンク内の熱湯を加圧して注出するものにおいて、ポット
の上蓋にロック摘みを設けるとともに、前記ベローズを
圧縮する操作体を上蓋の外面に対して突出可能に設け、
前記ロック摘みと操作体とをロック機構で連結し、前記
ロック摘みがロック位置にあるときには前記ロック機構
により操作体を上蓋の外面とほぼ面一に保持して該操作
体をロックし、ロック摘みのロック解除操作に応じるロ
ック機構の動作で前記操作体を上蓋から突出させるとと
もに、該操作体に対するロックを解除するようにしたも
のである。そしてベローズを圧縮する手段の一例として
操作体の操作に応じるてこの作用を利用するようにした
ものである。
(作用) 操作体がロックされている状態では操作体が上蓋とほぼ
面一に保たれ、操作体のロックが解除された際に操作体
が上蓋から突出し、熱湯の注出が可能な状態となる。
(実施例) 以下、この考案の一実施例について図面を参照して説明
する。
第5図において符号1はポットの全体で、この本体1内
にタンク2が収納され、このタンク2の下部外周にヒー
タ3が取付けられ、このヒータ3によりタンク2内の水
が加熱されて高温の熱湯に沸され、保温されるようにな
っている。
本体1の上端部には上蓋5が回動自在に枢着され、この
上蓋5で前記タンク2の上端の開口部が開閉されるもの
で、この上蓋5の内部に周知のベローズ6が組込まれ、
このベローズ6の圧縮動作で前記タンク2内へ空気が圧
送され、この空気圧でタンク2内の熱湯が注出口7を通
して順次注出されるようになっている。
上蓋5内にはベローズ6を操作するための操作機構が第
1図および第2図に示すように組込まれており、すなわ
ち11が円環状のアームで、このアーム11は一端部がピン
13を介して上蓋5の内側壁に回動自在に枢着されてい
る。そしてこのアーム11の他端部に操作体12が一体的に
設けられ、このアーム11の内周側にベローズ6の上端部
が臨んでいる。上蓋5の上面には操作口14が形成され、
この操作口14内に前記操作体12が配置し、前記アーム11
がピン13を支点に上下に回動することにより、該操作体
12が操作口14に沿って上下に移動して上蓋5の上面に対
して突没するようになっている。また前記アーム11の上
方側には押圧レバー15が配設され、この押圧レバー15は
一端側の端部が前記ピン13に回動自在に枢着され、他端
側の端部が押圧部16として前記ベローズ6の上面中央部
の上方に延出して配置している。ベローズ6の上面の中
央部には突部18が一体に突出形成され、この突部18の上
面に前記押圧レバー15の押圧部16が接触している。また
この押圧レバー15には前記突部18の外周を囲むように馬
蹄形のガイド体20が一体に設けられている。このガイド
体20は水平に支持され、外周面にはガイドレール21が一
体に突出形成され、このガイド体20の外周に後述するス
トッパとでロック機構を構成する馬蹄形のスライダ22が
嵌合され、このスライダ22は内周面にガイド溝23を有
し、このガイド溝23が前記ガイドレール21に摺動自在に
係合し、これによりスライダ22が水平状態を保ってガイ
ド体20の長手方向に沿って進退移動し得るようになって
いる。スライダ22の先端側の端部には連結片24がやや斜
め上方に傾斜して突出形成され、この連結片24の先端部
が前記操作体12の下方に臨み、そしてこの連結片24の先
端部と操作体12との間に連動体25が架設されている。こ
の連動体25はその両端部がそれぞれピン26.26を介して
連結片24および操作体12に回動自在に連結され、通常時
には傾斜状態に保持されている。操作体12の下方には、
上蓋5に支持されたストッパ27が設けられ、このストッ
パ27は操作体12の下方への押込みに伴いその内部に相対
的に進入し得るように配置し、このストッパ27の上面に
前記スライダ22の連結片24の先端部が対向して接触して
いる。
上蓋5の上端中央部の内面には、ベース片,30が前記ス
ライダ22の進退方向に沿って摺動自在に設けられ、この
ベース片30の上面にロック摘み31が一体的に設けられ、
このロック摘み31が上蓋5の上面側に突出し、このロッ
ク摘み31を介してベース片30を摺動操作することができ
るようになっている。また第3図に明示するように、ベ
ース片30の両側部にはその下方に突出する係合片32.32
が設けられ、これら係合片32.32にそれぞれ上下方向に
沿う係合溝33.33が第4図に示すように形成されてい
る。一方、前記スライダ22の両側部には係合部35.35が
設けられ、これら係合部35.35に係合ピン36.36が形成さ
れ、これら係合ピン36.36が前記ベース片30の係合溝33.
33に遊動自在に係合し、この係合によりベース片30と一
体的にスライダ22が移動するようになっている。
次に作用について述べる。
通常時においては、ロック摘み31が第6図に示すよう
に、上蓋5の上面に施された『出ない』の表示位置つま
りロック位置に配置し、スライダ22の連結片24がストッ
パ27の上面に対向して接触し、連動体25が傾斜状態に保
持され、操作体12の上面が上蓋5の上面とほぼ一致する
面一状態に保持されており、このような状態ではスライ
ダ22とストッパ27との当接で操作体12の押込みが不能
で、つまりロックされ、したがってタンク2内の熱湯が
流出することがない。
このような状態から、ロック摘み31を『出ない』の表示
位置から『出る』の表示位置に移動してロックの解除操
作を行なうと、ベース片30と一体的にスライダ22がピン
13の配置側に水平に後退移動し、該スライダ22の先端側
内周面がガイド体20の先端側外周面に当接して停止し、
この移動に伴い連結片24がストッパ27から離脱するとと
もに、連動体25が傾斜状態からほぼ垂直の起立状態に変
位する。そして連動体25が起立状態に変位することによ
り、操作体12が上方に押圧され、アーム11がピン13を支
点に上方に回動して操作体12が上蓋5の上面側に比較的
大きく突出する。このように移行した状態では、スライ
ダ22の連結片24がストッパ27から離脱しているから、操
作体12の押込みが可能となる。そして操作体12を下方に
押込むと、アーム11がピン13を支点に下方に回動して操
作体12が下方に移動するが、このとき操作体12の押込み
力が連動体25、スライダ22、ガイド体20を通して押圧レ
バー15に伝わり、したがって操作体12の押込みに応じて
押圧レバー15がピン13を支点にして下方に回動する。こ
のとき、スライダ22の係合ピン36.36がベース片30の係
合溝33.33に沿って下方に移動する。
このような押圧レバー15の回動で押圧部16を介してベロ
ーズ6が押圧され、この押圧力でベローズ6が圧縮し、
内部の空気がタンク2内へ圧送され、この空気圧でタン
ク2内の熱湯が注出口7を通して注出される。
操作体12の押込みを解除すると、ベローズ6の復元力で
押圧レバー15が上方に押上られ、これに応じて操作体12
が再び上蓋5の上面側に大きく突出するように上昇す
る。このような動作の反覆によりタンク2内の熱湯を順
次適量ずつ注出することができるものである。
ところで、ピン13と操作体12との距離をl1、ピン13と押
圧部16との距離をl2、ベローズ6の圧縮に要する押圧力
をW、操作体13の押込み力をFとしたとき、操作体12の
操作に応じて次式で表わされているこの作用によりベロ
ーズ6が圧縮操作される。
Fl1=Wl2、F=l2/l1・W ここで、l1>l2であり、例えばl2/l1=1/2であるとす
ると、F=1/2・Wとなり、半分の軽い力でベローズ6
を圧縮操作することができる。
ただこの場合、l2/l1=1/2の関係から、例えば12の押
込みの操作ストロークがベローズ6の圧縮のストローク
の倍の幅となる。しかし操作体12を操作する際には操作
体12が上蓋5の上面側に大きく突出しており、したがっ
て該操作体12を容易にかつ適正に押込むことができる。
一方、ロック摘み31を再び『出ない』の表示位置に移動
させると、スライダ22が操作体12の配置側に進出移動
し、この移動に伴いスライダ22の連結片24がストッパ27
の上面に対向するとともに、連動体25が起立状態から傾
斜状態に変位し、この変位により操作体12が引下げら
れ、この操作体12の上面が蓋体5の上面とほぼ一致する
面一状態に保持される。そしてこのような状態により、
前述したように操作体12の押込みが不能となり、熱湯の
不用意な流出が防止され、安全が図られる。そして熱湯
を注出させない通常時には操作体12の上面が上蓋5の上
面とほぼ一致する面一状態に保持されているため、上蓋
5の上面が視覚的にすっきりし、良好な外観を保つこと
ができる。なおこの場合、操作体12の上面が上蓋5の上
面からその下方にやや没するような状態であってもよ
い。
[考案の効果] 以上説明したようにこの考案によれば、操作体がロック
されている状態では操作体が上蓋とほぼ面一に保たれ、
操作体のロックが解除された際に操作体が上蓋から突出
するものであり、したがって操作体に対するロックの有
無をポットから離れた位置からでも容易にかつ明確に判
別でき、操作体に対するロックを忘れたまま放置するよ
うなことがなくなり、常に高い安全性を保て、またロッ
ク摘みの無用な操作を回避でき、使い勝手が向上する。
そして操作体がロックされている通常時には、操作体が
上蓋とほぼ面一に保たれるため良好な外観を保て、また
操作体のロックを解除して熱湯を注出する際には、操作
体が上蓋から突出するため、その押込み操作を容易にか
つ円滑に行なえ、特にベローズをてこの作用で圧縮操作
するように構成して操作体の操作ストロークが増大した
ような場合に有利となる利点がある。
【図面の簡単な説明】 図面はこの考案の一実施例を示し、第1図は要部の断面
図、第2図は同じく平面図、第3図はスライダの支持構
造を示す正面図、第4図はロック摘みのベース片とスラ
イダとの結合構造を示す側面図、第5図はエアー式ポッ
トの全体の外観斜視図、第6図は上蓋の上面の一部を示
す平面図である。 2…タンク、5…上蓋、6…ベローズ、12…操作体、22
…スライダ(ロック機構)、27…ストッパ(ロック機
構)、31…ロック摘み。

Claims (2)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】ベローズの圧縮動作でタンク内に空気を圧
    送し、この空気圧でタンク内の熱湯を加圧して注出する
    ものにおいて、ポットの上蓋にロック摘みを設けるとと
    もに、前記ベローズを圧縮する操作体を上蓋の外面に対
    して突出可能に設け、前記ロック摘みと操作体とをロッ
    ク機構で連結し、前記ロック摘みがロック位置にあると
    きには前記ロック機構により操作体を上蓋の外面とほぼ
    面一に保持して該操作体をロックし、ロック摘みのロッ
    ク解除操作に応じるロック機構の動作で前記操作体を上
    蓋から突出させるとともに、該操作体に対するロックを
    解除することを特徴としたエアー式ポット。
  2. 【請求項2】ベローズの圧縮動作でタンク内に空気を圧
    送し、この空気圧でタンク内の熱湯を加圧して注出する
    ものにおいて、ポットの上蓋にロック摘みを設けるとと
    もに、てこの作用で前記ベローズを圧縮する操作体を上
    蓋の外面に対して突出可能に設け、前記ロック摘みと操
    作体とをロック機構で連結し、前記ロック摘みがロック
    位置にあるときには前記ロック機構により操作体を上蓋
    の外面とほぼ面一に保持して該操作体をロックし、ロッ
    ク摘みのロック解除操作に応じるロック機構の動作で前
    記操作体を上蓋から突出させるとともに、該操作体に対
    するロックを解除することを特徴としたエアー式ポッ
    ト。
JP10650188U 1988-08-11 1988-08-11 エアー式ポット Expired - Lifetime JPH071077Y2 (ja)

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JPH0229632U JPH0229632U (ja) 1990-02-26
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