JPH07107502B2 - 光フアイバテ−プ心線対照装置 - Google Patents

光フアイバテ−プ心線対照装置

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JPH07107502B2
JPH07107502B2 JP61292848A JP29284886A JPH07107502B2 JP H07107502 B2 JPH07107502 B2 JP H07107502B2 JP 61292848 A JP61292848 A JP 61292848A JP 29284886 A JP29284886 A JP 29284886A JP H07107502 B2 JPH07107502 B2 JP H07107502B2
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Description

【発明の詳細な説明】 [産業上の利用分野] この発明は、光ファイバテープの心線から発せられる漏
れ光を受光し、光を伝搬中の心線を同定するのに使用す
る光ファイバテープ心線対照装置に関する。
[従来の技術] 近年の光ファイバケーブルの発達は目覚ましく、通信伝
送路として広く使用されつつある。この光ファイバケー
ブルの建設、保守等に際しては、光ファイバケーブル中
の各心線を同定する必要性が生じる。これが心線対照と
呼ばれる作業であり、この作業には通常、心線対照装置
と呼ばれる装置が使用される。
この種の新鮮対照装置としては、第6図のものが知られ
ている(昭和60年電子通信学会総合全国大会、2276にお
いて発表された光心線対照器用低挿入損失センサ)。こ
れは、単心線の対照を行うものである。
第6図において、符号1は心線対照装置、2は光ファイ
バの単心線である。心線対照装置1は、その本体3に挿
通された単心線2を支持し、これを曲折させる複数の支
持部材4と、単心線2から放射される漏れ光を受光感知
する受光器5とを配設したものである。この受光器5と
しては、線状の光ダイオードなどが使用され、漏れ光受
光によって生じた電気信号を漏れ光識別装置6に送り、
漏れ光の有無を感知することができるようになってい
る。本体3には、受光器5の配設位置と対向する側に鏡
面が形成されており、単心線2から放射される漏れ光を
効率よく受光器5に受光させるようになっている。
上記のように構成された心線対照装置1は、次のように
して単心線2の光信号伝送を識別する。単心線2に、矢
印で示す方向に向けて光信号を伝送すると、単心線2の
曲折部分よりも後方(図中、右方向)に漏れ光が放射さ
れる。この漏れ光は受光器5に入り、光信号が伝送され
ているものと識別される。単心線2の光信号の伝送を中
止すると、単心線2から受光器5に入る漏れ光が無くな
り、単心線2に光信号が伝送されていないものと識別さ
れる。
しかし、上述のような心線対照装置は、多数本の光ファ
イバを束ねたテープ心線に適用させようとする場合、テ
ープ心線のいずれかの単心線に光信号が伝送されている
か否かを識別することはできるが、テープ心線のどの単
心線に光信号が伝送されているのかを識別することがで
きない欠点があった。
そこで、多心用の心線対照装置として、次のようなもの
が考えられる。
第7図(a)に示すような単心用のセンサ7を多数並
べ、同図(b)に示すような多心用のセンサ8を構成す
る。ここで、センサ8を構成する各センサの間隔を心線
の直径と等しくしておけば、心線とセンサとを1対1に
対応させることができ、心線を同定することが可能であ
る。
単心用のセンサ7を1個、または心線数より少ない数
だけ並べ、該センサと心線との間にレンズ系や光マスク
を介挿し、位置検出を行う。
[発明が解決しようとする問題点] ところで、上述した多心用の心線対照装置には、次のよ
うな欠点があった。
第7図(b)のように、1つのパッケージに多数の単
心用センサを装着するのは困難である。
このような多心用センサ製作できても、心線対照の精
度(分解能)が得られず、何等かのマスクが必要であ
る。例えば、第8図に示すように、1つの心線から漏れ
た光は、対向するセンサだけでなく、隣接するセンサに
も検出されてしまうので、どの心線から漏れたか同定で
きない場合があり、誤判定をしてしまうおそれがある。
レンズ系を使用したセンサでは、上記各欠点の他に、
構造が複雑になり、価格の高騰、信頼性の低下が避けら
れない。
この発明は、このような背景の下になされたもので、構
造が簡単で、かつ判定精度の高い光ファイバテープ心線
対照装置を提供することを目的とする。
[問題点を解決するための手段] 上記問題点を解決するためにこの発明は、光ファイバテ
ープの幅全体にわたって光ファイバテープ心線の漏れ光
を受光し、光ファイバテープの幅方向における受光位置
に対応する信号を出力する位置検出素子と、漏れ光の前
記光ファイバテープの幅方向における位置を前記信号か
ら求め、該漏れ光を発した心線を同定する演算手段とを
具備することを要旨とする。
また、前記光ファイバテープと位置検出素子との間に、
前記漏れ光を集光するレンズを介挿したことを特徴とす
る。
さらに、前記位置検出素子を前記光ファイバテープの長
手方向に複数配置し、各位置検出素子から出力される信
号を比較して、前記心線を同定することを特徴とする。
[作用] 上記構成によれば、位置検出素子は、光ファイバテープ
の幅全体にわたって光ファイバテープ心線の漏れ光を受
光し、光ファイバテープの幅方向における受光位置に対
応する信号を出力し、演算手段によりその信号から光フ
ァイバテープの幅方向における漏れ光の重心位置を求
め、その重心位置から漏れ光を発した光ファイバテープ
心線を判定するから、漏れ光が拡散しても正確な心線位
置を検出できる。これにより、心線対照の精度を上げる
ことができる。また、光ファイバテープと位置検出素子
との間にレンズを入れて集光することにより、より高精
度の判定を行うことができる。
さらに、光ファイバテープの長手方向に複数の位置検出
素子を配置した構成では、複数の出力を比較して心線位
置を判定できるから、判定精度を上げることができる。
[実施例] 以下、図面を参照して、本発明の実施例を説明する。
第1図(a),(c)は、この発明の第1実施例の構成
を示す概略図、第2図は、位置検出素子および演算回路
の構成を示す図である。
これらの図において、10は光ファイバテープである。光
ファイバテープ10は、5本の光ファイバ心線W1〜W5を有
し、これらに対向して位置検出素子11が配置される。
位置検出素子11は、いわゆる半導体位置検出素子と呼ば
れるもので、第2図(a)に示すように、高感度の大型
PINシリコンフォトダイオード12の両面に、均一な抵抗
率を有する抵抗層(P層)13と抵抗層(N層)14とを形
成し、抵抗層13の両端に、対向する一対の平行電極13a,
13bを設けたものである。
上記PINシリコンフォトダイオード12の面に光スポット
を結像すると、結像位置から光電流が発生し、この光電
流が、抵抗層13を流れ、電極13a,13bから取り出され
る。各電極13a,13bから取り出される電流の大きさは、
各電極から光スポットまでの距離、つまり、抵抗値に対
応して分割される。従って、電極13a,13bから出力され
たX座標電流値X1,X2に、一定の演算を施せば、X座標
が得られる。
演算回路20は、上記演算を実行するもので、X軸のX座
標電流値X1,X2を増幅する前置増幅器21a,21bと、前置増
幅器21a,21bの出力から、X座標電流値の和X1+X2を求
める加算器22と、X座標電流値の差X1−X2を求める減算
器23と、求めたそれぞれの値を補正する補正回路24と、
光検出位置のX軸方向の座標に対応する比(X1−X2)/
(X1+X2)を算出して出力する除算器25と、除算器25の
出力から、漏れ光のX軸方向の位置を求め、この漏れ光
を発している心線Wiを同定する心線判定器26とから構成
される。このような構成において、第1図(a)のよう
に、位置検出素子11上の定位置に光ファイバテープ10を
位置決めして固定し、光ファイバ心線W1に光を通すと、
PINシリコンフォトダイオード12面の輝度および光電流
強度は、同図(b)のようになる。すなわち、演算回路
20は、この光電流強度の重心位置、つまり、心線W1に対
向する位置を検出し、心線判定を行う。
同様に、第1図(c)に示すように、光ファイバ心線W3
に光を通した場合は、同図(d)のような光電流が発生
し、これにより心線W3に対向する位置が検出される。こ
のように、光ファイバ心線W1〜W5のいずれかに光を伝送
し、その心線を検出すれば、心線対照を行うことができ
る。
こうして、本実施例によれば、漏れ光の重心位置が検出
されるから、光ファイバテープ10と位置検出素子11との
間にマスクを挿入しなくても、精度の高い心線対照を行
うことができる。
次に、第3図は、上記第1実施例の変形例の構成を示す
ものである。この変形例では、光ファイバテープ10と位
置検出素子11との間に、屈折率分布型の板レンズ30を挿
入してある。この構成によれば、光ファイバ心線から出
力された漏れ光は、板レンズ30によって集光されて、位
置検出素子11上に達する。このため、位置検出素子11の
受光面に、より小さなスポットとして当たり、第1図に
おけるよりも、ばらつきの小さいものが得られ、より正
確な判定が可能となる。
第4図はこの発明の第2実施例の構成を示す平面図であ
る。この第2実施例では、3個の位置検出素子11−1,11
−2,11−3を、光ファイバテープ10の長手方向を配置し
てある。
ここで、光ファイバ心線W3に光を通すと、各位置検出素
子11−1,11−2,11−3には、漏れ光により、同図(b)
に示すような光電流が得られ、心線W3に対応する位置が
検出される。この各検出出力を比較することにより、判
定精度を上げることが可能となる。なお、漏れ光は、光
ファイバテープ10の下流に進むに従って減衰するので、
位置検出素子11−1,11−2,11−3の出力は次第に低下す
る。
この第2実施例では、また、光ファイバテープ10にそり
がある場合にも正しい判定を行うことが可能である。こ
のようなそりは、位置検出素子11−1と11−3との間
で、ガイドなどを用いて、光ファイバテープ10を完全に
直線状に規制できれば生じないが、そのような完全な規
制ができない場合もあるために生じるものである。例え
ば、第5図に示すように、光ファイバテープ10がやや湾
曲している場合、位置検出素子11−1,11−2,11−3の光
電流は、同図(b)のようになる。すなわち、位置検出
素子11−1,11−3では、正しい心線W3が検出されるが、
真ん中の位置検出素子11−2では、心線W3とW4の中間の
位置が検出される。このような場合、位置検出素子11−
1,11−2,11−3の出力を比較して判定することにより、
正しい心線W3を同定でき、誤判定を避けることができ
る。
[発明の効果] 以上説明したように、この発明は、光ファイバテープの
幅全体にわたって光ファイバテープ心線の漏れ光を受光
し、光ファイバテープの幅方向における受光位置に対応
する信号を出力する位置検出素子を利用して、光ファイ
バテープの心線から漏れる光のファイバテープの幅方向
における重心位置を検出し、これに基づいて心線対照を
行うようにしたものである。したがって、光ファイバテ
ープを構成する複数の心線に対して一括的に漏れ光の状
態を検知して、漏れ光を発した光ファイバテープ心線を
迅速かつ正確に判定することができる。また心線からの
漏れ光が拡散しても、漏れ光を発した光ファイバテープ
心線を正確に検出することができるので、光ファイバテ
ープと位置検出素子との間に、漏れ光の拡散部分を遮蔽
するためのスリットを有する光マスク等を介装させる必
要がなく、簡単な構成で、光ファイバテープの心線対照
を高い精度で行うことができる。
【図面の簡単な説明】
第1図(a),(c)はこの発明の第1実施例の構成を
示す概略断面図、同図(b),(d)は位置検出素子に
おけるX軸方向の光の位置と、光電流強度との関係を示
す図、第2図(a)は位置検出素子の構造を示す斜視
図、同図(b)は演算回路の構成を示すブロック図、第
3図(a)は同実施例の変形例の構成を示す概略断面
図、同図(b)は位置検出素子におけるX軸方向の光の
位置と、光電流強度との関係を示す図、第4図(a)は
この発明の第2実施例の構成を示す平面図、同図(b)
は各位置検出素子の光電流強度を示す図、第5図(a)
は同第2実施例において、光ファイバテープ10にそりが
ある場合を示す平面図、同図(b)は位置検出素子の光
電流強度を示す図、第6図は従来の心線対照装置の要部
の構成を示す概略側断面図、第7図は従来の検出素子の
構成を示す斜視図、第8図は従来の問題点を説明するた
めの図である。 10……光ファイバテープ、11,11−1,11−2,11−3……
位置検出素子、20……演算回路、30……板レンズ。

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】光ファイバテープの幅全体にわたって光フ
    ァイバテープ心線の漏れ光を受光し、光ファイバテープ
    の幅方向における受光位置に対応する信号を出力する位
    置検出素子と、漏れ光の前記光ファイバテープの幅方向
    における位置を前記信号から求め、該漏れ光を発した心
    線を同定する演算手段とを具備することを特徴とする光
    ファイバテープ心線対照装置。
  2. 【請求項2】前記光ファイバテープと位置検出素子との
    間に、前記漏れ光を集光するレンズを介挿したことを特
    徴とする特許請求の範囲第1項記載の光ファイバテープ
    心線対照装置。
  3. 【請求項3】前記位置検出素子を前記光ファイバテープ
    の長手方向に複数配置し、各位置検出素子から出力され
    る信号を比較して、前記心線を同定することを特徴とす
    る特許請求の範囲第1項または第2項記載の光ファイバ
    テープ心線対照装置。
JP61292848A 1986-12-09 1986-12-09 光フアイバテ−プ心線対照装置 Expired - Lifetime JPH07107502B2 (ja)

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JPH04204805A (ja) * 1990-11-30 1992-07-27 Furukawa Electric Co Ltd:The 光ケーブル識別方法
JP6189805B2 (ja) * 2014-09-03 2017-08-30 日本電信電話株式会社 心線対照システム及び心線対照方法

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