JPH07107221B2 - 生地の裁断方法 - Google Patents

生地の裁断方法

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JPH07107221B2
JPH07107221B2 JP13583087A JP13583087A JPH07107221B2 JP H07107221 B2 JPH07107221 B2 JP H07107221B2 JP 13583087 A JP13583087 A JP 13583087A JP 13583087 A JP13583087 A JP 13583087A JP H07107221 B2 JPH07107221 B2 JP H07107221B2
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忠義 小倉
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【発明の詳細な説明】 産業上の利用分野 本発明は生地の裁断方法、殊にショーツ等の製造に際し
て行なう筒状素材の裁断方法に関する。
従来の技術 通常ショーツ等の下着類を製造する場合、長尺状の筒状
素材を第9図に示すようにまず二人分の長さに裁断して
おき、この二人分の長さに裁断された筒状素材を例えば
A側を基準に2分割する。この2分割を通常大裁ちとい
う。基準とされて裁断されたA側素材はA1部分とA2部分
の端部同士を縫製してやれば、体の前側部において細
く、後部(お尻側)において太い通常のショーツの形が
でき上がる。
ところが基準とされなかったB側素材はそのA側に突出
したB1の端部同士を縫製しても、体の前側部と後側部と
は重なっており、全く同じ太さになるため、通常のショ
ーツの形状にはならない。
そこでB側素材においてもA側素材と同様の形状となる
ごとく、いわゆる開き直し及び小裁ちといわれる工程を
行うことが必要となる。すなわち第9図中点線で示した
部分が折り直した際の端部(折り目)にくるごとく折り
直し(開き直し)、第10図に示す状態となす。この後A
側素材と同様の形状となるごとく第10図中点線で示すラ
インに沿って再度裁断を行う(小裁ち)。後はA側素材
と同様に第10図中B1端部とB2端部を縫製して製品とな
し、素材の無駄を極力少なくしていた。
発明が解決しようとする問題点 しかし、これら開き直し工程及び小裁ち工程は従来手作
業により行われていたため能率が悪く、製品がコスト高
となる問題を有していた。
問題点を解決するための手段 本発明は上記したような問題点に鑑み発明されたもの
で、長尺の筒状素材を裁断、縫製してショーツ等を製造
する方法において、大裁ちされた素材を供給台に位置せ
しめ、前記素材の上側一端部を掴持機構にて掴持させて
型枠に挿入し、その後該型枠を回転させて開き直し位置
に位置せしめ、前記型枠に挿入した前記素材を上下方向
より挟持片にて挟持させ、この挟持状態を維持しつつこ
れら挟持片をそれぞれ左右反対方向に走行させて開き直
し操作を行わしめ、その後前記型枠をさらに小裁ち位置
にまで回転させ、プレス裁断機により小裁ちを行わせし
めた後、前記型枠をさらに回転させて排出位置にまで導
き、小裁ちされた前記素材を引出し装置により前記型枠
より取外すごとく成したことを特徴とするものである。
作用 上記した方法によれば、従来手作業により行われていた
工程の自動化が図られ、人手を要さずに製品を製造でき
ることとなる。
実 施 例 以下本発明の実施例を図面に基づいて説明する。
第1図は本発明に係る方法を実施するための装置の概略
を示している。この装置は4つのセクションから構成さ
れており、1は供給セクション、2は開き直しセクショ
ン、3は小裁ちセクション、4は排出セクションとなっ
ている。
第2図は供給セクションを示しており、架台5には大裁
ち後のB側素材が多数枚重ねて載せ置かれている。供給
台6は載せ置かれた素材を左右方向に移動させ得るコン
ベア形式が採用されていると共に、リフト機構7により
指示されており、上下動も自在に行なえる構成となって
いる。
供給台6の上方には素材を掴持するための掴持機構8が
配設されている。この掴持機構8は素材を直接掴持する
ための一対の針布ローラ9と、これらローラ9をお互い
に左右方向に近づけたり、遠ざけたりするシリンダ11
と、針布ローラ9を型枠12側に近づけたり遠ざけたりす
る前後方向への移動を可能にする駆動装置13とを備えて
いる。針布ローラ9の表面には多数の針状突起(図示せ
ず)が形成されており、またローラ9の回転軸は左右方
向と平行には設定されておらず、少し角度をつけて設定
されており、針布ローラ9の回転により素材を引き延ば
しながら確実に掴持できるように構成されている。
第4図および第5図は開き直しセクション2を拡大して
示している。この開き直しセクション2には型枠12を上
下方向から挟持する一対の挟持片15が配設されている。
各挾持片15,15はエヤーシリンダ41,42を介して取付板43
に取付けられている。各取付板43,43は連結棒44,44にて
開き直しセクション外方に配された回動チェーン45と連
結されている。回動チェーン45は図示しないパルスモー
タにより回転駆動されているので、その駆動によって連
結棒44、取付板43を介して各挾持片15,15を左右反対方
向に走行させることができる。この場合、各挟持片15が
素材の装着されている型枠12に上下方向から接近して素
材及び型枠12を挟持していれば、挾持片15,15の前記走
行によって素材Bを型枠12のまわりで回転させ、いわゆ
る開き直しを行なうことができる。直、挟持片15の型枠
12側面には、素材との摩擦力を高めるために発泡スチロ
ールなどの樹脂材16がそれぞれ貼着されている。
また開き直しセクション2には小裁ちを正確に行なわせ
るために、素材を型枠12に対して所定位置にまで正確に
装着させるための装着調整機構が配設されている。この
装置調整機構は素材を型枠12の左右端部近傍において握
持する1対の握持装置17と、装置位置を正確にキャッチ
するためのセンサー機構18とから構成されている。第4
図及び第5図に示した握持装置17は素材を握持していな
い開状態にあるが、素材を握持する際には図中左方に突
出した握持片19が下方に回転し、他方の握持片20との間
に素材を握持することとなる。これら握持片19,20はラ
ック21に連結されており、このラック21はピニオン(図
示せず)の回転により前後に進退自在に構成されてお
り、ピニオンはモータ(図示せず)により回転させられ
ている。握持片19,20の後退により素材が型枠12に深く
装着されるとセンサー機構18により適正位置がキャッチ
され、握持片19,20は停止するようになっている。
第6図に示す小裁ちセクションにはプレス裁断機24が配
設されており、型枠12に適正にセットされた素材はこの
プレス裁断機24で素早く自動的にA側素材と同様の形状
に裁断される。
第7図に示す排出セクション4には、素材を型枠12から
取り外すための引出し装置25が配設されている。この引
出し装置25は素材の端部を上下方向から把持する把持片
26と、この把持片26を前後方向に移動させる駆動装置27
と、把持片26の移動に同期して進出する案内板28とから
成っている。この案内板28は、引出し装置25により型枠
12から取り外された素材が、先に取り外され排出台29上
に積まれた素材を引出しに伴いめくり上がらせるのを防
止するものであり、素材の取り外しが完了すると退出す
るように構成されている。また30は押さえ板であり、素
材の排出台29への取り外しが完了し案内板28が後退する
と、上方から下降し、積み上げられた素材を押圧するも
のである。こればB側素材における折り目が開き直しに
伴い新しい折り目と折り目の間の中央に位置してしまう
ので、この古い折り目により積み上げられた素材がかさ
ばるのを阻止するものである。
以上述べたような各制御は第8図に示すコントロールボ
ックス31からの指令により行われている。
次に作動を説明する。
供給台6に積み上げられた素材はリフト機構7により上
昇させられ、所定高さに達すると停止する。
次に針布ローラ9が下降してきて素材に接すると、シリ
ンダ10,11の駆動によりローラ9は回転しながら互いに
遠ざかり、素材をしっかりと掴持する。掴持した状態を
第3図に示す。続いて駆動装置13の駆動により針布ロー
ラ9は型枠12側に移動し、素材は型枠12に挿着される。
その後型枠12は第1図の回転中心Pを中心に右回りに90
゜回転し、開き直しセクション2に位置させられる。開
き直しセクション2では挟持片15が上下方向から接近し
てきて素材及び型枠12を挟持する。この挟持状態が維持
されたままで上下の挟持片15はお互いに左右反対方向に
走行し、この結果素材は型枠12のまわりを回転させられ
る。以前の折り目が幅方向中央部に位置したところで挟
持片15の走行は止められ、開き直しが完了する。挟持片
15による挟持状態が解除されると、次は握持片19が回転
し、握持片19,20により素材は握持される。この握持状
態が維持されたままラック21の移動により握持片19,20
は後退し、この後退に伴い素材は型枠12に深く装着され
ることとなる。センサー機構18により適正位置まで装着
されたことがキャッチされるとラック21の移動は止ま
り、握持状態は解除される。
次に型枠12はさらに90゜回転し小裁ちセクション3へと
導かれる。ここではプレス裁断機24が作動し素早い小裁
ちが行われる。小裁ちが終了すると、型枠12はさらに90
゜回転させられ排出セクション4に位置させられる。
排出セクション4に達すると、把持片26が型枠12側に進
出してきて素材を把持し、把持した状態を維持したまま
で次に後退し、素材の型枠12からの取り外しが行われ
る。把持片26の後退に伴い案内板28も移動し、先に積み
上げられていた素材のめくれが阻止される。案内板28が
型枠12側に戻った後、押され板30が下降し、素材に新し
い折り目がきっちりとつけられ、工程は完了する。
以上説明した実施例の生地の裁断方法では、素材を針布
ローラ9によりしっかりと掴持させることができ、また
容易に自動的にいわゆる開き直しが行なわれ得る。ま
た、素材の型枠12への装着をセンサー機構18により正確
に行うことができるため、歩留まりがよくしかも正確な
裁断が可能となる。また案内板28の配設により積み上げ
られた素材のめくれを阻止でき、しかも押さえ板30の作
用により積み上げられた素材を嵩張るといった不具合も
生じない。
発明の効果 以上の説明により明らかなごとく、本発明に係る生地の
裁断方法によれば、いわゆる開き直し及び小裁ち工程を
自動的に正確に行なえることとなる。従ってこれら工程
のスピードアップ、能率化が一段と図られ、大幅なコス
トダウンが可能となる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明に係る製造方法に使用される装置の全体
を示す概略斜視図、第2図及び第3図は主に供給セクシ
ョンを示す斜視図、第4図及び第5図は主に開き直しセ
クションを示す斜視図、第6図は主に小裁ちセクション
を示す斜視図、第7図は主に排出セクションを示す斜視
図、第8図は主にコントロールボックスを示す斜視図、
第9図は従来の大裁ち工程を説明するための素材の平面
図、第10図は小裁ち工程を説明するための素材の平面図
である。 6……供給台、8……掴持機構、12……型枠、15……挟
持片、24……プレス裁断機、25……引出し装置。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】長尺の筒状素材を裁断、縫製してショーツ
    等を製造する方法において、大裁ちされた素材を供給台
    に位置せしめ、前記素材の上側一端部を掴持機構にて掴
    持させて型枠に挿入し、その後該型枠を回転させて開き
    直し位置に位置せしめ、前記型枠に挿入した前記素材を
    上下方向より挟持片にて挟持させ、この挟持状態を維持
    しつつこれら挟持片をそれぞれ左右反対方向に走行させ
    て開き直し操作を行わしめ、その後前記型枠をさらに小
    裁ち位置にまで回転させ、プレス裁断機により小裁ちを
    行わせしめた後、前記型枠をさらに回転させて排出位置
    にまで導き、小裁ちされた前記素材を引出し装置により
    前記型枠より取外すごとく成したことを特徴とする生地
    の裁断方法。
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