JPH07107071A - 制御信号処理回路 - Google Patents

制御信号処理回路

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JPH07107071A
JPH07107071A JP24822693A JP24822693A JPH07107071A JP H07107071 A JPH07107071 A JP H07107071A JP 24822693 A JP24822693 A JP 24822693A JP 24822693 A JP24822693 A JP 24822693A JP H07107071 A JPH07107071 A JP H07107071A
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JP
Japan
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control
control signal
logic
bit
circuit
Prior art date
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Application number
JP24822693A
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English (en)
Inventor
Hiroshi Harada
博 原田
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Mitsubishi Electric Corp
Original Assignee
Mitsubishi Electric Corp
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 制御ビットにより制御信号が伝送される伝送
システムで受信側で制御信号を処理する制御信号処理回
路において、伝送路のバースト性雑音などによる誤制御
を防止する。 【構成】 一度制御動作を行うと、その後所定時間その
制御状態を保持する保持回路を設ける。この保持回路の
保持時間は伝送状態に応じて制御する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は伝送フレームフォーマ
ットが、音声などのアナログ信号をディジタル信号に変
換したディジタルデータと、制御対象を制御する制御信
号とで構成されている場合、受信側で制御信号を処理す
る制御信号処理回路に関するものである。
【0002】
【従来の技術】電話の伝送路として光ファイバを使用す
る場合には、電話の音声信号はディジタルデータに変換
して伝送する必要がある。電話交換などに必要な各種の
制御信号もまたこの伝送路で伝送される。電話の音声信
号を変換したディジタルデータには、たとえば1語ごと
に符号誤り検出用のビットを付加しておき、受信側の符
号誤り検出回路で符号誤りが検出された語は廃棄し、そ
の廃棄した語の前後の2語の平均値で当該廃棄した語を
置き換える等の処理により、音声信号の伝送に重大な支
障をきたさないようにすることが可能である。しかし、
制御信号が誤って伝送されて誤制御が行われると、重大
な支障をきたす結果になる。
【0003】図6は、この種の制御信号の伝送の一例を
示す動作タイムチャートで、説明の便宜上、図6(b)
に示すように、論理「1」のビットは正の振幅のパルス
で表し、論理「0」のビットは負の振幅のパルスで表
す。なお、論理「1」のビットと論理「0」のビットを
表す方法には、種々の方法がある。その最も簡単な方法
は、クロックパルスに同期した時点に受信パルスが存在
するときは論理「1」のビットを表し、クロックパルス
に同期した時点に受信パルスが存在しないときは論理
「0」のビットを表す方法である。この方法は、受信側
で受信パルスからクロックパルスを再生し、再生したク
ロックパルスによって論理「1」のビットと論理「0」
のビットとを検出しているため、当然のことではある
が、この場合、信号断の状態と論理「0」のビットの状
態とを判別することが困難になる。このような問題を解
決するため、本願出願人は特開平4−250366号公
報「信号断検出装置」において、論理「0」のビットが
所定時間以上連続した場合、これを信号断と判定する発
明を行っている。このように、この種の制御信号は、種
々の方法で信号断と論理「0」のビットとを誤認しない
ように構成されるが、本願では上述の図6(b)に示す
ように、論理「0」のビットを負の振幅のパルスで表
し、信号断を論理「0」のビットと誤認することがない
ように構成した制御信号を仮定して説明する。
【0004】図4は、制御信号を送出する送信側の構成
を示すブロック図、図5は従来の制御信号処理回路を示
すブロック図である。図4において、10はクロック信
号発生器、11はスイッチ、12は直流電源正端子、1
3,14はそれぞれインバータ、15,16はそれぞれ
アンドゲート、17はオアゲートである。スイッチ11
を操作して図6(a)で示すような電圧を出力すると、
オアゲート17からは図6(b)に示す信号が出力され
る。
【0005】図5において、18はインバータ、19,
20は整流回路であり、図6(b)に示すパルスのうち
正のパルスは整流回路19から出力され、負のパルスは
インバータ18で反転されて正のパルスとなって整流回
路20から出力される。すなわち、インバータ18、整
流回路19,20で構成する制御ビット検出回路1は、
受信データから論理「1」のビットと論理「0」のビッ
トとを分離する。なお、図5に示す制御ビット検出回路
1の内部構成は、論理「1」のビットと論理「0」のビ
ットとがどのように構成されているかによって異なって
くることは言うまでもない。
【0006】図6(b)に示す例では論理「1」のビッ
トn個以上の連続で制御起動信号を表し、論理「0」の
ビットm個以上の連続で制御解除信号を表すとすると、
図5に示すカウンタ21はモジュロnのカウンタ、カウ
ンタ22はモジュロmのカウンタとなる。カウンタ21
は整流回路19の出力パルスを計数し、整流回路20の
出力パルスでリセットされ、カウンタ22は整流回路2
0の出力パルスを計数し、整流回路19の出力パルスで
リセットされるので、論理「1」のビットがn個連続し
たときカウンタ21からオーバーフローパルスが出力し
てフリップフロップ23がセットされ、論理「0」のパ
ルスがm個連続したときカウンタ22からオーバーフロ
ーパルスが出力してフリップフロップ23がリセットさ
れ、フリップフロップ23の出力Qの論理は、図6
(c)に示すようになる。すなわち、図4のスイッチ1
1の操作による制御と同様な制御信号を受信側で得るこ
とができる。
【0007】カウンタ21,22、フリップフロップ2
3で構成される回路を制御保護回路3という。以上の説
明では説明の便宜のため、制御ビット検出回路1と制御
保護回路3とをハードウェアで構成する例を示したが、
これらの回路およびこれ以後でハードウェアで構成する
例を示す全ての回路を、プログラム制御の計算機によっ
て構成できることは言うまでもない。図7は従来の制御
信号処理回路の構成を示し、図5と同一符号は同一又は
相当部分を示す。符号誤り検出回路2は符号誤り検出用
ビットが付加されている語に対する符号誤りを検出する
回路である。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】従来の制御信号処理回
路は以上のように構成されているので、伝送路における
雑音などにより誤った制御が行われてしまうという問題
点があった。図8は、図7に示す従来の回路の問題点を
示す動作タイムチャートで、図8(a),(b)は、そ
れぞれ図6(a),(b)に相当する信号を示し、図8
(d)は図8(b)に示す信号のX部分が、たとえば伝
送路のバースト性雑音などによりビットの論理が反転し
た場合を示す。すなわち図8(d)に示す受信データが
図7の回路で処理されると、図8(e)に示すような信
号が制御信号として出力されてしまい、図8(a)に示
す波形とは異なって来て誤った制御が行われてしまう。
【0009】この発明はかかる問題点を解消するために
なされたものであり、伝送路における雑音などのため生
じる誤制御を防止する制御信号処理回路を提供すること
を目的としている。
【0010】
【課題を解決するための手段】この発明に係わる制御信
号処理回路は、制御保護回路の後に保持回路を設け、一
度制御(制御起動か制御解除かいずれかの制御)が行わ
れると、所定時間は制御信号の入力に関係なく当該制御
状態を保持するように構成したものである。また、制御
状態を保持する時間は符号誤り率の関数として制御する
ようにした。
【0011】
【作用】この発明の制御信号処理回路においては、制御
保護回路で所定時間制御状態を保持することにより、安
定した制御が行える。また、制御状態を保持する時間は
符号誤り率の関数として制御することにより、効率のよ
い制御が行えることになる。
【0012】
【実施例】以下、この発明の実施例1を図面を用いて説
明する。図1はこの発明の一実施例を示すブロック図で
あって、図7と同一符号は同一又は相当部分を示し、4
は符号誤り計数回路、5は保持回路である。符号誤り検
出回路2と符号誤り計数回路4とは従来から良く知られ
ているのでその説明は省略するが、符号誤り計数回路4
は所定時間内の符号誤り回数を計数して符号誤り率を定
め、この符号誤り率により保持回路5の保持時間を制御
するように構成される。
【0013】図2は、図1の制御保護回路3と保持回路
5の構成例を示すブロック図であって、図5と同一符号
は同一又は相当部分を示し、31,32はそれぞれアン
ドゲート、50はクロック信号発生器、51,52はそ
れぞれアンドゲート、53,54はそれぞれカウンタ、
55,56はそれぞれフリップフロップである。
【0014】次に動作について説明する。ゲート31か
らパルスが出力されてフリップフロップ23がセットさ
れると、同時にカウンタ53とフリップフロップ55が
リセットされる。フリップフロップ55がリセットされ
ている間は、ゲート32はフリップフロップ23へのリ
セット信号の入力を阻止する。また、フリップフロップ
23がセットされている間は、ゲート51を介してクロ
ック信号発生器50からのクロック信号がカウンタ53
に入力されて計数される。
【0015】カウンタ53のモジュロと、クロック信号
の周期との積で定められる所定時間T1 が経過すると、
カウンタ53からオーバーフローパルスが出力してフリ
ップフロップ55をセットし、ゲート32を開いてカウ
ンタ22からのオーバーフローパルスがフリップフロッ
プ23のリセット端子に入力できるようになる。すなわ
ち、フリップフロップ55とゲート32とで制御信号オ
ン状態保持回路が形成される。
【0016】ゲート32からパルスが出力されてフリッ
プフロップ23がリセットされると、同時にカウンタ5
4とフリップフロップ56がリセットされる。フリップ
フロップ56がリセットされている間は、ゲート31は
フリップフロップ23へのセット信号の入力を阻止す
る。フリップフロップ23がリセットされている間は、
ゲート52を介してクロック信号発生器50からのクロ
ック信号が、カウンタ54に入力されて計数される。カ
ウンタ54のモジュロと、クロック信号の周期との積で
定められる所定時間T2 が経過すると、カウンタ54か
らオーバーフローパルスが出力してフリップフロップ5
6をセットし、ゲート31を開いてカウンタ21からの
オーバーフローパルスがフリップフロップ23のセット
端子に入力できるようになる。すなわち、フリップフロ
ップ56とゲート31とで制御信号オフ状態保持回路が
形成される。
【0017】上述の所定時間T1 とT2 とは、符号誤り
計数回路4の出力で制御する。図2に示す実施例では制
御信号のオン状態をT1 時間保持し、そのオフ状態をT
2 時間保持する回路としている。然しながら、雑音によ
るビットの論理の反転の状況などから、オン状態かオフ
状態かの何れかの状態だけを保持すればよい場合があ
り、このような場合には図2の回路から不要な回路を省
略した構成となる。
【0018】図3は、図1に示す回路の動作を示す動作
タイムチャートであり、図3(a),(b),(d)は
それぞれ図8(a),(b),(d)に相当し、図3
(f)はフリップフロップ55の端子Qの論理を示す。
図3(d)のX部分でカウンタ22はオーバーフローパ
ルスを出力するが、これは図2に示すゲート32で阻止
されるので、フリップフロップ23の動作には影響せ
ず、フリップフロップ23の端子Qの出力論理は図3
(g)に示すように正しい制御信号となる。
【0019】
【発明の効果】以上説明したように、この発明によれば
伝送路の状態が不良な場合でも制御動作に誤動作が発生
しない制御信号処理回路を得ることができ、制御の信頼
性が向上し、精度の高い制御が実現できるという効果が
ある。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の一実施例を示すブロック図である。
【図2】図1の制御保護回路と保持回路との構成例を示
すブロック図である。
【図3】図1の回路の動作を示す動作タイムチャートで
ある。
【図4】制御信号の送信側回路を示すブロック図であ
る。
【図5】制御信号の受信側回路を示すブロック図であ
る。
【図6】図4,図5の回路の動作を示す動作タイムチャ
ートである。
【図7】従来の制御信号処理回路を示すブロック図であ
る。
【図8】従来の制御信号処理回路の問題点を示す動作タ
イムチャートである。
【符号の説明】
1 制御ビット検出回路 2 符号誤り検出回路 3 制御保護回路 4 符号誤り計数回路 5 保持回路

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 音声などのアナログ信号を論理「1」と
    論理「0」との符号で構成するディジタル信号に変換し
    たディジタルデータと、制御対象のオンオフを制御する
    制御信号とによってフレームを構成し、制御の起動は論
    理「1」のビットのn回以上(nは設計によって定める
    自然数)の連続で表し、制御の解除は論理「0」のビッ
    トのm回以上(mは設計によって定める自然数)の連続
    で表して伝送する信号を受信して制御信号を処理する制
    御信号処理回路において、 受信データ中の論理「1」のビットと論理「0」のビッ
    トとを分離する制御ビット検出回路、 上記制御ビット検出回路の出力で論理「1」のビットだ
    けがnビット連続するとき制御信号をオン状態に制御す
    る制御起動手段、 上記制御ビット検出回路の出力で論理「0」のビットだ
    けがmビット連続するとき上記制御信号をオフ状態に制
    御する制御解除手段、 上記制御起動手段の動作後あらかじめ定めるT1 時間の
    あいだ上記制御解除手段の動作を禁止する制御信号オン
    状態保持回路、 を備えたことを特徴とする制御信号処理回路。
  2. 【請求項2】 上記制御信号オン状態保持回路が上記制
    御解除手段の動作を禁止する時間T1 は、上記受信デー
    タの符号誤り率の関数で制御されることを特徴とする請
    求項第1項記載の制御信号処理回路。
  3. 【請求項3】 音声などのアナログ信号を論理「1」と
    論理「0」との符号で構成するディジタル信号に変換し
    たディジタルデータと、制御対象のオンオフを制御する
    制御信号とによってフレームを構成し、制御の起動は論
    理「1」のビットのn回以上(nは設計によって定める
    自然数)の連続で表し、制御の解除は論理「0」のビッ
    トのm回以上(mは設計によって定める自然数)の連続
    で表して伝送する信号を受信して制御信号を処理する制
    御信号処理回路において、 受信データ中の論理「1」のビットと論理「0」のビッ
    トとを分離する制御ビット検出回路、 上記制御ビット検出回路の出力で論理「1」のビットだ
    けがnビット連続するとき制御信号をオン状態に制御す
    る制御起動手段、 上記制御ビット検出回路の出力で論理「0」のビットだ
    けがmビット連続するとき上記制御信号をオフ状態に制
    御する制御解除手段、 上記制御解除手段の動作後あらかじめ定めるT2 時間の
    あいだ上記制御起動手段の動作を禁止する制御信号オフ
    状態保持回路、 を備えたことを特徴とする制御信号処理回路。
  4. 【請求項4】 上記制御信号オフ状態保持回路が上記制
    御起動手段の動作を禁止する時間T2 は、上記受信デー
    タの符号誤り率の関数で制御されることを特徴とする請
    求項第3項記載の制御信号処理回路。
  5. 【請求項5】 音声などのアナログ信号を論理「1」と
    論理「0」との符号で構成するディジタル信号に変換し
    たディジタルデータと、制御対象のオンオフを制御する
    制御信号とによってフレームを構成し、制御の起動は論
    理「1」のビットのn回以上(nは設計によって定める
    自然数)の連続で表し、制御の解除は論理「0」のビッ
    トのm回以上(mは設計によって定める自然数)の連続
    で表して伝送する信号を受信して制御信号を処理する制
    御信号処理回路において、 受信データ中の論理「1」のビットと論理「0」のビッ
    トとを分離する制御ビット検出回路、 上記制御ビット検出回路の出力で論理「1」のビットだ
    けがnビット連続するとき制御信号をオン状態に制御す
    る制御起動手段、 上記制御ビット検出回路の出力で論理「0」のビットだ
    けがmビット連続するとき上記制御信号をオフ状態に制
    御する制御解除手段、 上記制御起動手段の動作後あらかじめ定めるT1 時間の
    あいだ上記制御解除手段の動作を禁止する制御信号オン
    状態保持回路、 上記制御解除手段の動作後あらかじめ定めるT2 時間の
    あいだ上記制御起動手段の動作を禁止する制御信号オフ
    状態保持回路、 を備えたことを特徴とする制御信号処理回路。
  6. 【請求項6】 上記制御信号オン状態保持回路が上記制
    御解除手段の動作を禁止する時間T1 と上記制御信号オ
    フ状態保持回路が上記制御起動手段の動作を禁止する時
    間T2 とは、上記受信データの符号誤り率の関数で制御
    されることを特徴とする請求項第5項記載の制御信号処
    理回路。
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