JPH07106939A - 光電センサ - Google Patents

光電センサ

Info

Publication number
JPH07106939A
JPH07106939A JP5244289A JP24428993A JPH07106939A JP H07106939 A JPH07106939 A JP H07106939A JP 5244289 A JP5244289 A JP 5244289A JP 24428993 A JP24428993 A JP 24428993A JP H07106939 A JPH07106939 A JP H07106939A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
light
distance
received
detected
light receiving
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP5244289A
Other languages
English (en)
Other versions
JP3445324B2 (ja
Inventor
Hisashi Taguchi
寿 田口
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Panasonic Industrial Devices SUNX Co Ltd
Original Assignee
Sunx Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Sunx Ltd filed Critical Sunx Ltd
Priority to JP24428993A priority Critical patent/JP3445324B2/ja
Publication of JPH07106939A publication Critical patent/JPH07106939A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP3445324B2 publication Critical patent/JP3445324B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Fee Related legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Length Measuring Devices By Optical Means (AREA)
  • Measurement Of Optical Distance (AREA)
  • Electronic Switches (AREA)
  • Optical Radar Systems And Details Thereof (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 被検出物体までの距離変動にかかわらず被検
出物体の明暗を確実に検出する。 【構成】 投光手段21は被検出物体24に投光する。
受光手段25は被検出物体24からの反射光の受光位置
及び受光量を示す第1及び第2の受光信号Va,Vbを
出力する。距離演算手段29は、受光手段25からの第
1及び第2の受光信号Va,Vbに基づいて被検出物体
24までの距離を演算する。受光量演算手段30は、受
光手段25からの第1及び第2の受光信号Va,Vbに
基づいて受光量を求めると共に、その受光量に応じた受
光信号を距離演算手段29からの距離信号に基づいて補
正した状態で出力することにより距離による受光量の変
動を無効化する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、例えばラベルの表面に
印刷されたマークの検出に好適する光電センサに関す
る。
【0002】
【従来の技術】この種の光電センサによる検出例を図9
を参照して説明する。この図9は、光電センサにより白
色のシートに印刷された黒色マークの検出状態を示すも
ので、光電センサ1はシート2から所定距離離間した位
置に配置されている。この光電センサ1は投光部及び受
光部を並設して構成されており、投光部からスポット光
を投光すると共に、受光部によりシート2からの反射光
を受光するようになっている。この場合、白色のシート
2において下地部分の反射強度は大きく、黒色のマーク
2a部分の反射強度は小さいので、光電センサ1は、受
光部1bの受光量の差に基づいてシート2に印刷された
マーク2aを検出することができる。
【0003】図10は上記光電センサの構成の一例を示
している。この図10において、投光素子3は、投光回
路4からのパルス信号に応じたパルス光をシート2に集
光状態で投射し、受光素子5はシート2からの反射光を
受光して受光信号を出力する。そして、受光素子5から
の受光信号は、増幅回路6により増幅されると共に同期
回路6により投光回路4のパルス信号の出力タイミング
で同期検波されてから積分回路8で積分される。従っ
て、積分回路8による積分出力を比較回路9において所
定の検出レベルと比較することにより、出力回路10か
らマークを検出したことを示す検出信号を外部に出力す
ることができる。
【0004】上記構成の光電センサを用いた検出の具体
例としては、包装紙等のシートを一定の長さに切断する
切断装置に適用したものがある。つまり、図11に示す
ようにローラ11により送り出されるシート2の裏側に
は一定間隔毎にマーク2aが印刷されているので、シー
ト2に印刷されたマーク2aの移動軌跡に対応して光電
センサ1を配置し、その光電センサ1から検出信号が出
力されたタイミングでカッター12を作動させることに
よりシート2を一定の長さ毎に切断することができる。
【0005】ここで、切断されたシート2には、切断位
置検出のためのマーク2aが存在することになるが、斯
様なマーク2aはシート2の見映えという観点からはシ
ート2の切断端部にできるだけ近付けるのが望ましいの
で、マーク2aを検出するための光電センサ1をカッタ
ー12に隣接して配置するようにしている。
【0006】また、光電センサ1の検出対象としては、
コンベアにより搬送される異なる色の箱の中から特定の
色の箱を仕分ける仕分け装置に適用したものがある。つ
まり、箱からの反射光量は箱の色に応じて異なるので、
光電センサ1として受光量を示す受光信号をアナログ出
力する構成のものを用いることにより、受光信号の信号
レベルに基づいて任意の色の箱を検出することができ
る。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】ところで、光電センサ
1をシートの切断装置に適用したものの場合、送りロー
ラ11の回転むら、或いはローラ11とシート2との間
の滑りによって光電センサ1の検出位置においてシート
2に撓みが生じ易い。特に、上述したように光電センサ
1をカッター12に隣接して配置した場合には、カッタ
ー12によるシート2の切断位置にシート2を支持する
ためのガイドを設けることができないので、シート2が
上下方向に不安定となって大きく撓んでしまう。このた
め、図10中に(b)で示す適正位置から(a),
(c)で示すようにシート2の位置が大きく変動してし
まうので、このような状態で光電センサ1によるシート
2のマーク2aの検出が行われた場合には、光電センサ
1によるマーク2aの検出が困難となる。つまり、図1
0中に(b)で示すようにシート2が適正位置に位置し
ているときは、図12中に(b)で示すようにマーク2
aの検出時における受光量レベルのみが検出レベルより
も低くなるので、シート2に印刷されたマーク2aの検
出が可能となる。
【0008】しかしながら、図10中に(a)で示すよ
うにシート2が撓んで光電センサ1に接近した場合に
は、図12中に(a)で示すようにシート2の下地部分
及びマーク2a部分の検出時における受光量レベルの何
れも検出レベルを上回るので、マーク2aを検出するこ
とは不可能となる。また、図10中に(c)で示すよう
にシート2が撓んで光電センサ1から遠ざかった場合に
は、図12中に(c)で示すようにシート2の下地部分
及びマーク2a部分の検出時における受光量レベルの何
れも検出レベルを下回るので、この場合もマーク2aを
検出することは不可能となる。
【0009】一方、光電センサ1を箱の仕分け装置に適
用した場合には、箱の大きさが異なったり、或いはコン
ベア上の箱の位置がずれて光電センサからの距離が変動
することがあり、このような場合には、光電センサ1か
らの受光量を示す受光信号が変動してしまうので、受光
信号に基づく特定色の箱の検出ができなくなる。
【0010】この場合、光電センサ1とシート2との間
の距離を測定する距離センサを設け、その距離センサに
よる検出距離に基づいて光電センサ1の積分回路8の積
分出力を補正することが考えられるが、それでは、全体
構成が複雑化して大形化すると共にコストが大幅に上昇
するという欠点がある。
【0011】本発明は上記事情に鑑みてなされたもの
で、その目的は、被検出物体から反射した受光量に基づ
いて被検出物体の明暗を検出する構成において、被検出
物体までの距離の変動にかかわらず被検出物体の明暗を
確実に検出しながら大形化することがないと共にコスト
が大幅に上昇することがない光電センサを提供すること
にある。
【0012】
【課題を解決するための手段】本発明の光電センサは、
被検出物体に投光する投光手段を設け、前記被検出物体
からの反射光を当該被検出物体までの距離に応じた位置
で受光すると共にその受光位置及び受光量を示す第1及
び第2の出力信号を出力する受光手段を設け、この受光
手段からの第1及び第2の出力信号に基づいて前記被検
出物体までの距離及び前記受光手段による受光量を求め
ると共に当該受光量に応じた受光信号を前記被検出物体
までの距離に応じて補正した状態で出力する補正手段を
設けたものである。
【0013】
【作用】受光手段は、被検出物体で反射した投光手段か
らの光を被検出物体までの距離に応じた位置で受光して
受光位置及び受光量に応じた第1及び第2の出力信号を
出力する。そして、補正手段は、受光手段からの第1及
び第2の出力信号に基づいて被検出物体までの距離及び
受光手段による受光量を求めると共に当該受光量に応じ
た受光信号を被検出物体までの距離に基づいて補正した
状態で出力する。これにより、受光手段による受光量が
被検出物体までの距離に応じて変動するにしても、その
変動は無効化されるので、被検出物体の明暗を確実に検
出することができる。
【0014】
【実施例】以下、本発明の第1実施例を図1乃至図6を
参照して説明する。図1は電気的構成を概略的に示して
いる。この図1において、投光手段21は投光駆動回路
22及び投光素子23から成り、投光駆動回路22によ
る駆動に応じて投光素子23から被検出物体24にスポ
ット光を投光する。受光手段25は位置検出素子26を
主体として成り、被検出物体24からの反射光を集光状
態で位置検出素子26上に受光する。この位置検出素子
26は、受光位置及び受光量を示す第1の出力信号Va
及び第2の出力信号Vb をアンプ27を通じて出力す
る。この場合、第1及び第2の出力信号Va ,Vb の和
は位置検出素子26の受光量を示し、第1及び第2の出
力信号Va,Vbの比率は位置検出素子26の受光位置
を示している。
【0015】補正手段28は距離演算手段29及び受光
量演算手段30から成る。距離演算手段29は、第1及
び第2の出力信号Va ,Vb の比率に基づいて位置検出
素子26の受光位置を検出すると共にその受光位置に基
づいて三角測量の原理で被検出物体24までの距離を演
算する。受光量演算手段30は、第1及び第2の出力信
号Va ,Vb の和に基づいて受光手段25による受光量
を検出すると共に、その受光量を距離演算手段29によ
る被検出物体24までの距離に応じて補正した状態で出
力する。つまり、受光手段25の位置検出素子26が受
光する被検出物体24からの反射光は被検出物体24ま
での距離に応じて変動するので、その変動による影響を
無効化するように補正するのである。従って、受光量演
算手段30からの出力信号は被検出物体24までの距離
にかかわらず被検出物体24の明暗に応じた大きさにな
るので、受光量演算手段30からの出力信号に基づいて
被検出物体24の明暗を確実に検出することができる。
【0016】図2は上記構成の具体例を示している。こ
の図2において、投光手段21は投光駆動回路22及び
投光素子たるLED23から成り、LED23は投光駆
動回路22からのパルス信号に基づいてパルス光を投光
レンズ21aを通じて平行光として被検出物体24に投
光する。
【0017】受光手段25は1次元位置検出素子である
PSD(Position Sensitive Device )26及び電流電
圧変換用アンプ27から成り、PSD26は被検出物体
24からの反射光を受光レンズ25aを通じて集光状態
で受光する。
【0018】図3はPSD26の構造を模式的に示して
いる。この図3において、PSD26はシリコンフォト
ダイオードを応用したスポット光の位置検出素子で、シ
リコンの表面のP層と裏面のN層との中間にI層を形成
して成る。ここで、PSD26は、入射した光を入光量
に応じて光電変換して光電流Iとして発生すると共に、
発生した光電流IをP層に設けられた電極26a,26
bから分割出力する。この場合、P層は抵抗層として機
能するように全面に均一な抵抗値を有するように形成さ
れているので、電極26a,26bからの光電流は入射
光と電極26a,26b までの距離(抵抗値)に逆比例
して出力される。
【0019】つまり、図3に示すようにPSD26の電
極26a ,26b 間をZs 、電極26a ,26b からの
光の入射距離をZa ,Zb (Zs =Za +Zb )、入射
エネルギにより発生する電流をIとすると、電極26a
,26b から出力される第1及び第2の出力信号たる
電流信号Ia ,Ib はI=Ia +Ib 、Ia =(Zb /
Zs )・I、Ib =(Za /Zs )・Iで表すことがで
きる。従って、上記各式に基づいてPSD6の受光量及
び入射光の位置を求めることができる。
【0020】図2において、受光手段25の電流電圧変
換用のアンプ27は、PSD26からの第1及び第2の
電流信号Ia ,Ib を第1及び第2の電圧信号Va ,V
b に電流電圧変換する。
【0021】補正手段28を構成する距離演算手段29
は、減算回路31、加算回路32及び除算回路33から
成る。減算回路31は、受光手段25からの第1及び第
2の電圧信号Va ,Vb を減算してVa −Vb を求め
る。加算回路32は、受光手段25からの第1及び第2
の電圧信号Va ,Vb を加算してVa +Vb を求める。
そして、除算回路33は、減算回路31及び加算回路3
2の演算結果に基づいて(Va −Vb )/(Va +Vb
)を求める。
【0022】距離演算手段29と共に補正手段28を構
成する受光量演算手段30は、加算回路32及び可変増
幅回路34から成り、この場合、加算回路32は前記距
離演算手段29のものを共用している。可変増幅回路3
4は、加算回路32による演算値を除算回路33による
演算値に基づいて後述するように被検出物体24までの
距離による影響を無効化するように補正して出力する。
【0023】比較回路35は、可変増幅回路34からの
出力と検出レベルとを比較して検出信号を出力する。出
力回路36は、比較回路35からの検出信号に応じて図
示しない負荷を駆動する。
【0024】次に上記構成の作用について説明する。投
光手段21の投光駆動回路22の駆動に応じてLED2
3からパルス光が出力され、そのパルス光は投光レンズ
21aにより略平行光に変換されて被検出物体24に照
射される。そして、被検出物体24からの反射光は受光
レンズ25aによる集光状態でPSD26に受光され
る。このとき、PSD26の受光位置は、PSD26と
被検出物体までの距離とに応じた位置になり、その受光
位置に応じてPSD26からは第1の電流信号Ia (=
(Zb /Zs )・I)及び第2の電流信号Ib (=(Z
a /Zs )・I)が出力される(但し、Zs =Za +Z
b 、I=Ia +Ib )と共に、その第1及び第2の電流
信号Ia ,Ib はアンプ27により第1及び第2の電圧
信号Va ,Vb に電流電圧変換される。
【0025】そして、距離演算手段29は、受光手段2
5からの第1及び第2の電圧信号Va ,Vbに基づいて
(Va −Vb )/(Va +Vb )を演算して距離信号と
して出力する。この演算値は、PSD26におけるスポ
ット光の受光位置、ひいては被検出物体24までの距離
に略対応している。従って、受光量演算手段25からの
距離信号は、図4に示すように被検出物体24までの距
離と比例関係にあり、被検出物体24が図2中に
(a),(b),(c)で示す位置に位置するのに応じ
て距離演算手段29からの距離信号は図4中に(a),
(b),(c)で示す出力となる。この場合、距離出力
手段29からの距離信号にはPSD26による発生電流
Iが含まれていないので、被検出物体24の明暗に伴っ
てPSD26の受光量が変動した場合であっても、図4
に示した距離と出力信号との関係が影響を受けることは
ない。従って、被検出物体24の表面が白色或いは黒色
のように色が異なる場合であっても、距離出力手段か2
9らの距離信号が変動することはない。
【0026】一方、距離演算手段29における加算回路
32は受光量演算手段30の構成要素であり、加算回路
32による演算値Va +Vb はPSD26による受光量
である。この場合、PSD26の受光量は、図5に示す
ように被検出物体24の表面の明暗(反射率)に応じて
変化する。また、被検出物体24の明暗が一定であって
も、被検出物体24までの距離が大きい程PSD26へ
の入光量が減少するので、PSD26の受光量は、図5
に示すように距離に応じても変化する。
【0027】さて、受光量演算手段30の可変増幅回路
34は、図4に示した距離演算手段29からの距離信号
に基づいて増幅率を調整しており、その調整により図5
に示した加算回路32による演算値を補正して図6に示
すように距離にかかわらず被検出物体24の明暗だけに
応じた受光信号を出力する。つまり、加算回路32によ
る演算値は、被検出物体24の明暗が一定であっても被
検出物体24までの距離に応じて影響を受けるので、そ
の影響を無効化するために被検出物体24までの距離に
応じて補正した状態で出力するのである。
【0028】そして、比較回路35は、受光量演算手段
30からの受光信号が検出レベルを越えたか否かに基づ
いて検出信号を出力する。また、出力回路36は、比較
回路35から検出信号が出力されたときに図示しない負
荷を駆動する。従って、白色のシートに印刷された黒色
のマークを検出する場合には、比較回路35は、受光量
演算手段30からの出力信号が検出レベルを下回ったと
きに検出信号を出力するように設定される。また、従来
例で説明したようにシートのマーク位置で切断する場合
には、出力回路36は、比較回路35から検出信号が出
力されたタイミングでカッターを駆動する。
【0029】上記構成のものによれば、受光量演算手段
30において、被検出物体24の明暗を示す加算回路3
2による演算値を被検出物体24までの距離を示す距離
演算手段29による演算値により補正することにより、
PSD26による受光量に応じた受光信号を被検出物体
24までの距離による影響を無効化した状態で出力する
ようにしたので、受光素子の受光量に応じた信号を単に
出力するだけの構成のものに比べて、被検出物体24ま
での距離変動にかかわらず被検出物体24の明暗のみに
応じた信号を出力することができる。従って、被検出物
体24の明暗差に応じた検出信号を確実に検出すること
ができるので、被検出物体24の色が僅かに異なる場合
であっても確実に検出することができる。
【0030】また、1つの受光手段25から受光信号に
加えて距離信号を得ることができるので、受光手段25
を2つ設ける必要がなく、部品点数を大幅に削減するこ
とができる。従って、反射形光電センサから出力される
受光量に応じた受光信号を距離センサからの距離信号に
基づいて補正する構成のものに比べて、全体の小形化を
図ることができると共にコストも低減することができ
る。
【0031】しかも、本実施例では、加算回路32を距
離演算手段29と受光量演算手段30とで兼用するよう
にしたので、距離演算手段29及び受光量演算手段30
に夫々加算回路32を設ける構成に比べて、構成を簡略
化することができる。
【0032】図7は本発明の第2実施例を示しており、
第1実施例と同一部分には同一符号を付して説明を省略
し、異なる部分についてのみ説明する。即ち、図7にお
いて、受光量演算手段30は加算回路32のみであると
共に、受光量演算手段29と共に補正手段28を構成す
る投光駆動回路22は距離演算手段29による演算値に
基づいてLED23に対する駆動電流を調整するように
なっている。この場合、投光駆動回路22は、被検出物
体24が近距離のときは投光駆動電流を低下させ、被検
出物体24が遠距離のときは投光駆動電流を増加するよ
うになっており、これにより、被検出物体24までの距
離にかかわらずPSD26が受光する受光量が変動しな
いようにしている。従って、受光量演算手段30からの
出力は図6に示す特性となるので、第1実施例と同様
に、被検出物体24までの距離にかかわらず被検出物体
24の明暗を確実に検出することができる。
【0033】図8は本発明の第3実施例における距離演
算手段29の他の例を示している。この図8において、
受光手段25から与えられる第1及び第2の電圧信号V
a,Vbは、2つの対数増幅回路37,38に与えられ
ていると共に、対数増幅回路37,38からの出力は減
算回路39により減算されてから出力される。ここで、
対数増幅回路37,38はlog Va ,log Vb を夫々演
算して出力すると共に、減算回路39はlog Va /Vb
を出力する。従って、減算回路39からの出力は被検出
物体24までの距離に応じた信号であるので、減算回路
39からの出力に基づいてPSD26の受光量を補正し
たり、LED23からの投光量を補正することにより被
検出物体24までの距離にかかわらず被検出物体24の
明暗を確実に検出することができる。
【0034】尚、上記実施例では、比較回路35におい
て受光量演算手段30からの受光信号と所定の検出レベ
ルと比較して検出信号を出力するようにしているが、受
光量演算手段30からの出力を直接外部に出力するよう
に構成してもよい。斯様な構成によれば、光電センサか
らの出力は、被検出物体24までの距離の影響を受ける
ことがなく被検出物体24の明暗或いは色にのみに応じ
た大きさとなる。
【0035】また、距離演算手段29、受光量演算手段
30及び比較回路35をマイクロコンピュータにより構
成するようにしてもよい。この場合、マイクロコンピュ
ータのROMに被検出物体24までの距離に応じた補正
データのテーブルを予め記憶し、演算された距離データ
に基づいて補正データのテーブルから補正値を読出すこ
とによりPSD26の受光量を補正するようにしてもよ
い。
【0036】また、距離演算手段29及び受光量演算手
段30において共用している加算回路32を、個別に設
けるようにしてもよい。
【0037】さらに、LED23に代えて半導体レーザ
を用いるようにしてもよいと共に、PSD26に代えて
二分割フォトダイオードを用いるようにしてもよい。
【0038】加えて、上記各実施例では、距離演算手段
29からの出力は被検出物体24までの距離に略比例す
るものとして説明したが、光電センサの検出精度が要求
されるときは、距離演算手段29からの出力を距離と比
例関係となるように補正するようにしてもよい。
【0039】
【発明の効果】以上の説明から明らかなように、本発明
の光電センサによれば、被検出物体に投光する投光手段
を設け、前記被検出物体からの反射光を当該被検出物体
までの距離に応じた位置で受光すると共にその受光位置
及び受光量を示す第1及び第2の出力信号を出力する受
光手段を設け、この受光手段からの第1及び第2の出力
信号に基づいて前記被検出物体までの距離及び前記受光
手段による受光量を求めると共に当該受光量に応じた受
光信号を前記被検出物体までの距離に応じて補正した状
態で出力する補正手段を設け、受光手段の受光量に応じ
た受光信号が被検出物体までの距離に影響を受けること
を防止するようにしたので、被検出物体から反射した受
光量に基づいて被検出物体の明暗を検出する構成におい
て、被検出物体までの距離の変動にかかわらず被検出物
体の明暗を確実に検出しながら大形化することがないと
共にコストが大幅に上昇することがないという優れた効
果を奏する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1実施例における概念図
【図2】電気的構成を示す概略図
【図3】PSDの構造を示す模式図
【図4】被検出物体までの距離と距離出力との関係を示
す特性図
【図5】被検出物体までの距離と受光出力との関係を示
す特性図
【図6】補正された状態で示す図5相当図
【図7】本発明の第2実施例を示す図2相当図
【図8】本発明の第3実施例を示す要部の概略図
【図9】従来例における検出状態を示す光電センサの側
面図
【図10】図1相当図
【図11】光電センサによる検出状態を示す斜視図
【図12】被検出物体までの距離と受光量レベルとの関
係を示す特性図
【符号の説明】
21は投光手段、22は投光駆動回路、23は投光素
子、24は被検出物体、25は受光手段、26は位置検
出素子、28は補正手段、29は距離演算手段、30は
受光量演算手段である。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 被検出物体に投光する投光手段と、 前記被検出物体からの反射光を当該被検出物体までの距
    離に応じた位置で受光するように設けられその受光位置
    及び受光量を示す第1及び第2の出力信号を出力する受
    光手段と、 この受光手段からの第1及び第2の出力信号に基づいて
    前記被検出物体までの距離及び前記受光手段による受光
    量を求めると共に当該受光量に応じた受光信号を前記被
    検出物体までの距離に応じて補正した状態で出力する補
    正手段とを備えたことを特徴とする光電センサ。
JP24428993A 1993-09-30 1993-09-30 光電センサ Expired - Fee Related JP3445324B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP24428993A JP3445324B2 (ja) 1993-09-30 1993-09-30 光電センサ

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP24428993A JP3445324B2 (ja) 1993-09-30 1993-09-30 光電センサ

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH07106939A true JPH07106939A (ja) 1995-04-21
JP3445324B2 JP3445324B2 (ja) 2003-09-08

Family

ID=17116531

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP24428993A Expired - Fee Related JP3445324B2 (ja) 1993-09-30 1993-09-30 光電センサ

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP3445324B2 (ja)

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2006214850A (ja) * 2005-02-03 2006-08-17 Sokkia Co Ltd レーザ測量機
JP2017090198A (ja) * 2015-11-09 2017-05-25 東芝三菱電機産業システム株式会社 板状体側面の表面疵撮影装置

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2006214850A (ja) * 2005-02-03 2006-08-17 Sokkia Co Ltd レーザ測量機
JP2017090198A (ja) * 2015-11-09 2017-05-25 東芝三菱電機産業システム株式会社 板状体側面の表面疵撮影装置

Also Published As

Publication number Publication date
JP3445324B2 (ja) 2003-09-08

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US4633077A (en) Photoelectric switch with limit setting means to prevent disablement when the amplifier is saturated
US6492652B2 (en) Opto-electronic distance sensor and method for the opto-electronic distance measurement
JP3445324B2 (ja) 光電センサ
GB2083313A (en) Distance detecting device
JPH01202614A (ja) アクティブ測距装置
JP2000213931A (ja) 測距モジュ―ル
JPH0642915A (ja) 光学的測定装置
US5977533A (en) Pulse width modulated optical sensor interface circuit having an emitter control circuit
JP3994669B2 (ja) 光検出装置
JPS6231655A (ja) 紙エンドマ−ク検出装置
KR100493982B1 (ko) 개선된 잡음 허용 범위를 갖는 검출 시스템
JP2513095B2 (ja) 端部検出装置
JPH0688726A (ja) 測距センサ
JP3270176B2 (ja) 三角測距式光電センサ
JPH07103755A (ja) 光電センサおよびその受光信号レベルの補正方法
NL2000789C2 (nl) Sensor voor standbepaling.
JPH084750Y2 (ja) 反射型光電スイッチ
JPH1194542A (ja) 測距モジュール
JPH10122953A (ja) 反射型光センサ
JPH0453589Y2 (ja)
JP2592055Y2 (ja) 光電センサ
JPH0480566B2 (ja)
JPH04268816A (ja) 物体検出用光電スイッチ
JP2021143879A (ja) 光電センサ及び検出方法
JP3930620B2 (ja) 測距モジュール

Legal Events

Date Code Title Description
LAPS Cancellation because of no payment of annual fees