JPH07106478B2 - プレスダイクッションの予備加速制御装置 - Google Patents

プレスダイクッションの予備加速制御装置

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JPH07106478B2
JPH07106478B2 JP2295449A JP29544990A JPH07106478B2 JP H07106478 B2 JPH07106478 B2 JP H07106478B2 JP 2295449 A JP2295449 A JP 2295449A JP 29544990 A JP29544990 A JP 29544990A JP H07106478 B2 JPH07106478 B2 JP H07106478B2
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【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 この発明はプレスに設けられたダイクッションの予備加
速装置に関する。
〔従来の技術〕
従来プレスに設けられたダイクッションは、下型の近傍
に設けられた下型クッションパッドを複数のダイクッシ
ョンピンを介して弾性的に支持する構造となっていて、
スライドとともに下降した上型がブランクホルダに当接
してダイクッションパッドにプレス荷重が作用すると、
ダイクッションパッドを下方より支持するダイクッショ
ンシリンダ内の圧力が排出されて、上型とともにブラン
クホルダもクッションストロークだけ下降するようにな
っている。
上記のようなプレスダイクッションでは、スライドとと
もに下降した上型がブランクホルダに当接する際大きな
衝突音を発生する。
このため従来では予めダイクッションパッドをスライド
の下降速度より遅い速度で予備下降させて、上型がブラ
ンクホルダに当接するときの衝突音を小さくすると共
に、衝撃により上型やブランクホルダの寿命が低下する
のを防止している。
また従来の予備加速装置は、ダイクッションに設けられ
た予備加速用の油圧シリンダへ流入する流量をサーボ弁
により制御することにより下降速度を調整している。
すなわちプレスのクランク角度を検出して、クランク角
度が予め設定した角度になったところでサーボ弁を所定
の開度で開放して予備加速を開始し、上型がブランクホ
ルダへ当接する角度に達したところでサーボ弁を閉鎖す
るようにしており、予備加速時の下降速度制御をオープ
ンループ制御で行っている。
〔発明が解決しようとする課題〕
しかし上記従来のようにオープンループ制御でダイクッ
ションの下降速度制御を行った場合、下降速度に大きな
バラツキが発生して上型との相対速度が大きい場合、衝
突音の低減などの効果が期待できない。
またダイクッションの下降速度が早い場合も、予備加速
後に上型がブランクホルダに当接して所期の目的が達成
できないばかりか、プレス成形が正常に行われないため
不良品の発生原因となると共に、予備加速を開始する角
度の設定を何度も試し成形して決定しなければならない
ため、調整に多くの時間を必要とするなどの不具合があ
った。
この発明は上記不具合を改善する目的でなされたもの
で、ダイクッションの予備加速を精度よく行えるように
したプレスダイクッションの予備加速制御装置を提供し
ょうとするものである。
〔課題を解決するための手段及び作用〕
この発明は上記目的を達成するために、クッション作用
をなす空圧シリンダと、クッション能力を可変する油圧
シリンダとよりなるプレスダイクッションにおいて、上
記油圧シリンダに接続されたサーボ弁を制御する制御装
置本体へ入力された予備加速ストローク及び絞りストロ
ークをもとにして制御装置本体が予備加速開始角度及び
終了角度を算出し、かつクランク角検出器より入力され
るクランク角度毎に目標値を比較器へ出力して、ダイク
ッションストローク位置検出器より入力されるダイクッ
ションストローク位置データと比較し、偏差が生じた場
合偏差がなくなるように上記サーボ弁をフィードバック
制御するようにしたものである。
これによってクランク角度毎に出力される目標値になる
ように正確にダイクッションの加速速度を制限すること
ができるため、上型がブランクホルダに当接するときの
衝突音を低減することができる。
〔実 施 例〕
この発明は一実施例を図面を参照して詳述する。
図において1はプレス本体で、ボルスタ1a上に下型2が
載置されており、この下型2の周辺部に設けられたブラ
ンクホルダ2aはボルスタ1a内に設けられた複数のダイク
ッションピン3を介してダイクッション4により弾性支
持されている。
上記ダイクッション4は各ダイクッションピン3を下方
より支持するダイクッションパッド5と、このダイクッ
ションパッド5を支持する空圧シリンダ6及びダイクッ
ションパッド5にピストン杆7aを介して接続された油圧
シリンダ7よりなる。
上記油圧シリンダ7はピストン杆7aな設けられたピスト
ン7bにより内部が上室71と下室72に区割され、上室71
は油圧ポンプ8よりサーボ弁22を介して油圧が供給され
ていると共に、上室71と下室72の間はロジック弁9によ
り連通できるようになっている。
また上記ダイクッションパッド5のストローク位置はダ
イクッションストローク位置検出器11により検出されて
制御装置本体10へ入力されている。
上記制御装置本体は10はプレス1のメイン軸(図示せ
ず)に接続されたクランク角検出器12よりクランク角
が、そしてメーンモータ(図示せず)の回転を検出する
回転検出器13よりプレス速度(spm)が入力されている
と共に、別個に成形するワーク14の絞りストロークlb及
び予備加速ストロークlaが操作パネル15などより入力で
きるようになっている。
上記各検出器12,13及び操作パネル15などから入力され
たデータはI/Oポート17より演算処理装置18へ入力され
て予めメモリROM,RAMに記憶されたデータをもとに予備
加速開始角度θa,θbが算出され、比較器19へ出力され
るようになっている。
比較器19にはダイクッション位置検出器11より現在のダ
イクッション位置が入力されていて、演算処理装置18よ
り出力された目標値と比較され、その偏差がD/A変換器2
0及びゲイン設定回路21を介してサーボ弁開度指令信号
としてサーボ弁22を出力され、サーボ弁22が制御される
ようになっている。
次に作用を説明すると、第2図の曲線Aに示すスライド
モーションに対してダイクッションモーションは曲線B
に示すようになり、ダイクッションの予備加速はクラン
ク角θaで開始すると、クランク角θbでスライド1aに
取付けられた上型23がブランクホルダ2aに当接し、予備
加速が終了する。
またこのときの予備加速ストロークはla、絞りストロー
クはlbとなり、成形すべきワーク14のより変るが既知の
値である。
ワーク14の成形に当ってはまず第3図に示すフローチャ
ートのステップで予備加速ストロークla及び絞りスト
ロークlbを入力する。
制御装置本体10は入力されたデータla,1bをもとに演算
処理装置18がステップで次のように予備加速開始角度
θa及び終了角度θbを算出する。
任意のクランク角度θにおけるスライド速度をvとする
と、v=f′v(θ,spm)=spm・fv(θ)なおspmはス
トローク/分 また下死点からのスライド高さをlとして、θ=fl
(l)とする。
またfv(θは1spmでの速度関数以上のことから予備加速
開始角度θa及び加速終了角度θbを算出すると、 (2)に(1)を代入 k(1<k):係数でダイクッションはスライド下降速
度の1/kの速度でピンタッチ(上型がブランクホルダに
当接)する。
以上のようにして算出した予備加速加速開始角度θa及
び終了角度θbにより、予めクランク角度に対するダイ
クッションストローク位置のテーブルを作成し、メモリ
RAMへ記憶させておく。
その後プレス作業を開始すると、スライド1aの下降に伴
いクランク角検出器12よりクランク角が、そしてプレス
速度検出器13よりスライド速度が制御装置本体10へ入力
される(ステップ)。制御装置本体10の演算処理装置
18ステップでθaθθbを判定し、YESであれば
ステップへ進んでメモリRAMに記憶されたテーブルよ
り各クランク角度毎のダイクッションストローク位置デ
ータを読み出し、目標位置として比較器19へ出力する。
一方クランク角度が予備加速開始角度になると、サーボ
開度指令信号によりサーボ弁22が開放されて油圧シリン
ダ7の上室71に油圧が流入し、ダイクッションパッド5
が予備加速(下降)を開始すると共に、ダイクッション
パッド5の加速ストロークはダイクッションストローク
位置検出器11より比較器19へ入力されて、演算処理装置
18より出力される目標位置と比較され、その偏差が算出
される。
そしてその偏差が0になるようにサーボ弁22がフィード
バック制御される。
これによってダイクッションパッド5は常に目標位置に
従って予備加速されると共に、予備加速ストロークla下
降したところで上型22がブランクホルダ2aに当接し、予
備加速が終了する。
その後スライド1aはさらに下降を続けて上型22と下型2
の間でワーク14を絞り成形すると共に、スライド1aが下
死点に達すると成形も完了し、スライド1aの上昇ととも
にダイクッションパッド5も上昇を開始する。
なお必要に応じてサーボ弁22を閉じることにより油圧シ
リンダ7によりダイクッションパッド5の上昇をロック
することもできる。
〔発明の効果〕
この発明は以上詳述したように、予め算出した予備加速
開始角度及び終了角度をクランク角度毎に目標値として
出力し、ダイクッションの加速ストロークを検出するダ
イクッションストローク検出器からの位置データと上記
目標値を比較して、偏差が生じた場合偏差が0になるよ
うにサーボ弁をフィードバック制御するようにしたこと
から、ダイクッションの予備加速が精度よく行えるよう
になる。
これによって上型がブランクホルダに当接する際の衝突
音を効果的に低減できると共に、絞り量を正確に確保で
きるため、不良品の発生も防止できる。
また金型に応じて予備加速ストローク及び絞りストロー
クを入力するだけで、装置が予備加速開始角度及び終了
角度を算出するため、面倒な調整も必要とせず操作性を
改善することができる。
【図面の簡単な説明】
図面はこの発明の一実施例を示し、第1図は構成図、第
2図及び第3図は作用説明図である。 6は空圧シリンダ、7は油圧シリンダ、10は制御装置本
体、11はダイクッションストローク検出器、12はクラン
ク角検出器、19は比較器、22はサーボ弁。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】クッション作用をなす空圧シリンダ6と、
    クッション能力を可変する油圧シリンダ7とよりなるプ
    レスダイクッションにおいて、上記油圧シリンダ7に接
    続されたサーボ弁22を制御する制御装置本体10へ入力さ
    れた予備加速ストローク及び絞りストロークをもとにし
    て制御装置本体10が予備加速開始角度及び終了角度を算
    出し、かつクランク角検出器12より入力されるクランク
    角度毎に目標値を比較器19へ出力して、ダイクッション
    ストローク位置検出器11より入力されるダイクッション
    ストローク位置データと比較し、偏差が生じた場合偏差
    がなくなるように上記サーボ弁22をフィードバック制御
    することを特徴とするプレスダイクッションの予備加速
    制御装置。
JP2295449A 1990-11-02 1990-11-02 プレスダイクッションの予備加速制御装置 Expired - Fee Related JPH07106478B2 (ja)

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