JPH0726077Y2 - ダイクッションの予備下降装置 - Google Patents

ダイクッションの予備下降装置

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JPH0726077Y2
JPH0726077Y2 JP16779188U JP16779188U JPH0726077Y2 JP H0726077 Y2 JPH0726077 Y2 JP H0726077Y2 JP 16779188 U JP16779188 U JP 16779188U JP 16779188 U JP16779188 U JP 16779188U JP H0726077 Y2 JPH0726077 Y2 JP H0726077Y2
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JP
Japan
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pin
cushion
die
die cushion
slide
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JP16779188U
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秀実 森山
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Komatsu Ltd
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Description

【考案の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 この考案はプレスに設けらたダイクッションの予備下降
装置に関する。
〔従来の技術〕
従来プレスに設けられたダイクッションは、下型の近傍
に設けられた下型クッションパッドを複数のダイクッシ
ョンピンを介して弾性的に支持する構造となっていて、
スライドとともに下降した上型が下型クッションパッド
に当接して下型クッションパッドにプレス荷重が作用す
ると、ダイクッションパッドを下方より支持するクッシ
ョンシリンダ内の圧力が排出されて、上型とともに下型
クッションパッドもクッションストロークだけ下降する
ようになっている。
〔考案が解決しようとする課題〕
しかし上記ダイクッションを使用してプレス成形を行う
場合、スライドとともに下降した上型が下型クッション
パッドと衝突する際、下型クッションパッドとダイクッ
ションピンが衝突して大きなピンタッチ音が発生し、騒
音の原因となる不具合があった。
この考案は上記不具合を改善する目的でなされたもの
で、上型が下型クッションパッドに衝突する直前に下型
クッションパッドを予備下降させることにより衝撃時の
騒音を低減したダイクッションの予備下降装置を提供し
ようとするものである。
〔課題を解決するための手段及び作用〕
この考案は上記目的を達成するために、プレス本体のボ
ルスタ上に設置された下型の近傍に設けられた下型クッ
ションパッドをダイクッションピンを介してダイクッシ
ョンにより弾性支持したものにおいて、上記ダイクッシ
ョンのクッションシリンダとピン受け台の間に、ピン受
け台を上方へ付勢する油圧シリンダと下方へ付勢する油
圧シリンダを設け、かつこれら油圧シリンダにそれぞれ
サーボ弁を介して油圧を供給すると共に、スライドとと
もに下降する上型が下型クッションパッドと衝突する位
置でスライド速度から算出した流量を油圧シリンダへ供
給するようサーボ弁を制御して、ピン受け台を強制的に
下降させることにより、上型と下型クッションパッドが
衝突する際に発生するピンタッチ音を低減させるように
した、ダイクッションの予備下降装置を提供するもので
ある。
〔実施例〕
この考案の一実施例を図面を参照して詳述する。
図において1はプレス本体で、ボルスタ1a上に下型2が
載置されており、この下型2の周辺部に設けられた下型
クッションパッド2aはボルスタ1a内に設けられた複数の
ダイクッションピン3を介してダイクッション4により
弾性支持されている。
上記ダイクッション4は各ダイクッションピン3を下方
より支持するダイクッションパッド5と、このダイクッ
ションパッド5を支持するクッションシリンダ6とより
なり、クッションシリンダ6の下部にはNC制御によりク
ッション速度を制御するロッキング装置8が設けられて
いる。
上記ロッキング装置8はピストン8a,8bにより区割され
た3つの室81,82,83を有しており、それぞれの室81
いし83は管路9によりNCダイクッションタンクユニット
10に接続されている。
一方図中12はこの考案の予備下降装置で、上記ダイクッ
ション4とピン受け台5の間にはピストン杆13aを下向
きに突設した複数本の油圧シリンダ13と、ピストン杆14
aを上向きにした複数本の油圧シリンダ14が介在されて
いる。
上記油圧シリンダ13,14のうち油圧シリンダ13のヘッド
側には油圧ポンプ15よりロジック弁16及びサーボ弁17を
介して油圧が供給されていて、ピン受け台5を上方へ押
上げていると共に、油圧シリンダ14のロッド側には油圧
ポンプ15よりロジック弁18及びサーボ弁19を介して油圧
が供給されていて、ダイクッション4とピン受け台5を
引き離す方向へ付勢している。
また上記ボルスタ1aの上方には、上型21の取付けられた
スライド20が上下動自在に設けらていて、スライド20と
ともに下降される上型21が下型クッションパッド2aと衝
突する直前に予備下降装置12によってピン受け台5が下
降されるようになっている。
次にその作用を第2図に示すフローチャートも参照して
説明すると、上記サーボ弁17,19を制御する制御装置22
には、2個の検出器23,24より油圧シリンダ13のヘッド
側及び油圧シリンダ14のロッド側の圧力A、Bが検出さ
れてそれぞれ入力されており、またプレス本体1のスラ
イド駆動機構(図示せず)に設けられた電子式ロータリ
カム25よりクランク角が、そして回転検出器26よりメー
ンモータの回転速度がそれぞれ入力されている。
いまスライド上死点から、スライド20に取付けられた上
型21がスライド20とともに下降を開始すると、制御装置
22は電子式ロータリカム25より入力される信号からスラ
イド20の位置を、そして回転検出器26より入力される信
号からプレス速度を算出する。
また制御装置22には金型に応じて予じめピンタッチ位置
設定器27よりピンタッチ位置が入力されているので、こ
の設定値とプレス速度からピンタッチ位置でのスライド
加速度aとスライド速度Vが演算される。
得られたスライド加速度a及びスライド速度Vは実際の
スライド位置により補正されて、ピンタッチ位置でのス
ライド加速度aとなる引下げ力fと、スライド速度Vと
なるための流量qが算出される。
一方圧力検出器23が検出した油圧シリンダ13のシリンダ
荷重FAと、圧力検出器24が検出した油圧シリンダ14のシ
リンダ荷重FBよりピン受け台5の引下げ力FがFB−FAに
より算出され比較器28へ出力される。
比較器28では上記ピン受け台5の引下げ力Fとピンタッ
チ位置でスライド加速度aとなるための引下げ力fとを
比較(ΔF=F−f)し、クッションに必要な油圧シリ
ンダ13の圧力Aを算出し、油圧シリンダ13のヘッド側圧
がその圧力Aとなるようにサーボ弁17を制御する。
同時にピンタッチ位置でスライド速度Vとなるための位
置qから油圧シリンダ14に必要な流量Bを算出して、こ
の流量Bとなるようサーボ弁19を制御する。
これによってスライド20とともに下降される上型21が下
型クッションパッド2aと衝突するピンタッチ位置でスラ
イド20の下降速度に応じた流量が油圧シリンダ14のロッ
ド側へ供給されてピン受け台5が下降されるため、これ
に伴い下型クッションパッド2aも上型21の下降速度に見
合った速度及び加速度で下降さて、上型21と下型クッシ
ョンパッド2a衝突時に発生するピンタッチ音を低減され
るようになる。
また成形中はダイクッション4が作用すると共に、成形
後は、まずロジック弁28が開放されて油圧シリンダ14内
の油がドレンされ、その後ロジック弁16より油圧シリン
ダ13へ油圧が供給されて、ピン受け台5が上昇し、元の
位置へと復帰するようになる。
〔考案の効果〕
この考案は以上詳述したように、スライドとともに下降
される上型が下型クッションパッドと衝突するピンタッ
チ位置となったときにスライド速度及び速度と見合った
速度及び加速度でピン受け台を強制的に下降させて、上
型と下型クッションパッドが衝突した際に発生するピン
タッチ音を低減するようにしたことから、ピンタッチ音
による騒音の低減が図れるようになる。
またピン受け台のみを引下げるようにしたことから、ダ
イクッション全体を引下げるものに比べて小さな動力で
運転が可能であると共に、スライド速度や加速度に応じ
た制御も容易であるなどの効果も有する。
【図面の簡単な説明】
図面はこの考案の一実施例を示し、第1図は回路図、第
2図は作用を説明するフローチャートである。 1はプレス本体、1aはボルスタ、2は下型、2aは下型ク
ッションパッド、3はダイクッションピン、4はダイク
ッション、5はピン受け台、13,14は油圧シリンダ、17,
19はサーボ弁、20はスライド、21は上型。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】プレス本体1のボルスタ1a上に設置された
    下型2の近傍に設けられた下型クッションパッド2aをダ
    イクッションピン3を介してダイクッション4により弾
    性支持したものにおいて、上記ダイクッション4のクッ
    ションシリンダ6とピン受け台5の間に、ピン受け台5
    を上方へ付勢する油圧シリンダ13と下方へ付勢する油圧
    シリンダ14を設け、かつこれら油圧シリンダ13,14にそ
    れぞれサーボ弁17,19を介して油圧を供給すると共に、
    スライド20とともに下降する上型21が下型クッションパ
    ッド2aと衝突するピンタッチ位置でスライド速度より算
    出した流量を油圧シリンダ14へ供給するようにサーボ弁
    19を制御して、ピン受け台5を強制的に引下げることを
    特徴とするダイクッションの予備下降装置。
JP16779188U 1988-12-27 1988-12-27 ダイクッションの予備下降装置 Expired - Lifetime JPH0726077Y2 (ja)

Priority Applications (1)

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JP16779188U JPH0726077Y2 (ja) 1988-12-27 1988-12-27 ダイクッションの予備下降装置

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JP16779188U JPH0726077Y2 (ja) 1988-12-27 1988-12-27 ダイクッションの予備下降装置

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH0287598U JPH0287598U (ja) 1990-07-11
JPH0726077Y2 true JPH0726077Y2 (ja) 1995-06-14

Family

ID=31456403

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JP16779188U Expired - Lifetime JPH0726077Y2 (ja) 1988-12-27 1988-12-27 ダイクッションの予備下降装置

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Families Citing this family (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US5065606A (en) * 1989-10-30 1991-11-19 Teledyne Industries, Inc. Press assembly with cushion assembly and auxiliary apparatus
US5003807A (en) * 1989-10-30 1991-04-02 Teledyne Industries, Inc. Press assembly and method of operation

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Publication number Publication date
JPH0287598U (ja) 1990-07-11

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