JPH07106379B2 - 酸洗および圧延の連続設備の素材投入順決定方法 - Google Patents

酸洗および圧延の連続設備の素材投入順決定方法

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JPH07106379B2
JPH07106379B2 JP11042289A JP11042289A JPH07106379B2 JP H07106379 B2 JPH07106379 B2 JP H07106379B2 JP 11042289 A JP11042289 A JP 11042289A JP 11042289 A JP11042289 A JP 11042289A JP H07106379 B2 JPH07106379 B2 JP H07106379B2
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淳也 早川
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Nippon Steel Nisshin Co Ltd
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Nisshin Steel Co Ltd
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    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B21MECHANICAL METAL-WORKING WITHOUT ESSENTIALLY REMOVING MATERIAL; PUNCHING METAL
    • B21BROLLING OF METAL
    • B21B41/00Guiding, conveying, or accumulating easily-flexible work, e.g. wire, sheet metal bands, in loops or curves; Loop lifters
    • B21B41/08Guiding, conveying, or accumulating easily-flexible work, e.g. wire, sheet metal bands, in loops or curves; Loop lifters without overall change in the general direction of movement of the work

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  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Mechanical Engineering (AREA)
  • Cleaning And De-Greasing Of Metallic Materials By Chemical Methods (AREA)
  • Control Of Metal Rolling (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】 産業上の利用分野 本発明は、酸洗および圧延の連続設備の素材投入順決定
方法に関し、もつと詳しくは、素材を第1ルーパか酸洗
設備に導き、その後、第2ルーパを経て圧延機に導くよ
うにした連続設備の素材投入順決定方法に関する。
従来の技術 第1ルーパから酸洗設備において酸洗される素材の平均
速度は、一般には、圧延機の平均速度未満である場合が
多く、この場合の能力は、酸洗設備で決まる。また酸洗
設備の平均速度と圧延機の平均速度とが等しい場合もあ
り、さらにまた酸洗設備の平均速度が圧延機の平均速度
を越える場合もある。このような各場合において、酸洗
設備および圧延機の最大処理能力を抑制することなく、
能率よく連続処理を行うことができることが望まれる。
発明が解決すべき課題 本発明の目的は、酸洗設備および圧延機の能力を抑制す
ることなく、効率よく連続して処理を行うことできる酸
洗および圧延の連続設備の素材投入順決定方法を提供す
ることである。
課題を解決するための手段 本発明は、第1ルーパと、酸洗設備と、第2ルーパと、
圧延機とをこの順序で設けた酸洗および圧延の連続設備
の素材投入順決定方法において、 第1ルーパの入側の素材の平均速度VP1と酸洗部の平均
速度VP2との小さい方を酸洗平均速度VPとして採用し、 この酸洗平均速度VPと圧延入側平均速度VMの差ΔV(=
VP-VM)を求め、酸洗と圧延とにそれぞれ必要な時間の
うち、大きい方の時間をTとするとき、ΔV・Tを計算
してループ増減量を求め、 連続投入時のループ量が、第2ルーパの最大ループ量未
満となるように、コイルを選択して投入することを特徴
とする酸洗および圧延の連続設備の素材投入順決定方法
である。
作用 本発明に従えば、各素材毎のループ増減量ΔV・Tを求
め、素材を連続投入する際における第2ルーパの最大ル
ープ量未満となるように、コイルを選択して投入するよ
うにしたので、第2ルーパにおいてその最大ループ量以
上にループ量が増大することはなく、しかも酸洗設備と
圧延機の各平均速度を抑制することなく、すなわち酸洗
側の能力を抑制することなく、効率よく酸洗および圧延
の連続処理を行うことができる。
実施例 第1図は、本発明の一実施例の全体の系統図である。払
出し装置1からのコイル状の素材は、酸洗入側の第1ル
ーパ2から酸洗設備3に供給されて酸洗され、その後、
酸洗出側ルーパ4と圧延入側ルーパ5とから成る第2ル
ーパ6に貯留され、圧延機7に導かれて圧延され、圧延
された素材は切断装置8によつて切断され、巻取装置9
によつて巻取られる。酸洗出側ルーパ4と圧延入側ルー
パ5との間には、素材のエツジをトリムするためのトリ
マ10が設けられていてもよい。この場合、トリマの停止
は能力に影響しないことを前提としている。
第2図は、コイルの素材厚または概ね素材長に対応する
酸洗および圧延の平均速度との関係を示すグラフであ
る。第1ルーパ2の入側の位置11では、素材は第3図
(1)で示されるように、時刻t1以前および時刻t2以後
では、先に供給されている素材の尾端と、次に供給すべ
き素材の先端との溶接のために停止され、時刻t1〜t2の
期間では、その素材が走行されて供給される。したがつ
てその第1ルーパ2の入側11での平均速度は参照符VP1
で示されるとおりとなる。
酸洗設備3の入側の位置12では第3図(2)で示される
ように、素材の速度が変化される。また素材コイルの先
端ないし尾端までの定速の場合もある。したがつてこの
酸洗設備3における平均速度は参照符VP2で示されると
おりである。
圧延機7では、素材は第4図に示されるように変化され
る。時刻t5以前および時刻t6以後では、切断手段8によ
つて素材の溶接点付近で切断あるいは走間ゲ−ジ変更を
行うため、その速度が入側で20m/min〜60m/min程度の小
さい値とされ、時刻t5〜t6では、圧延板厚に適した速
度、あるいは入側で150〜300m/min程度で圧延が行われ
る。したがつて圧延機7の入側平均速度は参照符VMで示
されるとおりである。また、素材単位内でゲージ変更を
行う場合は二山になる。
したがつて第2図のライン1で示されるように、第1
ルーパ2の入側の位置11での平均速度VP1は素材厚が大
きくなるにつれて、すなわち素材長が短くなるにつれ
て、その平均速度VP1が小さくなる。また酸洗設備3の
入側の位置12では、ラインl2で示されるように平均速度
VP2は、先端および尾端を減速する場合は素材厚が大き
くなるにつれて低下し、これらのライン1,l2は素材厚
W4で交差する。先端および尾端で減速がない場合は一定
速度で水平となる。圧延機7の平均速度VMはラインl3で
示すように、概ね素材厚、およびゲージ変更等の仕様に
対応した値となる。ラインl2,l3は素材厚W2で交差す
る。
第5図を参照して、素材の投入動作を説明する。ステツ
プr1からステツプr2に移り、コイルの素材厚、すなわち
素材長に依存して、第1ルーパ2の入側位置11における
第2図のライン1で示される平均速度VP1を選択す
る。
ステツプr3ではコイルの素材厚、すなわち素材長あるい
は熱延温度等の仕様によつて、酸洗設備3の入側の位置
12における平均速度VP2を、第2図のラインl2で示され
るように決める。
ステツプr4では、第1ルーパ2の入側の位置11における
平均速度VP1および酸洗設備3の入側の位置12における
平均速度VP2とを比較し、いずれか小さい方の値を、酸
洗の平均速度VPとして採用する。
第2図においてライン1,l2が交差する素材厚をW4とす
るとき、その値W4未満の素材厚W1,W2などでは、ライン
1で示される平均速度VP1を酸洗平均速度VPとして採
用する。また素材厚がW4以上、たとえばW3などでは、ラ
インl2で示される平均速度VP2を酸洗平均速度VPとして
採用する。酸洗設備3の入側位置12における素材の平均
速度は、その酸洗設備3の素材の走行方向中央位置にお
ける平均速度に等しい。
ステツプr5では、酸洗平均速度VPと圧延機7における平
均速度VMとの差ΔV(=VP-VM)を演算して求める。
次のステツプr6では素材毎のループ増減量ΔV・Tを計
算して求める。ここで値Tは、1つの素材が、酸洗平均
速度VPで通過する時間T1と、圧延機7を平均速度VMで通
過する時間T2のうち、長い方、すなわち平均速度の遅い
方の値である。Lをコイル素材の全長とするとき、 これによつて次の第1表に示すように素材番号1〜8毎
にループ増減量にループ増減量ΔV・Tを計算して、ス
テツプr7で第1表の一覧表を作る。
ステツプr8では、最初は接続基準のみ満足する条件でコ
イル素材を投入するものと想定し、ステツプr9におい
て、第2ルーパ6におけるループ量を計算し、その第2
ルーパ6におけるループ量が、第2ルーパ6で許容され
る最大ループ量未満となるように素材の投入順序を選択
する。たとえば第2表に示されるように、素材番号1〜
8をこの順序で投入すると、第2ルーパ6におけるルー
プ量は、その第2ルーパ6の最大ループ量500mを、素材
番号6の素材の処理時に、越えてしまう。したがつて第
2表のように素材番号1〜8をこの順序で投入すること
はできないことが判る。すなわち酸洗ラインが減速を強
いられ、能力減少となる。
そこで、第3表に示すように、素材の投入順序を、選択
することによつて、第2ルーパ6におけるループ量をそ
の最大ループ量500m未満とすることができる。もちろ
ん、その投入順序はコイルの接続基準を満足させる範囲
内とする。
なお第3表においてループ量が負となつたときには、圧
延機7の平均速度VMを減速すればよいのである。
第2ルーパ6におけるループ量がその最大ループ量500m
以上になると、酸洗設備3の酸洗の平均速度VPを減速さ
せなければならなくなる。酸洗設備3は素材の最初の工
程であるので、ここでの酸洗の平均速度が低いと、圧延
機7の能力をそれ以上に上昇することはできない。した
がつて酸洗設備3では、できるだけ最大能力の速度で素
材を走らせることが望まれ、しかもその最大能力の速度
は、品質の点から、できるだけ一定の方がよい。本発明
によれば、第2ルーパ6のループ量は、前記最大ループ
量未満であるので、酸洗の最大能力を維持し、素材コイ
ル内で速度を一定にすることができ、これによつて品質
の向上を図ることができるのである。
第1図に示されるように入力手段14から、各コイルの素
材毎の素材厚および仕様などを入力することによつて、
前述の第5図に示される動作が達成され、これによつて
酸洗設備3および圧延機7などの動作が制御回路15によ
つて行われる。
発明の効果 以上のように本発明によれば、酸洗設備と圧延機の能力
を殺すことなしに、連続して酸洗および圧延の連続処理
を行うことが能率よく可能になる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明の一実施例の全体の系統図、第2図は素
材の厚さに対する酸洗および圧延の平均速度の関係をグ
ラフ、第3図は酸洗の平均速度を説明するための図、第
4図は圧延の平均速度を説明するための図、第5図は素
材の投入順序を決めるための動作を説明するためのフロ
ーチヤートである。 1……素材、2……第1ルーパ、3……酸洗設備、6…
…第2ルーパ、7……圧延機、8……切断手段、9……
巻取装置、10……トリマ、14……入力手段、15……制御
回路

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】第1ルーパと、酸洗設備と、第2ルーパ
    と、圧延機とをこの順序で設けた酸洗および圧延の連続
    設備の素材投入順決定方法において、 第1ルーパの入側の素材の平均速度VP1と酸洗部の平均
    速度VP2との小さい方を酸洗平均速度VPとして採用し、 この酸洗平均速度VPと圧延入側平均速度VMの差ΔV(=
    VP-VM)を求め、酸洗と圧延とにそれぞれ必要な時間の
    うち、大きい方の時間をTとするとき、ΔV・Tを計算
    してループ増減量を求め、 連続投入時のループ量が、第2ルーパの最大ループ量未
    満となるように、コイルを選択して投入することを特徴
    とする酸洗および圧延の連続設備の素材投入順決定方
    法。
JP11042289A 1989-04-27 1989-04-27 酸洗および圧延の連続設備の素材投入順決定方法 Expired - Lifetime JPH07106379B2 (ja)

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