JPH07106183A - 積層型コンデンサ - Google Patents
積層型コンデンサInfo
- Publication number
- JPH07106183A JPH07106183A JP5248891A JP24889193A JPH07106183A JP H07106183 A JPH07106183 A JP H07106183A JP 5248891 A JP5248891 A JP 5248891A JP 24889193 A JP24889193 A JP 24889193A JP H07106183 A JPH07106183 A JP H07106183A
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- Japan
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- electrodes
- electrode
- internal
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Abstract
(57)【要約】
【目的】 本発明は、絶縁耐圧の増加を図れ印加電圧の
高電圧化，小型化の要請に対応できる積層型コンデンサ
を提供する。 【構成】 本発明は、誘電体２内に所定の間隔で複数の
内部電極３ａ，３ｂ，３ｃを対向配置するとともに、前
記誘電体２の外周部に前記内部電極３ａ，３ｂ，３ｃへ
の通電用の外部電極４ａ，４ｂを設けた積層型コンデン
サ１において、前記誘電体２内における内部電極３ａ，
３ｂ，３ｃの突出端部と、この内部電極３ａ，３ｂ，３
ｃの突出端部と誘電体２を介して対向する他の内部電極
３ｃ，３ａ，３ｂとの間の領域に、各々分圧電極５ａ，
５ｂ，６ａ，６ｂを設けたものである。この構成によ
り、分圧電極５ａ，５ｂ，６ａ，６ｂの作用で絶縁耐圧
の増加が図れ印加電圧の高電圧化，小型化の要請に対応
できる。
高電圧化，小型化の要請に対応できる積層型コンデンサ
を提供する。 【構成】 本発明は、誘電体２内に所定の間隔で複数の
内部電極３ａ，３ｂ，３ｃを対向配置するとともに、前
記誘電体２の外周部に前記内部電極３ａ，３ｂ，３ｃへ
の通電用の外部電極４ａ，４ｂを設けた積層型コンデン
サ１において、前記誘電体２内における内部電極３ａ，
３ｂ，３ｃの突出端部と、この内部電極３ａ，３ｂ，３
ｃの突出端部と誘電体２を介して対向する他の内部電極
３ｃ，３ａ，３ｂとの間の領域に、各々分圧電極５ａ，
５ｂ，６ａ，６ｂを設けたものである。この構成によ
り、分圧電極５ａ，５ｂ，６ａ，６ｂの作用で絶縁耐圧
の増加が図れ印加電圧の高電圧化，小型化の要請に対応
できる。
Description
【０００１】
【産業上の利用分野】本発明は、絶縁耐圧の向上を図っ
た積層型コンデンサに関する。
た積層型コンデンサに関する。
【０００２】
【従来の技術】従来の積層型コンデンサとして図５に示
すものが知られている。
すものが知られている。
【０００３】同図に示す積層型コンデンサ３０は、例え
ばチタン酸バリウム系のセラミック材料を用いた直方体
状に形成した誘電体３１と、この誘電体３１内に所定の
間隔で対向配置したこの積層型コンデンサ３０の静電容
量を決定する合計３個の内部電極３２ａ，３２ｂ，３２
ｃと、前記誘電体３１の一方の外周部に設けた第１の外
部電極３３ａと、前記誘電体３１の他方の外周部に設け
た第２の外部電極３３ｂとを具備し、第１の外部電極３
３ａに前記内部電極３２ａ，３２ｂを接続し、第２の外
部電極３３ｂに前記内部電極３２ｃを接続している。
ばチタン酸バリウム系のセラミック材料を用いた直方体
状に形成した誘電体３１と、この誘電体３１内に所定の
間隔で対向配置したこの積層型コンデンサ３０の静電容
量を決定する合計３個の内部電極３２ａ，３２ｂ，３２
ｃと、前記誘電体３１の一方の外周部に設けた第１の外
部電極３３ａと、前記誘電体３１の他方の外周部に設け
た第２の外部電極３３ｂとを具備し、第１の外部電極３
３ａに前記内部電極３２ａ，３２ｂを接続し、第２の外
部電極３３ｂに前記内部電極３２ｃを接続している。
【０００４】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、前記積
層型コンデンサ３０においては、印加電圧を高電圧化し
たり、この積層型コンデンサ３０の小型化を図ろうとす
ると、内部電極３２ａ，３２ｂの各突出端部と第２の外
部電極３３ｂとの間、内部電極３２ｃの各突出端部と第
１の外部電極３３ａとの間、さらには、内部電極３２
ａ，３２ｂの各突出端部とこれに絶縁体３１を介して対
向する内部電極３２ｃとの間、内部電極３２ｃの突出端
部とこれに絶縁体３１を介して対向する内部電極３２
ａ，３２ｂとの間で各々電気力線の集中が生じ、絶縁破
壊の状態になってしまうという問題がある。
層型コンデンサ３０においては、印加電圧を高電圧化し
たり、この積層型コンデンサ３０の小型化を図ろうとす
ると、内部電極３２ａ，３２ｂの各突出端部と第２の外
部電極３３ｂとの間、内部電極３２ｃの各突出端部と第
１の外部電極３３ａとの間、さらには、内部電極３２
ａ，３２ｂの各突出端部とこれに絶縁体３１を介して対
向する内部電極３２ｃとの間、内部電極３２ｃの突出端
部とこれに絶縁体３１を介して対向する内部電極３２
ａ，３２ｂとの間で各々電気力線の集中が生じ、絶縁破
壊の状態になってしまうという問題がある。
【０００５】このような絶縁破壊を避けるためには、各
内部電極３２ａ，３２ｂ，３２ｃ間の誘電体３１の厚さ
を大きくしなければならず、積層型コンデンサ３０の大
型化を招いてしまうという問題があった。
内部電極３２ａ，３２ｂ，３２ｃ間の誘電体３１の厚さ
を大きくしなければならず、積層型コンデンサ３０の大
型化を招いてしまうという問題があった。
【０００６】そこで、本発明は、構成を改良し、絶縁耐
圧の増加を図れ印加電圧の高電圧化，小型化の要請に対
応できる積層型コンデンサを提供することを目的とする
ものである。
圧の増加を図れ印加電圧の高電圧化，小型化の要請に対
応できる積層型コンデンサを提供することを目的とする
ものである。
【０００７】
【課題を解決するための手段】本発明は、誘電体内に所
定の間隔で複数の内部電極を対向配置するとともに、前
記誘電体の外周部に前記内部電極への通電用の外部電極
を設けた積層型コンデンサにおいて、前記誘電体内にお
ける内部電極の突出端部と、この内部電極の突出端部と
誘電体を介して対向する他の内部電極との間の領域に、
分圧電極を設けたものである。
定の間隔で複数の内部電極を対向配置するとともに、前
記誘電体の外周部に前記内部電極への通電用の外部電極
を設けた積層型コンデンサにおいて、前記誘電体内にお
ける内部電極の突出端部と、この内部電極の突出端部と
誘電体を介して対向する他の内部電極との間の領域に、
分圧電極を設けたものである。
【０００８】
【作用】上述した構成の積層型コンデンサによれば、誘
電体内における複数の内部電極の突出端部と、この内部
電極の突出端部と誘電体を介して対向する他の内部電極
との間の領域に分圧電極を設けたので、内部電極の各突
出端部と外部電極との間や内部電極の各突出端部とこれ
に絶縁体を介して対向する他の内部電極との間における
電気力線が分圧電極に分散し、電気力線の集中が無くな
って絶縁耐圧が大きくなり、印加電圧の高電圧化，小型
化の要請に対応できる。
電体内における複数の内部電極の突出端部と、この内部
電極の突出端部と誘電体を介して対向する他の内部電極
との間の領域に分圧電極を設けたので、内部電極の各突
出端部と外部電極との間や内部電極の各突出端部とこれ
に絶縁体を介して対向する他の内部電極との間における
電気力線が分圧電極に分散し、電気力線の集中が無くな
って絶縁耐圧が大きくなり、印加電圧の高電圧化，小型
化の要請に対応できる。
【０００９】
【実施例】以下に本発明の実施例を詳細に説明する。
【００１０】図１乃至図３に示す積層型コンデンサ１
は、例えばチタン酸バリウム系のセラミック材料を用い
直方体状に形成した誘電体２と、この誘電体２内に所定
の間隔で対向配置した合計３個のパラジウム等からなる
内部電極３ａ，３ｂ，３ｃと、前記誘電体２の一方の外
周部に設けた第１の外部電極４ａと、前記誘電体２の他
方の外周部に設けた第２の外部電極４ｂと、前記誘電体
２内における内部電極３ａ，３ｂの突出端部と、この突
出端部と誘電体２を介して対向する他の内部電極３ｃと
の間の領域及び前記誘電体２内における内部電極３ｃの
突出端部と、この突出端部と誘電体２を介して対向する
他の内部電極３ａ，３ｂとの間の領域に各々設けた分圧
電極５ａ，５ｂ及び分圧電極６ａ，６ｂとを具備してい
る。
は、例えばチタン酸バリウム系のセラミック材料を用い
直方体状に形成した誘電体２と、この誘電体２内に所定
の間隔で対向配置した合計３個のパラジウム等からなる
内部電極３ａ，３ｂ，３ｃと、前記誘電体２の一方の外
周部に設けた第１の外部電極４ａと、前記誘電体２の他
方の外周部に設けた第２の外部電極４ｂと、前記誘電体
２内における内部電極３ａ，３ｂの突出端部と、この突
出端部と誘電体２を介して対向する他の内部電極３ｃと
の間の領域及び前記誘電体２内における内部電極３ｃの
突出端部と、この突出端部と誘電体２を介して対向する
他の内部電極３ａ，３ｂとの間の領域に各々設けた分圧
電極５ａ，５ｂ及び分圧電極６ａ，６ｂとを具備してい
る。
【００１１】前記第１の外部電極４ａに前記内部電極３
ａ，３ｂを接続し、第２の外部電極４ｂに前記内部電極
３ａ，３ｂの間を占める前記内部電極３ｃを接続してい
る。
ａ，３ｂを接続し、第２の外部電極４ｂに前記内部電極
３ａ，３ｂの間を占める前記内部電極３ｃを接続してい
る。
【００１２】前記分圧電極５ａは、図３にも示すよう
に、前記内部電極３ａの突出端部の下方で、かつ、前記
内部電極３ｃの上方に絶縁体２を介してこれらと対向配
置している。
に、前記内部電極３ａの突出端部の下方で、かつ、前記
内部電極３ｃの上方に絶縁体２を介してこれらと対向配
置している。
【００１３】同様に、前記分圧電極５ｂは、前記内部電
極３ｃの下方で、かつ、前記内部電極３ｂの突出端部の
上方に絶縁体２を介してこれらと対向配置している。
極３ｃの下方で、かつ、前記内部電極３ｂの突出端部の
上方に絶縁体２を介してこれらと対向配置している。
【００１４】一方、前記分圧電極６ａは、前記内部電極
３ａの下方で、かつ、前記内部電極３ｃの突出端部の上
方に絶縁体２を介してこれらと対向配置している。
３ａの下方で、かつ、前記内部電極３ｃの突出端部の上
方に絶縁体２を介してこれらと対向配置している。
【００１５】さらに、前記分圧電極６ｂは、前記内部電
極３ｂの上方で、かつ、前記内部電極３ｃの突出端部の
下方に絶縁体２を介してこれらと対向配置している。
極３ｂの上方で、かつ、前記内部電極３ｃの突出端部の
下方に絶縁体２を介してこれらと対向配置している。
【００１６】上述した構成の積層型コンデンサ１によれ
ば、誘電体２内における各内部電極３ａ，３ｂ，３ｃの
各突出端部と、これら内部電極３ａ，３ｂ，３ｃの各突
出端部と誘電体２を介して対向する他の内部電極３ｃ又
は３ａ，３ｂの各領域に分圧電極５ａ，５ｂ又は分圧電
極６ａ，６ｂを各々設けたので、各内部電極３ａ，３
ｂ，３ｃの各突出端部と、外部電極４ａ，４ｂとの間
や、各内部電極３ａ，３ｂ，３ｃの各突出端部とこれに
絶縁体２を介して対向する他の内部電極３ｃ又は３ａ，
３ｂとの間における電気力線が分圧電極５ａ，５ｂ，６
ａ，６ｂに各々分散し、電気力線の集中が無くなって積
層型コンデンサ１の絶縁耐圧が大きくなり、印加電圧の
高電圧化，小型化の要請に対応できる。
ば、誘電体２内における各内部電極３ａ，３ｂ，３ｃの
各突出端部と、これら内部電極３ａ，３ｂ，３ｃの各突
出端部と誘電体２を介して対向する他の内部電極３ｃ又
は３ａ，３ｂの各領域に分圧電極５ａ，５ｂ又は分圧電
極６ａ，６ｂを各々設けたので、各内部電極３ａ，３
ｂ，３ｃの各突出端部と、外部電極４ａ，４ｂとの間
や、各内部電極３ａ，３ｂ，３ｃの各突出端部とこれに
絶縁体２を介して対向する他の内部電極３ｃ又は３ａ，
３ｂとの間における電気力線が分圧電極５ａ，５ｂ，６
ａ，６ｂに各々分散し、電気力線の集中が無くなって積
層型コンデンサ１の絶縁耐圧が大きくなり、印加電圧の
高電圧化，小型化の要請に対応できる。
【００１７】次に、図４を参照して本発明の他の実施例
を説明する。
を説明する。
【００１８】図４に示す積層型コンデンサ１Ａにおい
て、前記積層型コンデンサ１と同一の機能を有するもの
には同一の符号を付して示す。
て、前記積層型コンデンサ１と同一の機能を有するもの
には同一の符号を付して示す。
【００１９】図４に示す積層型コンデンサ１Ａは、前記
積層型コンデンサ１と略同様な構成であるが、前記各分
圧電極５ａ，５ｂ，６ａ，６ｂと同様な配置の各分圧電
極７ａ，７ｂ，８ａ，８ｂの幅を、前記分圧電極５ａ，
５ｂ，６ａ，６ｂの幅よりも大きくし、第２の外部電極
４ｂ，第１の外部電極４ａの近傍に至る配置としたこと
が特徴である。
積層型コンデンサ１と略同様な構成であるが、前記各分
圧電極５ａ，５ｂ，６ａ，６ｂと同様な配置の各分圧電
極７ａ，７ｂ，８ａ，８ｂの幅を、前記分圧電極５ａ，
５ｂ，６ａ，６ｂの幅よりも大きくし、第２の外部電極
４ｂ，第１の外部電極４ａの近傍に至る配置としたこと
が特徴である。
【００２０】このような構成の積層型コンデンサ１Ａに
よっても、前記積層型コンデンサ１と同様電気力線が分
圧電極７ａ，７ｂ，８ａ，８ｂに各々分散し、電気力線
の集中が無くなって積層型コンデンサ１Ａの絶縁耐圧が
大きくなり、印加電圧の高電圧化，小型化の要請に対応
できる。
よっても、前記積層型コンデンサ１と同様電気力線が分
圧電極７ａ，７ｂ，８ａ，８ｂに各々分散し、電気力線
の集中が無くなって積層型コンデンサ１Ａの絶縁耐圧が
大きくなり、印加電圧の高電圧化，小型化の要請に対応
できる。
【００２１】本実施例の積層型コンデンサ１，１Ａは、
スイッチング電源，テレビジョン受像機の高圧部等の回
路要素として用いることができる。
スイッチング電源，テレビジョン受像機の高圧部等の回
路要素として用いることができる。
【００２２】本発明は、上述した実施例に限定されるも
のではなく、その要旨の範囲内で種々の変形が可能であ
る。
のではなく、その要旨の範囲内で種々の変形が可能であ
る。
【００２３】
【発明の効果】以上詳述した本発明によれば、上述した
構成としたので、前記分圧電極の作用で絶縁耐圧を大き
くでき、印加電圧の高電圧化，小型化の要請に対応可能
な積層型コンデンサを提供することができる。
構成としたので、前記分圧電極の作用で絶縁耐圧を大き
くでき、印加電圧の高電圧化，小型化の要請に対応可能
な積層型コンデンサを提供することができる。
【図１】本発明の積層型コンデンサの実施例を示す断面
図
図
【図２】本発明の積層型コンデンサの実施例を示す部分
切欠斜視図
切欠斜視図
【図３】本発明の積層型コンデンサの実施例における分
圧電極と内部電極との配置を示す説明図
圧電極と内部電極との配置を示す説明図
【図４】本発明の積層型コンデンサの他の実施例を示す
断面図
断面図
【図５】従来の積層型コンデンサの断面図
１ 積層型コンデンサ ２ 誘電体 ３ａ，３ｂ，３ｃ 内部電極 ４ａ 第１の外部電極 ４ｂ 第２の外部電極 ５ａ，５ｂ 分圧電極 ６ａ，６ｂ 分圧電極 ７ａ，７ｂ 分圧電極 ８ａ，８ｂ 分圧電極
Claims (1)
- 【請求項１】 誘電体内に所定の間隔で複数の内部電極
を対向配置するとともに、前記誘電体の外周部に前記内
部電極への通電用の外部電極を設けた積層型コンデンサ
において、前記誘電体内における内部電極の突出端部
と、この内部電極の突出端部と誘電体を介して対向する
他の内部電極との間の領域に、分圧電極を設けたことを
特徴とする積層型コンデンサ。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP5248891A JPH07106183A (ja) | 1993-10-05 | 1993-10-05 | 積層型コンデンサ |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP5248891A JPH07106183A (ja) | 1993-10-05 | 1993-10-05 | 積層型コンデンサ |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH07106183A true JPH07106183A (ja) | 1995-04-21 |
Family
ID=17184986
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP5248891A Withdrawn JPH07106183A (ja) | 1993-10-05 | 1993-10-05 | 積層型コンデンサ |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH07106183A (ja) |
Cited By (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2021072384A (ja) * | 2019-10-31 | 2021-05-06 | 株式会社村田製作所 | 積層セラミックコンデンサおよび積層セラミックコンデンサの実装構造 |
| JP2021184448A (ja) * | 2020-05-22 | 2021-12-02 | 株式会社村田製作所 | 積層セラミックコンデンサおよび積層セラミックコンデンサの実装構造 |
-
1993
- 1993-10-05 JP JP5248891A patent/JPH07106183A/ja not_active Withdrawn
Cited By (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2021072384A (ja) * | 2019-10-31 | 2021-05-06 | 株式会社村田製作所 | 積層セラミックコンデンサおよび積層セラミックコンデンサの実装構造 |
| JP2021184448A (ja) * | 2020-05-22 | 2021-12-02 | 株式会社村田製作所 | 積層セラミックコンデンサおよび積層セラミックコンデンサの実装構造 |
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Legal Events
| Date | Code | Title | Description |
|---|---|---|---|
| A300 | Application deemed to be withdrawn because no request for examination was validly filed |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A300 Effective date: 20001226 |