JPH07105915A - 定焦点型自動車用放電灯 - Google Patents

定焦点型自動車用放電灯

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JPH07105915A
JPH07105915A JP27122893A JP27122893A JPH07105915A JP H07105915 A JPH07105915 A JP H07105915A JP 27122893 A JP27122893 A JP 27122893A JP 27122893 A JP27122893 A JP 27122893A JP H07105915 A JPH07105915 A JP H07105915A
Authority
JP
Japan
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focus
flange
base
discharge
discharge lamp
Prior art date
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Pending
Application number
JP27122893A
Other languages
English (en)
Inventor
Isamu Sato
勇 佐藤
Yukio Murakami
行雄 村上
Tetsuya Kudo
哲也 工藤
Haruyasu Kato
晴保 加藤
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Stanley Electric Co Ltd
Original Assignee
Stanley Electric Co Ltd
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Filing date
Publication date
Application filed by Stanley Electric Co Ltd filed Critical Stanley Electric Co Ltd
Priority to JP27122893A priority Critical patent/JPH07105915A/ja
Publication of JPH07105915A publication Critical patent/JPH07105915A/ja
Pending legal-status Critical Current

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Abstract

(57)【要約】 【目的】 従来のこの種の定焦点型自動車用放電灯の構
成では、組立工程中に焦点設定も行わざるを得ないもの
であったので、生産性の低下、精度の低下などの問題点
を生じていた。 【構成】 本発明により、口金3の焦点フランジ4には
複数箇所に突起5が設けられ、口金3と放電管2との取
付が行われた後に放電部2aを基準として突起5に加工
が行われて焦点設定が行われている定焦点型自動車用放
電灯1としたことで、定焦点型自動車用放電灯1の組立
工程が全て完了した時点で焦点設定の調整工程が行える
ものとなり、組立と調整とを分離して生産性を向上させ
ると共に、焦点設定の調整後の加工工程をなくして精度
も向上させ課題を解決するものである。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、自動車のヘッドランプ
など照明用灯具の光源として採用される放電灯に関する
ものであり、詳細には上記の照明用灯具に用いるときに
必要とされる焦点設定の構成に係るものである。
【0002】
【従来の技術】従来のこの種の定焦点型自動車用放電灯
の構成の例を示すものが図6および図7であり、先ず、
図6に示した定焦点型自動車用放電灯90の構成は、そ
れ以前から行われていた白熱電球の場合と同様であり、
少なくとも外周部91aが金属部材で形成された口金本
体91に放電管92をマウントし、その後に、前記放電
管92の放電部92aの位置を基準として、別体に形成
された焦点フランジ93を前記外周部91aにハンダ付
けなどにより焦点設定を行いながら取付けるものであ
る。
【0003】このときに、前記した焦点設定の工程は、
焦点フランジ93の基準面93aの口金本体91に対す
る位置および傾斜を調整することで、放電管92の放電
部92aが図中に矢印Xで示す前後方向、同じく図中に
矢印Yで示す上下方向、および、図面で紙面と鉛直方向
となる左右方向に反射鏡などに対して規定位置となるよ
うに行われるものである。
【0004】また、図7に示す定焦点型自動車用放電灯
80の構成では、口金81には焦点フランジ81aが一
体に形成されていると共に金属部材により例えばパイプ
状とされたランプ受部81bが形成されている。一方の
放電管82には端部82aに前記ランプ受部81bの内
径に嵌合する外径とされた金属リング83が取付けられ
ている。
【0005】上記の口金81に放電管82をマウントを
行うときには、金属リング83をランプ受部81b内に
挿入した状態で、前記焦点フランジ81aに対する放電
部82bの位置を摺動あるいは揺動させて焦点設定を行
い、この状態でランプ受部81bと金属リング83を溶
接などにより固定することで行うものである。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、前記し
た従来の構成の定焦点型自動車用放電灯90、80にお
いては、先ず第一には、定焦点型自動車用放電灯90、
80何れのものにおいても組立工程中により手間のかか
る工程である焦点設定が行われるものであるので、他の
工程とのタクト時間が一致せず、従って、生産工程上に
焦点設定の工程の部分で滞留を生じ生産性が低下する問
題点を生じるものとなっている。
【0007】また、第二には、図6に示した定焦点型自
動車用放電灯90では、前記した焦点設定の工程では例
えば二箇所のハンダ付けで仮止め的に焦点フランジ93
を取付け、その後の工程で焦点フランジ93を全周で外
周部91aにハンダ付けするなどの手順が必要となる。
【0008】また、図7に示した定焦点型自動車用放電
灯80では前記した焦点設定の工程の後に放電管82の
他の一方の端部へのステー84の溶接が必要となるな
ど、図6および図7の何れの従来例の場合でも焦点設定
の後の工程が必要となり、これにより先に行われた焦点
設定が狂い精度が低下すると言う問題点も生じ、これら
の点の解決が課題とされるものとなっていた。
【0009】
【課題を解決するための手段】本発明は前記した従来の
課題を解決するための具体的な手段として、口金に焦点
フランジが設けられ、該焦点フランジをソケットの設定
面に当接させることで放電管の放電部を反射鏡に対する
焦点設定が行われる定焦点型自動車用放電灯において、
前記口金の前記焦点フランジには複数箇所に突起が設け
られ、前記口金と前記放電管との取付が行われた後に前
記放電部を基準として前記突起に加工が行われて焦点設
定が行われていることを特徴とする定焦点型自動車用放
電灯を提供することで課題を解決するものである。
【0010】
【実施例】つぎに、本発明を図に示す一実施例に基づい
て詳細に説明する。図1および図2に符号1で示すもの
は本発明に係る定焦点型自動車用放電灯(以下に放電灯
1と略称する)であり、この放電灯1は基本的に放電管
2と口金3とで構成されるものである点は従来例のもの
と同様である。
【0011】ここで、本発明においては前記口金3は例
えば樹脂部材による一体成型で焦点フランジ4が一体と
して形成されるものとされ、且つ、前記焦点フランジ4
には、前記口金3を車両用灯具20のソケット21に挿
着したときに受面21aに当接する基準面4aには複数
箇所、例えば三箇所にボス状の突起5が設けられる(図
2参照)ものとされている。
【0012】このときに、前記突起5が設けられる位置
は、前記焦点フランジ4を前記受面21aに対して恰も
机の脚のように安定して支持することが可能となる位置
として設けられるものであり、従って、一般的には前記
焦点フランジ4を中心から120°で等分した三箇所、
あるいは、90°で等分した四箇所に設けられるものと
なる。
【0013】また、前記突起5の高さhは、所定の工程
で前記口金3に放電管2がステー3aなどによりマウン
トされ、このままの状態でソケット21に挿着したとき
には、前記放電管2の放電部2aが図中で矢印Xで示す
前後方向に設計上で配置されるべき所定の位置Pよりも
後方とする高さhとして設けられている。
【0014】図3は上記の構成とした放電灯1の焦点設
定の工程を示すものであり、この工程では先ず放電管2
の放電部2aが、スコープによる観視などの手段により
正確に軸線S上のポイントQの位置に設定され、この状
態でソケット21が同じ軸線Sと平行軸とするチャック
10に握持され、更に前記チャック10に回転が行われ
て、前記ポイントQから所定距離Lを有して配置された
切削バイト11により前記突起5の夫々の先端の切削が
行われる。
【0015】よって、焦点設定の工程が終了した後の放
電灯1をソケット21に挿着するときには、上記の切削
が行われた後の突起5の夫々が受面21aに当接するも
のとなり、従って放電部2aは前記受面21aから正確
に所定距離Lを有して配置されるものとなると共に、そ
の上下左右方向への傾きによる偏位も補正されるものと
なる。
【0016】尚、このときに上記の説明でも明らかなよ
うに前記突起5の切削は、放電管2と口金3との取付け
が行われた後の最後の工程として行われるものであるの
で、以後に如何なる加工も前記放電管2および口金3に
対して行われることはなく、従って、如何なる応力も加
わることはないので焦点設定の精度は確実に保持される
ものとなる。
【0017】また、図4に示すものは前記焦点設定の工
程の別の実施例であり、前の実施例では突起5に対し切
削加工を行うことで焦点設定を行うものとしていたが、
前記焦点フランジ4、突起5を含む口金3が熱可塑性の
樹脂部材で形成されている場合には、上記の説明のよう
に放電管2の放電部2aがスコープおよびチャック10
により所定の位置に設定された後に、上記の切削バイト
11に換えて加熱された整形金型12が前記突起5の先
端に当接される。
【0018】このときには前記整形金型12の温度は前
記突起5が形成された樹脂部材を変形させるのに適宜な
温度とされていると共に、前記整形金型12はソケット
21の受面21aが設けられる規定の位置まで移動され
るものとされているので、この移動に伴い前記突起5の
先端は熱により変形し、前の実施例で説明したのと同様
な作用を有する形状となる。
【0019】図5に示すものは本発明の更に別な実施例
であり、上記の何れの実施例も口金3に一体成型で焦点
フランジ4および突起5が形成され、それらの全てが樹
脂部材で形成されるものとされていたが、この実施例で
は樹脂部材で形成された口金本体6の外周に、金属部材
で突起8を含んで形成された焦点フランジ7がカシメ、
接着あるいはインサート成型の手段で一体化されたもの
であり、このようにすることで焦点フランジ7の部分の
強度の向上などが図れるものとなる。
【0020】
【発明の効果】以上に説明したように本発明により、口
金の焦点フランジには複数箇所に突起が設けられ、前記
口金と放電管との取付が行われた後に放電部を基準とし
て前記突起に加工が行われて焦点設定が行われている定
焦点型自動車用放電灯としたことで、第一には定焦点型
自動車用放電灯の組立工程が全て完了した時点で焦点設
定の調整工程が行えるものとなり、即ち、組立工程と調
整工程とを分離することが可能となって組立工程の効率
向上が可能となり生産性の向上に極めて優れた効果を奏
するものとなる。
【0021】また、第二には前記した焦点設定が組立完
了後に行えるものとなったことで、焦点設定が行われた
後の加工工程を必要とせず、これにより焦点設定の精度
が後の加工工程により低下することをなくして精度を向
上させ、この種の定焦点型自動車用放電灯の性能向上に
も優れた効果を奏するものとなる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明に係る定焦点型自動車用放電灯の一実
施例を示す斜視図である。
【図2】 図1のA―A線に沿う断面図である。
【図3】 同じ実施例の焦点設定の工程を示す説明図で
ある。
【図4】 同じく本発明の別な実施例を示す説明図であ
る。
【図5】 同じく本発明の更に別な実施例を要部で示す
断面図である。
【図6】 従来例を示す断面図である。
【図7】 別の従来例を示す断面図である。
【符号の説明】
1……定焦点型自動車用放電灯 2……放電管 2a……放電部 3……口金 3a……ステー 4、7……焦点フランジ 4a……基準面 5、8……突起 6……口金本体 10……チャック 11……切削バイト 12……整形金型 20……車両用灯具 21……ソケット 21a……受面

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 口金に焦点フランジが設けられ、該焦点
    フランジをソケットの設定面に当接させることで放電管
    の放電部を反射鏡に対する焦点設定が行われる定焦点型
    自動車用放電灯において、前記口金の前記焦点フランジ
    には複数箇所に突起が設けられ、前記口金と前記放電管
    との取付が行われた後に前記放電部を基準として前記突
    起に加工が行われて焦点設定が行われていることを特徴
    とする定焦点型自動車用放電灯。
JP27122893A 1993-10-05 1993-10-05 定焦点型自動車用放電灯 Pending JPH07105915A (ja)

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Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2003151314A (ja) * 2001-11-09 2003-05-23 Koito Mfg Co Ltd 放電バルブおよびその製造方法
US6850278B1 (en) 1998-11-27 2005-02-01 Canon Kabushiki Kaisha Solid-state image pickup apparatus
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EP1391916B1 (en) * 2002-08-20 2015-04-29 Ushiodenki Kabushiki Kaisha Light source device

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