JPH07105570B2 - 半導体レーザ良否選別法 - Google Patents

半導体レーザ良否選別法

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JPH07105570B2
JPH07105570B2 JP63278697A JP27869788A JPH07105570B2 JP H07105570 B2 JPH07105570 B2 JP H07105570B2 JP 63278697 A JP63278697 A JP 63278697A JP 27869788 A JP27869788 A JP 27869788A JP H07105570 B2 JPH07105570 B2 JP H07105570B2
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Japan
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友子 阿部
正晃 大島
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Panasonic Holdings Corp
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Matsushita Electric Industrial Co Ltd
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Description

【発明の詳細な説明】 産業上の利用分野 本発明は、半導体レーザの選別方法に係り、特に1μm
帯用半導体レーザの中から長寿命のものを、効率良く選
別する方法に関するものである。
従来の技術 従来より1μm帯の半導体レーザの良否選別方法は、一
般にNTT仕様の2ステップスクリーニング法と呼ばれる
方法により行われていた。
例えば、1983年のT.Ikegami等によるエレクトロンレタ
ーズ(Electron Letters)vol.19 No.8p.282記載の方法
のように、50℃で第1の閾値電流値を測定した後、70
℃,150mAの低電流動作を100時間行い、しかる後50℃で
第2の閾値電流値を測定し、第2の閾値電流値の前記第
1の閾値電流値に対する変化量が10%以下のものを良品
とする第1ステップと、70℃,5mWの定出力動作を100時
間行い、通電終了時の駆動電流値の通電開始時の駆動電
流値に対する変化量が10%以下のものを良品とする第2
ステップとからなる2段階の選別による半導体レーザの
良否選別法が行われていた。
第3図に、前記の従来の半導体レーザの良否選別法によ
り得られた半導体レーザの信頼性試験の結果を示す。第
3図を得るための測定に用いた素子は1.3μm帯のBCSI
レーザの適当なウエハーから選んだ素子であり、横軸に
第1ステップでの閾値電流値の変化量を、縦軸に選別後
に行った50℃5mWの定出力動作による信頼性試験におけ
る劣化率、すなわち、駆動電流の変化量を通電時間で割
った値を示してある。第3図において、●印は従来の半
導体レーザの良否選別において、第1ステップ,第2ス
テップともに合格した良品、△印は第1ステップに合格
したが、第2ステップを行うに十分な光出力が得られな
かった不良品である。第3図より、第1ステップに合格
した素子は104時間、第1ステップ,第2ステップとも
に合格した素子は105時間の長寿命が保証されることが
わかる。
発明が解決しようとする課題 しかし、従来の半導体レーザ良否選別法では、第1ステ
ップ100時間程度と、それと同じ程度の時間を要する第
2ステップとからなるため、長時間を要し、効率の良い
選別が行われないという課題があった。
本発明は、以上のような効率の良い選別に鑑み、第1の
目的は、定電流動作の最終の光出力による選別で歩留
り、信頼性を損うことなく選別に要する時間を短縮する
ことであり、第2の目的は、所定の光出力での駆動電流
による選別で、歩留り、信頼性を損うことなく選別に要
する時間を短縮することである。
課題を解決するための手段 上記目的を達成するため、本発明の技術的解決手段は、
第1に、実用温度より高い第1の温度で第1の閾値電流
値を測定した後、第1の温度と同程度より高い第2の温
度の雰囲気温度において、たとえば100時間程度、実使
用時の駆動電流より大なる電流を通電し、しかる後前記
第1の温度で第2の閾値電流値を測定し、第2の閾値電
流値の前記第1の閾値電流値に対する変化量から選別
し、さらに、前記第2の温度での通電の最終の光出力に
より選別するものである。また第2には、実使用時の温
度より高い第1の温度において、第1の閾値電流値を測
定した後、第1の温度と同程度より高い第2の温度の雰
囲気温度において、100時間程度実使用時の駆動電流よ
り大なる電流を通電し、しかる後前記第1の温度で第2
の閾値電流値を測定し、第2の閾値電流値の前記第1の
閾値電流値に対する変化量から選別し、さらに、前記第
2の温度で所定の光出力で駆動させ、その駆動電流値に
より選別するものである。
作用 本発明は第1に、実使用時の温度より高い第1の温度と
同程度より高い第2の温度での定電流動作における最終
の光出力で素子を選別することにより、光出力が不足す
ることにより、過剰な駆動電流を要するため第2の温度
での定出力動作において駆動電流が増加したり、定出力
動作を行うことが不可能な素子を取り除くものであり、
十分な光出力のある素子では、駆動電流の大幅な増大は
ない。従って、定電流動作と同程度の時間を要する定出
力動作を必要としない。また、第2に、実使用時の温度
より高い第1の温度と同程度より高い第2の温度で定電
流動作を行った後、第2の温度で所定の光出力で動作さ
せその駆動電流で素子を選別することにより、過剰な駆
動電流が印加され、駆動電流が増加したり、所定の光出
力を、駆動電流を増加しても得られない素子を取り除く
ものであり、駆動電流が低い場合には、駆動電流の大幅
な増大はない。従って定電流動作と同程度の時間を要す
る定出力動作を必要としない。
実施例 以下、第1図を参照しながら、本発明の第1の実施例に
ついて説明する。横軸は、実使用時より高い第1の温度
と同程度より高い第2の温度での定電流動作の最終の光
出力であり、縦軸は、従来の半導体レーザの良否選別法
の光出力P(1)での定出力動作での駆動電流の増加率
である。第1図において、●印は従来の半導体レーザ良
否選別法の第1ステップとP(1)の光出力の第2ステ
ップに合格した素子、○印は、第1ステップで不合格と
なったが、第2ステップの条件は満足する素子、△印は
第2ステップを100時間行う途中で、駆動電流が規定値
を超え、通電中止となり、不合格となった素子である。
第1図に、光出力が1.1×P(1)のラインを示した。
1.1×P(1)の左の領域に、△印はあり、●印はほと
んど右の領域にあることから、第2の温度におけるP
(1)の定出力動作による選別を、定電流動作の最終の
光出力値が1.1×P(1)より大きいか小さいかによる
選別に代えて、定出力動作を省略しても、歩留り、信頼
性を損わないことがわかる。この実施例において、第1
の温度は50℃、第2の温度は70℃、定電流動作の定電流
は150mA、動作時間は100時間、光出力値P(1)は5mW
の場合を示したが、多少、信頼性が低くとも歩留りを上
げたい場合には、定電流を実使用時の動作電流6mA程度
位まで下げたり、光出力値P(1)を3mW程度まで下げ
ても構わない。また、動作時間を50時間程度にしても多
少、精度が低くなる程度である。逆に、歩留りを下げて
も信頼性を上げたい場合はP(1)を8mW程度まで上げ
れば良い。定電流を200mAを超える値に設定すると、初
期劣化以外の劣化が生じたり、動作時間を増しても効率
が悪くなるだけで、効果はない。第2の温度は、50℃位
から80℃位が適当で、信頼性,歩留りにはこの範囲内で
あれば、大きな差異はない。選別基準のP(1)の係数
1.1の値については、P(1)での定出力動作による従
来例と同等であるためには、この値から数%程度位のず
れまでである方がよいことは、第1図より明らかであ
る。
以下、第2図を参照しながら、本発明の第2の実施例に
ついて説明する。横軸は、実使用時より高い第1の温度
と同程度より高い第2の温度でのI(1)の定電流動作
の後の所定の光出力を得る時の駆動電流値である。縦
軸,●印,○印,△印については第1図と同様である。
第2図に、動作電流が0.93×I(1)のラインを示し
た。0.93×I(1)の右の領域に△印はあり、●印はほ
とんど左の領域にあることから、第2の温度における定
出力動作による選別を、所定の光出力を得る時の駆動電
流値が0.93×I(1)より大きいか小さいかによる選別
に代えて、定出力動作を省略しても、歩留り、信頼性を
損わないことがわかる。この実施例において、第1の温
度は50℃、第2の温度は70℃定電流動作の定電流I
(1)は150mA、動作時間は100時間、所定の光出力は5m
Wである。これらの値の範囲については第1の実施例に
ついての場合と同様である。選別基準のI(1)の係数
0.93の値については、所定の光出力の定出力動作による
従来例と同程度であるためには、この値から数%程度位
のずれまでである方がよいことは第2図より明らかであ
る。
発明の効果 以上のように本発明の効果としては、定電流動作と同程
度の時間を要する定出力動作を行わず、歩留り、信頼性
を損うことなく、効率の良い半導体レーザの選別を行う
ことができる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明の第1の実施例における光出力と動作電
流の増加率の相関図、第2図は本発明の第2の実施例に
おける動作電流と動作電流の増加率の相関図、第3図は
従来の半導体レーザ選別法における信頼性を示す相関図
である。

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】半導体レーザを、実使用時の温度より高い
    第1の温度において第1の閾値電流値を測定した後、前
    記第1の温度と同程度より高い第2の温度の雰囲気温度
    において、所定時間実使用時の駆動電流より大なる電流
    を通電し、しかる後前記第1の温度で第2の閾値電流値
    を測定し、前記第2の閾値電流値の前記第1の閾値電流
    値に対する変化量から前記レーザを選別し、さらに、前
    記第2の温度での通電の最終の光出力により前記レーザ
    を選別することを特徴とする半導体レーザ良否選別法。
  2. 【請求項2】半導体レーザを、実使用時の温度より高い
    第1の温度において第1の閾値電流値を測定した後、前
    記第1の温度と同程度より高い第2の温度の雰囲気温度
    において、所定時間実使用時の駆動電流より大なる電流
    を通電し、しかる後前記第1の温度で第2の閾値電流値
    を測定し、第2の閾値電流値の前記第1の閾値電流値に
    対する変化量から前記レーザを選別し、さらに、前記第
    2の温度で所定の光出力で駆動させ、その駆動電流値に
    より前記レーザを選別することを特徴とする半導体レー
    ザ良否選別法。
JP63278697A 1988-11-04 1988-11-04 半導体レーザ良否選別法 Expired - Lifetime JPH07105570B2 (ja)

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