JPH07105348A - 画像処理システム - Google Patents

Abstract

(57)【要約】 【目的】 オペレーションを簡単にする。 【構成】 読み取り指示コマンドをコンピュータ９から
ＬＡＮ８を介して受信すると、ＲＡＭ３の画像モード番
号と、コマンドに含まれている画像モード番号を照合
し、読み取りを行う際の各種パラメタを取得する。取得
された各種パラメタはスキャナ部６にセットされる。そ
して、スキャナ部６に読み取りの開始を指示し、スキャ
ナ部６により読み取られた画像の画像データを補助記憶
部７に記憶する。ついで、取得された解像度および符号
化種別に合わせて、コンピュータ９に送る画像データを
作成し、作成した画像データを補助記憶部７に一時的に
記憶する。その後、補助記憶部７から画像データを読み
出し、その画像データをＬＡＮ８を介してコンピュータ
９に送信する。

Description

【発明の詳細な説明】

【０００１】

【産業上の利用分野】本発明は、コンピュータからの指
示に従って、当該コンピュータに、画像入力装置により
画像データを入力するようにした画像処理システムに関
する。

【０００２】

【従来の技術】従来の画像処理システムでは、コンピュ
ータに画像データを入力する画像入力装置は、オペレー
タがコンピュータを操作して指示した画像モード（読み
込みサイズ、解像度、圧縮符号化種別、カラー／白黒）
に従って読み取り処理を行い、読み取った画像の高解像
度画像データを記憶装置に記憶し、その後、低解像度画
像データを圧縮符号化種別に従ってコンピュータに送
り、記憶装置に記憶されていた高解像度画像データを消
去していた。

【０００３】

【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記従
来例では、画像を読み取るごとに、オペレータは画像モ
ードをコンピュータに設定していたので、オペレーショ
ンが複雑になるという問題点があった。

【０００４】また、画像データを送信した後、記憶装置
に記憶されていた高解像度画像データを消去するように
したので、高解像度画像データを必要とする処理、例え
ば、印刷、通信に用いることができないという問題点が
あった。

【０００５】本発明の目的は、上記のような問題点を解
決し、オペレーションを簡単にした画像処理システムを
提供することにある。

【０００６】本発明の他の目的は、上記のような問題点
を解決し、一度得られた高解像度の画像データを利用す
ることができる画像処理システムを提供することにあ
る。

【０００７】

【課題を解決するための手段】このような目的を達成す
るため、本発明は、画像入力装置と、該画像入力装置か
らの画像データを処理するためのコンピュータとを有
し、前記画像入力装置が、画像読み取り手段と、該該画
像読み取り手段により読み取られた画像の画像データを
格納する画像データ格納手段と、該画像データ格納手段
に格納された画像データを処理する画像データ処理手段
と、該画像データ処理手段により処理された画像データ
を前記コンピュータに送信する送信手段とを有する画像
処理システムにおいて、前記画像入力装置は、予め定め
た複数のパラメタをそれぞれ有する複数のレコードより
なるテーブルを格納したテーブル格納手段と、前記コン
ピュータからの画像データ入力指示とともに入力された
レコード番号に基づきそのレコード番号のレコードを前
記テーブル格納手段から検索する検索手段と、該検索手
段により検索されたレコード番号のパラメタを前記画像
データ処理手段と前記画像読み取り手段に設定するパラ
メタ設定手段とを備えたことを特徴とする。

【０００８】

【作用】本発明では、予め定めた複数のパラメタをそれ
ぞれ有する複数のレコードよりなるテーブルを格納した
テーブル格納手段から、コンピュータからの画像データ
入力指示とともに入力されたレコード番号に基づき、そ
のレコード番号のレコードを検索手段により検索し、検
索されたレコード番号のパラメタを前記画像データ処理
手段と前記画像読み取り手段にパラメタ設定手段により
設定する。

【０００９】

【実施例】以下、本発明の実施例を図面を参照して詳細
に説明する。

【００１０】図１は本発明の一実施例を示す。本発明実
施例に係る画像処理システムは、画像入力装置１０と、
画像入力装置１０にＬＡＮ(local area network)８を介
して接続したパーソナルコンピュータ（以下、コンピュ
ータという）９とを有する。

【００１１】画像入力装置１０は、ＭＰＵ１と、ＲＯＭ
２と、ＲＡＭ３と、I/O コントローラ４と、オペレーシ
ョン部５と、スキャナ部６と、補助記憶部７とを備えて
いる。

【００１２】オペレーション部５はキー入力と表示制御
を行うものである。スキャナ部６は原稿を読み取り画像
データ化するものである。I/O コントローラ４はオペレ
ーション部５およびスキャナ部６を制御するものであ
る。ＲＯＭ２は制御プログラムと定数データ等を記憶す
るためのものである。ＲＡＭ３は制御定数と、読み取り
画像モード等の変数とを記憶し、一時的に画像データを
記憶するためのものである。画像モードテーブルの一例
を表１に示す。補助記憶部７は画像データ等の大容量デ
ータを保存するためのものである。ＭＰＵ１は画像入力
装置１０全体を制御するものである。

【００１３】

【表１】

【００１４】図２は図１に示すＭＰＵ１による画像モー
ド登録手順の一例を示すフローチャートである。

【００１５】オペレータが画像入力装置のキーボードを
操作して画像モード登録のオペレーションを選択する
と、ステップＳ２にて、ＲＡＭ３に記憶されている画像
モードテーブルを読み出し、画像モードテーブル中に画
像モードが登録されていない空きのレコードが存在する
か否かをチェックする。チェックした結果、空きのレコ
ードが存在しない場合は、新たに画像モードが登録でき
ないので、処理を終了する。

【００１６】他方、ステップＳ２にてチェックした結
果、空きがある場合は、ステップＳ３に移行する。ステ
ップＳ３にて、オペレータによりオペレーション部５を
介して登録された画像種別を、ＲＡＭ３の読み取り画像
モードテーブルに登録し記録する。さらに、ステップＳ
４にて、解像度（コンピュータに送られる画像データの
解像度）と、読み取り解像度（スキャナ部６による読み
取り解像度）とを登録し、ステップＳ５にて、コンピュ
ータに画像データを送る際の符号化種別の登録を行い、
処理を終了する。

【００１７】図３は図１に示すＲＯＭ２に格納された制
御プログラムの一例を示すフローチャートである。

【００１８】スキャナ部６に原稿がセットされた状態
で、オペレータがコンピュータ９を操作して原稿読み込
み指示を画像入力装置１０に出すと、ステップＳ１１に
て、読み取り指示コマンドをコンピュータ９からＬＡＮ
８を介して受信する。受信された読み取り指示コマンド
には、使用する画像モード番号（レコード番号）と、画
像を補助記憶部７に記憶する際に画像データを識別する
ＩＤが含まれている。

【００１９】ついで、ステップＳ１２にて、ＲＡＭ３に
格納されている画像モード番号と、コマンドに含まれて
いる画像モード番号を照合し、読み取りを行う際の各種
パラメタ（データ項目）を取得する。取得された各種パ
ラメタは、その後、ＭＰＵ１により、I/O コントローラ
４を介してスキャナ部６にセットされる。そして、ステ
ップＳ１３にて、スキャナ部６に読み取りの開始を指示
し、スキャナ部６により読み取られた画像の画像データ
を補助記憶部７に記憶する。ステップＳ１４にて、取得
された解像度および符号化種別に合わせて、コンピュー
タ９に送る画像データを作成し、作成した画像データを
補助記憶部７に一時的に記憶する。その後、ステップＳ
１４にて、補助記憶部７から画像データを読み出し、そ
の画像データをＬＡＮ８を介してコンピュータ９に送信
する。

【００２０】ステップＳ１６にて、ステップＳ１２で参
照した画像モード番号の読み取り解像度をチェックし、
補助記憶部７に記憶されている画像データを消去するか
否かをチェックする。チェックした結果、画像データを
消去する場合は、ステップＳ１７に移行し、ステップＳ
１７にて、補助記憶部７に記憶されている画像データを
消去する。他方、ステップＳ１６にてチェックした結
果、画像データを消去する場合は、ステップＳ１８に移
行し、ステップＳ１８にて、補助記憶部７に記憶されて
いる画像データの管理情報に、ステップＳ１１で読み取
られた指示コマンドに含まれているパラメタのＩＤ情報
を付加し、処理を終了する。

【００２１】従って、ステップＳ１８にてＩＤ情報とと
もに管理される画像データは、その後、補助記憶部７に
記憶されている画像情報を識別する識別子として使用す
ることができる。

【００２２】また、補助記憶部７に記憶されている画像
データは、その解像度がコンピュータ９に送信される画
像データよりも高いので、この画像データはプリントア
ウトおよび通信に使用し、高品位な画像を得ることがで
きる。

【００２３】本実施例では、コンピュータから、読み取
り指示とともに、ＩＤ情報のパラメタを画像入力装置に
送る例を説明したが、例えば、オペレータが画像入力装
置に原稿をセットする際に、オペレーション部からＩＤ
情報を直接入力するようにしてもよい。

【００２４】本実施例では、画像モードテーブルを画像
入力装置に格納する例を説明したが、コンピュータに格
納しておき、オペレータがコンピュータから画像入力装
置に画像読み取り指示を出す際に、その画像モードテー
ブルから適正な画像モードを選択し、選択された画像モ
ードを画像入力装置に送るようにしてもよい。

【００２５】

【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
上記のように構成したので、オペレーションを簡単にす
ることができる。

【００２６】また、本発明によれば、上記のように構成
したので、一度得られた高解像度の画像データを利用す
ることができる。

【図面の簡単な説明】

【図１】本発明の一実施例を示すブロック図である。

【図２】図１に示すＭＰＵ１による画像モード登録手順
の一例を示すフローチャートである。

【図３】図１に示すＲＯＭ２に格納された制御プログラ
ムの一例を示すフローチャートである。

【符号の説明】

１ ＭＰＵ ２ ＲＯＭ ３ ＲＡＭ ４ I/O コントローラ ５ オペレーション部 ６ スキャナ部 ７ 補助記憶部 ８ ＬＡＮ ９ パーソナルコンピュータ １０ 画像入力装置

Claims (3)

【特許請求の範囲】
1. 【請求項１】 画像入力装置と、該画像入力装置からの
   画像データを処理するためのコンピュータとを有し、前
   記画像入力装置が、画像読み取り手段と、該画像読み取
   り手段により読み取られた画像の画像データを格納する
   画像データ格納手段と、該画像データ格納手段に格納さ
   れた画像データを処理する画像データ処理手段と、該画
   像データ処理手段により処理された画像データを前記コ
   ンピュータに送信する送信手段とを有する画像処理シス
   テムにおいて、 前記画像入力装置は、 予め定めた複数のパラメタをそれぞれ有する複数のレコ
   ードよりなるテーブルを格納したテーブル格納手段と、 前記コンピュータからの画像データ入力指示とともに入
   力されたレコード番号に基づきそのレコード番号のレコ
   ードを前記テーブル格納手段から検索する検索手段と、 該検索手段により検索されたレコード番号のパラメタを
   前記画像データ処理手段と前記画像読み取り手段にパラ
   メタを設定するパラメタ設定手段とを備えたことを特徴
   とする画像処理システム。
2. 【請求項２】 請求項１において、前記画像データ格納
   手段に格納された画像データを前記送信手段により前記
   コンピュータに送信した後、前記画像データ格納手段の
   内容の消去を禁止する消去禁止手段を備えたことを特徴
   とする画像処理システム。
3. 【請求項３】 請求項１において、個々の画像の画像デ
   ータを、該画像データを識別する識別子とともに格納し
   た格納手段と、 識別子を入力するための識別子入力手段と、 該識別子入力手段により入力された識別子に基づき前記
   格納手段から画像データを読み出す読み出し手段とを備
   えたことを特徴とする画像処理システム。