JP3487136B2 - 画像処理システム - Google Patents

画像処理システム

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JP3487136B2
JP3487136B2 JP20013597A JP20013597A JP3487136B2 JP 3487136 B2 JP3487136 B2 JP 3487136B2 JP 20013597 A JP20013597 A JP 20013597A JP 20013597 A JP20013597 A JP 20013597A JP 3487136 B2 JP3487136 B2 JP 3487136B2
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  • Storing Facsimile Image Data (AREA)
  • Facsimile Transmission Control (AREA)
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、画像処理システム
に係り、特に機密の文書(画像データ)の入出力、保存
の管理を行う画像処理システムに関する。
【0002】
【従来の技術】従来の技術として特開平7−18406
8号公報に記載されている画像処理システムがある。こ
の画像処理システムは、画像データを送受信するファク
シミリ機能、画像データの読み取りを行うスキャナ機
能、画像データのプリントアウトを行うプリンタ機能を
有する複合型のディジタル複写機内のデータメモリにパ
スワード管理のもとに機密ファイルが記憶されるものに
おいて、データメモリに記憶される機密ファイル毎にパ
スワードを付与し、このパスワードの一致により機密フ
ァイルの出力がなされるようにしたものである。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】上述した従来の画像処
理システムではデータメモリに記憶される機密ファイル
毎にパスワードを付与し、このパスワードの一致により
機密ファイルの出力がなされるように構成されているた
めに、パスワードによって保護された機密文書は保存と
取り出し(出力)を行う際の障害や不正は防止すること
ができるが、パスワードによって出力された文書(画像
データ)の配付先での不正複製を防止することはできな
い。
【0004】本発明はこのような事情に鑑みてなされた
ものであり、機密の画像データを用途に応じて異なる形
式で選択的に出力することが可能であり、かつ印字出力
された配付先での不正複製の防止が図れる画像処理シス
テムを提供することを目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に請求項1に記載の発明は、画像データを取り込む画像
入力手段と、前記画像入力手段により取り込まれた画像
データを該画像データに対応する画像識別データと共に
記憶する第1の記憶手段と、画像データの保存、出力等
の指示、あるいは機密の画像データに対して複数のパス
ワードの入力、画像データの出力方法の登録等を行うた
めの指示機能及び表示機能を有する操作・表示手段と、
前記第1の記憶手段に記憶される画像データの出力に関
連する管理情報を記憶する第2の記憶手段と、前記第1
の記憶手段から読み出された画像データを用紙に印刷す
る画像出力手段と、画像データ保存時に画像データ保存
の指示と共に、各単一の機密の画像データ毎に単一の画
像データに対応する画像識別データ、前記各単一の機密
の画像データの用途に応じて定められた複数のパスワー
ド及び各画像データの出力方法を特定するデータが前記
操作・表示手段により入力された場合には前記画像入力
手段により取り込まれた各画像データをこの各画像デー
タに対応する画像識別データと共に前記第1の記憶手段
に記憶させ、かつ前記各単一の機密の画像データに対応
する画像識別データ、前記複数のパスワード、画像種別
データ及び出力回数データとの対応関係を示すテーブル
及び画像データの出力方法を示す出力方法登録シートを
作成して前記第1の記憶手段に記憶される画像データの
出力に関連する管理情報として前記第2の記憶手段に登
録し、画像識別データ及びパスワードを含み前記画像出
力手段より出力すべき画像データを指定するデータが前
記操作・表示手段により入力された際に前記指定データ
と、前記第2の記憶手段に記憶されている前記テーブ
ル、又は前記テーブル及び出力方法登録シートとを比較
及び参照し、前記画像識別データにより特定される画像
データを前記第1の記憶手段より読み出し、該画像デー
タを前記指定データに基づいて加工することなくそのま
ま、または該画像データに文字列データを合成して前記
画像出力手段に出力する制御手段とを有することを特徴
とする。
【0006】また請求項2に記載の発明は、請求項1に
記載の画像処理システムにおいて、前記複数のパスワー
ドは、機密の画像データを加工することなくそのまま前
記画像出力手段より出力するためのオリジナル画像デー
タ出力用パスワードと、機密の画像データに文字列デー
タのみを合成した文字列付き画像データ出力用パスワー
ドと、機密の画像データに文字列データ及び現在までの
出力回数データを付加して合成した出力回数及び文字列
付き画像データ出力用パスワードであることを特徴とす
る。
【0007】更に請求項3に記載の発明は、請求項2に
記載の画像処理システムにおいて、前記制御手段は、画
像識別データ及びオリジナル画像データ出力用パスワー
ドを含み前記画像出力手段より出力すべき画像データを
指定するデータが前記操作・表示手段により入力された
際に前記指定データと、前記第2の記憶手段に記憶され
ている前記テーブルとを比較及び参照し、前記画像識別
データにより特定される画像データを前記第1の記憶手
段より読み出し、該画像データを前記指定データに基づ
いて加工することなくそのまま前記画像出力手段に出力
することを特徴とする。
【0008】更に請求項4に記載の発明は、請求項2に
記載の画像処理システムにおいて、前記制御手段は、画
像識別データ及び文字列付き画像データ出力用パスワー
ドを含み前記画像出力手段より出力すべき画像データを
指定するデータが前記操作・表示手段により入力された
際に前記指定データと、前記第2の記憶手段に記憶され
ている前記テーブル及び出力方法登録シートとを比較及
び参照し、前記画像識別データにより特定される画像デ
ータを前記第1の記憶手段より読み出し、前記指定デー
タに基づいて該画像データに文字列データを合成して前
記画像出力手段に出力することを特徴とする。
【0009】更に請求項5に記載の発明は、請求項2に
記載の画像処理システムにおいて、前記制御手段は、画
像識別データ及び出力回数及び文字列付き画像データ出
力用パスワードを含み前記画像出力手段より出力すべき
画像データを指定するデータが前記操作・表示手段によ
り入力された際に前記指定データと、前記第2の記憶手
段に記憶されている前記テーブル及び出力方法登録シー
トとを比較及び参照し、前記画像識別データにより特定
される画像データを前記第1の記憶手段より読み出し、
前記指定データに基づいて該画像データに文字列データ
及び現在までの出力回数データを付加して合成し前記画
像出力手段に出力することを特徴とする。
【0010】請求項1乃至7に記載の発明によれば、単
一の機密の画像データに対して複数のパスワードを設
け、該複数のパスワードを含む指定情報により画像デー
タ(文書)の出力形式を選択できるように構成したの
で、機密の画像データを用途に応じて異なる形式で、す
なわちオリジナルの機密の画像データ、又はこのオリジ
ナルの機密の画像データに文字列データが合成された文
字列付き画像データのいずれかを選択的に印字出力する
ことができる。
【0011】また印字出力される画像データが文字列付
き画像データである場合にはオリジナルの機密の画像デ
ータに文字列が印字されるので、印字出力された画像デ
ータ(文書)の配付先での不正複製の防止が図れる。
【0012】更に印字出力される画像データが出力回数
及び文字列付き画像データである場合には現在までの印
字出力した文書の枚数が、印字出力された文書で何部目
かを目視により確認することができるので、出力回数を
示す数字に対応させて配付先を予め決めておくことによ
り、後に不正に複製が行われた場合には不正複製した配
付先を特定することができる。
【0013】また文字列付き画像データ出力用パスワー
ドを公開することにより、保存された機密の画像データ
の所有者がいなくても文字列付き画像データを印字出力
することができ、更に文字列が印字されているのでその
後も不正複製が行われるのを防止することができる。
【0014】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を図面
を参照して詳細に説明する。本発明の実施の形態に係る
画像処理システムの構成を図1に示す。同図において、
画像処理システムは、画像データを取り込む画像入力装
置10と、操作部と表示部とで構成され各種データの入
力、各種表示を行うユーザー操作部20と、画像入力装
置10により読み取られた画像データを記憶する画像記
憶装置30と、画像記憶装置30に記憶された画像デー
タの出力に関連する管理情報を記憶する出力情報記憶装
置40と、各部を統轄的に制御する制御部50と、画像
記憶装置30から読み出された画像データを用紙に印刷
する画像出力装置60とを有している。
【0015】画像入力装置10は、本実施の形態では原
稿を読み取るスキャナー装置等で構成され、制御部50
からの原稿読取指令を受けて原稿を読み取り、画像デー
タに変換し該画像データを制御部50に送出する。この
画像入力装置10は、スキャナーに限らず、例えば、外
部機器から通信手段を介して送出される画像データ(文
字データを含む)を取り込む画像データ受信装置であっ
てもよい。画像入力装置10は、本発明の画像入力手段
に対応する。
【0016】画像記憶装置30は、画像入力装置10に
より読み採られた原稿の画像データを該画像データに対
応する画像識別データとしての画像識別番号と共に記憶
する。この画像識別番号は各画像データを特定するため
の各画像データに固有の数値である。画像記憶装置30
は本発明野第1の記憶手段に対応している。
【0017】出力情報記憶装置40は、画像記憶装置3
0に記憶されている画像データの出力に関連する管理情
報を記憶する。この画像データの出力に関連する管理情
報とは画像データの出力方法を示す出力方法登録シート
(図4)と各単一の機密の画像データについて画像識別
番号、複数のパスワード、画像種別データ及び印刷回数
(出力回数)データの対応関係を示す画像識別番号対応
テーブル(図6)であり、これらの管理情報はユーザー
操作部20により入力され、出力情報記憶装置40に登
録される。出力情報記憶装置40は本発明の第2の記憶
手段に対応している。
【0018】出力方法登録シートは図4に示すように各
出力方法登録シート毎にシート番号が付けられている。
各出力方法登録シートには項目番号毎にオリジナルの画
像データに合成すべき文字列データ、その文字列データ
の用紙上の印字場所を示すデータ、文字列データを合成
した画像データの印字出力回数をカウントするか否かを
示すデータ及び印字出力するか否かを示すデータの一覧
が示されている。例えば、シート番号1の出力方法登録
シートの項目番号1の出力方法が指定された場合にはオ
リジナルの画像データに合成すべき文字列データは「取
扱い注意」であり、この文字列が印字される用紙上の印
字場所は「E」、文字列データを合成した画像データの
印字出力回数のカウントは「なし」、印字出力は「す
る」である。ここで「取扱い注意」の文字列が印字され
る用紙上の印字場所は図5に示すように予め用紙が複数
の領域(本例では9つの領域)に区分し、各領域にA〜
Iの符号を付しておくことにより用紙上の印字場所を指
定することができる。この例では「取扱い注意」の文字
列が図9に示すように用紙の中央部に印字される。
【0019】画像識別番号対応テーブルは図6に示すよ
うに各単一の機密の画像データについて画像識別番号、
複数のパスワード、画像種別データ及び印刷回数(出力
回数)データの対応関係を示している。例えば、画像識
別番号が「1」で特定される単一の画像データに対して
複数のパスワードが登録されており、各パスワードに対
して画像種別データと印刷回数データが登録されてい
る。画像種別データは、画像出力装置60より印字出力
される画像データがオリジナルの画像データであるか、
あるいはオリジナルの画像データに文字列データを合成
した画像データであるか、オリジナルの画像データに印
刷(出力)回数データ及び文字列データを合成した画像
データであるかを指定するデータである。画像出力装置
40より印字出力される画像データがオリジナルの画像
データであることを指定する場合には画像種別データは
「オリジナル」と登録し、また画像出力装置60より印
字出力される画像データがオリジナルの画像データに文
字列データを合成した画像データであることを指定する
場合には出力方法登録シートのシート番号と項目番号で
「1(シート番号)−1(項目番号)」というように指
定する。印刷回数データはオリジナルの画像データ以外
のオリジナルの画像データに文字列データを合成した画
像データが印字出力される場合に出力方法登録シートに
カウントの指定が有る場合にのみ画像出力装置60より
印字出力される毎にインクリメントされる。
【0020】具体的には、画像識別番号が「1」で、パ
スワードが「79273972938」、画像種別デー
タが「オリジナル」と指定された場合には画像識別番号
が「1」に対応する画像データが図7に示す画像データ
であるとすると、画像出力装置60より用紙に印刷され
る画像データは図8に示すように図7に示したオリジナ
ルの画像データと同一である。尚、オリジナルの画像デ
ータが印字出力される場合には印刷回数データは「0」
のままであり、インクリメントされない。
【0021】また画像識別番号が「1」で、パスワード
が「21897542」、画像種別データが「1−2
1」と指定された場合にはシート番号1の出力方法登録
シートの項目番号21の欄を参照して該当する文字列デ
ータ「出力枚数N枚」を読み出ことにより図7に示すオ
リジナルの画像データに「出力枚数2枚」(これまでの
印刷回数1に+1だけインクリメントされる。)の文字
列データが図5に示す用紙上の領域Iの位置に合成する
うように指定される。この場合に画像出力装置60より
印字出力される画像データは図10に示すようになる。
【0022】ユーザー操作部20は画像データの保存、
出力等の指示、あるいは機密の画像データに対して複数
のパスワードの入力、画像データの出力方法の登録等を
行うための指示機能及び表示機能を有する。ユーザー操
作部20はユーザーが識別できる画像を形成でき、画面
に指で触れて入力操作ができるタッチスクリーンを有し
ている。ユーザー操作部20は機密の画像データを画像
記憶装置30に保存するためにその画像データに対応す
る画像識別番号、オリジナル画像データ出力用パスワー
ド、文字列付き画像データ出力用パスワード、出力回数
及び文字列付き画像データ出力用パスワードの何れかの
パスワードと、文字列付き画像データまたは出力回数及
び文字列付き画像データを印字出力する際に必要な文字
列データと、文字列データを印字する用紙上の場所を示
すデータの入力、さらには画像データの出力方法の登録
に必要なデータの入力をユーザーに促す。ユーザーによ
りタッチスクリーンから画像データ保存時に必要なデー
タが入力されると、これらのデータは制御部50に送出
される。
【0023】またユーザー操作部20は所望の機密の画
像データを画像出力装置60より印字出力させる際に、
画像識別番号、パスワード及び画像種別データをユーザ
ーに入力するように促し、ユーザーによりタッチスクリ
ーンから画像データ出力時に必要な上記データが入力さ
れると、これらのデータは制御部50に送出される。
【0024】ユーザー操作部20は本発明の操作・表示
手段に対応している。画像出力装置60は、制御部50
より画像データ出力指示と共に画像記憶装置30から読
み出された画像データを受信した際にこの画像データを
用紙に印刷するプリンタである。画像出力装置40は本
発明の画像出力手段に対応している。
【0025】制御部50は、各種プログラム及び固定デ
ータが記憶されているROM、各種データを一時的に記
憶するワークメモリとしてのRAM、ROMに記憶され
ている各種プログラムを実行するCPU等より構成さ
れ、画像入力装置10、ユーザー操作部20、画像記憶
装置30、出力情報記憶装置40及び画像出力装置60
を統轄的に制御する。制御部50は本発明の制御手段に
対応している。
【0026】次に制御部50内のCPUにより実行され
る機密画像データ保存時の処理ルーチンの内容を図2に
示す。同図において、ユーザー操作部20を操作するこ
とにより機密画像データ保存指示が制御部50に入力さ
れると、機密画像データ保存処理ルーチンが起動され、
ステップ100において画像識別番号、オリジナル画像
データ出力用パスワード及び画像種別データが入力され
たか否か判定する。この判定が否定された場合は肯定さ
れるまで待機する。ユーザー操作部20より画像識別番
号、オリジナル画像データ出力用パスワード及び画像種
別データが入力されると、ステップ100の判定が肯定
され、ステップ102に移行し、ステップ102で出力
情報記憶装置40に記憶されている画像識別番号対応テ
ーブルにデータが追加される。例えば、画像識別番号が
「1」、オリジナル画像データ出力用パスワードが「7
9273972938」、画像種別データが「オリジナ
ル」とすれば、画像識別番号対応テーブルには図6に示
すように各データが追加され登録される。ここで印刷回
数データは「0」として登録される。
【0027】次いでステップ104では文字列付き画像
データ(ここでは出力回数及び文字列付き画像データを
含むものとする。)の出力方法を選択するか否か判定す
る。ステップ104の判定が肯定された場合、すなわち
文字列付き画像データの出力方法が選択されると、次の
ステップ106で既述した図4に示す出力方法登録シー
トが作成され出力情報記憶装置40に記憶される。ここ
でステップ104で文字列付き画像データの出力方法が
選択されるとは、文字列付き画像データの出力方法の選
択指示と共に画像データの出力方法登録シート作成に必
要な全てのデータが入力されることを意味する。
【0028】更にステップ108では文字列付き画像デ
ータ(出力回数及び文字列付き画像データを含む)出力
用パスワード及び画像種別データが入力されたか否か判
定する。この判定が否定された場合は肯定されるまで待
機する。ステップ108の判定が肯定された場合、すな
わち文字列付き画像データ(出力回数及び文字列付き画
像データを含む)出力用パスワード及び画像種別データ
が入力された場合には次のステップ110で画像識別番
号対応テーブルにパスワード及び画像種別データが追加
される。例えば、文字列付き画像データ出力用パスワー
ドとして「41341234」、画像種別データとして
「1−1」がユーザー操作部20より入力されると、図
6に示すようにこれらのデータが追加される。このとき
印刷回数データは「0」に設定される。複数の文字列付
き画像データ(出力回数及び文字列付き画像データを含
む)の出力方法を登録する場合にはステップ104〜1
10の処理を繰り返す。
【0029】ステップ104で文字列付き画像データの
出力方法が選択されない場合、または文字列付き画像デ
ータ(出力回数及び文字列付き画像データを含む)の出
力方法の選択が終了した場合にはステップ112に移行
し、ステップ112で制御部50より画像入力装置10
に原稿読取指令が出力され、画像入力装置10により原
稿が読み取られ、画像データに変換され、この画像デー
タはステップ114で制御部50の制御下に画像記憶装
置30に記憶され、保存され、この処理ルーチンの実行
を終了する。
【0030】次に制御部50内のCPUにより実行され
る機密画像データ出力時の処理ルーチンの内容を図3に
示す。同図において、ユーザー操作部20を操作するこ
とにより機密画像データ出力指示が制御部50に入力さ
れると、機密画像データ出力処理ルーチンが起動され、
ステップ200で画像識別番号が入力されたか否か判定
する。ステップ200の判定が否定された場合には肯定
されるまで待機する。ステップ200の判定が肯定され
た場合、すなわち画像識別番号が入力された場合には次
のステップ202でパスワード及び画像種別データが入
力されたか否か判定する。この判定が否定された場合に
は肯定されるまで待機する。
【0031】ステップ202の判定が肯定された場合、
すなわちパスワード及び画像種別データが入力された場
合には次のステップ204で入力されたパスワードはオ
リジナル画像データ出力用パスワードであるか否か判定
する。この判定はステップ200及びステップ202で
入力された画像識別番号、パスワード及び画像種別デー
タの組み合わせに基づいて出力情報記憶装置40に記憶
されている画像識別番号対応テーブルを参照することに
より行われる。例えば、ステップ200、202で入力
された画像識別番号が「1」、パスワードが「7927
3972938」、画像種別データが「オリジナル」で
あれば、この場合のパスワード「7927397293
8」はオリジナル画像データ出力用パスワードであると
判定できる。
【0032】ステップ204で入力されたパスワードが
オリジナル画像データ出力用パスワードであると判定し
た場合には次のステップ206で画像記憶装置30に画
像識別番号に基づいて画像データを検索し、該当する画
像データを読み出し、画像出力装置60に画像出力指示
と共に、画像データを送出する。
【0033】一方、ステップ204ではステップ202
で入力されたパスワードがオリジナル画像データ出力用
パスワードでないと判定した場合にはステップ208に
移行し、ステップ208では入力されたパスワードは文
字列付き画像データ出力用パスワードが否か判定する。
ステップ208で入力されたパスワードが文字列付き画
像データ出力用パスワードでないと判定した場合にはこ
のままこの処理ルーチンの実行を終了する。
【0034】ステップ208で入力されたパスワードが
文字列付き画像データ出力用パスワードであると判定し
た場合にはステップ210に移行し、ステップ210で
入力された文字列付き画像データ出力用パスワードによ
り指定された文字列データは出力回数(印刷回数)デー
タが付加されているか否か判定する。この判定はステッ
プ200及びステップ202で入力された画像識別番
号、パスワード及び画像種別データの組み合わせに基づ
いて出力情報記憶装置40に記憶されている画像識別番
号対応テーブルを参照することにより行われる。例え
ば、ステップ200、202で入力された画像識別番号
が「1」、パスワードが「21897542」、画像種
別データが「1−21」であれば、シート番号1の出力
方法登録シートを参照することにより、文字列データは
「出力枚数N枚」であり、出力回数が付加された文字列
データであると判定できる。
【0035】ステップ210で入力された文字列付き画
像データ出力用パスワードにより指定された文字列デー
タが出力回数が付加された文字列データである場合には
ステップ212で画像識別番号対応テーブルの該当する
印刷回数データの欄に印刷回数を+1だけインクリメン
トし、ステップ214に移行する。またステップ210
で入力された文字列付き画像データ出力用パスワードに
より指定された文字列データが出力回数が付加された文
字列データでないと判定された場合にもステップ214
に移行する。ステップ214では出力方法登録シートを
参照して指定された文字列データ(出力回数データが付
加されたものを含む)と入力された画像識別番号に基づ
いて画像記憶装置30から検索したオリジナルの画像デ
ータとを合成し、この合成された画像データを画像出力
指示と共に画像出力装置60に出力する。上記例では図
7に示すオリジナルの画像データに画像種別データ「1
−21」により指定された文字列データ「出力枚数2
枚」が印字場所「I」に印字されるように合成された結
果、図10に示す画像データが画像出力装置60より出
力されることになる。
【0036】
【発明の効果】以上説明したように請求項1乃至7に記
載の発明によれば、単一の機密の画像データに対して複
数のパスワードを設け、該複数のパスワードを含む指定
情報により画像データ(文書)の出力形式を選択できる
ように構成したので、機密の画像データを用途に応じて
異なる形式で、すなわちオリジナルの機密の画像デー
タ、又はこのオリジナルの機密の画像データに文字列デ
ータが合成された文字列付き画像データのいずれかを選
択的に印字出力することができる。
【0037】また印字出力される画像データが文字列付
き画像データである場合にはオリジナルの機密の画像デ
ータに文字列が印字されるので、印字出力された画像デ
ータ(文書)の配付先での不正複製の防止が図れる。
【0038】更に印字出力される画像データが出力回数
及び文字列付き画像データである場合には現在までの印
字出力した文書の枚数が、印字出力された文書で何部目
かを目視により確認することができるので、出力回数を
示す数字に対応させて配付先を予め決めておくことによ
り、後に不正に複製が行われた場合には不正複製した配
付先を特定することができる。
【0039】また文字列付き画像データ出力用パスワー
ドを公開することにより、保存された機密の画像データ
の所有者がいなくても文字列付き画像データを印字出力
することができ、更に文字列が印字されているのでその
後も不正複製が行われるのを防止することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態に係る画像処理システムの
構成を示すブロック図。
【図2】図1における制御部内のCPUにより実行され
る機密画像データ保存処理ルーチンの内容を示すフロー
チャート。
【図3】図1における制御部内のCPUにより実行され
る機密画像データ出力処理ルーチンの内容を示すフロー
チャート。
【図4】図1における出力情報記憶装置に記憶される出
力方法登録シートの内容を示す説明図。
【図5】図4の出力方法登録シートに登録されるデータ
の一部について関連内容を示す説明図。
【図6】図1における出力情報記憶装置に記憶される画
像識別番号対応テーブルの内容を示す説明図。
【図7】図1の画像記憶装置に記憶されるオリジナルの
画像データの一例を示す図。
【図8】図1の画像出力装置により印字出力されたオリ
ジナルの画像データの一例を示す図。
【図9】図1の画像出力装置により印字出力された文字
列データ付きの画像データの一例を示す図。
【図10】図1の画像出力装置により印字出力された出
力回数データが付加された文字列データ付きの画像デー
タの一例を示す図。
【符号の説明】
10 画像入力装置 20 ユーザー操作部 30 画像記憶装置 40 出力情報記憶装置 50 制御部 60 画像出力装置
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI // H04L 9/32 H04L 9/00 673A (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) H04N 1/387 H04N 1/21 H04N 1/00 G03G 21/04

Claims (5)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 画像データを取り込む画像入力手段と、 前記画像入力手段により取り込まれた画像データを該画
    像データに対応する画像識別データと共に記憶する第1
    の記憶手段と、 画像データの保存、出力等の指示、あるいは機密の画像
    データに対して複数のパスワードの入力、画像データの
    出力方法の登録等を行うための指示機能及び表示機能を
    有する操作・表示手段と、 前記第1の記憶手段に記憶される画像データの出力に関
    連する管理情報を記憶する第2の記憶手段と、 前記第1の記憶手段から読み出された画像データを用紙
    に印刷する画像出力手段と、 画像データ保存時に画像データ保存の指示と共に、各単
    一の機密の画像データ毎に単一の画像データに対応する
    画像識別データ、前記各単一の機密の画像データの用途
    に応じて定められた複数のパスワード及び各画像データ
    の出力方法を特定するデータが前記操作・表示手段によ
    り入力された場合には前記画像入力手段により取り込ま
    れた各画像データをこの各画像データに対応する画像識
    別データと共に前記第1の記憶手段に記憶させ、かつ前
    記各単一の機密の画像データに対応する画像識別デー
    タ、前記複数のパスワード、画像種別データ及び出力回
    数データとの対応関係を示すテーブル及び画像データの
    出力方法を示す出力方法登録シートを作成して前記第1
    の記憶手段に記憶される画像データの出力に関連する管
    理情報として前記第2の記憶手段に登録し、 画像識別データ及びパスワードを含み前記画像出力手段
    より出力すべき画像データを指定するデータが前記操作
    ・表示手段により入力された際に前記指定データと、前
    記第2の記憶手段に記憶されている前記テーブル、又は
    前記テーブル及び出力方法登録シートとを比較及び参照
    し、前記画像識別データにより特定される画像データを
    前記第1の記憶手段より読み出し、該画像データを前記
    指定データに基づいて加工することなくそのまま、また
    は該画像データに文字列データを合成して前記画像出力
    手段に出力する制御手段とを有することを特徴とする画
    像処理システム。
  2. 【請求項2】 請求項1に記載の画像処理システムにお
    いて、 前記複数のパスワードは、機密の画像データを加工する
    ことなくそのまま前記画像出力手段より出力するための
    オリジナル画像データ出力用パスワードと、機密の画像
    データに文字列データのみを合成した文字列付き画像デ
    ータ出力用パスワードと、機密の画像データに文字列デ
    ータ及び現在までの出力回数データを付加して合成した
    出力回数及び文字列付き画像データ出力用パスワードで
    あることを特徴とする画像処理システム。
  3. 【請求項3】 請求項2に記載の画像処理システムにお
    いて、 前記制御手段は、画像識別データ及びオリジナル画像デ
    ータ出力用パスワードを含み前記画像出力手段より出力
    すべき画像データを指定するデータが前記操作・表示手
    段により入力された際に前記指定データと、前記第2の
    記憶手段に記憶されている前記テーブルとを比較及び参
    照し、前記画像識別データにより特定される画像データ
    を前記第1の記憶手段より読み出し、該画像データを前
    記指定データに基づいて加工することなくそのまま前記
    画像出力手段に出力することを特徴とする画像処理シス
    テム。
  4. 【請求項4】 請求項2に記載の画像処理システムにお
    いて、 前記制御手段は、画像識別データ及び文字列付き画像デ
    ータ出力用パスワードを含み前記画像出力手段より出力
    すべき画像データを指定するデータが前記操作・表示手
    段により入力された際に前記指定データと、前記第2の
    記憶手段に記憶されている前記テーブル及び出力方法登
    録シートとを比較及び参照し、前記画像識別データによ
    り特定される画像データを前記第1の記憶手段より読み
    出し、前記指定データに基づいて該画像データに文字列
    データを合成して前記画像出力手段に出力することを特
    徴とする画像処理システム。
  5. 【請求項5】 請求項2に記載の画像処理システムにお
    いて、 前記制御手段は、画像識別データ及び出力回数及び文字
    列付き画像データ出力用パスワードを含み前記画像出力
    手段より出力すべき画像データを指定するデータが前記
    操作・表示手段により入力された際に前記指定データ
    と、前記第2の記憶手段に記憶されている前記テーブル
    及び出力方法登録シートとを比較及び参照し、前記画像
    識別データにより特定される画像データを前記第1の記
    憶手段より読み出し、前記指定データに基づいて該画像
    データに文字列データ及び現在までの出力回数データを
    付加して合成し前記画像出力手段に出力することを特徴
    とする画像処理システム。
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