JPH0710494U - 送風機の首振り装置 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】 【構成】 支持フレーム１に設けた支持台３の上面に、
送風機の保持フレーム９を固着した回転台５を水平方向
回転自在に軸着する。支持フレーム１に垂直に駆動モー
タ１０を固着する。軸方向に沿って複数の連結孔１２、
１３、１４を設けた一方のリンク１１の端部を駆動モー
タ１０の回転軸に固着する。一端を回転台５に枢着した
もう一方のリンク１５の他端に連結孔１６を設け、該連
結孔１６に挿通する連結軸１７をリンク１１の複数の連
結孔１２、１３、１４のうちの一つに挿通して両リンク
１１、１５を連結する。 【効果】 送風機に首振り機能を持たせて送風エリアを
拡大させることができる。用途や場所に応じて首振り角
度を自由に調節することができる。

Description

【考案の詳細な説明】

【０００１】

【産業上の利用分野】

本考案は送風機の首振り装置に関するものである。

【０００２】

【従来の技術】

従来の送風機は、首振り機能がないため送風エリアが狭く、例えば図５に示す 如く、四角の空間をカバーするためには、交互に向かい合わせて４台の送風機Ａ を並べなければならなかった。

【０００３】

【考案が解決しようとする課題】

本考案は上記の点に鑑みなされたものであって、送風機に首振り機能を持たせ て送風エリアを拡大させることができるようになした送風機の首振り装置を提供 せんとするものである。

【０００４】

【課題を解決するための手段】

而して、本考案の要旨とするところは、支持フレームに設けた支持台の上面に 、送風機の保持フレームを固着した回転台を水平方向回転自在に軸着し、更に前 記支持フレームに垂直に駆動モータを固着すると共に該駆動モータの回転軸に軸 方向に沿って複数の連結孔を設けた一方のリンクの端部を固着し、更に前記回転 台の軸着部より離れた位置にもう一方のリンクの一端部を枢着すると共に該リン クの他端に設けた連結孔に挿通する連結軸を前記リンクの複数の連結孔のうちの 一つに挿通して両リンクを連結してなる送風機の首振り装置にある。

【０００５】 次に、本考案の作用について説明する。 駆動モータが作動すると、その回転軸に固着した一方のリンクが水平に回転す る。該一方のリンクが回転すると、もう一方のリンクとの連結軸が駆動モータの 回転軸を中心にして水平に回転する。これによりもう一方のリンクを介して回転 台が支軸を支点にして水平方向に所定の角度で往復回動し、該回転台の保持フレ ームにセットした送風機が首振り運動を行うものである。

【０００６】 また、送風機の首振り角度を調節するときは、駆動モータの回転軸に固着した リンクに軸方向に沿って並べて設けた複数の連結孔のうちの一つを選択し、該選 択した連結孔に連結軸をもってもう一方のリンクを連結すればよい。そして、連 結するときに、モータの回転軸に近づく程首振り角度が小さくなるものである。

【０００７】

【実施例】

以下、本考案の実施例について、図面を参照しつつ説明する。 図１は使用状態の斜視図、図２は要部の分解斜視図、図３はリンクの斜視図、 図４は効果の説明図である。

【０００８】 図中、１は支持フレームであり、本実施例においては下面にキャスター２を取 着している。また、該支持フレーム１には支持台３を設けている。また、該支持 台３には後記ストッパーピンの挿通孔４を穿設している。５は回転台であり、前 記支持台３の上面に支軸６をもって水平方向回転自在に軸着されている。また、 該回転台５には後記ストッパーピンの挿通孔７を穿設している。８はストッパー ピンであり、前記支持台３と回転台５のストッパーピンの挿通孔４、７に挿通し て、運搬時等に回転台５が回転しないように固定するためのものである。

【０００９】 ９は前記回転台５に固着した送風機の保持フレームである。１０は駆動モータ であり、前記支持フレーム１に垂直に固定されている。１１は前記駆動モータ１ ０の回転軸に一端側を固着したリンクであり、軸方向に沿って複数（本実施例で は３個）の連結孔１２、１３、１４を設けている。尚、該連結孔１２、１３、１ ４は、本実施例においては雌ねじを刻設している。

【００１０】 １５はもう一方のリンクであり、一端側に穿設した連結孔１６に挿通する連結 軸１７を前記リンク１１の連結孔１２、１３、１４のいずれか一つに挿通するこ とにより前記リンク１１に連結される。尚、本実施例においては連結軸１７とし て蝶ねじを用いている。また、該リンク１５の他端側は、軸１８をもって前記回 転台５の前記支軸６から所要の距離をおいた位置に枢着されている。また、その 他１９は送風機である。

【００１１】 然して、本実施例の保持フレーム９に送風機１９をセットすれば、駆動モータ １０を駆動源として送風機１９が首振り運動を行うものである。したがって、送 風機１９の送風エリアを拡大させることができるものである。そしてこれにより 、図４に示す如く２台の送風機１９、１９を向かい合わせにセットすれば、前記 図５に示すような場合でも略完全にカバーすることができるものである。

【００１２】

【考案の効果】

本考案は上記の如き構成、作用であるから、送風機に首振り機能を持たせて送 風エリアを拡大させることができるものである。したがって、従来よりも使用す る送風機の台数を減らすことができるものである。また、用途や場所に応じて首 振り角度を自由に調節することもできるものである。

【００１３】 加えて構成が簡単であり且つ部品点数も少ないから、低コストで製造すること ができる等実用に供し裨益するところ多大なるものがある。

【図面の簡単な説明】

【図１】本考案の使用状態の斜視図である。

【図２】本考案の要部の分解斜視図である。

【図３】リンクの斜視図である。

【図４】本考案の効果の説明図である。

【図５】従来の送風機の使用説明図である。

【符号の説明】

１ 支持フレーム ２ キャスター ３ 支持台 ５ 回転台 ６ 支軸 ８ ストッパーピン ９ 送風機の保持フレーム １０ 駆動モータ １１ リンク １２ 連結孔 １３ 連結孔 １４ 連結孔 １５ リンク １６ 連結孔 １７ 連結軸 １８ 軸

Claims (1)

【実用新案登録請求の範囲】
1. 【請求項１】 支持フレームに設けた支持台の上面に、
   送風機の保持フレームを固着した回転台を水平方向回転
   自在に軸着し、更に前記支持フレームに垂直に駆動モー
   タを固着すると共に該駆動モータの回転軸に軸方向に沿
   って複数の連結孔を設けた一方のリンクの端部を固着
   し、更に前記回転台の軸着部より離れた位置にもう一方
   のリンクの一端部を枢着すると共に該リンクの他端に設
   けた連結孔に挿通する連結軸を前記リンクの複数の連結
   孔のうちの一つに挿通して両リンクを連結してなる送風
   機の首振り装置。