JPH0710470B2 - ドリルの製造方法 - Google Patents

ドリルの製造方法

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JPH0710470B2
JPH0710470B2 JP10335888A JP10335888A JPH0710470B2 JP H0710470 B2 JPH0710470 B2 JP H0710470B2 JP 10335888 A JP10335888 A JP 10335888A JP 10335888 A JP10335888 A JP 10335888A JP H0710470 B2 JPH0710470 B2 JP H0710470B2
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克己 新城
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株式会社松山製作所
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Description

【発明の詳細な説明】 産業上の利用分野 本発明は、金属薄板に比較的小径(数mm単位)の穴を加
工するのに用いるドリルの製造方法に係り、特にドリル
刃先を再研磨することなく使い捨てにしても経済的であ
るドリルの製造方法に関する。
従来の技術 近年、自動車、金属建材、家電製品、その他種々の分野
で金属薄板の使用が増大し、金属薄板にドリルで穴あけ
加工することが著しく増加している。このような穴あけ
加工には一般にツイストドリルが使用されている。
発明が解決しようとする課題 ツイストドリルは、通常、刃先が摩耗したとき再研磨し
て使用するものであるが、工場や作業場に研磨設備がな
い場合や、熟練工の不足などの理由で、特に細径のドリ
ルは再研磨することなく、使い捨てされることが多く、
非常に不経済であった。また、ツイスト部分が長いた
め、不注意で折損する危険もあった。
本発明は、上記の事情に鑑みてなされたものであり、安
価に大量生産でき、使い捨てにしても経済的なドリルの
製造方法を提供することを目的とする。
課題を解決するための手段 上記目的を達成するために、本発明に係るドリルの製造
方法は、ドリルの径より若干細径で、上端部又は中間部
に鍔部を形成した低炭素鋼製シャンクの下端部に冷間鍛
造によりドリル部を成形する工程と、前記ドリル部の成
形時に生じるスクラップ及びばりを転造加工により除去
すると同時に、前記シャンクの上端部に転造加工を施し
て把持部を形成する工程と、を含むことを特徴とする。
実 施 例 以下、本発明の実施例を図面に基づいて説明する。
第1図は、本発明方法によるドリルの製造工程を示して
おり、第2図及び第3図はそれぞれ別の実施例によるド
リルの製造工程を示している。
先ず、第1図の第1実施例について説明する。第1図
(a)に示すブランク1は、ドリル径より若干細径の低
炭素鋼製シャンク2の上端部に鍔部3を一体的に形成し
たものである。鍔部3は、後述するドリル部4の冷間鍛
造及び転造加工の各工程を自動連続化する際、その搬送
及び位置決めのために設けられるものである。
第1図(b)は、ドリル部4の成形工程を示している。
このドリル部4は、第3図及び第4図に示す1対の加工
金型21A,21Bでシャンク2の下端部を挟み付けるように
して冷間鍛造される。その際、両金型21A,21Bに刻設し
た凹凸の形状(後述する)をシャンク2に圧印してドリ
ル部4が成形されると同時に、余肉がはみ出し、ドリル
部4の外側縁に沿ってスクラップ10が生じる。
ドリル部4を冷間鍛造する加工金型21A,21Bは、第4図
及び第5図に示すように同一形状を備えている。両金型
21A,21Bはそれぞれ対向面に互いに平行する段差を設け
た2つの基準平面22,23を有し、ドリル部4のランド5
を成形する凹部24は平面22を基準面として刻設され、縦
溝(切削排出溝)6を成形する突部25は平面23を基準面
として形成されている。そして、一方の先端切刃7aを画
定する端縁26aと、一方の側縁切刃8aを画定する端縁27a
が平面22上に位置すると共に、他方の先端切刃7b及び側
縁切刃8bを画定する端縁26b,27bが平面23上に位置し、
端縁26a,26bの下端を連結する稜線部によってチゼルエ
ッヂ9を成形する端縁28が形成されている。
第1図(c)は、上記の加工金型21A,21Bを用いてドリ
ル部4を成形したのち、転造加工工程を経て完成された
ドリル11を示している。
上記の転造加工に用いる転造ダイス31は、第6図に示す
ように、下端部にドリル部4のスクラップ10を除去する
ための除去用突条32と、その上部に隣接するばりもみ潰
し用突条33とを設けたダイス本体31Aに、ドリル把持部1
2を転造加工するローレットダイス31Bと、鍔部3をもみ
潰す重ねダイス31Cとを重ね合わせて構成されている。
除去用突条32は端部に衝合段部32aを有している。もみ
潰し用突条33は斜面33aと平坦部33bとを有している。ま
た、重ねダイス31Cは鍔部3を支持する水平段部34と、
これを立ち上げる斜面部35と、立ち上げた鍔部3をもみ
潰す垂直部36とを有している。
上記構造を有する転造ダイス31を相対設し、その間に第
1図(b)に示すドリル部4を成形したブランクを供給
し、その鍔部3を水平段部34に支持させて転造加工する
と、スクラップ10が段部32aに衝突して除去されると共
に、スクラップ10を除去したあとのばり(図示せず)が
突条33の斜面部33a及び平坦部33bによってもみ潰され
る。一方、シャンク2の上端部がローレットダイス31B
により転造され、網目ローレットを刻設した把持部12が
形成されると同時に、重ねダイス31Cの斜面部35により
鍔部3を立ち上げた後、垂直部36でもみ潰して、把持部
12とほぼ同径に仕上げられる。このとき、第1図(c)
に示されているようにシャンク2の上端に凹部13ができ
る。
上記のようにして成形されたドリル1は、浸炭焼入れ
し、表面を硬化させて完成品となる。
次に、第2図に示す第2実施例について説明する。この
実施例は、鍔部3をシャンク2の中間部に設けたもの
で、その他の構成は第1実施例と同じである。したがっ
て、ドリル部4の冷間鍛造工程は、上述した第1実施例
の場合と同じである。
一方、鍔部3は、第2図(c)に示すように、把持部12
の下側にそのまま残し、ストッパとして利用する。この
ため加工には、第7図に示すように、第6図における重
ねダイス31Cを省き、かつ、ダイス本体31Aに鍔部3を支
持する水平段部37aを有する突条37を設けた転造ダイス4
1を用いる。
第3図に示す実施例は、シャンク2を短くして、下半分
の径大部2aにドリル部4を成形し、このドリル部4に隣
接して把持部12を形成すると共に、鍔部3をもみ潰した
短いドリルの製造に本発明方法を適用したものである。
ドリル部4の例間鍛造工程は、上記第1実施例の場合と
同じである。
一方、転造加工工程に用いる転造ダイス51は、第8図に
示すように、ダイス本体31Aにはドリル部4のスクラッ
プ10を除去するための衝合段部32aのみを設け、このダ
イス本体31Aに縦目のローレットダイス31Bと、重ねダイ
スCとを重ね合わせて構成されている。この場合、ロー
レットダイス31Bが、衝合段部32aに隣接しているので、
スクラップ10を除去した後のばりのもみ潰しを兼ねる。
また、重ねダイス31Cの斜面部35で立ち上げた鍔部3を
もみ潰す垂直部36の後半部分36aが内側へ傾けられてい
て、この傾斜部分36aにより垂直に立ち上げた鍔部3を
軸心側へ傾斜させ、先細のテーパ部14に形成するように
なっている。このとき、上記第1実施例と同様に上端部
に凹部13ができる。
このようにして製造された短いドリルは、その把持部12
を電動回転工具の回転軸に装着したソケットに嵌挿して
使用するのに適している。
発明の効果 上述のように、本発明方法によれば、単純な冷間鍛造と
転造加工により、シャンクの一端にドリル部を有し、他
端に把持部を有するストレートドリルが容易に製造でき
る。しかも、前記シャンクの上端部又は中間部に鍔部を
形成したブランクを用いるので、この鍔部を利用して前
記冷間鍛造及び転造加工工程が簡単に自動化でき、前記
ドリルを安価に大量生産できる。
このようにして製造される前記ドリルは、特に金属薄板
に穴あけ加工するのに有効で、使い捨てタイプのドリル
として好適である。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明方法によるドリルの製造工程説明図、第
2図及び第3図はそれぞれ別の実施例によるドリルの製
造工程説明図、第4図はドリル部を冷間鍛造する加工金
型の正面図、第5図は同相対する加工金型の平面図、第
6図は転造加工に用いる転造ダイスの斜視図、第7図及
び第8図はそれぞれ別の実施例に用いる転造ダイスの斜
視図である。 1……ブランク、2……シャンク 3……鍔部、4……ドリル部 10……スクラップ、11……ドリル 12……把持部 21A,21B……ドリル部成形用加工金型 31,41,51……転造ダイス

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】ドリルの径より若干細径で、上端部又は中
    間部に鍔部を形成した低炭素鋼製シャンクの下端部に冷
    間鍛造によりドリル部を成形する工程と、 前記ドリル部の成形時に生じるスクラップ及びばりを転
    造加工により除去すると同時に、前記シャンクの上端部
    に転造加工を施して把持部を形成する工程と、 を含むドリルの製造方法。
  2. 【請求項2】前記把持部を形成する転造加工時に、前記
    シャンクの上端部に形成した前記鍔部をもみ潰すことを
    特徴とする請求項1記載のドリルの製造方法。
  3. 【請求項3】前記シャンクの中間部に形成した鍔部より
    上側のシャンク部分に転造加工を施して前記把持部を形
    成することを特徴とする請求項1記載のドリルの製造方
    法。
JP10335888A 1987-08-08 1988-04-26 ドリルの製造方法 Expired - Fee Related JPH0710470B2 (ja)

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WO2008117936A1 (en) * 2007-03-26 2008-10-02 Chong Kuk Yi A tap of processing screw

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