JPH071039Y2

JPH071039Y2 - タオル掛け

Info

Publication number: JPH071039Y2
Application number: JP3007089U
Authority: JP
Inventors: 芳広星野
Original assignee: 東陶機器株式会社
Priority date: 1989-03-15
Filing date: 1989-03-15
Publication date: 1995-01-18
Anticipated expiration: 2004-03-15
Also published as: JPH02121897U

Description

【考案の詳細な説明】（産業上の利用分野）本考案は浴室，洗面所等に取付けるタオル掛けに関す
る。

（従来の技術）一般に此種タオル掛けは、タオルバー両端に設けた取付
板を壁面にビス止めして室内に取付けられていた。

ところが、上記取付構造によれば、取付ビスの頭部が露
出するため室内の内観が低下する虞れがあった。

そこで、従来においては、第４図に示すように、タオル
バー（１′）両端に基台カバー（２′）を設け、壁面に
ビス止めした基台部（1a′）を前記基台カバー（２′）
で覆うと共に、基台カバー（２′）と基台部（1a′）を
その底面部でビス止め（５）して、取付部分の室内への
露出を防いでいた。

（考案が解決しようとする課題）上述した従来の取付構造によれば、タオルバー
（１′）、基台部（1a′）、基台カバー（２′）を夫々
成形すると共に、その取付時には基台部（1a′）を壁面
にビス止めした後、基台部（1a′）と基台カバー
（２′）をビス止めしなければならず、よって構成が複
雑になると同時に取付け時に手間がかかるという不具合
が生じていた。

本考案は従来技術の有するこのような問題点に鑑みてな
されたものであり、その目的とする処は、取付部分が室
内に露出せず、同時に構造が簡単で室内への取付も容易
に行えるタオル掛けを提供することにある。

（課題を解決する為の手段）以上の目的を達成する為に、本考案タオル掛けは、タオ
ルバー両端に取付片を延設すると共に、該取付片を覆う
キャップを嵌挿してなり、前記取付片外面には取付ビス
の基端側を突出せしめ、前記キャップ裏面には前記取付
ビス基端が嵌入するガイド溝をキャップ嵌挿方向に沿っ
て設けると共にガイド溝内には取付ビスに弾性係合する
係合突部を設けたことを特徴とする。

（作用）以上の手段によれば、取付片を壁面にビス止めしてタオ
ルバーを固定した後、キャップによって取付片を被覆し
て取付ビスの露出を防ぐが、その際キャップを取付片に
嵌挿すると同時に取付ビス基端がガイド溝に嵌入し、さ
らに係合突部が取付ビスに係合してキャップをタオルバ
ー端部に取付ける。

（実施例）以下本考案の一実施例を第１図〜第３図に基いて説明す
る。

タオル掛けは、第１図に示すように、タオルバー（１）
の両端を取付壁面にビス止めすると共に、タオルバー
（１）両端にキャップ（２）を嵌挿してある。

タオルバー（１）は例えばアルミ等の金属材を用いて薄
肉長板状に成形され、その両端には取付壁面（Ｗ）に当
接する取付片（1a）を折曲形成してある。さらに、該取
付片（1a）には開孔（1b）を設け、該開孔（1b）に挿入
する取付ビス（３）によって、取付片（1a）を取付壁面
（Ｗ）にビス止めして室内に固定されるようになってい
る。

取付ビス（３）は、その螺軸基端側に、前記開孔（1b）
より大径なガイドリング（４）を嵌挿し、該ガイドリン
グ（４）によってその基端側を取付片（1a）外面から突
出せしめている。

キャップ（２）は例えばABS等の合成樹脂を用いて、前
記取付片（1a）の外面を覆う断面コ形状に一体成形さ
れ、その一側面には取付片（1a）が挿入される開口（2
a）を開設すると共に他側面を閉塞してあり、取付壁面
（Ｗ）に固定した取付片（1a）に、取付片（1a）の外端
側から嵌挿するようになっている。

またキャップ（２）はその裏面に前記取付ビス（３）の
突出部分、すなわち取付ビス（３）基端側が嵌入するガ
イド溝（21）をキャップ（２）嵌挿方向に沿って凹設
し、該ガイド溝（21）内には前記ガイドリング（４）周
面に弾性係合する係合突部（22）を設けてある。

そして、取付ビス（３）によって取付片（1a）を取付壁
面（Ｗ）に固定し、その後キャップ（２）を取付片（1
a）の外端側から嵌挿して前記取付ビス（３）の露出を
防ぐ。その際、取付ビス（３）の基端側がガイド溝（2
1）に嵌入すると共に、係合突部（22）がガイドリング
（４）に弾性係合して、キャップ（２）をタオルバー
（１）端部に固定する。

さらに、キャップ（２）をタオルバー（１）外端方向へ
引張ると、ガイドリング（４）と係合突部（22）の係合
が外れてキャップ（２）を外すことができ、タオルバー
（１）の取外しが可能になる。

（考案の効果）本考案は以上のように構成したことにより以下の効果を
有する。

タオルバー端部を直接壁面にビス止めすると共に、この
取付ビスを有効に利用してキャップを容易にかつ確実に
取付けることができ、よって取付ビスが露出することに
よる室内の内観の低下を防ぐことができ、かつ構造簡単
で室内への取付けも容易なタオル掛けを提供できる。

【図面の簡単な説明】

図面は本考案の一実施例を示し、第１図はタオル掛けの
斜視図で一部分解して示す、第２図はタオル掛けを取付
壁面に取付けた状態の要部断面図、第３図は第２図の
（３）−（３）線断面図。また、第４図は従来のタオル
掛けの要部分解斜視図である。尚、図中（１）……タオルバー（1a）……取付片（２）……キャップ（３）……取付ビス（21）……ガイド溝（22）……係合突部

Claims

【実用新案登録請求の範囲】

【請求項１】タオルバー両端に取付片を延設すると共
に、該取付片を覆うキャップを嵌挿してなり、前記取付
片外面には取付ビスの基端側を突出せしめ、前記キャッ
プ裏面には前記取付ビス基端が嵌入するガイド溝をキャ
ップ嵌挿方向に沿って設けると共に、ガイド溝内には取
付ビスに弾性係合する係合突部を設けたことを特徴とす
るタオル掛け。