JPH07103788B2 - コンクリートセグメントの連結装置 - Google Patents
コンクリートセグメントの連結装置Info
- Publication number
- JPH07103788B2 JPH07103788B2 JP2113959A JP11395990A JPH07103788B2 JP H07103788 B2 JPH07103788 B2 JP H07103788B2 JP 2113959 A JP2113959 A JP 2113959A JP 11395990 A JP11395990 A JP 11395990A JP H07103788 B2 JPH07103788 B2 JP H07103788B2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- bolt
- connecting bolt
- hole
- holding
- segment
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired - Lifetime
Links
Landscapes
- Lining And Supports For Tunnels (AREA)
Description
【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 この発明は、連結すべきコンクリートセグメントの連結
ボルト挿通孔内に長尺ボルトを保持させたコンクリート
セグメントの連結装置に関するものである。
ボルト挿通孔内に長尺ボルトを保持させたコンクリート
セグメントの連結装置に関するものである。
〔従来技術およびこの発明が解決すべき課題〕 この発明のコンクリートセグメントの連結作業は、連結
作業用ブロックアウトを利用して、長尺連結ボルトを両
連結端部のボルト挿通孔への貫通させると共に、この連
結ボルトの端部にナットを螺合して締付けることで行わ
れ、近年自動化される傾向にある。
作業用ブロックアウトを利用して、長尺連結ボルトを両
連結端部のボルト挿通孔への貫通させると共に、この連
結ボルトの端部にナットを螺合して締付けることで行わ
れ、近年自動化される傾向にある。
しかして従来ボルト挿通孔内における連結ボルトは、自
重によって、挿通孔内周面に当接した状態となってい
る。そしてこの状態での連結ボルトの軸線は、挿通孔の
中心軸上でなく、中心軸線よりも下方位置となってい
る。
重によって、挿通孔内周面に当接した状態となってい
る。そしてこの状態での連結ボルトの軸線は、挿通孔の
中心軸上でなく、中心軸線よりも下方位置となってい
る。
そのため自動化によって、挿通孔へ挿入した連結ボルト
にナットを螺合する作業は、連結ボルトの軸線が貫通孔
の中心軸線上にないと、例えば螺合装置によるナット螺
合位置決めが容易に行えない等から、非常に困難なもの
となってしまう。
にナットを螺合する作業は、連結ボルトの軸線が貫通孔
の中心軸線上にないと、例えば螺合装置によるナット螺
合位置決めが容易に行えない等から、非常に困難なもの
となってしまう。
また連結ボルトへナットを螺合する等の連結作業を自動
化しても、ボルト・ナット締付け部における止水作業の
自動化は困難であり、より止水を確実にするには作業員
が行わなければならなかった。
化しても、ボルト・ナット締付け部における止水作業の
自動化は困難であり、より止水を確実にするには作業員
が行わなければならなかった。
このように従来では、連結端部のボルト挿通孔へ挿入し
た連結ボルトにナットを螺合するという、コンクリート
セグメントの連結作業を自動化することは困難なもので
あった。
た連結ボルトにナットを螺合するという、コンクリート
セグメントの連結作業を自動化することは困難なもので
あった。
この発明は前述した事情に鑑みて創案されたもので、そ
の目的は連結端部のボルト挿通孔へ挿入した連結ボルト
を確実に保持して、ナットの螺合を容易に行わせること
ができ、連結作業の自動化を促進させることのできるコ
ンクリートセグメントの連結装置を提供することにあ
る。
の目的は連結端部のボルト挿通孔へ挿入した連結ボルト
を確実に保持して、ナットの螺合を容易に行わせること
ができ、連結作業の自動化を促進させることのできるコ
ンクリートセグメントの連結装置を提供することにあ
る。
この発明は、コンクリートセグメントの連結ボルトの挿
通孔をセグメントの連結端部よりブロックアウトの連結
端部の反対側のセグメント内へ延設して、この挿通孔へ
通した長尺の連結ボルトの端部が連結端面より突出しな
いように、このボルトを連結ボルト保持具の保持部に挿
通して支持させたコンクリートセグメントの連結装置で
ある。
通孔をセグメントの連結端部よりブロックアウトの連結
端部の反対側のセグメント内へ延設して、この挿通孔へ
通した長尺の連結ボルトの端部が連結端面より突出しな
いように、このボルトを連結ボルト保持具の保持部に挿
通して支持させたコンクリートセグメントの連結装置で
ある。
そして、請求項第一項記載の発明は、前記保持具はブロ
ックアウトの連結端部側に前記挿通項に接して設けら
れ、保持具中心部の弾性材からなる保持部には連結ボル
トの外径より僅かに小さい内径の突条部が形成されてい
ることを特徴とする。また、請求項第二項記載の発明
は、ブロックアウトの連結端部側に形成した凹部に嵌着
自在に固定した前記保持具の基部とボルト挿通孔の端部
間にボルト挿通孔を形成した弾性材からなる保持板を挟
着し、この保持板には連結ボルトの外径より僅かに小さ
い内径の突条部が形成されていることを特徴とする。
ックアウトの連結端部側に前記挿通項に接して設けら
れ、保持具中心部の弾性材からなる保持部には連結ボル
トの外径より僅かに小さい内径の突条部が形成されてい
ることを特徴とする。また、請求項第二項記載の発明
は、ブロックアウトの連結端部側に形成した凹部に嵌着
自在に固定した前記保持具の基部とボルト挿通孔の端部
間にボルト挿通孔を形成した弾性材からなる保持板を挟
着し、この保持板には連結ボルトの外径より僅かに小さ
い内径の突条部が形成されていることを特徴とする。
この構成により、両コンクリートセグメントの連結作業
用ブロックアウトを連通状態にして両ボルト挿通孔へ連
結ボルトを挿入した時に、前記連結ボルト保持具の保持
孔を貫通するようにして、貫通孔への挿入作業を行うだ
けで、連結ボルトをその軸線とボルト挿通孔の軸線とが
同一線になるようにして保持することができる。
用ブロックアウトを連通状態にして両ボルト挿通孔へ連
結ボルトを挿入した時に、前記連結ボルト保持具の保持
孔を貫通するようにして、貫通孔への挿入作業を行うだ
けで、連結ボルトをその軸線とボルト挿通孔の軸線とが
同一線になるようにして保持することができる。
そしてこれらのことから、この発明のコンクリートセグ
メントの連結装置は、両コンクリートセグメントの連結
作業、即ち両コンクリートセグメントにおける連結端部
のボルト挿通孔への連結ボルト挿入作業と、この挿入済
連結ボルトにナットを螺合させる締め付け作業とを、自
動化して行えるようにしたものである。
メントの連結装置は、両コンクリートセグメントの連結
作業、即ち両コンクリートセグメントにおける連結端部
のボルト挿通孔への連結ボルト挿入作業と、この挿入済
連結ボルトにナットを螺合させる締め付け作業とを、自
動化して行えるようにしたものである。
以下の発明のコンクリートセグメントの連結装置を実施
例によって説明する。
例によって説明する。
第1図および第4図に示すように、両コンクリートゼグ
メント2,2の連結時に連結端部2aの連結作業用ブロック
アウト3を連結状態にするボルト挿通孔4内に配設され
て、両コンクリートセグメント2,2を連結する連結ボル
ト5は、挿通孔4内において、この発明の請求項第一項
に係る連結装置連結ボルト保持具1により保持されてい
る。
メント2,2の連結時に連結端部2aの連結作業用ブロック
アウト3を連結状態にするボルト挿通孔4内に配設され
て、両コンクリートセグメント2,2を連結する連結ボル
ト5は、挿通孔4内において、この発明の請求項第一項
に係る連結装置連結ボルト保持具1により保持されてい
る。
連結ボルト保持具1(第1図〜第4図参照)は、ボルト
挿通孔4における連結作業用ブロックアウト3側の端部
にブロックアウト3内に一端面が露出するようにして連
結端部に埋設されており、挿通孔4に連通する取付け用
ネジ孔6が穿設されている基部7と、この基部7の取付
け用ネジ孔6に螺合して取付けれており、ボルト挿通孔
4に連通するボルト挿通孔8が穿設されている弾性材の
保持部9とからなっている。
挿通孔4における連結作業用ブロックアウト3側の端部
にブロックアウト3内に一端面が露出するようにして連
結端部に埋設されており、挿通孔4に連通する取付け用
ネジ孔6が穿設されている基部7と、この基部7の取付
け用ネジ孔6に螺合して取付けれており、ボルト挿通孔
4に連通するボルト挿通孔8が穿設されている弾性材の
保持部9とからなっている。
そして保持部9のボルト挿通孔8には、その内周面に突
条部10が一体成形されている。またこの突条部10は、挿
通孔4の軸線4aと同一の軸線11a(第2図参照)で、連
結ボルト5の外周径よりも僅かに小さい内周径の保持孔
11が形成され、この保持部9はボルト挿通孔に接して連
結端部2a内に連結ボルト保持具とともに固定される。
条部10が一体成形されている。またこの突条部10は、挿
通孔4の軸線4aと同一の軸線11a(第2図参照)で、連
結ボルト5の外周径よりも僅かに小さい内周径の保持孔
11が形成され、この保持部9はボルト挿通孔に接して連
結端部2a内に連結ボルト保持具とともに固定される。
なおこの実施例での基部7および保持部9は、円盤状に
形成されている。また保持部9には、ブロックアウト3
側に端部に、ブロックアウト3内に突出して基部7の一
端面に係止するリブ12が形成されていると共に、このブ
ロックアウト3側の端部に、突条部10が形成されてい
る。
形成されている。また保持部9には、ブロックアウト3
側に端部に、ブロックアウト3内に突出して基部7の一
端面に係止するリブ12が形成されていると共に、このブ
ロックアウト3側の端部に、突条部10が形成されてい
る。
ここでの保持部9のリブ12は必ずしも形成する必要はな
く、保持部9のブロックアウト3側の端面を、基部7の
ブロックアウト3側の端面と同一面としてもよい。
く、保持部9のブロックアウト3側の端面を、基部7の
ブロックアウト3側の端面と同一面としてもよい。
このような構成からなる連結ボルト保持具1をコンクリ
ートセグメント2に設ける時は、まずコンクリートセグ
メント2の成形時において、ボルト挿通孔4内における
連結作業用ブロックアウト3側の端部となる位置に、基
部7をその一端面がブロックアウト3内に露出するよう
にして埋設しておく。
ートセグメント2に設ける時は、まずコンクリートセグ
メント2の成形時において、ボルト挿通孔4内における
連結作業用ブロックアウト3側の端部となる位置に、基
部7をその一端面がブロックアウト3内に露出するよう
にして埋設しておく。
次にコンクリートセグメント2が完成したら、基部7の
取付け用ネジ孔6に保持部9を螺合して取付けること
で、連結ボルト保持具1となる。
取付け用ネジ孔6に保持部9を螺合して取付けること
で、連結ボルト保持具1となる。
このようにコンクリートセグメント2に連結ボルト保持
具1を設けることを、予め埋設しておいた基部7に保持
部9を螺合して取付けるという簡単な作業で、行うこと
ができる。また保持部9を予め埋設した基部7に後で螺
合することは、保持部9の突条部10が形成している保持
孔11を、コンクリートセグメント2成形時に疵付けるよ
うなことがなく、保持孔11による連結ボルト5の保持を
確実なものにすることができる。
具1を設けることを、予め埋設しておいた基部7に保持
部9を螺合して取付けるという簡単な作業で、行うこと
ができる。また保持部9を予め埋設した基部7に後で螺
合することは、保持部9の突条部10が形成している保持
孔11を、コンクリートセグメント2成形時に疵付けるよ
うなことがなく、保持孔11による連結ボルト5の保持を
確実なものにすることができる。
そしてこのようにコンクリートセグメント2に設けた連
結ボルト保持具1を使用して、両コンクリートセグメン
ト2,2を連結するには、まず連結すべき一方のコンクリ
ートセグメント2の連結端部2aの貫通孔4内に、長尺の
連結ボルト5の端部が突出しないように、第3図に想像
線で示したような状態で、連結ボルト5を挿入してお
く。
結ボルト保持具1を使用して、両コンクリートセグメン
ト2,2を連結するには、まず連結すべき一方のコンクリ
ートセグメント2の連結端部2aの貫通孔4内に、長尺の
連結ボルト5の端部が突出しないように、第3図に想像
線で示したような状態で、連結ボルト5を挿入してお
く。
次に第4図に示すように連結すべき両コンクリートセグ
メント2,2の連結端面2bを当面させる。この時に、両コ
ンクリートセグメント2,2の貫通孔4が、連結端部2aに
形成されている連結作業用ブロックアウト3を連通状態
にする。
メント2,2の連結端面2bを当面させる。この時に、両コ
ンクリートセグメント2,2の貫通孔4が、連結端部2aに
形成されている連結作業用ブロックアウト3を連通状態
にする。
次に第3図に想像線で示したような状態の連結ボルト5
を移動させ、第4図で示すような両コンクリートセグメ
ント2,2の連結端部2aに形成されているボルト挿通孔4
を貫通した状態にする。その後両コンクリートセグメン
ト2,2の連結作業用ブロックアウト3内に突出した連結
ボルト5の両端部にナット13を螺合して、連結ボルト保
持具1に締め付ける。
を移動させ、第4図で示すような両コンクリートセグメ
ント2,2の連結端部2aに形成されているボルト挿通孔4
を貫通した状態にする。その後両コンクリートセグメン
ト2,2の連結作業用ブロックアウト3内に突出した連結
ボルト5の両端部にナット13を螺合して、連結ボルト保
持具1に締め付ける。
ここでの連結ボルト5を移動させて、貫通孔4を貫通し
た状態にする作業と、連結ボルト5の両端部にナット13
を螺合する作業とは、自動化して行われるが、連結ボル
ト5が保持部9の保持孔11で保持されているので、スム
ーズに行うことができる。
た状態にする作業と、連結ボルト5の両端部にナット13
を螺合する作業とは、自動化して行われるが、連結ボル
ト5が保持部9の保持孔11で保持されているので、スム
ーズに行うことができる。
またこのように自動化しても、保持部9の突条部10が形
成している保持孔11で、連結ボルト5と貫通孔4との間
の水密性を確保することができる。
成している保持孔11で、連結ボルト5と貫通孔4との間
の水密性を確保することができる。
即ち、弾性材の保持孔11へ挿入されている連結ボルト5
の外周面には、連結ボルト5の外周面よりも僅かに小さ
く形成されれいる保持孔11の内周面が密着している。そ
のため連結端面2bからボルト挿通孔4を通り連結作業用
ブロックアウト3内に至る漏水を、保持部9における保
持孔11を形成している突条部10で阻止することができ
る。
の外周面には、連結ボルト5の外周面よりも僅かに小さ
く形成されれいる保持孔11の内周面が密着している。そ
のため連結端面2bからボルト挿通孔4を通り連結作業用
ブロックアウト3内に至る漏水を、保持部9における保
持孔11を形成している突条部10で阻止することができ
る。
このようにして、この発明は連結ボルト保持具1を利用
してこの両コンクリートセグメント2,2の連結が行われ
る。
してこの両コンクリートセグメント2,2の連結が行われ
る。
なお保持部9のボルト挿通孔8に形成されている突条部
10は、前述した実施例では一条であるが、例えば保持部
9のコンクリートセグメント2の連結端部2a側にもう一
条形成して二条というように、突条部10を複数条設けて
も良い。
10は、前述した実施例では一条であるが、例えば保持部
9のコンクリートセグメント2の連結端部2a側にもう一
条形成して二条というように、突条部10を複数条設けて
も良い。
このように突条部10を複数条設けることで、連結ボルト
5の保持をより確実に行うことができる。また、突条部
10を複数条設けると、連結ボルト5の挿通部における止
水力を高めることができる。
5の保持をより確実に行うことができる。また、突条部
10を複数条設けると、連結ボルト5の挿通部における止
水力を高めることができる。
第5図および第6図は、請求項第二項に係る発明を示し
ている。
ている。
ここでの連結ボルト保持具1は、ボルト挿通孔4におけ
る連結作業用ブロックアウト3側の端部にブロックアウ
ト内に一端面が露出するようにして埋設されており、ボ
ルト挿通孔4に連通す取付け用孔14が穿設されている基
部15と、この基部15の取付け孔14に取付けられており、
ボルト挿通孔4に連通するボルト貫通孔16が穿設されて
いる挟持部17と、基部15の取付け用孔14へ嵌合可能に形
成されており、貫通孔4に連通する第1図に示した実施
例と同様の保持孔11が穿設されている弾性材の保持板18
とからなっている。
る連結作業用ブロックアウト3側の端部にブロックアウ
ト内に一端面が露出するようにして埋設されており、ボ
ルト挿通孔4に連通す取付け用孔14が穿設されている基
部15と、この基部15の取付け孔14に取付けられており、
ボルト挿通孔4に連通するボルト貫通孔16が穿設されて
いる挟持部17と、基部15の取付け用孔14へ嵌合可能に形
成されており、貫通孔4に連通する第1図に示した実施
例と同様の保持孔11が穿設されている弾性材の保持板18
とからなっている。
また保持板18は、基部15の取付け用孔14への嵌合後に、
取付け用孔14に取付けられる挟持部17と、基部15との挟
持により固定されている。
取付け用孔14に取付けられる挟持部17と、基部15との挟
持により固定されている。
そしてこの実施例での挟持部17の基部15における取付け
用孔14への取付けは、挟持部17に形成した係止突部19
を、取付け用孔14へ係止させることにより行われる。
用孔14への取付けは、挟持部17に形成した係止突部19
を、取付け用孔14へ係止させることにより行われる。
なおこの挟持部17の基部15における取付け用孔14への取
付けは、取付け用孔14の内周面および挟持部17の外周面
にネジ部(図示せず)を形成して、取付用孔14に挟持部
17を螺合することでも行える。
付けは、取付け用孔14の内周面および挟持部17の外周面
にネジ部(図示せず)を形成して、取付用孔14に挟持部
17を螺合することでも行える。
またこの実施例での連結ボルト保持具1を利用しての、
両コンクリートセグメント2,2の連結に際しては、第1
図で示した実施例と同様にして行われる。
両コンクリートセグメント2,2の連結に際しては、第1
図で示した実施例と同様にして行われる。
この発明は以上の構成からなり、両コンクリートセグメ
ントの連結作業用ブロックアウトを連通状態にしてボル
ト挿通孔へ、連結ボルトを挿入した時に、連結ボルト保
持具の保持孔を貫通するようにして、貫通孔への挿入作
業を行うだけで、連結ボルトをその軸線と貫通孔の中心
軸線とが同一線になるようにして保持することができ
る。
ントの連結作業用ブロックアウトを連通状態にしてボル
ト挿通孔へ、連結ボルトを挿入した時に、連結ボルト保
持具の保持孔を貫通するようにして、貫通孔への挿入作
業を行うだけで、連結ボルトをその軸線と貫通孔の中心
軸線とが同一線になるようにして保持することができ
る。
そのためこの発明の連結ボルト保持具では、両コンクリ
ートセグメントの連結作業、即ち両コンクリートセグン
トにおける連結端部の挿通孔への連結ボルト挿入作業
と、この挿入済連結ボルトにナットを螺合させる締め付
け作業とを、自動化して行えるようになる。
ートセグメントの連結作業、即ち両コンクリートセグン
トにおける連結端部の挿通孔への連結ボルト挿入作業
と、この挿入済連結ボルトにナットを螺合させる締め付
け作業とを、自動化して行えるようになる。
またこのように連結ボルト挿入作業および締め付け作業
を自動化して行っても、弾性材の保持部における連結ボ
ルトの外周面に密着する保持孔の部分で、連結ボルト5
の挿通部における水密性を確実に確保することができ
る。
を自動化して行っても、弾性材の保持部における連結ボ
ルトの外周面に密着する保持孔の部分で、連結ボルト5
の挿通部における水密性を確実に確保することができ
る。
さらにコンクリートセグメントの連結端部に連結ボルト
保持具を設けるこを、コンクリートセグメント形成時に
予め埋設しておいた基部に保持部を取付けるという簡単
な作業で、行うことができる。しかも保持部を予め埋設
した基部に後で取付けることは、保持部の突条部の突条
部が形成している保持孔を、コンクリートセグメント成
形時に疵付けるようなことがなく、保持孔による連結ボ
ルトの保持および水密性を確実なものにすることができ
る。
保持具を設けるこを、コンクリートセグメント形成時に
予め埋設しておいた基部に保持部を取付けるという簡単
な作業で、行うことができる。しかも保持部を予め埋設
した基部に後で取付けることは、保持部の突条部の突条
部が形成している保持孔を、コンクリートセグメント成
形時に疵付けるようなことがなく、保持孔による連結ボ
ルトの保持および水密性を確実なものにすることができ
る。
第1図はこの発明の連結ボルト保持具をコンクリートセ
グメントの連結端部に設けた状態を示す第3図のA部拡
大断面図、第2図はこの発明の連結ボルト保持具を示す
分解斜視図、第3図は第4図のB部拡大断面図、第4図
はこの発明の連結ボルト保持具の使用によるコンクリー
トセグメントの連結状態を示す断面図、第5図はこの発
明の連結ボルト保持具における別態様を示す連結作業用
ブロックアウト露出面を見た正面図、第6図は第5図の
C−C線断面図である。 1……連結ボルト保持具、2……コンクリートセグメン
ト、2a……連結端部、2b……連結端面、3……連結作業
用ブロックアウト、4……ボルト挿通孔、4a……ボルト
挿通孔軸線、5……連結ボルト、6……取付け用ネジ
孔、7……基部、8……ボルト保持孔、9……保持部、
10……突条部、11……保持孔、11a……保持部の軸線、1
2……リブ、13……ナット、14……取付け用孔、15……
基部、16……ボルト挿通孔、17……挟持部、18……保持
板。
グメントの連結端部に設けた状態を示す第3図のA部拡
大断面図、第2図はこの発明の連結ボルト保持具を示す
分解斜視図、第3図は第4図のB部拡大断面図、第4図
はこの発明の連結ボルト保持具の使用によるコンクリー
トセグメントの連結状態を示す断面図、第5図はこの発
明の連結ボルト保持具における別態様を示す連結作業用
ブロックアウト露出面を見た正面図、第6図は第5図の
C−C線断面図である。 1……連結ボルト保持具、2……コンクリートセグメン
ト、2a……連結端部、2b……連結端面、3……連結作業
用ブロックアウト、4……ボルト挿通孔、4a……ボルト
挿通孔軸線、5……連結ボルト、6……取付け用ネジ
孔、7……基部、8……ボルト保持孔、9……保持部、
10……突条部、11……保持孔、11a……保持部の軸線、1
2……リブ、13……ナット、14……取付け用孔、15……
基部、16……ボルト挿通孔、17……挟持部、18……保持
板。
Claims (2)
- 【請求項1】コンクリートセグメントを連結ボルトの挿
通孔をセグメントの連結端部よりブロックアウトの連結
端部の反対側のセグメント内へ延設して、この挿通孔へ
通した長尺の連結ボルトの端部が連結端面より突出しな
いように、このボルトを連結ボルト保持具の保持部に挿
通して支持させたコンクリートセグメントの連結装置で
あって、この保持具はブロックアウトの連結端部側に前
記挿通孔に接して設けられ、保持具中心部の弾性材から
なる保持部には連結ボルトの外径より僅かに小さい内径
の突条部が形成されていることを特徴とするコンクリー
トセグメントの連結装置。 - 【請求項2】コンクリートセグメントの連結ボルトの挿
通孔をセグメントの連結端部よりブロックアウトの連結
端部の反体側のセグメント内へ延設して、この挿通孔へ
通した長尺の連結ボルトの端部が連結端面より突出しな
いように、このボルトを連結ボルト保持具の保持部に挿
通して支持させたコンクリートセグメントの連結装置で
あって、この保持具はブロックアウトの連結端部側に形
成した凹部に嵌着自在に固定した前記保持具の基部とボ
ルト挿通孔の端部間にボルト挿通孔を形成した弾性材か
らなる保持板を挟着し、この保持板には連結ボルトの外
径より僅かに小さい内径の突条部が形成されていること
を特徴とするコンクリートセグメントの連結装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2113959A JPH07103788B2 (ja) | 1990-04-27 | 1990-04-27 | コンクリートセグメントの連結装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2113959A JPH07103788B2 (ja) | 1990-04-27 | 1990-04-27 | コンクリートセグメントの連結装置 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0411200A JPH0411200A (ja) | 1992-01-16 |
JPH07103788B2 true JPH07103788B2 (ja) | 1995-11-08 |
Family
ID=14625497
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2113959A Expired - Lifetime JPH07103788B2 (ja) | 1990-04-27 | 1990-04-27 | コンクリートセグメントの連結装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH07103788B2 (ja) |
Families Citing this family (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2774017B2 (ja) * | 1992-04-28 | 1998-07-09 | 東京湾横断道路株式会社 | セグメントのボルト接合部構造 |
Family Cites Families (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS60103718U (ja) * | 1983-12-20 | 1985-07-15 | 株式会社 日本シ−ルパツク | シ−ルドセグメント用継手ボルトの止水パツキング |
JPH03474Y2 (ja) * | 1985-09-19 | 1991-01-09 | ||
JPS6466396A (en) * | 1987-09-07 | 1989-03-13 | Kubota Ltd | Cutoff joint for segment ring |
-
1990
- 1990-04-27 JP JP2113959A patent/JPH07103788B2/ja not_active Expired - Lifetime
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH0411200A (ja) | 1992-01-16 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
US4550891A (en) | Plastic pipe clip | |
JPH07103788B2 (ja) | コンクリートセグメントの連結装置 | |
JPH0722550Y2 (ja) | ホースクランプ | |
JP2939903B2 (ja) | ケーブル支持具 | |
JPS5831299Y2 (ja) | 環状螢光灯の口金 | |
JPS6245217Y2 (ja) | ||
JPH0430565Y2 (ja) | ||
JPH089946Y2 (ja) | 取付自在のモジュラー形ローゼット | |
JPS5824481Y2 (ja) | アンテナ装置 | |
JPS61116280U (ja) | ||
JPH0521046Y2 (ja) | ||
JPH0125443Y2 (ja) | ||
JPS5873718U (ja) | 封緘装置 | |
JPS6323182Y2 (ja) | ||
JPS5956405U (ja) | 取付金具 | |
JPH07174113A (ja) | 締結部構造 | |
JPS60167341U (ja) | 半導体固定装置 | |
JPH01158653U (ja) | ||
JPH01126056U (ja) | ||
JPS60107490U (ja) | 管継手装置 | |
JPS63284775A (ja) | シ−リングロ−ゼツト | |
JPH0477527B2 (ja) | ||
JPS6353982U (ja) | ||
JPH0563765U (ja) | 裏当て金取り付け工具 | |
JPS6117781U (ja) | ケ−ブル保持構造 |