JPH07103754B2 - 連窓サッシ - Google Patents

連窓サッシ

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JPH07103754B2
JPH07103754B2 JP35538892A JP35538892A JPH07103754B2 JP H07103754 B2 JPH07103754 B2 JP H07103754B2 JP 35538892 A JP35538892 A JP 35538892A JP 35538892 A JP35538892 A JP 35538892A JP H07103754 B2 JPH07103754 B2 JP H07103754B2
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dew condensation
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、連窓サッシに係り、特
に連窓サッシの方立部に生じる結露を排水できるように
した連窓サッシに関する。
【0002】
【従来の技術】図10に示すように隣合う窓サッシ2を
方立3を介して連結した連窓サッシ1は既に知られてい
る。この連窓サッシ1は、通常、現場作業にて単体の窓
サッシ2における連結側の縦枠6に形成されている取付
フィンを取除き、取付フィンが取除かれた縦枠6を方立
3の両側にネジ止めすることにより組立てられる。組立
てられた連窓サッシ1は、建屋の窓部に取付けられ、そ
の窓部の室内側には連窓サッシ1の室内側周縁部に沿っ
て木製の額縁が設けられる。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、図示例
のような連窓サッシ1においては、方立3の室内面12
aが窓サッシ2の縦枠6および下枠5の室内端とほぼ同
一平面とされていることから、方立3の室内面12aに
結露Wが生じた場合、その結露Wを下枠5で受けて屋外
に排水することができず、結露Wが額縁を伝わって室内
に流れ込んで室内を汚したり、額縁等を傷める問題があ
った。なお、単体の窓サッシ2においては、その縦枠6
の内壁面6aの下端部に取付けられ、縦枠6の内壁面6
aに生じる結露を屋外方向へ排水するようにした結露排
水装置40が提案されているが(実開昭62−9979
2号公報等)、この結露排水装置40では連窓サッシ1
における方立部に生じる結露まで排水することは困難で
ある。
【0004】また、方立3を一体的に有する一体型の連
窓サッシにおいては、図11に示すように方立3の下端
部に切欠部41を設け、その切欠部41に結露排水溝部
42を有するキャップ43を下から挿入してリベット4
4で固定するようにしたものも考えられているが、これ
は切欠部41の加工を要したり、取付けに手間がかかる
問題がある。
【0005】そこで、本発明は上記事情を考慮してなさ
れたもので、簡単な取付けにより方立部に生じる結露を
排水することができるようにした連窓サッシを提供する
ことを目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に本発明の連窓サッシは、隣合う窓サッシを方立を介し
て連結し、該方立の室内面が窓サッシの縦枠および下枠
の室内端とほぼ同一平面であると共に、上記方立の室内
面とその両側の縦枠の内壁面とに連続的に接し、かつ上
部に結露を受けて両側の上記下枠上に導く排水路を設け
た結露排水部材を形成し、該結露排水部材の内面部に方
立と縦枠の少なくとも一方の下端部に形成した孔に係止
する係止部を設けて結露排水部材を方立の下端部に係止
固定したことを特徴としている。
【0007】
【作用】上記連窓サッシによれば、その方立の下端部に
結露排水部材が係止固定され、この結露排水部材の上部
には結露を下枠上に導く排水路が設けられているため、
方立部に生じる結露を下枠上に排水することが可能とな
り、結露で室内を汚したり、額縁等を傷めることがな
い。また、上記結露排水部材の内面部には方立と縦枠の
少なくとも一方の下端部に形成した孔に係止する係止部
が設けられているため、係止部を孔に係止するだけで結
露排水部材を方立の下端部に簡単に取付けることができ
る。
【0008】
【実施例】以下に、本発明の一実施例を添付図面に基づ
いて詳述する。
【0009】図1において、1は連窓サッシで、この連
窓サッシ1は隣合う窓サッシ2を方立3を介して連結し
て組立てられている。単体の窓サッシ2は、例えばアル
ミ押出し形材により形成された上枠4、下枠5および両
側の縦枠6からなり、それぞれの外面部には例えば図2
に示すように長手方向に連続した複数の補強フィン7が
一体形成されている。補強フィン7は図示例では三つ形
成され、そのうちの一つ7aが窓サッシ2の室外端と同
一平面に形成され、中央の補強フィン7bの先端部には
窓サッシ2を建屋の窓部に取付けるための取付フィン8
が一体形成されている。また、窓サッシ2の内側には引
き違い窓、フィックス窓等の戸体9が取付けられると共
に、下枠5の室内端には結露水等の流れ込み防止のため
の立上り部10が形成されている。なお、下枠6の上面
は後述の結露が屋外へ流れるようになっている。
【0010】上記方立3は、例えばアルミ押出し形材に
より形成され、縦板部11の前後に窓サッシ2の室内端
と同一平面となる室内板12および室外端と同一平面と
なる室外板13を一体形成してなっている。室外板13
には上記室外端の補強フィン7aの先端部に形成されて
いる内向きフランジ部14と係合する係合受け部15が
形成され、室内板12には縦枠6をネジ止めするための
雌ネジ部16が形成されている。連窓サッシ1は、窓サ
ッシ2の連結側縦枠6における中央の補強フィン7bか
ら取付フィン8を取除いた後、室外端の補強フィン7a
の内向きフランジ部14を方立3の室外板13の係合受
け部15に係合させ、縦枠6の室内端側を方立3の室内
板12にネジ17で固定することにより組立てられる。
【0011】このように構成された連窓サッシ1の方立
3の下端部には方立部に生じる結露Wを排水するための
結露排水部材18が取付けられる。この結露排水部材1
8は、図3に示すように上記方立3の室内面12aとそ
の両側に位置する縦枠6の内壁面6aとに連続的に接す
るように平面U字状ないしコ字状に例えば合成樹脂材に
より形成されている。この結露排水部材18は方立3の
室内面12aに当接する室内側部18aと、両側の縦枠
6を挟むようにそれぞれの内壁面6aに当接する縦枠側
部18bとからなっている。
【0012】そして、上記結露排水部材18の上部には
結露Wを受けて両側の下枠5上に導く排水路20が室内
側部18aから縦枠側部18bにかけて設けられてい
る。この排水路20は、図4ないし図5に示すように結
露排水部材18の内面部および外面部から立上った内外
の立上り部21a,21bにより上部の開放された溝状
に形成されている。なお、図示例では、結露が排水され
易いように室内側部18aの排水路20aは山形に、縦
枠側部18bの排水路20bは屋外方向へ下り勾配に形
成されているが、排水路20は平坦(水平)であっても
よい。また、排水路20が隠れるように外側立上り部2
1bは内側立上り部21aよりも高く形成されている
が、両立上り部21a,21bは同じ高さであってもよ
い。
【0013】上記結露排水部材18の内面部が当接する
方立3の室内板12および縦枠6には孔22a,22b
が形成され、結露排水部材18の内面部、具体的には室
内側部18aおよび縦枠側部18bの内面部には上記孔
22a,22bに係止して結露排水部材18を方立3の
室内面12aおよび縦枠6の内壁面6aに密着固定する
ための鈎状の係止部23a,23bが一体形成されてい
る。また、結露排水部材18の内面部には当接面との間
をシールするための弾力性を有するシール部材(パッキ
ン)24が張付けられている。
【0014】以上のように構成された連窓サッシ1は、
その組立て後、方立部の下端部に結露排水部材18が取
付けられる。この場合、結露排水部材18には方立3の
室内板12および縦枠6に形成した孔22a,22bに
係止する係止部23a,23bが形成されているので、
その係止部23a,23bを上記孔22a,22bに係
止するだけで簡単かつ確実に結露排水部材18を連窓サ
ッシ1の方立部に取付けることができる。なお、単体の
窓サッシ2には縦枠6の下端部に従来の結露排水装置を
取付ける孔が形成されている場合があるので、この場合
にはその孔を係止部23b用の孔22bとして利用する
ことができる。
【0015】そして、上記結露排水部材18の上部には
結露Wを受けて両側の下枠5上に導く排水路20が形成
されているので、連窓サッシ1の方立部に生じる結露を
下枠5上に確実に排水することができ、結露で室内を汚
したり、額縁等を傷めることがない。また、結露排水部
材18の内面部には弾力性を有するシール部材24が設
けられているので、方立3の室内面12aと縦枠6の室
内端との間に多少の段差があったとしてもこれを吸収す
ることができ、シール性の向上が図れる。なお、上記実
施例では、方立3および縦枠6の両方に孔22a,22
bを形成したが、孔は方立3および縦枠6の少なくとも
一方に形成すればよい。
【0016】図6は前記実施例とは形状が異なる連窓サ
ッシ1を示している。なお、前記実施例と同一部分には
同一符号が付されている。この連窓サッシ1は、方立3
の室内板12および室外板13を断面V字状に形成する
ことにより平面V字状に形成されている。従って、結露
排水部材18も方立3の室内面12aおよび縦枠6の内
壁面6aに沿う形状に形成されている。この場合、結露
排水部材18の室内側部18aには係止部を設けていな
いので、その代りに室内側部18aのシール部材24に
はこれを方立3の室内面12aに密着させるための両面
テープ25が張付けられている。本実施例の連窓サッシ
1においても前記実施例のものと同様の作用効果が得ら
れる。
【0017】上記連窓サッシ1の側部には図8に示すよ
うにこれを建屋の窓部に取付けるための側枠26が取付
けられるため、この側枠26にはこれに生じる結露を排
水するための側枠用結露排水部材27が取付けられる。
上記側枠26は、例えばアルミ押出し形材により形成さ
れ、縦板部28の前後に窓サッシ2の室内端と同一平面
となる室内板29および室外端と同一平面となる室外板
30を一体形成してなる。室外板30には縦枠6の室外
端側補強フィン7aの先端部に形成されている内向きフ
ランジ部14と係合する係合受け部31が形成され、室
内板29には縦枠6をネジ止めするための雌ネジ部32
が形成されている。
【0018】側枠用結露排水部材27は側枠26の室内
面29aおよび縦枠6の内壁面6aに沿うように形成さ
れた結露受け本体33を備え、この結露受け本体33の
上部には図9の(a)および(b)に示すように室内側
から屋外方向へ下り勾配になった排水路34が設けられ
ている。この排水路34は内外の立上り部35a,35
bによって上部の開放した溝状に形成されている。ま
た、結露受け本体33の内面部には側枠26の室内板2
9および縦枠6に形成した図示しない孔に係止して結露
受け本体33を圧接固定するための係止部36a,36
bが設けられると共に、弾力性を有するシール部材37
が張付けられている。この側枠用結露排水部材27によ
れば、側枠26に生じる結露を容易に排水することがで
きる。
【0019】
【発明の効果】以上要するに本発明の連窓サッシによれ
ば、その方立の下端部に結露排水部材が係止固定され、
この結露排水部材の上部には結露を下枠上に導く排水路
が設けられているため、方立部に生じる結露を下枠上に
排水することが可能となり、結露で室内を汚したり、額
縁等を傷めることがない。また、上記結露排水部材の内
面部には方立と縦枠の少なくとも一方の下端部に形成し
た孔に係止する係止部が設けられているため、係止部を
孔に係止するだけで結露排水部材を方立の下端部に簡単
に取付けることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例を示す連窓サッシの概略的斜
視図である。
【図2】図1のA−A線拡大断面図である。
【図3】図2における結露排水部材の取付け状態を詳細
に示す断面図である。
【図4】同結露排水部材の内側正面図である。
【図5】図4のB−B線断面図である。
【図6】本発明の他の実施例を示す連窓サッシの平面断
面図である。
【図7】図6における結露排水部材の平面図である。
【図8】図6の連窓サッシの側部に取付けられる側枠部
分を示す平面断面図である。
【図9】図8の側枠に取付けられる結露排水部材を示す
図で、(a)は平面図、(b)は正面図である。
【図10】従来の連窓サッシを示す概略的斜視図であ
る。
【図11】従来の連窓サッシにおける他の結露排水構造
を示す部分的斜視図である。
【符号の説明】
1 連窓サッシ 2 窓サッシ 3 方立 5 下枠 6 縦枠 18 結露排水部材 20 排水路 22a,22b 孔 23a,23b 係止部

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 隣合う窓サッシを方立を介して連結し、
    該方立の室内面が窓サッシの縦枠および下枠の室内端と
    ほぼ同一平面であると共に、上記方立の室内面とその両
    側の縦枠の内壁面とに連続的に接し、かつ上部に結露を
    受けて両側の上記下枠上に導く排水路を設けた結露排水
    部材を形成し、該結露排水部材の内面部に方立と縦枠の
    少なくとも一方の下端部に形成した孔に係止する係止部
    を設けて結露排水部材を方立の下端部に係止固定したこ
    とを特徴とする連窓サッシ。
JP35538892A 1992-12-21 1992-12-21 連窓サッシ Expired - Fee Related JPH07103754B2 (ja)

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