JPH07103743A - X線透視検査装置および方法 - Google Patents

X線透視検査装置および方法

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JPH07103743A
JPH07103743A JP5249618A JP24961893A JPH07103743A JP H07103743 A JPH07103743 A JP H07103743A JP 5249618 A JP5249618 A JP 5249618A JP 24961893 A JP24961893 A JP 24961893A JP H07103743 A JPH07103743 A JP H07103743A
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JP
Japan
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ray
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JP5249618A
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Masaya Yoshida
雅也 吉田
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 X線検出器の出力データの中の不要信号成分
を除去して、関心ある信号成分を高精度で収集し、画質
の向上を図ったX線透視検査装置および方法を提供す
る。 【構成】 被検体検査時より小さな出力のX線を発生
し、このX線を被検体を透過させることなくX線検出器
で検出し、検出結果を蓄積し、所定のX線を発生し、こ
のX線を被検体を透過させることなくX線検出器で検出
し、この検出結果を蓄積し、この蓄積した検出結果から
先の検出結果を差し引いて、この減算結果を蓄積し、上
記2つの検出結果及び減算結果を基に実際のX線透過デ
ータを算出する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、工業用製品、原材料等
の被検体に向けてX線を発生し、被検体を透過したX線
を検出して、被検体を非破壊検査するX線透視検査装置
および方法に関する。
【0002】
【従来の技術】この種のX線透視検査装置は、例えば図
4に示すように、X線管101とX線検出器103とを
被検体107をはさんで対向して配置し、搬送装置10
8を機構制御装置109によって制御して被検体107
に直進運動を行なわせることによって、被検体のX線透
過データを得る。
【0003】X線管101から放射されたX線ビーム1
02は被検体107に照射され、透過X線がX線検出器
103へ入射して検出される。検出器103の出力デー
タはデータ収集装置104を通してデータ処理装置10
5へ送られて処理され、被検体の透視像として表示装置
106に表示される。X線検出器103には通例一本の
線上に数百乃至千個程度の検出チャンネルを備えた線型
の検出器(一般にリニアセンサ又はラインセンサと呼ば
れることが多い)が使用され、一回のデータ収集ではX
線検出器103のX線検出幅又はX線ビーム102のビ
ーム幅に相当する線状の部分の透過データのみが収集さ
れる。そこで、被検体107を搬送装置108によって
X線検出器103と直交する方向に移動して繰り返しデ
ータ収集を行い、2次元の透過データを収集し、被検体
の透視像を得る。
【0004】多チャンネル検出器を使用する場合には、
チャンネル間のばらつきを均一にするため、各チャンネ
ルの出力特性データを測定して補正を行う。上述した従
来のX線透視検査装置におけるデータ収集および処理
は、図5に示すように、まず最初に、オフセットデータ
の収集(ステップ510)、感度データの収集(ステッ
プ520)を行い、それぞれデータ処理装置105内に
記憶している。このオフセットデータの収集は、X線オ
フ状態でX線検出器等の回路系の雑音成分であるオフセ
ットデータを測定するものであり、これは被検体がない
状態で、すなわちX線が被検体によって遮られない状態
で行われる。また、感度データの収集は、同様に被検体
がない状態で被検体検査時と同じX線条件でX線検出器
の各チャンネル毎のばらつきを測定するものである。
【0005】このようにオフセットデータおよび感度デ
ータを収集記憶した後、被検体を透過したX線データを
測定するために、まず搬送装置108を移動開始して、
被検体をX線管101とX線検出器103との間に移動
させ(ステップ530)、それからX線検出器1ライン
分のX線透過データを収集し、データ処理装置内に記憶
している(ステップ540)。
【0006】この動作を1画面分行って、データ収集を
完了すると(ステップ550)、この収集した1画面分
のX線透過データから被検体の透視像を構成して、表示
装置106に表示する(ステップ560)。この処理
は、更に詳しくは、データ処理装置内において1画面分
のデータの読み出し、上述したステップ510,520
において収集したオフセットデータおよび感度データに
よる補正処理、その他のデータ処理を行って、表示装置
に出力され、表示されるという手順で行われる。
【0007】そして、前データの収集を完了することに
より、収集処理が終了する(ステップ570)。上述し
たように、従来は、データ処理装置において、X線透過
データの収集後に、記憶しておいたオフセットデータや
感度データ等のデータを使用して、補正処理を行い、チ
ャンネル間のばらつきを均一化した透視像を作成してい
る。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】従来の方法では、X線
検出器の出力データはそのままデータ処理装置に供給さ
れ、データ処理装置において各種補正処理を行っている
が、X線検出器の出力データには検出器の回路雑音や着
目部分以外の母材部の信号等の不要成分が含まれてお
り、収集されたデータの中で関心ある信号成分が占める
割合が小さくなってしまうという問題がある。
【0009】図3(a)は、この時の様子を示してい
る。X線検出器の出力信号には図3(a)において最下
部の斜線で示すようなX線検出器の不要な信号成分や図
3(a)の最上部の斜線で示すようなX線検出器のチャ
ンネル間の感度のばらつきによる変動である着目外信号
成分が含まれているが、このような結果関心ある信号成
分の測定制度が相対的に低下し、結果として透視画像に
おける着目している被検体の識別度が悪化し、画質が低
下するという問題がある。
【0010】本発明は、上記に鑑みてなされたもので、
その目的とするところは、X線検出器の出力データの中
の不要信号成分を除去して、関心ある信号成分を高精度
で収集し、画質の向上を図ったX線透視検査装置および
方法を提供することにある。
【0011】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するた
め、本発明のX線透視検査装置は、X線発生器から被検
体に向けてX線を発生して、被検体を透過したX線をX
線検出器で検出し、該X線検出器から出力される被検体
透過X線検出値をデータ収集装置で収集し、データ処理
装置で処理して、被検体の透視断面像を形成し被検体を
検査するX線透視検査装置であって、前記データ収集装
置は、被検体検査時より小さな出力のX線をX線発生器
から発生し、このX線を被検体を透過させることなく前
記X線検出器で検出し、この検出値をオフセットデータ
として蓄積するオフセットデータ蓄積手段と、被検体検
査時と異なる条件の基準X線量のX線をX線発生器から
発生し、このX線を被検体を透過させることなく前記X
線検出器で検出し、この検出値を不要成分混入感度デー
タとして蓄積する不要成分混入感度データ蓄積手段と、
前記不要成分混入感度データから前記オフセットデータ
を差し引いて、純粋感度データを算出する純粋感度デー
タ算出手段と、前記被検体透過X線検出値から前記オフ
セットデータを減算して、オフセットデータ除去X線検
出値を算出する減算手段と、前記オフセットデータ除去
X線検出値を前記純粋感度データで除算して、実際のX
線透過データを算出する除算手段とを有することを要旨
とする。
【0012】また、本発明のX線透視検査方法は、X線
発生器から被検体に向けてX線を発生して、被検体を透
過したX線をX線検出器で検出し、該X線検出器から出
力される被検体透過X線検出値をデータ収集装置で収集
し、データ処理装置で処理して、被検体の透視断面像を
形成し被検体を検査するX線透視検査方法であって、前
記データ収集装置において、被検体検査時より小さな出
力のX線をX線発生器から発生し、このX線を被検体を
透過させることなく前記X線検出器で検出し、この検出
値をオフセットデータとして蓄積し、被検体検査時と異
なる条件の基準X線量のX線をX線発生器から発生し、
このX線を被検体を透過させることなく前記X線検出器
で検出し、この検出値を不要成分混入感度データとして
蓄積し、前記不要成分混入感度データから前記オフセッ
トデータを差し引いて、純粋感度データを算出し、前記
被検体透過X線検出値から前記オフセットデータを減算
して、オフセットデータ除去X線検出値を算出し、前記
オフセットデータ除去X線検出値を前記純粋感度データ
で除算して、実際のX線透過データを算出することを要
旨とする。
【0013】
【作用】本発明のX線透視検査装置および方法では、デ
ータ収集装置において被検体検査時より小さな出力のX
線を発生し、このX線を被検体を透過させることなくX
線検出器で検出し、オフセットデータとして蓄積し、被
検体検査時と異なる条件の基準X線量のX線を発生し、
このX線を被検体を透過させることなくX線検出器で検
出し、不要成分混入感度データとして蓄積し、不要成分
混入感度データからオフセットデータを差し引いて、純
粋感度データを算出し、被検体透過X線検出値からオフ
セットデータを減算して、オフセットデータ除去X線検
出値を算出し、オフセットデータ除去X線検出値を純粋
感度データで除算して、実際のX線透過データを算出す
る。
【0014】
【実施例】以下、図面を用いて本発明の実施例を説明す
る。図1は、本発明の一実施例に係わるX線透視検査装
置に使用されるデータ収集装置の要部の構成を示すブロ
ック図である。図1において、1はアナログ信号入力回
路、3は第1の切り替えスイッチ、5は減算回路、7は
オフセット補正係数記憶回路、9は除算回路、11は感
度補正係数記憶回路、13は第2の切り替えスイッチ、
15はA/D変換回路、17はディジタル信号出力回路
である。
【0015】図1に示すデータ収集回路は、図4に示し
たX線透視検査装置におけるデータ収集装置104の代
わりをなすものであり、図1の本データ収集装置が適用
されるX線透視検査装置は図4においてデータ収集装置
104が図1の本データ収集装置で代わることを除いて
同じものであり、その他の構成は図4のものと同じであ
る。
【0016】すなわち、図1に示すデータ収集装置は、
図4に示すX線検出器103からのX線検出データがア
ナログ信号入力回路1に供給され、該アナログ信号入力
回路1から第1の切り替えスイッチ3を介してA/D変
換回路15、減算回路5、第2の切り替えスイッチ1
3、除算回路9、オフセット補正係数記憶回路7および
感度補正係数記憶回路11を介して後述するオフセット
補正、感度補正を行われた実際のX線透過データがディ
ジタル信号出力回路17を介してディジタル信号として
出力され、図4に示すデータ処理装置105に供給され
るものである。
【0017】次に、図2に示すフローチャートを参照し
て、本実施例の作用を説明する。本実施例では、まず図
2に示すように、X線管101をオフして、オフセット
データの収集を行う(ステップ210,220)。な
お、このオフセットデータの収集は、被検体のない状態
でX線検出器103の出力を検出し、オフセットデータ
とすることにより行う。また、このオフセットデータの
収集では、X線管101をオフする代わりに、X線管1
01の出力を被検体の検査時よりも小さな出力に調整
し、この小さな出力のX線を放射し、被検体のない状態
でX線検出器103で検出することによりオフセットデ
ータを得てもよい。このオフセットデータは、着目して
いない不要な信号成分である。
【0018】それから、X線管101をオンとして、感
度データの収集を行う(ステップ230,240)。こ
の感度データの収集は、X線管101をオンする条件と
して、被検体の検査時と異なるX線条件(出力を下げ
て)で、かつ被検体のない状態でX線検出器103の出
力を検出し、感度データとすることにより行う。このX
線条件は着目している信号成分の上限値を与えるように
選定される。同一量のX線が入射された際のX線検出器
103の各チャンネルの出力の大きさが測定される。な
お、ここで測定された感度データには、上述したオフセ
ットデータ分の不要信号成分が含まれているので、この
オフセットデータ分を減算して、純粋に入射X線に対す
る出力の大きさを示す純粋感度データを作成する。
【0019】以上のように、オフセットデータおよび感
度データを収集した後、搬送装置108を移動開始し
(ステップ250)、被検体107をX線管101とX
線検出器103との間に移動し、これによりX線管10
1からのX線ビーム102を被検体107に照射し、被
検体を透過したX線をX線検出器103で検出し、1ラ
イン分のX線透過データを収集する(ステップ26
0)。
【0020】このように収集したX線透過データは、図
3(a)に示すように、回路系の雑音によるオフセット
成分(図3(a)の下側の斜線部分)および検出器の各
チャンネルの感度差による出力の変動成分(図3(a)
の上側の斜線部分)が含まれているので、このX線透過
データに対してオフセット補正および感度補正を行う
(ステップ270,280)。
【0021】このオフセット補正においては、X線検出
器103の各チャンネルiのオフセットデータをOi
感度データをSi 、補正前のX線透過データをXi とす
ると、オフセット補正後のX線透過データYi は、次式
のようになる。
【0022】Yi =Xi −Oi この補正後のX線透過データYi は、図3(b)に示す
ように、X線検出器の出力に現れる不要信号成分を差し
引いた値となり、全体の出力値は不要信号成分だけ小さ
くなる。
【0023】また、感度補正において、X線検出器の各
チャンネルの感度補正後の透過データZi は、次式に示
すようになる。 Zi =Yi ×{K/(Si −Oi )} =(Xi −Oi )×{K/(Si −Oi )} ここで、Kは規格化の係数であり、通常はX線検出器の
最大出力値に一致させるかまたは少し余裕を持った値に
設定される。
【0024】なお、上述したオフセット補正および感度
補正の処理において上式に示されている減算処理および
除算処理が図1に示す減算回路5および除算回路9で行
われるとともに、この減算および除算処理における各デ
ータのやり取りおよび蓄積が図1に示す第1の切り替え
スイッチ3、第2の切り替えスイッチ13、オフセット
補正係数記憶回路7、感度補正係数記憶回路11、およ
びA/D変換回路15を介して順次行われるのである。
【0025】以上のオフセット補正および感度補正の結
果、X線検出器の各チャンネルの着目している信号成分
の上限値をX線検出器の出力の最大レベルに揃えること
ができ、この様子が図3(c)に示されている。
【0026】それから、オフセット補正および感度補正
されたX線透過データは、データ収集装置からデータ処
理装置105に供給され、ここで補正済みの透過データ
の蓄積が行われる(ステップ290,291)。そし
て、この補正済み透過データが1画面分収集されると
(ステップ300)、X線検出器103において1画面
分のデータの読み出し処理(ステップ311)、画像処
理(ステップ313)、表示装置106へのデータ出力
処理(ステップ315)等が行われ、被検体の透視像が
表示装置106に表示され(ステップ310)、全デー
タ収集完了まで行われる(ステップ320)。
【0027】なお、従来は、オフセットデータ収集時に
X線オフとして、回路系の雑音のみを除去の対象とした
のに対して、本発明ではX線オンのデータを使用する
が、これに加えて、被検体と同程度または少し厚い厚さ
の材質にX線を透過した状態でオフセットデータを収集
し、被検体を透過してしまうX線についても出力信号か
ら除去し、より一層有効信号成分の拡大を図ることも可
能である。
【0028】また、被検体の厚さが場所によって異なる
場合に、ある厚さの材質をX線が透過した状態でオフセ
ットデータを収集することによって、その厚さよりも厚
い部分については信号を除去し、被検体の中のある厚さ
以下の部分についてのみ着目して検査を行う。更に、こ
の場合において、検出器チャンネルの場所によってオフ
セットデータ収集時の透過材質の厚さを変えて、場所に
よって着目する検査厚さを変えることもできる。
【0029】更に、オフセットデータ収集時のX線の管
電圧や管電流等の条件を被検体のX線透過データ収集時
と変えることによって被検体の透過X線エネルギの違い
による差をきわだたせて検査を行うこともできる。
【0030】また、データ収集装置にlog(対数)変
換回路を設けることができるが、この場合には除算回路
の代わりに減算回路が使用される。感度データの補正
は、X線検出器のチャンネル間の感度差だけでなく、X
線のチャンネル方向の強度分布の差も一定に揃える機能
を果たしているが、更に感度データ収集時の条件設定を
変更することによってX線透過データをより有効に透視
像として表示することができる。
【0031】すなわち、(1)感度データ収集時に、X
線吸収体を入れることによって被検体のある厚さ以下の
部分は無視して、ある厚さよりも厚い部分だけを透過デ
ータとして表現する。(2)X線検出器のチャンネル方
向に厚さの異なる材質を置いて、感度データを収集し、
位置によって透視像として表現する材質の厚さを変化さ
せる。(3)被検体の厚さが位置によって異なる場合に
は、被検体と同様な厚さ形状の材質のものを感度データ
収集時に使用し、X線透過データから被検体の厚さの変
化部分を取り除いて、平坦なデータとすることによって
被検体の中の注目している変化部位をきわだたせて検査
することができる。
【0032】本実施例の方法で補正を行うと、図3に示
したように、被検体のX線透過データに含まれる不要な
信号成分や各チャンネルの感度差による出力変動成分が
除去され、被検体のX線透過データの着目している有効
成分のみが検出器の出力範囲全体にいっぱいまで拡大さ
れている。このため透過データをA/D変換してディジ
タルデータにする場合には、A/D変換器のビット数を
最も有効に使用することができ、透過データの微少な変
化を精度よくとらえることが可能となる。また、アナロ
グデータのまま表示する場合も有効データがダイナミッ
クレンジいっぱいに拡大されているので、ノイズ等の影
響を受けずに微少な変化まで表示することが可能であ
る。これにより、データ処理装置や表示装置の性能をい
っぱいに使用して、被検体の透視像を高画質で表示する
ことができる。
【0033】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
データ収集装置において被検体検査時より小さな出力の
X線を発生し、このX線を被検体を透過させることなく
X線検出器で検出し、オフセットデータとして蓄積し、
被検体検査時と異なる条件の基準X線量のX線を発生
し、このX線を被検体を透過させることなくX線検出器
で検出し、不要成分混入感度データとして蓄積し、不要
成分混入感度データからオフセットデータを差し引い
て、純粋感度データを算出し、被検体透過X線検出値か
らオフセットデータを減算して、オフセットデータ除去
X線検出値を算出し、オフセットデータ除去X線検出値
を純粋感度データで除算して、実際のX線透過データを
算出するので、X線検出器の各チャンネルの出力データ
中の不要成分を除去し、X線検出器の各チャンネルの出
力データ値を最適値に設定するような補正を行い、X線
透過データを出力し、データ処理装置や表示装置の性能
を最大限に利用した高精度データを収集でき、被検体の
透視像の画質を向上することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例に係わるX線透視検査装置に
使用されるデータ収集装置の要部の構成を示すブロック
図である。
【図2】図1に示す実施例の作用を示すフローチャート
である。
【図3】本実施例の補正を行った場合のX線透過データ
を示す図である。
【図4】従来のX線透視検査装置の構成を示す図であ
る。
【図5】図4に示す従来のX線透視検査装置の作用を示
すフローチャートである。
【符号の説明】
1 アナログ信号入力回路 3,13 切り替えスイッチ 5 減算回路 7 オフセット補正係数記憶回路 9 除算回路 11 感度補正係数記憶回路 15 A/D変換回路 17 ディジタル信号出力回路 101 X線管 103 X線検出器 105 データ処理装置 106 表示装置 107 被検体

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 X線発生器から被検体に向けてX線を発
    生して、被検体を透過したX線をX線検出器で検出し、
    該X線検出器から出力される被検体透過X線検出値をデ
    ータ収集装置で収集し、データ処理装置で処理して、被
    検体の透視断面像を形成し被検体を検査するX線透視検
    査装置であって、前記データ収集装置は、 被検体検査時より小さな出力のX線をX線発生器から発
    生し、このX線を被検体を透過させることなく前記X線
    検出器で検出し、この検出値をオフセットデータとして
    蓄積するオフセットデータ蓄積手段と、 被検体検査時と異なる条件の基準X線量のX線をX線発
    生器から発生し、このX線を被検体を透過させることな
    く前記X線検出器で検出し、この検出値を不要成分混入
    感度データとして蓄積する不要成分混入感度データ蓄積
    手段と、 前記不要成分混入感度データから前記オフセットデータ
    を差し引いて、純粋感度データを算出する純粋感度デー
    タ算出手段と、 前記被検体透過X線検出値から前記オフセットデータを
    減算して、オフセットデータ除去X線検出値を算出する
    減算手段と、 前記オフセットデータ除去X線検出値を前記純粋感度デ
    ータで除算して、実際のX線透過データを算出する除算
    手段とを有することを特徴とするX線透視検査装置。
  2. 【請求項2】 X線発生器から被検体に向けてX線を発
    生して、被検体を透過したX線をX線検出器で検出し、
    該X線検出器から出力される被検体透過X線検出値をデ
    ータ収集装置で収集し、データ処理装置で処理して、被
    検体の透視断面像を形成し被検体を検査するX線透視検
    査方法であって、前記データ収集装置において、 被検体検査時より小さな出力のX線をX線発生器から発
    生し、このX線を被検体を透過させることなく前記X線
    検出器で検出し、この検出値をオフセットデータとして
    蓄積し、 被検体検査時と異なる条件の基準X線量のX線をX線発
    生器から発生し、このX線を被検体を透過させることな
    く前記X線検出器で検出し、この検出値を不要成分混入
    感度データとして蓄積し、 前記不要成分混入感度データから前記オフセットデータ
    を差し引いて、純粋感度データを算出し、 前記被検体透過X線検出値から前記オフセットデータを
    減算して、オフセットデータ除去X線検出値を算出し、 前記オフセットデータ除去X線検出値を前記純粋感度デ
    ータで除算して、実際のX線透過データを算出すること
    を特徴とするX線透視検査方法。
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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2008026198A (ja) * 2006-07-24 2008-02-07 Ishida Co Ltd X線検査装置およびx線検査プログラム

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Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2008026198A (ja) * 2006-07-24 2008-02-07 Ishida Co Ltd X線検査装置およびx線検査プログラム

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