JPH07103687B2 - 開口枠付のコンクリート板の製法およびそれに用いる型枠 - Google Patents

開口枠付のコンクリート板の製法およびそれに用いる型枠

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JPH07103687B2
JPH07103687B2 JP24480090A JP24480090A JPH07103687B2 JP H07103687 B2 JPH07103687 B2 JP H07103687B2 JP 24480090 A JP24480090 A JP 24480090A JP 24480090 A JP24480090 A JP 24480090A JP H07103687 B2 JPH07103687 B2 JP H07103687B2
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成 松並
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東海ゴム株式会社
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Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は、窓枠またはドア枠等の金属製サツシが一体的
に形成された開口枠付のコンクリート板の製法およびそ
れに用いる型枠に関するものである。
〔従来の技術〕
近年、建物等の建設に際して、第5図および第6図(第
5図の部分拡大断面図)に示すように、窓枠およびドア
枠等のアルミサツシ6が一体的に取り付けられた開口枠
付のプレキヤストコンクリート(PC板)2が汎用されて
いる。
そして、上記アルミサツシ付PC板2は、一般につぎのよ
うにして製造される。すなわち、第4図に示すように、
鋼製型枠3を設置し、この鋼製型枠3の周面に当接する
ようアルミサツシ6を配設する。つぎに、アルミサツシ
6の他の周壁面に当接するように鋼製の枠体4を配設
し、さらに上記型枠3とアルミサツシ6の双方に当接す
るよう開口枠内にアルミサツシ位置決め用平鋼5を配設
する。そして、上記のように構成された型枠内(斜線部
A)にセメントモルタルを注入し養生することによりア
ルミサツシ付PC板2が製造される。図において、矢印X
方向がアルミサツシ製窓枠の開口部となり、6aおよび6b
は開口部におけるアルミサツシ6の突起部分である。
〔発明が解決しようとする課題〕
しかしながら、上記アルミサツシ付PC板2の製造におい
て、例えば型枠3に当接するようアルミサツシ6を配設
する際、またはアルミサツシ6に当接するようアルミサ
ツシ位置決め用平鋼5を配設する際、アルミサツシ6の
表面を傷付けたり破損してしまう場合がある。また、上
記型枠3とアルミサツシ6との間に隙間が形成され、こ
の隙間から開口部に注入されたセメントモルタルが漏
れ、その結果、アルミサツシ6表面にセメントモルタル
による汚れ等が付着するという問題も生じる。
本発明は、このような事情に鑑みなされたもので、金属
製サツシを傷つけることなく、しかも型枠内に注入され
たコンクリート材料の漏れを防止することのできる開口
枠付のコンクリート板の製法およびそれに用いる型枠の
提供をその目的とする。
〔課題を解決するための手段〕
上記の目的を達成するため、本発明は、金属製開口枠の
周壁に当接する部分に層状弾性材を取り付けた型枠を準
備し、この型枠の開口内に金属製開口枠を配設し、その
状態でコンクリート材料の注型・硬化により開口枠付の
コンクリート板を製造する開口枠付のコンクリート板の
製法を第1の要旨とし、開口枠固定用の型枠において、
金属製開口枠の周壁に当接する部分に層状弾性材を取り
付けた開口枠固定用の型枠を第2の要旨とする。
〔作用〕
すなわち、本発明は、金属製開口枠の周壁に当接する部
分に層状弾性材を取り付けた型枠を準備し、この型枠に
当接するように金属製開口枠を配設し、その状態でコン
クリート材料を注型・硬化して開口枠付のコンクリート
板を製造するものである。このため、上記型枠に当接す
るよう金属製開口枠を配設するに際して、型枠の金属製
開口枠に当接する部分に層状弾性材が取り付けられてお
り、金属製開口枠を傷付けることもない。また、型枠に
当接するよう金属製開口枠を配設した際に形成される隙
間からのコンクリート材料の漏洩も防止することができ
る。
つぎに、本発明を実施例にもとづいて詳しく説明する。
〔実施例〕
第1図は、本発明の一実施例の型枠を示している。図に
おいて、10は鋼製の型枠であり、金属製サツシ(例えば
アルミサツシ)6との間に層状弾性体14(弾性材b)が
配設されている。そして、上記型枠10の層状弾性体14の
配設された同じ周面および金属製サツシ6の端部に当接
するよう金属製サツシ位置決め用の硬質ゴム製の硬質柱
状弾性材15(弾性材a)が配設されている。4は枠体で
あり、金属製サツシ6の他端部に当接するよう配設され
ている。図において、矢印B方向が開口部となる。そし
て、上記2種類の弾性材(弾性材a,b)のうち、弾性材
aは金属製サツシ6の位置決めを目的とするものである
ため、硬度70〜90゜のものを用いるのが好ましい。ま
た、弾性材bは金属製サツシ6と型枠10の間のクツシヨ
ンおよびシール材としての役割を有するため硬度の低い
もの、例えば硬度が約40゜のものを用いるのが好まし
い。そして、特に、上記両ゴム製弾性材材料としては、
コンクリート板の打設条件に耐えうるものが用いられ、
例えば、耐アルカリ性,またコンクリートモルタルの蒸
気養生,オートクレーブ養生での高温雰囲気下(80〜10
0℃)における耐熱性等の観点から好適にはアクリロニ
トリル−ブタジエンゴム(NBR)等があげられる。
本発明の開口枠付のコンクリート板の製造は、上記型枠
を用いて例えばつぎのようにして行われる。すなわち、
第1図に示すように、型枠10を準備し、この型枠10と金
属製サツシ6の端面の当接する部分にシール材としての
層状弾性材14を配設する。つぎに、金属製サツシ6を配
設し、この金属製サツシ6の他端面と当接するよう枠体
4を配設する。そして、最後に型枠10および金属製サツ
シ6の双方に当接するよう開口部側(矢印B方向)に、
金属製サツシ位置決め用の硬質柱状弾性材15を配設す
る。このようにして作製された型枠内(斜線C)にセメ
ントモルタルを注入して、養生することにより金属製サ
ツシである開口枠付のコンクリート板を製造することが
できる。
第2図は本発明の型枠の他の実施例を示している。この
例は、第1図における硬質柱状弾性材15を進退自在にし
たものである。図において、20は型枠10の一面に穿設さ
れた長孔である。上記型枠10の金属製サツシ配設側面に
は、一体成形により作製された平鋼16付弾性材14が取り
付けられている。上記平鋼16には、型枠10に穿設された
長孔20と同じ大きさの長孔21が穿設されている。上記両
長孔20,21に対面した状態で、平鋼17付金属製サツシ位
置決め用の硬質柱状弾性材18が位置決めされ、その平鋼
17面を平鋼16と当接させてナツト付ボルト19で型枠10に
取り付けられている。この型枠では、金属製サツシ位置
決め用の硬質柱状弾性材18を、ボルト19を緩めて自由に
移動させ、その移動位置に位置決めできる。したがつ
て、上記硬質柱状弾性材18の移動自在により、第3図に
示すように、金属製サツシ6の配置の移動に対応できる
ようになる。
〔発明の効果〕 以上のように、本発明は、金属製開口枠の周壁に当接す
る部分に層状弾性材を取り付けた開口枠固定用の型枠を
準備し、この型枠に当接するよう金属製開口枠を配設
し、その状態でコンクリート材料を柱型・硬化して開口
枠付のコンクリート板を製造する。したがつて、上記型
枠に当接するように金属製開口枠を配設するに際して、
型枠の金属製開口枠に当接する部分に層状弾性材が取り
付けられており、金属製開口枠を傷付けたり破損させた
りすることがない。また、型枠内に金属製開口枠を配設
する際に形成される隙間からのコンクリート材料の漏洩
も生じず、金属製開口枠表面の汚れの付着を防止するこ
ともできる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明の型枠の一実施例を示す断面図、第2図
はその型枠の他の実施例を示す要部断面図、第3図はそ
の要部の実施態様を示す断面図、第4図は従来の型枠を
示す断面図、第5図はアルミサツシ付PC板の斜視図、第
6図は第5図の丸Bで囲まれた部分の拡大断面図であ
る。 4……枠体、6……金属製サツシ、10……型枠、14……
層状弾性材、15……硬質柱状弾性材

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】金属製開口枠の周壁に当接する部分に層状
    弾性材を取り付けた型枠を準備し、この型枠に当接する
    ように金属製開口枠を配設し、その状態でコンクリート
    材料の注型・硬化により開口枠付のコンクリート板を製
    造することを特徴とする開口枠付のコンクリート板の製
    法。
  2. 【請求項2】型枠の周面に層状弾性体を介して金属製開
    口枠が配設され、型枠の開口側端部に硬質柱状弾性材が
    移動自在に取り付けられている請求項(1)記載の開口
    枠付のコンクリート板の製法。
  3. 【請求項3】開口枠固定用の型枠において、金属製開口
    枠の周壁に当接する部分に層状弾性材を取り付けたこと
    を特徴とする開口枠固定用の型枠。
  4. 【請求項4】型枠の周面に層状弾性体を介して金属製開
    口枠が配設され、型枠の開口側端部に硬質柱状弾性材が
    移動自在に取り付けられている請求項(3)記載の型
    枠。
JP24480090A 1990-09-14 1990-09-14 開口枠付のコンクリート板の製法およびそれに用いる型枠 Expired - Lifetime JPH07103687B2 (ja)

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JPH04124374A JPH04124374A (ja) 1992-04-24
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US7254925B2 (en) * 1999-02-09 2007-08-14 Efficient Building Systems, L.L.C. Insulated wall assembly
GB9918230D0 (en) * 1999-08-04 1999-10-06 Rudd Peter G Universal kerb angle

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JPH04124374A (ja) 1992-04-24

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