JPH07103596A - 空気調和機 - Google Patents

空気調和機

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JPH07103596A
JPH07103596A JP24556893A JP24556893A JPH07103596A JP H07103596 A JPH07103596 A JP H07103596A JP 24556893 A JP24556893 A JP 24556893A JP 24556893 A JP24556893 A JP 24556893A JP H07103596 A JPH07103596 A JP H07103596A
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JP
Japan
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temperature
evaporator
refrigerant
heat exchanger
temperature sensor
Prior art date
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Pending
Application number
JP24556893A
Other languages
English (en)
Inventor
Ichiro Kamimura
一朗 上村
Kazuhiro Shimura
一廣 志村
Naoto Sakamoto
直人 坂本
Koji Inoue
幸治 井上
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Sanyo Electric Co Ltd
Original Assignee
Sanyo Electric Co Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 簡易な構成で蒸発器の凍結を防止することが
できる空気調和機を提供すること。 【構成】 蒸発器10、12と凝縮器12、10と圧縮
機18とを備え、高沸点冷媒と低沸点冷媒からなる非共
沸混合冷媒を用いる空気調和機において、上記蒸発器の
冷媒入口近傍に設けた温度センサT1と、この温度セン
サT1により検知した温度に基づいて前記蒸発器10、
12の凍結防止制御をおこなう制御装置21とを備える
ことを特徴とする。従って、蒸発器10、12において
最も低温となる入口近傍の温度のみに温度センサを配置
する構成であるから、簡易な構成で蒸発器の凍結を防止
することができる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、蒸発器を備えて高沸点
冷媒と低沸点冷媒からなる非共沸混合冷媒を用いる空気
調和機の改良に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来のR−22のみを用いた単一冷媒で
は、冷媒の状態が気液混合の場合、圧力一定では飽和温
度も一定である。例えば、冷房時、空気の吸込み温度が
低く、かつ冷媒流量が少ない入口付近に凍結が生じる。
しかし中間位置では、冷媒は全て蒸発完了もしくは過熱
ガスとなり温度が上昇する。
【0003】一方、冷媒流量が適当な場合には、圧力損
失により入口よりも中間で最も温度が低下するため中間
付近に凍結が生じる。
【0004】このため、従来の空気調和装置では、図4
に示すように、入口及び中間の両方に温度センサT1及
びT2を設け、凍結防止制御装置5では、制御温度セン
サT1及びT2からの検知信号を演算していずれかの温
度センサの検知温度が所定の温度より低いと判断した場
合に、コンプレッサ7等の駆動を制御することによって
凍結防止制御をおこなっていた。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】ところが、高沸点冷媒
と低沸点冷媒からなる非共沸混合冷媒を用いる空気調和
機での状態変化は、図5に示すようなモリエル線図で表
すことができる。この図5に示すモリエル線図におい
て、非共沸混合冷媒は気液混合状態では、圧力が一定で
も温度は変化する。すなわち、飽和液線1と飽和蒸気線
2の間にある等温線4は、飽和液線1から飽和蒸気線2
に向かっていくに従って、右下がりになっている。
【0006】従って、圧力一定とすると、蒸発過程の最
初の状態(蒸発器の入口)9で温度が最も低く、蒸発過
程の最終状態(蒸発器の出口)6へと温度は上昇する。
【0007】従って、非共沸混合冷媒を用いた場合にも
従来のように入口近傍と、中間部とに温度センサT1及
びT2を設けて、少なくとも2つの温度センサからの検
知信号に基づいて制御装置が凍結防止制御をおこなった
のでは、不必要に構成が複雑になるという問題点があ
る。
【0008】そこで、本発明は、簡易な構成で蒸発器の
凍結を防止することができる空気調和機を提供すること
を目的とする。
【0009】
【課題を解決するための手段】本発明は、蒸発器と凝縮
器と圧縮機とを備え、高沸点冷媒と低沸点冷媒からなる
非共沸混合冷媒を用いる空気調和機において、上記蒸発
器の冷媒入口近傍に設けた温度センサと、この温度セン
サにより検知した温度に基づいて前記蒸発器の凍結防止
制御をおこなう制御装置とを備えることを特徴とする。
【0010】
【作用】蒸発器では、常に一番温度の低い冷媒入口の近
傍にのみ温度センサを配置し、この温度センサからの検
知温度を制御装置が検知して、所定温度以下になった場
合にのみ凍結防止制御をおこなう。
【0011】ここで、凍結防止制御は、具体的には、コ
ンプレッサの出力(回転数)低下、膨脹弁の開度(開度
を大きくする)制御である。
【0012】このように、蒸発器において最も低温とな
る入口近傍の温度のみに温度センサを配置する構成であ
るから、空気調和装置全体の構成を簡易にすることがで
き、しかも一つの検知信号のみの判断で足りるから制御
装置の構成も簡易にすることができる。
【0013】
【実施例】以下に、本発明の実施例を図1乃至図3を参
照して詳細に説明する。
【0014】図1は、本発明の空気調和機の冷媒回路の
好ましい実施例を示しており、その冷媒回路の冷媒とし
て、高沸点冷媒と低沸点冷媒からなる非共沸混合冷媒を
用いる。
【0015】図1において、室外熱交換器10は、四方
弁14と電動膨張弁16を介して、室内熱交換器12に
接続されており、この四方弁14に対しては、圧縮機1
8とアキュムレータ19とが接続されている。
【0016】室外熱交換器10と室内熱交換器12とに
は、それぞれファン20が設けられており、熱交換効率
を高めている。
【0017】室外熱交換器10には、暖房運転時の冷媒
の入口近傍に冷媒温度を検知する温度センサT1が設け
られており、暖房運転時に蒸発器として作用する室外熱
交換器10の冷媒入口温度を検出するようになってい
る。また、室内熱交換器12には、冷房運転時の冷媒の
入口近傍に冷媒温度を検知する温度センサT2が設けら
れており、冷房運転時に蒸発器として作用する室内熱交
換器12の冷媒入口温度を検知している。
【0018】温度センサT1とT2とは、それぞれ制御
装置21に接続されており、それぞれの検知信号を制御
装置に送信するようになっている。
【0019】制御装置21は、電動膨脹弁16及びコン
プレッサ18に接続されており、温度センサT1または
T2で検知した温度が所定温度以下である場合には、コ
ンプレッサ18の出力を低下し、または電動膨脹弁16
の開度を大きくして蒸発器として作用している熱交換器
に通常よりも高温高圧の冷媒を流し込んで凍結防止処理
をおこなうようになっている。
【0020】図1の冷凍サイクルにおいて、四方弁14
は暖房時に実線状態になり、冷房時に破線状態となる。
そして矢印Aは暖房時における非共沸混合冷媒の流れ方
向を示し、矢印Bは冷房時における非共沸混合冷媒の流
れ方向を示している。
【0021】次に、上記実施例における動作を説明す
る。
【0022】まず、図3を参照すると、図3は図1の空
気調和装置の冷凍サイクルをモリエル線図に表したもの
である。
【0023】図3において、非共沸混合冷媒は圧力一定
条件で等温線が一定ではなく、飽和液線31と飽和蒸気
線32の間の等温線34は、飽和液線31から飽和蒸気
線32に向かっていくに従って、右下がりになってい
る。
【0024】図3において、点40から42の間が、図
1の圧縮機18により行われる圧縮行程である。
【0025】また、図3の点42から44の間が凝縮行
程であり、図1の凝縮器として働く暖房時の室内熱交換
器12と、冷房時の室外熱交換器10により行われる行
程である。
【0026】さらに、図4の点44から46の間が膨張
行程であり、図1の電動膨張弁16の開閉操作により達
成される。
【0027】そして、図3の点46から40の間が、蒸
発行程であり、図1の蒸発器として働く冷房時の室内熱
交換器12と、暖房時の室外熱交換器10により行われ
る行程である。
【0028】まず、暖房時には、図1において冷媒が矢
印A方向に移動し、図1の室外熱交換器10が蒸発器と
して作用し、室内熱交換器12は凝縮器として作用す
る。
【0029】この暖房時に、図1の室外熱交換器10で
は、蒸発器として作用するので冷媒温度が低下するが、
周囲温度が低い場合には冷媒温度は更に低い温度となる
ために着霜が生じる場合がある。
【0030】ここで、図3に示すいわゆるモリエル線図
を参照すると、室外熱交換器10では、蒸発器として作
用する図1の室外熱交換器10の入口付近(図3の点4
6付近に相当)の温度が出口付近(図3の点40付近)
の温度及び中間(図3の点40と46との間)の温度よ
りも低くなる。
【0031】例えば、非共沸混合冷媒を用いた場合に
は、低圧圧損がない場合、蒸発器入口、中間、出口温度
は、この順序で8.9℃(乾き度30%)と、11.2
℃(乾き度65%)と、13.4℃(乾き度100%)
と変化する。
【0032】実際に圧力損失が生じた場合であっても、
8.9℃(乾き度30%)、10.3℃(乾き度65
%)、11.6℃(乾き度100%)となり、いずれに
しても入口よりも中間及び出口のほうが温度が高く入口
温度が一番温度が低くなり、着霜し易い。
【0033】従って、室外熱交換器10の入口に設けた
温度センサT1により検知した温度のみに基づいて凍結
防止制御をすれば、室外熱交換器10の凍結を確実に防
止することができるのである。
【0034】そして、制御装置21は、温度センサT1
が所定温度(着霜が生じる温度)になったことを検知す
ると、コンプレッサ18の出力を低下させて、暖房能力
の低下を図り、室外熱交換器10の温度を上昇させて凍
結を防止する。また、必要によって、膨脹弁16の開度
を大きくする制御をおこなう。
【0035】同様にして、冷房時には、室内熱交換器1
2が蒸発器として作用する。
【0036】この冷房時には、室内熱交換器12が蒸発
器として作用するので、上述した暖房時の室外熱交換器
10と同様に、冷媒入口における温度が一番低くなる。
従って、冷媒入口付近に設けた温度センサT2の温度が
検知した温度のみに基づいて上述の凍結防止制御をすれ
ば、室内熱交換器12の凍結を確実に防止することがで
きるのである。
【0037】ここで、制御装置21は、温度センサT2
が所定温度になったことを検知すると、コンプレッサ1
8の出力を低下させて、冷房能力の低下を図り、室内熱
交換器12の温度を上昇させて凍結を防止する。また、
必要によって、膨脹弁16の開度を大きくする制御をお
こなう。
【0038】本発明の空気調和機は、上記実施例に限定
されず、請求の範囲に記載の要旨を逸脱しない範囲で種
々変形可能である。
【0039】例えば、上述した実施例では、1つの室外
熱交換器と1つの室内熱交換器とを備える空気調和機で
あったが、これに限定されず、複数の室外熱交換器と複
数の室内熱交換器とを備えてもよい。この場合にも、各
室内熱交換器(蒸発器)の入口に設けられた一つの温度
センサのみに基づいて凍結防止をおこなうことはいうま
でもない。
【0040】また、熱交換器には他の目的、例えば、ス
ーパーヒートの防止を目的として出口側に温度センサT
3(図2参照)を用いるものであってもよい。
【0041】
【発明の効果】以上述べたように、本発明によれば、蒸
発器では、蒸発過程において最も低温となる冷媒入口の
近傍にのみ温度センサを配置し、この温度センサからの
検知温度を制御装置が検知して、所定温度以下の場合に
凍結防止制御をおこなう構成であるから、空気調和装置
全体の構成を簡易にすることができ、且つ一の検知信号
のみの判断で足りるから制御装置の構成も簡易にするこ
とができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の空気調和機の好ましい実施例を示す冷
媒回路を示す図。
【図2】図1の冷媒回路における暖房時の室外熱交換器
もしくは冷房時の室内熱交換器を示す図。
【図3】図1に示す回路のモリエル線図。
【図4】従来の冷媒回路における暖房時の室外熱交換器
もしくは冷房時の室内熱交換器を示す図。
【図5】従来の回路のモリエル線図。
【符号の説明】
10 室外熱交換器(凝縮器または圧縮器) 12 室内熱交換器(圧縮器または凝縮器) T1、T2 温度センサ 21 制御装置
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 井上 幸治 大阪府守口市京阪本通2丁目18番地 三洋 電機株式会社内

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 蒸発器と凝縮器と圧縮機とを備え、高沸
    点冷媒と低沸点冷媒からなる非共沸混合冷媒を用いる空
    気調和機において、 上記蒸発器の冷媒入口近傍に設けた温度センサと、この
    温度センサにより検知した温度に基づいて前記蒸発器の
    凍結防止制御をおこなう制御装置とを備えることを特徴
    とする空気調和機。
JP24556893A 1993-09-30 1993-09-30 空気調和機 Pending JPH07103596A (ja)

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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN106123287A (zh) * 2016-06-30 2016-11-16 青岛海尔空调器有限总公司 一种空调器及其控制方法
US9664397B2 (en) 2010-11-24 2017-05-30 Mitsubishi Electric Corporation Air-conditioning apparatus with reversible heat medium circuit
CN110873435A (zh) * 2018-08-31 2020-03-10 青岛海尔空调电子有限公司 空调室内机防结霜控制方法

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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CN110873435A (zh) * 2018-08-31 2020-03-10 青岛海尔空调电子有限公司 空调室内机防结霜控制方法
CN110873435B (zh) * 2018-08-31 2021-12-28 青岛海尔空调电子有限公司 空调室内机防结霜控制方法

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