JPH07103532B2 - アスファルトプラントのドライヤ - Google Patents

アスファルトプラントのドライヤ

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JPH07103532B2
JPH07103532B2 JP1286495A JP28649589A JPH07103532B2 JP H07103532 B2 JPH07103532 B2 JP H07103532B2 JP 1286495 A JP1286495 A JP 1286495A JP 28649589 A JP28649589 A JP 28649589A JP H07103532 B2 JPH07103532 B2 JP H07103532B2
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JP
Japan
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drum
hopper
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waste material
burner
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秀人 蓬▲らい▼
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日工株式会社
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Description

【発明の詳細な説明】 [産業上の利用分野] 本発明は道路舗装材であるアスファルト合材を製造する
アスファルトプラントの骨材加熱装置であるドライヤに
関し、特に新規骨材及びアスファルト舗装材の両材料も
加熱することができるドライヤに関するものである。
[従来の技術] 道路工事等によって掘り起こされたアスファルト舗装廃
材(以下『廃材』という)は加熱装置であるドライヤに
よって加熱再生されてアスファルト合材として再利用さ
れるようになってきており、この種廃材加熱用ドライヤ
はアスファルトプラントの新規骨材を加熱するドライヤ
と併設されることが多い。そこで、本出願人は省スペー
ス等のために新規骨材と廃材の両材料を単一のドラムで
加熱することができるアスファルトプラントのドライヤ
を特許出願した(特願昭63−147117号)。
[発明が解決しようとする課題] 近年、アスファルト分を含む廃材を加熱する際に加熱条
件により悪臭が発生し、この悪臭が近隣に放散される可
能性があり、このため環境保全面から悪臭対策が必要と
なってきている。
そこで本発明は上記の点に鑑み、先に出願したアスファ
ルトプラントのドライヤを改良し、大型の脱臭装置を使
用せずに低コストで脱臭することができるアスファルト
プラントのドライヤを提案することを目的とするもので
ある。
[課題を解決するための手段] 一端部にバーナと燃焼室を有したホットホッパを他端部
に循環煙道を有したコールドホッパを配設し、回転自在
に傾斜枢支したドラムのほぼ中央部付近を仕切り板で仕
切るとともに、ドラムのバーナ寄りの前半部に熱風を分
流通過させる筒状体を挿入してその先端部を前記仕切り
板に貫通させて配設し、仕切り板を挟むドラム周壁に沿
って所定の間隔で新規骨材投入用と廃材排出用の透孔を
二列穿設し、該透孔を外周部からカバー体で包囲し、前
記バーナ側に位置するカバー体の上部に新規骨材投入部
を、ホットホッパ下部に新規骨材排出口を配設し、かつ
コールドホッパに新規骨材をも供給できる廃材供給部
を、コールドホッパ側に位置するカバー体下部に排出ゲ
ートを有する廃材排出口を配設し、更に、前記コールド
ホッパの循環煙道の一端部を途中に排風機を介在させて
前記燃焼室に連結する一方、前記カバー体に放出煙道を
配設したことを特徴とするアスファルトプラントのドラ
イヤを提供するものである。
[作用] 本発明に係るアスファルトプラントのドライヤにあって
は、前半部で新規骨材を、後半部で廃材を加熱再生し、
それぞれを単独でも取り出すことのできるドラムのコー
ルドホッパ側から導出する排ガスの全量をホットホッパ
側に配設した燃焼室に戻し、該燃焼室で排ガスを燃焼さ
せて炭酸ガスと水蒸気に分解して無臭処理する。そし
て、燃焼室で再加熱した高温の排ガスを再びドラム内に
送り込んでドラムの前半部で新規骨材を加熱し、後半部
で廃材を加熱するのである。このときドラム内の全ガス
量の内、バーナから取り込む燃焼用空気やドラム隙間よ
り侵入する空気及び加熱廃材から発生する水蒸気により
漸次増加していくガス量はドラム中央部付近からカバー
体に配設した放出煙道から放出されていく。
[実施例] 以下本発明の実施例を図面に基づいて説明する。
1は新規骨材及び廃材を加熱するドライヤであって、内
部に多数の掻き上げ羽根2を周設した円筒状のドラム3
を機台4上の支持ローラ5によって回転自在に傾斜枢支
し、駆動装置(図示せず)により所定の速度で回転させ
ている。6はドラム3の一端部に配設したホットホッパ
であって、該ホットホッパ6側にはバーナ7が配設した
あり、バーナ7の前方には火炎を形成する燃焼室8を備
えている。またホットホッパ6下部には加熱された新規
骨材を排出する新規骨材排出口9が形成されている。
ドラム3のほぼ中央部付近の内部には仕切り板10を固着
してドラム内部を仕切るとともに、ドラム3のバーナ7
寄りの前半部に熱風の一部をドラム3の後半部に導く適
宜口径の筒状体11を挿入を配設し、その先端部を前記仕
切り板10に貫通させている。
仕切り板10を挟むドラム周壁には適宜間隔で新規骨材投
入用透孔12と廃材排出用透孔13が穿設してあり、該透孔
12、13を外周部よりドラム3と切り離して固定したカバ
ー体14で包囲してある。
15はカバー体14の上部に配設した新規骨材投入用シュー
トであって、その先端部はカバー体14を貫通してドラム
3に穿設した新規骨材投入用透孔12に臨ませてあり、該
透孔12より新規骨材をドラム3内に投入するものであ
り、新規骨材がドラム3内にスムーズに投入されるよう
に各透孔12に案内シュート16を取り付けている。
17はカバー体14下部に配設した廃材排出口であって、ド
ラム3に穿設した廃材排出用透孔13の臨ませてあり、排
出ゲート18を具備している。そして排出ゲート18を開閉
することによってドラム後半部を流下してきた材料を廃
材排出用透孔13より落下させて外部へ排出する。また、
排出ゲート18を閉塞することによってドラム後半部を流
下してきた材料の一部を廃材排出口17に溜めながら、送
り羽根19によりカバー体14内をバーナ側に向って横送り
し、案内シュート16で掻き上げて新規骨材投入用透孔12
よりドラム前半部へと材料を乗り移すことができるよう
になっている。
ドラム3の他端部にはコールドホッパ20が配設してあ
り、該コールドホッパ20にはドラム3の排ガスを導出さ
せる循環煙道21を連結してあり、該循環煙道21の途中に
はドラム3から導出する排ガスを吸引排気する排風機22
と排ガス中の飛散粉塵を捕集する集塵機23とを配設して
ある。循環煙道21の他端部は燃焼室8に連結されてお
り、ドラム3より導出された排ガスは燃焼室8へと導か
れる。24はカバー体14に連結した放出煙道であって、該
放出煙道24の末端の排風機(図示せず)により前記筒状
体11とドラム前半部との間隙を通過する排ガスを放出さ
せており、集塵機(図示せず)を介して大気中に放出し
ている。筒状体11のバーナ7側には遮蔽板25が取り付け
てあり、火炎を適正に維持するためのものであって、必
要に応じて適宜取り付けると良い。26、27、28はそれぞ
れ流量調整用ダンパーであって各煙道内を通過する排ガ
スの流量を調整するために配設してある。
29は新規骨材を供給するコンベヤであって、骨材ホッパ
(図示せず)から切り出した新規骨材を新規骨材投入用
シュート15に供給するようにしている。30は廃材及び新
規骨材の両方を供給するコンベヤであって、廃材ホッパ
(図示せず)及び前記骨材ホッパより切り出した材料を
コールドホッパ側からドラム後半部に供給するようにし
ている。
しかして、廃材を新規骨材と同時に加熱する場合は、ド
ラム中央部付近のコールドホッパ20側に位置するカバー
体14下部の排出ゲート17を開動作し、骨材加熱用バーナ
7により燃焼室8で火炎を形成しながらドラム3内に熱
風を送り込む一方、コンベヤ29により各種粒径の新規骨
材をドラム3の中央部付近の新規骨材投入用のシュート
15に供給し、ドラム3に穿設した新規骨材投入用透孔12
よりドラム3内に投入し、ドラム3の前半部内を転動流
下させる間に新規骨材を所望温度まで加熱し、ホットホ
ッパ6下部の新規骨材排出口9より排出する。また廃材
はコンベヤ30によりコールドホッパ20側からドラム3の
後半部に供給する。そしてドラム3の前半部に挿入配設
した筒状体11内を通過してドラム後半部に導かれた高温
の熱風によりドラム後半部を転動流下する間に所望の温
度にまで加熱し、ドラム3の中央部付近に穿設した廃材
排出用透孔13より落下させ、カバー体14下部の廃材排出
口17より排出させるのである。このとき、ドラム3内で
発生した臭気やブルースモーク及び粉塵を伴う排ガスは
排風機22によって吸引排気され、循環煙道21の途中に設
けた集塵機23によって粉塵が除去され、燃焼室8に還元
される。燃焼室8に還元された排ガスはバーナ7の火炎
によって高温度に加熱され、排ガス中の臭気成分やブル
ースモークは加熱分解されて無臭となるのである。脱臭
された高温の排ガスは再度ドラム3内に送り込まれて廃
材の加熱に再利用される。排ガスの循環によってバーナ
7に必要な空気量とドラム3の各シール部より侵入する
空気量及び廃材や骨材の加熱に伴って発生する水蒸気に
見合ったガス量が余剰ガスとなって漸次増加していく
が、これらの余剰ガスはドラム3の中央部付近のカバー
体14に連結した放出煙道24から外部に排出される。ま
た、このように排ガスの全量を循環させるためにバーナ
の燃焼に際しては必要最小限の空気量で燃焼させること
が好ましい。
[発明の効果] 以上のように本発明に係るアスファルトプラントのドラ
イヤによれば、新規骨材と廃材とを同時に加熱すること
ができ、しかもそれぞれを単独に取り出すこともでき
る。また、新規骨材と廃材とを同時に加熱する場合に、
コールドホッパ20側から導出する臭気成分やブルースモ
ークを含んだ排ガスを循環煙道21により燃焼室8に還元
してドラム3内を循環させるようにしたので、ドラム3
より導出させる排ガス中の臭気成分やブルースモークを
燃焼室8で加熱分解して排ガスの脱臭ができ、嫌臭気で
周囲環境を害するものを極力防止することができる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明に係るアスファルトプラントのドライヤ
の一実施例の一部縦断した概略正面図、第2図は第1図
の一部省略A−A断面図、第3図は第1図の一部省略B
−B断面図である。 1…ドライヤ、3…ドラム、6…ホットホッパ、7…バ
ーナ、8…燃焼室、9…新規骨材排出口、10…仕切り
板、11…筒状体、12…新規骨材投入用透孔、13…廃材排
出用透孔、14…カバー体、15…新規骨材投入シュート、
17…廃材排出口、18…排出ゲート、20…コールドホッ
パ、21…循環煙道、22…排風機、24…放出煙道、29…コ
ンベヤ、30…コンベヤ

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】一端部にバーナと燃焼室を有したホットホ
    ッパを他端部に循環煙道を有したコールドホッパを配設
    し、回転自在に傾斜枢支したドラムのほぼ中央部付近を
    仕切り板で仕切るとともに、ドラムのバーナ寄りの前半
    部に熱風を分流通過させる筒状体を挿入してその先端部
    を前記仕切り板に貫通させて配設し、仕切り板を挟むド
    ラム周壁に沿って所定の間隔で新規骨材投入用と廃材排
    出用の透孔を二列穿設し、該透孔を外周部からカバー体
    で包囲し、前記バーナ側に位置するカバー体の上部に新
    規骨材投入部を、ホットホッパ下部に新規骨材排出口を
    配設し、かつコールドホッパに新規骨材をも供給できる
    廃材供給部を、コールドホッパ側に位置するカバー体下
    部に排出ゲートを有する廃材排出口を配設し、更に、前
    記コールドホッパの循環煙道の一端部を途中に排風機を
    介在させて前記燃焼室に連結する一方、前記カバー体に
    放出煙道を配設したことを特徴とするアスファルトプラ
    ントのドライヤ。
JP1286495A 1989-11-01 1989-11-01 アスファルトプラントのドライヤ Expired - Lifetime JPH07103532B2 (ja)

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CN102518020B (zh) * 2011-12-20 2014-03-12 中联重科股份有限公司 沥青混合料热再生设备及燃烧装置
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