JPH07103367B2 - 螢光体 - Google Patents

螢光体

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JPH07103367B2
JPH07103367B2 JP6028387A JP6028387A JPH07103367B2 JP H07103367 B2 JPH07103367 B2 JP H07103367B2 JP 6028387 A JP6028387 A JP 6028387A JP 6028387 A JP6028387 A JP 6028387A JP H07103367 B2 JPH07103367 B2 JP H07103367B2
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常雄 小沢
誠 服部
友博 宮崎
進 大纏
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化成オプトニクス株式会社
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Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は青色螢光体である銀とアルミニウムを主付活剤
とする立方晶系の硫化亜鉛螢光体に関し、更に詳しくは
高輝度領域においても輝度が励起エネルギーに対してリ
ニアリティーを示す、高輝度領域で使用される電子線励
起表示管用に適した螢光体に関する。
〔従来の技術〕
近年、テレビの大型化にともない投射管の需要が増大
し、又コンピュータの普及によりコンピューターのディ
スプレー用の高精細度管の需要が拡大している。これら
投射管及び高精細度管は電子線励起表示管の一種であ
る。電子線励起表示管において螢光体は、従来のカラー
ブラウン管等の螢光体に比べて高い励起エネルギーを与
えられ、高輝度を発生する状態で用いられる。そのた
め、電子線励起表示管用の螢光体は、従来のカラーブラ
ウン管等の螢光体に比べて、高励起エネルギー〔約0.6
μA/cm2以上〕領域においても輝度が励起エネルギー増
加に対して飽和することなく、励起エネルギーにほぼ正
比例して高くなることが望まれる。
ところが、従来用いられている螢光体のうち、青色の螢
光体には、高エネルギー領域において輝度が励起エネル
ギーにほぼ正比例して高くなるものがなかった。すなわ
ち、銀及び塩素を付活剤とする硫化亜鉛螢光体及び銀及
びアルミニウムを主付活剤とする硫化亜鉛螢光体〔例え
ば特公昭52−30158号公報、特開昭55−1003号公報、同5
5−83132号公報〕は、電子線励起表示管用としては満足
できるものではなかった。
〔発明が解決しようとする問題点〕
そこで本発明の目的は、高励起エネルギー領域において
も輝度が励起エネルギーにほぼ正比例して高くなる青色
の螢光体を提供することにある。更に詳しくは、本発明
の目的は、約0.6μA/cm2以上の高励起エネルギー領域に
おいて輝度が励起エネルギーにほぼ正比例して高くなる
電子線励起表示管用に適した立方晶系の硫化亜鉛螢光体
を提供することにある。
〔問題点を解決するたの手段〕
本発明は、銀とアルミニウムを主付活剤とする立方晶系
の硫化亜鉛螢光体において、銀の含有量が700μg/g以上
であり、かつ銀とアルミニウムの含有量のモル比(Ag/A
l)が1/1.5〜1/2.5の範囲にあることを特徴とする硫化
亜鉛螢光体に関する。
以下本発明について説明する。
本発明の螢光体は、例えば以下のようにして製造する。
まずZnS生粉に主付活剤であるAgおよびAlの原料として
硝酸塩等のAg化合物および硝酸塩、硫酸塩等のAl化合物
を加え、更にアルカリ金属又はアルカリ土類金属の塩化
物又は沃化物等の融剤と酸化防止のための少量の硫黄を
加え、これら原料をボールミル、ミキサーミル等を用い
て充分混合して螢光体原料混合物を得る。Ag化合物は、
螢光体の銀の含有量が700μg/g以上、好ましくは1000μ
g/g以上となるように加える。又Al化合物は、螢光体中
のアルミニウムの含有量が、銀とアルミニウムの含有量
のモル比(Ag/Al)が1/1.5〜1/2.5の範囲、好ましくは1
/1.7〜1/2.3の範囲になるように加える。銀及びアルミ
ニウムの含有量を上記範囲にすることによって高励起エ
ネルギー領域、特に0.6μA/cm2以上の領域において輝度
が励起エネルギーにほぼ正比例して高くなるという、優
れた輝度特性を有する螢光体を得ることができる。
次に得られた螢光体原料混合物を石英ルツボ、アルミナ
ルツボ等の耐熱性容器に充填して焼成する。焼成は硫化
水素雰囲気、硫黄雰囲気等の硫化性雰囲気と大部分が中
性ガスからなる中性雰囲気との混合ガス雰囲気中で800
℃〜1010℃の温度で行なう。焼成時間は螢光体原料混合
物の充填量、採用する焼成温度等によっても異なるが、
一般には30分〜5時間が適当である。焼成後得られる焼
成物を水洗、乾燥して本発明の螢光体を得る。
得られた螢光体は、優れた輝度特性を有し、投射管及び
高精細度管等の電子線励起表示管用として優れている。
特に少なくとも0.6μA/cm2以上の領域で使用される電子
線励起表示管用の青色螢光体として有用である。
又、本発明の螢光体は、Agに対するAlのモル比が1より
大きい(1.5〜2.5)であることから、螢光体輝度の経時
的劣化が少ないものでもある。
又本発明の螢光体は、前記主付活剤(Ag及びAl)以外に
も、銅等の他の付活剤や、ビスマス、アンチモン等の他
の元素を微量含有させて、発光色をわずかに変化させる
事や輝度を更に向上させる事も出来る。特に微量(100
μg/g以下好ましくは0.1〜30μg/g)のハロゲン(例え
ば塩素及び沃素)を添加することによって輝度をさらに
向上させることができる。
以下本発明を実施例により説明する。
実施例 1 硫化亜鉛 ZnS 100 g 硝酸銀 AgNO3 0.13g 硝酸アルミニウム Al(WO3・9H2O 0.56g 硫 黄 S 1 g 塩化ナトリウム NaCl 1 g 塩化マグネシウム MgCl2・6H2O 0.5 g 上記原料をボールミルを用いて充分混合した。混合して
得られた原料を石英ルツボに充填した後電気炉に入れ、
硫化性雰囲気と大部分が中性ガスからなる中性雰囲気の
混合ガス〔硫化水素、二硫化炭素、窒素の混合ガス〕中
で950℃の温度で2時間焼成した。次いで得られた焼成
物を水洗し、乾燥した。このようにAg付活量が800μg/g
(7.21×10-2モル%)およびAl付活量が400μg/g(1.44
×10-1モル%)である本発明の螢光体〔Ag/Al=1/2〕を
得た。この螢光体は立方晶系からなっていた。
得られた螢光体を用いて常法〔反射法〕により、1μA/
cm2及び10μA/cm2における輝度を測定した。結果を表1
に示す。
比較例 硝酸銀〔AgNO3〕0.049g及び硝酸アルミニウム〔Al(N
O3・9H2O〕0.21gを用いた他は、実施例1と同様に
して、Ag付活量300μg/g(2.70×10-2モル%)及びAl付
活量300μg/g(1.08×10-1モル%)である螢光体〔Ag/A
l=1/4〕を調製した。この螢光体は、立方晶系からなっ
ていた。
得られた螢光体を用いて実施例1と同様にして輝度を測
定し、結果を表1に示す。
実施例2〜6及び比較例2、3 硝酸銀〔AgNO3〕及び硝酸アルミニウム〔Al(NO3
9H2O〕の使用量を表1の如くした他は実施例1と同様に
して本発明の螢光体(実施例2〜6)及び比較例2及び
3の螢光体を得た。
得られた螢光体についてそれぞれ実施例1と同様にして
1μA/cm2及び10μA/cm2における輝度を測定した。結果
を表1に示す。
ガンマー値(対電流輝度特性の相対値):比較例1の 〔10μA/cm2の相対輝度/1μA/cm2の相当輝度〕 を1としたときの各実施例の 〔10μA/cm2の輝度/1μA/cm2の輝度〕 の値 実施例1〜6のガンマー値及び比較例1〜3のガンマー
値とAg付活量(μg/g)との関係を第1図に示す。
〔発明の効果〕
本発明の螢光体は、高励起エネルギー領域(約0.6μA/c
m2以上)における励起エネルギーが増加するに従って輝
度がほぼ正比例して高くなる。即ち、本発明の螢光体
は、優れたガンマー値特性を有し、高励起エネルギー下
で用いる電子線励起表示管用として優れた螢光体であ
る。
【図面の簡単な説明】
第1図は、ガンマー値(縦軸)とAg付活量(μg/g)
(横軸)との関係を示す。

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】銀とアルミニウムを主付活剤とする立方晶
    系の硫化亜鉛螢光体において、 銀の含有量が700μg/g以上であり、かつ銀とアルミニウ
    ムの含有量のモル比(Ag/Al)が1/1.5〜1/2.5の範囲に
    あることを特徴とする硫化亜鉛螢光体。
  2. 【請求項2】銀の含有量が1000μg/g以上である特許請
    求の範囲第(1)項記載の螢光体。
  3. 【請求項3】銀とアルミニウムの含有量のモル比(Ag/A
    l)が1/1.7〜1/2.3の範囲にある特許請求の範囲第
    (1)項記載の螢光体。
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