JPH07103296B2 - メラミン−ホルムアルデヒド縮合生成物の貯蔵安定性濃厚水性溶液、その製造方法並びにその用途 - Google Patents

メラミン−ホルムアルデヒド縮合生成物の貯蔵安定性濃厚水性溶液、その製造方法並びにその用途

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JPH07103296B2
JPH07103296B2 JP61234736A JP23473686A JPH07103296B2 JP H07103296 B2 JPH07103296 B2 JP H07103296B2 JP 61234736 A JP61234736 A JP 61234736A JP 23473686 A JP23473686 A JP 23473686A JP H07103296 B2 JPH07103296 B2 JP H07103296B2
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Description

【発明の詳細な説明】 本発明は、貯蔵安定性を高める為にヒダントイン誘導体
を含有するスルホン酸基含有メラミン−ホルムアルデヒ
ド縮合体の濃厚の水性溶液、その製造方法並びにその用
途に関する。
この種の縮合体は、加工−あるいは使用特性、例えば流
動性、硬化速度または竪牢性を改善する為に、無機系結
合剤、例えばセメントまたは無水石膏に対する添加剤と
して用いるのが有利である。かゝる樹脂は、約20%の濃
度まで安定化用添加物なしに充分な安定性を示す水溶液
の状態で主として用いられる。固形分含有量の増加とと
もに貯蔵安定性は益々低下するので、その結果例えば、
運搬および貯蔵庫の費用が僅かである為に有利である40
重量%濃度溶液は短期間しか用いることができない。
ドイツ特許出願公開第3,248,586号明細書から、環状ラ
クタムおよび/または場合によっては置換されたベンゼ
ンスルホン酸アミドが添加されており、40重量%濃度水
溶液の状態での40℃での貯蔵安定性が12〜24週間−無添
加では6週間だけ−であるスルホン化メラミン−ホルム
アルデヒド樹脂溶液が公知である。
米国特許第3,985,696号明細書には、30〜50%濃度水溶
液としても安定化添加物なしに、20%濃度溶液に相当す
る竪牢性に相当する竪牢性を有しているスルホン化メラ
ミン−ホルムアルデヒド樹脂溶液が開示されている。
この効果は、特定の縮合条件を保持することによって並
びに最初のアルカリ性縮合および酸性縮合に加えて続い
て別のアルカリ性縮合段階によって達成することができ
る。この最後の縮合段階では、第二段階の最初の高分子
縮合体が正確に規定された粘度まで分解される。
スルホン酸基を有さず、木材製板の表面被覆用装飾紙の
含浸剤として用いられそして耐水性および耐候性を改善
する為並びに硬化した樹脂フィルムの耐引き裂き強度を
改善する為の変性剤として1〜20重量%の5,5−ジメチ
ルヒダントインを含有する限定された水溶性メラミン−
ホルムアルデヒドが、ドイツ特許出願公開第2,725,078
号明細書に記載されている。
濃厚なメラミン−ホルムアルデヒドの貯蔵安定性を向上
させる為の従来公知の添加物は、実際の用途においては
僅か過ぎる効果しか示さない。
本発明者は、予期し得なかったことに、スルホン酸基含
有の濃厚なメラミン−ホルムアルデヒド樹脂溶液、特に
30%以上の樹脂含有量のものが、縮合の間または後にヒ
ダントイン誘導体を添加することによって、公知の樹脂
溶液に比べて実質的に改善された貯蔵安定性を有するこ
とを見出すことができた。
従って、本発明の対象は、式(I) 〔式中、R1およびR2は互いに無関係に水素原子または最
高10の炭素原子数のアルキル基であり、R4は水素原子、
最高4の炭素原子数のアルキロール基またはアルキル基
中炭素原子数0〜3のアミノアルボニルアルキル基であ
り、そしてR3が水素原子、最高4の炭素原子数のアルキ
ロール基、アルキル基中炭素原子数0〜3のアミノカル
ボニルアルキル基または下記式(II) (式中、R1、R2およびR4は式(I)において定義したの
と同じ意味を有する。) で表される基である。〕 で表されるヒダントイン誘導体を含有するスルホン酸基
含有メラミン−ホルムアルデヒド縮合体の貯蔵安定性濃
厚水性溶液にある。
ヒダントイン誘導体はメラミン−ホルムアルデヒド縮合
体に例えば、該メラミンを規準として0.1〜20モル%、
殊に0.5〜10モル%の量で添加する。1〜5モル%の含
有が特に有利である。
不十分な貯蔵安定性の問題は一般に20%より高濃厚のメ
ラミン樹脂溶液で初めて生じるので、本発明に従う安定
なメラミン樹脂溶液は、とりわけ20%より相当に高濃
度、殊に30%およびそれ以上の濃度で主として用いられ
る。実際に用いるには約50%濃度溶液という上限がある
が、勿論更に高い濃度の溶液でもヒダントイン誘導体の
安定化効果は存在している。
メラミンとホルムアルデヒドとのモル比が2.5:1〜4:1で
あるメラミン−ホルムアルデヒド縮合体を用いることが
有利であることが判っている。
例えば、R1およびR2が互いに無関係に水素原子、メチル
−、エチル−、プロピル−、ブチル−、イソブチル−、
ペンチル−またはヘキシル基を意味し、R3およびR4が互
いに無関係に水素原子、メチロール、エチロール、プロ
ピロール−またはブチロール基、アルキル基中炭素原子
数0〜3のアミノアルボニルアルキル基、例えばホルム
アミド−、アセトアミド−、プロピオン酸アミド−また
は酪酸アミド基を意味するヒダントイン誘導体を用いる
ことができる。ヒダントイン誘導体は、ヒダントインの
それぞれのN−1−原子がメチロール基を介して結合し
ておりそして基R1、R2およびR4が上記の意味を有する二
量体の状態で存在していてもよい。5−5−ジメチルヒ
ダントインは非常に容易に入手できそして良好な効果を
示すもので特に有利である。
本発明の貯蔵安定性のメラミン樹脂溶液は原則としてか
ゝる樹脂にとって公知のあらゆる方法に従って製造する
ことができる。適切な量のメラミン、ホルムアルデヒド
およびアルカリスルフィトを二段階で縮合することによ
って得るのが有利である。この場合には最初の段階に、
スルフィトがもはや検出できなくなるまでの間8〜12の
PH−値のもとで加熱する。第二段階に酸および場合によ
ってはヒダントイン誘導体の添加後に3〜7のPH−値の
もとで所望の縮合度まで最後まで縮合する。この縮合度
は例えばDIN52311に従う流動粘度を測定することによっ
て測定される。この粘度は、4mmのノズルを用いる場合
には一般に10〜30秒でありそして樹脂の性質に左右され
る。縮合は、得られる樹脂にて変性された結合剤混合物
の場合にはそれぞれ最適な流動性を得ることができるま
で実施する。最後にアルカリにて7〜13のPH−値に調整
し、場合によってはヒダントイン誘導体を初めて添加す
る。得られるメラミン樹脂溶液はそのまゝまたは噴霧乾
燥機で蒸発させた後に固体粉末として用いることができ
る。
本発明のメラミン樹脂は流動化添加物として無機系結合
剤、例えばセンメト、無水石膏、石膏、カオリン、フラ
イング・アッシュ、マグネシアセメントまたはプッゾラ
ン等に添加し、それによってそれらの流動性を改善す
る。一方、かゝる添加剤によって結合剤を同じ流動性の
結合剤混合物を僅かな量の水の使用下に得ることも可能
であり、その際にこれによって硬化した建築材料の強度
が高められる。
本発明の従って用いられるヒダントイン誘導体の一部は
市販のものであるかあるいは例えばオーストリア特許第
353,283号明細書またはキルク−オスマ(Kirk−Othme
r)、エンイクロペディア・オブ・ケミカルテクノロジ
ー(Encyclo−pedia of Chemical Technology)、第三
版、第12巻(1980)、第692〜711頁に従って製造でき
る。
本発明の樹脂溶液の貯蔵安定性の目安としては、例1〜
6についてDIN53211に従って20℃で4−mmの流動用ビー
カにおいて測定した粘度が195秒の値に上昇する貯蔵時
間(日数)を記してある。この値より上では樹脂溶液の
取扱および加工性が、高過ぎる粘度の為に既に著しく困
難になる。
例7〜22には、92日後に達する20℃のもとでの粘度をDI
N53211に従って4−mmの流動用ビーカあるいは6−mmの
流動用ビーカ(例20および20A)において測定すること
によって得られる貯蔵安定性が記してある。
本発明を以下の例によって更に詳細に説明する。その際
第1表に記載されているヒダントイン誘導体を実証の意
味で用いている。
第1表:(用いているヒダントイン誘導体) H ヒダントイン MH 5−メチルヒダントイン DMH 5,5−ジメチルヒダントイン MEH 5,5−メチルエチルヒダントイン MBH 5,5−メチルイソブチルヒダントイン DMMH 5,5−ジメチル−3−メチロールヒダン トイン DMDM 5,5−ジメチル−1,3−ジメチロールヒダン トイン DMDP 5,5−ジメチル−1,3−ジプロピオン酸アミ ドヒダントイン BDMH 1,1′−ビス(5,5−ジメチルヒダントイニ ル)メタン BDMM 1−(5,5−ジメチルヒダントイニル)−1′− (5,5−ジメチル−3−メチロールヒダント イニル)メタン BDME 1−(5,5−ジメチルヒダントイニル)−1′− (5,5−ジメチル−3−エチロールヒダント イニル)メタン 例1 攪拌機、温度計および還流冷却器を備えているガラス製
反応器中において、238部の水、126部のメラミン、248.
2部のホルマリン(36.3%濃度)および95.05部のナトリ
ウム−ジスルフィト−メラミン:ホルムアルデヒド:ジ
スルフィト−モル比=1:3:1に相当する−を20%濃度苛
性ソーダ溶液にて9.9のPHに調整し、75℃に加熱しそし
てこの温度のもとで、スルフィトがもはや検出されなく
なるまでの間縮合する。次いで50%濃度の蟻酸の添加に
よってPHを6.3にし、3.84部のジメチルヒダントインを
添加し−メラミンを規準として3モル%に相当する−そ
して再びPH−値を6.3にする。今度は50℃で22秒の粘度
−4mm−流動用ビーカでDIN53211に従って測定−まで縮
合する。次いでPH−値を20%濃度苛性ソーダ溶液で8.5
に調整しそして反応混合物を冷却する。得られる樹脂溶
液の固形分含有量は41.6重量%であり、20℃での粘度は
47秒である。25℃で120日の貯蔵時間の後に粘度は、問
題のない加工に未だ使用できる195秒の値−DIN53211に
従って20℃にて4mm−ビーカで測定−に上昇する。50℃
で貯蔵した場合には既に20日後に195秒の粘度に達す
る。
比較例1A 例1と同様に樹脂溶液を製造する。但しヒダントイン誘
導体を添加しない。20℃で53秒の粘度を有する41.5%濃
度の樹脂溶液が得られる。195秒の許容限界粘度値に既
に25℃で17日貯蔵した後に到達し、30日後には樹脂は固
体である。50℃で貯蔵した場合には、195秒の粘度に既
に7日後に達する。
例2〜6 例1と同様に樹脂溶液を製造する。但し第2表に記載し
てある如き種々のヒダントイン誘導体を添加する。更に
第2表には、得られる樹脂溶液の濃度、50℃および20℃
における粘度並びに貯蔵安定性−DIN53211に従って195
秒の粘度に達するまでの日数−も記してある。
例7 例1のと同じ装置中で256.7部の水、126部のメラミン
(1モル)、258.7部(3.13モル)のホルマリン(36.3
%濃度)および107.4部のナトリウム−ジスルフィト
(1.13モル)を、20%濃度苛性ソーダ溶液で9.9のPHに
し、75℃に加熱しそしてスルフィトがもはや検出されな
くなるまでの間縮合する。次いで50%濃度の蟻酸の添加
によってPHを6.2にし、1.28部(0.01モル)のジメチル
ヒダントインを添加し−メラミンを規準として1モル%
の量に相当する−そして再びPH−値を6.2にする。今度
は75℃で14秒の粘度−4mm−流動用ビーカでDIN53211に
従って50℃で測定−まで縮合する。次いでPH−値を20%
濃度苛性ソーダ溶液によって9.0に調整しそして冷却す
る。得られる樹脂溶液の濃度、粘度および25℃での貯蔵
安定性−92日貯蔵後にDIN53211に従って20℃にて4mm−
ビーカで測定される粘度として示す−を第3表に記載す
る。
例7A 例7と同様な樹脂溶液を製造する。但し、ヒダントイン
誘導体を添加しない。濃度、粘度および貯蔵安定性は第
3表に記載した通りである。
例8〜17 例7と同様な樹脂溶液を製造する。但し、第3表に記載
した如き種々のヒダントイン誘導体、並びに異なった濃
度でヒダントイン誘導体を用いる。例12ではジメチルヒ
ダントインを縮合の終了後に初めて添加する。得られた
樹脂溶液の濃度、粘度および25℃における貯蔵安定性は
第3表に記載した通りである。
例18 例1と同じ装置中で256.7部の水、126部のメラミン(1
モル)、258.7部(3.13モル)のホルマリン(36.3%濃
度)および107.4部のナトリウム−ジスルフィト(1.13
モル)を、50%濃度の蟻酸でPH8に調整し、60℃に加熱
しそしてスルフィトがもはや検出されなくなるまでの間
縮合する。次いで50%濃度の蟻酸の添加によってPHを3
にし、25.6部(メラミンを規準として20モル%の量に相
当する)のジメチルヒダントインを添加し、32.5部の水
を加えそして再びPH−値を3にする。今度は60℃で14秒
の粘度−4mm−流動用ビーカでDIN53211に従って50℃で
測定−まで縮合する。次いでPH−値を20%濃度苛性ソー
ダ溶液によって7に調整しそして冷却する。得られる樹
脂溶液の濃度、粘度および25℃での貯蔵安定性−92日貯
蔵後にDIN53211に従って20℃にて4mm−ビーカで測定さ
れる粘度として示す−は第3表に記載してある。
例19 例1と同じ装置中で256.7部の水、126部のメラミン(1
モル)、258.7部(3.13モル)のホルマリン(36.3%濃
度)および107.4部のナトリウム−ジスルフィト(1.13
モル)を、20%濃度の苛性ソーダ溶液で12のPHに調整
し、95℃に加熱しそしてスルフィトがもはや検出されな
くなるまでの間縮合する。次いで50%濃度の蟻酸の添加
によってPHを7にし、12.8部(メラミンを規準として10
モル%の量に相当する)のジメチルヒダントインおよび
16.3部の水を添加しそして再びPH−値を7にする。今度
は95℃で14秒の粘度−4mm−流動用ビーカでDIN53211に
従って50℃で測定−まで縮合する。次いでPH−値を20%
濃度苛性ソーダ溶液によって13に調整しそして冷却す
る。得られる樹脂溶液の濃度、粘度および25℃での貯蔵
安定性−92日貯蔵後にDIN53211に従って20℃にて4mm−
ビーカで測定される粘度として示す−は第3表に記載し
てある。
例20 例1と同じ装置中で179部の水、126部のメラミン(1モ
ル)、258.7部(3.13モル)のホルマリン(36.3%濃
度)および107.4部のナトリウム−ジスルフィト(1.13
モル)を、20%濃度の苛性ソーダ溶液で9.9のPHに調整
し、75℃に加熱しそしてスルフィトがもはや検出されな
くなるまでの間縮合する。次いで50%濃度の蟻酸の添加
によってPHを6.3にし、3.84部(メラミンを規準として
3モル%の量に相当する)のジメチルヒダントインを添
加しそして再びPH−値を6.3にする。今度は75℃で27秒
の粘度−4mm−流動用ビーカでDIN53211に従って50℃で
測定−まで縮合する。次いでPH−値を20%濃度苛性ソー
ダ溶液によって9.2に調整しそして冷却する。得られる
樹脂溶液の濃度、粘度および貯蔵安定性−25℃で92日貯
蔵後にDIN53211に従って20℃にて4mm−ビーカで測定さ
れる粘度として示す−は第3表に記載してある。
例20A 例20と同様に樹脂溶液を製造する。但しヒダントイン誘
導体を添加しない。濃度、粘度および貯蔵安定性−DIN5
3211に従って6mm−ビーカで測定される粘度−は第3表
に記載してある。
例21 例1と同様にして二種類の樹脂溶液を製造する。その
際、126部のメラミン(1モル)、214.9部(2.60モル)
のホルマリン(36.3%濃度)、107.4部のナトリウム−
ジスルフィト(1.13モル)および264.4部の水を、一方
は3.84部(3モル)のジメチルヒダントインと一緒にそ
してもう一方はヒダントイン誘導体を添加せずに用い
る。酸性縮合は6.2のPHにおいて行う。50℃で測定され
る14秒の粘度まで縮合し、次いで樹脂溶液を9のPHに調
整する。
ジメチルヒダントインの添加によって改善された樹脂溶
液貯蔵安定性は以下の記載から明である: 例22 例1と同様にして二種類の樹脂溶液を製造する。但し、
126部のメラミン(1モル)、289.3部(3.5モル)のホ
ルマリン(36.3%濃度)および107.4部のナトリウム−
ジスルフィト(1.13モル)および246.4部の水を、一方
は3.84部(3モル)のジメチルヒダントインと一緒にそ
してもう一方はヒダントイン誘導体を添加せずに用い
る。酸性縮合は、14秒の粘度(50℃で測定)が得られる
まで、5.5のPHにおいて行う。次いで9のPHに調整す
る。
両方の樹脂溶液の濃度、粘度および貯蔵安定性は以下の
記載から明である: 例23 殆ど同じ最終強度での本発明の樹脂溶液の流動性化効果
を、無水石膏製板について説明する: 50部の天然の無水石膏を50部の添加物(丸い粒0〜4m
m)と乾燥状態で予備混合し、0.25部のNa2SO4および0.7
25部の例8の樹脂溶液が溶解されている14.5部の水と混
合しそして90秒間烈しく混合する。
これと同様に無水石膏混合物を調製する。但し、本発明
の流動剤は添加しない。
本発明の樹脂を用いた場合の水節約効果およびそれによ
って達成される、殆ど同じ流動特性のもとでのはるかに
向上した最終強度を示す為に、同様に更に別の無水石膏
混合物を流動剤なしに、但し21部の水を用いて調製す
る。
これら三種類の混合物について、流動性並びに硬化した
板の28日後の曲げ強度および圧縮強度を測定する。
流動性を測定する為に、水平なガラス製板の上に載せら
れたビカー・リング(DIN1164、第5頁)に混合物を平
らに満たしそして板から該リングを引き離す。生じる平
たく丸い固まりの直径を流動性の目安として測定する。
曲げ強度および圧縮強度の測定は4×4×16cmの角柱
(DIN1164、第7頁)について28日経過後に行う。
流動性および強度について以下の値が得られる。
例24 殆ど同じ最終強度での本発明の樹脂の流動性化効果は以
下のコンクリート混合物について示す: 65lのアイリッヒ強制混合機において7.04kgのセメントP
Z275H〔パール・モーゼル・セメント(Perl−Mooser Ze
ment)、ウエルケ・キルヒビクル(Kirchbichl)′を乾
燥した添加物〔リンツ(Rinz)のホルツライテン(Holz
leithen)で産する丸い粒子〕−20.23kg:0〜4mm、7.95k
g:4〜8mm、6.18kg:8〜16mm、9.71kg:16〜32mm−と一緒
に30秒間予備混合し、2.59kgの水と混ぜ、更に30秒の混
合時間の後に更に1.30kgの水を添加し、1分間混合し、
例8に相応する樹脂溶液(セメントを規準として0.65重
量%の樹脂溶液)を添加しそして1分間攪拌する。
これと同様にしてコンクリート混合物を調製する。この
場合流動化剤として樹脂溶液の替わりに、例8に従う樹
脂溶液を噴霧乾燥することによって得られる20gの粉末
を添加する。固体状流動化剤の含有量はセメントを規準
として0.28重量%である。
更に同様にして、別のコンクリート混合物を本発明の流
動化剤を添加せずに調製する。
三種類のコンクリート混合物全部について、混合過程の
終了1分後に流動性(cm)をDIN1048、第1頁に従って
作業性の目安として測定する。圧縮強度の測定は、同様
にDIN1048、第1頁に従って、15cmの辺長さの試験用立
方体について18時間後および28時間後に行う。
流動性および強度について以下の測定値が得られる: 300kgのセメントPZ275コンクリート 水 セメント値:0.55

Claims (9)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】式(I) 〔式中、R1およびR2は互いに無関係に水素原子または最
    高10の炭素原子数のアルキル基であり、R4は水素原子、
    最高4の炭素原子数のアルキロール基またはアルキル基
    中炭素原子数0〜3のアミノカルボニルアルキル基であ
    り、そしてR3が水素原子、最高4の炭素原子数のアルキ
    ロール基、アルキル基中炭素原子数0〜3のアミノカル
    ボニルアルキル基または下記式(II) (式中、R1、R2およびR4は式(I)において定義したの
    と同じ意味を有する。) で表される基である。〕 で表されるヒダントイン誘導体を含有するスルホン酸基
    含有メラミン−ホルムアルデヒド縮合体の貯蔵安定性濃
    厚水性溶液。
  2. 【請求項2】ヒダントイン誘導体含有量が0.1〜20モル
    %である特許請求の範囲第1項記載の溶液。
  3. 【請求項3】ヒダントイン誘導体含有量が0.5〜10モル
    %である特許請求の範囲第2項記載の溶液。
  4. 【請求項4】ヒダントイン誘導体含有量が1〜5モル%
    である特許請求の範囲第3項記載の溶液。
  5. 【請求項5】30〜50重量%の濃度で存在する特許請求の
    範囲第1項記載の溶液。
  6. 【請求項6】ホルムアルデヒドとメラミンとのモル比が
    2.5:1〜4:1である特許請求の範囲第1項記載の溶液。
  7. 【請求項7】ヒダントイン誘導体が5,5−ジメチルヒダ
    ントインである特許請求の範囲第1項記載の溶液。
  8. 【請求項8】式(I) 〔式中、R1およびR2は互いに無関係に水素原子または最
    高10の炭素原子数のアルキル基であり、R4は水素原子、
    最高4の炭素原子数のアルキロール基またはアルキル基
    中炭素原子数0〜3のアミノカルボニルアルキル基であ
    り、そしてR3が水素原子、最高4の炭素原子数のアルキ
    ロール基、アルキル基中炭素原子数0〜3のアミノカル
    ボニルアルキル基または下記式(II) 式中、R1、R2およびR4は式(I)において定義したのと
    同じ意味を有する。) で表される基である。〕 で表されるヒダントイン誘導体を含有するスルホン酸基
    含有メラミン−ホルムアルデヒド縮合体の貯蔵安定性濃
    厚水性溶液を製造するに当たって、メラミン、ホルムア
    ルデヒドおよびアルカリ金属スルフィットを水溶液状態
    で多段階で所望の縮合度まで縮合反応させ、その際に最
    初の段階に8〜12のPH−値をそして第二段階では3〜7
    のPH−値を保持しそして最後に7〜13のPH−値を保持
    し、その際にヒダントイン誘導体を縮合方法の任意の時
    点で添加することを特徴とする、上記貯蔵安定性濃厚水
    性溶液の製造方法。
  9. 【請求項9】式(I) 〔式中、R1およびR2は互いに無関係に水素原子または最
    高10の炭素原子数のアルキル基であり、R4は水素原子、
    最高4の炭素原子数のアルキロール基またはアルキル基
    中炭素原子数0〜3のアミノカルボニルアルキル基であ
    り、そしてR3が水素原子、最高4の炭素原子数のアルキ
    ロール基、アルキル基中炭素原子数0〜3のアミノカル
    ボニルアルキル基または下記式(II) (式中、R1、R2およびR4は式(I)において定義したの
    と同じ意味を有する。) で表される基である。〕 で表されるヒダントイン誘導体を含有するスルホン酸基
    含有メラミン−ホルムアルデヒド縮合体の貯蔵安定性濃
    厚水性溶液またはこのものから噴霧乾燥によって製造さ
    れる粉末より成る、有機系結合剤の流動性の改善用添加
    剤。
JP61234736A 1985-10-04 1986-10-03 メラミン−ホルムアルデヒド縮合生成物の貯蔵安定性濃厚水性溶液、その製造方法並びにその用途 Expired - Lifetime JPH07103296B2 (ja)

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