JPH0710228U - 建設工事用仮止装置 - Google Patents

建設工事用仮止装置

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JPH0710228U
JPH0710228U JP4811293U JP4811293U JPH0710228U JP H0710228 U JPH0710228 U JP H0710228U JP 4811293 U JP4811293 U JP 4811293U JP 4811293 U JP4811293 U JP 4811293U JP H0710228 U JPH0710228 U JP H0710228U
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anchor
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bolt
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晃浩 四釜
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株式会社アンカー商事
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 躯体コンクリートにあけた複数の穴の位置と
ベースの複数の穴の位置とが簡単に一致し、建設工事が
完了して建設工事に必要な部材を撤去するに際にベース
を取り外した跡の処置も簡単にできるようにする。 【構成】 仮止めすべき部材を固定する板状のベース2
1と、ベース21穿設された長穴23と、躯体コンクリ
ート1に穿設した穴13に挿入する筒状のアンカー26
と、アンカー26の内孔32下端部に形成された傾斜面
33と、アンカー26の下端部に設けた切れ目35と、
アンカー26の内孔32上部に刻設された雌ねじ34
と、アンカー26の内孔32に上方から挿入され傾斜面
33に当接する打込み駒27と、中心に縦孔38を有し
ベース21の長穴23を通して雌ねじ34に螺合される
ボルト28と、ボルト28の縦孔38に挿入し打込み駒
27を下方に打込む打込み具31とを備える。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
この考案は、建設現場等において、手摺、足場、作業用部材等、建設工事に必 要な部材を躯体コンクリートに仮止するための建設工事用仮止装置に関するもの である。
【0002】
【従来の技術】
建設現場等においては、建設工事中の作業員の安全を保つための手摺や、高所 作業のための足場、作業用部材の支持具等が取り付けられる。これらの手摺や足 場、支持具等は建設工事が完了すると全て撤去される。
【0003】 図6はこのような建設現場等において使用される手摺の一例を示す斜視図であ って、水平の躯体コンクリート1に四角形の板状のベース2をスパイク3等によ って固定し、ベース2の中央には鉛直方向にしたパイプ材4の下端を次に説明す るように取り付け、パイプ材4の上端に水平方向のパイプ材5を直交型のクラン プ6で固定して手摺としたものである。
【0004】 図7は手摺の他の例の縦断正面図であって、向き合った壁を形成している1対 の躯体コンクリート7,7にベース2をスパイク3によって固定し、ベース2の 中央には水平方向にしたパイプ材4,4の端部を次に説明するように取り付け、 パイプ材4,4をクランプ8で結束して手摺としたものである。
【0005】 図8は上述したベース2及び鉛直方向にしたパイプ材4の下端を拡大して示し た斜視図であって、四角形の板状のベース2の隅には丸穴9が穿設されており、 ベース2の表面中央には、パイプ材4の内径にほぼ等しい外径になっている円筒 状のパイプ嵌合部10が垂直に固定されていて、パイプ嵌合部10の上端には、 1対のL字型切欠溝11,11が設けられている。
【0006】 一方、パイプ材4の端部近くには直径方向に杆12が固定してあって、杆12 はL字型切欠溝11に嵌めることができる太さになっている。
【0007】 パイプ材4の端部をベース2の中央に取り付ける場合には、パイプ材4の端部 をベース2中央のパイプ嵌合部10外側に嵌め、杆12がL字型切欠溝11に嵌 まるようにしてパイプ材4をパイプ嵌合部10に押し込み、パイプ材4を回して 杆12がL字型切欠溝11の水平部分の奥に達するようにしてパイプ材4がパイ プ嵌合部10から抜け出ないようにする。
【0008】 ベース2をコンクリート面に固定するために従来は、図9に示すように躯体コ ンクリート1のベース2を固定しようとする場所に、丸穴9の穿設位置に合わせ た穴13をドリルで穿設し、その上にベース2を置いた後、ベース2の上方から ベース2の丸穴9を通して躯体コンクリート1の穴13にアンカー14を図9の 左側に示すように差し込む。
【0009】 アンカー14は円柱状のもので、アンカー14外周の上半部にはナット15を 螺合するための雌ねじ16が刻設されており、アンカー14の中心には上方から スパイク3を差し込むためのスパイク差込穴17が設けられており、アンカー1 4の下部には、アンカー14の長手方向に切れ目18が切り込まれているもので ある。
【0010】 このようなアンカー14は、雌ねじ16にナット15を螺合してベース2の上 方から丸穴9を通して躯体コンクリート1の穴13に差し込んだ後、スパイク差 込穴17に上方からスパイク3を差し込む。そしてスパイク3をスパイク差込穴 17に叩き込むと、図9の右側に示すようにスパイク3の下端はスパイク差込穴 17の底を貫通して切れ目18を押し開くことになる。このためアンカー14の 裾は躯体コンクリート1の穴13の側壁に強く押し付けられ、躯体コンクリート 1から抜け出なくなる。そこでナット15を締め付ければ、ベース2は躯体コン クリート1に固定されることになる。
【0011】 ベース2を躯体コンクリート1に固定するために従来から行なわれている別の 方法として、図10の左側に示すようにベース2の丸穴9の上にワッシャ19を 置いて、コンクリート釘20を差し込み、コンクリート釘20を図10の右側に 示すように打ち込むことも行なわれている。
【0012】 このようにしてベース2を図6に示す躯体コンクリート1あるいは図7に示す 躯体コンクリート7に固定して、パイプ材4の端部をベース2の中央に取り付け ることにより、図6、図7に示すような手摺を建築現場に作ることができる。図 6において鉛直方向にしたパイプ材4を多数並設すると共にパイプ材4を上方に 継ぎ足して、足場を作ることもできる。
【0013】
【考案が解決しようとする課題】
従来、図9に示すように躯体コンクリート1に複数の穴13をあける場合に、 全部の穴13が正確にベース2の丸穴9の位置と一致するとは限らず、ベース2 の丸穴9を通して1つの穴13にしかアンカー14を差し込めなくて、ベース2 を1箇所でしか躯体コンクリート1に固定できず、ベース2の固定が不安定にな ることがあった。
【0014】 このようなことがないようにするために従来は、躯体コンクリート1上のベー ス2を固定すべき場所に一旦ベース2を置いて、ベース2の丸穴9を通して躯体 コンクリート1上に塗料のスプレーを吹き付け、躯体コンクリート1上に丸穴9 の位置を塗料でマークした後ベース2をどけてマークの位置にドリルで穴13を あけ、複数の穴13が全て丸穴9の位置と一致するようにしてベース2を躯体コ ンクリート1に強固に固定するようにしていたが、手数が掛かる上、コンクリー トには砂利が入っているのでその影響を受け、ドリルが砂利にあたって穴13の 位置がずれてしまう欠点があった。
【0015】 また建設工事が完了して手摺、足場を全て撤去するに際して、パイプ材4、ナ ット15、ベース2を取り外しても、アンカー14、スパイク3の上部が躯体コ ンクリート1から突出した状態で残ってしまうので、アンカー14及びスパイク 3の突出部分をカッター等で切断してその跡を補修し、モルタルを塗って仕上げ 面を手直しする手間が掛かる欠点があった。
【0016】 さらに図10のコンクリート釘20を打ち込む方法は、建築工事が完了して手 摺、足場を全て撤去する際にコンクリート釘20を無理に抜いてベース2を取り 外すことになるので、コンクリート釘20を無理に抜いた時に躯体コンクリート 1が破壊されるため、やはりモルタルを塗って補修の手間を要する欠点があった 。
【0017】 この考案はこのような従来の欠点を除去し、躯体コンクリートにあけた複数の 穴の位置とベースの複数の穴の位置とが簡単に一致し、建築工事が完了して手摺 、足場を全て撤去するに際にベースを取り外した跡の処置も簡単にできるように したパイプ材の仮止装置を提供することを目的とするものである。
【0018】
【課題を解決するための手段】
この考案の建設工事用仮止装置は、仮止めすべき部材を固定する板状のベース と、該ベースの隅の近傍に対角方向に長く穿設された長穴と、躯体コンクリート に穿設した穴に挿入する筒状のアンカーと、該アンカーの内孔下端部に形成され た下方が縮径している傾斜面と、前記アンカーの下端部に長手方向に設けた切れ 目と、前記アンカーの内孔上部に刻設された雌ねじと、前記アンカーの内孔に上 方から挿入され前記傾斜面に当接する打込み駒と、中心に縦孔を有し前記ベース の長穴を通して前記雌ねじに螺合されるボルトと、該ボルトの縦孔に挿入し前記 打込み駒を下方に打込む打込み具と、を備えたことを特徴とするものである。
【0019】
【作用】
ベースの長穴にボルトを差し込んで、ボルトをアンカーの雌ねじに螺合し、ボ ルトをベースの長穴に沿って移動することにより、ボルトに螺合してあるアンカ ーの位置を躯体コンクリートの穴に一致するように調節することが可能であり、 アンカーを躯体コンクリートの穴に挿入してボルトの縦孔に打込み具を挿入して 打込み具をたたくと、打込み具はアンカーの内孔に沿って下降し、内孔下端部の 傾斜面を押し広げてアンカーの外周下端を躯体コンクリートの穴に押し付けてア ンカーを躯体コンクリートの穴から抜け出ないようにし、ベースを躯体コンクリ ートに固定する。
【0020】 建設工事が完了して手摺、足場、作業用部材等、建設工事に必要な部材を全て 撤去する際には、ボルトを回してアンカーから除き、ベースを取り外して躯体コ ンクリート面の穴にモルタルを充填してアンカーを埋め込むだけでよい。
【0021】
【実施例】
次にこの考案の実施例を、建設工事に必要な部材として手摺に適用した場合を 説明する。
【0022】 図1は、この考案の一実施例の使用状態を示す縦断面図、図2はこの考案の一 実施例のベースの平面図であって、四角形の板状のベース21の表面中央には、 従来と同様にパイプ材4の内径にほぼ等しい外径になっている円筒状のパイプ嵌 合部10が垂直に固定されていて、パイプ嵌合部10の上端には、1対のL字型 切欠溝11,11が設けられている。
【0023】 四角形の板状のベース21の対角方向の1対の隅22の近傍には、対角方向に 長くなっている1対の長孔23が穿設されている。また四角形の板状のベース2 1の他の対角方向の1対の隅24の近傍にも、対角方向に長くなっている1対の 長孔25が穿設されている。長孔23の長さと長孔25の長さとは必ずしも同一 寸法でなく、一方の対の長孔が他方の長孔よりも長い寸法であっても良い。さら に1対の長孔23と他の1対の長孔25のうち、いずれか一方の対の長孔を穿設 するだけでもよい。
【0024】 上述したベース21を躯体コンクリート1に固定するためには、図3に示す装 置を使用する。図3に示す装置は、筒状のアンカー26と、打込み駒27と、ボ ルト28と、スプリングワッシャ29と、ワッシャ30と、打込み具31とを備 えている。
【0025】 筒状のアンカー26の内孔32の下端部には、下方が縮径している傾斜面33 が形成されており、内孔32の上部には雌ねじ34が刻設されている。またアン カー26の下端部には、アンカー26の長手方向に複数の切れ目35が設けられ ると共に、外周下端は傾斜した面取り部36が形成されている。
【0026】 打込み駒27は、アンカー26の内孔32の内径よりやや小さい寸法の外径に なっていて、アンカー26の内孔32に上方から挿入されるものであって、打込 み駒27の上面には、円形の凹部37が設けられている。
【0027】 ボルト28は、アンカー26の内孔32に刻設されている雌ねじ34に螺合さ れるもので、ボルト28の中心には円形の縦孔38が貫通している。ボルト28 を雌ねじ34に螺合する際には、スプリングワッシャ29とワッシャ30とを嵌 めることになる。
【0028】 打込み具31は、ボルト28の縦孔38に挿入できる杆状のもので、縦孔38 に挿入すると下端は打込み駒27の凹部37に嵌まるようになっており、打込み 具31の上端には、太い円柱状の叩打部39が一体に取り付けられている。
【0029】 ベース21を躯体コンクリート1に固定しようとする場合には、躯体コンクリ ート1のベース21を固定しようとする場所に、長孔23,25の位置にほぼ合 うようにして、図4に示すような穴13を従来と同様にドリルであけて、穴13 の中を掃除する。穴13の水平断面の大きさは、図3で説明した筒状のアンカー 26を若干の余裕をもって入れることができる程度の寸法とし、穴13の深さは 、アンカー26の長さよりも大きな寸法の適宜な深さでよい。
【0030】 穴13は必ずしも4個穿設せずに、ベース21の一方の対角方向の1対の長孔 23の穿設位置にほぼ合わせた1対の穴13であってもよく、あるいはベース2 1の他の対角方向の1対の長孔25の穿設位置にほぼ合わせた1対の穴13であ ってもよい。
【0031】 一方、図3の打込み具31は取り除き、ボルト28はアンカー26の内孔32 の雌ねじ34から抜き取って、図5の左側に示すようにアンカー26は内孔32 の中に打込み駒27を挿入した状態でベース21の下側から長孔23,25の位 置に手で保持し、ボルト28はスプリングワッシャ29とワッシャ30とを嵌め た状態でベース21の上側から長孔23,25に差し込むようにする。
【0032】 そして図5の右側に示すように、ボルト28を長孔23,25に通してアンカ ー26の雌ねじ34に螺合すると、アンカー26はボルト28によってベース2 1の長孔23,25の下に吊り下げられた状態になる。
【0033】 このように長孔23,25の下にアンカー26を吊り下げた状態でベース21 を躯体コンクリート1の穴13の上方に運び、図1に示すようにアンカー26を 穴13の中に挿入する。この際、ボルト28を長孔23,25に沿って移動する と共に、ベース21の位置を調整することによりアンカー26の位置を穴13に 合わせ、穴13を4個穿設した場合であっても少なくとも3個のアンカー26を 穴13に挿入することができることになる。アンカー26の外周下端に形成して ある面取り部36(図3参照)は、アンカー26を穴13に容易に挿入させる働 きをする。
【0034】 アンカー26を躯体コンクリート1の穴13に挿入した後、ボルト28の縦孔 38に打込み具31を挿入し、打込み具31の上端に一体になっている叩打部3 9をハンマー等によって叩くと、打込み具31の下端は打込み駒27の凹部37 に嵌まつてハンマー等による打撃力を打込み駒27に伝えることになる。
【0035】 打撃力を受けた打込み駒27はアンカー26の内孔32下端部に形成されてい る傾斜面33を強い力で側方に押し、図1の右側に示すように複数の切れ目35 を押し開き、アンカー26の外周下端を穴13の側壁に強く押し付けるため、ア ンカー26は穴13から抜け出なくなる。そこでボルト28を締め付ければ、ス プリングワッシャ29、ワッシャ30を介してベース21は躯体コンクリート1 に固定されることになる。打込み具31は1個のもので順次打込み駒27を打ち 込めばよい。
【0036】 打込み具31の長さを打込み駒27の打込み深さとほぼ同じ寸法にしておけば 、叩打部39を叩いた際に叩打部39の下面がボルト28の上面に接することに より、打込み駒27を必要以上に下方へ押出して打込み駒27がアンカー26の 下に抜けてしまうようなことはなくなる。
【0037】 このようにしてベース21を躯体コンクリート1に固定した後は、図8におい て説明した従来のものと同様に、パイプ材4の端部をベース21中央のパイプ嵌 合部10外側に嵌め、杆12がL字型切欠溝11に嵌まるようにしてパイプ材4 をパイプ嵌合部10に押し込み、パイプ材4を回して杆12がL字型切欠溝11 の水平部分の奥に達するようにしてパイプ材4がパイプ嵌合部10から抜け出な いようにする。
【0038】 上述の説明は、水平な躯体コンクリート1にベース21を固定する場合につい て述べたが、図7のように向き合った壁を形成している1対の躯体コンクリート 7,7にベース21を固定する場合も、向きが90度変わるだけで同様に固定す ることができる。
【0039】 ベース21を躯体コンクリート1,7に固定して、パイプ材4の端部をベース 21の中央に取り付けることにより、従来と同様に手摺や足場を建築現場に作る ことができる。
【0040】 建築工事が完了して手摺、足場を全て撤去するに際には、図1のボルト28を アンカー26の雌ねじ34(図3参照)から抜き取り、スプリングワッシャ29 、ワッシャ30、パイプ材4、ベース21を撤去すると、工事が完了した現場に は、穴13の中に固定されているアンカー26と打込み駒27とが残されること になるが、穴13の中にモルタルを充填するだけで、躯体コンクリート1を平滑 な仕上げ面にすることができる。
【0041】 以上説明した実施例は、手摺を建設工事現場に仮止めした場合について説明し たが、建設工事に必要な他の部材の仮止めをする場合、例えば壁面にベースを固 定し、ベースに資材を吊すための丸還を固着しておく場合には、ベースとしてパ イプ嵌合部10の無い平板状のものを使用し、このベースに丸還を溶接しておけ ばよい。
【0042】
【考案の効果】
この考案は、板状のベース21の隅の近傍に、対角方向に長い長孔23,25 を穿設したので、ベース21を固定するために躯体コンクリート1に穿設する穴 13を、厳密な位置合わせをせず楽に穿設することができる効果がある。
【0043】 そして躯体コンクリート1に穿設する穴13の深さは、アンカー26の長さよ りも深ければよく、正確な寸法測定をする必要がない。
【0044】 さらにアンカー26ごとにスパイク3を必要とせず、1個の打込み具31で全 てのアンカー26を躯体コンクリート1の穴13に固定することができるため、 素材の節約と経費の削減とをすることができる効果がある。
【0045】 また建設工事が完了して手摺、足場等の建設工事に必要な部材を全て撤去する に際には、ボルト28をアンカー26から抜き取り、建設工事に必要な部材と共 にベース21を撤去して、躯体コンクリート1に穿設してある穴13にモルタル を充填するだけの簡単な作業で、躯体コンクリート1を平滑な仕上げ面にするこ とができる効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】この考案の一実施例の固定状態を示す縦断面図
である。
【図2】この考案の一実施例のベースの平面図である。
【図3】この考案の一実施例の拡大縦断面図である。
【図4】躯体コンクリートに穴を穿設した状態の縦断面
図である。
【図5】ベースにアンカーを取り付ける状態を示す縦断
面図である。
【図6】手摺の一例を示す斜視図である。
【図7】手摺の他の例の縦断面図である。
【図8】従来のパイプ材の仮止装置の斜視図である。
【図9】従来のパイプ材の仮止装置の固定状態を示す縦
断正面図である。
【図10】従来のパイプ材の仮止装置の他の固定状態を
示す縦断正面図である。
【符号の説明】
1 躯体コンクリート 21 ベース 23 長孔 25 長孔 26 アンカー 27 打込み駒 28 ボルト 31 打込み具 32 内孔 33 傾斜面 34 雌ねじ 35 切れ目

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 仮止めすべき部材を固定する板状のベー
    スと、該ベースの隅の近傍に対角方向に長く穿設された
    長穴と、躯体コンクリートに穿設した穴に挿入する筒状
    のアンカーと、該アンカーの内孔下端部に形成された下
    方が縮径している傾斜面と、前記アンカーの下端部に長
    手方向に設けた切れ目と、前記アンカーの内孔上部に刻
    設された雌ねじと、前記アンカーの内孔に上方から挿入
    され前記傾斜面に当接する打込み駒と、中心に縦孔を有
    し前記ベースの長穴を通して前記雌ねじに螺合されるボ
    ルトと、該ボルトの縦孔に挿入し前記打込み駒を下方に
    打込む打込み具と、を備えたことを特徴とす建設工事用
    仮止装置。
JP4811293U 1993-07-06 1993-07-06 建設工事用仮止装置 Expired - Lifetime JPH083583Y2 (ja)

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JPH083583Y2 JPH083583Y2 (ja) 1996-01-31

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