JPH07102224B2 - 生物分解可能の移植可能の材料及びその製造方法 - Google Patents
生物分解可能の移植可能の材料及びその製造方法Info
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- JPH07102224B2 JPH07102224B2 JP3518175A JP51817591A JPH07102224B2 JP H07102224 B2 JPH07102224 B2 JP H07102224B2 JP 3518175 A JP3518175 A JP 3518175A JP 51817591 A JP51817591 A JP 51817591A JP H07102224 B2 JPH07102224 B2 JP H07102224B2
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Description
【発明の詳細な説明】 本発明は生きた組織内、特に骨質の組織内に移植可能の
新規な材料に関する。本発明は組織の再生に適用され、
所望の場合に長期の治療上の効果を得る為に活性物質を
組合せ可能の生物分解速度を有する材料を準備すること
を企図するものである。
新規な材料に関する。本発明は組織の再生に適用され、
所望の場合に長期の治療上の効果を得る為に活性物質を
組合せ可能の生物分解速度を有する材料を準備すること
を企図するものである。
生きた組織、特に骨質の組織内に移植を行う材料又はマ
トリックスは組織の「欠陥」を補償し、所望の場合に活
性物質を解放可能なものとして公知である。このような
移植マトリックスは現在4つの範疇に分類されている。
トリックスは組織の「欠陥」を補償し、所望の場合に活
性物質を解放可能なものとして公知である。このような
移植マトリックスは現在4つの範疇に分類されている。
先ず第1に活性物質の局部的な解放に利用され、全身的
な方法でその管理を回避させる若干の重合体(例えばポ
リメタクリル酸メチルPMMA)のような生物分解不可能の
ものが存在する。これらのマトリックスは活性物質を解
放した後でこれらのマトリックスを抽出する為に更に他
の外科的な作業を必要とする欠点を有する(仏国特許第
74.13342号参照)。更に又極めて少量の初期活性物質の
部分しか解放されない(約6%)。
な方法でその管理を回避させる若干の重合体(例えばポ
リメタクリル酸メチルPMMA)のような生物分解不可能の
ものが存在する。これらのマトリックスは活性物質を解
放した後でこれらのマトリックスを抽出する為に更に他
の外科的な作業を必要とする欠点を有する(仏国特許第
74.13342号参照)。更に又極めて少量の初期活性物質の
部分しか解放されない(約6%)。
硫酸カルシウム基体のマトリックスのような他の古いマ
トリックスは生物分解可能であるが、その退化速度が一
定で、問題とされる組織の再生速度に適用出来ず、その
退化が一般に骨質の組織に対して速過ぎて、屡このよう
な組織内に「欠陥」の生起を伴うのである。これらのマ
トリックスは又組織の再生を促進出来ない欠点を有す
る。
トリックスは生物分解可能であるが、その退化速度が一
定で、問題とされる組織の再生速度に適用出来ず、その
退化が一般に骨質の組織に対して速過ぎて、屡このよう
な組織内に「欠陥」の生起を伴うのである。これらのマ
トリックスは又組織の再生を促進出来ない欠点を有す
る。
他の型式の移植マトリックスはポリラクティック−グリ
コリックマトリックスPLGA(polylactic−glycolic mat
rices PLGA)であって、これらのものは、2つの成分の
相対的な調剤によって、問題とされる組織の再生速度に
退化速度を適応させる為に退化速度の修正を行い得る利
点を有する。しかし、これらのマトリックスは何れにし
ても不良な状態の組織の再生を促進できるものではな
く、これらのマトリックスは退化の進行中に於ける解重
合(depolymerization)(酸の形成)によって炎症性反
応を生じさせるのである。
コリックマトリックスPLGA(polylactic−glycolic mat
rices PLGA)であって、これらのものは、2つの成分の
相対的な調剤によって、問題とされる組織の再生速度に
退化速度を適応させる為に退化速度の修正を行い得る利
点を有する。しかし、これらのマトリックスは何れにし
ても不良な状態の組織の再生を促進できるものではな
く、これらのマトリックスは退化の進行中に於ける解重
合(depolymerization)(酸の形成)によって炎症性反
応を生じさせるのである。
移植マトリックスの最後の範疇は三石灰(tricalcium)
又は燐灰石状燐酸塩(apatitic phosphate)を基体とす
るマトリックスであって、これの結合は焼成(calcinat
ion)(ドイツ国特許第2.807.132号で提案されているよ
うな多孔性セラミック)又はコラーゲン又はエラスチン
(ドイツ国特許第3.206.726号)のような結合剤の何れ
かによって保証されるのである。これらのマトリックス
は骨質の再生を促進するが、しかし、生物分解能力が甚
だ遅く、修正されることが出来ないのである。このよう
な場合、これらのマトリックスは骨の形成に対して積極
的な効果があるのに拘わらず、組織の正常な再構成に抵
抗を与えるのである。更に、例えば硫酸ゲンタマイシン
(gentamicin sulphate)のような溶解性の型式の活性
物質と組合される時には、これらのマトリックスは過剰
な物質の解放を生じさせ、このことが毒性の強い物質の
場合及び/又は長期の応用を必要とする処理の場合の主
な欠点になるのである。これらの欠点に対処するため
に、活性物質は時々溶解度の低い塩(例えばドイツ国特
許第3.206.706号に記載されているような燐酸ヘスペリ
ジン)に変換されるのである。何故ならば若干の疏水性
の特性が製品に与えられ、従ってその位置で解放を遅延
させるのであるが、移植の初期に於ては、この解放は甚
だ遅く、著しく時間が経過した後でなければ初期の効果
が得られず、このことは病人を取扱う場合には著しい欠
点になるものである。
又は燐灰石状燐酸塩(apatitic phosphate)を基体とす
るマトリックスであって、これの結合は焼成(calcinat
ion)(ドイツ国特許第2.807.132号で提案されているよ
うな多孔性セラミック)又はコラーゲン又はエラスチン
(ドイツ国特許第3.206.726号)のような結合剤の何れ
かによって保証されるのである。これらのマトリックス
は骨質の再生を促進するが、しかし、生物分解能力が甚
だ遅く、修正されることが出来ないのである。このよう
な場合、これらのマトリックスは骨の形成に対して積極
的な効果があるのに拘わらず、組織の正常な再構成に抵
抗を与えるのである。更に、例えば硫酸ゲンタマイシン
(gentamicin sulphate)のような溶解性の型式の活性
物質と組合される時には、これらのマトリックスは過剰
な物質の解放を生じさせ、このことが毒性の強い物質の
場合及び/又は長期の応用を必要とする処理の場合の主
な欠点になるのである。これらの欠点に対処するため
に、活性物質は時々溶解度の低い塩(例えばドイツ国特
許第3.206.706号に記載されているような燐酸ヘスペリ
ジン)に変換されるのである。何故ならば若干の疏水性
の特性が製品に与えられ、従ってその位置で解放を遅延
させるのであるが、移植の初期に於ては、この解放は甚
だ遅く、著しく時間が経過した後でなければ初期の効果
が得られず、このことは病人を取扱う場合には著しい欠
点になるものである。
更にヨーロッパ特許第0.147.021号は液体の医療化合物
(水性懸濁物)を記載しているが、この医療化合物は、
活性物質を解放させることにより病人(骨髄炎)を局部
的に処理する為にドレン管(drain tube)によって骨の
空所内に導入されることが出来るようになっている。し
かし、この化合物は一時的に組織を置換え得る移植用の
材料ではなく、何等の機械的な特性を有しない単なる溶
液であり、これ唯1つの目的は局部的に活性物質を解放
させ、次いでこれを排出させることである。更に、この
活性物質は直ちに解放されて、長期にわたって延長され
る効果を有するものではない。
(水性懸濁物)を記載しているが、この医療化合物は、
活性物質を解放させることにより病人(骨髄炎)を局部
的に処理する為にドレン管(drain tube)によって骨の
空所内に導入されることが出来るようになっている。し
かし、この化合物は一時的に組織を置換え得る移植用の
材料ではなく、何等の機械的な特性を有しない単なる溶
液であり、これ唯1つの目的は局部的に活性物質を解放
させ、次いでこれを排出させることである。更に、この
活性物質は直ちに解放されて、長期にわたって延長され
る効果を有するものではない。
本発明は燐酸カルシウムを基体とする型式の新規な移植
可能の材料を提供することを目的とするもので、この材
料は完全に生物と調和出来、炎症性反応のような欠点の
ある反応を伴わずに骨の形成を促進出来るものであり、
本発明の重要の目的は、一時的に欠陥のある組織を置換
えることが出来る機械的特性を与えると共に組織が再生
される速度に調節出来る生物分解速度の利点を有する移
植可能の材料を提供することである。
可能の材料を提供することを目的とするもので、この材
料は完全に生物と調和出来、炎症性反応のような欠点の
ある反応を伴わずに骨の形成を促進出来るものであり、
本発明の重要の目的は、一時的に欠陥のある組織を置換
えることが出来る機械的特性を与えると共に組織が再生
される速度に調節出来る生物分解速度の利点を有する移
植可能の材料を提供することである。
本発明の他の目的は、上述の材料を、長期にわたって延
長された治療上の効果を有して、活性物質が次第に解放
されることを保証するのに適当な群を与える前記活性物
質と組合せることである。
長された治療上の効果を有して、活性物質が次第に解放
されることを保証するのに適当な群を与える前記活性物
質と組合せることである。
他の目的は、熱を与えないでこれらの種々の成分を締め
固めることによって容易に製造出来る移植用材料を提供
することである。
固めることによって容易に製造出来る移植用材料を提供
することである。
上述の目的の為に、本発明によって企図される上述の移
植可能の材料を製造する方法は、燐酸カルシウムを生物
分解可能の配糖体(oside)又はポリ配糖体(polyosid
e)と混合することより成っていて、この方法は、 ・HPO4群及びPO4群の両者を含む燐灰石又は三斜晶系の
構造を有する燐酸カルシウムを利用し、 ・材料の生物分解速度の要求される速度の増加に対応し
て、混合物基準の1〜30重量%の範囲内で配糖体又はポ
リ配糖体の量を増加する比率の混合が行われる、 ことを特徴とするものである。
植可能の材料を製造する方法は、燐酸カルシウムを生物
分解可能の配糖体(oside)又はポリ配糖体(polyosid
e)と混合することより成っていて、この方法は、 ・HPO4群及びPO4群の両者を含む燐灰石又は三斜晶系の
構造を有する燐酸カルシウムを利用し、 ・材料の生物分解速度の要求される速度の増加に対応し
て、混合物基準の1〜30重量%の範囲内で配糖体又はポ
リ配糖体の量を増加する比率の混合が行われる、 ことを特徴とするものである。
使用される燐酸カルシウムは種々のカチオンのカルシウ
ム置換体(マグネシウム、ナトリウム)又は燐酸塩イオ
ン(炭酸塩)のアニオンの置換体又はヒドロキシルイオ
ンの置換体(塩素)を含むことが出来、又置換されない
ので、次の式 Ca8+y(HPO4)2+x-y(PO4)4-x+y(OH)x+yを有し、 但し、0y2、0x<1である。
ム置換体(マグネシウム、ナトリウム)又は燐酸塩イオ
ン(炭酸塩)のアニオンの置換体又はヒドロキシルイオ
ンの置換体(塩素)を含むことが出来、又置換されない
ので、次の式 Ca8+y(HPO4)2+x-y(PO4)4-x+y(OH)x+yを有し、 但し、0y2、0x<1である。
上述の型式の燐酸カルシウム及び配糖体又はポリ配糖体
は粉末の形態で混合されるのが望ましく、混合の後でこ
れらのものは締め固められ、予め定められた形状を与え
られるのである。このようにして行われる移植は「欠
陥」の位置に対して適当な座を準備した後で組織内、特
に骨質の組織内に配置されるか、又は燐酸カルシウムの
ような生物分解可能の結合剤又は燐酸塩を基体とする結
合剤によって組織内に存在する空所内に固定されること
が出来る。
は粉末の形態で混合されるのが望ましく、混合の後でこ
れらのものは締め固められ、予め定められた形状を与え
られるのである。このようにして行われる移植は「欠
陥」の位置に対して適当な座を準備した後で組織内、特
に骨質の組織内に配置されるか、又は燐酸カルシウムの
ような生物分解可能の結合剤又は燐酸塩を基体とする結
合剤によって組織内に存在する空所内に固定されること
が出来る。
試験の結果は、本発明による移植可能の材料の退化が燐
酸塩と混合される配糖体又はポリ配糖体の比率に関係し
て数日(3日乃至4日)から数箇月を数える遥かに長い
時間(10乃至12箇月)の間で変化することを示した。種
々の配糖体又はポリ配糖体が使用出来るが、退化の時間
はこの化合物の分子量と共に増加し、例えば配糖体又は
ポリ配糖体の選択により、又これの燐酸塩に体する比率
を調節することによって生物分解速度を修正することが
出来る。特に、デキストランがポリ配糖体の代りに使用
出来、デキストランの比率は所望の退化速度に関係して
1乃至30%の間で修正されるが、退化速度はデキストラ
ンの比率とともに増加し、従って、燐酸塩に混合される
テキストランの量が多い程退化時間は短くなるのであ
る。
酸塩と混合される配糖体又はポリ配糖体の比率に関係し
て数日(3日乃至4日)から数箇月を数える遥かに長い
時間(10乃至12箇月)の間で変化することを示した。種
々の配糖体又はポリ配糖体が使用出来るが、退化の時間
はこの化合物の分子量と共に増加し、例えば配糖体又は
ポリ配糖体の選択により、又これの燐酸塩に体する比率
を調節することによって生物分解速度を修正することが
出来る。特に、デキストランがポリ配糖体の代りに使用
出来、デキストランの比率は所望の退化速度に関係して
1乃至30%の間で修正されるが、退化速度はデキストラ
ンの比率とともに増加し、従って、燐酸塩に混合される
テキストランの量が多い程退化時間は短くなるのであ
る。
更に本発明による移植可能の材料は所望の治療上の効果
を生じ得る活性物質と組合されることが出来る。本発明
の1つの特徴によって、HPO4群及びPO4群を含む燐酸カ
ルシウムに固定され得るアミン群を含む活性物質が使用
される。
を生じ得る活性物質と組合されることが出来る。本発明
の1つの特徴によって、HPO4群及びPO4群を含む燐酸カ
ルシウムに固定され得るアミン群を含む活性物質が使用
される。
従って、本発明による材料の3つの成分は協働して活性
物質が次第に解放されるようになすのである。燐酸塩に
対する活性物質の固定は、恐らく、前記物質のアミン群
によって行われる結果としてHPO4群及びPO4群の両者の
存在に関連され、この固定は引続いて移植の場所でこの
物質が次第に解放されるようになすものであることを示
すことが出来る。驚くべきことは、試験の結果は、配糖
体又はポリ配糖体の存在がこの解放を調整する特性を有
し、直ちに有効な速度を得て、数週間の長期間にわたっ
て実質的に一定の速度でこの解放を延長させ得ることを
示すことが出来たのである。(配糖体又はポリ配糖体は
著しく溶解性の化合物であるから、反対の効果も期待さ
れる。) なお、配糖体又はポリ配糖体が材料の締め固めの間に可
塑材として作用し、その結合を著しく改善することを強
調しなければならないは、このことは、この化合物の存
在が結合作用を強化する現象である燐酸塩の粒子寸法を
著しく増大させる事実によるように見える。このような
粒子寸法の増大の現象は少なくとも一部分活性物質が解
放される速度の減少及び調整作用を説明することを可能
にするが、燐酸塩のHPO4群及びPO4群によって固定され
るこの物質が大きい粒子の内部では解放が更に困難にな
されるのである。更に、寸法が増大するにつれて生じる
粒子の比表面の減少が粒子の結合する場合の分解運動エ
ネルギーを減少させる因子である。
物質が次第に解放されるようになすのである。燐酸塩に
対する活性物質の固定は、恐らく、前記物質のアミン群
によって行われる結果としてHPO4群及びPO4群の両者の
存在に関連され、この固定は引続いて移植の場所でこの
物質が次第に解放されるようになすものであることを示
すことが出来る。驚くべきことは、試験の結果は、配糖
体又はポリ配糖体の存在がこの解放を調整する特性を有
し、直ちに有効な速度を得て、数週間の長期間にわたっ
て実質的に一定の速度でこの解放を延長させ得ることを
示すことが出来たのである。(配糖体又はポリ配糖体は
著しく溶解性の化合物であるから、反対の効果も期待さ
れる。) なお、配糖体又はポリ配糖体が材料の締め固めの間に可
塑材として作用し、その結合を著しく改善することを強
調しなければならないは、このことは、この化合物の存
在が結合作用を強化する現象である燐酸塩の粒子寸法を
著しく増大させる事実によるように見える。このような
粒子寸法の増大の現象は少なくとも一部分活性物質が解
放される速度の減少及び調整作用を説明することを可能
にするが、燐酸塩のHPO4群及びPO4群によって固定され
るこの物質が大きい粒子の内部では解放が更に困難にな
されるのである。更に、寸法が増大するにつれて生じる
粒子の比表面の減少が粒子の結合する場合の分解運動エ
ネルギーを減少させる因子である。
上述を要約すると、本発明に於ては、減速作用及びその
特性(実質的に一定の解放速度及び長期間にわたって延
長される効果)が活性物質をマトリックス上に固定する
ことによって得られるのであって、溶解可能な形態で使
用されるのが望ましいこの物質は配糖体又はポリ配糖体
が結合作用又は相互作用の強度に積極的に影響を与える
ようにしてこの結合作用又は相互作用の破壊によって解
放されるのである。(これに反して、上述のドイツ国特
許第3.206.726号に於て特定されたマトリックスは活性
物質に対して不活性で、薬物の減速効果は活性物質に与
えられる不溶解性の形態によるものである。) 燐酸カルシウム、活性物質及び配糖体又はポリ配糖体は
粉末の形態で混合されて締め固められるのが望ましく、
この容易に行い得る締め固め方法は通常の締め固め圧力
にてこの材料に良好な結合を与え、従って、この材料は
熱を伴わずに、活性物質(一般的に熱に対して感受性が
ある)を変化させないで製造することが出来るのであ
る。
特性(実質的に一定の解放速度及び長期間にわたって延
長される効果)が活性物質をマトリックス上に固定する
ことによって得られるのであって、溶解可能な形態で使
用されるのが望ましいこの物質は配糖体又はポリ配糖体
が結合作用又は相互作用の強度に積極的に影響を与える
ようにしてこの結合作用又は相互作用の破壊によって解
放されるのである。(これに反して、上述のドイツ国特
許第3.206.726号に於て特定されたマトリックスは活性
物質に対して不活性で、薬物の減速効果は活性物質に与
えられる不溶解性の形態によるものである。) 燐酸カルシウム、活性物質及び配糖体又はポリ配糖体は
粉末の形態で混合されて締め固められるのが望ましく、
この容易に行い得る締め固め方法は通常の締め固め圧力
にてこの材料に良好な結合を与え、従って、この材料は
熱を伴わずに、活性物質(一般的に熱に対して感受性が
ある)を変化させないで製造することが出来るのであ
る。
望ましい材料の形態に於ては、燐酸塩の代りに次の式 Ca8(HPO4)2+x(PO4)4-x(OH)x (但し、0<x<1) を有する燐灰石状のオクタ燐酸カルシウム(apatitic o
ctacal−cium phosphate)を選択している。このものは
1つの式のユニット当り最大数のHPO4群を有する燐酸塩
であって、本発明の範囲内ではこのものは最良の性能を
発揮するものである(材料の質量のユニット当りの活性
物質の更に良好な固定、改善された方鉛鉱の特性)。良
好な結果がパラメーターxに対して約0.5(±20%以
内)の値を選ぶことによって得られるが、この場合使用
される材料の式は大体次のようになる。
ctacal−cium phosphate)を選択している。このものは
1つの式のユニット当り最大数のHPO4群を有する燐酸塩
であって、本発明の範囲内ではこのものは最良の性能を
発揮するものである(材料の質量のユニット当りの活性
物質の更に良好な固定、改善された方鉛鉱の特性)。良
好な結果がパラメーターxに対して約0.5(±20%以
内)の値を選ぶことによって得られるが、この場合使用
される材料の式は大体次のようになる。
Ca8(HPO4)2.5(PO4)3.5(OH)0.5 如何にしてこのような燐酸塩を製造するかは公知であっ
て、その例がこのような製造方法を説明する刊行物を参
照して以下に与えられる。
て、その例がこのような製造方法を説明する刊行物を参
照して以下に与えられる。
混合された活性物質は溶解可能の塩の形態、特にネチル
マイシン(netilmicin)及び/又はゲンタマイシン(ge
ntamicin)の場合には硫酸塩の形態(最も溶解可能の形
態)を有するのが有利であり、これらの物は大なるスペ
クトルの効果の為に骨の病人の処理に甚だ屡使用される
のである。
マイシン(netilmicin)及び/又はゲンタマイシン(ge
ntamicin)の場合には硫酸塩の形態(最も溶解可能の形
態)を有するのが有利であり、これらの物は大なるスペ
クトルの効果の為に骨の病人の処理に甚だ屡使用される
のである。
制限を与えない例として、本発明による材料は上述の式
を有する燐灰石状のオクタ燐酸カルシウム(パラメータ
ーxが0.5に近い)、デキストラン及び硫酸塩の形態の
ネチルマイシン及び/又はゲンタマイシンの混合物にな
すことが出来、その比率は次のようになされる。即ち ・デキストランの重量比率が混合物の1%乃至30%の間
(要求される生物分解速度に関係して)にあり、 ・活性物質の重量比率が混合物の0.1%乃至30%の間
(この物質の活性及び要求される効果に関係して)にあ
る、 ようになされるのである。
を有する燐灰石状のオクタ燐酸カルシウム(パラメータ
ーxが0.5に近い)、デキストラン及び硫酸塩の形態の
ネチルマイシン及び/又はゲンタマイシンの混合物にな
すことが出来、その比率は次のようになされる。即ち ・デキストランの重量比率が混合物の1%乃至30%の間
(要求される生物分解速度に関係して)にあり、 ・活性物質の重量比率が混合物の0.1%乃至30%の間
(この物質の活性及び要求される効果に関係して)にあ
る、 ようになされるのである。
以下の説明は本発明による移植可能の材料の例を与え、
そのガレヌス製剤的(galenical)、薬効的運動学的及
び生理学的特性及びその成分によるこれらの特性の展開
を示している。
そのガレヌス製剤的(galenical)、薬効的運動学的及
び生理学的特性及びその成分によるこれらの特性の展開
を示している。
例1 燐酸塩OCPaの準備 式Ca8(HPO4)2.5(PO4)3.5(OH)0.5による方鉛鉱の
構造を有する100gのオクタ燐酸カルシウムが同量のエタ
ノール及びカルシウム塩の溶液(A)及びオルト燐酸塩
イオンを含むアンモニア性溶液(B)を基体とする水性
溶液を添加することにより得られた媒体内に沈澱により
準備された。溶液(A)に粉末カルシウムイオンの数は
溶液(B)内の燐酸塩イオンの数に等しかった。溶液
(A)が37℃で撹拌されている間に迅速に溶液(B)内
に注がれた。沈澱物が形成された後で、沈澱物はビュク
ナー漏斗(Buchner funnel)によって濾過され、塩基性
溶液によって洗浄され、80℃でキルン乾燥された。0.5
乃至0.08mmの間の準均一性粒子マトリックスの分布及び
4秒(AFNOR標準)の流過時間(流動学的分析)を有す
る粉末が得られた。圧縮パラメーターを測定出来る歪み
ケージを備えた代替的な「コルシュ型EKO」によって行
われたこの粉末の圧縮の研究は50%の集団化の仕事及び
84%の伝達(transmission)を示した。
構造を有する100gのオクタ燐酸カルシウムが同量のエタ
ノール及びカルシウム塩の溶液(A)及びオルト燐酸塩
イオンを含むアンモニア性溶液(B)を基体とする水性
溶液を添加することにより得られた媒体内に沈澱により
準備された。溶液(A)に粉末カルシウムイオンの数は
溶液(B)内の燐酸塩イオンの数に等しかった。溶液
(A)が37℃で撹拌されている間に迅速に溶液(B)内
に注がれた。沈澱物が形成された後で、沈澱物はビュク
ナー漏斗(Buchner funnel)によって濾過され、塩基性
溶液によって洗浄され、80℃でキルン乾燥された。0.5
乃至0.08mmの間の準均一性粒子マトリックスの分布及び
4秒(AFNOR標準)の流過時間(流動学的分析)を有す
る粉末が得られた。圧縮パラメーターを測定出来る歪み
ケージを備えた代替的な「コルシュ型EKO」によって行
われたこの粉末の圧縮の研究は50%の集団化の仕事及び
84%の伝達(transmission)を示した。
治療効果を伴わない材料の製造 デキストラン(供給者「シグマ」、品質「臨床用等
級」)が種々の変化した比率で上述のようにして準備さ
れたオクタ燐酸カルシウムに添加され、混合物内のデキ
ストランの比率が1%乃至30%の間で変化された(デキ
ストランを有しない比較試験が行われた)。2つの化合
物が完全に混合され、室温で約2000DaN/cm2の圧力で圧
縮された。6mmの直径及び2mmの厚さを有する得られた圧
縮されたタブレットはデキストランの存在する状態でス
トックス硬度15及び砕け性零を有していたが、これに反
してデキストランの存在しない場合(純粋なPCPa)には
硬度は僅か10で、砕け性は1%を数えた。
級」)が種々の変化した比率で上述のようにして準備さ
れたオクタ燐酸カルシウムに添加され、混合物内のデキ
ストランの比率が1%乃至30%の間で変化された(デキ
ストランを有しない比較試験が行われた)。2つの化合
物が完全に混合され、室温で約2000DaN/cm2の圧力で圧
縮された。6mmの直径及び2mmの厚さを有する得られた圧
縮されたタブレットはデキストランの存在する状態でス
トックス硬度15及び砕け性零を有していたが、これに反
してデキストランの存在しない場合(純粋なPCPa)には
硬度は僅か10で、砕け性は1%を数えた。
例2 例1と同様に準備された80gのオクタ燐酸カルシウムが2
0gのグルコースと完全に混合され、前述の条件で圧縮さ
れた。得られた圧縮されたタブレットのストックス硬度
は14で、砕け性は零であった。
0gのグルコースと完全に混合され、前述の条件で圧縮さ
れた。得られた圧縮されたタブレットのストックス硬度
は14で、砕け性は零であった。
例3 治療効果を有する材料の製造 例1に於けると同様に準備された90gのオクタ燐酸カル
シウムと、硫酸ネチルマイシン5gと、デキストラン5gと
が完全に混合されて室温で2000DaN/cm2の圧力で圧縮さ
れた。6mmの直径及び2mmの厚さを有する得られたタブレ
ットはストックト硬度15及び砕け性零を有していた。
シウムと、硫酸ネチルマイシン5gと、デキストラン5gと
が完全に混合されて室温で2000DaN/cm2の圧力で圧縮さ
れた。6mmの直径及び2mmの厚さを有する得られたタブレ
ットはストックト硬度15及び砕け性零を有していた。
例4 例1に於けると同様に準備された85gのオクタ燐酸カル
シウムと、5gの硫酸ネチルマイシンと、10gのデキスト
ランとが完全に混合されて室温で2000DaN/cm2の圧力で
圧縮され、6mmの直径及び2mmの厚さを有するタブレット
の形状になされた。測定されたストックス硬度は18で砕
け性は零であった。
シウムと、5gの硫酸ネチルマイシンと、10gのデキスト
ランとが完全に混合されて室温で2000DaN/cm2の圧力で
圧縮され、6mmの直径及び2mmの厚さを有するタブレット
の形状になされた。測定されたストックス硬度は18で砕
け性は零であった。
例5 例1に於けると同様に準備された80gのオクタ燐酸カル
シウムと、5gの硫酸ネチルマイシンと、15gのデキスト
ランとが完全に混合されて室温で2000DaN/cm2の圧力で
圧縮され、6mmの直径及び2mmの厚さを有するタブレット
の形状になされた。測定されたストックス硬度は18で砕
け性は零であった。
シウムと、5gの硫酸ネチルマイシンと、15gのデキスト
ランとが完全に混合されて室温で2000DaN/cm2の圧力で
圧縮され、6mmの直径及び2mmの厚さを有するタブレット
の形状になされた。測定されたストックス硬度は18で砕
け性は零であった。
例6 例1に於けると同様に準備された75gのオクタ燐酸カル
シウムと、5gの硫酸ネチルマイシンと、20gのデキスト
ランとが完全に混合されて室温で2000DaN/cm2の圧力で
圧縮され、6mmの直径及び2mmの厚さを有するタブレット
の形状になされた。測定されたストックス硬度は18で砕
け性は零であった。
シウムと、5gの硫酸ネチルマイシンと、20gのデキスト
ランとが完全に混合されて室温で2000DaN/cm2の圧力で
圧縮され、6mmの直径及び2mmの厚さを有するタブレット
の形状になされた。測定されたストックス硬度は18で砕
け性は零であった。
例7 この例に於ては、ネチルマイシンの比率及び燐酸塩の比
率が共にこれらの2つの合計が一定に保持されて95%に
等しく、デキストランの比率が一定で5%に等しいよう
に変化された。
率が共にこれらの2つの合計が一定に保持されて95%に
等しく、デキストランの比率が一定で5%に等しいよう
に変化された。
オクタ燐酸カルシウムが例1に於けると同様に製造され
た。次の比率を有する4つの薬物が引続いて得られた。
即ち ・85%のオクタ燐酸カルシウム、10%の硫酸ネチルマイ
シン及び5%のデキストラン、 ・上述のものが夫々80%、15%及び5%、 ・上述のものが夫々75%、20%及び5%、 ・上述のものが夫々70%、25%及び5%、 であった。
た。次の比率を有する4つの薬物が引続いて得られた。
即ち ・85%のオクタ燐酸カルシウム、10%の硫酸ネチルマイ
シン及び5%のデキストラン、 ・上述のものが夫々80%、15%及び5%、 ・上述のものが夫々75%、20%及び5%、 ・上述のものが夫々70%、25%及び5%、 であった。
締め固めが前述の例と同様に行われ、実質的に同じスイ
トックス硬度で、17に等しく、砕け性が零であった。
トックス硬度で、17に等しく、砕け性が零であった。
例8 燐灰石構造を有し、式Ca9(HPO4)(PO4)OHを有する90
gの燐酸三石灰が例1と同様の方法によって準備された
が、異なる点は溶液(A)に於けるカルシウムイオンの
数及び溶液(B)に於ける燐イオンの数の間の比率が1
でなく、1.6で、5gの硫酸ネチルマイシン及び5gのデキ
ストランが前記85gの燐酸三石灰と完全に混合されて200
0DaN/cm2の圧力及び標準温度にて圧縮されたことであ
る。測定されたストックス硬度は13、砕け性は重量で0.
5を数えた。
gの燐酸三石灰が例1と同様の方法によって準備された
が、異なる点は溶液(A)に於けるカルシウムイオンの
数及び溶液(B)に於ける燐イオンの数の間の比率が1
でなく、1.6で、5gの硫酸ネチルマイシン及び5gのデキ
ストランが前記85gの燐酸三石灰と完全に混合されて200
0DaN/cm2の圧力及び標準温度にて圧縮されたことであ
る。測定されたストックス硬度は13、砕け性は重量で0.
5を数えた。
例9 三斜晶系構造を有し、式Ca8(HPO4)2(PO4)4を有す
るオクタ燐酸カルシウムが40℃で0.5Mの酢酸ナトリウム
の溶液内に於けるブラッシュ石Ca(HPO4)2H2Oの遅い加
水分解より成るブラウンの方法(ダフリュー.ブラウン
その他、ジャーナル.オブ・アメリカン・ケミカル・ソ
サイアティー、79、5318−9頁、1987年)によって準備
され、85gの前記燐酸塩、5gの硫酸ネチルマイシン及び1
0gのデキストランが完全に混合されて前述の条件で圧縮
された。圧縮されたタブレットの硬度は15で、砕け性は
零であった。
るオクタ燐酸カルシウムが40℃で0.5Mの酢酸ナトリウム
の溶液内に於けるブラッシュ石Ca(HPO4)2H2Oの遅い加
水分解より成るブラウンの方法(ダフリュー.ブラウン
その他、ジャーナル.オブ・アメリカン・ケミカル・ソ
サイアティー、79、5318−9頁、1987年)によって準備
され、85gの前記燐酸塩、5gの硫酸ネチルマイシン及び1
0gのデキストランが完全に混合されて前述の条件で圧縮
された。圧縮されたタブレットの硬度は15で、砕け性は
零であった。
例10 例1と同様に準備された90gのオクタ燐酸カルシウム、5
gの硫酸ゲンタマイシン及び5gのデキストランが完全に
混合されて上述と同様に圧縮された。圧縮されたタブレ
ットの硬度は15で、砕け性は零であった。
gの硫酸ゲンタマイシン及び5gのデキストランが完全に
混合されて上述と同様に圧縮された。圧縮されたタブレ
ットの硬度は15で、砕け性は零であった。
例11 例1と同様に準備された燐灰石構造の85gのオクタ燐酸
カルシウム、5gの硫酸ネチルマイシン及び10gのグルコ
ースが完全に混合されて圧縮された。圧縮されたタブレ
ットの硬度は16で、砕け性は0.5%であった。
カルシウム、5gの硫酸ネチルマイシン及び10gのグルコ
ースが完全に混合されて圧縮された。圧縮されたタブレ
ットの硬度は16で、砕け性は0.5%であった。
例12 例1にて製造された材料の劣化に対する比率の影響が犬
の尺骨の中心に近い骨中間部(poroximal metaphyseal
region)に移植することによって研究され、その際空所
が穿孔され、又半径上の遠い骨中間部(distal metaphy
seal region)にも穿孔された。放射線写真術及び解剖
学的病理学(anatomopathological)の研究によってデ
キストランの比率が零(試験)の場合には2箇月後に移
植された材料は周辺のみしか退化されなかったが、これ
に反してこの比率が増加するにつれて退化が増加したこ
とが見出された。この比率が20乃至30%の範囲になる
と、移植部が消失してスポンジ状の骨に置換えられた。
比較放射線写真は2箇月の期間内の何れの時点でも移植
部及び骨の間に「欠陥」を示さなかった。
の尺骨の中心に近い骨中間部(poroximal metaphyseal
region)に移植することによって研究され、その際空所
が穿孔され、又半径上の遠い骨中間部(distal metaphy
seal region)にも穿孔された。放射線写真術及び解剖
学的病理学(anatomopathological)の研究によってデ
キストランの比率が零(試験)の場合には2箇月後に移
植された材料は周辺のみしか退化されなかったが、これ
に反してこの比率が増加するにつれて退化が増加したこ
とが見出された。この比率が20乃至30%の範囲になる
と、移植部が消失してスポンジ状の骨に置換えられた。
比較放射線写真は2箇月の期間内の何れの時点でも移植
部及び骨の間に「欠陥」を示さなかった。
例13 例1及び2にて製造された材料の退化に対する配糖体又
はポリ配糖体の特性の影響が例12に於けると同様に犬に
移植することによって研究された。20%のグルコースに
よって移植部は2箇月後に全く退化され、骨の「欠陥」
が残ったが、これに反してデキストランによって移植部
は劣化されたが、骨に置換えられたのである。研究され
た比率(20%)に於てはグルコースにより製造された材
料は問題とされた骨の組織に対して余りにも迅速に退化
され、骨の再生がなされなかったが、これに反して退化
速度が骨の再生速度に適応されるようになされたデキス
トランによってはこのような再成長が生じたのである。
はポリ配糖体の特性の影響が例12に於けると同様に犬に
移植することによって研究された。20%のグルコースに
よって移植部は2箇月後に全く退化され、骨の「欠陥」
が残ったが、これに反してデキストランによって移植部
は劣化されたが、骨に置換えられたのである。研究され
た比率(20%)に於てはグルコースにより製造された材
料は問題とされた骨の組織に対して余りにも迅速に退化
され、骨の再生がなされなかったが、これに反して退化
速度が骨の再生速度に適応されるようになされたデキス
トランによってはこのような再成長が生じたのである。
例14 ネチルマイシンの解放の運動エネルギーに対するデキス
トランの比率の影響が溶解装置によって試験管内(in v
itro)で研究された。この研究は例3乃至6にて準備さ
れた圧縮されたタブレットを使用して行われた。解放の
方法は次の通りであった。即ち、夫々の薬物によって2
つの、圧縮された100mgのタブレットが、500mlの蒸留水
を含み、37℃にサーモスタットにより制御されて連続的
に撹拌(60回転/min)されている装置のタンク内で溶解
されたのである。試料は周期的に取出された。ネチルマ
イシンは免疫酵素学によって計量された。
トランの比率の影響が溶解装置によって試験管内(in v
itro)で研究された。この研究は例3乃至6にて準備さ
れた圧縮されたタブレットを使用して行われた。解放の
方法は次の通りであった。即ち、夫々の薬物によって2
つの、圧縮された100mgのタブレットが、500mlの蒸留水
を含み、37℃にサーモスタットにより制御されて連続的
に撹拌(60回転/min)されている装置のタンク内で溶解
されたのである。試料は周期的に取出された。ネチルマ
イシンは免疫酵素学によって計量された。
逆説的に見出されたことは、37℃にて50時間撹拌された
後に解放された抗生物質の量は、デキストランが親水性
ではあったけれども、デキストランの比倫が増加するに
つれて減少したことである。しかし、この親水性は、ネ
チルマイシンの解放を有利に促進する際の運動学的処理
の開始時点で最少の制御濃度以上の高い濃度に甚だ迅速
に到達させるのを可能にする影響を与えたのである。
後に解放された抗生物質の量は、デキストランが親水性
ではあったけれども、デキストランの比倫が増加するに
つれて減少したことである。しかし、この親水性は、ネ
チルマイシンの解放を有利に促進する際の運動学的処理
の開始時点で最少の制御濃度以上の高い濃度に甚だ迅速
に到達させるのを可能にする影響を与えたのである。
例15 解放の運動学に対する抗生物質の特性の影響が例3にて
製造された圧縮されたタブレットを使用し、又比較の為
に同じ条件であるが、ネチルマイシンの代りにアミン群
のない活性物質、即ちオキサシリンを置換えて製造され
た圧縮されたタブレットを使用して溶解装置によって試
験管内で研究された。この研究はオキサシリンにより完
全な、甚だ迅速な解放(1時間)が行われたが、これに
反して同じ試験条件で50時間後に僅か30%のネチルマイ
シンしか解放されなかったことを示した。アミン配糖体
(aminoside)内にアミン群の存在することは活性物質
の解放を指示する機構に対して決定的な影響を与えるの
である。
製造された圧縮されたタブレットを使用し、又比較の為
に同じ条件であるが、ネチルマイシンの代りにアミン群
のない活性物質、即ちオキサシリンを置換えて製造され
た圧縮されたタブレットを使用して溶解装置によって試
験管内で研究された。この研究はオキサシリンにより完
全な、甚だ迅速な解放(1時間)が行われたが、これに
反して同じ試験条件で50時間後に僅か30%のネチルマイ
シンしか解放されなかったことを示した。アミン配糖体
(aminoside)内にアミン群の存在することは活性物質
の解放を指示する機構に対して決定的な影響を与えるの
である。
例16 アミン配糖体の解放の運動学に対する燐酸塩の化学成分
の影響が例3及び8にて製造された圧縮されたタブレッ
トを使用して、又比較の為に同じ条件であるが、燐酸八
石灰(octacalcium)又は燐酸三石灰の代りにHPO4群
(式Ca10(PO4)(OH)2)のない燐灰石構造のヒドロ
キシアパタイト(hydroxyapatite)を置換えて製造され
圧縮されたタブレットを使用して溶解装置によって試験
管内で行われた。後者の化合物は燐酸二アンモニウムの
溶液を徐々に酢酸カルシウムの溶液内に注ぐことより成
り、これらの溶液内のカルシウムイオンの数及び燐イオ
ンの数の比率が1.66に等しくなされるトロンブの方法
(TROMBE′s method)(ジェー.シー.トロンブ、マニ
ュアル・オブ・ケミストリー、8、251、1973年)によ
って準備された。この研究は解放の運動学が直接に研究
された燐酸塩内の燐酸水素塩イオン、HPO4の比率に関係
することを証明した。従ってヒドロキシアパタイト(HP
O4の比率零)によってアミン配糖体が実際上直ちに解放
されるが、これに反して燐酸三石灰(HPO4の比率が1に
等しい)によっては解放が遅延され、50時間後に解放さ
れた比率は60%であって、燐灰石構造を有する燐酸八石
灰によっては著しく遅延され、50時間後に解放された量
は30%(HPO4の比率は2.5に近い) 例17 活性物質の解放の運動学に対して使用された配糖体の特
性の影響が例15と同じ条件で例4及び11にて製造された
圧縮されたタブレットを使用して試験管内で研究され
た。この比較研究は使用された配糖体が解放の運動学に
対して実質的に比較し得る効果を与えたが、望ましい物
質は更に遅い解放を生じさせるデキストランであった。
の影響が例3及び8にて製造された圧縮されたタブレッ
トを使用して、又比較の為に同じ条件であるが、燐酸八
石灰(octacalcium)又は燐酸三石灰の代りにHPO4群
(式Ca10(PO4)(OH)2)のない燐灰石構造のヒドロ
キシアパタイト(hydroxyapatite)を置換えて製造され
圧縮されたタブレットを使用して溶解装置によって試験
管内で行われた。後者の化合物は燐酸二アンモニウムの
溶液を徐々に酢酸カルシウムの溶液内に注ぐことより成
り、これらの溶液内のカルシウムイオンの数及び燐イオ
ンの数の比率が1.66に等しくなされるトロンブの方法
(TROMBE′s method)(ジェー.シー.トロンブ、マニ
ュアル・オブ・ケミストリー、8、251、1973年)によ
って準備された。この研究は解放の運動学が直接に研究
された燐酸塩内の燐酸水素塩イオン、HPO4の比率に関係
することを証明した。従ってヒドロキシアパタイト(HP
O4の比率零)によってアミン配糖体が実際上直ちに解放
されるが、これに反して燐酸三石灰(HPO4の比率が1に
等しい)によっては解放が遅延され、50時間後に解放さ
れた比率は60%であって、燐灰石構造を有する燐酸八石
灰によっては著しく遅延され、50時間後に解放された量
は30%(HPO4の比率は2.5に近い) 例17 活性物質の解放の運動学に対して使用された配糖体の特
性の影響が例15と同じ条件で例4及び11にて製造された
圧縮されたタブレットを使用して試験管内で研究され
た。この比較研究は使用された配糖体が解放の運動学に
対して実質的に比較し得る効果を与えたが、望ましい物
質は更に遅い解放を生じさせるデキストランであった。
例18 生体内に於ける挙動に対する圧縮されたタブレットの影
響がこれらのタブレットを動物、即ち兎及び犬の骨の部
分に移植してその生体への調和性及び退化速度を調べる
ことによって研究された。この研究は3乃至11にて製造
された圧縮されたタブレットによって行われ、更に比較
の為に低過ぎるか(全体の比率が1%よりも小さい)又
は高過ぎるか(35%よりも高い比率)何れかのデキスト
ラン及びネチルマイシンの比率を有するようにして同じ
条件で薬物が製造された。デキストラン及びネチルマイ
シンの全比率が低過ぎる時に移植は、完全に許容された
けれども、3箇月の移植期間の後で完全には退化されな
かったのである。骨の部分に於けるこの移植の例に於て
は、移植部はデキストラン及びネチルマイシンの全比率
が高過ぎる時には速過ぎる退化を生じ、骨の後部に「欠
陥」を残したのである。他方に於て、デキストランおよ
びネチルマイシンの全体の比率が4%乃至35%の間であ
る時には完全に生物に調和する移植が3箇月の後で大幅
に退化されてスポンジ状の骨に置換えられ、最良の結果
は例3乃至6にて製造された薬物によって達成されたの
である。従って、圧縮されたタブレットの性質は要求さ
れる対象物に対する退化速度に調節するのを可能になす
ことが判る。
響がこれらのタブレットを動物、即ち兎及び犬の骨の部
分に移植してその生体への調和性及び退化速度を調べる
ことによって研究された。この研究は3乃至11にて製造
された圧縮されたタブレットによって行われ、更に比較
の為に低過ぎるか(全体の比率が1%よりも小さい)又
は高過ぎるか(35%よりも高い比率)何れかのデキスト
ラン及びネチルマイシンの比率を有するようにして同じ
条件で薬物が製造された。デキストラン及びネチルマイ
シンの全比率が低過ぎる時に移植は、完全に許容された
けれども、3箇月の移植期間の後で完全には退化されな
かったのである。骨の部分に於けるこの移植の例に於て
は、移植部はデキストラン及びネチルマイシンの全比率
が高過ぎる時には速過ぎる退化を生じ、骨の後部に「欠
陥」を残したのである。他方に於て、デキストランおよ
びネチルマイシンの全体の比率が4%乃至35%の間であ
る時には完全に生物に調和する移植が3箇月の後で大幅
に退化されてスポンジ状の骨に置換えられ、最良の結果
は例3乃至6にて製造された薬物によって達成されたの
である。従って、圧縮されたタブレットの性質は要求さ
れる対象物に対する退化速度に調節するのを可能になす
ことが判る。
フロントページの続き (72)発明者 ロドリゲズ フェルナン フランス共和国 31320 カスタネ オー ルヴィル レ ダム (番地無し) (72)発明者 ボヌヴィアール ポール フランス共和国 31100 トゥールーズ シュマン カタラ 53 (56)参考文献 特開 平2−102165(JP,A) 特開 平2−23967(JP,A) 特開 平1−501208(JP,A) 特開 昭59−148724(JP,A)
Claims (16)
- 【請求項1】生物分解速度が、問題とされる組織の再生
速度によって調節可能な材料を得ることが出来る燐酸カ
ルシウムを生物分解可能の配糖体又はポリ配糖体と混合
することより成る、生きた組織内に移植可能の材料を製
造する方法に於て、 HPO4群及びPO4群の両者を含む燐灰石又は三斜晶系構造
を有する燐酸カルシウムを使用し、 生物分解可能の配糖体又はポリ配糖体を前記燐酸カルシ
ウムと混合する、ここでその比率は材料の生物分解速度
の要求される速度の増加に対応して、混合物基準の1〜
30重量%の範囲内で該配糖体又はポリ配糖体の量を増加
する、ことを特徴とする方法。 - 【請求項2】下式の燐酸カルシウム Ca8+y(HPO4)2+x-y(PO4)4-x+y(OH)x+y (但し、0y2、0x<1) を使用することを特徴とする請求の範囲第1項に記載さ
れた方法。 - 【請求項3】燐酸カルシウムを粉末状の配糖体又はポリ
配糖体と混合し、又この混合物を締め固めることを特徴
とする請求の範囲第1項又は第2項の何れか1項に記載
された方法。 - 【請求項4】延長された治療効果を有する移植可能の材
料を製造する目的で、前記混合物に要求される治療効果
を生じさせることが出来、HPO4群及びPO4群を有する燐
酸カルシウム上に固定出来るようになすアミン群を含む
活性物質を添加することを特徴とする請求の範囲第1
項、第2項又は第3項の何れか1項に記載された方法。 - 【請求項5】前記燐酸カルシウム、前記活性物質及び粉
末状の前記配糖体又はポリ配糖体を混合し、又この混合
物を締め固めることを特徴とする請求の範囲第4項に記
載された方法。 - 【請求項6】(a)HPO4群及びPO4群の両者を含む燐灰
石又は三斜晶系構造を有する燐酸カルシウムと、 (b)生物分解可能の配糖体又はポリ配糖体と、 を含む材料、ここで該材料の生物分解速度の要求される
速度の増加に対応して、該配糖体又はポリ配糖体の量を
該材料基準の1〜30重量%の範囲で増加することによっ
て、組織に適用される生物分解速度を得る目的で請求の
範囲第1項、第2項又は第3項の何れか1項による方法
を実施することにより製造される生きた組織内に移植可
能の材料。 - 【請求項7】前記燐酸カルシウムが、 下式、 Ca8+y(HPO4)2+x-y(PO4)4-x+y(OH)x+y (但し、0y2、0x<1) を有する燐酸塩であることを特徴とする請求の範囲第6
項に記載された材料。 - 【請求項8】請求の範囲第4項又は第5項の何れか1項
による方法を実施することにより製造され、又 (a)HPO4群及びPO4群の両者を含む燐灰石又は三斜晶
系構造を有する燐酸カルシウムと、 (b)生物分解可能の配糖体又はポリ配糖体と、 (c)アミン群を含み、要求される治療効果を生じ得る
少なくとも1つの活性物質と、 を含んでいる遅延された治療効果を有する生きた組織内
に移植可能材料。 - 【請求項9】前記燐酸カルシウムが、 下式、 Ca8+y(HPO4)2+x-y(PO4)4-x+y(OH)x+y (但し、0y2、0x<1) を有する燐酸塩であることを特徴とする請求の範囲第8
項に記載された材料。 - 【請求項10】(a)前記燐酸カルシウムが、 下式、 Ca8(HPO4)2+x(PO4)4-x(OH)x (但し、0<x<1) を有する燐灰石状のオクタ燐酸カルシウムより成ってい
る請求の範囲第6項乃至第9項の何れか1項に記載され
た移植可能の材料。 - 【請求項11】(a)前記燐酸塩が燐灰石状のオクタ燐
酸カルシウムであって、そのパラメーターxが0.5(±2
0%)に近く、下式 Ca8(HPO4)2.5(PO4)3.5(OH)0.5 を有するものである請求の範囲第10項に記載された移植
可能の材料。 - 【請求項12】(b)前記ポリ配糖体がデキストランで
ある請求の範囲第6項乃至第11項の何れか1項に記載さ
れた移植可能の材料。 - 【請求項13】前記デキストランの重量による比率が前
記混合物基準の1〜30%の間にある請求の範囲第12項に
記載された移植可能の材料。 - 【請求項14】(c)前記活性物質が水溶性の塩の形態
を有することを特徴とする請求の範囲第8項に記載され
た移植可能の材料。 - 【請求項15】前記活性物質が硫酸塩の形態のネチルマ
イシン及び/又はゲンタマイシンであることを特徴とす
る請求の範囲第14項に記載された移植可能の材料。 - 【請求項16】前記混合物基準の1〜30重量%の間のデ
キストランの比率と、 前記混合物基準の0.1〜30重量%の間の活性物質の比率
と、 を含んでいることを特徴とする請求の範囲第8項に記載
された移植可能の材料。
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