JPH07101988B2 - スナバ回路 - Google Patents

スナバ回路

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JPH07101988B2
JPH07101988B2 JP60165574A JP16557485A JPH07101988B2 JP H07101988 B2 JPH07101988 B2 JP H07101988B2 JP 60165574 A JP60165574 A JP 60165574A JP 16557485 A JP16557485 A JP 16557485A JP H07101988 B2 JPH07101988 B2 JP H07101988B2
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transformer
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靖生 大橋
豊 鍬田
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Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は、スナバ回路に関し、特にスイツチング素子が
ターンオフする時に発生するスパイク状の過電圧を抑制
し、スイツチング素子を破壊から保護するとともに、過
電圧を発生させるエネルギーを効率よく回収できるスナ
バ回路に関するものである。
〔発明の概要〕
本発明は、DC−DC変換装置やスイツチングレギユレータ
等において、スイツチング素子がターンオフするときに
発生するスパイク電圧を、低損失で抑制するため、スイ
ツチング素子に並列にトランスの1次巻線とコンデンサ
を接続するとともに、2次巻線に整流器を接続して、変
換装置本体の直流回路に上記コンデンサに充放電された
エネルギーを帰還させることによつて、損失低減を図
り、かつ変換装置の効率の改善を図つている。
〔従来技術〕 従来より、電話局においては、DC−DC変換装置が、陽極
用+150V電源、度数計登算用+50V電源、搬送用−21V電
源等に使用されている。これらの電源装置は、直流48V
を変換周波数400Hzの並列形インバータで交流に交換
し、トランジスタ2次側で電圧制御して、整流,平滑す
ることにより、必要な直流電圧に変換するものである。
近時、小形化、高い変換効率、電気的雑音の少ないもの
が要求されるため、スイツチングレギユレータが用いら
れるようになつた。すなわち、DC−DC変換装置では、ト
ランジスタ等のスイツチング素子を用いて一旦直流電圧
を方形波の交流電圧に変換し、トランスにより入出力を
絶縁するとともに、必要な電圧値に昇圧あるいは降圧
し、方形波交流電圧を整流、平滑して、再び直流電圧を
得る方式が、一般に採用されている。この方式では、直
流電圧を交流電圧に変換する際の変換周波数を高くする
ことにより、トランス、平滑回路のチヨークコンデンサ
を小形、軽量化できるので、高周波化の検討が行われて
いる。高周波化においては、スイツチングスピードを早
めて、スイツチング損失の低減を図る必要がある。DC−
DC変換装置においては、スイツチングスピードを早めて
いくと、トランスの漏れインダクタンスのためスイツチ
ング素子がターンオフする際にスパイク状の電圧が発生
し、スイツチング素子を破壊したり、あるいは雑音発生
の原因となる。
このため、スイツチング素子にコンデンサ、抵抗、ダイ
オードからなるスナバ回路を並列に接続し、スイツチン
グ素子がターンオフする際のスパイク電圧を抑制する方
法が提案されている。
第2図は、従来、提案されたスナバ回路の構成図であ
る。
第2図に示すように、ダイオード16と抵抗15の並列回路
にコンデンサ17を直列に接続した回路を、スイツチング
素子14に並列に接続する。このスナバ回路では、スイツ
チング素子14がターンオフすると、トランス漏れインダ
クタンスに蓄積されたエネルギーがダイオード16を通し
てコンデンサ17に移行する。コンデンサ17の容量がこの
エネルギーを吸収できる容量であれば、スパイク電圧は
発生しない。このエネルギーは、スイツチング素子14が
ターンオフするまで、コンデンサ17で保持される。スイ
ツチング素子14がターンオンすると、このエネルギーは
抵抗15で消費される。
〔発明が解決しようとする問題点〕
このように、従来のスナバ回路を接続したDC−DC変換装
置では、トランスの漏れインダクタンスに蓄えられたエ
ネルギーはスイツチングごとに抵抗15で消費されるの
で、スイツチング回数が増加するに従つて抵抗15での消
費量が増加し、DC−DC変換装置の効率低下の原因とな
る。また、この場合、抵抗15は大形化するとともに、こ
の抵抗15から放熱させるためのスペースが大きくなると
いう問題がある。
本発明の目的は、このような従来の問題を解決し、スイ
ツチング素子がターンオフするときに発生するスパイク
電圧を、低損失で抑制する簡単なスナバ回路を提供する
ことにある。
〔問題点を解決するための手段〕
上記目的を達成するため、本発明のスナバ回路は、主ト
ランス4の1次側巻線に直列に接続されたスイッチング
素子(スイッチングトランジスタ3)に並列に接続さ
れ、スイッチングトランジスタ3のターンオフ時に発生
するスパイク電圧を抑制するスナバ回路であって、スイ
ッチングトランジスタ子3に1次側巻線が接続された副
トランス(スナバ用トランス10)と、このスナバ用トラ
ンス10の1次側巻線に直列に接続されたスナバ用コンデ
ンサ11と、スナバ用トランス10の2次側巻線に接続され
た整流回路(スナバ用ダイオード12、13)とを有し、ス
イッチングトランジスタ3のターンオフ時のスパイク電
圧を抑制すると共に、スイッチングトランジスタ3のタ
ーンオフおよびターンオフ時に、スナバ用コンデンサ11
の充放電エネルギーをスナバ用ダイオード12、13を介し
て任意の直流回路(コンデンサ8、直流電源1等)に帰
還させることを特徴とする。
〔作用〕
本発明では、スイツチング素子にコンデンサとトランス
の1次巻線の直列回路を接続して、このトランスの2次
巻線に整流回路を接続することにより、トランスの漏れ
インダクタンスに蓄えられたスパイク電圧を発生させる
エネルギーを効率よく回収する。
〔実施例〕
以下、本発明の実施例を、図面により詳細に説明する。
第1図は、本発明の一実施例を示すスナバ回路を接続し
たDC−DC変換装置の構成図である。
第1図において、1は直流電源、2はクランプダイオー
ド、3はスイツチングトランジスタ、4はトランス、5
は整流ダイオード、6はフリーホイルダイオード、7は
チヨークコイル、8はコンデンサ、9は負荷、10はスナ
バ用トランス、11はスナバ用コンデンサ、12,13はスナ
バ用ダイオードである。
いま、スイツチングトランジスタ3のベースに正の信号
を与えると、スイツチングトランジスタ3はターンオン
し、トランス4の1次巻線n11に直流電源(電圧をEと
する)1が印加される。トランス4の2次巻線n12にはn
2・E/n1なる電圧が発生し、この電圧は整流ダイオード
5により整流された後、チヨークコイル7、コンデンサ
8により平滑され、負荷9に電力が供給される。一方、
トランス4の3次巻線n13には、n3・E/n1なる電圧が発
生するので、クランプダイオード2には、E+n3・E/n1
が逆電圧として印加される。次に、スイツチングトラン
ジスタ3のベースに負の信号を与えると、スイツチング
トランジスタ3は急速にターンオフする。このとき、ト
ランス4の漏れインダクタンスに蓄えられたエネルギー
は、スナバ回路のトランス10とダイオード12によりコン
デンサ8に移される。スイツチングトランジスタ3がタ
ーンオフした後は、トランス4の各巻線には、励磁エネ
ルギーによりスイツチングトランジスタ3がオンしてい
たときの電圧とは逆極性の電圧が発生する。このため、
クランプダイオード2がオンして、トランス4の3次巻
線n13の電圧を電源電圧Eにクランプしながら、励磁エ
ネルギーを直流電源1に帰還させる。巻線n11には、n1
・E/n3なる電圧が印加される。従つて、スナバ用コンデ
ンサ11は、E+n1・E/n3に充電される。なお、トランス
4の各巻線n11,n12,n13の巻数を、それぞれn1,n2,n3
している。
一方、整流ダイオード5はオフし、フリーホイルダイオ
ード6がオンして、チヨークコイル7の電流を連続して
流す。トランス4の励磁エネルギーがなくなると、トラ
ンス4の各巻線の電圧は零となる。従つて、スイツチン
グトランジスタ3、スナバ用コンデンサ11に加えられる
電圧は、電源電圧Eとなる。次に、再度スイッチングト
ランジスタ3のベースに正の信号を与えると、スイッチ
ングトランジスタ3はターンオンする。このとき、スナ
バ用コンデンサ11のエネルギーは、スナバ用トランス1
0,スナバ用ダイオード13によりコンデンサ8に移され
る。この結果から明らかなように、第2図に示す従来の
スバナ回路に比べて、コンデンサに蓄えられた電荷を抵
抗で消費させないでよく、すべてコンデサ8に充電させ
るため、スナバ回路の損失低減が可能となり、DC−DC変
換装置の効率改善が図れる。例えば、直流電圧200V,出
力電圧40V,変換周波数100KHzのDC−DC変換装置におい
て、出力電流7Aとしたときに、従来の抵抗,コンデン
サ,ダイオードからなるスナバ回路では、DC−DC変換装
置の効率は90.7%であつたのに対して、同一のDC−DC変
換装置で本発明のスナバ回路を用いた場合の効率は、9
2.0%となり、約4.4Wの損失を低減できた。
なお、本実施例では、スナバ回路のコンデンサ11の充放
電エネルギーを整流器12,13を介して本体側のコンデン
サ8に帰還させているが、帰還先はここに限定されるこ
となく、直流回路であればどこでもよい。例えば、第1
図の入力直流電源1の両端に帰還させてもよいし、また
図示していないが、スイツチング素子3のベースに接続
されてい制御回路の直流部分に帰還させてもよい。ま
た、本実施例では、DC−DC変換装置に本発明のスナバ回
路を適用した場合について説明したが、その絶、スイツ
チングレギユレータやDC−AC変換装置等にも適用できる
のは勿論である。
〔発明の効果〕
以上説明したように、本発明によれば、スナバ回路で抵
抗による損失がなく、スイツチング素子がターンオフす
るときに発生するスパイク電圧を低損失で抑制できるの
で、放熱スペースが不要になる上、DC−DC変換装置の効
率向上が可能となり、その結果、変換装置の小形化、軽
量化が図れる利点がある。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明の一実施例を示すスナバ回路を接続した
DC−DC変換装置の構成図、第2図は従来のスナバ回路の
構成図である。 1:直流電源、2:クランプダイオード、3:スイツチングト
ランジスタ、4:トランス、5:整流ダイオード、6:フリー
ホイルダイオード、7:チヨークコイル、8:コンデンサ、
9:負荷、10:スナバ用トランス、11:スナバ用コンデン
サ、12,13:スナバ用ダイオード。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】主トランスの1次側巻線に直列に接続され
    たスイッチング素子に並列に接続され、該スイッチング
    素子のターンオフ時に発生するスパイク電圧を抑制する
    スナバ回路であって、上記スイッチング素子に1次側巻
    線が接続された副トランスと、該副トランスの1次側巻
    線に直列に接続されたコンデンサと、上記副トランスの
    2次側巻線に接続された整流回路とを有し、上記スイッ
    チング素子のターンオフ時のスパイク電圧を抑制すると
    共に、上記スイッチング素子のターンオンおよびターン
    オフ時に、上記コンデンサの充放電エネルギーを上記整
    流回路を介して任意の直流回路に帰還させることを特徴
    とするスナバ回路。
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