JPH07101744A - 光ファイバ用多孔質母材の合成方法とその装置 - Google Patents

光ファイバ用多孔質母材の合成方法とその装置

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JPH07101744A
JPH07101744A JP5244519A JP24451993A JPH07101744A JP H07101744 A JPH07101744 A JP H07101744A JP 5244519 A JP5244519 A JP 5244519A JP 24451993 A JP24451993 A JP 24451993A JP H07101744 A JPH07101744 A JP H07101744A
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 ターゲットに堆積しないで排気されるガラス
微粒子をターゲットに付着させて付着効率を向上させる
光ファイバ用多孔質母材の合成方法と装置を提供する。 【構成】 バーナ4から噴き出される火炎6(ガラス微
粒子)がターゲット10の正面側に堆積されて、残った
ガラス微粒子がターゲット10を通過で排気口14に向
かう際、このガラス微粒子をターゲット10側に押しつ
け、ターゲット10の背後に押し込む、整流ガス、たと
えば、空気、水素などを提供する整流板組20,22を
設ける。整流板組20,22のそれぞれの整流板は、整
流ガスをターゲット10の側部を通過するガラス微粒子
をターゲット10に押しつけるようにチャンバ12内に
導入する向きに設定されている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、光ファイバ用多孔質ガ
ラス母材の合成方法とその装置に関するものであり、特
に、付着(収量)効率の高い光ファイバ用多孔質母材の
合成方法とその装置に関する。
【0002】
【従来の技術】通常、光ファイバ母材を製造するには、
VAD法によってコアおよびクラッドの一部を多孔質ガ
ラス母材(スート)として製造し、ガラス化後さらに外
付け(OVD)法によって残りのクラッド部を合成して
いる。このようにして形成された多孔質ガラス母材は、
最終的に、中心に10μm程度のコアとその外周に直径
125μmのクラッドを有する光ファイバに形成され
る。上記多孔質ガラス母材を形成するいずれのプロセス
においても、一般的に、酸水素バーナを用いて、原料ガ
ス、例えば、SiC14 、GeC14 の蒸気を酸水素火
炎中で加水分解して、SiO2 、GeO2 のガラス微粒
子を形成し、このガラス微粒子を回転するターゲットヘ
吹きつけてそのターゲットに付着(堆積)させている。
【0003】光ファイバの適用の拡大に伴って、光ファ
イバの製造価格の低下が要望されている。そのための1
つの解決策として、多孔質ガラス母材の製造を効率よく
行うことが必要になる。これまで多孔質ガラス母材の製
造を効率よく行う試みが種々行われている。特開昭62
−171939号公報は、VAD法において、バーナか
ら噴射する火炎のゆらぎを少なくして火炎を安定させ、
多孔質ガラス母材の堆積効率を向上させることを開示す
る。特開昭63−123831号公報は、VAD法にお
いて、多孔質ガラス母材およびバーナの外周に高温のガ
スを流して透明ガラス母材内の気泡の発生を防止するこ
とを開示する。特開平1−242431号公報は、堆積
部の周囲をチャンバで包囲し、チャンバの排気口に向け
て強制的に通気を送る送風機を設けて、チャンバ内の空
気の流れを安定化させて、バーナの火炎およびガラス微
粒子の流れを安定化することを開示する。特開平2−2
52633号公報は、OVD法において、バーナの火炎
の左右をガスカーテンでシールして外気の混入を防止す
ることを開示する。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、これら
上述した従来の方法では、ターゲットへのガラス微粒子
の付着が充分でない。バーナの構造や条件によって異な
るが、平均して、生成したガラス微粒子の高々50%程
度しか付着させることができない。また、ターゲットに
付着しなかったガラス微粒子は排気口からスクラバーに
捨てられるから、ガラス微粒子の無駄になる。さらに、
スクラバーにおける処理費用が高くなるという問題があ
る。従って、さらなる付着効率の向上が今後の光ファイ
バのコストダウンのためにも必要である。
【0005】上述した問題を解決する方法として、本願
出願の発明者(出願人)は、ターゲットに対してバーナ
の反対側に位置するガラス微粒子の後流に、ガス流を吹
きつける光ファイバ用多孔質母材の合成方法を提案して
いる(たとえば、特願平4−301700号)。この光
ファイバ用多孔質母材の合成方法の概要を図16および
図17を参照して述べる。図16は、外付け(OVD)
法における光ファイバ用多孔質母材の合成装置の構成図
である。3重管バーナ4には、中心にアルゴンガス(A
r) 、SiC14が導入され、その外側に水素ガス(H
2 )が導入され、さらにその外側に酸素ガス(O2 )が
導入されて、ガラス微粒子の火炎6が形成される。この
火炎6は、コア2とこのコア2の外周に堆積されている
クラッド8からなるターゲット10に吹きつけられて堆
積される。ターゲット10は矢印Rの向きに回転させら
れながら、方向Tにおいて左右に移動させられる。図1
7に図解したように、バーナ4で発生したガラス微粒子
流112はターゲット10の周囲を流れて行くが、付着
に寄与するのは、ターゲット10の最も近傍の流線に沿
った所を流れているガラス微粒子112に限られる。さ
らに、ガラス微粒子流は、ターゲット10の背後13で
はターゲット10の表面から剥離し、付着に寄与せずに
排気される。そこで、この背後13に、ガス流れAを吹
き付けて、ターゲット10からガス流れが剥離するのを
防止している。これにより、ガラス微粒子がターゲット
に付着する効率が高まる。
【0006】本件発明は、上記改善方法と異なる方法に
より、さらに効率のよい光ファイバ用多孔質母材の合成
方法およびその装置を提供することを目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明によれば、光ファ
イバ用多孔質母材を形成する原料ガスを火炎発生手段か
らの火炎中で火炎加水分解してガラス微粒子に形成し、
該ガラス微粒子を微粒子流として、軸と直交する向きに
回転し軸方向において前記火炎発生手段と相対的に移動
しているターゲットに向けて吹き付けてターゲットに付
着させて光ファイバー用多孔質母材を製造する方法にお
いて、前記ターゲットの回転中心と前記微粒子流の中心
とを含む平面と交叉する、対向する向きから前記ターゲ
ットの表面を通る前記微粒子流を前記ターゲット側に押
しつけるように、整流ガスを印加することを特徴とする
光ファイバ用多孔質母材の合成方法が提供される。
【0008】したがって、本発明によれば、上記方法を
実施する装置、つまり、光ファイバ用多孔質母材を形成
する原料ガスを火炎中で火炎加水分解してガラス微粒子
に形成し、該ガラス微粒子をターゲットに向けて微粒子
流として噴き出す火炎発生手段を有し、軸方向に前記火
炎発生手段と相対的に移動し、軸と直交する向きに回転
するターゲットをチャンバ内に収納し、前記火炎発生手
段から噴き出されて前記ターゲットに堆積されずに残っ
たガラス微粒子を、前記ターゲットの表面に押しつける
整流ガスを提供する整流手段を有する光ファイバ用多孔
質母材の合成装置が提供される。
【0009】特に前記整流手段は、前記チャンバの側面
と前記火炎発生手段と交叉する位置に設けられ、チャン
バ内に導入された整流ガスを前記ガラス微粒子が前記タ
ーゲットに吹き付けられる部分に導入される整流部材を
有る。さらに特定的には、前記整流手段は、チャンバ内
に整流ガスを導入する手段と、チャンバ内に配置され、
ターゲットの少なくともガラス微粒子が吹き付けられる
部分を収容し、ガラス微粒子の流れを規制する形状を有
するベルジャーと、ベルジャーの側面の火炎発生手段と
直交する位置に設けられチャンバ内に導入された整流ガ
スをベルジャー内のガラス微粒子がターゲットに吹き付
けられる部分に導入する整流部材とを有する。
【0010】好適には、前記整流部材は、ターゲットの
直径の変化に応じて変化するガラス微粒子の流れを、タ
ーゲットに堆積されずに残ったガラス微粒子が常にター
ゲットの表面、より具体的にはターゲットの側面および
背後に押しつけられてターゲットに堆積されるように前
記整流ガスを調整する。
【0011】さらに好適には、ターゲットの直径を測定
する手段と、該測定されたターゲットの直径に応じて整
流部材の位置を決定する手段と、該決定された整流部材
の位置に応じて整流部材の位置を変化させる駆動手段と
をさらに有する。
【0012】特定的には、前記整流部材は回動によって
前記整流ガスの向きを変化させる回動可能な整流ベーン
である。また特定的には、前記整流部材はベルジャーの
内部への挿入位置が変化される整流ベーンである。さら
に特定的には、前記整流部材は、フィルタと該フィルタ
とベルジャーとの間隙を接続する伸縮自在部材とを有
し、該フィルタの位置が前記整流ガスを向きを変化させ
るように移動される。
【0013】好適には、前記チャンバ内に整流ガスを導
入する手段は、チャンバ内を外部に対して負圧状態にす
る手段であり、整流ガスは前記チャンバの外部の空気で
ある。
【0014】さらに好適には、前記整流手段は、整流ガ
スに可燃ガスを含ませる。
【0015】
【作用】原料ガスを酸水素火炎中で加水分解して、ガラ
ス微粒子を形成し、ターゲットに付着させて光ファイバ
用多孔質母材を合成する際、ターゲットの軸とガラス微
粒子流の中心軸とを含む平面に直交する、対向する方向
から、ターゲットの正面側に堆積されずに残り、ターゲ
ットの側面を通り過ぎて排気口に向かうガラス微粒子を
ターゲットの側面および背後に押しつけてそれらの部位
においてターゲットへの付着を行わせる。
【0016】前記整流ガスは、ガラス微粒子のプロファ
イルの制御の観点から、前記ターゲットに吹き付けられ
る前記ガラス微粒子と交叉する方向から前記ガラス微粒
子に押しつけることが望ましい。
【0017】ターゲットの直径はガラス微粒子の堆積に
応じて変化し、このターゲットに吹き付けられるガラス
微粒子の流れがターゲットの直径の変化に応じて変化す
るから、整流ガス流の方向をターゲットの直径の大きさ
に応じて変化させる。
【0018】前記整流ガス流に可燃ガスを含ませると、
多孔質ガラス母材の表面温度を高め、多孔質ガラス母材
の密度を高くすることができる。
【0019】
【実施例】本発明の光ファイバ用多孔質母材の合成方法
およびその装置の第1実施例を述べる。図1は、第1実
施例としての光ファイバ用多孔質母材の合成装置の平面
構成図であり、図2は図1の線X−Xにおける側断面図
である。この光ファイバ用多孔質母材の合成装置は、コ
ア形成部(コアロッド)2とこのコア形成部2の外周に
ガラス微粒子が付着(堆積)されて形成されているクラ
ッド形成部8とからなるターゲット10をチャック16
を介して把持している回転軸18、ターゲット10を収
容しているチャンバ12、このチャンバ12の側壁に配
置されたバーナ4および排気口14、回転軸18に接続
されターゲット10を水平方向Tに往復移動(トラバー
ス)させ、回転方向Rに回転させる回転・往復移動機構
(図示せず)を有する。バーナ4とターゲット10とは
相対的に移動すればよい。コア形成部(コアロッド)2
は光ファイバのコアになる部分であり、クラッド形成部
8は光ファイバのクラッドになる部分である。3重管バ
ーナ4には、中心にアルゴンガス(Ar) 、SiC14
が導入され、その外側に水素ガス(H2 )が導入され、
さらにその外側に酸素ガス(O2 )が導入されて、ガラ
ス微粒子の火炎6が形成される。このガラス微粒子は、
ターゲット10に吹き付けられて、ターゲット10に堆
積されて、クラッド形成部8を増大させる。
【0020】図2に図解したように、チャンバ12には
上下の(または左右の)対称な位置に第1の固定整流板
組20と第2の固定整流板組22とが配設されている。
この例示においては、固定整流板組20および22はそ
れぞれ4枚の整流板で構成されている。これら上下の4
枚の整流板はそれぞれ対称な位置に、対称な角度で配置
されている。これらの固定整流板組20および22は、
ターゲット10の軸中心と、バーナ4からの火炎6(ガ
ラス微粒子)の中心と、排気口14を含む平面と交叉す
る、対向する方向に大気(空気)を吸引出来るように、
隣接する整流板で仕切られた間の吸入口を有している。
チャンバ12の内部はチャンバ12の外部に対して負圧
であるから、チャンバ12の周囲の大気(空気)が固定
整流板組20および22の吸入口を通してチャンバ12
内に吸引される。この空気が整流ガスとして用いられ
る。固定整流板組20および22のそれぞれの整流板
は、吸引された空気を、ターゲット10の側面およびバ
ーナ4に対するターゲット10の背後(排気口14側)
に吹き付けるように、その位置と角度が設定されてい
る。したがって、バーナ4からターゲット10に吹き付
けられたガラス微粒子は、ターゲット10の表面、より
具体的には側部を通過する際にターゲット10側に押し
つけられ、さらに、ターゲット10の背後においてもタ
ーゲット10側に押しつけられる。その結果、ターゲッ
ト10の正面にぶつかってターゲット10に堆積された
ガラス微粒子の他の残りのガス微粒子がターゲット10
の側面を通過する際、拡散するが、整流ガスとしての空
気によってターゲット10側に押しつけられ、ターゲッ
ト10の側部のガラス微粒子の流線プロファイル(形状
分布)はターゲット10に接近し、ターゲット10の側
部におけるガラス微粒子の付着量が増大する。さらに、
ターゲット10の背後においても、ガラス微粒子がター
ゲット10側に押しつけられるからターゲット10の背
後においてもターゲット10へのガラス微粒子の付着量
が増加する。つまり、整流ガスとしての空気によってタ
ーゲット10の側面および背後のガラス微粒子の流線プ
ロファイルがターゲット10側に接近するから、ターゲ
ット10の側面および背後におけるガラス微粒子のター
ゲット10への付着量が増大する。その結果、短時間で
希望する多孔質ガラス母材を形成(合成)することがで
きる。また、排気口14から排気されるガラス微粒子が
少なくなり、ガラス微粒子の損失が低下する。さらに、
スクラバーに排出されるガラス微粒子が減少するから、
スクラバーにおける処理が低下する。
【0021】実験例1 本発明の第1の実験例(実施例)を具体的に述べる。外
径20mm、長さ1mのコア形成部2をチャック16を
介して回転軸18に固定し、回転軸18を介して、ター
ゲット10を約300RPMの回転数で回転させ、か
つ、500mm/minの速度で左右にトラバースさ
せ、コア形成部2の外周に、クラッド形成部8として、
SiO2 微粒子を外径150mm程度まで付着させた。
この時、O2 ガスを30SLM、H2 ガスを80SL
M、Ar ガスを20SLM、SiC14 ガスを10SL
Mを3重管バーナ4に導入した。バーナ4およびターゲ
ット10は密閉されたチャンバ12に収容されており、
チャンバー内の圧力は、−10mmAqに保持され、固
定整流板組20および22のそれぞれの整流板との間に
形成される吸気口からは、合計、約3m3 /minの大
気を吸引している。吸気されている大気は、整流板によ
って流れの方向が制御され、ガラス微粒子流(火炎6)
をターゲット10から剥離させることなく、特に、ター
ゲット10の背後および側部からガラス微粒子が剥離す
ることなく、ターゲット10側に流す効果があった。固
定整流板組20および22を用いない場合、これまで平
均して40%の堆積効率であったターゲット10へのガ
ラス微粒子の堆積効率が、本実験では、60%へと向上
した。
【0022】本実施例では、チャンバ12内が負圧であ
ることから、固定整流板組20および22から自然吸引
によって、チャンバ12の周囲の大気をチャンバ12内
に吸引しているが、これに代えて、送風機を用いて大気
を、ターゲット10の周囲で上記同様のガス微粒子の流
れになるようにチャンバ12内への強制的に押し込んで
もよい。あるいは、大気(空気)に限らず空気以外のガ
スを上記同様のガス微粒子の流れになるように、チャン
バ12内に自然吸引または送風機を用いて強制的に吸引
してもよい。チャンバ12内に吸引または押し込んで流
すガスは、大気(空気)を用いるのが最も安価で好まし
いが、それ以外のガス体でも同様な効果がある。ただ
し、100%不活性ガスでは、バーナ4から噴き出され
る火炎6の燃焼にはマイナス要因であるので、100%
不活性ガスではなく、不活性ガスを用いるときは可燃性
ガスの混合が好ましい。特に、可燃性ガスを含ませる
と、多孔質ガラス母材の表面温度が高くなり、多孔質ガ
ラス母材の合成が一層促進され、多孔質ガラス母材の密
度が向上する。これについては後述する。
【0023】従来例の1つである図3および図4に図解
したもの(たとえば、実開昭62−97138号公
報)、およびこれを改良してなる本発明の光ファイバ用
多孔質母材の合成方法とその装置の第2実施例を述べ
る。この従来例においては、チャンバ12内にベルジャ
ー24を設け、チャンバ12の側部に第1の空気フィル
タ26と第2の空気フィルタ28とを設けている。そし
て、チャンバ12の上部に開閉自在のチャンバ上蓋12
Aを設けている。その他の構成は図1に図解した光ファ
イバ用多孔質母材の合成装置と同様である。この従来例
は、チャンバ上蓋12Aを設けたチャンバ12内に、ベ
ルジャー24を配設し、バーナ4から噴き出されたガラ
ス微粒子(火炎6)がターゲット10において広がるこ
とを規制するため、ベルジャー24を設けている。空気
フィルタ26および28のそれぞれを通して、チャンバ
12の外部の空気が負圧状態のチャンバ12内に吸引さ
れる。吸引された空気はターゲット10とベルジャー2
4との間隙29を通ってベルジャー24内に入り込む。
この様な構成の場合、ターゲット10の軸とバーナ42
の軸を含む面に向かって、交叉する方向にガスを吸引す
ることは難しかった。そこで、この問題を解決すべく下
記図5〜図7のような改良を施した。
【0024】図5〜図7を参照して、本発明の光ファイ
バ用多孔質母材の合成方法とその装置の第2実施例を述
べる。図5は光ファイバ用多孔質母材の合成装置の平面
図であり、図6は図5の線Y−Yにおける側断面図であ
り、図7は、図5および図6の線X−Xにおける断面図
である。この第2実施例は、図1および図2を参照して
述べた第1実施例、および、図3および図4を参照して
述べた例の改良例である。第1実施例においては、ベル
ジャーが存在しないので、ターゲット10の側面を通過
するガラス微粒子(火炎6)の正確な流線プロファイル
の制御はいくぶん難しい。図3、図4で示した例におい
ては、空気フィルタ26、28からチャンバ12内に吸
引された空気が間隙29からベルジャー24内にさらに
吸引される。この場合、ターゲット10の軸とバーナ4
2の軸を含む面に交叉する方向にガスを吸引、導入する
ことは難しく、ターゲット10の側面あるいは背後のガ
ラス微粒子をターゲット10側に押しつける性能が不足
する。
【0025】第2実施例は、第1実施例および前記図
3、図4に述べた例における上記課題を解決することを
意図しており、図1および図2を参照して述べた第1実
施例の整流板と、図3および図4を参照して述べたベル
ジャーとを併用したものである。図5において、チャン
バ12内に、ターゲット10、チャック16および回転
軸18の一部を包囲する内部ベルジャー30が設けられ
ている。チャンバ12の側壁には、空気フィルタ26、
28が設けられている。チャンバ12内は負圧であるか
ら、空気フィルタ26、28から空気がチャンバ12内
に吸引される。本実施例においては、内部ベルジャー3
0を長手方向に長くしているが、これは、火炎6がター
ゲット10に吹き付けられる合成点での左右(ターゲッ
ト軸方向)方向の流速を押さえるためである。図6にお
いて、バーナ4から噴き出す火炎6の指向方向と直交す
る方向に、ターゲット10を挟んで、内部ベルジャー3
0の側壁に、第1の固定整流ベーン組34と第2の固定
整流ベーン組36とが対向させて配設されている。図7
において、バーナ4から噴き出された火炎6はターゲッ
ト10の表面に堆積する。ターゲット10に堆積されず
に残ったガラス微粒子はターゲット10の側部を通過
し、さらにターゲット10の背後を通過して、排気口1
4から排出される。ターゲット10の側部を通過するガ
ラス微粒子は内部ベルジャー30の形状によって規制さ
れ、ターゲット10側に流れる。さらに、空気フィルタ
26、28から負圧になっているチャンバ12内に吸引
された空気が、対向して配設された固定整流ベーン組3
4および36のそれぞれの整流板の間の吸入口から内部
ベルジャー30内に吸引される。固定整流ベーン組34
および36は、バーナ4から噴射される火炎6(ガラス
微粒子)の指向方向に一致しているから火炎6の近傍の
内部ベルジャー30内に空気が集中して吸引され、内部
ベルジャー30内に吸引された空気は火炎6のプロファ
イルの制御に一層寄与する。その結果、一層、ガラス微
粒子をターゲット10側に押しつける。これにより、タ
ーゲット10の側部および背後へのガラス微粒子の付着
が増加する。本実施例においては、ターゲット10の軸
方向から流入する空気を内部ベルジャー30によって規
制し、相対的に整流板方向からの吸気量を大きくした。
さらに、本実施例においては、この内部ベルジャー30
でガラス微粒子(火炎6)の広がりを規制している。
【0026】図8(A)、(B)を参照して、本発明の
光ファイバ用多孔質母材の合成方法とその装置の第3実
施例を述べる。ガラス微粒子のターゲット10への堆積
が進むと、多孔質ガラス母材、つまり、ターゲット10
の直径が大きくなる。このように、ターゲット10の直
径は合成に応じて変化していくから、効率のよい多孔質
ガラス母材を合成のためには、本来、火炎6の流線プロ
ファイルおよびガラス微粒子の流れもターゲット10の
直径の大きさに応じて変化させることが好ましい。した
がって、本実施例は、ターゲット10の直径の大きさに
依存して、ガラス微粒子の流れを制御するように、整流
ガスを制御する。そのため、本実施例においては、バー
ナ4、ターゲット10の軸中心、および排気口14を結
ぶ平面と交叉し、対向する位置に第1の角度調整型整流
ベーン組38および第2の角度調整型整流ベーン組40
を内部ベルジャー30の側面に設けた。第1の角度調整
型整流ベーン組38のそれぞれのベーン、たとえば、角
度調整型整流ベーン38Aは、枢軸382で軸支された
整流ベーン381を有する。同様に、第2の角度調整型
整流ベーン組40のそれぞれのベーン、たとえば、角度
調整型整流ベーン40Aは枢軸402で内部ベルジャー
30に軸支された整流ベーン401を有する。整流ベー
ン381は枢軸382を中心として回動自在に構成され
ている。同様に、整流ベーン401は枢軸402を中心
として回動自在に構成されている。角度調整型整流ベー
ン組38のそれぞれのベーンは、対称位置にある角度調
整型整流ベーン組40のそれぞれのベーンとは、対称的
に回動される。
【0027】図8(A)は、ターゲット10の直径が小
さい時の第1の角度調整型整流ベーン組38および第2
の角度調整型整流ベーン組40の回動位置を示す。ター
ゲット10の直径が小さいから、バーナ4から噴き出さ
れたガラス微粒子はそのままではターゲット10にぶつ
かり、ターゲット10に付着する確率が低く、ターゲッ
ト10の側面を通過する量が多い。そこで、この場合に
は、第1の角度調整型整流ベーン組38および第2の角
度調整型整流ベーン組40のそれぞれのベーンの向き
を、これらベーンの間から内部ベルジャー30内に吸引
される空気で、ガラス微粒子が小さい直径のターゲット
10側に一層押しつけられ、ターゲット10にガラス微
粒子が付着するように、調整する。これにより、ターゲ
ット10の直径が小さいときのガラス微粒子の付着量が
増加する。
【0028】図8(B)は、ターゲット10の直径が大
きい時の第1の角度調整型整流ベーン組38および第2
の角度調整型整流ベーン組40の回動位置を示す。ター
ゲット10の直径が大きいから、バーナ4から噴き出さ
れたガラス微粒子はかなりターゲット10に付着する。
したがって、ターゲット10の側面を通過するガラス微
粒子の量は低くなるが、ターゲット10の直径が大きい
からターゲット10の背後のガラス微粒子の乱れが大き
い。そこで、この場合には、第1の角度調整型整流ベー
ン組38および第2の角度調整型整流ベーン組40のそ
れぞれのベーンの向きを、これらベーンの間から内部ベ
ルジャー30内に吸引される空気で、ガラス微粒子が大
きな直径のターゲット10の側面に押しつけられるとと
もに、ターゲット10の背後でガラス微粒子がターゲッ
ト10から剥離しないように、調整する。これにより、
ターゲット10の直径が大きいとき、ターゲット10の
背後における剥離が低くなり、ターゲット10の側面は
もとより、ターゲット10の背後でもガラス微粒子の付
着量が増加する。以上のように、本実施例によれば、タ
ーゲット10の直径の大きさに依存されずに、常に高い
付着率を維持することができる。したがって、多孔質ガ
ラス母材の合成効率が高くなる。図8(C)は、図8
(A),図8(B)とは違い、整流ベーン組38A,4
0Aを矢印方向に移動できるようにしたものである。す
なわちターゲット10の直径が大きくなるにしたがい、
整流ベーン組38Aの整流ベーン381、整流ベーン組
40Aの整流ベーン401を内部ベルジャー10から外
方へ引き出すようにするものである。この結果、図8
(A),図8(B)に示したものと同様な効果を得るこ
とができる。尚、図8(A),(B)で示したものと図
8(C)で示したものを組み合わせても良い。
【0029】図9は図8(A)、(B)に示した内部ベ
ルジャー30と第1の角度調整型整流ベーン組38およ
び第2の角度調整型整流ベーン組40の配置関係を示
す。破線の部分に第1の角度調整型整流ベーン組38は
第2の角度調整型整流ベーン組40が配設されている。
バーナ4が装着されるバーナ装着孔302と、排気口1
4が接続される排気口接続孔304とは同じ水平位置に
ある。
【0030】図10は、図8(A)、(B)に示した第
1の角度調整型整流ベーン組38(または第2の角度調
整型整流ベーン組40)の1構成例としての拡大図であ
る。角度調整型整流ベーン38A〜38Fのそれぞれ
は、たとえば、枢軸382と整流ベーン381とで構成
されており、これらの枢軸が回転自在に固定部材380
に取りつけられている。この固定部材380が内部ベル
ジャー30の窓に固定されている。それぞれの枢軸に
は、第1の紐393と第2の紐394とが巻き付けられ
ており、これらの紐393、394が第1の回転部材3
91と第2の回転部材392の間で引っ張られる。第1
の回転部材391が向きRに回転すると、紐393が第
1の回転部材391側に巻き取られ、それぞれの枢軸が
右回転し、それぞれのベーンの先端をターゲット10か
ら離れるように指向させる。これにより、図8(B)に
示した状態が実現できる。一方、第2の回転部材392
が向きLに回転すると、紐394が第2の回転部材39
2側に巻き取られ、それぞれの枢軸が左回転し、それぞ
れのベーンの先端をターゲット10側に指向させる。こ
れにより、図8(A)に示した状態が実現できる。な
お、それぞれの角度調整型整流ベーン38A〜38Fの
整流ベーン381は、ターゲット10の接線方向を指向
するように、角度調整される。
【0031】上記回転部材391および392の回転動
作は、本発明の光ファイバ用多孔質母材の合成装置の運
転員が、ターゲット10の形状を観察しながら、手動で
行うこともできるし、後述するように、自動的にターゲ
ット10の直径を測定して自動制御してもよい。
【0032】図11は、図8(A)、(B)に示した第
1の角度調整型整流ベーン組38(または第2の角度調
整型整流ベーン組40)の他の構成例としての概略図で
ある。角度調整型整流ベーン38A〜38Fのそれぞれ
は、たとえば、枢軸382と整流ベーン381とで構成
されており、これらの枢軸が回転自在に固定部材(図示
せず)に取りつけられている。この固定部材が内部ベル
ジャー30の窓に固定されている。それぞれの整流ベー
ンの一方の端部は針金395で接続されており、他方の
端部を針金396で接続されている。針金396の端部
はバネ46を介して固定部49に接続されている。ま
た、針金395の端部は引っ張り装置48に接続されて
いる。引っ張り装置48は一定の張力で針金396を介
して、整流ベーンの内側端部を引っ張っており、引っ張
り装置48が引っ張る針金395との張力と一致した位
置で、それぞれの整流ベーンの角度(位置)が規定され
る。図8(A)に示した状態では、引っ張り装置48の
張力を大きくする。一方、図8(B)に示した状態で
は、引っ張り装置48の張力を弱める。
【0033】上記引っ張り装置48の制御は、本発明の
光ファイバ用多孔質母材の合成装置の運転員が、ターゲ
ット10の形状を観察しながら手動で行うこともできる
し、後述するように、自動的にターゲット10の直径を
測定して自動制御してもよい。
【0034】以上のように、第1の角度調整型整流ベー
ン組38および第2の角度調整型整流ベーン組40の角
度位置を調整して、ターゲット10の直径の大きさに応
じた、ガラス微粒子の流れ調整を行うことができる。
【0035】図12は、本発明の光ファイバ用多孔質母
材の合成方法とその装置の第4実施例として、第1の角
度調整型整流ベーン組38および第2の角度調整型整流
ベーン組40の自動調整を行う装置構成を示す図であ
る。チャンバ12の外壁に透光孔12Bが形成され、内
部ベルジャー30の壁にも透光孔30Bが設けられてい
る。これらの透光孔12Bと透光孔30Bとは、ターゲ
ット10を挟んで一直線上に配置されている。レーザ装
置50がチャンバ12の一方の透光孔12Bにレーザ光
を入射させるように配設され、チャンバ12の他方の透
光孔12Bからレーザ光を受光するように直径測定装置
52が配設されている。直径測定装置52には制御装置
54が接続され、制御装置54には駆動モータ56が接
続され、さらに、ベーン駆動機構58が接続されてい
る。ベーン駆動機構58は第1の角度調整型整流ベーン
組38および第2の角度調整型整流ベーン組40の枢軸
を回動させる。レーザ装置50から一方の透光孔12B
に入射されたレーザ光はターゲット10の直径に依存し
て遮られ、直径測定装置52で受光するレーザ光が変化
する。したがって、直径測定装置52はターゲット10
の直径に応じた信号を制御装置54に出力する。制御装
置54はターゲット10の直径に応じた第1の角度調整
型整流ベーン組38および第2の角度調整型整流ベーン
組40の角度を決定し、その角度に応じた量だけ駆動モ
ータ56を駆動する。この駆動モータ56の回転駆動に
応じてベーン駆動機構58が駆動し、第1の角度調整型
整流ベーン組38および第2の角度調整型整流ベーン組
40のそれぞれの枢軸を回動させて、図8(A)、
(B)に図解したように、整流ベーンを回動させる。こ
れにより、ターゲット10の直径の変化に応じて、自動
的に最適なガラス微粒子の整流を行うことが可能にな
る。
【0036】実験例2 図13は、合成時間に対して付着量がどの様に推移して
ゆくかを示したグラフである。曲線CV1は、ガラス微
粒子の整流を行わない、従来法で合成した場合である。
平均で約30%の合成効率であった。これに対して、図
8(B)に示すように、ターゲット10の外径=100
mmにおいて最適なガラス微粒子の流れができるよう
に、第1の角度調整型整流ベーン組38および第2の角
度調整型整流ベーン組40の整流ベーンの位置(角度)
調整し、その位置で固定した場合の合成結果を曲線CV
2に示す。合成の初期段階のターゲット10の直径が細
い時は、付着効率の向上はさほど見られず、最終的に平
均43%の合成効率にとどまった。これに対して、ター
ゲット10の直径の変化に応じて第1の角度調整型整流
ベーン組38および第2の角度調整型整流ベーン組40
のそれぞれの整流ベーンの角度(位置)を最適な位置に
制御した場合は、曲線CV3に示したように、合成の全
ての帰還において合成(付着量)の効率の向上がみら
れ、平均で65%を越える結果が得られた。
【0037】図14(A)、(B)、(C)を参照して
本発明の光ファイバ用多孔質母材の合成方法とその装置
の第5実施例を述べる。上述した内部ベルジャー30と
同等のベルジャー60には、第1のベローズ62、第1
の整流格子70、第2のベローズ64、および、第3の
ベローズ66、第2の整流格子72、第4のベローズ6
8が取りつけられている。第1の整流格子70は、図1
4(B)に示すように、格子状に区分された整流部分か
ら構成されている。これらそれぞれの整流部分を整流ガ
スとしての空気が通過してターゲット10の側部を通過
するガラス微粒子の整流に寄与する。第1の整流格子7
0と第2の整流格子72とは、バーナ4と排気口74と
を結ぶ線を基準として、対称的に移動される。この移動
は、図14(A)においては、第1のベローズ62が伸
び、第2のベローズ64が縮み、同様に、第3のベロー
ズ66が伸び、第4のベローズ68が縮むことによって
実現されている。図14(A)に図解した状態は、第1
の整流格子70の向きがターゲット10の側面を通って
ターゲット10の背後の遠方を指向しており、図8
(A)に図解したと同様に、ターゲット10の直径が小
さいときの状態を示す。逆に、図14(B)に示した第
1の整流格子70および第2の整流格子72の位置は、
図8(B)に示したターゲット10の直径が多いときの
状態を示す。図14(A)、(B)に示した構成によっ
ても、実質的に、図8(A)、(B)、(C)を参照し
て述べたと同様の結果を得ることができる。
【0038】実験例3 第1の整流格子70の大きさは、図14(B)に示した
ように、長さL=200mm、幅W=100mm、挿入
方向奥行D=100mm、それぞれの格子寸法は20m
m×20mm、奥行き100mmであった。第1の整流
格子70および第2の整流格子72は、図12を参照し
て述べた自動位置調整を適用した。この場合、図12の
示したベーン駆動機構58が第1の整流格子70および
第2の整流格子72の位置を調整した。ベルジャー60
と第1の整流格子70および第2の整流格子72とのそ
れぞれの隙間は、耐熱性のベローズ62、64、66、
68によって密閉されており、不必要なところからの大
気の流入を防いでいる。合成の初期段階では、つまり、
ターゲット10の直径が小さい時は、第1の整流格子7
0お第2の整流格子72をバーナ4側へ移動させ、ター
ゲット径に対して広がった微粒子流を、ターゲット10
に押し付けるようになっている。合成の後期では、ター
ゲット10の背後の流れに力を集中的に作用させるよう
に、第1の整流格子70および第2の整流格子72の位
置を自動調整した。この実施例では、図8(A)、
(B)を参照して述べた、第1の角度調整型整流ベーン
組38および第2の角度調整型整流ベーン組40を用い
た場合程細かい位置制御は難しいが、それでも、合成効
率を容易に50%以上にすることが出来た。
【0039】図15(A)、(B)を参照して本発明の
光ファイバ用多孔質母材の合成方法とその装置の第6実
施例を述べる。上述した内部ベルジャー30と同等のベ
ルジャー80には、第1のベローズ82、第1のフィル
タ90、第2のベローズ84、および、第3のベローズ
86、第2のフィルタ92、第4のベローズ88が取り
つけられている。第1のフィルタ90と第2のフィルタ
92とは、バーナ4と排気口94とを結ぶ線を基準とし
て、対称的に移動される。第1のフィルタ90および第
2のフィルタ92からは、可燃性ガス、たとえば、H2
がベルジャー80内に導入される。第1のフィルタ90
および第2のフィルタ92は、第1の整流格子70およ
び第2の整流格子72と同様に、ターゲット10の直径
の変化に応じて、それらの位置が移動させられる。この
移動は、図15(A)においては、第1のベローズ82
が伸び、第2のベローズ84が縮み、同様に、第3のベ
ローズ86が伸び、第4のベローズ88が縮むことによ
って実現されている。図15(A)に図解した状態は、
第1のフィルタ90の向きがターゲット10の側面を通
ってターゲット10の背後の遠方を指向しており、図8
(A)に図解したと同様に、ターゲット10の直径が小
さいときの状態を示す。逆に、図15(B)に示した第
1のフィルタ90および第2のフィルタ92の位置は、
図8(B)に示したターゲット10の直径が多いときの
状態を示す。図15(A)、(B)に示した構成によっ
ても、実質的に、図8(A)、(B)を参照して述べた
と同様のガラス微粒子の整流を行うことができる。
【0040】特に、この実施例では、第1のフィルタ9
0および第2のフィルタ92からH 2 をベルジャー80
内に導入している。上述実施例においては、空気を吸引
していたが、整流ガスとして空気を用いると、安価な利
点はあるが、多孔質ガラス母材の表面の温度が低下し
て、密度が目標値より小さくなってしまう場合がある。
その点、H2 ガスを用いると、燃焼による熱を利用する
ことが出来る。従って、本実施例による可燃性ガスの吸
入方法によって、付着効率の向上、最適化を図り、か
つ、密度の調整をも行うことが出来る。可燃性ガスとし
てはH2 のほか、メタンガスなどを用いることができ
る。
【0041】実験例4 本実験例では、片側5枚の整流板で造られる、4層の流
れの内、排気口94側から2つ目の層に、3m3 /mi
nの大気に対して、2001/minのH2 を添加し
た。これによって、多孔質ガラス母材(クラッド形成部
8)の表面温度が30°C上昇し、目的とする母材密度
を持った、多孔質ガラス母材を、合成効率60%以上で
製造することが出来た。
【0042】本発明の実施に際しては、上述した実施例
に限定されず、上述した実施例と同様の他の方法および
装置、あるいは、上述した実施例を適宜組み合わせた実
施例を採用することができる。また、上述した数値例な
どは例示であり、本発明はこれらの数値に限定されるも
のではない。
【0043】
【発明の効果】以上に述べたように、本発明によれば、
バーナからターゲットへのガラス微粒子の整流を適切に
制御でき、多孔質ガラス母材の付着率が向上した。この
付着率の向上により、光ファイバ用多孔質母材の合成時
間も短縮できた。また、本発明によれば、ターゲットに
付着されずに排気されるガラス微粒子が減少し、ガラス
微粒子の損失が低下した。さらに、スクラバーにおける
処理が少なくなり、価格低下に寄与した。また、本発明
によれば、多孔質ガラス母材の密度を高めることができ
た。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の光ファイバ用多孔質母材の合成装置の
第1実施例の装置の構成の平面図である。
【図2】図1の線X−Xにおける側断面図である。
【図3】従来例の光ファイバ用多孔質母材の合成装置の
構成の平面図である。
【図4】図3の線X−Xにおける側断面図である。
【図5】本発明の光ファイバ用多孔質母材の合成装置の
第2実施例の装置の構成の平面図である。
【図6】図5の線Y−Yにおける側面図である。
【図7】図5および図6の線X−Xにおける側断面図で
ある。
【図8】本発明の光ファイバ用多孔質母材の合成装置の
第3実施例の装置の部分側断面図であり、(A)はコア
の径が小さいときの整流ベーンの傾きを示す図であり、
(B)はコアの径が大きいときの整流ベーンの傾きを示
す図であり、(C)は移動型の整流ベーンの図である。
【図9】図8(A)、(B)に示した部分構成のベルジ
ャーおよび整流ベーンの位置関係を示す図である。
【図10】図8(A)、(B)に示した整流ベーンの詳
細部分構成図である。
【図11】図8(A)、(B)に示した整流ベーンの詳
細部分構成図である。
【図12】本発明の光ファイバ用多孔質母材の合成装置
の第4実施例として、光ファイバ母材の直径を測定し、
整流ベーンの位置調整を行う装置構成を示す図である。
【図13】本発明の光ファイバ用多孔質母材の合成装置
および方法の実験結果を示すグラフである。
【図14】本発明の光ファイバ用多孔質母材の合成装置
の第5実施例の装置の部分側断面図であり、(A)はコ
アの径が小さいときの整流格子の傾きを示す図であり、
(B)は図14(A)に示した整流格子の正面図であ
り、(C)はコアの径が大きいときの整流格子の傾きを
示す図である。
【図15】本発明の光ファイバ用多孔質母材の合成装置
の第6実施例の装置の部分側断面図であり、(A)はコ
アの径が小さいときのフィルタの傾きを示す図であり、
(B)はコアの径が大きいときのフィルタの傾きを示す
図である。
【図16】先行出願の本発明の光ファイバ用多孔質母材
の合成装置の平面図である。
【図17】図16におけるガラス微粒子(火炎)のプロ
ファイルを示す図である。
【符号の説明】
2・・コア形成部 4・・バーナ 6・・火炎 8・・クラッド形成部 10・・ターゲット 12・・チャンバ 12A・・チャンバ上蓋 14・・排気口 16・・チャック 18・・回転軸 20、22・・固定整流ベーン組 24・・ベルジャー 26、28・・空気フィルタ 29・・間隙 30・・内部ベルジャー 302・・バーナ装着孔 304・・排気口接続孔 34、36・・固定整流ベーン組 38・・角度調整型整流ベーン組 38A・・第1の角度調整型整流ベーン 381・・整流ベーン 382・・枢軸 40・・角度調整型整流ベーン組 40A・・第2の角度調整型整流ベーン 401・・整流ベーン 402・・枢軸 42、44・・角度調整型整流ベーン組 46・・バネ 48・・引っ張り装置 49・・固定部 50・・レーザ装置 52・・直径測定装置 54・・制御装置 56・・駆動モータ 58・・ベーン駆動機構 60・・ベルジャー 62、64、66、68・・ベローズ 70、72・・整流格子 74・・排気口 80・・ベルジャー 82、84、86、88・・ベローズ 90、92・・フィルタ 94・・排気口

Claims (14)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】光ファイバ用多孔質母材を形成する原料ガ
    スを火炎中で火炎加水分解してガラス微粒子に形成し、
    該ガラス微粒子をターゲットに向けて微粒子流として噴
    き出す火炎発生手段を有し、 軸方向に前記火炎発生手段と相対的に移動し、軸と直交
    する向きに回転するターゲットをチャンバ内に収納し、 前記火炎発生手段から噴き出されて前記ターゲットに堆
    積されないで残ったガラス微粒子を、前記ターゲットの
    表面に押しつける整流ガスを提供する整流手段を有する
    光ファイバ用多孔質母材の合成装置。
  2. 【請求項2】前記整流手段は、前記チャンバの側面の前
    記火炎発生手段と交叉する位置に設けられ、チャンバ内
    に導入された整流ガスを前記ガラス微粒子が前記ターゲ
    ットに吹き付けられる部分に導入される整流部材を有す
    ることを特徴とする請求項1記載の光ファイバ用多孔質
    母材の合成装置。
  3. 【請求項3】前記整流手段は、 前記チャンバ内に前記整流ガスを導入する手段と、 前記チャンバ内に配置され、前記ターゲットの少なくと
    も前記ガラス微粒子が吹き付けられる部分を収容し、前
    記ガラス微粒子の流れを規制する形状を有するベルジャ
    ーと、 該ベルジャーの側面の前記火炎発生手段と交叉する位置
    に設けられ前記チャンバ内に導入された整流ガスを該ベ
    ルジャー内の前記ガラス微粒子が前記ターゲットに吹き
    付けられる部分に導入する整流部材とを有する、請求項
    1記載の光ファイバ用多孔質母材の合成装置。
  4. 【請求項4】前記整流部材は、前記ターゲットの直径の
    変化に応じて変化する前記ガラス微粒子の流れを、前記
    残ったガラス微粒子が常に前記ターゲットの表面に押し
    つけられるように前記整流ガスを調整する、請求項1〜
    3いずれか記載の光ファイバ用多孔質母材の合成装置。
  5. 【請求項5】前記ターゲットの直径を測定する手段と、 該測定されたターゲットの直径に応じて前記整流部材の
    位置を決定する手段と、 該決定された整流部材の位置に応じて前記整流部材の位
    置を変化させる駆動手段とをさらに有する請求項4記載
    の光ファイバ用多孔質母材の合成装置。
  6. 【請求項6】前記整流部材は回動によって前記整流ガス
    の向きを変化させる回動可能な整流ベーンである、請求
    項5記載の光ファイバ用多孔質母材の合成装置。
  7. 【請求項7】前記整流部材は、前記ベルジャーの挿入方
    向に沿って、前記ベルジャーへの挿脱位置が変化される
    ベーンである、請求項5記載の光ファイバ用多孔質母材
    の合成装置。
  8. 【請求項8】前記整流部材は、フィルタと該フィルタと
    ベルジャーとの間隙を接続する伸縮自在部材とを有し、
    該フィルタの位置が前記整流ガスを向きを変化させるよ
    うに移動される、請求項5記載の光ファイバ用多孔質母
    材の合成装置。
  9. 【請求項9】前記チャンバ内に前記整流ガスを導入する
    手段は、前記チャンバ内を外部に対して負圧状態にする
    手段であり、 前記整流ガスは前記チャンバの外部の空気である請求項
    2〜7いずれか記載の光ファイバ用多孔質母材の合成装
    置。
  10. 【請求項10】前記整流手段は、前記整流ガスに可燃ガ
    スを含ませる、請求項9記載の光ファイバ用多孔質母材
    の合成装置。
  11. 【請求項11】光ファイバ用多孔質母材を形成する原料
    ガスを火炎発生手段からの火炎中で火炎加水分解してガ
    ラス微粒子に形成し、該ガラス微粒子を微粒子流とし
    て、軸と直交する向きに回転し軸方向において前記火炎
    発生手段と相対的に移動しているターゲットに向けて吹
    き付けてターゲットに付着させて光ファイバー用多孔質
    母材を製造する方法において、 前記ターゲットの回転中心と前記微粒子流の中心とを含
    む平面と交叉する、対向する向きから前記ターゲットの
    表面を通る前記微粒子流を前記ターゲット側に押しつけ
    るように、整流ガスを印加することを特徴とする光ファ
    イバ用多孔質母材の合成方法。
  12. 【請求項12】前記整流ガスを、前記ターゲットに吹き
    付けられる前記ガラス微粒子と交叉する方向から前記ガ
    ラス微粒子に押しつけることを特徴とする、請求項10
    記載の光ファイバ用多孔質母材の合成方法。
  13. 【請求項13】前記整流ガス流の方向を前記ターゲット
    の直径の大きさに応じて変化させることを特徴とする、
    請求項11または12記載の光ファイバ用多孔質母材の
    合成方法。
  14. 【請求項14】前記整流ガス流に可燃ガスを含ませる請
    求項13記載の光ファイバ用多孔質母材の合成方法。
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