JPH07101539A - 物品搬送装置 - Google Patents

物品搬送装置

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JPH07101539A
JPH07101539A JP27788193A JP27788193A JPH07101539A JP H07101539 A JPH07101539 A JP H07101539A JP 27788193 A JP27788193 A JP 27788193A JP 27788193 A JP27788193 A JP 27788193A JP H07101539 A JPH07101539 A JP H07101539A
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guide
cylinder tube
guide rail
movable
piston
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 移動子が安定した姿勢で移動する物品搬送装
置を提供する。 【構成】 ガイドレール1の上面の取付溝6にシリンダ
チューブ2の取付部12を遊嵌して、シリンダチューブ
2を、長手方向とほぼ直交する面において若干遊動可能
にガイドレール1に取付ける。シリンダチューブの外周
面に沿って移動可能な移動子4のボディ20の一側に固
定用ガイドローラ25,25を、他側に調整用ガイドロ
ーラ26,26を取付けて、これらのローラ30,34
を、ガイドレール1の両側面に設けたガイド部10,1
0に回転自在に当接させ、シリンダチューブ内を移動可
能なピストン3と移動子4に、対向するマグネットカッ
プリング14と21を設ける。 【効果】 ガイドレールのガイド部に当接して回転する
ローラによって、移動子が安定した姿勢で移動する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、流体圧によって駆動す
る物品搬送装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】シリンダチューブと、該シリンダチュー
ブ内を移動可能なピストンと、上記シリンダチューブの
外周面に沿って移動可能な移動子と、ピストン及び移動
子に対向させて取付けたマグネットカップリングとを備
え、上記ピストンで区画された一対の圧力室に圧力流体
を給排してピストンを移動させるとともに、上記マグネ
ットカップリングの吸引力によって移動子をピストンと
同期して移動させる物品搬送装置は、既に知られている
(一例として実開昭60−110169号公報参照)。
しかしながら、上記公知の物品搬送装置は、移動子の姿
勢保持についての配慮に欠けるところがあり、物品の設
置態様等によっては移動子の移動姿勢が不安定になるこ
とがある。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】本発明が解決しようと
する課題は、移動子が安定した姿勢で移動する物品搬送
装置を提供することにある。
【0004】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するた
め、本発明は、シリンダチューブと、該シリンダチュー
ブ内を移動可能なピストンと、上記シリンダチューブの
外周面に沿って移動可能な移動子と、上記ピストン及び
移動子にそれぞれ取付けたマグネットカップリングとを
備えた物品搬送装置において、上記物品搬送装置が、上
面の長手方向に取付溝を、両側面の長手方向にガイド部
を有するガイドレールを備え、上記シリンダチューブ
が、外周面の長手方向に設けた取付部をガイドレールの
上記取付溝に遊嵌することによって、長手方向とほぼ直
交する面において若干遊動可能にガイドレールに組付け
られており、上記移動子の両側に、上記ガイド部に沿っ
て移動可能な案内部材をそれぞれ設け、上記ガイド部と
案内部材とによって移動子の移動を案内させることを特
徴としている。また、同様の課題を解決するため、上記
物品搬送装置において、ガイドレールの両側面の長手方
向に硬質の素材で形成したガイド部材を固着して、これ
らのガイド部材にガイド部を設けたことを特徴としてい
る。
【0005】さらに、同様の課題を解決するため、これ
らの物品搬送装置において、移動子の一側の案内部材を
ガイド部との間隙を調整するための偏心軸に取付けたこ
と、及び上記案内部材を、ガイド部に沿って回転可能な
ローラとしたことを特徴としている。
【0006】
【作用及び発明の効果】ピストンで区画されたシリンダ
チューブの圧力室に圧力流体を給排すると、ピストンが
シリンダチューブ内を往復動し、ピストンと移動子とに
設けたマグネットカップリングの吸引力によって移動子
がピストンと同期して往復動するので、移動子によって
所望の物品を搬送することができる。この場合、移動子
の両側に設けた案内部材が、ガイドレールの両側に設け
たガイド部に沿って移動するので、移動子の移動姿勢が
安定している。また、移動子がガイドレールによって安
定的に支持されているため、シリンダチューブをガイド
レールに固定する必要がないので、シリンダチューブの
ガイドレールへの組付けが容易であり、しかも、シリン
ダチューブが、長手方向とほぼ直交する面において移動
子及びガイドレールに対して若干遊動できるので、ガイ
ドレール及びシリンダチューブに屈曲部があっても、移
動子及びピストンはシリンダチューブに沿って移動する
ことができる。
【0007】また、ガイドレールの両側面に取付けた、
硬質の素材で形成したガイド部材にガイド部を設けたの
で、ガイドレールを安価な素材で形成してもガイド部の
摩耗が小さく、これによって搬送装置を安価で寿命の長
いものとすることができる。さらに、移動子一側の案内
部材が、偏心軸の回転によってガイド部との間隙を調整
できるので、移動子のガイドレールへの組付けが容易で
あり、しかもこれらの間の製作上の誤差を吸収すること
ができる。
【0008】
【実施例】図は本発明の実施例を示し、この物品搬送装
置は、所望の長さを有するガイドレール1及びシリンダ
チューブ2と、シリンダチューブ2内を移動可能なピス
トン3と、シリンダチューブ2を跨ぎその外周面に沿っ
て移動可能な移動子4とを備えている。上記ガイドレー
ル1は、上面の長手方向に開口部の幅が狭い取付溝6を
有する突出部7を、中間の長手方向に流体配管用のバイ
パス孔8,8を、下面の長手方向に固定用の溝11をそ
れぞれ備え、アルミニウム等の押出し材によって一体に
形成されている。また、両側面の長手方向には、焼入れ
鋼等の硬質の素材で形成したガイド部材9,9が、埋め
込み等の適宜の手段によって固着されており、これらの
ガイド部材9,9に倒V字形のガイド部10,10が形
成されている(図3参照)。なお、ガイド部材9を固着
する代わりに、ガイドレールの両側面に直接ガイド部1
0,10を設けて、そのガイド面にハードコーティング
等の表面処理を施したものとしてもよい。
【0009】上記シリンダチューブ2は、外周面の長手
方向に、幅広の先端部分に溝を設けた取付部12を有
し、非磁性材の押出しによって一体に形成されており、
取付部12をガイドレールの取付溝6に遊嵌することに
よりガイドレール1に組付けられており、取付溝6と取
付部12間の間隙によって、長手方向とほぼ直交する面
においてガイドレール1に対して若干遊動可能とされて
いる。ピストン3は、環状の磁石とヨークを軸方向に交
互に配設したマグネットカップリング14と、その軸方
向両側の環状のアダプタプレート15,15とを、ナッ
ト16,16によってロッド17に取付けたものとして
構成され、各アダプタプレート15の外周面に設けたパ
ッキン溝に、シリンダチューブ2の内周面に摺接してシ
ールするピストンパッキン18が嵌着されている。
【0010】上記移動子4は、シリンダチューブ2を跨
ぐ両端が上記突出部7に近接する中空のボディ20と、
該ボディ内に止め輪23,23によって軸方向に若干移
動可能に装着された、マグネットカップリング21及び
その軸方向両側のアダプタプレート22,22とを備
え、マグネットカップリング21は、マグネットカップ
リング14と同様に、一部を切り欠いた環状の磁石とヨ
ークを軸方向に交互に配設したものとして構成されてい
る。また、アダプタプレート22,22に設けた取付溝
に、シリンダチューブ2の外周面に摺接するスクレーパ
24,24が嵌着されている。
【0011】上記ボディ20は、上面にワーク等の物品
(図示省略)を設置するためのねじ孔20a,・・を有
し、下面の一側に固定用ガイドローラ25,25が、他
側に調整用ガイドローラ26,26がそれぞれ取付けら
れており、これらのガイドローラによって案内部材が構
成される。上記固定用ガイドローラ25は、取付ねじ2
8によってボディ20に固定された軸29と、この軸の
先端に回転自在に取付けられたローラ30とを備え、ロ
ーラ30の外周面はガイド部10に当接している(図2
参照)。また、図4及び図5に詳細を示す上記調整用ガ
イドローラ26は、取付ねじ28によってボディ20に
固定されたキャップ32と、該キャップ32の軸心に対
して軸心が偏心している偏心軸33と、偏心軸33の先
端に回転自在に取付けられたローラ34とを備え、キャ
ップ32に対して偏心軸33を回転させることによっ
て、ローラ34の外周面とガイド部10との間隙を調整
することができ、偏心軸33の回転位置は固定ねじ35
によって固定される。
【0012】上記実施例は、ガイドレール1の取付溝6
に、ピストン3を内挿したシリンダチューブ2の取付部
12を遊嵌して、このシリンダチューブ2の外周面に移
動子4を設置し、該移動子4に取付けたガイドローラ2
5,25,26,26をガイドレール1のガイド部1
0,10に当接させることによって組立てられ、取付溝
6と取付部12間の間隙によって、シリンダチューブ2
は、長手方向とほぼ直交する面においてガイドレール1
及び移動子4に対して若干遊動可能に組付けられる。ま
た、移動子4とガイドレール1との間に製作上の誤差が
あっても、調整用ガイドローラ26,26の偏心軸3
3,33を回転させることによって、ローラ30,30
及び34,34をガイド部10,10に当接できるの
で、移動子4はガイドレール1に安定的に支持されて移
動する。この場合、シリンダチューブ2がガイドレール
1及び移動子4に対して若干移動できるので、シリンダ
チューブ2が、偏心軸33,33の回転による各ローラ
のガイド部10,10への当接の支障となることはな
い。したがって、シリンダチューブ2及び移動子4のガ
イドレール1への組付け作業が容易である。
【0013】上記実施例は、図示を省略しているポート
からピストン3両側の圧力室に圧縮空気を給排すると、
ピストン3がシリンダチューブ2内を往復動し、ピスト
ン3と移動子4とに設けたマグネットカップリング1
4,21の吸引力によって、移動子4がピストン3と同
期して往復動する。したがって、移動子4によって所望
の物品を搬送することができる。この場合、移動子4
は、該移動子4に設けたローラ30,30,34,34
によってガイド部10,10に支持されているので、ガ
イドレール1及びシリンダチューブ2に沿って安定した
姿勢で往復動する。したがって、ワークの設置姿勢等に
関係なく、移動子4の移動姿勢は安定している。また、
ガイドレール1とシリンダチューブ2が長手方向におい
て屈曲していても、シリンダチューブ2がガイドレール
1の長手方向と直交する面内において若干移動できるた
めに、ピストン3と移動子4をこれらに沿って移動させ
ることができる。
【0014】さらに、ガイドレール1の両側面に硬質の
素材で形成したガイド部材9,9を固着して、これにガ
イド部10,10を設けたので、ガイドレール1をアル
ミニウムのような比較的軟質の素材で形成しても、ガイ
ド部10,10の摩耗が小さいので、搬送装置を安価で
かつ寿命の長いものとすることができる。また、ガイド
レール1に設けたバイパス孔8,8を圧力流体の流路と
して使用できるとともに、これらのバイパス孔にピン
(図示省略)を挿入して、複数個のガイドレール1,・
・を連結することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】実施例の要部を示す一部縦断正面図である。
【図2】図1のA−A断面図である。
【図3】ガイド部と調整用ガイドローラの当接状態を示
す拡大図である。
【図4】調整用ガイドローラの半部縦断正面図である。
【図5】同じく平面図である。
【符号の説明】
1 ガイドレール 2 シリンダチューブ 3 ピストン 4 移動子 6 取付溝 9 ガイド部材 10 ガイド部 12 取付部 14,21 マグネットカップリング 25 固定用ガイドローラ 26 調整用ガイドローラ 33 偏心軸 30,34 ローラ
─────────────────────────────────────────────────────
【手続補正書】
【提出日】平成5年12月13日
【手続補正1】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0010
【補正方法】変更
【補正内容】
【0010】上記移動子4は、シリンダチューブ2を跨
ぐ両端が上記突出部7に近接する中空のボディ20と、
該ボディ内に止め輪23,23によって軸方向に若干移
動可能に装着された、マグネットカップリング21及び
その軸方向両側のアダプタプレート22,22とを備
え、マグネットカップリング21は、マグネットカップ
リング14と同様に、磁石とヨークを軸方向に交互に配
設したものとして構成されているが、これらの磁石とヨ
ークには、放射方向の切欠が形成されている。また、ア
ダプタプレート22,22に設けた取付溝に、シリンダ
チューブ2の外周面に摺接するスクレーパ24,24が
嵌着されている。

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 シリンダチューブと、該シリンダチュー
    ブ内を移動可能なピストンと、上記シリンダチューブの
    外周面に沿って移動可能な移動子と、上記ピストン及び
    移動子にそれぞれ取付けたマグネットカップリングとを
    備えた物品搬送装置において、 上記物品搬送装置が、上面の長手方向に取付溝を、両側
    面の長手方向にガイド部を有するガイドレールを備え、 上記シリンダチューブが、外周面の長手方向に設けた取
    付部をガイドレールの上記取付溝に遊嵌することによっ
    て、長手方向とほぼ直交する面において若干遊動可能に
    ガイドレールに組付けられており、 上記移動子の両側に、上記ガイド部に沿って移動可能な
    案内部材をそれぞれ設け、 上記ガイド部と案内部材とによって移動子の移動を案内
    させる、ことを特徴とする物品搬送装置。
  2. 【請求項2】 ガイドレールの両側面の長手方向に硬質
    の素材で形成したガイド部材を固着して、これらのガイ
    ド部材にガイド部を設けた、ことを特徴とする請求項1
    に記載した物品搬送装置。
  3. 【請求項3】 移動子の一側の案内部材を、ガイド部と
    の間隙を調整するための偏心軸に取付けた、ことを特徴
    とする請求項1または2に記載した物品搬送装置。
  4. 【請求項4】 案内部材を、ガイド部に沿って回転可能
    なローラとした、ことを特徴とする請求項1、2または
    3に記載した物品搬送装置。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
DE19625463C2 (de) * 1995-07-13 2002-12-05 Smc Corp Führungsschiene für Förderer
KR101320122B1 (ko) * 2011-10-28 2013-10-18 현대제철 주식회사 사이드 롤러 장치
JP5932115B1 (ja) * 2015-05-21 2016-06-08 ニチユ三菱フォークリフト株式会社 ローラ支持用ブラケット調整機構およびレール走行車両

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP5932115B1 (ja) * 2015-05-21 2016-06-08 ニチユ三菱フォークリフト株式会社 ローラ支持用ブラケット調整機構およびレール走行車両

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