JP3600277B2 - 物品搬送装置 - Google Patents

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Description

【0001】
【産業上の利用分野】
本発明は、マグネットカップリングを使用した物品搬送装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
図2は公知の物品搬送装置の一例を示し、この物品搬送装置1は、所望の長さを有するシリンダチューブ2と、マグネットカップリング3を有しシリンダチューブ2内を気密に往復動するピストン4と、マグネットカップリング5を有しシリンダチューブ2の外面に沿って往復動する移動体6とを備え、移動体6は、マグネットカップリング3と5間の吸引力によってピストン4と同期して往復動する。
【0003】
上記ピストン4は、リング状のピストン部材8,8と、これらの間の上記マグネットカップリング3とを、その中心を通るシャフト9の両端に螺着させたナット10,10で一体に連結したものとして構成されており、上記マグネットカップリング3は、4枚のヨーク11,・・と、これらのヨーク間の3枚の永久磁石12,・・とを備えている。
【0004】
一方上記移動体6は、リング状のボディ14と、その軸方向両側に取付けたサイドプレート15,15と、これらのサイドプレートの内方に順次取付けられたスぺーサ16,16及びホルダ17,17とを備え、マグネットカップリング3と同様の構成を有する上記マグネットカップリング5は、ホルダ17,17間に設けられており、ホルダ17,17の内周面に、シリンダチューブ2の外周面を摺動するスクレーパ18,18が取付けられている。また、マグネットカップリング3と5における永久磁石12,・・の内外周面には、それぞれシリンダチューブ2の内外周面を摺動するウエアリング19,・・が取付けられている。
上記スクレーパ18は、移動体6がシリンダチューブ2の外周面に沿って往復動するときに、移動体6がシリンダチューブ2の外周面に付着した異物を噛み込むと、異物によってシリンダチューブ2が削られる恐れがあるのでこれを防止するため、及びウエアリング19,・・に施した潤滑剤の流出を防止するために設けられている。
【0005】
上記マグネットカップリング3と5間の吸引力は、ヨーク11と永久磁石12の数を多くすると大きくすることができるが、ヨーク11と永久磁石12の数を多くすると、移動体6の直線部分(シリンダチューブ2に沿って摺動する部分)の長さLが長くなるために、シリンダチューブ2に湾曲部があると移動体6がこの湾曲部を通過できない場合がある。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】
本発明が解決しようとする課題は、マグネットカップリング間の吸引力が大きく、しかも移動体がシリンダチューブの湾曲部を通過できる物品搬送装置を提供することにある。
【0007】
【課題を解決するための手段】
上記課題を解決するため、本発明の物品搬送装置は、所望の長さを有するシリンダチューブと、マグネットカップリングを有し圧力流体の給排によって上記シリンダチューブ内を気密に往復動するピストンと、軸方向両側のスクレーパ及びこれらのスクレーパ間のマグネットカップリングを有し、上記シリンダチューブの外面に沿って往復動する移動体とを備え、これらのマグネットカップリング間の吸引力によって移動体をピストンと同期して移動させる物品搬送装置において、上記移動体に設けたマグネットカップリングの軸方向両側に、内周面に上記スクレーパを取付けたホルダを、軸方向及び径方向に若干移動可能に設けたことを特徴としている。
【0008】
また、同様の課題を解決するため、上記物品搬送装置における移動体に設けたマグネットカップリングの軸方向両側にスぺーサを取付け、これらのスぺーサに、ホルダを軸方向及び径方向に若干移動させるための空間を形成したことを特徴としている。
【0009】
さらに、同様の課題を解決するため、上記スぺーサに外広がりのテーパを有する空間を設け、上記ホルダのテーパとの対向面を円弧状としたことを特徴としている。
【0010】
【作用】
ピストンで区画されたシリンダチューブの一方の圧力室に圧力流体を供給するとともに、他方の圧力室の流体を排出すると、ピストンが他方の圧力室に向けてシリンダチューブ内を摺動し、ピストンと移動体とに設けたマグネットカップリング間の吸引力によって、移動体がピストンに同期してシリンダチューブの外面に沿って移動する。したがって、移動体に取付けた所望の物品を搬送することができるとともに、スクレーパによって移動体がシリンダチューブの外周面に付着した異物を噛み込むことを防止することができ、かつ摺動部に施した潤滑剤の流出を防止することもできる。
【0011】
この場合、移動体に設けたホルダが軸方向及び径方向に若干移動できるので、ホルダの内周面に取付けたスクレーパが、移動体に対してこれらの方向に若干移動することができる。
したがって、スクレーパ間の距離が長くても、移動体がシリンダチューブを摺動する直線部分の長さをマグネットカップリングの軸方向長さにすることができるので、シリンダチューブに湾曲部があっても移動体が湾曲部を通過することができ、しかもマグネトカップリングの吸引力を大きくすることができる。
【0012】
具体的には、移動体に設けたマグネットカップリングの軸方向両側に取付けたスぺーサに空間を形成したことにより、ホルダはこの空間においてを軸方向及び径方向に若干移動することができる。
さらに、スぺーサの空間に外広がりのテーパを設けるとともに、ホルダのテーパとの対向面を円弧状としたので、ホルダが軸方向及び径方向に円滑に移動することができる。
【0013】
【実施例】
図1は本発明の実施例を示し、この物品搬送装置21は、所望の長さを有するシリンダチューブ22と、圧縮空気の給排により上記シリンダチューブ22内を気密に往復動するピストン23と、シリンダチューブ22の外面に沿って往復動する移動体24とを備え、ピストン23と移動体24にマグネットカップリング25と26が設けられている。
【0014】
上記ピストン23は、リング状のマグネットカップリング25と、該マグネットカップリング25の軸方向両側に配設した別体のピストン部材28,28とを有する、分離ピストンとして構成されている。
マグネットカップリング25は、5枚のヨーク11,・・と、これらのヨーク間の4枚の永久磁石12,・・とを、その中心を通るシャフト29の両端に螺着したナット30,30によって連結したものとして構成され、シャフト29のピストン部材28,28との当接部29a,29aは球面状にされている。
また、永久磁石12,・・の外周面には、非磁性体で形成したリング状のウエアリング31,・・が取付けられており、ヨーク11,・・の外周面とシリンダチューブ22の内周面との間には若干の間隙が形成されている。
上記ピストン部材28は、アルミニウム等の非磁性体で形成され、軸方向長さがマグネットカップリング25の長さより短く、外周面にリング状のシール部材33とウエアリング31,31とが取付けられており、マグネットカップリング25側の中心部分に耐摩耗性を有する当接部材34が、これと反対側の面にストロークエンドにおける衝撃を緩和するリング状のダンパー35がそれぞれ取付けられている。
【0015】
上記移動体24は、ボディ40と、その軸方向両側のサイドプレート41,41と、その軸方向内方のスぺーサ42,42とを備え、これらの部材は、いずれもシリンダチューブ22を取り巻くリング状に形成されている。また、マグネットカップリング25と同様に、リング状のヨーク11,・・と永久磁石12,・・とを有する上記マグネットカップリング26は、スぺーサ42,42の間に軸方向に移動不能に設置され、永久磁石12,・・の内周面にリング状のウエアリング31,・・が取付けられており、ヨーク11,・・の内周面とシリンダチューブ22の外周面との間には若干の間隙が形成されている。
【0016】
上記スぺーサ42は、マグネットカップリング26と反対側の側面にスクレーパ43を有するホルダ44を収容するための空間46を備え、該空間46における内側の面は外広がりのテーパ47とされており、スクレーパ47は、ニトリルゴムのような弾性を有する素材で形成されている。
リング状をなす上記ホルダ44は、内周面にスクレーパ43を取付けるための取付溝49を有し、テーパ47と対向する面が円弧状とされ、空間46内に軸方向及び径方向に変位できるギャップを置いて収容されており、サイドプレート41によって空間46からの抜け出しが防止されている。
【0017】
上記実施例は、ピストン23で区画された一方の圧力室37に圧縮空気を供給するとともに、他方の圧力室37の空気を排出すると、ピストン23が圧縮空気の排出側の圧力室37に向いてシリンダチューブ22内を気密に摺動し、マグネットカップリング25と26間の吸引力によって、移動体24がピストン23と同期してシリンダチューブ22の外周面に沿って摺動する。したがって、移動体24に所望の物品(図示省略)を取付けることによって、この物品を搬送することができる。
この場合、ピストン23を構成するピストン部材28,28とマグネットカップリング25とが連結されていなくても、圧縮空気の供給側のピストン部材28が、マグネットカップリング25と圧縮空気の排出側のピストン部材28とを押圧しながら摺動するので、ピストン23は一体となってシリンダチューブ22内を気密に摺動することができる。
【0018】
上記移動体24は、シリンダチューブ22の外面に沿って摺動する場合に、シリンダチューブ22に湾曲部があっても、ホルダ44,44が、スぺーサ42,42に対して空間46,46内を湾曲部に応じて軸方向または半径方向にあるいはこれらの両方向に変位したり、軸方向に傾斜したりできるので、スクレーパ43,43はシリンダチューブ22の湾曲部に沿って自由に変位できる。したがって、移動体24のシリンダチューブ22に対する摺動部分の長さを、マグネットカップリング26の軸方向長さLにできるので、図1に示すようにヨーク11と永久磁石12の数を多くすることができる。
また、マグネットカップリング26の軸方向長さLを、シリンダチューブ22の湾曲部(図示省略)を通過できる長さとすることによって、スクレーパ43,43間の距離が長くても、移動体24がシリンダチューブ22の湾曲部を円滑に通過することができる。
さらに、公知の物品搬送装置に比べてマグネットカップリング26の軸方向長さを長くできるので、マグネットカップリング26の吸引力を大きくすることができる。
【0019】
また、ピストン23を、マグネットカップリング25と、該マグネットカップリング25と別体でシリンダチューブ22内を気密に摺動する一対のピストン部材28,28とで構成したことによって、ピストン23のシリンダチューブ22に対する摺動部分の長さをマグネットカップリング25の軸方向長さにできるので、同様にヨーク11と永久磁石12の数を多くすることができる。
したがって、マグネットカップリング25の軸方向長さをシリンダチューブ22の湾曲部を通過できる長さとすることによって、移動体24と同様にピストン23がシリンダチューブ22の湾曲部を通過することができる。
また、公知の物品搬送装置に比べてマグネットカップリング25の軸方向長さを長くできるので、マグネットカップリング25の吸引力を大きくすることができる。
【0020】
【発明の効果】
本発明の物品搬送装置は、圧力流体の給排で移動するピストンと同期して移動する移動体に、内周面にスクレーパを取付けたホルダを、軸方向及び径方向に若干移動可能に取付けたことにより、シリンダチューブの外周面を摺動する移動体の直線部分の長さがマグネットカップリングの軸方向長さになるので、シリンダチューブに湾曲部があっても、移動体がこの湾曲部を通過することができる。
また、移動体の上記直線部分の長さを、マグネットカップリングの軸方向長さとしたことにより、シリンダチューブの湾曲部を通過できるマグネットカップリングの吸引力を大きくすることができる。
【0021】
さらに、スぺーサにホルダが軸方向及び径方向に若干移動できる空間を設けたので、スクレーパの軸方向及び径方向の移動が円滑である。
また、スぺーサに外広がりのテーパを、ホルダのテーパとの対向面を円弧状としたので、スクレーパの移動が一層円滑である。
【図面の簡単な説明】
【図1】実施例の要部を示す断面図である。
【図2】公知の物品搬送装置の要部を示す断面図である。
【符号の説明】
11 ヨーク
12 永久磁石
21 物品搬送装置
22 シリンダチューブ
23 ピストン
24 移動体
25,26 マグネットカップリング
42 スぺーサ
43 スクレーパ
44 ホルダ
46 空間
47 テーパ

Claims (3)

  1. 所望の長さを有するシリンダチューブと、マグネットカップリングを有し圧力流体の給排によって上記シリンダチューブ内を気密に往復動するピストンと、軸方向両側のスクレーパ及びこれらのスクレーパ間のマグネットカップリングを有し、上記シリンダチューブの外面に沿って往復動する移動体とを備え、これらのマグネットカップリング間の吸引力によって移動体をピストンと同期して移動させる物品搬送装置において、
    上記移動体に設けたマグネットカップリングの軸方向両側に、内周面に上記スクレーパを取付けたホルダを、軸方向及び径方向に若干移動可能に設けた、
    ことを特徴とする物品搬送装置。
  2. 移動体に設けたマグネットカップリングの軸方向両側にスぺーサを取付け、これらのスぺーサに、ホルダを軸方向及び径方向に若干移動させるための空間を形成した、
    ことを特徴とする請求項1に記載した物品搬送装置。
  3. スぺーサに外広がりのテーパを有する空間を設け、ホルダのテーパとの対向面を円弧状とした、
    ことを特徴とする請求項2に記載した物品搬送装置。
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