JPH07101284B2 - 蓄積性蛍光体シート用スタッカ - Google Patents

蓄積性蛍光体シート用スタッカ

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JPH07101284B2
JPH07101284B2 JP14985388A JP14985388A JPH07101284B2 JP H07101284 B2 JPH07101284 B2 JP H07101284B2 JP 14985388 A JP14985388 A JP 14985388A JP 14985388 A JP14985388 A JP 14985388A JP H07101284 B2 JPH07101284 B2 JP H07101284B2
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Description

【発明の詳細な説明】 (発明の分野) 本考案は放射線画像情報読取装置内における、蓄積性蛍
光体シートを搬送するシート搬送手段の搬送路中に設け
られ、複数の蓄積性蛍光体シートを一時的に収容し、収
容した蓄積性蛍光体シートを1枚ずつ排出可能な蓄積性
蛍光体シート用スタッカに関し、特に詳細には、蓄積性
蛍光体シートの搬入、搬出を良好に行なうことのできる
蓄積性蛍光体シート用スタッカに関するものである。
(従来の技術) ある種の蛍光体に放射線(X線,α線,β線,γ線,電
子線,紫外線等)を照射すると、この放射線エネルギー
の一部が螢光体中に蓄積され、この蛍光体に可視光等の
励起光を照射すると、蓄積されたエネルギーに応じて蛍
光体が輝尽発光を示すことが知られており、このような
性質を示す蛍光体は蓄積性蛍光体(輝尽性蛍光体)と呼
ばれる。
この蓄積性蛍光体を利用して、人体等の被写体の放射線
画像情報を一旦シート状の蓄積性蛍光体シートに記録
し、この蓄積性蛍光体シートをレーザ光等の励起光で走
査して輝尽発光光を生ぜしめ、得られた輝尽発光光を光
電的に読み取って画像信号を得、この画像信号に基づき
被写体の放射線画像を写真感光材料等の記録材料、CRT
等に可視像として出力させる放射線画像情報記録再生シ
ステムが本出願人によりすでに提案されている。(特開
昭55-12429号,同56-11395号,同55-163472号,同56-10
4645号,同55-116340号など。) 上記システムにおける蓄積性蛍光体シートは、放射線画
像情報を蓄積記録すると共にその記録された画像情報を
上記励起光走査によって読み取るまでの間一時的に担持
するものであり、従って画像情報の読み取りが終了した
後は、該シートに残存している画像情報を消去してその
蓄積性蛍光体シートを再使用することが望ましい。
そこで、上記のような要請に基づき、蓄積性蛍光体シー
トに記録された画像情報の読取りを行なう読取部のみか
らなる放射線画像情報読取装置とともに、上記読取部
と、蓄積性蛍光体シートに残存している画像情報の消去
を行なう消去部を備えてなる装置も提案されている。
上記放射線画像情報読取装置においては、外部の撮影装
置において撮影を終了した蓄積性蛍光体シートを収容し
てなるカセッテがカセッテ保持部に装填され、上記カセ
ッテから蓄積性蛍光体シートが取り出され、シート搬送
手段に渡されて、このシート搬送手段により読取部に搬
送される。また前記カセッテ保持部と読取部の間の搬送
路中には、通常複数のシートを一時的に収納し、適宜1
枚ずつ排出して前記シート搬送手段に渡すスタッカが設
けられている。すなわち、読取部における画像情報の読
取りは比較的時間がかかるので、上記のようなスタッカ
を設けておけば、読取部において1枚の蓄積性蛍光体シ
ートに対する読取りが行なわれている間に複数の撮影済
の蓄積性蛍光体シートを装置に収容することができ、カ
セッテ保持部内において撮影済のシートがカセッテに収
納されたまま長時間待機させられるという不都合が回避
できる。また、読取部に故障等が生じ、読取部が使用不
能となっても、スタッカが設けられている場合には、外
部の撮影装置における撮影を直ちに停止させる必要はな
く、ある程度の期間撮影装置を運転し続けることも可能
となる。
一方、前述のように読取部と消去部が備えられてなる装
置においては消去部において消去の終了した蓄積性蛍光
体シートは読取装置外に取り出されて再び画像情報の記
録を行なうことの可能な状態になる。これら消去済の蓄
積性蛍光体シートは一旦読取装置内にある集積トレー内
に集積され、蓄積性蛍光体シートの集積されたトレー全
体が装置外に取り出される場合がある。集積トレー内に
集積された蓄積性蛍光体シートは新たな撮影を行なう際
には、前述のようにカセッテに収納されている必要があ
るので、撮影に先立ってカセッテ内に1枚ずつローディ
ングされる必要がある。このため、カセッテ内に再び撮
影可能な状態のシートが収納されて撮影が行なわれるま
でには多くの時間がかかり、シートの能率的な循環再使
用ができないという問題がある。また、このローディン
グは専用のローダーもしくは手作業により行なわれる
が、専用のローダーを用いた場合にはシステム全体のコ
ストが上昇してしまい、また手作業によるローディング
を行なう場合には、蓄積性蛍光体シートに直接手で触れ
ることになるので、蓄積性蛍光体シートの取扱い上好ま
しくないという不都合がある。そこで、読取装置内で蓄
積性蛍光体シートを循環させるようにし、撮影の終了し
たシートをカセッテにより取り出し、読取,消去を行っ
た後該シートを再びカセッテに搬入,収納することも考
えられるが、このような読取装置においては、一枚の蓄
積性蛍光体シートの読取,消去が行われた後カセッテに
再度収納される間、該シートが装置を専有してしまうこ
とになり、この処理の間次の蓄積性蛍光体シートの処理
を待たねばならず、時間的なロスが大きく装置の処理能
力が著しく低下することになる。そこで消去部を備えた
読取装置においては、消去部の下流側にあるシート搬送
手段中に、蓄積性蛍光体シートを一時収納し、収納され
た蓄積性蛍光体シートの中から任意の1枚を取り出すこ
とのできるスタッカを設けることができれば極めて好都
合である。
そこで、本出願人は、カセッテ保持部等のシート供給部
と読取部の間、もしくは消去部とカセッテ保持部の間の
いずれにも配することができ、かつ収容されたシートの
サイズ分類や、特定のシートの優先的な取り出しも可能
なスタッカを既に提案した。(特開昭62-175380号等) 上記スタッカは、所定の間隔をおいて互いに平行に配さ
れた支持板の間に複数のシート収容部内が形成され、蓄
積性蛍光体シートは1枚ずつこのシート収容部内に上記
支持板により支持されて収容されるようになっている。
またこのスタッカには蓄積性蛍光体シートの搬入手段お
よび搬出手段が接続されており、スタッカと、搬入手段
および搬出手段が相対的に移動することにより、任意の
シート収容部に対して蓄積性蛍光体シートの出し入れを
行なうことができるようになっている。
(発明が解決しようとする課題) ところで、蓄積性蛍光体シートは、読取装置内を搬送さ
れることにより表面に静電気が発生し易く、これらの静
電気や空気により蓄積性蛍光体シートが上記仕切板に密
着すると、蓄積性蛍光体シートのシート収容部からの搬
出が良好に行なえなくなる。
本発明は上記の問題点に鑑みてなされたものであり、蓄
積性蛍光体シートが静電気により仕切板に密着すること
を防いで良好な蓄積性蛍光体シートの搬出を行なうこと
のできる蓄積性蛍光体シート用スタッカを提供すること
を目的とするものである。
(課題を解決するための手段および作用) 本出願人は上記の問題点を解決すべく鋭意研究を重ねた
結果、蓄積性蛍光体シートが仕切板に密着するのは、通
常金属等により形成されている仕切板と蓄積性蛍光体シ
ートの間で電荷の移動が活発に行なわれるためであり、
上記電荷の移動を抑えれば、蓄積性蛍光体シートの密着
を防止することができることを見出すに至った。そして
上記の関係を確認するべく以下に述べるような実験を行
なった。
すなわち、まず第7図(a)に示すように、スタッカの
仕切板と同様の材質からなる、接地された金属板81上
に、空間測定により測定された帯電量が、蓄積性蛍光体
層面において約−2.0KV、支持体面において約+0.5KVで
ある蓄積性蛍光体シート1を、蓄積性蛍光体層を上に向
けて載置した。蓄積性蛍光体シートの上記帯電量は、蓄
積性蛍光体シートを読取装置内において搬送した際に蓄
積性蛍光体シートの各面に生じる帯電量と略等しいもの
である。続いて上記蓄積性蛍光体シートの蓄積性蛍光体
層面に対して、表面の電荷が放出される状態を早く作り
出すために、接地された除電ブラシ83を往復動させ、し
かる後に蓄積性蛍光体シート1を水平方向に引張り、動
き出すときの力を測定した。また、上記金属板81の上に
帯電していない蓄積性蛍光体シート1を載置してこの蓄
積性蛍光体シートを水平方向に引張り、動き出すときの
力を測定した。
一方、第7図(b)に示すように、金属板81の上に、絶
縁体として表面に皮絞模様付のポリプロピレンシート82
を貼布し、このシート82上に上記のように帯電した蓄積
性蛍光体シート1と帯電していない蓄積性蛍光体シート
1をそれぞれ載置して、帯電した蓄積性蛍光体シートに
対しては除電ブラシ83を往復動させた後、それぞれの蓄
積性蛍光体シートを水平方向に引張り、動き出すときの
力を測定した。
上述した各実験によって測定された力を下記の表に示
す。
このように、蓄積性蛍光体シートは、絶縁体を介して金
属板上に載置すれば、蓄積性蛍光体シートが帯電してい
る場合でも蓄積性蛍光体シートの金属板に対する密着力
を弱めることができることが確認された。
そこで本発明の蓄積性蛍光体シート用スタッカは、蓄積
性蛍光体シートを支持する支持板の、蓄積性蛍光体シー
ト支持面上に絶縁体が層成して、蓄積性蛍光体シートの
支持板への密着を防止するようにしたことを特徴とする
ものである。
なお、ここで絶縁体とは、一例として、円電極(P−60
1製、川口電気製作所(株)製)と絶縁計(EV-40型超絶
縁計、川口電気製作所(株)製)とを組合せ、この円電
極の上に110mm×110mmのサイズに裁断した試験片をのせ
て電圧を印加した際に、その表面の電気抵抗(SR)が10
12Ω以上であるものを意味する。
(実施例) 以下、図面を参照して本考案の実施例について説明す
る。
第1図は本考案の一実施例による蓄積性蛍光体シート用
スタッカを備えた放射線画像情報読取装置の概要を示す
側面概略図である。
図示の装置は、蓄積性蛍光体シート1を収納可能なカセ
ッテ2を着脱自在に保持するカセッテ保持部10、前記蓄
積性蛍光体シートに蓄積記録された画像情報を読取る読
取部20、読取り終了後蓄積性蛍光体シートに残存する画
像情報の消去を行なう消去部30を備えており、図示しな
い外部の撮影装置において内部に保持した蓄積性蛍光体
シート1に撮影の行なわれたカセッテ2は前記カセッテ
保持部10に装填される。このカセッテ2は蓄積性蛍光体
シートに放射線を照射して画像情報の記録(撮影)を行
なう際に蓄積性蛍光体シートが外光により感光するのを
防ぐために遮光性を有するものとなっており、装置の前
面から、第1図の紙面と垂直方向に装置内に装填され
る。カセッテ2は開閉自在の蓋部2aを有しており、この
蓋部2aはカセッテ保持部内に装填される際には閉じられ
ているが、カセッテ2の装填が終了すると図示のように
開いて内部の蓄積性蛍光体シート1を露出せしめる。カ
セッテ2が開かれるとカセッテ2内には吸着盤12が進入
し、この吸着盤は矢印B方向に移動して蓄積性蛍光体シ
ートをカセッテ2から取り出す。なお、蓄積性蛍光体シ
ート1は、カセッテ2内において、蓄積性蛍光体層の形
成された表側の面が下側になるように保持されている。
図示の読取装置には上記のようにカセッテ2内から取り
出された蓄積性蛍光体シート1を受けとり、前記読取部
20および消去部30にこの順に搬送する、エンドレスベル
ト、ローラ、ガイド板等からなるシート搬送手段50が設
けられており、前記搬送ローラ12により取り出された蓄
積性蛍光体シート1はシート搬送手段50により矢印A1
向に送られる。
上記シート搬送手段50の、前記カセッテ保持部10と読取
部20の間の搬送路中には、本実施例による第1スタッカ
100が設けられており、前述のように矢印A1方向に搬送
される蓄積性蛍光体シートは読取部20に送られるのに先
立って一旦スタッカ100に収納される。以下、第2図以
下の図面を参照してスタッカ100の構造の詳細について
説明する。
本実施例によるスタッカ100は、その概要を第2図に示
すように、互いに平行に略直立した複数の仕切板111備
えてなり各仕切板111の間に形成される空間であるシー
ト収容部112に蓄積性蛍光体シート1を1枚ずつ収容可
能となっている。該スタッカ100は、上記仕切板111を有
し、一体的に移動可能な筐形のスタッカ本体110、この
スタッカ本体110内に蓄積性蛍光体シート1を搬入する
搬入手段である搬入ローラ121、122、スタッカ本体110
から排出される蓄積性蛍光体シート1を受け取って前記
シート搬送手段50に渡す搬出手段である搬出ローラ13
1、132、および前記スタッカ本体をすべての前記収納部
112が前記搬入ローラ121、122および搬出ローラ131、13
2と隣接可能なように矢印C方向に移動させる移動手段1
40からなっている。スタッカ本体110の移動範囲は第1
図に実線で示す位置から一点鎖線で示す位置までとなっ
ている。
スタッカ本体110の側方には、スタッカ本体110の移動方
向に延びたスクリューロッド142、スタッカ本体110の側
面から側方に突出し、スクリューロッド142に嵌合する
本体支持部143、スクリューロッドに軸支された歯車14
4、この歯車144とベルト145を介して連結されてなる歯
車146、この歯車146を正逆両方向に回転させるパルスモ
ータ147からなる駆動部ユニット141が設けられており、
この駆動部ユニット141のモータ147により、歯車146、1
44を介してスクリューロッド142が回転せしめられるこ
とにより、スタッカ本体110に図中矢印C方向に往復移
動を行なう力が加えられる。スタッカ本体110の側面に
は4つの車輪101が取り付けられており、スタッカ本体1
10は駆動部ユニット141の上記制御により、これらの車
輪101がスタッカ本体110の下方に設けられた基板上148
を走行することによって矢印C方向に移動せしめられ
る。本実施例においては前記駆動部ユニット141と基板1
48により前記移動手段140が構成されている。なお、第
3図に示すように上記基板148は、スタッカ本体110の両
側に、スタッカ本体の移動方向に沿って上方に突出した
ガイド部材148a、148bを備えており、また前記車輪101
はその軸の両端部102が球面状となっており、車輪101は
その軸の両端部102をガイド部材148a、148bに当接させ
つつ回転するようになっている。従って予めガイド部材
148a、148bの距離を車軸の長さに合わせて正しく設定し
ておけば、スタッカ本体110が走行中にゆがんで停止位
置が不正確になったり、走行が不安定になるといった不
都合が生じない。なお、ガイド部材148a、148bの間隔を
調整する際には、基板148と一体となっている一方のガ
イド部材148aに車輪の端部102を当接させ、その位置に
合わせて他方のガイド部材148bの位置を決めればよい。
また本実施例においてはガイド部材148a、148bの内面上
にポリスライダ等の摺動材が貼付してあるため、スタッ
カ本体110の移動が一層スムーズに行なわれる。
スタッカ本体110の上方には前記搬入ローラ121、122が
設けられている。上記搬入ローラ121、122はシート搬送
手段50により搬送された蓄積性蛍光体シート1をスタッ
カ本体110内に搬入することができるものであれば任意
のものでもよく、本実施例のようにシート搬送手段50と
一体化されたもの(第1図参照)でも、シート搬送手段
とは全く独立したものであってもよい。
前記スタッカ本体110が矢印C方向に移動することによ
り、上記搬入ローラ121、122の下方に位置するシート収
容部112が入れかわり、搬入ローラ121、122は搬入ロー
ラ121、122の下方に位置するシート収容部112内にシー
ト1を搬入する。次に第4図および第5図を参照してス
タッカ本体110の構造について説明する。
第4図は前記スタッカ本体110の分解斜視図である。前
記仕切板111は、その裏面111aが鉛直面を、表面111bが
下方に向かって徐々に前方に突出するテーパ面を有して
おり、この仕切板111は両側をシート幅寄せ板117により
支持されることにより保持されている。すなわちシート
幅寄せ板117は内側面117aに複数の仕切板111を一定間隔
をあけて挿入させる溝部117Aが形成されており、各仕切
板111はこの溝部117Aにその両端を挿入して一体に固定
保持される。またシート幅寄せ板117は、その内側面117
aが下方に向かうにつれて徐々に内方に突出するテーパ
面となっており、前記シート収容部112に搬入される蓄
積性蛍光体シートの幅方向の位置を規制するようになっ
ている。さらに、各仕切板111の下端部にはそれぞれ底
板113が取り付けられており、この底板113は仕切板111
に沿って搬入されるシートの下端を受けて蓄積性蛍光体
シートを停止させる第1の位置と、該第1の位置から下
方に回動して蓄積性蛍光体シートを自重落下させる第2
の位置をとり得るものとなっている。第5図に示すよう
に、前記シート収容部112は、仕切板111の表面111b、底
板113、および該表面111bと対向する、隣接する仕切板1
11の裏面111aにより形成される。
前述のように搬入ローラ121、122により蓄積性蛍光体シ
ート1がスタッカ本体内に搬入される際には、蓄積性蛍
光体シート1はテーパ面となっている表面111bに沿い、
かつ前記シート幅寄せ板117により幅寄せされつつシー
ト収容部112内に進入する。
第4図に示すように、仕切板111の表面111bおよび裏面1
11aは前述したテーパ面、鉛直面を基準としてその一部
が交互に後方に凹んでいる。このように仕切板の表裏面
に凹凸を設けておけば、蓄積性蛍光体シートがこれらの
表裏面に空気により密着することを防止することができ
る。また本実施例における仕切板111はアルミニウムに
より形成され、その表面111bおよび裏面111aの凸部分上
には、絶縁体として、表面に皮絞文様付のポリプロピレ
ンシート114が貼付されている。すなわち、蓄積性蛍光
体シート1は、装置内部を搬送される間に表面に静電気
が発生するが、このように支持板111の表面にポリプロ
ピレンシート114を貼付しておけば、蓄積性蛍光体シー
ト1が静電気により支持板111に密着することを防止す
ることができるので、蓄積性蛍光体シートのスタッカ本
体への搬入、搬出を円滑に行なうことができる。なお、
支持板表面に設ける絶縁体としては、表面電気抵抗率が
前述したように1012Ω以上のものであり、蓄積性蛍光体
シートに傷を付ける等の不都合のないものであれば任意
の材質のものを用いることができ、例えばフッ素樹脂、
ポリエチレンテレフタレート、発泡ポリエチレン等でも
よい。また、本実施例の仕切板111において、蓄積性蛍
光体シートを主として支持するのは、表面111bのテーパ
面となっている部分であるので、絶縁体は少なくともこ
のテーパ面部分に貼布又は塗布されていればよい。
シート収容部112は下方に向かうほどその間隔が狭くな
っており、下端部は蓄積性蛍光体シート1枚の厚さ分よ
りもやや広い間隔となっている。上記のように搬入ロー
ラ121、122により搬入された蓄積性蛍光体シート1は、
その上端が搬入ローラ121、122を離れると自重により落
下し、前記底板113は落下するシート1の下端を受け、
シート収納部112内に停止させる。この底板113上には、
蓄積性蛍光体シート1が落下した際の衝撃を柔らげるス
ポンジ等の緩衝材115が貼付されており、さらに本実施
例においては緩衝材115上にも蓄積性蛍光体シート1の
搬出を円滑に行なうために、上述したポリプロピレンシ
ート114が貼付されている。
また、本実施例のスタッカは、各シート収容部に複数の
サイズのシートを収容可能なものであり、第4図に示す
ように、比較的小さいサイズのシートが搬入される際に
は、シート収容部112内に、シート収容部の有効幅を減
少させる幅寄せ部材116が挿入される。すなわち、前記
カセッテ2から取り出した蓄積性蛍光体シート1の大き
さはセンサ等により検知され、検知されたシートのサイ
ズが小さい場合には予めこの幅寄せ部材116が挿入され
たシート収容部112内に収容される。この幅寄せ部材116
は、シート収容部112に進入する蓄積性蛍光体シートの
一側端を当接させて蓄積性蛍光体シートの幅方向の位置
決めを行なうガイド部116Aと、このガイド部116Aから側
方に延びた2枚のガード板116B、およびガイド部116Aの
前面に突設された2つの突部116Cからなっている。この
突部116Cは、幅寄せ部材116がシート収容部112の間に挿
入された際に、仕切板111の裏面111aに上下方向に延び
て形成された溝部または凹部(図示せず)と係合して、
幅寄せ部材の位置決めを行なうものである。幅寄せ部材
116のガイド部116Aは、内側面の上側部分が鉛直面であ
るとともにこの鉛直面の下方が下方に向かって徐々に内
方に突出するテーパ面116cとなっている。従って、小さ
いサイズの蓄積性蛍光体シート1の搬入を行なう際に
は、左側のシート幅寄せ板117と、幅寄せ部材116のガイ
ド部116Aが、一対の幅寄せ手段として機能し、蓄積性蛍
光体シートは所定の位置に幅寄せされてシート収納部11
2内に収容される。また、幅寄せ部材116は、仕切板111
に沿って配される2枚の前記ガード板116Bを有している
ので、スタッカ本体が移動する際等に、蓄積性蛍光体シ
ート1がシート収容部112内で動いても、蓄積性蛍光体
シートが仕切板111と幅寄せ部材116の間に挟まれるとい
った不都合は生じない。なお、蓄積性蛍光体シート1は
いずれのサイズのものも、スタッカに進入せしめられる
のに先立って、その左側端が略一定の位置に配されるよ
うにシート搬送手段により予めある程度幅寄せされてい
るのが望ましい。
前記カセッテ2から取り出された蓄積性蛍光体シート1
のスタッカ本体110への搬入は上述したように行なわれ
るが、スタッカ本体110内に収容された蓄積性蛍光体シ
ート1は1枚ずつ適宜取り出されてシート搬送手段50に
渡され、前記読取部20に送られる。スタッカ本体110の
下方には前記搬出ローラ131、132が設けられており、第
2図および第5図に示すように、前記基板148の、スタ
ッカ本体110と搬出ローラ131、132の間に位置する部分
にはスタッカ本体110から排出される蓄積性蛍光体シー
トの通過を許すスリット148cが形成されている。蓄積性
蛍光体シートの排出時には、まずスタッカ本体110は前
述した移動手段140により、排出されるべき蓄積性蛍光
体シート1を収容したシート収容部112が排出ローラ13
1、132の上方に位置するように移動せしめられる。前記
底板113は第4図に示すようにバネ118により仕切板111
と連結されており、このバネ118の付勢力により、通常
は前述した第1の位置に停止させられている。一方底板
113の側端には突部113aが形成されており、また搬出ロ
ーラ131、132の近傍には、第6図に示すように、突起15
1aを有し、ロータリソレノイド等の駆動手段152により
矢印D方向に回動せしめられるレバー151が設けられて
おり、シート収容部112内の蓄積性蛍光体シート1を排
出する際にはレバー151の突起151aが前記突部113aと係
合し、レバー151が矢印D方向に回動することにより前
記底板113をバネ118を伸張させつつ矢印D′方向に回動
させる。その結果底板113は第5図に破線で示す前記第
2の位置に移動せしめられ、シート収容部112内の蓄積
性蛍光体シート1は自重により落下し、前記搬出ローラ
131、132は落下する蓄積性蛍光体シート1の先端を把持
して蓄積性蛍光体シート1を搬送し、近傍のシート搬送
手段50に渡す。蓄積性蛍光体シート1のシート収容部11
2からの搬出が終了すると前記レバー151は第6図に示す
位置に戻り、底板113はバネ117の戻り力により再び図中
実線で示す位置に戻る。
このように、本実施例のスタッカ100を用いれば、カセ
ッテ2から取り出された蓄積性蛍光体シート1はそれぞ
れスタッカ本体110内のシート収容部112に収容され、収
容された蓄積性蛍光体シート1は収容の順番に関係なく
必要に応じて任意の順に取り出すことができる。またあ
る蓄積性蛍光体シートを最も優先的に読取部に送り、そ
の処理を行ないたい場合には、搬入ローラにより蓄積性
蛍光体シートがシート収容部内に搬入された後直ちにそ
の蓄積性蛍光体シートを搬出ローラによりシート収容部
外に搬出することもできる。また、シート収容部には任
意のサイズの蓄積性蛍光体シート1を収容することがで
きるので、各シート収容部に搬入された蓄積性蛍光体シ
ートの大きさを記憶させるようにすれば、必要に応じて
所望の大きさの蓄積性蛍光体シートを取り出して読取部
へ送ることも可能となる。また、スタッカの仕切板には
上述したように絶縁体が貼付されているので、蓄積性蛍
光体シートが搬送途中で帯電しても、蓄積性蛍光体シー
トと仕切板とが密着してシートの搬入、搬出が円滑に行
なえないといった不都合は生じない。
スタッカ100から上述したように排出された蓄積性蛍光
体シート1は、第1図に示すように前記搬出ローラ13
1、132によりシート搬送手段50に渡され、蓄積性蛍光体
シート1はシート搬送手段により矢印A2方向に搬送され
て読取部20に搬入される。
読取部20は、画像情報が蓄積記録された蓄積性蛍光体シ
ート1をレーザビーム等の励起光21で走査し、その走査
によって該シート1から発せられる輝尽発光光をフォト
マルチプライヤー等の光電読取手段22で光電的に読み取
って可視像出力用の電気的な画像信号を得るものであ
る。図中23は励起光源、24はガルバノメータミラー等の
光偏向器、26は蓄積性蛍光体シート1から発せられた輝
尽発光光を光電読取手段の光ガイド22a(該光ガイド22a
は輝尽発光光を全反射させながらフォトマルチプライヤ
ー等の光検出器22bに導く役目をする)に向けて反射さ
せる反射ミラーである。
読取部20に搬入された蓄積性蛍光体シート1はシート搬
送手段50により矢印A3方向に搬送され、この搬送方向と
略垂直に偏向される励起光21によって蓄積性蛍光体シー
ト全面が2次元的に走査されて輝尽発光光が生ぜしめら
れ、この輝尽発光光が前記光ガイド22aを介して光検出
器22bにより検出されて画像情報の読取りが行なわれ
る。
なお、放射線画像情報の読み取りにおいては、上記説明
した可視像出力用の画像信号を得る読み取り(本読み)
に先立って、予め上記蓄積性蛍光体シート1に蓄積記録
されている放射線画像情報の概略を読み取る先読みを行
ない、この先読みによって得られた画像情報に基づいて
上記本読みを行なう際の読取条件等を決定し、この読取
条件に従って前記本読みを行なう方法が知られている。
この様な先読みを行なう方法としては、例えば上記本読
みに用いられる励起光のエネルギよりも低いエネルギの
励起光を用いて蓄積性蛍光体シート1を走査し、この走
査によって発せられる輝尽発光光を同じく光電読取手段
によって読み取る方法(例えば特開昭58-67240号公報参
照)等が存在する。
本考案における読取部は、上記本読みのみを行なう部分
の外、本読みと先読みの双方を行なう部分であっても良
い。例えば蓄積性蛍光体シート1を矢印A3方向に搬送し
てまず先読みが行い、続いて蓄積性蛍光体シートをスイ
ッチバックにより矢印A4方向に逆送し、読取り開始位置
に戻し、再び矢印A3方向に搬送して本読みを行なうよう
にすればよい。なお、読取部に配される各光学部材は上
記のものに限られるものではなく、例えば光電読取手段
として、特開昭62-16666号に記載されているような主走
査線に沿って長尺のフォトマルチプライヤーを配し、輝
尽発光光の検出を行なってもよい。
上記読取部20における画像情報の読取りは比較的時間の
かかるものであるが、図示の装置においては前述のよう
にスタッカ100が設けられているので、1枚のシートに
対して読取りを行なっている間にも撮影の終了した蓄積
性蛍光体シート1を順次スタッカ100に収容しておくこ
とができ、極めて効率的に蓄積性蛍光体シート1の処理
を行なうこともできる。
上記のように読取部20内において画像情報の読取りの終
了した蓄積性蛍光体シート1はシート搬送手段50により
矢印A5、A6方向に搬送されて消去部30に向けて搬送され
る。
消去部30は、上記読取終了後の蓄積性蛍光体シート1に
残存している放射線画像情報を消去する(蓄積性蛍光体
に残存している放射線エネルギを放出させる)ためのも
のである。即ち、蓄積性蛍光体シート1に蓄積記録され
た放射線画像情報は、読取後その一部が未だ蓄積性蛍光
体シートに残存しており、この蓄積性蛍光体シート1を
再使用するためにこの残存画像情報の消去が消去部30に
おいて行なわれる。この消去部30における消去方法はい
かなるものであっても良い。本実施例における消去部30
には、蛍光灯,タングステンランプ,ナトリウムラン
プ,クセノンランプ,ヨウ素ランプ等の消去用光源31が
複数個設けられ、蓄積性蛍光体シート1は矢印A7方向に
搬送されつつこれらの消去用光源31による光照射を受け
て蓄積性蛍光体シート上の残存放射線エネルギの放出が
行なわれる。
前記消去部30において消去の終了した蓄積性蛍光体シー
ト1は矢印A8方向に搬送された後、さらに矢印A9,A10
に搬送される。矢印A10方向に搬送されて蓄積性蛍光体
シート1が図中破線で示す位置に至ると、蓄積性蛍光体
シート1はスイッチバックにより矢印A11方向に逆送さ
れる。逆送された蓄積性蛍光体シート1はさらに矢印A
12方向に搬送されて搬送方向に設けられた第2のスタッ
カ200に搬入される。この第2のスタッカ200は前述した
第1のスタッカ100と同様の構造を有するものであり、
複数の仕切板211によりシート収容部212が形成されてな
るスタッカ本体210が矢印E方向に移動して、蓄積性蛍
光体シート1をシート収容部212のいずれか1つに収容
するものである。また、上記仕切板211の表面には、第
1のスタッカ100と同様に絶縁体が貼付されている。上
記スタッカ本体210の上方には蓄積性蛍光体シート1の
搬入手段である搬入ローラ221、222が設けられており、
スタッカ本体210の下方には蓄積性蛍光体シート1の搬
出手段である搬出ローラ231、232が設けられている。こ
の搬出ローラ231、232はスタッカ本体210から搬出され
た蓄積性蛍光体シートを受けとり、このシートを、前記
カセッテ保持部10に装填された空のカセッテ2内にシー
トを搬入するシート搬送手段50に渡すようになってい
る。また、この第2のスタッカ200には前記蓄積性蛍光
体シート1の搬入前に既に複数の蓄積性蛍光体シートが
収容されている。すなわち、第2のスタッカ200からの
蓄積性蛍光体シートの搬出は前記第1のスタッカ100の
場合と全く同様の機構により行なわれ、スタッカ200内
の任意の蓄積性蛍光体シートを選択して搬出することが
できるが、この蓄積性蛍光体シートの搬出は、スタッカ
200内に収容されている蓄積性蛍光体シートの中からカ
セッテ保持部10に装填されたカセッテに適した蓄積性蛍
光体シートを選択して、カセッテ2から前述のように蓄
積性蛍光体シートが取り出された後直ちに行なわれる。
このようなスタッカ200を設けることにより、撮影済の
シートを収納したカセッテ2がカセッテ保持部10内に装
填され、蓄積性蛍光体シートの取出しが行なわれてから
短時間のうちに空のカセッテ内に新たな蓄積性蛍光体シ
ートを搬入することができ、蓄積性蛍光体シートの搬入
されたカセッテ2は直ちにカセッテ保持部10から取り出
し、外部の撮影装置に運んで撮影を行なうことができる
ものとなる。またカセッテ2内に保持される蓄積性蛍光
体シートの大きさがカセッテ毎に異なる場合にも、予め
スタッカ200内には上述したように種々のサイズの蓄積
性蛍光体シートを収容せしめることができるので、カセ
ッテ保持部内に装填されたカセッテの大きさに応じてス
タッカ200から蓄積性蛍光体シートを選択して搬出する
ことにより、蓄積性蛍光体シートの大きさに関わりなく
蓄積性蛍光体シートの効率的な循環再使用を行なうこと
ができる。なお、予めスタッカ200内に種々のサイズの
蓄積性蛍光体シートを収容せしめておくためには、装置
の使用開始後しばらくはスタッカ200からの蓄積性蛍光
体シートの取り出しを行なわずにスタッカ200内に蓄積
性蛍光体シートを集めるようにしてもよいし、装置の使
用開始前に予めスタッカ内に種々のサイズの未使用の蓄
積性蛍光体シートを収容せしめておくようにしてもよ
い。なお、カセッテ保持部10に装填されるカセッテに応
じて所望のサイズの蓄積性蛍光体シートをスタッカ200
から取り出すためには、スタッカ200の各シート収容部2
12にそれぞれ収容されている蓄積性蛍光体シートのサイ
ズを記憶し、カセッテ保持部10に装填されたカセッテに
応じて所望のサイズの蓄積性蛍光体シートを選択して取
り出す作業を制御する制御手段が必要であり、本実施例
の装置には前記読取部20の上方に上記制御を行なう制御
部60が設けられている。なお、この制御部60は前記第1
のスタッカ100における、蓄積性蛍光体シートの搬入,
搬出等の制御も同時に行なうものである。
上記のように第2のスタッカ200から排出された蓄積性
蛍光体シートはシート搬送手段50により矢印A1方向に搬
送され、カセッテ保持部10へと送られるが、カセッテ保
持部10内のカセッテ2に搬入される蓄積性蛍光体シート
1は、前記カセッテ2がカセッテ保持部10に装填される
前からスタッカ200内に収容されていた、前記消去部30
により消去が行なわれてからの経過時間が長いものであ
ることがあるので、シート搬送手段50の途中に設けられ
た補助消去部70において消去用光源71による光照射を受
けるようになっている。すなわち、蓄積性蛍光体シート
1は、一旦消去が行なわれても一定時間以上経過する
と、蓄積性蛍光体中に微量混入している226Raや40K等の
放射線同位元素から放射される放射線や、宇宙線や他の
X線源からのX線等の環境放射線によって放射線エネル
ギーを蓄積し、この放射線エネルギーが次回の撮影像に
対してノイズとなることがある。このノイズの発生を防
止するために、蓄積性蛍光体シート1は前記補助消去部
70を通過せしめられ、蓄積性蛍光体シート1に対してス
タッカ200内での待機時間中に蓄積性蛍光体シートに蓄
積された放射線エネルギーを放出させる消去(いわゆる
2次消去)が行なわれる。補助消去部70を通過した蓄積
性蛍光体シート1は、シート搬送手段50によりさらに矢
印A1方向に搬送され、前述した吸着盤12によりカセッテ
2内に搬入される。
このように本実施例のスタッカは、消去部を有する読取
装置において消去部とカセッテ保持部の間に配すれば、
カセッテ保持部に種々の大きさの蓄積性蛍光体シートを
保持したカセッテが装填される場合にも、カセッテから
取り出された蓄積性蛍光体シートが再びカセッテに戻る
までカセッテをカセッテ保持部内に待機させることな
く、直ちに空のカセッテに向けて蓄積性蛍光体シートを
搬入することができるので蓄積性蛍光体シートの効率的
な循環再使用を行なわせることができる。
なお、本考案のスタッカは具体的な構成は上記実施例に
示したものに限られるものではない。例えば、スタッカ
内の任意のシート収容部に対する蓄積性蛍光体シートの
出し入れは、上述した実施例のようにスタッカ本体を移
動させて行なう代りに、搬入手段および搬出手段を移動
させて行なってもよい。またシート収容部は、蓄積性蛍
光体シートを起立させて保持するものに限られるもので
はなく、略水平方向に延びた仕切板を垂直方向に並べて
配し、蓄積性蛍光体シートをこの仕切板上に載置し、水
平方向に寝かせた状態で保持するものであってもよい。
いずれの場合にも絶縁体は少なくとも仕切板の蓄積性蛍
光体シートを支持する面上に設けられていればよい。
(発明の効果) 以上詳細に説明したように、本発明の蓄積性蛍光体シー
ト用スタッカによれば、仕切板の蓄積性蛍光体シート支
持面上に絶縁体が層成されているので、表面が帯電した
蓄積性蛍光体シートが仕切板に密着しにくくなり、蓄積
性蛍光体シートのスタッカに対する出し入れを円滑に行
なうことができるようになる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明の一実施例による蓄積性蛍光体シート用
スタッカを備えた放射線画像情報読取装置を示す側面概
略図、 第2図は上記スタッカの概要を示す斜視図、 第3図は車輪の軸部と基板の関係を示す概略図、 第4図はスタッカ本体の分解斜視図、 第5図はその断面図、 第6図はスタッカ本体からシートを取り出す機構を示す
斜視図、 第7図(a),(b)は、蓄積性蛍光体シートの金属板
への密着状態を調べるための実施例の概略図である。 1……蓄積性蛍光体シート、2……カセッテ 10……カセッテ保持部、20……読取部 30……消去部、50……シート搬送手段、 100、200……スタッカ 110、210……スタッカ本体 111、211……仕切板 112、212……シート収容部 113……底板 114……ポリプロピレンシート 121、221、122、222……搬入ローラ 131、231、132、232……搬出ローラ 140……移動手段

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】蓄積性蛍光体シートに蓄積記録された放射
    線画像情報の読取りを行なう放射線画像情報読取装置内
    における、前記蓄積性蛍光体シートを搬送するシート搬
    送手段の搬送路中に設けられた、所定の間隔をおいて互
    いに平行に配された複数の支持板の間に複数のシート収
    容部が形成され、これらのシート収容部内に前記蓄積性
    蛍光体シートが1枚ずつ前記支持板に支持されて収容可
    能であり、収容した蓄積性蛍光体シートを1枚ずつ排出
    可能である蓄積性蛍光体シート用スタッカにおいて、 前記支持板の前記蓄積性蛍光体シートの支持面上に、絶
    縁体が層成されていることを特徴とする蓄積性蛍光体シ
    ート用スタッカ。
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