JPH07101254A - 自動車用熱交換器装置 - Google Patents

自動車用熱交換器装置

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JPH07101254A
JPH07101254A JP26822593A JP26822593A JPH07101254A JP H07101254 A JPH07101254 A JP H07101254A JP 26822593 A JP26822593 A JP 26822593A JP 26822593 A JP26822593 A JP 26822593A JP H07101254 A JPH07101254 A JP H07101254A
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JP
Japan
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heat exchanger
plate
stay
ground
automobile
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Hitoshi Yoshino
等 吉野
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 キャブオーバー型の車両下部に設けた熱交換
器に、走行風を十分に取入れるようにする。 【構成】 車体下部4に熱交換器2を、該熱交換器2の
通風面5を地面6に臨ませほぼ水平に位置させて取付
け、前記熱交換器2の車体進行方向後部に、下方に延び
前方に曲げた剛性のステー9を固着し、該ステー9の下
部に弾性のプレート11を固定した。ステー9およびプレ
ート11から構成される導風板8により、走行風を効率的
に取込むことができ、また、地上障害物に対してはプレ
ート11が弾性のため形状変化を防止することができる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、自動車の空調装置にお
いて、車体下部に設置する自動車用熱交換器装置に関す
るものである。
【0002】
【従来の技術】従来、自動車のエンジンを冷却するため
に水冷式構造にすると共に、走行中の風を利用すること
が知られている。また、自動車に装備する空調装置も外
気を取入れて効率を向上させるようにしたものがある。
【0003】図6に示すように、エンジンを乗用車1の
前部に搭載したものでは、その車体の前面に熱交換器2
を設け、走行風を効率よく受けるようにしている。図7
に示すように、キャブオーバー型の車両3においては、
熱交換器2を車体下部4に設置することが多い。この場
合、空気を取入れる通風面5はほぼ水平であり地面6と
対向している。したがって、車両3の走行中、車体の下
方を通過する走行風はその一部が通風面5から取入れら
れることになる(図8参照)。
【0004】また、図9に示すように、熱交換器2の前
面にルーバー状のガイド7を設置して走行風を効率よく
取入れるようにしたものがある。このガイド7は、取付
箇所の車体パネルを導風ガイド状に成形しても良く、別
体のものを組付けても良い。例えば、実開昭61-59835号
公報にはルーバータイプの導風板をバスの車両側面に設
けたことが開示されている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、ルーバ
ー状のガイド7では走行風を十分に取入れられず、冷却
効率がわずかに上がるのみである。
【0006】本発明は、走行風を十分に取入れることの
できる自動車用熱交換器装置を提供することを目的とす
る。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明は上記目的を達成
するために、車体下部に熱交換器を、該熱交換器の通風
面を地面に臨ませほぼ水平に位置させて取付け、前記熱
交換器の車体進行方向後部に、下方に延び前方に曲げた
剛性のステーを固着し、該ステーの下部に弾性のプレー
トを装着したことを特徴とする。
【0008】
【作用】本発明は上記のように構成したものであるの
で、走行風はステーおよびプレートに衝突する。ステー
およびプレートには風力が働くが、衝突面が傾斜してい
るので力が分散し、走行風はこの傾斜に沿って通風面に
向かうことになる。また、地上から突出した障害物がプ
レートに接触すると、プレートはその力に従って曲げら
れるが、弾性により元位置に戻る。
【0009】
【実施例】以下、本発明の実施例を添付図面に基づいて
説明する。図1に示すように、キャブオーバー型の車両
3の車体下部4に設置した熱交換器2には、熱交換器2
の車体進行方向後部の位置において、下方に延びた導風
板8を車体幅方向に固定している。
【0010】導風板8は、車体幅方向に延び、下部を車
体前方に曲げて角度を持たせた剛性のステー9と、ステ
ー9の下部にねじ10で固着して下方に延びたゴムまたは
合成樹脂等の弾性のプレート11により構成されている。
ステー9はプレート11を傾斜させた状態で維持するよう
に、適宜の大きさにしている。
【0011】以上のように構成した熱交換器装置は、車
両3の走行中、走行風が導風板8に衝突する。導風板8
は走行風の力を分散すると共に、走行風を通風面5に誘
導する。導風板8の面積は十分に大きいので、走行風を
多く取込み熱交換を効率よく行え、冷却効率を向上する
ことができる。また、導風板8の先部が路面の障害物に
当たった場合でもプレート11の弾性により撓む(11a )
ので破損せずに元位置に戻り、走行風を取込むことがで
きる。
【0012】なお、鋼板製の導風板12を長く延ばして十
分な効果が得られるように固着しても良い(図4参照)
が、地上との間の間隔が狭くなり、地上障害物をクリア
する地上高が不足するので、路面が整備されていること
が条件となる。また、ゴムまたは合成樹脂等の弾性体に
より導風板13を構成しても良い(図5参照)が、風力に
負けない程度の弾力性を必要とする。
【0013】
【発明の効果】本発明は、以上のように構成したもので
あるから、ステーおよびプレートにより走行風を効率的
に取込むことができ、地上障害物に対してはプレート先
部が弾性のため形状変化を防止することができる。ま
た、熱交換器装置を極めて簡単な構造で安価に製作する
ことができ、しかも、熱交換の冷却性が大幅に向上す
る。さらに、従来と同等の性能を得るのであれば、熱交
換器を小さくすることによってコストダウンが可能であ
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明による実施例の熱交換器を取付けた自動
車の要部側面図である。
【図2】図1に示す熱交換器の側面図である。
【図3】図1に示す熱交換器に取付けた導風板の斜視図
である。
【図4】実施例の導風板の取付状態による機能の説明図
である。
【図5】実施例の導風板の取付状態による機能の説明図
である。
【図6】従来における熱交換器の取付位置を説明する乗
用車の側面図である。
【図7】従来における熱交換器の取付位置を説明するキ
ャブオーバー車の側面図である。
【図8】図7に示すキャブオーバー車に取付けた熱交換
器を示す模式図である。
【図9】図7に示すキャブオーバー車に取付けた他の熱
交換器を示す模式図である。
【符号の説明】
2 熱交換器 4 車体下部 5 通風面 6 地面 9 ステー 11 プレート

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 車体下部に熱交換器を、該熱交換器の通
    風面を地面に臨ませほぼ水平に位置させて取付け、前記
    熱交換器の車体進行方向後部に、下方に延び前方に曲げ
    た剛性のステーを固着し、該ステーの下部に弾性のプレ
    ートを装着したことを特徴とする自動車用熱交換器装
    置。
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Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2006069423A (ja) * 2004-09-03 2006-03-16 Toyota Motor Corp 機器冷却システム、このシステムを搭載した自動車及び冷却ファン
US7862107B2 (en) 2006-08-04 2011-01-04 Toyota Jidosha Kabushiki Kaisha Cover for vehicle
JP2014048038A (ja) * 2012-09-04 2014-03-17 Hino Motors Ltd 熱交換器
JP2014214526A (ja) * 2013-04-26 2014-11-17 日立建機株式会社 建設機械

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