JPH07100773B2 - 螢光インキ - Google Patents

螢光インキ

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JPH07100773B2
JPH07100773B2 JP5086686A JP8668693A JPH07100773B2 JP H07100773 B2 JPH07100773 B2 JP H07100773B2 JP 5086686 A JP5086686 A JP 5086686A JP 8668693 A JP8668693 A JP 8668693A JP H07100773 B2 JPH07100773 B2 JP H07100773B2
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vinyl
ink
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宗旦 甲本
裕光 井出
宏夫 犬飼
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は筆記具用水性螢光インキ
に関するもので、最近広範に使用されて来ている感熱、
感圧の記録紙用にも有用な螢光インキに関するものであ
る。
【0002】
【従来の技術】一般にフエルトペン、サインペン、ボー
ルペン、筆ペン等の筆記具に充填されたインキの具備す
べき性質としてはペン先から円滑にインキが流出する
事、ペン先でインキが乾燥しない事、目づまりを生じな
い事、筆記具内で経時変化により固化しない事等が挙げ
られる。又筆記後の印字に対して望ましい性質として色
調が鮮明である事、耐水性、耐光性に優れていること、
筆記用基材に裏移りしたり浸透しすぎない事、又、最近
の情報記録紙関係の発達に伴う感圧、感熱紙に顕色した
印字面に対し消色、変色作用のない事が挙げられる。
【0003】従来螢光インキは螢光染料・染料媒介物、
有機浴剤、水を主成分として製造されている。例えば特
開昭51−127730号、同51−131727号、
同51−66030号でも明らかな様にヒドロキシピレ
ンスルフォン酸のアルカリ水溶液、ポリプロピレングリ
コール、トリアジンーホルムアルデヒド樹脂、アルカリ
可溶性樹脂を染着媒介物として使用されている。これ等
により製造される水性螢光インキは色調の鮮明性、螢光
強度、インキの円滑な流出性、貯蔵安定性等に優れた特
徴を有するが、最近急速に普及して来ている情報記録紙
関係の感圧、感熱紙などの印字に対し、消色、変色する
作用があり、且つ耐水性、耐光性に大きな欠点を有して
いる。またシアノ基含有ビルニ系単量体として、アクリ
ロニトリルを用いた重合体を染料で着色することは既に
知られており、この種のものの日光堅牢度の優れている
ことも知られているが、それらは染料で着色する場合の
鮮明性に欠けるきらいがある。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】本発明は、筆記具用
性螢光インキに於て最近の情報記録紙関係の普及に伴
い、印字の消色、変色がなく、耐水性、耐光性が良くし
かも、従来の螢光インキの特性、流出性、発色性、貯蔵
安定性等をそこなわないインキを提供しようとするもの
である。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明者らは、前記従来
技術の問題点について鋭意検討した結果本発明を完成し
た。即ち、本発明はシアノ基含有ビニル系単量体(A)
20〜80重量%、アリルクロライド、メタリルクロラ
イド、アクリル酸クロライド及びメタクリル酸クロライ
ドから選ばれる一種又は二種以上のビニル系単量体
(B)0.5〜20重量%、並びにこれら以外のビニル
系単量体(C)からなる単量体混合物を乳化重合して得
られる粒子径0.5ミクロン以下の乳化重合体を螢光染
料で染色してなり、かつ親水性の有機溶媒を含有する筆
記具用水性螢光インキに関するものである。
【0006】〇乳化重合体 本発明で使用する乳化重合体は、特定の単量体(A)、
(B)及び(C)からなる単量体混合物を乳化重合すること
により得られる粒子径0.5ミクロン以下のものであり、
0.3ミクロン以下のものが好ましい。乳化重合体の粒子
径が0.5ミクロンを超えると、螢光インキ中で乳化重合
体が沈降して長期貯蔵安定性に欠け、また螢光インキが
円滑に流動しなくなる。
【0007】〇シアノ基含有ビニル系単量体(A) シアノ基含有ビニル系単量体(A)は、ビニル系単量体の
うちシアノ基を含有するものであればよいが、代表例と
してアクリロニトリルとメタクリロニトリルがあげられ
る。シアノ基含有ビニル系単量体(A)の使用割合は、単
量体混合物中20〜80重量%であり、25〜60重量
%が好ましい。該単量体(A)の使用割合が単量体混合物
中20重量%未満では染料による着色が不十分となり、
色調の鮮明度及び日光堅牢度が低下し、80重量%を超
えると乳化重合が困難となり、貯蔵安定性も悪くなる。
【0008】〇ビニル系単量体(B) ビニル系単量体(B)は、アリルクロライド、メタリル
クロライド、アクリル酸クロライド及びメタクリル酸ク
ロライドから選ばれる一種又は二種以上の単量体であ
。単量体(B)は染色性向上機能及び染料受容性(吸
着性)を有するものである。ビニル系単量体(B)は、
一種又は二種以上使用することができ、その使用割合
は、単量体混合物中0.5〜20重量%であり、2〜12
重量%が好ましい。ビニル系単量体(B)の使用割合が
0.5重量%未満では、鮮明でかつ高濃度の螢光インキが
得られず、20重量%を超えると乳化重合が困難とな
り、残存単量体が多く、強い刺激臭がありインキとして
不適当である。
【0009】〇その他のビニル系単量体(C) ビニル系単量体(C)は、上記ビニル系単量体(A)及び
(B)以外のビニル系単量体であって、例えばスチレン、
α−メチルスチレン、ビニルトルエン、酢酸ビニル、プ
ロピオン酸ビニル、プロピルビニルエーテル、ブチルビ
ニルエーテル、アクリル酸、メタクリル酸、メチルアク
リレート、エチルアクリレート、n−プロピルアクリレ
ート、イソプロピルアクリレート、n−ブチルアクリレ
ート、イソブチルアクリレート、ターシャリブチルアク
リレート、2−エチルヘキシルアクリレート、シクロヘ
キシルアクリレート、デシルアクリレート、ベンジルア
クリレート、フルフリルアクリレート、β−ヒドロキシ
エチルアクリレート、ジメチルアミノアクリレートなど
のアクリレート類、メチルメタクリレート、エチルメタ
クリレート、n−プロピルメタクリレート、イソプロピ
ルメタクリレート、n−ブチルメタクリレート、イソブ
チルメタクリレート、ターシャリブチルメタクリレー
ト、2−エチルヘキシルメタクリレート、シクロヘキシ
ルメタクリレート、デシルメタクリレート、ドデシルメ
タクリレート、ベンジルメタクリレート、フルフリルメ
タクリレート、β−ヒドロキシエチルメタクリレート、
ジメチルアミノエチルメタクリレートなどのメタクリレ
ート類、ジビニルベンゼン、ジアリルフタレート、エチ
レングリコージ(メタ)アクリレート、ジエチレングリコ
ールジ(メタ)アクリレート、トリメチロールプロパント
リ(メタ)アクリレートなどの如き重合性不飽和基を2個
以上有する化合物等をあげることができる。これらのう
ち、スチレン、メチルアクリレート、エチルアクリレー
ト、メチルメタクリレート、エチルメタクリレート等の
硬い重合体を与える単量体を使用するのが好ましい。ビ
ニル系単量体(C)の使用割合は、単量体混合物中20〜
80重量%が好ましく、40〜70重量%がさらに好ま
しい。該単量体(C)の使用割合が20重量%未満の場合
には乳化重合が困難となりやすく、貯蔵安定性の良好な
螢光インキを得にくく、80重量%を超えると鮮明で日
光堅牢度の大きい螢光インキが得られなくなりやすい。
上記各単量体(A)、(B)及び(C)からなる単量体混合物
を乳化重合することにより本発明で使用する乳化重合体
を得ることができる。
【0010】本発明における乳化重合法は界面活性剤の
種類、量等を目的に応じ適宜選択することによって行な
われるが重合温度は50〜90℃が好ましい。本発明に
おいて好ましく使用される界面活性剤は、アルキルベン
ゼンスルホン酸塩、アルキルフエノールスルホン酸塩、
アルキルジフエニール環を有するスルホン酸塩、アルキ
ルアリルスルホン酸のホルマリン縮合物、アルキルアリ
ルスルホン酸塩のケトン化合物、スルホ琥珀酸エステル
塩、ポリオキシエチレンアルキルスルホネート塩などの
陰イオン界面活性剤ならびに脂肪酸とグリセリン、グリ
コール、ペンタエリスリトール、ソルビタン、或はマン
ニタンなどのエステル類、又はポリエチレンオキサイド
と高級脂肪酸、高級アルコール、高級アルキルアミン、
或はアルキルフエノール燐酸などとの縮合物類などの非
イオン界面活性剤があり、陰イオン界面活性剤のみを用
いる場合或は非イオン界面活性剤を使用する場合などが
ある。また重合開始剤としては、過硫酸アンモニウム、
過硫酸カリウム、過酸化水素などを用いることができ、
或は必要ならばこれらに還元剤を併用することもでき
る。
【0011】〇螢光染料による着色 本発明に使用される螢光染料としては塩基染料(カチロ
ン染料含む)、酸性染料、直接染料、分散染料、油溶性
染料、螢光増白染料など各種の染料群より選択利用でき
るが特に昼光螢光染料の一種及び二種以上及び昼光螢光
染料と普通染料(螢光性の無い染料)又は顔料との併用
利用などが有用であるがこれに限定されるものではな
い。蛍光染料の具体例としては次の様なものがある。い
ずれもカラーインデックスナンバー(C・I)で示す
と、BASIC YELLOW 1、BASIC YELLOW 40、BASIC RED 1、
BASIC RED 13、BASIC VIOLET 7、BASIC VIOLET10、BASI
C ORANGE 22、BASIC BLUE 7、BASIC GREEN 1、ACID YEL
LOW 3、ACID YELLOW 7、ACID RED 52、ACID RED 77、AC
ID RED 87、ACID RED 92、ACID BLUE 9、DISPERSE YELL
OW 121、DISPERSE YELLOW 82、DISPERSE ORANGE 11、DI
SPERSERED 58、DISPERSE BLUE 7、DIRECT YELLOW 85、D
IRECT ORANGE 8、DIRECT RED 9、DIRECT BLUE 22、DIRE
CT GREEN 6、FLUORESCENT BRIGHTENING AGENT 55、FLUO
RESCENT BRIGHTENING WHITEX WS 52、FLUORESCENT 16
2、FLUORESCENT 112、SOLVENT YELLOW 44、SOLVENT RED
49、SOLVENT BLUE 5、SOLVENT PINK、SOLVENT GREEN
7、PIGMENT BLUE 15、PIGMENT GREEN 7、PIGMENT RED 5
3、PIGMENT RED 57、PIGMENT YELLOW 1等があげられる
が、これらのうちBASIC YELLOW 40 、BASIC RED 1、BAS
IC VIOLET 10、ACID YELLOW 7、ACID RED 92、ACID BLU
E 9、DISPERSEYELLOW 121、DISPERSE BLUE 7、DIRECT Y
ELLOW 85、FLUORESCENT BRIGHTENING WHITEX WS 52、SO
LVENT YELLOW 44、SOLVENT BLUE 5が好ましい。これら
の染料による着色は乳化重合時又は重合後のいずれでも
行なうことができる。その条件に関しては、攪拌状態で
大気圧下ないし加圧下で40〜110℃、1〜5時間が
好ましく、染料の使用量は乳化重合体(固形分)100
重量部に対して0.01〜10重量部が好ましく、0.1〜
5重量部がさらに好ましい。また染料による着色は常法
によって行なうことができるが、界面活性剤を使用して
行なうのが好ましく、乳化重合体がアニオン性又はノニ
オン性である場合には、染料の種類にかかわらず、界面
活性剤はアニオン性又はノニオン性のものが好ましい。
乳化重合体、染料及び界面活性剤の極性は目的に応じて
適宜選択される。
【0012】本発明は下記に示すような親水性の有機溶
媒を含有するものである。親水性の有機溶媒は、反応時
又反応後に混合使用することにより螢光インキの流出
性、ペン先での乾燥速度の調整、保温性、粘度の調整、
長期に亘る貯蔵安定性及び筆記特性等を改善できる。親
水性の有機溶媒としては、アルコール類、多価アルコー
ル類及びその誘導体、グリコールエーテル類、窒素化合
物、糖類などあり、例えばイソプロピルアルコール、
n−ブチルアルコール、エチレングリコール、ジエチレ
ングリコール、プロピレングリコール、モノエチルエー
テル、エチレングリコールモノブチルエーテル、ホルム
アミド、N,N-ジメチルホルムアルデヒド、アセトアミ
ド、トリエタノールアミン、モノエタノールアミン、ジ
メチルスルホキシド、サッカローズ、尿素、トリメチロ
ールプロパン、ネオペンチルグリコール、ポリエチレン
グリコール、ポリプロピレングリコールなどある。
【0013】又、本発明においては、下記に示すような
水溶性高分子樹脂を添加混合することもでき、これによ
筆記基材への固着性の改善、粘度の調整ができる。例
えば、ポリビニールアルコール、メチルセルローズ、ヒ
ドロキシエチルセルロース、ポリビニールピロリドン、
2−ピロリドン、水溶性メラミン系樹脂、水溶性エポキ
シ系樹脂、水溶性アルキッド系樹脂、水溶性尿素系樹
脂、水溶性アクリル系樹脂、アクリル系エマルジョン、
酢酸ビニール系エマルジョン、ブタジエン系エマルジョ
ンなど各種水溶性樹脂及びエマルジョン類である。
【0014】本発明のインキには、前記成分の他に非イ
オン活性剤、陰イオン活性剤のような界面活性剤、染料
溶解剤、均染剤、防腐剤、ガス褪色防止剤、イオン封鎖
剤、酸化防止剤、紫外線吸収剤、消泡剤などを混合する
ことができ、相互間での物理、化学的作用により相乗効
果をあげ粘度表面張力の調整、色相の保持性、鮮度性、
日光堅牢度などの向上、筆記特性の改善をすることがで
きる。
【0015】
【作用】上記構成の筆記具用水性螢光インキは色調の
鮮明度、貯蔵安定性、ペン先の耐乾燥性、耐水性、耐光
性に優れ、感圧紙の印字への影響もなく、情報記録紙関
係の印字に対するマーキングにおいても、経時的な印字
の消色、変色という減少が認められないという優れた作
用を示す。
【0016】
【実施例】次に実施例及び比較例をあげて本発明をさら
に具体的に説明する。なお、各例における性能試験は次
の方法に従った。 (貯蔵安定性試験)マーキングペンを45℃の恒温槽中
に入れ筆記不能となるまでの日数を測定する。 (ペン先の乾燥試験)20℃、50%±5%の恒温湿槽
中にフェルトペンを開栓状態で5時間放置した後筆記用
紙上に印字することによりその書き出し性及び筆跡の状
態について調べる。 (色調の鮮明度)筆記用紙上に筆記した筆跡を螢光分光
光度計(光源ハロゲンランプ)により測定する。 (耐光性試験)筆記用紙上に筆記した筆跡をフェード・
メータ10時間照射により測定する。 (耐水性試験)筆記用紙上に筆記した筆跡を水に1時間
浸漬し筆跡の滲みの程度を目視で確認する。 (感圧紙の印字への影響)市販の感圧紙の印字上に直
接、線を筆記し3分後の印字への影響を目視で観察す
る。
【0017】〇実施例1 2リットルの4ツ口フラスコに冷却管、温度計、単量体
投入用500cc分液ロート及び攪拌装置を取付け温水槽
中にセットし水500ccを仕込んで内温を80℃まで昇
温した。一方アクリロニトリル120g、エチルアクリ
レート80g、アクリル酸クロライド5gよりなる単量
体混合物を水150g、ラウリル硫酸ナトリウム10g
の溶液中に混合攪拌分散させ更に過硫酸カリウム1.5g
を溶解させて、これを上記分液ロートからフラスコ内に
攪拌下で3時間に亘って添加し5時間目で重合を終了し
た。得られた乳化重合物に水131g、プロピレングリ
コール150g、ソーラーピュアーイエロー8G(住友
化学工業株式会社製商品名)5g、ポリオキシエチレン
ラウリルエーテル1gの混合物を常温攪拌下で添加、均
一に混合した後、徐々に昇温させ95℃で2時間に亘っ
て染色すると粒子径が0.14ミクロン、粘度2.8cps(2
5℃)で対感圧紙性、耐水性、耐光性に優れた特性を有
し、インキの流出性、ペン先での目詰りのない鮮明な黄
色の微粒子分散螢光インキが得られた。
【0018】〇実施例2 2リットルの4ツ口フラスコに冷却管、温度計、単量体
投入用1リットルの分液ロート及び攪拌装置に取付け温
水槽にセットした。水400cc、ポリオキシエチレンソ
ルビタンモノラウレート3g、ローダミンBベース2
g、スミプラストイエロー下5G(いずれも住友化学工
業株式会社製商品名)2g、エチレングリコールモノブ
チルエーテル50g、ジエチレングリコール120gを
仕込んで内温を80℃まで昇温させた。一方、メタクリ
ロニトリル130g、ターシャリブチルメタクリレート
60g、アクリル酸クロライド10gよりなる単量体混
合物を水191cc、ポリオキシエチレンアルキルエーテ
ル硫酸ナトリウム10gの溶液中に混合攪拌分散させ、
更に過硫酸アンモニウム1gを溶解させ、これを上記分
液ロートからフラスコ内に攪拌下で3時間に亘って添加
し5時間目で重合を終了した。かくして得られたものは
粒子径が0.24ミクロン、粘度3.2cps(25℃)で対感
圧紙性、耐水性、耐光性に優れた特性を示すかつインキ
の流出性、ペン先での目詰まりのない、鮮明な赤色の微
粒子分散螢光インキであった。
【0019】〇比較例1 スチレン−アクリル酸共重合物 5 g エチレングリコールモノエチルエーテル 10 g エチレングリコール 20 g ローダミン B 0.2g 水 74.7g 上記成分に10%炭酸ソーダ水溶液で pHを8.5とする
ことにより桃色の螢光水性インキを得た。
【0020】〇比較例2 水溶性メラミン樹脂(固形分60%水溶液)30 g エチレングリコールモノエチルエーテル 10 g エチレングリコール 20 g マキシロンブリリアントイエロー 0.5g ローダミン6GCP 0.2g 水 39 g 上記成分を常温で1時間攪拌溶解することにより橙色の
螢光水性インキを得た。
【0021】〇比較例3 ヒドロキシピレントリスルホン酸 1.5g トリエタノールアミン 10 g ジエチレングリコール 20 g 水 68.5g 上記成分を常温で攪拌溶解することにより黄色の螢光水
性インキを得た。上記各実施例及び比較例について性能
試験を行なった。その結果を表1に示す。
【0022】
【表1】
【0023】
【発明の効果】本発明の筆記具用水性螢光インキは
調の鮮明度、貯蔵安定性、ペン先の耐乾燥性、耐水性、
耐光性に優れ、感圧紙の印字への影響がなく、今後ます
ます普及されてくる情報記録紙関係の印字に対し自由に
マーキングしてもそれが経時的に消色、変色することな
く鮮明度を保つことができる。
フロントページの続き (72)発明者 井村 秀明 愛知県名古屋市港区船見町1丁目1番地 東亞合成化学工業株式会社研究所内 審査官 中島 庸子 (56)参考文献 特開 昭60−18559(JP,A) 特公 昭55−1936(JP,B2) 特公 昭57−23682(JP,B2)

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】シアノ基含有ビニル系単量体(A)20〜
    80重量%、アリルクロライド、メタリルクロライド、
    アクリル酸クロライド及びメタクリル酸クロライドから
    選ばれる一種又は二種以上のビニル系単量体(B)0.
    5〜20重量%、並びにこれら以外のビニル系単量体
    (C)からなる単量体混合物を乳化重合して得られる粒
    子径0.5ミクロン以下の乳化重合体を螢光染料で染色
    してなり、かつ親水性の有機溶媒を含有する筆記具用水
    螢光インキ。
JP5086686A 1993-03-22 1993-03-22 螢光インキ Expired - Lifetime JPH07100773B2 (ja)

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