JPH0710068U - 吐水管の取付構造 - Google Patents

吐水管の取付構造

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JPH0710068U
JPH0710068U JP4428093U JP4428093U JPH0710068U JP H0710068 U JPH0710068 U JP H0710068U JP 4428093 U JP4428093 U JP 4428093U JP 4428093 U JP4428093 U JP 4428093U JP H0710068 U JPH0710068 U JP H0710068U
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JP
Japan
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water discharge
discharge pipe
pipe
mounting surface
fitting
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Application number
JP4428093U
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Inventor
英治 小沢
Original Assignee
株式会社イナックス
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Abstract

(57)【要約】 【目的】施工時の誤差に基づいて取付面の高さにばらつ
きを生じた場合でも、そのばらつきを吸収して吐水管を
適正に取付面上に設置できるようにする。 【構成】下端側が接続管18にねじ込まれ、上端側に吐
水管10が水密に嵌め込まれる取付金具22を介して吐
水管10と接続管18とを接続する状態に吐水管10を
取付面12上に設置するに際して、取付金具22及び接
続管18のねじ部30,20を軸方向所定長さに亘って
形成するとともに、それら取付金具22と接続管18と
の一方にそのねじ部に隣接してシール用Oリング50を
設ける一方、他方にOリング50を水密に接触させるシ
ール面52を軸方向所定長さに亘って形成する。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
この考案は吐水管の取付構造に関する。
【0002】
【従来の技術】
水栓器具の一種に、吐水管とハンドルとを取付面上に突出させ、バルブその他 の機構部を内蔵する本体部を取付面の内部に埋設する形式のものがある。
【0003】 図3(A)はその具体例を示している。図において100は吐水管、102, 104はハンドルであり、これらは取付面106上に突出させられている。 108は取付面106内部に埋設された、バルブその他の機構部を内蔵する本 体部であって、給水管110,給湯管112にそれぞれ接続されている。 114は湯水混合部であって、この混合部114から吐水管100と接続管1 16が立ち上がっている。
【0004】 ところでこの種形式の水栓器具において、吐水管100にねじ部を設けてこれ を接続管116に直接ねじ込むことで吐水管100と接続管116とを接続する ようにした場合、吐水管100の近傍に壁面等の障害物があると、吐水管100 の回転操作を行うことできず、従ってこの場合水栓器具の取付けができなくなる 。
【0005】 そこで本考案者は、取付具を介して吐水管100と接続管116とを接続する 吐水管の接続構造を案出した。図3(B)はその具体的構造例を示している。
【0006】 この取付構造において、取付具118は全体として筒状を成して一端側に雄ね じ部120が形成され、この雄ねじ部120が接続管116の雌ねじ部122に ねじ込まれている。また軸方向所定位置の外周部には固定片としてのフランジ1 23が軸直角方向に延び出しており、このフランジ123が取付面106上に着 座させられている。
【0007】 一方取付金具118の他端側には、外周面が逆テーパ形状に形成されたテーパ 状部124と、外周面が軸方向と平行な円周面とされた水密嵌合部126とが形 成されており、この嵌合部126がOリング128を介して吐水管100の嵌合 孔130に水密に嵌合している。
【0008】 吐水管100の管壁には止めビス132が外側からねじ込まれており、その先 端がテーパ状部124に当接させられている。そしてこの止めビス132とテー パ状部124との係合作用で吐水管100が抜け止めされている。
【0009】 尚吐水管100及び取付面106にはピン孔134が形成されていてそこに共 通のピン136が差し込まれ、以て吐水管100の回り止めがなされている。
【0010】
【考案が解決しようとする課題】
ところでこの取付構造にあっては、接続管116と取付具118との間のシー ルを十分に行うために、フランジ123が接続管116の先端に当たるまで取付 具118を接続管116に十分にねじ込むことになる。
【0011】 一方上記取付面106は施工現場ごとに高さ位置にばらつきが生じ、この結果 取付金具118のフランジ123が取付面106に着座しなかったりシールが十 分に行えなかったする不都合を生じる。
【0012】
【課題を解決するための手段】
本考案はこのような課題を解決するためになされたものであり、その要旨は、 吐水管の取付面内部に該吐水管との接続管を埋設するとともに、全体として筒状 を成し、軸方向の一端側にねじ部を有し且つ他端から所定距離離れた位置の外周 部に軸直角方向に延出する固定片を備えた取付具を、該一端側から前記取付面内 部に挿入して該固定片が該取付面に着座する位置まで前記接続管に形成したねじ 部にねじ込む一方、該取付具の他端側に前記吐水管の基端部を水密に嵌め合せた 上、抜止め部材にて抜止めして成る吐水管の取付構造において、前記取付具及び 接続管に前記ねじ部を軸方向所定長さに亘って形成するとともに、それら取付具 と接続管との一方にそのねじ部に隣接してシール用Oリングを装着する一方、他 方に該Oリングを水密に接触させるシール面を軸方向所定長さに亘って形成した ことにある。
【0013】
【作用及び考案の効果】
以上のように本考案は、取付具と接続管とに軸方向所定長さに亘ってねじ部を 形成してそれらをねじ結合するとともに、取付具と接続管との一方にねじ部に隣 接してOリングを装着する一方、他方にOリングを接触させるシール面を軸方向 所定長さに亘って形成し、それらOリングとシール面との接触に基づいて、取付 具と接続管との間のシールを行うようにしたものである。
【0014】 本考案の取付構造によれば、接続管に対する取付具のねじ込み量の如何に拘ら ず、一方に設けたOリングが他方に設けたシール面に接触状態となってそれらの 間のシールが確実に行われる。
【0015】 換言すれば、これら接続管と取付具とのシールを確実に行いつつ取付具のねじ 込み量の調節によって取付面の位置のばらつきを吸収することができ、取付具の 固定片を確実に取付面上に着座状態とすることが出来る。これにより吐水管を適 正に取付面上に取り付けることが可能となる。
【0016】
【実施例】
次に本考案の実施例を図面に基づいて詳しく説明する。 図1において、10は取付面12上に立ち上がる吐水管で、基端側に下向きに 開口する凹部14とこれに連続する嵌合孔16とが形成されている。 18は取付面12内部に埋設された接続管で、上端側内周面に軸方向所定長さ に亘って雌ねじ部20が形成されている。
【0017】 22は取付金具であって全体として筒状を成している。この取付金具22には 、軸方向略中間位置の外周面に固定片としてのフランジ24が軸直角方向に延び 出すように設けられており、このフランジ24がOリング26を介して取付面1 2に水密に着座している。尚フランジ24の上側には、平面形状が6角形状の工 具係合板部28が設けられている。
【0018】 この取付金具22のフランジ24より下側の部分は直管状に形成されていて、 下端側の外周面に雄ねじ部30が軸方向所定長さに亘って形成され、この雄ねじ 部30が接続管18の雌ねじ部20にねじ込まれている。
【0019】 他方フランジ24より上側の部分には、外周面が逆テーパ形状に形成されたテ ーパ状部32と、外周面が軸方向に平行な円周面となされた水密嵌合部34が設 けられており、この嵌合部34が吐水管10における前記嵌合孔16にOリング 36を介して水密に嵌合している。
【0020】 吐水管10の基端部には、その管壁を貫通する雌ねじ孔38が形成されていて 、そこに止めビス40が外周側からねじ込まれている。止めビス40は先端が取 付金具22のテーパ状部32に当接させられており、それらテーパ状部32と止 めビス40との係合作用に基づいて吐水管10が抜け止めされている。
【0021】 尚吐水管10には雌ねじ孔38に連続して止めビス40の頭部を収容する凹所 42が形成され、そこにキャップ44が嵌め込まれている。そしてこのキャップ 44によりビス頭部が隠蔽されている。
【0022】 吐水管10及び取付面12にはピン孔45が形成されており、そこに共通のピ ン46が差し込まれている。ピン孔45及びピン46は吐水管10の回り止め作 用を成している。
【0023】 図2に拡大して示しているように、取付金具22の外周面には雄ねじ部30に 隣接して環状溝48が形成され、そこにOリング50が装着されている。一方接 続管18の内周面には雌ねじ部20に隣接してシール面52が軸方向所定長さに 亘って形成され、このシール面52にOリング50が接触させられている。そし てこれらOリング50とシール面52との接触に基づいて、接続管18と取付金 具22との間が水密にシールされている。
【0024】 本例の取付構造の場合、施工のばらつきに基づいて取付面12の高さが一定し ていない場合であっても、即ち取付面12と接続管18の上端との間の寸法が一 定していない場合であっても、接続管18に対する取付金具22のねじ込量をコ ントロールすることで、確実に取付金具22のフランジ24を取付面12上に着 座させることができる。
【0025】 しかもこの場合において、Oリング50とシール面52との接触により、接続 管18と取付金具22との間を確実に水密にシールすることができる。
【0026】 即ち本例の取付構造によれば、取付面12の高さがばらついた場合でも、取付 金具22の接続管18に対するねじ込み量のコントロールによってそのばらつき を吸収することができ、吐水管10を常に適正に取付面12上に取り付けること が出来る。
【0027】 以上本考案の実施例を詳述したがこれはあくまで一例示である。 例えば本考案においては、接続管18の内周面にOリングを装着する一方、取 付金具22の外周面にシール面52を設けることも可能であるし、また場合によ って接続管18の外周面に雄ねじ部を形成する一方、取付金具22の内周面に雌 ねじ部を形成してそれらを螺合させるようにすることも可能である。
【0028】 また本考案は浴槽,キッチンカウンタその他の取付面上に設置される水栓の取 付構造に適用することが可能であるなど、その主旨を逸脱しない範囲において、 当業者の知識に基づき種々変更を加えた形態で構成可能である。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案の一実施例である吐水管の取付構造の断
面図である。
【図2】図1の要部を拡大して示す作用図である。
【図3】本考案の背景説明のための説明図である。
【符号の説明】
10 吐水管 12 取付面 18 接続管 20 雌ねじ部 22 取付金具 24 フランジ 30 雄ねじ部 40 止めビス 50 Oリング 52 シール面

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 吐水管の取付面内部に該吐水管との接続
    管を埋設するとともに、全体として筒状を成し、軸方向
    の一端側にねじ部を有し且つ他端から所定距離離れた位
    置の外周部に軸直角方向に延出する固定片を備えた取付
    具を、該一端側から前記取付面内部に挿入して該固定片
    が該取付面に着座する位置まで前記接続管に形成したね
    じ部にねじ込む一方、該取付具の他端側に前記吐水管の
    基端部を水密に嵌め合せた上、抜止め部材にて抜止めし
    て成る吐水管の取付構造において、 前記取付具及び接続管に前記ねじ部を軸方向所定長さに
    亘って形成するとともに、それら取付具と接続管との一
    方にそのねじ部に隣接してシール用Oリングを装着する
    一方、他方に該Oリングを水密に接触させるシール面を
    軸方向所定長さに亘って形成したことを特徴とする吐水
    管の取付構造。
JP4428093U 1993-07-20 1993-07-20 吐水管の取付構造 Pending JPH0710068U (ja)

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JP (1) JPH0710068U (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2010126930A (ja) * 2008-11-26 2010-06-10 San-Ei Faucet Mfg Co Ltd 水栓及びその組立て方法

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2010126930A (ja) * 2008-11-26 2010-06-10 San-Ei Faucet Mfg Co Ltd 水栓及びその組立て方法

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