JPH07100554B2 - 複数ベルト原稿送り装置 - Google Patents

複数ベルト原稿送り装置

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JPH07100554B2
JPH07100554B2 JP61242876A JP24287686A JPH07100554B2 JP H07100554 B2 JPH07100554 B2 JP H07100554B2 JP 61242876 A JP61242876 A JP 61242876A JP 24287686 A JP24287686 A JP 24287686A JP H07100554 B2 JPH07100554 B2 JP H07100554B2
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Description

【発明の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本発明は、複写機のプラテンの上で原稿シートを搬送
し、整合手段により原稿シートが損傷するのを保護する
ため原稿シートの衝撃の大部分を自動的に吸収する一体
構造のエネルギー吸収手段を有する整合手段により原稿
シートを整合位置に停止させるように構成された複写機
用の原稿送り装置に関するものである。
(従来の技術) 近年、複写機の原稿シート送りの技術が集中的に研究さ
れてきた。複写する原稿シートを複写機の像形成ステー
ション(プラテン)の上に自動的または半自動的に送
り、複写位置に整合して置くことは、より高速の複写機
の生産性を向上するために不可欠のことであり、ほとん
どすべての複写機にとって非常に望ましいことである。
特に、より安価、より簡単、より軽量の原稿取扱い装置
が要望されている。原稿送りに関する種々の困難さと特
別な問題点は、以下に挙げる文献の中で、より詳しく検
討する。原稿プラテン搬送装置は、いろいろな相反する
要求を確実に克服しなければならない。原稿プラテン搬
送装置は、原稿シート、プラテン・ガラスのいずれにも
摩耗、その他の損傷を与えずに、原稿シートを繰り返し
てプラテンの上に送り、整合しなければならない。最初
は、原稿シートを、実質上ゆがみまたはスリップなし
に、搬送しなければならないが、そのあと、通常は、原
稿シートの少なくとも1つの縁がプラテンの少なくとも
1つの縁に一致した状態で、目標像形成位置に迅速に停
止させなければならない。実用されている、安価な原稿
送り装置は、複数のベルトと、ベルト間で、原稿シート
通路に挿入可能な原稿停止・整合フィンガーを使用し、
原稿シートを目標整合位置に停止させている。そのよう
な装置の諸例が、米国特許第4,470,590号(1984年9月1
1日発行)、同第4,322,160号(1982年3月30日発行)、
同第3,844,552号(1974年10月29日発行)等に開示され
ている。プラテンの上方から(原稿取扱い装置の内側か
ら)原稿シート通路に出し入れすることが可能な整合ゲ
ートの一例が、米国特許第4,256,298号(1981年3月17
日発行)に開示されている。その他の例は、以下に挙げ
る米国特許第4,135,808号等に記載されている。
原稿整合フィンガー、すなわちゲートのいろいろな他の
例が、ここに挙げる多数の他の文献に開示されている。
異なる仕方で作用するが、弾性フィンガーまたは弾性ば
ねに連結されたフィンガーを開示しているものとして、
特に興味のあるのは、米国特許第4,456,243号(1984年
6月26日発行)、同第4,256,298号、およびXerox Discl
csure Journal,Vol.6,No.5,Sep./Oct.1981,pp239−240
がある。引込み可能なシート整合フィンガーのいくつか
の他の例が、米国特許第4,400,085号(1983年8月23日
発行)、同第4,330,117号(1982年5月18日発行)、同
第3,072,397号(1963年1月8日発行)に開示されてい
る。
しかし、ここに挙げた種々の文献に述べられているよう
に、複数ベルト式搬送装置は、“露頭”(Show−aroun
d)および“透き通し”(Show−through)による非常に
重大な“プリントアウト”問題をかかえている。“透き
通し”は、複写機の光学装置が原稿を透かして、詳細に
は、透明、または非常に薄い、もしくは半透明の原稿を
透かして原稿搬送装置の暗領域を“見る”ために生じ、
この結果、コピーシートの暗領域が印刷に表われる。
“露頭”は、原稿シートが誤整合されたときや、縮小コ
ピーを作成するときに生じ、この結果、原稿シートの1
つまたはそれ以上の縁からはみ出たプラテン搬送装置の
領域が直接露光される。この2種類のコピーの欠陥は、
特に複数ベルト式原稿搬送装置の場合に生じる蓋然性が
高い。その理由を詳しく述べると、通常のベルトは、か
なり肉厚で、不透明で、当初は白色で、摩擦の大きいゴ
ム材料でできているのが普通であり、上記のようなベル
トのすべての縁および孔は、縁の陰影と縁の汚れ(暗く
見える)を有する傾向があるからである。この結果、コ
ピーシートに非常に好ましくない暗線が生じる。
複数ベルト式搬送装置を含め、プラテン搬送装置に関す
る別の相反する要求と困難さは、移動中のベルトと原稿
シートとの間に十分に大きな摩擦力を与えて搬送を確実
に行うために、通常は、ゴム弾性ベルト表面を使用して
いることである。この摩擦力は、原稿シートの整合には
過大なことが多い。すなわち、1個またはそれ以上のベ
ルトが原稿シートを機械的整合ゲート、たとえばベルト
間整合フィンガーへ駆動するとき、原稿シートを整合フ
ィンガーに対し駆動しすぎて損傷させるのを避けるた
め、当った点で、原稿シートとベルトの間に、規制され
たスリップを与えなければならない。このため、ベルト
に油を塗布する、支持ローラに可変力を加える、等を含
め、いろいろな修正がなされてきた。
試みられた1つの解決策は、真空ベルト式搬送装置を使
用することである、すなわち原稿シートまたはその一部
を、1つまたはそれ以上のベルトに保持する、すなわち
吸引するようベルト孔を通して加えられた部分真空の助
けをかりて、ベルトで摩擦搬送することである。この方
式の装置は、この分野でも知られており、複数の有孔真
空ベルトと、ベルトと交互に配置され、原稿シートを移
動するベルトに対しスリップさせながら、停止させる整
合ゲート・フィンガーとを備えている原稿送り装置の例
が、米国特許第4,135,808号(1979年1月23日発行)に
開示されている。しかるに、ほとんどの真空ベルト式搬
送装置は、一般に、サーボ、すなわち原稿シートが整合
位置に達するとき計算したベルト停止を必要とする非ス
リップ式搬送装置であるため、確実な機械的整合ゲート
を使用していない。
別種類のシートを供給するため、摩擦駆動ベルトと真空
チャンネルとを組み合わせたものは、そのほかの利用、
たとえば米国特許第4,211,399号(1980年7月8日発
行)、同第4,411,420号(1983年10月25日発行)、同第
4,474,367号(1984年10月2日発行)に記載されてい
る。これらの装置は、選択した領域に真空を加え、除去
する手段も開示している。しかし、それらの装置は、複
写機の上で複写される原稿シート、特に、一般に半透明
の原稿シートに対し、事実上見えない背景を提供するよ
うに設計されていない。
真空ベルト式搬送装置は、“露頭(Show−around)”お
よび“透き通し”(Show−through)によるコピー欠陥
という付随する重大な、独自の問題点を有する。それら
の欠陥は、ベルトおよびベルトの下の真空マニホルド、
すなわち真空充気室表面の真空開口の縁の汚れや縁の陰
影の像によって生じるコピーシート上の好ましくない暗
い背景模様である。
本出願にとって特に興味があるのは、この問題を志向し
ている次の技術文献、すなわち欧州特許出願第49163号
(1982年4月7日公告)、米国特許第4,295,737号(198
1年10月20日発行)、同第4,412,738号(1983年11月1日
発行)、同第4,544,265号(1985年10月1日発行、1983
年9月21日出願)であるが、それらの一部には透明また
は半透明ベルトの使用が示唆されている。別の透明ベル
ト真空式原稿搬送装置、すなわち単一広幅有孔ベルト
が、特開昭58−217955号に開示されている。ベルト孔や
マニホルド孔がプリントアウトされるのを防止する別の
試みが、米国特許第4,294,540号(1981年10月13日発
行)と同第4,047,812号(1977年9月13日発行)に開示
されている。上に挙げた米国特許第4,294,540号に詳し
く論じられているが、そのほかにも、静止フィルム被写
保持器の場合、真空マニホルド孔を像形成領域の外側に
配置することも重要であることが、たとえば米国特許第
4,099,867号(1978年7月11日発行)に記載されてい
る。
複数ベルト式搬送装置に一般的である、上述の好ましく
ないコピーの背景模様を避けるため、種々の市販原稿送
り装置に、上に挙げた諸特許に記載されているような単
一大形白色原稿プラテン搬送ベルトが使用されてきた。
しかし、単一大形ベルトは、整合フィンガーをベルトを
指のように組み合わせ、プラテンの上方または下方から
原稿シート通路に直接挿入し、ベルトによって駆動され
る原稿シートの前縁を確実に捕らえて、確実に整合する
ことができるという、複数ベルト式搬送装置の重要な利
点を有していない。さらに、そのような単一大形ベルト
は、摩擦原稿搬送装置の場合、整合ゲートに原稿シート
が過剰されるを避けるため、通常は、搬送動作の整合部
分の間だけ大きなスリップを許す垂直力可変装置、たと
えば上下可能な支持ローラが必要である。垂直力、その
あと、通常の原稿搬送のため過大なスリップを防ぐため
元に戻さなければならない。また、要求摩擦係数は、高
く、しかもその許容範囲が比較的狭い。
真空孔や原稿ベルトの“露頭”および“透き通し”の問
題を解決するために、その他にも種々の方式が試みられ
た。たとえば、米国特許第4,120,579号(1978年10月17
日発行)のように、透明ベルトと、ベルトの背後に特別
反射器を使用するもの、前に挙げた同第4,047,812号の
ように、非常に小さい孔を使用するもの、あるいは同第
4,008,956号(1977年2月22日発行)の第7縦欄に開示
されているように、多孔マイラー(登録商標)プラスチ
ック・ベルトをフォーム・ラバーまたは合成繊維材料で
被覆したものなどがある。これに関し、興味を引くの
は、他にも、たとえばXerox Disclosure Journal Vol.
6,No.5,Sep./Oct.1981,p.231にも示唆されているが、原
稿ベルトをプラスチック、たとえばポリエステル・フィ
ルムで作るために、後の文献のように、ベルトの実際の
作用面が大きな摩擦係数をもつ材料、たとえばウレタン
で被膜されているものである。
米国特許第4,033,694号(1977年、7月5日発行)に
は、単一の、薄い、非常の狭幅の透明“マイラー”・プ
ラスチック・ベルト70が提案されている。しかし、第11
および第12縦欄に説明されているように、このベルト
は、単一有孔真空ベルト16から原稿シートを剥離するた
めのものである(すなわち、原稿シートを搬送するため
のものではない)。上記米国特許第4,033,694号は、そ
のほかに、前の原稿シートの送出しと同時に、複写する
次の原稿シートを真空搬送装置でプラテンの上に送り込
むことを開示している(第10縦欄、第2節)。しかし、
この搬送装置は、整合ゲートがなく、一定距離駆動・非
スリップ式である。
ゴム弾性表面ベルトの重大な欠点は、一般に、比較的厚
く、このために、特に、ベルトの縁およびベルト孔の縁
に陰影および汚れが生じることである。ゴム弾性ベルト
は、薄くすると、必ず好ましくない機械的性質、すなわ
ち過大な伸びや、動作のとき振動を伴う。さらに、ゴム
弾性ベルトの表面には、特にはっきりわかる黒い模様や
その他の汚れが生じやすい。
損傷を与える衝突速度と衝突エネルギーを減らすと共
に、ゆがみの除去を改善するため、原稿シートが整合フ
ィンガーに接近したとき、原稿プラテン搬送ベルトを減
速することが知られている。原稿シートのゆがみは、ゆ
がんだ原稿シートをフィンガーの1つに衝突させ、シー
トをそのまま駆動して局部的に回転させ、他のフィンガ
ーと一直線に並べることによって除去される。
米国特許第3,674,363号(1972年7月4日発行)、同第
3,473,035号(1969年10月14日発行)、同第4,621,801
号,同第4,579,444号には、整合のため原稿シートを減
速する原稿搬送装置のいくつかの例が開示されている。
また、米国特許第4,213,603号(1980年7月22日発行)
は、原稿シートが整合位置に接近したら弾性部材38を原
稿シート通路に入れて原稿シートを減速することを示唆
している。
しかし、上に挙げた減速装置の多くは、確実な、すなわ
ち衝突式の整合装置には向いていなく、どちらかといえ
ば、正確な機械式ベルト駆動装置を必要とする、間欠駆
動、制御停止式の整合装置に適している。これらの減速
装置は、プラテンの上で各原稿シートを入れ替えると
き、ベルトを急激に加速、減速する必要があり、消費電
力が大きい。原稿シートを整合するたびに、搬送速度を
急激に減速することは、特に高速複写機の場合には、運
動中の質量がからんでいるため困難であり、より高価な
サーボ・モータ駆動装置、あるいは高速クラッチと歯車
変速装置、またはブレーキなしに、達成するのは難し
い。
(発明が解決しようとする課題) したがって、ベルト式のプラテン搬送装置を常時同じ搬
送速度で連続運転し、代りに、原稿シートを1個または
それ以上のベルトに当てて保持する真空圧力を低減する
ことによって、原稿シートが整合位置に近づいたとき原
稿シートに作用するベルトの摩擦駆動力を比例して減ら
すことが好ましい。
一度に数枚以上のコピーを作成するため原稿シートを整
合位置に保持する場合には、移動するベルトと原稿シー
トとの過大な擦りを防止するために、たとえばコダック
社の“Ektaprint型式150Pのように、その複写モードに
応じてベルト搬送モータを自動的に停止させることがで
きる。しかし、上記のような1枚の原稿から複数のコピ
ーを順次作成するのは、通常は非事前丁合複写モードに
おいて行なわれ、この場合は、丁合されたコピーを得る
ため、ソータ、その他の事後丁合装置が必要であること
に留意されたい。事前丁合複写の場合には、通常、各原
稿シートが再循環されるたびに、一度に1コピー、多く
ても2コピー作成されるだけであり、複数のコピーセッ
トを得るには、複数回の循環が行なわれる。したがっ
て、もし原稿シートに加わるベルトの摩擦が過大でなけ
れば、搬送装置を停止させる必要がない。
原稿シートを整合フィンガーに過剰駆動するのを避ける
ため、原稿シートが整合位置に達したそのときに、原稿
駆動力を減らす必要があることは、いくつかの真空ベル
ト式原稿搬送装置において知られた問題点である。前に
挙げた米国特許第4,295,737号の第6縦欄に記載されて
いるように、整合に調和させて、真空マニホルド内の真
空、したがって原稿シートを搬送する真空力を迅速に減
少させるために、ソレノイド操作フラッパー・ベルトを
使用することができる。米国特許第4,282,380号(1982
年12月7日発行)やXerox Disclosure Journal Vol.4,N
o.2,Mar./April1979,pp.213−21も同様なことをしてい
る。
そのほか、原稿送りにおけるその他の機能に用いる真空
低減装置も知られている。たとえば米国特許第4,328,92
8号(1982年6月29日発行)に記載されているようなエ
アナイフ原稿分離器ダンプ弁がある。
以上の諸文献から理解されるように、原稿プラテン搬送
装置が単一大形白色ベルトの場合には、ベルト自体が像
形成用背景すなわち複写機のプラテンのための効果的な
プラテン・カバーを形成している。より小形の、すなわ
ち複数のベルトが間隔をおいて配置されている場合、や
ベルトに孔があいている場合には、別に像形成用の背景
表面を設けなければならない。真空式搬送装置の場合に
は、多くの上述文献に記載されているように、この背景
表面は、原稿搬送装置に部分真空を供給する真空充気室
すなわち真空マニホルドの下面であってもよいが、その
中でも前記米国特許第4,294,540号のものが特に興味を
引く。そこでは、この背景表面は真空充気室の下面であ
り、普通は、原稿取扱い装置に対し固定されている。
非真空式原稿搬送装置の場合は、像形成用背景表面部材
を、直接または設定用スペーサを用いて、プラテン表面
に合わせて取り付けることができる。興味を引くのは、
米国特許出願第526,730号(1983年8月26日出願)に記
載されているスペーサ18付きの補助プラテン・カバー32
である。スペーサ18は、このカバー32のもう一方の平ら
な白色下面の一体構造の延長部分である。これらのプラ
テン・スペーサは、補助プラテン・カバー32をプラテン
の上方にスペーサが与える一定距離だけ狭い間隔をおい
て支持し、原稿シートを複写機の像形成装置の焦点深度
の範囲内に保持するため、プラテン・ガラス12または複
写機の隣接部品に直接載るように構成されていることが
好ましい。
この装置は、ゼロックス“1075"複写機のコンピュータ
用紙給送アクセサリ・キットとして市販されている。こ
れについて、注目すべきものは、米国特許第3,888,581
号(1975年6月10日発行)である。
本発明の目的は、原稿シートを整合位置に整合フィンガ
ーを用いて原稿シートを損傷することなしに且つ整合位
置に適正に停止させる真空ベルトを用いた原稿送り装置
を提供することにある。
(課題を解決するための手段) 本発明によれば、複写機のプラテンの上方に近接して置
かれた像形成支持表面の下であって且つプラテンの上
を、像形成のための整合位置まで原稿シートを搬送する
ベルト式プラテン搬送装置と、原稿シートを整合位置に
停止させる整合手段とを備えた原稿送り装置が提供され
る。本発明の原稿送り装置においては、整合手段は、ベ
ルト式プラテン搬送装置を停止することなしに原稿シー
トを整合位置に一時的に停止させ、次に、原稿シート
を、整合位置を通過させてプラテンから離れるように釈
放しており、ベルト式プラテン搬送装置は複数の間隔を
おいて配置されたベルトを含み、これらのベルトは、搬
送中の原稿シートに比較的高い摩擦搬送を与えるのに十
分な搬送力をもって原稿シートに係合して、ベルトの移
動と共に原稿シートを整合手段まで搬送しており、ベル
ト式プラテン搬送装置は、整合位置において原稿シート
とベルトとがスリップすることができるように構成され
ており、整合手段は、整合位置においてベルト式プラテ
ン搬送装置のベルトの間から原稿シートの搬送通路に挿
入することができる剛性の片持ち式原稿用整合フィンガ
ーを有し、該挿入された整合フィンガーには整合のため
に且つ整合中においてベルトによって駆動された原稿シ
ートが当接させられるようになっており、整合手段は、
原稿の搬送通路から整合フィンガーを速やかに除去する
手段を有しており;更に、整合手段は、該整合手段によ
り原稿シートが損傷するのを保護するため、挿入された
整合フィンガーによる原稿シートの衝撃の大部分を自動
的に吸収する、剛性の片持ち式整合フィンガーに機械的
に連結されたエネルギー吸収手段を有しており;エネル
ギー吸収手段は、原稿シートが当接するときの衝撃に対
して原稿整合フィンガーに、該整合フィンガーが原稿シ
ート搬送通路内にあるが原稿シート及びベルトの移動方
向に僅かに整合位置を越えて移動させられるように、予
めセットされた弾性のエネルギー吸収用の制限された運
動を付与する手段を有し;エネルギー吸収運動付与手段
は、整合中において、衝撃エネルギー吸収運動のあと整
合フィンガーを原稿シート通路内に保持しながら整合フ
ィンガーを自動的に逆に動かすことにより、ベルト式プ
ラテン搬送装置の原稿搬送力に逆らって原稿シートを整
合位置へ自動的に押し戻しており、整合フィンガー自身
は、原稿シートによってばねのように変形したりするこ
となしに、最初の原稿シートの衝撃によって最大となる
予めセットされた制限された距離だけ一時的に下流側へ
スライドし、次にエネルギー吸収運動付与手段によって
自動的な上流側へ戻るようにスライドさせられることを
特徴とする。
(実施例) 次に、第1図から第8図に記載した特定の実施例につい
て詳細に説明する。これらの図面には、改良型原稿取扱
い装置10、特に、原稿シートを複写機16のプラテン、す
なわち像形成ステーション14の上で順次搬送するプラテ
ン搬送装置12の新規な細部構造が記載されている。プラ
テン搬送装置12は、各原稿シート17をプラテン14上の整
合位置18に整合するように構成されている。整合は、各
原稿シート17の前縁を、損傷させることなく、引っ掛
け、停止させ、ゆがみを是正する複数の整合フィンガー
22を有する整合装置20によって行なわれる。
ここに開示した原稿取扱い装置10は半自動式、完全自動
式、および(または)再循環式原稿送り装置のいずれに
も使用可能であることは、理解されよう。それらの種々
の例が前に挙げた文献とそれらの引用文献に記載されて
いる。同様に、本原稿取扱い装置10またはその部品、た
とえばプラテン搬送装置12等は、従来のどの複写機にも
使用することができる。そのいくつかの例が前に挙げた
諸文献に記載されているので、ここでは説明を省略す
る。原稿取扱い装置10は、比較的低コストで製造し、使
用することができる。また、装置10は、比較的軽量であ
るため、代りに原稿シートを手動で整合し複写する場合
に容易にプラテンから持ち上げて旋回させることができ
るように、プラテン上に取り付けられている。装置10
は、原稿シートを、相互に近接した間隔をおき、迅速な
遂次動作で、確実かつ高速で供給することが可能であ
る。また、装置10は、原稿シートを、損傷しないように
保護し、確実かつ正確に整合することが可能である。ま
た、装置10は、“透き通し”に起因するコピーの欠陥を
事実上除去すると共に“露頭”に起因するコピーの欠陥
を大幅に減らすか、または除去することができる。
最初に、第1図〜第5図を参照して、プラテン搬送装置
12を説明する。装置12は、プラテン14の上に近接して置
かれた支持表面、すなわち像形成表面26をもつ真空充気
室、すなわちマニホルド24を備えている。この真空充気
室の支持表面26の上には、所定の間隙32だけ離して複数
の移動搬送ベルト30が配置されている。各ベルト30は、
透明またはかなり半透明で、摩擦が小さく、弾性のな
い、プラスチック製の、幅の狭いエンドレス・ベルトで
ある。第3図〜第5図に詳細に図示されているこれらの
ベルト30は、市販の透明ポリエステル材料の単一層から
均一に作られることが好ましい。ベルト30の厚さは0.5
ミリ前後が好ましく、約0.2mmの厚さが有効かつ望まし
いことが判った。ベルト幅が約30ミリで、ベルトの間隙
32が約15ミリのベルト30が、あとで詳しく説明するよう
に、有害な原稿シートの変形がなく、小さい真空力をも
って非常に効果的に原稿シートの搬送ができることが判
った。上記の好ましいベルト30の摩擦係数は、約0.3〜
0.35の範囲にある。これは、一般に0.6〜1.5またはそれ
以上の摩擦係数を有するゴムや他のエラストマーから作
られた普通の市販搬送ベルトに比べると、非常に低い摩
擦係数であることに留意されたい。エラストマー製のベ
ルトは、一般にかなり高価で、寸法、安定性が悪く、ま
たひんぱんに洗浄する必要のあるものが多い。さらに、
原稿シートを過大な搬送力で整合ゲートに過剰駆動して
損傷させることがないように、エラストマー製のベルト
は、シリコン油を定期的に塗布して原稿シートをスリッ
プさせながら、整合ゲートに対し整合する必要がある。
実際に、上述の典型的なベルト30、ベルト間隙32、およ
び像形成表面26(次に説明する)をもつ真空充気室24を
備えた真空装置を使って実施したところ、真空源28は、
原稿シートに8ミリ(0.3インチ)水柱程度またはそれ
以下の部分真空を加えただけであるが、非常に効果的に
原稿シートを搬送できることが実証された。
ベルト30、ベルト間隙32、およびその下にある真空充気
室像形成表面26は、整合位置における原稿像形成領域
(その領域は、ほとんどの原稿シートには、プラテン14
全体の一部にすぎない)ばかりでなく、プラテン14の全
領域にわたって伸びていることが好ましい。これは、種
々のサイズの原稿シートを搬送するためばかりでなく、
原稿の広い範囲に及ぶ縮小像形成のためである。後者の
場合は、原稿シート領域の外側の広いプラテン領域も複
写される。すなわち“露頭”領域も露光されることがあ
る。
注目すべき重要なことは、ベルト30に孔がないことであ
る。従来の真空ベルト式搬送装置とは異なり、真空はベ
ルトを通過して加えられるのではなく、ベルト間隙32か
ら搬送装置内の原稿シートに加えられる。真空は、十分
な力で原稿シートをベルト30に当てて保持するので、移
動ベルト30の摩擦力が小さくても、そのように真空で保
持された原稿シートに十分な搬送力が加わる。すなわ
ち、紙シートとベルト間の垂直力が大きいので、ベルト
の摩擦係数が低くても、プラテンの上流で最初に原稿に
接触してから、プラテンを横切ってその下流縁へ、すな
わち整合位置18へ、そして原稿シートが整合され、複写
されたあとプラテンから送り出すまで、最小限のスリッ
プで、原稿シートを確実に搬送する十分な前方搬送力が
得られる。そのほかに、印加された真空は、ベルト30と
その上の原稿シートを持ち上げ、プラテン14から引き離
すので、搬送に対する摩擦抵抗および原稿シートまたは
ベルトとプラテン間の静電気の発生を減らす働きもす
る。(所望であれば、原稿シート、ベルト、および(ま
たは)プラテンに、通常のブラシまたはピン・コロノー
ド、その他の静電除去装置を設けることができる。) 透明または半透明の無孔ベルトは好ましいものである
が、ある種の複写機の場合は、薄肉、白色、均一有孔ベ
ルトを使用することもできる。
プラテン搬送装置12は、前に挙げたSIR出版物について
述べたように、充気室像形成表面26およびその下に載っ
ているベルト30を、プラテン14の上面からわずかな間隔
をおいて保持するため、像形成領域の外側に、薄いパッ
ド、すなわちスペーサを有していることが好ましい。こ
のプラテン表面からの間隔は、光学系の制約に従って、
ベルトに対し約1ミリ、(あとで説明するように、その
溝領域を除く)表面26に対し約1.2ミリであることが好
ましい。この間隔は、たとえカールまたはしわがあって
も、原稿シートのすべての部分を、確実に、複写機の像
形成装置の像面縁限界における焦点深度または像ディス
トーションの範囲内に保持する。この点に関し、プラテ
ンの上にあるベルト30のすべての作用走行部は、ほぼ同
一平面内にあって、ほぼ共通の表面26によって維持され
ていることがわかるであろう。実際には、ここに開示し
たプラテン搬送装置12の場合、全表面26は、その溝領域
においても、ベルトの平面とプラテン全体に及ぶプラテ
ン表面の平面の双方から2ミリ以内にある。
プラテン14の上に狭い間隔をおいて上述の如く順応でき
るようにプラテン搬送装置12を取り付ける方法は、いろ
いろあるかもしれないが、真空充気室24とその像形成表
面26、ベルト30とその支持部、およびそれらに直接付属
しているすべての構成部品から成るプラテン搬送装置12
を、原稿取扱い装置10の残りの部分、すなわちプラテン
搬送装置12を支持するフレームやカバーに対して独立し
て少し動かすことができるように取り付け、プラテン表
面に良好に順応できるようにすることが好ましい。たと
えば、第6図のように、ベルト30の領域の外側、真空充
気室24の上面の四隅に、軸方向には制限付きで変形でき
るが、横方向には剛体のつる巻ばね38を設置してもよ
い。上記のばね38は、プラテン搬送装置12を、原稿取扱
い装置10のフレームに取り付け、プラテン搬送装置12に
ある程度の独立した縦の動きは許すが、横の動きは許さ
れないので、搬送整合装置の横の整合は維持される。こ
れにより、像形成表面26とその上のベルト30は、プラテ
ン上面の平面に対し、独立して近接して順応することが
できる。実際の間隔は、第5図に示すように、表面26か
ら延び、プラテンから望ましい間隔を作り、維持するス
ペーサ39によって調整し、達成することができる。これ
らのスペーサ39は、原稿搬送・像形成領域の外側で、プ
ラテンの外隅に接触するように、あるいは、代りに、全
プラテン領域の外側で、複写機の上面に接触するよう
に、表面26の上に配置されている。上記のばね38による
独立取付けは、全部のスペーサ39がプラテンに当ること
を許すので、原稿取扱い装置10の複写機に対する通常の
蝶番取付けに取付け誤りまたはアライメント誤りがあっ
たとしても、表面26をプラテンに対しぴったり平行にす
ることができる。
ベルト30の下側、すなわち外側(原稿搬送)表面は、紙
繊維などの異物が堆積しにくいようにすると共に、複写
機からの露光照明に対するベルトの好ましい透明性を維
持するため、十分に滑らかにすべきである。その照明
は、ガラス・プラテン14およびベルト30を通過して、そ
の背後の白色反射支持表面26に達したあと、ベルト30と
プラテン14を通過して複写機の像形成装置に戻るが、光
の透過率が十分に高いため、感光体上の電荷を“消滅す
る”、すなわち十分に放電させるので、実際上、複写機
には見えない、すなわちベルト30または表面26のどの部
分からもコピー・シート上にそれとわかる像は生じな
い。本装置は、この分野の専門家に知られている種々の
全原稿“フラッシュ”照明装置や“走査”、すなわち
“スリット”照明装置等を含む、多くの通常の像形成装
置のどれに対しても事実上見えないように設計されてい
る。
しかし、所望であれば、第3図と第4図に示すように、
ベルト30の外側表面を、エンボス加工、型成形加工、ロ
ーレット加工等により、0.1ミリ以下の表面起伏で非常
に小さく、滑らかに横方向に、溝を設けてベルト表面上
の原稿シートの下に少量の空気が流れるようにし、搬送
される原稿シートとこのベルト表面の間にある程度の部
分真空が追加して加わるようにすることができる。しか
し、これは、主要な真空保持力成分ではなく、なくては
ならないものではない。本装置の場合、原稿保持力は、
ベルト間隙32に加えられる真空によって与えられるから
である。
像形成表面26を提供する真空充気室24の底壁は、表面26
の平坦さを保つため、十分な剛性でもって作られてい
る。これは、第5図に示すように、その内側表面に補強
リブまたは波形をつけることにより強化することができ
る。
真空ベルト・プラテン搬送装置12は、表面26を含む全真
空充気室を形成している単一のがっしりした構造の、白
色プラスチック成形品を基礎にし、さらに、その両端
に、ベルト30を支持、駆動するローラー、および以下説
明する他の構成部品の取付け部材が形成されていること
が好ましい。
前に指摘したように、プラテン上のベルト30の下走行部
の内側表面は、真空充気室24の支持表面26の特別に設計
された部分によって支持され、その上を滑動する。ま
た、前述のように、前記表面26とプラテンの間を非常に
狭い一様な間隔に維持する自動スペーサ装置は、プラテ
ン上のベルト30の下走行部をその同じ間隔の中に保持す
ることが好ましい。
第1図および第2図に示すように、各ベルトの環の両端
は、プラテン領域の外側、真空ベルト・プラテン搬送装
置12の両端にあるローラーに取り付けられている。全て
のベルトは、その一端がローラー34上の同じ相対位置
に、一緒に保持されている。これに対し、各ベルトの他
端は、第2図に示すように、独立した旋回可能なローラ
ー40の上に個別に支持されていることはわかるであろ
う。各ローラー40は、それぞれ、それ自身の円筒軸のま
わりに自由に回転することができ、また、ヨーク42の2
つの延長アームの間に回転自在に取り付けられている。
各ヨーク42の中央取付け軸43は、外向きにばね負荷がわ
かっており、ローラー40に加わる外向きの力によって各
ベルト30に独立に張力が付与される。この取付け軸43
は、ローラー40の回転軸に垂直な軸線のまわりに回転す
ることができる。これにより、各ローラー40と、したが
ってその上のベルト30は、表面26の平面に対し、したが
ってベルト30の垂直平面に対しいずれの方向にも少し
“傾く”ことができる。この結果、各ベルト30の好まし
い自己追従性、すなわちセルフアライメントが得られ
る。それに加えて、ローラーをその間に取り付けている
ヨーク42の延長アームは、ベルトの横移動を制限するの
で、ローラー40の端からベルトか脱落するのを防止する
縁フランジになっている。
次に、真空ベルト・プラテン搬送装置12の真空装置につ
いて説明する。真空源28は、通常の、しかし非常に低圧
のファン、送風機またはポンプ50から成っている。真空
源28は、第6図に示すように、導管76で真空充気室24の
一方の側面(背面)に接続されている。8ミリ(0.3イ
ンチ)水柱程度の、非常に低いレベルの部分真空が加え
られる。この真空を効果的に伝達し原稿シートを搬送す
るには、真空を原稿シートと支持表面、すなわち像形成
表面26の間に与えなければならない。本装置の場合、プ
ラテン14の上に位置する像形成表面26の領域内には、1
つの真空孔も設けずに、これを達成している。とにか
く、像形成表面にある孔は、プラテン14にかぶさってい
る表面26の領域の外側に、搬送装置12の両側(入力側と
出力側)に沿って設けられた真空孔52だけである。これ
らの真空孔52は、細長い真空溝54の両端に配置されてい
る。これらの凹形溝54は、ベルト30の下の表形成表面26
を横切って延び、第1図および第5図に示すように、ベ
ルト30の下走行部で被覆されている。ベルトの縁部は、
真空溝54を両側の表面26の領域に載っている。したがっ
て、各ベルトは、次に説明する空気圧連絡通路56のとこ
ろへ除き、1本の溝54を効果的に密封している。溝54は
比較的浅いけれども、比較的少量の必要空気を溝に沿っ
て比較的少ない抵抗で導き、全チャンネル54に沿って比
較的一様に同一レベルの真空を加える十分な断面積を有
する。所望であれば、異なる溝54に異なる真空レベルを
与えることもできるが、その必要はない。
第5図および(誇張して描かれている)第2図からわか
るように、各溝54は、複数の横溝56と通じている。これ
らの横溝56は、ベルト間隙32が複写機の光学装置に直接
さらされるので、ベルト間隙32の中で最小限の表面起伏
でもって、溝54から間隙32に部分真空を導く役目をす
る。溝54と横溝56は、共に、非常にゆるい傾斜(表面26
に対し45゜以下の角度をもつ平らな側壁が好ましい)を
有し、表面26とほとんど変らない高い反射率をもつの
で、事実上光学的に見分けられない。主溝54の深さは、
約2ミリに、横溝56の深さは約0.5ミリにすることがで
きる。
随惹であるが、溝54に平行に、すなわちベルト30の移動
方向に平行に、間隙32の中に付加溝58を設けることがで
きる。これらの溝58は、横溝56に通じているので、主溝
54から横溝56を介して部分真空が供給される。溝58の幅
は、図示の通り、ベルト30の領域の外側にあるように、
間隙32の幅より狭い。適当な深さは、約1ミリである。
表面26にあるすべての溝、すなわち真空溝54、56、58
は、すべてV形であることに注目されたい。すなわち、
これらの溝は、水平面からの角度が45゜以下であるよう
な平らな側壁をもつことが好ましい。
指摘したように、随意であるが、溝58は、搬送装置12が
非常に大形の原稿シートを搬送するとき、有益な機能を
果す。非常に大形の原稿シート、特にA3サイズの原稿シ
ートを搬送装置12で短辺を先にして搬送する場合には、
原稿シートがほとんど搬送装置全体をおおって、真空溝
に入る空気の流れが制限されるので、部分真空レベル、
したがって真空保持力が好ましくない高いレベルまで増
大する傾向がある。このような大形原稿シートを補償す
るため2つの装置が準備されており、これらは個別に、
または組み合わせて、使用することができる。第1は、
前述の溝58であり、第1図に示すように、整合フィンガ
ーの手前から延び、真空充気室表面26の反対端に開いて
いる。したがって、たとえ搬送装置12全体が大形原稿シ
ートでおおわれても、これらの溝58の開端により十分な
吸入空気流が得られ、真空装置内が適正レベルに維持さ
れる。
大形原稿シートに対し好ましい真空搬送力を与えるため
の第2の装置を、第6図に示す。実際に、第6図には、
2つの装置が示されている。第1は真空リリーフ弁60で
あり、開かれると、真空充気室24の上面にある孔を開い
て真空充気室24を大気へ部分的に通気する。開示した好
ましい真空リリーフ弁60は、整合装置20の一体部分であ
る。詳しく述べると、整合フィンガー22が原稿を整合す
るため原稿通路内に下げられると、弁60が自動的に開
く。これに対し、ベルト30で原稿を搬送するため整合フ
ィンガー22が整合装置20の鎖線位置で示す位置に持ち上
げられると、弁60が閉じ、増大した真空力が加わるの
で、原稿シートはスリップせず、搬送される。整合装置
20が(実線)整合位置のときは、弁60が自動的に開い
て、真空充気室内の部分真空を部分的に通気するので、
原稿シートに使用するベルト30の前方搬送力が自動的に
低下する。その結果、原稿シートは低減した力でフィン
ガー22に対し駆動されるので、整合装置20による原稿シ
ートの損傷が避けられる。
第6図および整合装置20をより詳しく説明する。すべて
の整合フィンガー22は、独立した整合フィンガー・アー
ム62に取り付けられていることがわかる。すべてのアー
ム62の上流端は、整合共通軸63に旋回自在に取り付けら
れている。その軸63は、ソレノイド66によりピン・リン
ク機構を介して引っ張られる連結アーム64によって少し
だけ時計方向に回転することができる。したがって、ソ
レノイド60が作動すると、フィンガー・アーム62の全部
が少し回転し、全部の整合フィンガーを原稿シート通路
から上方に、真空充気室24の中に持ち上げる。都合のよ
いことに、すべての上記部品は、真空充気室24の内部に
配置されていることに留意されたい。各整合フィンガー
22は、表面26を貫通するそれぞれのフィンガー穴68を通
して、上述のように、引っ込むことができる。
これらの穴68、およびそこを通って上下に往復動可能な
フィンガー22は、プラテン14の下流端のすぐ近くに、ま
たは直接接して配置されていることが好ましい。フィン
ガー22は、その位置に、プラテンの下流縁の複写機像形
成領域のための整合位置を定め、整合のとき、フィンガ
ー22はプラテンの上面より下方に落下できることが好ま
しい。この結果、原稿シートの前縁はベルト30とプラテ
ン14の上面との間にとどめられ、さらに、整合のとき
は、フィンガー22が上方からこれらの表面の下まで十分
に伸び、たとえ縁がカールした原稿シートであっても、
確実な整合ゲートを提供するので、停止・整合が確実に
行なわれる。同様に、フィンガー22を持ち上げることに
よって整合ゲートが開かれるとき、原稿シートの前縁が
フィンガー22に付着して上ろうとしても、フィンガー22
が小さい独立したフィンガー穴68を通って表面26の中に
完全に引っ込むこと、および表面26またはプラテン縁に
は、原稿シートの前縁が引っかかるような横方向のスロ
ットやすきまがないことから、原稿シートはフィンガー
が引っ込められると自動的に引き離される。(これは、
プラテンの下に引っ込むとき、時々、原稿シートの前縁
がフィンガーとプラテン縁の間に引っかかることがある
一部の従来の整合フィンガー方式とは対照的であること
に注目されたい。) 第6図に示した第2の、代替または追加の自動真空低減
装置は、大形のダンプ弁71と第2ソレノイド72を含む独
立した真空低減装置70によって提供される。ダンプ弁71
は、真空充気室24の上面にあって、通常は充気室24内の
部分真空によって閉じた状態にある独立した大形の扉、
すなわちフラッパーである。連結アームとピン・リンク
機構を介し、ソレノイド72の作動により、このダンプ弁
71のフラッパーが開かれると弁71は、充気室24の上面に
ある大きな開口を大気にさらすので、充気室24内の真空
レベルは、一気に非常に低いレベル、たとえば25ミリ
(0.1インチ)水柱にまで低減する。この第2の真空低
減装置70は、所定のサイズより大きい原稿シートを検
出、すなわち感知したら、大形サイズの原稿シートが整
合装置20の中に搬送される前に、即座に自動的に作動す
ることが好ましい。
第6図に示すように、これは、搬送装置12によってプラ
テン14の上に送られてくる途中、各原稿シートの長さと
(または)幅を検出する知られた形式のプラテン入口セ
ンサ74によって行なわれる。たとえば、搬送速度は一定
で、知られているから、センサ74が原稿シートによって
遮断されるので時間とプリセットされた一定時間、すな
わちカウントとを比較すれば、大形サイズの原稿シート
を簡単に検出することができる。この比較は、複写機16
の通常の接触器100内の簡単なソフトウェアを用い、既
知の仕方で行なうことができる。次に、制御器100は、
大形サイズの原稿シート、たとえば横にして搬送される
A−3を示す信号を直接使用し、原稿シートをフィンガ
ー22の上流の目標設定距離まで搬送するため対応する所
定カウント後に、ソレノイド72を作動させることができ
る。(原稿シートの前縁位置は、センサ74の初期作動時
間と搬送速度からわかることに留意されたい。)このよ
うに、原稿シートの前縁を痛めることなくゆがみを是正
し、整合を行なうために、原稿シートがベルト30に対し
スリップすることを許されなければならない位置に原稿
シートの前縁が達したその時点に、大形の原稿シートに
作用する真空搬送力が自動的に低減される。この動作
は、真空リリーフ弁60の自動動作と共同させ、一緒に制
御してもよい。大形サイズの原稿シートを送り出すとき
は、整合後いつでもソレノイド72から電力を除去するこ
とによって弁60を自動的に閉じることができる。ソレノ
イド66は、同時に、またはそのあと、作動させてもよ
い。
上述とは別に、特に、原稿シート通路を横断する方向に
間隔をおいて配置された複数の原稿幅検出器により、ま
たは原稿入力トレー側方ガイド設定、またはその他の入
力信号から前もって大形の原稿シートが検出されている
場合には、大形サイズの原稿シートをまさに整合すると
きでなく、その全搬送遂次動作の間、真空リリーフ弁60
を開いた状態にしておくことができる。これは、表面26
が搬送中の大形原稿シートに十分な空気流を与える前述
の溝58やその他の手段をもっていない場合には、特に望
ましい。
1個またはそれ以上の弁60は、少なくとも1個のフィン
ガー・アーム62の一体延長部によって閉じられることに
留意されたい。このように、弁60の動作のため、独立し
た操作装置または構造は必要でなく、弁60は整合装置20
の動作により、一緒に、自動的に動作する。フィンガー
・アーム62、それらの一体構造のフィンガー22、および
弁60のユニットは、ソレノイド66による共通軸63の回転
で全部が一緒に持ち上げられるときを除いて、通常は自
重によって下った状態にある。
フィンガー22が下った位置にあるとき、各フィンガー穴
68を密閉すると共に、各穴68の全面に光反斜面を与える
ために、随意であるが、各フィンガー22に小さいシール
69を設けることができる。しかし、これは必須条件では
ない。代案として、各フィンガー・ユニット、すなわち
フィンガー・アーム62とその付属品を、真空充気室24の
残りから隔離された独立した壁の囲いの中に入れ、フィ
ンガー穴68に真空が加わらないようにすることができ
る。後者またはシール69は、いずれも、小さいフィンガ
ー穴68を通して汚染物が吸い込まれるのを防止する役目
を果す。
非常に大形の原稿シートのため大幅に低減させた真空力
を使って動作させることは、そのほか、非常に薄葉の原
稿シート、たとえばライスペーパー(薄い上質紙)が間
隙32内の表面26に変形して吸着される傾向が減ることに
注目されたい。他方、原稿シートに作用する真空力が低
くすぎても、原稿シートのかなりの部分がベルトからた
れ下がり、プラテン表面を横切って引きずられる。特
に、ベルト表面とプラテン表面の望ましい間隙が約0.5
〜0.1ミリに過ぎないので、動きに対する摩擦抵抗が過
大になり、また静電気が発生する。
真空ベルト・プラテン搬送装置12の真空レベルを迅速に
低減するためのもう1つの代替装置は、真空ポンプまた
は送風機50からの真空入力管路76内にソレノイド操作蝶
形または類似物(図示せず)を設けることであるのは理
解されよう。上流センサ74と時間遅延の代案は、一方ま
たは両方のソレノイドを直接、即時作動させるために配
置された下流センサ、すなわち事前整合センサ78であ
る。
ここに例示したベルト30は、整合フィンガー22の列に対
に直角に動くように取り付けられているが、代りに、原
稿シートをいくらか横に移動させ隅整合が行なわれるよ
う、ベルト30を小さい角度をつけて取り付けることがで
きる。この隅整合は、たとえば前に挙げた米国特許第4,
322,160号明細書の第1図の実施例に説明されている。
このような装置は、まれではなく、ほとんどの場合に、
ゆがんだ原稿シートが整合位置に衝突するから、原稿シ
ートの前縁に対しより一層の保護が必要である。
整合装置20によって原稿シート前縁が損傷する可能性を
少なくするために、特別の手段を設けることができる。
これは、2速プラテン搬送装置12を提供することであ
る。この場合、フィンガー22に対する原稿シート前縁の
接近は、整合接近センサ8で直接検出するか、または前
述のように、制御器100により、上流センサ74からの調
時カウントによって計算することができる。接近が検出
された時点で、プラテン搬送装置12を大幅に減速させる
ことによって原稿シートをよりゆっくり移動させ、整合
位置18でのフィンガー衝撃を少なくすることができる。
しかし、これには、第9図において説明するような特別
の初期クラッチ機構、またはプラテン搬送装置のサーボ
・モータまたはステップ・モータ駆動機構が必要である
が、前述の真空力低減装置と(または)次に述べる新規
な真空力制限・エネルギー吸収整合フィンガー装置を使
用すれば、上述のすべての機構を使わずにすむ。
第2図および第7図と第8図の2つの動作位置図に詳細
に示されているのは、原稿シート前縁に当ると撓んで原
稿シート衝撃の大部分を吸収してシート前縁が損傷する
のを保護する特に撓みやすい整合フィンガー22を有する
小質量で特殊なばね負荷付きの新規な整合装置20であ
る。しかし、整合装置20のフィンガー22は、撓んで原稿
シート通路の外に出るわけではなく、通常の下降位置に
あるときは、常時、垂直状態で、原稿シート通路内にあ
る。第7図と比較して第8図から明らかなように、フィ
ンガー22に対する原稿シート前縁の衝突によって、フィ
ンガー22は、少し下流、すなわち原稿シートの移動方向
に押される。フィンガー22は、整合フィンガー・アーム
62に対し水平滑動ができるように取り付けられたフィン
ガー水平取付部80によって、このことを許すように取り
付けられている。しかし、このフィンガー22の下流方向
の滑動は、特別の独立したフィンガーばね82による抵抗
を受ける。ばね82は、フィンガー22と衝突した原稿シー
トの双方を少し上流側に戻し、正しい整合位置に置く役
目を果す。
このフィンガー22の撓みの振幅は、原稿シートの質量、
原稿シートの速度、その原稿シートに作用するベルト30
の前方搬送力、および原稿シートにより全部のばね82が
撓められたとき、その撓みに対する合力で与えられる撓
み抵抗、の関数である。ばね82は、ベルトの滑り摩擦力
に打ち勝つ程度に、すなわちフィンガー22が最初の原稿
シートの衝突によってのみ撓み、そのあと、移動するベ
ルトの力に抗して原稿シートを上流に滑らせ、整合位置
に戻すことができるように、予備負荷がかけられてい
る。摩擦または他の減衰手段を使用することができる
が、ここに開示した装置の場合には必要ないことが判っ
た。詳述すると、例示したばね82の細長い座屈板ばね形
態は、適切なフィンガー撓みを与えると共に、非常に迅
速な安定特性すなわち減衰特性が得られることが判っ
た。このばね82は、その両端に加えられた力によって、
“座屈柱”のように変形する。すなわち、ばね82の一端
は、フィンガーの水平部分80の端部によって圧縮され、
他端は、整合フィンガー・アーム62に対するその取付け
によって(反力を加え、その前方移動を妨げるため)保
持される。
この衝撃吸収整合装置20は、毎秒200センチ以上の原稿
搬送装置すなわち整合(衝撃)速度の場合でも原稿シー
トの損傷を防止できることが判った。このような速度で
は、もし特に単一広幅整合ゲートでなく、複数狭幅ベル
ト間フィンガー(ここに記載したもの)を使用すれば、
固定された1組の整合フィンガーと衝突することによっ
て多くの原稿シートの前縁が損傷を受けるであろう。本
装置を使用すれば、約6ミリ幅の整合フィンガーが7個
のみの場合でも、上記搬送速度において、原稿シートの
損傷を防止することができる。約20グラムの予備負荷が
かけられた片持ちばね82を使用すれば、原稿シート前縁
に加わる最大力は1フィンガーにつき30グラム以下にな
り、上述のフィンガーで、原稿シートに何ら損傷を与え
ずに整合することができる。
第7図および第8図に示す原稿整合において、フィンガ
ー22と原稿シート前縁との最初の接触位置を第7図に示
す。最初、この衝突によって、フィンガー22は、予備負
荷がかかったばね力に抗して少し下流に、第8図に示す
制御された撓み距離だけ押される。そのあと、撓んだフ
ィンガーばね82の力によって、これらのフィンガーと原
稿シートが第7図の初期位置、すなわち整合位置に引き
戻される。しかるに、ベルト30とそのローラー34は、同
じ速度で動き続けることができる。
フィンガー・ばね82および整合装置20内の摩擦抵抗によ
って与えられるフィンガー22の撓みに対する制限のほか
に、フィンガー穴68の下流端位置によって、追加の、す
なわち最終的撓みストップすなわち限界を与えることが
できる。しかし、上記のような“ハードな限界を用いる
ように整合装置20を設計するのではなく、主として、フ
ィンガー・ばね62により、第2にフィンガー取付け部
(ここでは、フィンガーの水平延長部80)が整合装置20
の残りの部分に対して滑動するときのそのフィンガー取
付け部の移動に対する摩擦抵抗によって、フィンガーの
最大力および撓みを制御するように設計することが好ま
しい。
それぞれの実際の整合フィンガー22と、ばね82の一端が
取り付けられている折り返し端部を含む水平部分80と
は、1個の単一“L"形金属片であることに注目された
い。原稿の衝突によってフィンガー22が受ける持上げ作
用や旋回作用を最小限または防止するため、水平部分80
は十分に長く、整合フィンガー・アーム62に適切に取り
付けられている。また、フィンガー22は、ここでは、そ
れにかかる回転力を最小限にするため、水平部分80の下
流に、それよりほんの少し下方にあることに注目された
い。同様に、整合装置の軸63の回転軸線は、回転偶力を
最小限にするため、フィンガー22よりかなり上流に、か
つプラテンの上方に近接させてあるので、原稿シートと
衝突したために、フィンガー22が旋回して整合位置の外
に出てしまうことはない。
原稿シートのスリップを防止し、(または)水平部分80
の動きに対する摩擦抵抗を高めるために、水平部分80お
よび(または)フィンガー22の衝突面を、所望であれ
ば、比較的摩擦の大きな表面で被覆してもよいし、ある
いは適当に粗面にしてもよいし、あるいは他の表面処理
を施してもよい。
整合装置20は、プラテン搬送装置12が高速で動作し続け
ている間、すなわちベルト30と原稿シートとが連続して
スリップしている状態で、原稿シートを整合位置に無限
に保持することが可能であるが、たとえば同じ原稿から
5枚以上のコピーを順次作成するように複写機をプログ
ラムした場合には、原稿シートや(または)ベルトの摩
擦による汚れや摩耗を減らすため、プラテン搬送装置お
よび(または)真空源28の駆動を停止するように、複写
機の制御器100を任意にプログラムすることができる。
しかし、これは必須要件ではない。上述の場合、ソレノ
イド66で整合フィンガー22を持ち上げたとき、まったく
遅れなく、原稿シートを送り出すことができるように、
その複写(その原稿シートの最終走査すなわち露光)の
終了前に搬送装置12を自動的に再始動させることが好ま
しい。
この装置で原稿シートを整合するとき、通常は、ベルト
駆動装置を停止させる必要がないので、前の原稿シート
の複写が終了する前に、複写すべき次の原稿シートをプ
ラテンに向け出発させることができる。すなわち、非常
に大形の原稿シートを除き、プラテン搬送装置12は、前
の原稿シートの整合によって次の原稿シートの搬送がで
きなくなることはない。
細長い座屈柱状ばね82のもう1つの長所は、全フィンガ
ー撓み範囲にわたって各フィンガー22に加わるばね力が
ほぼ一定であることである。整合位置からの適当な最大
撓みは、約4ミリである。1フィンガーにつき約20グラ
ムに設定された予備負荷ばね力に、フィンガーの動きに
対する摩擦減衰抵抗、たとえば約8グラムが加わった場
合、フィンガーの動きに対する合計最大抵抗は、その全
移動範囲にわたって、30グラム以下になる。上記の力
は、通常の原稿シートを損傷させることはなく、さら
に、原稿シートがその整合位置に沈降するまでの時間
を、100センチ/秒程度の原稿シート衝突速度であって
も、20ミリ秒以下にすることが可能である。
本整合装置20のもう1つの特徴は、原稿停止時間を大幅
に増さずに、フィンガーに作用する減衰摩擦を非常に低
いレベルに下げることができることである。これに対
し、フィンガー22自体が片持ち支持されたばねの先端で
ある別形式の装置では、フィンガー22の先端をプラテン
・ガラスに押しつけ、抗力を生じさせることにより、追
加減衰力を加えない限り、何回も跳ね返って停止し、最
大100ミリ秒の好ましくない大きな停止時間を有するこ
とが判った。しかし、その方法は、フィンガーの先端と
プラテンの間から原稿シートが抜け出る可能性や、プラ
テン・ガラスを摩耗させ、またはかき傷をつける可能性
を含む、その他の理由により好ましいものではない。
本装置の場合は、追加減衰力を必要としないことが判っ
た。また、各フィンガー22のフィンガー水平部分80は、
通常の底摩擦プラスチック部材から作られた整合フィン
ガー・アーム62の一体部分に直接成形されたスロットま
たは溝の中で簡単に支持し、案内することができる。開
示した整合装置は、フィンガー撓みに対する摩擦抗力が
約1〜2グラム程度、ばね負荷が前記の20グラムで、停
止時間を増すことなく動作した。特別の、すなわち決定
的に重要な摩擦面または摩擦調整は不要であった。上記
のような低い摩擦力にもかかわらず、上記のような予想
もしない高い減衰が得られた理由は完全にわかっていな
いが、開示した構造、特に、独特なばね形状とばね82の
取付けに由来するものと考えられる。
次に、第9図について説明する。図示されている2速駆
動装置90は、随意に、プラテン搬送装置に設置すること
ができるものであり、原稿シートの前縁が整合位置に達
する直前まで高速でプラテン搬送ベルトを駆動し、その
あと急激に減速して、原稿シートの保護のため、かなり
遅い搬送速度で整合フィンガー22に衝突させることがで
きるようになっている。開示した2速駆動装置90は、必
要な適応性を備えている。本装置90は、整合のときを除
く原稿シートの全移動について、高速搬送を行なうた
め、必要なときに急激に速度を変更するが、一定速度で
連続回転する小型駆動モーター91を1個備えているだけ
である。
制御器100による2速駆動装置90の作動は、前に、第6
図に図示、説明した上流センサすなわち整合接近センサ
74または72のどちらかにより開始させることができる。
通常の高速駆動の場合、モーター91は、主軸92を駆動
し、主軸92はローラー34を駆動する出力ベルト99を駆動
し、ローラー34は、前述のように、全部のベルト30を駆
動する。この通常の高速駆動は、軸92にある常時閉の電
磁クラッチ94を介して行なわれる。この電磁クラッチ94
は、制御器100から通常のトランジスタ駆動回路で作動
させることができる市販されている型式のものでよい。
モーター91も簡単な、安価な電動機でよく、複速モータ
ー、サーボモーター、あるいはステップ・モーターは必
要ない。
2速駆動装置90は、原稿シートの前縁がフィンガー22に
当る直前に、その低速駆動へ自動的に切り換えたあと、
原稿の複写が終了する直前に、あるいは、代りに、原稿
シートが整合フィンガー22と衝突して停止されるまでの
短かいプリセット時間において、通常の高速駆動へ戻す
ため自動的に切り換えることができる。この低速出力
は、毎秒約50センチまたはそれ以下のベルト速度を与え
るものであることが好ましい。この低速出力は、電磁ク
ラッチ94が開くと、自動的に直ちに提供される。電磁ク
ラッチ94は、印加された通常より高い電気パルスによっ
て、迅速に開かれることが好ましい。電磁クラッチ94が
開くと、出力ベルト99は、もはや、軸92によって直接駆
動されず、代りに、低速すなわち減速駆動軸96から常時
オーバーランニング・クラッチ98を介して駆動される。
減速駆動軸96は、同じモーター91から、図示の減速駆動
機構により、低速で回転し続けている。通常の高速駆動
のときは、オーバー・ランニング・クラッチ98が減速軸
96によって、主軸92より低い速度で駆動されるので、ク
ラッチ98は切り離されている。しかし、クラッチ94が開
かれると、オーバー・ランニング・クラッチ98が自動的
に直ちに結合し、出力ベルト99を減速し、より低い速度
で駆動する。このより低い速度は、モーター91、軸96お
よびクラッチ98に対する入力の間のプーリー比によって
あらかじめ設定される。
装置90あるいは他の適当な装置で得られる2速駆動能力
は、たとえば前に挙げた米国特許第4,485,949号に述べ
られているように、同じプラテン搬送装置を使用する折
り重ねウェブ、たとえばコンピュータ用紙の適切な供給
および結合にも利用することができる。その場合には、
そのようなウェブを供給する間整合フィンガー22を持ち
上げたままにしなければならないので、スプロケット穴
カウント・センサを使って、ウェブの正しい像形成位置
を決めてもよい。ウェブが目標整合位置に接近したら、
ウェブの供給をより一層低い速度に切り換えることによ
り、より正確な像形成および(または)停止位置を得る
ことができる。すなわち、ベルト搬送装置が整合位置を
行き過ぎる傾向は、上記の米国特許に記載されているよ
うに、低速度で整合位置に接近させれば、大幅に減少す
る。
また、装置90は、所定の原稿サイズだけに応じて、選択
的に動作させることができる。すなわち、高速の整合衝
突でも原稿シートが損傷する可能性が少ない小型サイズ
の原稿シートのときは、駆動装置90を、自動的に、常
時、その高速モードに維持するが、所定サイズより大き
な原稿シートの整合のときは、その中間の低速度モード
に切り換えることができる。これは、前に触れたよう
に、センサ74とタイミング回路、あるいはセンサ72、あ
るいはセンサ72の組合せ、および(または)原稿横寸法
センサのいずれかで達成することができる。この選択動
作は、大形サイズの原稿およびその原稿前縁の整合フィ
ンガー22に対する接近を示す2つの入力信号の組合せに
応じて、クラッチ94のみを開くように、制御器100をプ
ログラムするだけで簡単にできる。
駆動装置90は、さらに、高速循環式原稿取扱い装置には
特に望ましい原稿の高速交換と高速給送を考慮している
ことに留意されたい。装置90は、特に、直径の小さい、
軽量のベルト、プーリー、クラッチ、およびプラテン搬
送装置12の比較的軽量で摩擦の小さいベルト30とそれら
の支持ローラー34、40の使用しているので、必然的に比
較的小さい質量および回転慣性の速度を変化することに
なる。このため、摩擦、必要電力、および騒音は、減少
している。さらに、この2速駆動装置は、前の原稿シー
トがまだ整合位置で走査されているときに次の原稿シー
トがプラテン像形成領域に入ることを許すので、前述の
原稿交換時間を短かくする能力を妨げることはない。
この装置90を使用すれば、ベルト30は、個々の原稿シー
トに対し減速されるだけであり、通常は、停止されない
ことに注目されたい。折り重ねウェブ原稿の場合だけ、
停止させる必要があるかもしれない。フラシュ照明方式
の場合には、停止させずに、低速で像形成することが可
能である。
(発明の効果) 本発明によれば、ベルト式プラテン搬送装置は、整合位
置において原稿シートとベルトとがスリップすることが
できるように構成され、整合手段は、ベルト式プラテン
搬送装置を停止することなしに原稿シートを整合位置に
一時的に停止させ、次に原稿シートをプラテンから離れ
るように釈放し、整合手段は、整合位置においてベルト
の間から原稿シートの搬送通路に挿入することができる
剛性の片持ち式原稿用整合フィンガーと、原稿シートが
損傷するのを保護するため、整合フィンガーによる原稿
シートの衝撃を自動的に吸収する、整合フィンガーに機
械的に連結されたエネルギー吸収手段とを有し、該エネ
ルギー吸収手段は、原稿シートの当接の衝撃に対し、該
整合フィンガーが原稿シート搬送通路内にあるが原稿シ
ート及びベルトの移動方向に僅かに整合位置を越えて移
動させられるように、エネルギー吸収用の制限された運
動を付与する手段を有し、このエネルギー吸収運動付与
手段は、整合中において、衝撃エネルギー吸収運動のあ
と整合フィンガーを原稿シート通路内に保持しながら整
合フィンガーを自動的に逆に動かして、ベルト式プラテ
ン搬送装置の原稿搬送力に逆らって原稿シートを整合位
置へ自動的に押し戻し、整合フィンガー自身は、原稿シ
ートによってばねのように変形したりすることなしに、
最初の原稿シートの衝撃によって最大となる予めセット
された制限された距離だけ一時的に下流側へスライド
し、次にエネルギー吸収運動付与手段によって自動的に
上流側へ戻るようにスライドさせられるので、極めて確
実に原稿シートを整合位置に停止させることができる。
以上説明した実施例は、好ましいものであるが、以上の
説明から、この分野の専門家が種々の代替物、修正物、
均等物、あるいは改良をなしうることは理解されるであ
ろう。しかし、これらは、特許請求の範囲によって本発
明に包含されるべきものと考える。
【図面の簡単な説明】
第1図は、本発明による原稿取扱い装置のプラテン搬送
装置の底面図、第2図は、第1図の線2−2に沿った断
面図であって、見易くするため横空気溝の深さを大きく
拡大した図、第3図は、第1図および第2図の実施例の
搬送ベルトの1つの拡大部分底面図、第4図は、第3図
の線4−4に沿った断面図、第5図は、第1図の線5−
5に沿った部分断面図、第6図は、一体構造の整合ゲー
ト・真空低減装置の一例を示す第1図の実施例の別の断
面図、第7図と第8図は、それぞれ、異なる位置にある
整合フィンガーを示す典型的な衝撃吸収整合フィンガー
装置の拡大部分断面図、第9図は、第1図から第8図の
プラテン搬送装置用の代替または追加の2速駆動機構の
斜視図である。 符号の説明 10……原稿取扱い装置、 12……プラテン搬送装置、 14……プラテン、 16……複写機、 17……原稿シート、 18……整合位置、 20……整合装置、 22……整合フィンガー、 24……真空充気室、 26……像形成表面、 28……真空源、 30……搬送ベルト、 32……ベルト間隙、 38……巻ばね、 39……スペーサ、 40……ローラ、 42……ヨーク、 43……取付け軸、 50……ファン、送風機、またはポンプ、 52……真空孔、 54……真空溝、 56……横溝(連絡通路)、 58……溝、 60……真空リリーフ弁、 62……整合フィンガー・アーム、 63……軸、 64……連結アーム、 66……ソレノイド、 68……フィンガー穴、 69……シール、 70……真空低減装置、 71……ダンプ弁、 72……ソレノイド、 74……上流(プラテン入口)センサ、 76……真空入口管路、 78……下流(整合前)センサ、 80……水平部分、 82……ばね、 90……2速駆動装置、 91……駆動モーター、 92……主軸、 94……電磁クラッチ、 96……減速軸、 98……オーバーランニング・クラッチ、 99……出力ベルト、 100……制御器。

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】複写機のプラテンの上方に近接して置かれ
    た像形成支持表面の下であって且つプラテンの上を、像
    形成のための整合位置まで原稿シートを搬送するベルト
    式プラテン搬送装置と、原稿シートを前記整合位置に停
    止させる整合手段とを備えた原稿送り装置において、 前記整合手段は、前記ベルト式プラテン搬送装置を停止
    することなしに原稿シートを整合位置に一時的に停止さ
    せ、次に、原稿シートを、整合位置を通過させてプラテ
    ンから離れるように釈放しており、前記ベルト式プラテ
    ン搬送装置は複数の間隔をおいて配置されたベルトを含
    み、これらのベルトは、搬送中の原稿シートに比較的高
    い摩擦搬送を与えるのに十分な搬送力をもって原稿シー
    トに係合して、ベルトの移動と共に原稿シートを前記整
    合手段まで搬送しており、前記ベルト式プラテン搬送装
    置は、前記整合位置において原稿シートと前記ベルトと
    がスリップすることができるように構成されており、前
    記整合手段は、前記整合位置において前記ベルト式プラ
    テン搬送装置の前記ベルトの間から原稿シートの搬送通
    路に挿入することができる剛性の片持ち式原稿用整合フ
    ィンガーを有し、該挿入された整合フィンガーには整合
    のために且つ整合中において前記ベルトによって駆動さ
    れた原稿シートが当接させられるようになっており、前
    記整合手段は、前記原稿の搬送通路から前記整合フィン
    ガーを速やかに除去する手段を有しており、 更に、前記整合手段は、該整合手段により原稿シートが
    損傷するのを保護するため、挿入された整合フィンガー
    による原稿シートの衝撃の大部分を自動的に吸収する、
    前記剛性の片持ち式整合フィンガーに機械的に連結され
    たエネルギー吸収手段を有しており、 前記エネルギー吸収手段は、前記原稿シートが当接する
    ときの衝撃に対して前記原稿整合フィンガーに、該整合
    フィンガーが前記原稿シート搬送通路内にあるが原稿シ
    ート及びベルトの移動方向に僅かに前記整合位置を越え
    て移動させられるように、予めセットされた弾性のエネ
    ルギー吸収用の制限された運動を付与する手段を有し、 前記エネルギー吸収運動付与手段は、整合中において、
    前記衝撃エネルギー吸収運動のあと前記整合フィンガー
    を原稿シート通路内に保持しながら前記整合フィンガー
    を自動的に逆に動かすことにより、前記ベルト式プラテ
    ン搬送装置の前記原稿搬送力に逆らって前記原稿シート
    を前記整合位置へ自動的に押し戻しており、前記整合フ
    ィンガー自身は、原稿シートによってばねのように変形
    したりすることなしに、最初の原稿シートの衝撃によっ
    て最大となる予めセットされた制限された距離だけ一時
    的に下流側へスライドし、次に前記エネルギー吸収運動
    付与手段によって自動的に上流側へ戻るようにスライド
    させられる ことを特徴とする原稿送り装置。
  2. 【請求項2】特許請求の範囲第1項記載の装置におい
    て、前記整合フィンガーは、前記プラテンの下流側の端
    部付近に配置されて、整合中には前記プラテン下流側端
    部付近において該プラテンの上部表面より下方に降下し
    て、前記ベルトと前記プラテン上部表面との間に規制さ
    れた原稿シートの先端を積極的に停止させる整合部を形
    成しており、該整合フィンガーは、明確なゲートを形成
    するように、前記プラテン上部表面の十分に上部から十
    分に下部まで延びていることを特徴とする装置。
JP61242876A 1985-10-17 1986-10-13 複数ベルト原稿送り装置 Expired - Lifetime JPH07100554B2 (ja)

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US788591 1985-10-17

Publications (2)

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