JPH0710040A - トラクタのフロア構造 - Google Patents

トラクタのフロア構造

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Publication number
JPH0710040A
JPH0710040A JP15376293A JP15376293A JPH0710040A JP H0710040 A JPH0710040 A JP H0710040A JP 15376293 A JP15376293 A JP 15376293A JP 15376293 A JP15376293 A JP 15376293A JP H0710040 A JPH0710040 A JP H0710040A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
floor
plate
parts
floor mat
floor plate
Prior art date
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Pending
Application number
JP15376293A
Other languages
English (en)
Inventor
Isamu Kawai
勇 河合
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Kubota Corp
Original Assignee
Kubota Corp
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Filing date
Publication date
Application filed by Kubota Corp filed Critical Kubota Corp
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Abstract

(57)【要約】 【構成】 トラクタ車体2の上面を覆うフロアプレート
3の上面にフロアマット4を載置し、左右ステップ部5
と足置き部6とを形成する。前記フロアプレート3の少
なくともトラクタ車体2の上方に位置する中央部に上向
き凸状の突条部29を形成し、フロアマット4の裏面に
突条部29に被さる凹条部30を形成する。 【効果】 フロアプレート3の強度を高めるだけでな
く、フロアプレート3の振動が減少し、防振及び防音に
も寄与することができ、しかも、フロアプレート3の上
のフロアマット4の上面を、盛り上がりのない平坦面に
することができ、かつフロアマット4の位置決めも可能
になる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、農用、土木用等に使用
されるトラクタのフロア構造に関するものである。
【0002】
【従来の技術】例えばキャビン付きトラクタのフロア
は、キャビンの枠体にトラクタ車体の上面を覆うフロア
プレートを取り付け、このフロアプレートの上面にフロ
アマットを吸音材、制震材等を介して載置し、左右ステ
ップ部と中央の足置き部とを形成している。
【0003】そして、フロアプレートの左右側部の後半
分は、キャビン枠体の一部を構成する左右のフェンダに
連結され、フロアプレートの側部にアングル形状の押さ
え込み板をボルト固定して、フロアマットの側部を剥が
れないように取り付けている。前記フロアプレートは1
枚板の場合と、足置き部に対応する中央部を別板で形成
してボルト固定する場合とがある。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】前記従来技術において
は、フロアプレートの少なくとも中央部の板は平板を使
用しており、強度が低くかつ振動及び騒音が比較的大き
くなっている。本発明は、フロアプレートの少なくとも
中央に上向き凸状の突条部を、フロアマットの裏面に突
条部に被さる凹条部をそれぞれ形成すことにより、フロ
アプレートの中央部の剛性を高めて、補強、防振、防音
等の向上を可能にしたトラクタのフロア構造を提供する
ことを目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明における課題解決
のための具体的手段は、トラクタ車体2の上面を覆うフ
ロアプレート3の上面にフロアマット4を載置し、左右
ステップ部5と足置き部6とを形成しているトラクタの
フロア構造において、前記フロアプレート3の少なくと
もトラクタ車体2の上方に位置する中央部に上向き凸状
の突条部29を形成し、フロアマット4の裏面に突条部
29に被さる凹条部30を形成していることである。
【0006】
【作用】トラクタ車体2の上面を覆うフロアプレート3
の中央部には、上向き凸状の突条部29が形成されてい
て、フロアプレート3の剛性を高めており、フロアマッ
ト4の裏面には突条部29に被さる凹条部30が形成さ
れていて、フロアプレート3に突条部29が形成されて
いてもフロアマット4の上面が平坦になるようにしてい
る。
【0007】
【実施例】以下、本発明の実施例を図面に基づいて説明
する。図1〜3において、1はトラクタで、エンジン2
A、クラッチハウジング2B及びミッションケース2C
等によってトラクタ車体2が構成され、このトラクタ車
体2の後上部にキャビン12が固着又は独立構成して着
脱可能に搭載されている。
【0008】キャビン12は角筒材で枠体13が形成さ
れ、その下部にフロアプレート3、シートプレート1
4、左右フェンダ15等が固定され、その上部に屋根構
造体16が取り付けられている。枠体13を構成する左
右の前支柱と中間支柱との間にドア17が配置され、左
右前支柱間にフロントガラスが、左右各中間支柱と後支
柱との間にサイドガラスが、左右後支柱間に開閉自在な
リヤガラスがそれぞれ設けられている。
【0009】また、枠体13の前部には取り付け板18
を介して操縦装置19が取り付けられ、シートプレート
14上には運転席20が配置されている。前記フロアプ
レート3はトラクタ車体2の上面を覆っており、その前
部は枠体13の前下材21に、左右側部の後側はフェン
ダ15に、後部はシートプレート14にそれぞれ連結さ
れ、左右側部の前側はドア17と対向するようになって
いる。
【0010】フロアプレート3の上面にはゴム又は弾性
プラスチックで形成されたフロアマット4が載置されて
おり、左右のステップ部5と中央の足置き部6とを形成
している。前記フロアプレート3はミッションケース2
Cの上面形状に略対応するため、足置き部6に対応する
部分が左右のステップ部5に対応する部分より若干高く
なっており、フロアマット4はその上面を水平にするた
め、足置き部6に対応する部分が左右のステップ部5に
対応する部分より若干薄く形成されている。
【0011】フロアプレート3は足置き部6に対応する
部分の中央部は別板で形成されている。即ち、フロアプ
レート3の中央部は開口31が形成され、この開口31
を閉鎖するようにカバー板32がボルト固定されてお
り、このカバー板32を外して開口31を開放すること
により、ミッションケース2C上壁に形成したメンテナ
ンス窓(図示せず)から、トランスミッションを保守点
検できるようになっている。
【0012】前記カバー板32はプレス加工等により、
左右方向に長い突条部29が前後方向に2本形成されて
いる。この突条部29は1本又は3本以上でも良く、前
後方向に長いものでも良い。フロアマット4は従来技術
のものより十分に厚く、その下面には前記突条部29に
対応した凹条部30と前後方向に長い左右方向多数本の
溝4Aとが形成されている。
【0013】フロアマット4の凹条部30は突条部29
に被さっていて、フロアマット4の位置決めがなされて
おり、突条部29の盛り上がりがフロアマット4の表面
にでないように、即ちフロアマット4にの上面が平坦に
なるように形成されており、また、突条部29の両端に
隙間が形成されるが、この隙間をフロアマット4で閉鎖
して、別途コーキングをしなくとも、シールができるよ
うになっている。
【0014】一方、溝4Aは十分な深さに形成され、下
方からの騒音を拡散により減少させると共に、フロアマ
ット4の下面側を柔軟にして振動を減少する役目をして
いる。この溝4Aは前後方向に長くても左右方向に長く
とも良く、突条部29と同一方向にすると、凹条部30
の代わりにもすることができる。フロアプレート3の側
端、少なくともドアに対向する部分には押さえ込み部8
が形成されている。この押さえ込み部8はフロアプレー
ト3の側端を上側に立ち上げて立ち壁8Aにし、かつこ
の立ち壁8Aの上端からステップ部5側に折曲して上壁
8Bにし、フロアプレート3の本体部分と相まって断面
コの字状に形成されている。
【0015】これに対し、フロアマット4の側部上面に
は側縁に沿って凹み部7が形成され、この凹み部7に前
記押さえ込み部8が係合して、フロアマット4の側部を
挟持するようになっており、押さえ込み部8の上面はフ
ロアマット4の上面と面一又は低く設定されている。フ
ロアマット4の側縁はフロアプレート3の立ち壁8Aと
の間に長細い空間を形成しており、この空間にワイヤハ
ーネス27を挿通し、ワイヤハーネス配置空間としてい
る。
【0016】また、フロアプレート3の左右ステップ部
5対応部分には、上下に貫通した円形の排水孔9が形成
され、足置き部6対応部分から左右ステップ部5対応部
分に落ちてくるゴミ及び水等をキャビン外方へ排出可能
になっている。フロアマット4の下面には、前記排水孔
9に対向してこれを詰める突起10が下方突出状に設け
られている。この突起10は下向き先細りの円錐台形状
であり、排水孔9に係合することにより、排水孔9から
上への水の浸入及び騒音の伝播を防止し、かつフロアプ
レート3に対するフロアマット4の位置決めをするよう
になっている。
【0017】図4、5は本発明の変形例を示しており、
カバー板32には切り起こしにより突条部29が形成さ
れ、この突条部29はカバー板32の両端には至らない
長さになっており、フロアマット4は溝4Aのないもの
で、カバー板32に対応した浅い凹部33と、この凹部
33から深くなった凹条部30とが形成されている。こ
の変形例においては、前記実施例よりもフロアマット4
の位置決めを確実にできる。
【0018】図6は屋根構造体16のシール構造の1例
を示しており、インナルーフ35の外周縁にシール部材
36を嵌合し、これらをキャビン枠体13の上枠材38
の上面とアウタルーフ37とで挟持するようにして、ボ
ルト39を介してインナルーフ35を取り付けている。
インナルーフ35は従来、アウタルーフ37と別個にキ
ャビン枠体13の上枠材38の内面にボルト固定されて
おり、インナルーフ35の取り付け部の寸法に高い公差
が要求されているが、この例では、インナルーフ35の
外周縁の寸法はラフに形成できる。
【0019】図7〜9はコンプレッサ用Vベルトの振れ
止め構造の第1例を示している。図7において、エンジ
ンのクランク軸のプーリ42とコンプレッサ駆動軸のプ
ーリ43とにVベルト44が巻き掛けられ、このVベル
ト44にテンションプーリ45が掛合すると共に、振れ
止め体46が振れ止め位置に配置されている。前記振れ
止め体46は、エンジンにブラケット47をコンプレッ
サと共締めし、このブラケット47にガイド部材48を
装着し、このガイド部材48に2個のコマ等の振れ止め
部材49を設けて構成されている。
【0020】前記ガイド部材48は棒材を側面視コ字状
に折曲しかつ平面視L字状に折曲して、その両端をブラ
ケット47の穴に挿通してナットで固定するようになっ
ており、2個のコマ状の振れ止め部材49はガイド部材
48の上下平行棒部分に回転自在に嵌合され、平ザガネ
50及び割ピン51等によって位置規制されている。V
ベルト44は停止のとき及び定速回転のとき、図9に示
すように振れ止め部材49と一定の間隙を介して位置
し、コンプレッサを起動するとき、即ち、Vベルト44
が動き始めたとき、左右及び内外方向に振れを生じる
が、左右方向の振れはガイド部材48によって阻止さ
れ、内外方向の振れは振れ止め部材49によって阻止さ
れる。
【0021】前記振れ止め部材49はナイロンスリーブ
等で形成され、ベアリングを使用しないので、錆付き破
損等がなく、上下に一対設けてあるので、Vベルト44
の振れ防止効果が高くなっている。図10、11はコン
プレッサ用Vベルトの振れ止め構造の第2例を示してい
る。振れ止め体46は、ブラケット47に頭付きピン5
2を介して振れ止め部材53を取り付けおり、振れ止め
部材53は両鍔付きコマに形成されている。
【0022】前記両鍔付き振れ止め部材53はそれのみ
でVベルト44の左右及び内外方向に振れを防止するこ
とができる。
【0023】
【発明の効果】以上詳述した本発明によれば、フロアプ
レート3の少なくともトラクタ車体2の上方に位置する
中央部に上向き凸状の突条部29を形成し、フロアマッ
ト4の裏面に突条部29に被さる凹条部30を形成して
いるので、フロアプレート3の強度を高めるだけでな
く、フロアプレート3の振動が減少し、防振及び防音に
も寄与することができ、しかも、フロアプレート3の上
のフロアマット4の上面を、盛り上がりのない平坦面に
することができ、かつフロアマット4の位置決めも可能
になる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施例を示す断面斜視図である。
【図2】要部の分解斜視図である。
【図3】キャビン付きトラクタの断面側面図である。
【図4】変形例を示す断面正面図である。
【図5】変形例のフロアマットの裏面からの斜視図であ
る。
【図6】屋根構造体のシール構造の1例を示す断面図で
ある。
【図7】コンプレッサ駆動系をを示す概略図である。
【図8】コンプレッサ用Vベルトの振れ止め構造の第1
例を示す分解斜視図である。
【図9】同断面平面図である。
【図10】コンプレッサ用Vベルトの振れ止め構造の第
2例を示す分解斜視図である。
【図11】同断面平面図である。
【符号の説明】
2 トラクタ車体 3 フロアプレート 4 フロアマット 5 ステップ部 6 足置き部 12 キャビン 29 突条部 30 凹条部 31 開口 32 カバー板

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 トラクタ車体(2)の上面を覆うフロア
    プレート(3)の上面にフロアマット(4)を載置し、
    左右ステップ部(5)と足置き部(6)とを形成してい
    るトラクタのフロア構造において、 前記フロアプレート(3)の少なくともトラクタ車体
    (2)の上方に位置する中央部に上向き凸状の突条部
    (29)を形成し、フロアマット(4)の裏面に突条部
    (29)に被さる凹条部(30)を形成していることを
    特徴とするトラクタのフロア構造。
JP15376293A 1993-06-24 1993-06-24 トラクタのフロア構造 Pending JPH0710040A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP15376293A JPH0710040A (ja) 1993-06-24 1993-06-24 トラクタのフロア構造

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JP15376293A JPH0710040A (ja) 1993-06-24 1993-06-24 トラクタのフロア構造

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Publication Number Publication Date
JPH0710040A true JPH0710040A (ja) 1995-01-13

Family

ID=15569582

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JP15376293A Pending JPH0710040A (ja) 1993-06-24 1993-06-24 トラクタのフロア構造

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JP (1) JPH0710040A (ja)

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2014031687A (ja) * 2012-08-06 2014-02-20 Kubota Corp 作業機
US8894135B2 (en) 2012-05-18 2014-11-25 Kubota Corporation Floor arrangement of driver's section of vehicle

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US8894135B2 (en) 2012-05-18 2014-11-25 Kubota Corporation Floor arrangement of driver's section of vehicle
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