JPH07100268B2 - トルクコンバータの組付方法 - Google Patents

トルクコンバータの組付方法

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JPH07100268B2
JPH07100268B2 JP63081641A JP8164188A JPH07100268B2 JP H07100268 B2 JPH07100268 B2 JP H07100268B2 JP 63081641 A JP63081641 A JP 63081641A JP 8164188 A JP8164188 A JP 8164188A JP H07100268 B2 JPH07100268 B2 JP H07100268B2
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container
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春登 栗原
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    • F16H57/00General details of gearing
    • F16H57/02Gearboxes; Mounting gearing therein
    • F16H57/025Support of gearboxes, e.g. torque arms, or attachment to other devices
    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B23MACHINE TOOLS; METAL-WORKING NOT OTHERWISE PROVIDED FOR
    • B23PMETAL-WORKING NOT OTHERWISE PROVIDED FOR; COMBINED OPERATIONS; UNIVERSAL MACHINE TOOLS
    • B23P19/00Machines for simply fitting together or separating metal parts or objects, or metal and non-metal parts, whether or not involving some deformation; Tools or devices therefor so far as not provided for in other classes
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    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
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Description

【発明の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本発明は、トランスミッションの軸部にトルクコンバー
タの容器内に収容されたタービンランナ及びステータの
夫々の中央部分を係合させて、トルクコンバータをトラ
ンスミッションに組み付ける方法に関する。
(従来の技術) 車両に搭載されるオートマチック・トランスミッション
・ユニットとして、流体式のトルクコンバータと遊星ギ
ア等を含む多段ギア機構を有するトランスミッションと
が組み合わされて構成されたものが汎用されている。流
体式のトルクコンバータは、中央部分に開口部が形成さ
れた環状の容器内に、その容器に固定されたポンプイン
ペラと、容器内において回転されるタービンランナ、及
び、トランスミッションに固定されるステータとが収容
されて構成され、トランスミッションに組み付けられる
に際しては、トランスミッションのタービン軸及びその
タービン軸が貫通するものとされた円筒状固定部の夫々
の先端部分がトルクコンバータの容器の開口部からその
内部に挿入され、タービンランナの中央部分に設けられ
たタービンハブがトランスミッションのタービン軸の先
端部分にスプライン係合するとともに、ステータの中央
部分に設けられたステータハブがトランスミッションの
円筒状固定部の先端部分にスプライン係合するものとさ
れる。
このようなオートマチック・トランスミッション・ユニ
ットの組立にあたって、トルクコンバータのトランスミ
ッションへの組付けをなすに際しては、従来、一般に、
トランスミッションを、そのタービン軸がトルクコンバ
ータにおけるタービンハブがスプライン係合せしめられ
る先端部分を上方に向けて上下方向に伸びるものとなる
ように立てて固定し、その上方に、トルクコンバータを
タービンランナ及びステータの各々の中心軸線が上下方
向に伸びるものとなるようにして配し、トルクコンバー
タをトランスミッションに向かって降下せしめ、タービ
ンハブをトランスミッションのタービン軸の先端部分
に、また、ステータハブをトランスミッションのタービ
ン軸が貫通するものとされた円筒状固定部の先端部分に
夫々スプライン係合せしめるようにする方法が採られて
いる。
また、このような方法とは異なり、例えば、特開昭62−
224536号公報に示されている如く、トランスミッション
をそのタービン軸が水平方向に伸びるものとなし、ま
た、トルクコンバータをタービンランナ及びステータの
各々の中心軸線が水平方向に伸びるものとなして、両者
を相対向させて配し、トランスミッション側のスプライ
ン軸とそれに係合すべきトルクコンバータ側のスプライ
ン嵌合孔とのスプライン位相調整が自動的に行われるよ
うにして、トルクコンバータをトランスミッションに組
み付けることも提案されている。
(発明が解決しようとする課題) 上述の如くに、トランスミッションの上方にトルクコン
バータを配して、トルクコンバータをトランスミッショ
ンに組み付ける方法が採られる場合には、トランスミッ
ションへの組付けがなされる前のトルクコンバータが、
容器内に収容されたタービンランナ及びステータが、タ
ービンハブ及びステータハブの夫々の中心を通る各々の
中心軸線を実質的に平行移動させる状態をもって移動自
在とされ、位置が規制されない自由動状態におかれるも
のとされるので、タービンハブのトランスミッションに
おけるタービン軸の先端部分に対する位置合せ、及び、
ステータハブとトランスミッションにおけるタービン軸
が貫通するものとされた円筒状固定部の先端部分に対す
る位置合せのため、トルクコンバータを、トランスミッ
ションに向かって降下させつつ、前後左右の位置調整及
び回動調整を行うことが必要とされ、トルクコンバータ
のトランスミッションへの組付けに、トルクコンバータ
の複雑な位置調整と長い作業時間とが要されることにな
るという不都合がある。
また、トランスミッションをタービン軸が水平方向に伸
びるものとなすとともに、トルクコンバータをタービン
ランナ及びステータの各々の中心軸線が水平方向に伸び
るものとなして、両者を相対向させ、トランスミッショ
ン側のスプライン軸とトルクコンバータ側のスプライン
嵌合孔とのスプライン位相調整が自動的になされるよう
にして、トルクコンバータをトランスミッションに組み
付ける方法が採られる場合には、トランスミッションへ
の組付け前のトルクコンバータにあって、その容器内に
おいて各々の中心軸線を実質的に平行移動させる状態を
もって移動自在とされるタービンランナ及びステータの
夫々が、その中心軸線が水平方向に伸びるものとされる
状態におかれることにより、各々の自重によって容器内
における下方に変位するものとなり、それによって、タ
ービンランナ及びステータの夫々の中心軸線がトルクコ
ンバータの中心軸線からのずれを生じるものとされる。
それゆえ、何らかの格別な策が採られない限り、スプラ
イン位相調整に先立って必要とされる、トランスミッシ
ョン側のスプライン側とそれに係合すべきトルクコンバ
ータ側のスプライン嵌合孔との上下方向の位置合わせ
に、煩わしい位置調整作業が要されることになってしま
うが、従来においては、このような不都合を解消する方
策は見当たらない。
斯かる点に鑑み、本発明は、トルクコンバータにおける
タービンランナ及びステータの夫々の中央部分をトラン
スミッションの軸部に係合させてなされる、トルクコン
バータのトランスミッションへの組付けを、比較的簡単
なトルクコンバータの位置調整をもって、容易かつ確実
に行うことができるようにしたトルクコンバータの組付
方法を提供することを目的とする。
(課題を解決するための手段) 上述の目的を達成すべく、本発明に係るトルクコンバー
タの組付方法の第1の態様は、端部に第1の被係合部が
設けられた第1の軸部,第1の軸部と同軸的に配され、
端部に第2の被係合部が第1の被係合部から第1の軸部
に沿う方向に離隔した部位をもって設けられた第2の軸
部、及び、第1及び第2の軸部の夫々と同軸的に配さ
れ、端部に第3の被係合部が第1及び第2の被係合部の
夫々から第1の軸部に沿う方向に離隔した部位をもって
設けられた円筒状部を有するトランスミッションを、第
1及び第2の軸部及び円筒状部が水平方向に配されるべ
く固定し、中央開口部が設けられるとともにそれに対向
する中央部に第1の係合部が設けられた容器内に、中央
部分に第2の係合部が設けられたタービンランナ及び中
央部分に第3の係合部が設けられたステータが収容され
て成るトルクコンバータの容器を、中央開口部が、トラ
ンスミッションの第1及び第2の軸部及び円筒状部の夫
々の端部に対向せしめられ、中央開口部及びそれに対向
する中央部を通るトルクコンバータの容器の中心軸線
が、水平方向に配されるとともにトランスミッションの
第1及び第2の軸部及び円筒状部の中心軸線と共通の垂
直面内に置かれ、かつ、タービンランナ及びステータの
各々の中心軸線がトルクコンバータの容器の中心軸線の
下方に位置して、トルクコンバータの容器の中心軸線に
対する下方への移動量がステータよりタービンランナの
方が大とされたもとで、タービンランナ及びステータの
各々を中心軸線を略平行に保って移動させ得る状態とし
て、移動可能とされた保持手段により保持し、保持手段
により保持されたトルクコンバータの容器を移動させる
ことにより、トルクコンバータの容器内に収容されたタ
ービンランナの中心軸線をトランスミッションの第1及
び第2の軸部及び円筒状部の中心軸線に一致する位置を
とるものもなし、その状態をもって保持手段をトランス
ミッション側に移動させて、第1の係合部及び第3の係
合部が夫々第1の被係合部の位置及び第3の被係合部の
位置に到達するに先立って、第2の係合部を第2の被係
合部に係合させ、その後、保持手段により保持されたト
ルクコンバータの容器を下方に移動させることにより、
ステータの中心軸線をトランスミッションの第1及び第
2の軸部及び円筒状部の中心軸線に一致する位置をとる
ものとなし、その状態をもって保持手段をトランスミッ
ション側に移動させて、第1の係合部が第1の被係合部
の位置に到達するに先立って、第3の係合部を第3の被
係合部に係合させ、さらに、保持手段により保持された
トルクコンバータの容器を下方に移動させることによ
り、トルクコンバータの容器の中心軸線をタービンラン
ナ及びステータの各々の中心軸線及びトランスミッショ
ンの第1及び第2の軸線及び円筒状部の中心軸線に一致
する位置をとるものとなし、トルクコンバータの容器の
中心軸線がタービンランナ及びステータの各々の中心軸
線及びトランスミッションの第1及び第2の軸部及び円
筒状部の中心軸線に一致する位置をとる状態としてトル
クコンバータの容器を保持した保持手段をさらにトラン
スミッション側に移動させることにより、第1の係合部
を第1の被係合部に係合させて、トランスミッションに
対するトルクコンバータの組付けを行うものとされる。
また、本発明に係るトルクコンバータの組付方法の第2
の態様は、端部に第1の被係合部が設けられた第1の軸
部,第1の軸部と同軸的に配され、端部に第2の被係合
部が第1の被係合部から第1の軸部に沿う方向に離隔し
た部位をもって設けられた第2の軸部、及び、第1及び
第2の軸部の夫々と同軸的に配され、端部に第3の被係
合部が第1及び第2の被係合部の夫々から第1の軸部に
沿う方向に離隔した部位をもって設けられた円筒状部を
有するトランスミッションを、第1及び第2の軸部及び
円筒状部が水平方向に配されるべく固定し、中央開口部
が設けられるとともにそれに対向する中央部に第1の係
合部が設けられた容器内に、中央部分に第2の係合部が
設けられたタービンランナ及び中央部分に第3の係合部
が設けられたステータが収容されて成るトルクコンバー
タにおける容器を、中央開口部が、トランスミッション
の第1及び第2の軸部及び円筒状部の夫々の端部に対向
せしめられ、中央開口部及びそれに対向する中央部を通
るトルクコンバータの容器の中心軸線が、水平方向に配
されるとともにトランスミッションの第1及び第2の軸
部及び円筒状部の中心軸線と共通の垂直面内に置かれ、
かつ、タービンランナ及びステータの各々の中心軸線が
トルクコンバータの容器の中心軸線の下方に位置して、
トルクコンバータの容器の中心軸線に対する下方への移
動量がタービンランナよりステータの方が大とされたも
とで、タービンランナ及びステータの各々を中心軸線を
略平行に保って移動させ得る状態として、移動可能とさ
れた保持手段により保持し、保持手段により保持された
トルクコンバータの容器を移動させることにより、トル
クコンバータの容器内に収容されたステータの中心軸線
をトランスミッションの第1及び第2の軸部及び円筒状
部の中心軸線に一致する位置をとるとものとなし、その
状態をもって保持手段をトランスミッション側に移動さ
せて、第1の係合部及び第3の係合部が夫々第1の被係
合部の位置及び第2の被係合部の位置に到達するに先立
って、第3の係合部を第3の被係合部に係合させ、その
後、保持手段により保持されたトルクコンバータの容器
を下方に移動させることにより、タービンランナの中心
軸線をトランスミッションの第1及び第2の軸部及び円
筒状部の中心軸線に一致する位置をとるものとなし、そ
の状態をもって保持手段をトランスミッション側に移動
させて、第1の係合部が第1の被係合部の位置に到達す
るに先立って、第2の係合部を第2の被係合部に係合さ
せ、さらに、保持手段により保持されたトルクコンバー
タの容器を下方に移動させることにより、トルクコンバ
ータの容器の中心軸線をタービンランナ及びステータの
各々の中心軸線及びトランスミッションの第1及び第2
の軸線及び円筒状部の中心軸線に一致する位置をとるも
のとなし、トルクコンバータの容器の中心軸線がタービ
ンランナ及びステータの各々の中心軸線及びトランスミ
ッションの第1及び第2の軸部及び円筒状部の中心軸線
に一致する位置をとる状態としてトルクコンバータの容
器を保持した保持手段をさらにトランスミッション側に
移動させることにより、第1の係合部を第1の被係合部
に係合させて、トランスミッションに対するトルクコン
バータの組付けを行うものとされる。
(作 用) 上述の如くのトルクコンバータの組付方法が採られる場
合には、トランスミッションへの組付け前のトルクコン
バータにおいては、その容器内に移動可能に収容された
タービンランナ及びステータの夫々が、必ずトルクコン
バータの中心軸線に対して、下方に変位した状態におか
れるので、保持手段により保持されたトルクコンバータ
の容器の初期位置を、例えば、その中心軸線がトランス
ミッションの第1及び第2の軸部及び円筒状部の中心軸
線に一致する位置に置かれるものとしておくことによ
り、保持手段によって、それにより保持されたトルクコ
ンバータを上方に移動させるだけで、トルクコンバータ
の容器内に収容されたタービンランナもしくはステータ
の中心軸線をトランスミッションの第1及び第2の軸部
及び円筒状部の中心軸線に一致する位置をとるものとな
すことができる。そして、その状態をもって保持手段を
トランスミッション側に移動させることにより、先ず、
第1の係合部が第1の被係合部の位置に到達するに先立
つとともに、第3もしくは第2の係合部が第3もしくは
第2の被係合部の位置に到達するに先立って、第2もし
くは第3の係合部を第2もしくは第3の被係合部に係合
させることができる。続いて、保持手段によって、それ
により保持されたトルクコンバータの容器を移動させる
だけで、ステータもしくはタービンランナの中心軸線を
トランスミッションの第1及び第2の軸部及び円筒状部
の中心軸線に一致する位置をとるものとなすことがで
き、その状態をもって保持手段をトラッスミッション側
に移動させることにより、第1の係合部が第1の被係合
部の位置に到達するに先立って、第3もしくは第2の係
合部を第3もしくは第2の被係合部に係合させることが
できる。その後、さらに保持手段によって、それにより
保持されたトルクコンバータの容器を下方に移動させる
だけで、トルクコンバータの中心軸線をタービンランナ
及びステータの各々の中心軸線及びトランスミッション
の第1及び第2の軸部及び円筒状部の中心軸線に一致す
る位置をとるものとなすことができ、その状態をもって
保持手段をさらにトランスミッション側に移動させるこ
とにより、第1の係合部を第1の被係合部に係合させる
ことができることになる。このようにして、本発明に係
るトルクコンバータの組付方法によれば、トルクコンバ
ータにおけるタービンランナ及びステータの夫々の中央
部分を、トランスミッションにおける軸部に、比較的簡
単なトルクコンバータの容器の位置調整を行うだけで容
易かつ確実に係合させることができ、斯かるもとでトル
クコンバータがトランスミッションに組み込まれる。
(実施例) 第3図及び第4図は、本発明に係るトルクコンバータの
組付方法の一例が適用されるトランスミッションとトル
クコンバータ、及び、本発明に係るトルクコンバータの
組付方法の一例の実施に使用される組付ロボットを示
す。
第3図及び第4図において、固定部9上に、支持台10が
固定されており、また、それから所定の距離を隔てて組
付ロボット11が設置されている。支持台10には、トラン
スミッション12がそのケース13の開口端を組付ロボット
11側に向けて載置され、斯かるトランスミッション12
は、所定の拘束手段によって支持台10上に固定される。
また、組付ロボット11は、ボディー部14,ボディー部14
から支持台10に向かう方向に伸びるアーム部15,ジョイ
ント部16a及び16b,コネクション部17、及び、ハンド部1
8等を備えて構成されており、さらに、ハンド部18に関
連してモータ19が設けられている。ハンド部18は、トル
クコンバータ20をその容器20aを保持することによって
全体的に保持し、また、アーム部15は、第3図及び第4
図において実線,一点鎖線及び二点鎖線によって示され
る如く、支持台10上に固定されたトランスミッション12
に対する進退動とジョイント部16aを支点として上下動
とを行うことができるようにされており、ジョイント部
16b及びコネクション部17は、アーム部15のトランスミ
ッション12に対する進退動及び上下動が行われても、ハ
ンド部18により保持されたトルクコンバータ20の姿勢を
変化させないようにすることができるものとされてい
る。そして、組付ロボット11は、ハンド部18により保持
されたトルクコンバータ20に、第3図において実線によ
り示される如くの、トランスミッション12におけるケー
ス13の開口端に対向する位置、あるいは、第3図におい
て一点鎖線により示される如くの、トランスミッション
12におけるケース13の開口端からその内部に挿入された
位置をとらせる。
ハンド部18は、第5図及び第6図に示される如く、トル
クコンバータ20に係合する移動部21と、アーム部15にジ
ョイント部16bを介して接続されたコネクション部17に
取り付けられて、移動部21を矢印Aで示される方向(A
方向)に移動可能に支持する支持部22とを有して構成さ
れている。
ハンド部18における移動部21は、トルクコンバータ20の
容器20aにおける中央開口部20bとは反対側に、中央開口
部20bに対向して設けられた中央突起部20cの外周面に3
点係合するものとされたチャッキング部23と、トルクコ
ンバータ20の容器20aの外周面に90度間隔をおいて4点
係合するものとされた係合部材24A,24B,24C及び24D(24
Dは図示されていない)とを備えている。さらに、移動
部21には、その下方部分にガイド部25が図示されていな
いボルト等で取り付けられており、ガイド部25は、支持
部22に設けられたガイドレール26に係合していて、移動
部21のA方向における移動時にガイドの役割を果たす。
また、移動部21には、支持アーム部材27に支持されたト
ルクコンバータ確認センサ28が設けられている。このト
ルクコンバータ確認センサ28は、トルクコンバータ20が
ハンド部18により保持される際に、ハンド部18がトルク
コンバータ20に接近してトルクコンバータ20から所定の
短距離を隔てた位置に到達した状態を検出し、トルクコ
ンバータ20を確認するものとされ、その検出出力に基づ
いて、チャッキング部23及び係合部材24A〜24Dの夫々
が、トルクコンバータ20に係合すべく駆動される。
一方、ハンド部18における支持部22には、上述のガイド
レール26に加えて、支持アーム部材29により支持された
圧接スイッチ30が設けられている。この圧接スイッチ30
は、第6図に示される如く、移動部21がガイドレール26
に沿ってコネクション部17側に向かうA方向の移動を行
うとき、移動部21に一端部が固着されたロッド31の他端
部に設けられた押圧部31aが当接するものとされる。そ
して、ロッド31の他端部に設けられた押圧部31aが当接
することにより、圧接スイッチ30がオン状態とされ、そ
れによって、モータ19が駆動されて、ハンド部18全体が
トルクコンバータ20を保持した状態で所定量だけ回転せ
しめられる。また、移動部21と支持部22との間には、コ
イルばね部材32が縮装されており、移動部21は、常時、
トランスミッション12側に付勢されている。
上述の如く組付ロボット11を用いてそのハンド部18によ
りトルクコンバータ20を保持し、本発明に係る方法の一
例に従って、トランスミッション12に組み付けるにあた
っては、先ず、第3図及び第4図に示される如くに、ト
ランスミッション12を、第1図に示される如くの主軸33
が水平方向に配されるものとなるようにして、支持台10
上に固定する。トランスミッション12においては、第1
図に示される如く、その主軸33がタービン軸34を貫通し
ており、タービン軸34はケース13に固定された円筒状部
35を貫通し、円筒状部35の内周面部により支持されてい
る。即ち、主軸33,タービン軸34及び円筒状部35は、主
軸33を中心にして同軸的に配されているのであり、夫々
の先端部がケース13の開口端側に突出している。そし
て、主軸33の先端部の外周面にはスプライン歯33aが形
成され、タービン軸34の先端部の外周面にはスプライン
歯34aが形成され、また、円筒状部35の先端部の外周面
にはスプライン歯35aが形成されている。さらに、円筒
状部35のスプライン歯35aが形成された先端部より内側
の外周面には、被嵌合部35bも形成されている。
そして、斯かるトランスミッション12に対して、第1図
及び第4図に示される如く、トルクコンバータ20の容器
20aを、その容器20aにおける中央開口部20b及び中央突
起部20cを通る中心軸線Xxが水平方向に配されるものと
なるようにして組付ロボット11のハンド部18により保持
され、トランスミッション12における主軸33,タービン
軸34及び円筒状部35の夫々の先端部が突出するケース13
の開口端側に、容器20aにおける中央開口部20bがトラン
スミッション12における主軸33の端部に対向し、中心軸
線Xxがトランスミッション12における主軸33の中心軸線
と共通の垂直面内に置かれる状態とされて配されるもの
となす。トルクコンバータ20においては、容器20a内
に、その内面側に固定されたポンプインペラ36と共に収
容されたタービンランナ37及びステータ38が、タービン
ランナ37の中央部分に設けられたタービンハブ37aの中
央を通る中心軸線及びステータ38の中央部分に設けられ
たステータハブ38aの中央を通る中心軸線を、容器20aに
おける中央開口部20b及び中央突起部20cを通る中心軸線
Xxに対して実質的に平行移動させる状態をもって、容器
20a内を自由に移動できるものとされている。従って、
上述の如くに、トルクコンバータ20における容器20a、
即ち、トルクコンバータ20の中心軸線Xxが水平方向に配
されるものとされたトルクコンバータ20にあっては、容
器20a内において、タービンランナ37及びステータ38が
夫々その自重によって中心軸線Xxより下方に変位してお
り、例えば、タービンランナ37の下方への変位量がステ
ータ38の下方への変位量より大となるものとなって、タ
ービンハブ37aの中央を通る中心軸線Txが、トルクコン
バータ20の中心軸線Xxから予め設定される距離D1だけ下
方に位置し、また、ステータハブ38aの中央を通る中心
軸線Sxが、トルクコンバータ20の中心軸線Xxから距離D1
より小なる予め設定される距離Dだけ下方に位置するも
のとなる。
タービンハブ37aの内周面部には、トランスミッション1
2におけるタービン軸34の先端部に形成されたスプライ
ン歯34aに噛合するスプライン歯37bが形成されており、
また、ステータハブ38aの内周面部には、トランスミッ
ション12における円筒状部35の先端部に形成されたスプ
ライン歯35aに噛合するスプライン歯38bが形成されてい
る。さらに、トルクコンバータ20の容器20aの中央突起
部20cには、トルクミッション12における主軸33の先端
部に形成されたスプライン歯33aに噛合するスプライン
歯20dが形成されている。
このようにして、支持台10上に固定されたトランスミッ
ション12に対して、組付ロボット11のハンド部18に保持
されたトルクコンバータ20の容器20aが対向配置された
もとで、組付ロボット10のアーム部15を、トルクコンバ
ータ20がトランスミッション12に近接する方向に移動す
るように駆動する。その際、組付ロボット11のアーム部
15を上方に移動させ、トルクコンバータ20を、その中心
軸線Xxが、トランスミッション12の主軸33の中心軸線よ
り、トルクコンバータ20のタービンランナ37とステータ
38とのうちの容器20a内における下方への変位量が大な
るものとなるタービンランナ37の下方変位量、即ち、タ
ービンハブ37aの中央を通る中心軸線Txのトルクコンバ
ータ20の中心軸線Xxからの距離D1に相当する距離だけ上
方に変位した位置におかれるように上昇させる。このよ
うにトルクコンバータ20を上昇させることにより、ター
ビンハブ37aの中央を通る中心軸線Txがトランスミッシ
ョン12の主軸33の中心軸線に一致する位置におかれるこ
とになる。
そして、トルクコンバータ20のトランスミッション12側
への移動により、第2図に示されるとともに第3図にお
いて一点鎖線で示される如く、トランスミッション12の
主軸33,タービン軸34及び円筒状部35の先端部が、トル
クコンバータ20における容器20aの中央開口部20bから容
器20a内に入り込むものとされる状態とし、タービンハ
ブ37aに設けられたスプライン歯37bを、タービン軸34の
先端部に形成されたスプライン歯34aに噛み合わせて、
タービンハブ37aをタービン軸34の先端部に嵌合させ
る。その際、タービンハブ37aに設けられたスプライン
歯37bが、タービン軸34の先端部に形成されたスプライ
ン歯34aに適正に噛み合わない場合には、タービン軸34
の先端部におけるスプライン歯34aの端面にタービンハ
ブ37aに形成されたスプライン歯37bの端面が当接し、ト
ルクコンバータ20を保持した組付ロボット11のハンド部
18における移動部21が、コネクション部17側に移動せし
められる。斯かる場合には、ハンド部18における支持部
22に設けられた圧接スイッチ30がロッド31により押圧さ
れてオン状態とされ、それにより、モータ19が駆動され
て、ハンド部18全体がトルクコンバータ20を保持したま
ま若干回転せしめられ、その結果、タービンハブ37aに
設けられたスプライン歯37bが、タービン軸34の先端部
に形成されたスプライン歯34aに適正に噛み合う状態と
される。
上述の如くにして、タービンハブ37aをタービン軸34の
先端部に嵌合させて、タービンランナ37をタービン軸34
に係合させた後、組付ロボット11のアーム部15を、トル
クコンバータ20がさらにトランスミッション12側に移動
するように駆動する。その際、組付ロボット11のアーム
部15を若干下方に移動させ、トルクコンバータ20を、そ
の中心軸線Xxが、トルクコンバータ20のタービンランナ
37とステータ38とのうちの容器20a内における下方への
変位量が大なるものとなるタービンランナ37の下方変位
量、即ち、タービンハブ37aの中央を通る中心軸線Txの
トルクコンバータ20の中心軸線Xxからの距離D1と、トル
クコンバータ20のタービンランナ37とステータ38とのう
ちの容器20a内における下方への変位量が小なるものと
なるステータ38の下方変位量、即ち、ステータハブ38a
の中央を通る中心軸線Sxのトルクコンバータ20の中心軸
線Xxからの距離D2との差に相当する短距離だけ下方に変
位するように下降させる。このようにトルクコンバータ
20を下降させることにより、ステータハブ38aの中央を
通る中心軸線Sxがトランスミッション12の主軸33の中心
軸線に一致する位置がおかれることになる。
そして、トルクコンバータ20のトランスミッション12側
への移動により、ステータハブ38aに設けられたスプラ
イン歯38bを、トランスミッション12における円筒状部3
5の先端部に形成されたスプライン歯35aに噛み合わせ
て、ステータハブ38aを円筒状部35の先端部に嵌合させ
る。その際、ステータハブ38aに設けられたスプライン
歯38bが、円筒状部35の先端部に形成されたスプライン
歯35aに適正に噛み合わない場合には、円筒状部35の先
端部におけるスプライン歯35aの端面にステータハブ38a
に形成されたスプライン歯38bの端面が当接し、トルク
コンバータ20を保持した組付ロボット11のハンド部18に
おける移動部21が、コネクション部17側に移動せしめら
れる。斯かる場合にも、ハンド部18における支持部22に
設けられた圧接スイッチ30がロッド31により押圧されて
オン状態とされ、それにより、モータ19が駆動されて、
ハンド部18全体がトルクコンバータ20を保持したまま若
干回転せしめられ、その結果、ステータハブ38aに設け
られたスプライン歯38bが、円筒状部35の先端部に形成
されたスプライン歯35aに適正に噛み合う状態とされ
る。
続いて、組付ロボット10のアーム部15を、トルクコンバ
ータ20がさらにトランスミッション12側に移動するよう
に駆動する。その際、組付ロボット10のアーム部15をさ
らに若干下方に移動させ、トルクコンバータ20を、その
中心軸線Xxが、ステータ38の下方変位量、即ち、ステー
タハブ38aの中央を通る中心軸線Sxのトルクコンバータ2
0の中心軸線Xxからの距離D2に相当する短距離だけ下方
に変位するように下降させる。このようにトルクコンバ
ータ20を下降させることにより、トルクコンバータ20の
中心軸線Xxがトランスミッション12の主軸33の中心軸線
に一致する位置におかれることになる。
そして、トルクコンバータ20のトランスミッション12側
への移動により、トルクコンバータ20の容器20aにおけ
る中央開口部20bを、その内周面に設けられたブッシン
グ39を介して、トランスミッション12における円筒状部
35に設けられた被嵌合部35bに嵌合させるとともに、容
器20aの中央突起部20cに形成されたスプライン歯20d
を、トランスミッション12における主軸33の先端部に形
成されたスプライン歯33aに噛み合わせて、容器20aの中
央突起部20cを主軸33の先端部に嵌合させる。その際、
容器20aの中央突起部20cに設けられたスプライン歯20d
が、主軸33の先端部に形成されたスプライン歯33aに適
正に噛み合わない場合には、主軸33の先端部に形成され
たスプライン歯33aの端面に容器20aの中央突起部20cに
設けられたスプライン歯20dの端面が当接し、トルクコ
ンバータ20を保持した組付ロボット11のハンド部18にお
ける移動部21が、コネクション部17側に移動せしめられ
る。斯かる場合にも、ハンド部18における支持部22に設
けられた圧接スイッチ30がロッド31により押圧されてオ
ン状態とされ、それにより、モータ19が駆動されて、ハ
ンド部18全体がトルクコンバータ20を保持したまま若干
回転せしめられ、その結果、容器20aの中央突起部20cに
設けられたスプライン歯20dが、主軸33の先端部に形成
されたスプライン歯35aに適正に噛み合う状態とされ
る。なお、上述における組付ロボット11の駆動によるそ
れによって保持されたトルクコンバータ20の位置制御
は、組付ロボット11の駆動が、通常の如くに組付ロボッ
ト11に付随するものとされるロボット制御部によって予
め設定された通りに実行されることによって行われる。
上述の如くの作業の結果、第2図に示される如くに、ト
ルクコンバータ20の容器20aにおける中央突起部20cが、
トランスミッション12における主軸33の先端部に,ター
ビンランナ37がタービン軸34の先端部に、及び、ステー
タ38が円筒状部35の先端部に、夫々、スプライン係合
し、かつ、トルクコンバータ20の容器20aにおける中央
開口部20bが、ブッシング39を介して、トランスミッシ
ョン12における円筒状部35に設けられた被嵌合部35bに
嵌合するものとされて、トルクコンバータ20がトランス
ミッション12に組み付けられた状態を得ることができ
る。
なお、上述の例においては、トルクコンバータのトラン
スミッションへの組付けにあたり、トルクコンバータの
容器の位置が組付ロボットにより制御され、先ず、トル
クコンバータにおけるタービンランナをトランスミッシ
ョンのタービン軸を含む軸部にスプライン係合させ、続
いて、トルクコンバータにおけるステータをトランスミ
ッションの軸部にスプライン係合させるようにしている
が、本発明に係るトルクコンバータの組付方法は、斯か
る順序がとられるものに限られることなく、例えば、ト
ルクコンバータの容器が、その中心軸線が水平方向に伸
びるように配されたとき、容器内におけるステータのト
ルクコンバータの中心軸線から下方への変位量が、ター
ビンランナのトルクコンバータの中心軸線から下方への
変位量より大である場合には、先ず、ステータをトラン
スミッションの軸部にスプライン係合させ、続いて、タ
ービンランナをトランスミッションの軸部にスプライン
係合させるようになすものとされる。
(発明の効果) 以上の説明から明らかな如く、本発明に係るトルクコン
バータの組付方法によれば、トランスミッションに組み
付けられる前のトルクコンバータの容器が、その中心軸
線が水平方向に伸びるように配されるとき、その容器内
に移動可能に収容されたタービンランナ及びステータの
夫々が必ずトルクコンバータの中心軸線に対して下方に
変位した状態におかれることが巧みに利用されて、トル
クコンバータにおけるタービンランナ及びステータの夫
々の中央部分をトランスミッションのタービン軸を含む
軸部に係合させてなされるトルクコンバータのトランス
ミッションへの組付けを、比較的簡単なトルクコンバー
タの容器の位置調整を行うだけで、容易かつ確実に行う
ことができる。従って、トルクコンバータのトランスミ
ッションへの組付けにあたっての、例えば、トルクコン
バータの容器をトランスミッションに向かって降下させ
つつ前後左右に移動させる位置調整や回動調整等の複雑
な調整が不要とされ、また、それに伴って、作業時間が
著しく短縮されることになるという利点が得られる。
【図面の簡単な説明】
第1図及び第2図は本発明に係るトルクコンバータの組
付方法の一例に従ってなされるトルクコンバータのトラ
ンスミッションへの組付けの説明に供されるトルクコン
バータ及びトランスミッションの一部の断面図、第3図
及び第4図は本発明に係るトルクコンバータの組付方法
の一例の実施に用いられる組付ロボットの構成及び動作
の説明に供される側面図、第5図及び第6図は第3図及
び第4図に示される組付ロボットの要部の構成及び動作
の説明に供される側面図である。 図中、10は支持台、11は組付ロボット、12はトランスミ
ッション、15はアーム部、18はハンド部、20はトルクコ
ンバータ、20aは容器、20bは中央開口部、20cは中央突
起部、20d,33a,34a,35a,37b,38bはスプライン歯、33は
主軸、34はタービン軸、35は円筒状部、36はポンプイン
ペラ、37はタービンランナ、38はステータである。

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】端部に第1の被係合部が設けられた第1の
    軸部,該第1の軸部と同軸的に配され、端部に第2の被
    係合部が上記第1の被係合部から上記第1の軸部に沿う
    方向に離隔した部位をもって設けられた第2の軸部、及
    び、上記第1及び第2の軸部の夫々と同軸的に配され、
    端部に第3の被係合部が上記第1及び第2の被係合部の
    夫々から上記第1の軸部に沿う方向に離隔した部位をも
    って設けられた円筒状部を有するトランスミッション
    を、上記第1及び第2の軸部及び円筒状部が水平方向に
    配されるべく固定し、 中央開口部が設けられるとともに該中央開口部に対向す
    る中央部に第1の係合部が設けられた容器内に、中央部
    分に第2の係合部が設けられたタービンランナ及び中央
    部分に第3の係合部が設けられたステータが収容されて
    成るトルクコンバータの上記容器を、上記中央開口部が
    上記トランスミッションの第1及び第2の軸部及び円筒
    状部の夫々の端部に対向せしめられ、該中央開口部及び
    上記中央部を通る上記容器の中心軸線が、水平方向に配
    されるとともに上記トランスミッションの第1及び第2
    の軸部及び円筒状部の中心軸線と共通の垂直面内に置か
    れ、かつ、上記タービンランナ及びステータの各々の中
    心軸線が上記容器の中心軸線の下方に位置して、上記容
    器の中心軸線に対する下方への移動量が上記ステータよ
    り上記タービンランナの方が大とされたもとで、上記タ
    ービンランナ及びステータの各々を中心軸線を略平行に
    保って移動させ得る状態として、移動可能とされた保持
    手段により保持し、 上記保持手段により保持された上記トルクコンバータの
    容器を移動させることにより、該トルクコンバータの容
    器内に収容された上記タービンランナの中心軸線を上記
    トランスミッションの第1及び第2の軸部及び円筒状部
    の中心軸線に一致する位置をとるものとなし、 上記タービンランナの中心軸線が上記トランスミッショ
    ンの第1及び第2の軸部及び円筒状部の中心軸線に一致
    する位置をとる状態とされた上記トルクコンバータの容
    器を保持した上記保持手段を、上記トランスミッション
    側に移動させて、上記第1の係合部及び第3の係合部が
    夫々上記第1の被係合部の位置及び第3の被係合部の位
    置に到達するに先立って、上記第2の係合部を上記第2
    の被係合部に係合させ、 その後、上記保持手段により保持された上記トルクコン
    バータの容器を下方に移動させることにより、該トルク
    コンバータの容器内に収容された上記ステータの中心軸
    線を上記トランスミッションの第1及び第2の軸部及び
    円筒状部の中心軸線に一致する位置をとるものとなし、 上記ステータの中心軸線が上記トランスミッションの第
    1及び第2の軸部及び円筒状部の中心軸線に一致する位
    置をとる状態とされた上記トルクコンバータの容器を保
    持した上記保持手段を、上記トランスミッション側に移
    動させて、上記第1の係合部が上記第1の被係合部の位
    置に到達するに先立って、上記第3の係合部を上記第3
    の被係合部に係合させ、 さらに、上記保持手段により保持された上記トルクコン
    バータの容器を下方に移動させることにより、該トルク
    コンバータの容器の中心軸線を上記タービンランナ及び
    ステータの各々の中心軸線及び上記トランスミッション
    の第1及び第2の軸部及び円筒状部の中心軸線に一致す
    る位置をとるものとなし、 上記トルクコンバータの容器の中心軸線が上記タービン
    ランナ及びステータの各々の中心軸線及び上記トランス
    ミッションの第1及び第2の軸部及び円筒状部の中心軸
    線に一致する位置をとる状態として上記トルクコンバー
    タの容器を保持した上記保持手段を、さらに上記トラン
    スミッション側に移動させることにより、上記第1の係
    合部を上記第1の被係合部に係合させて、 上記トランスミッションに対する上記トルクコンバータ
    の組付けを行うことを特徴とするトルクコンバータの組
    付方法。
  2. 【請求項2】端部に第1の被係合部が設けられた第1の
    軸部,該第1の軸部と同軸的に配され、端部に第2の被
    係合部が上記第1の被係合部から上記第1の軸部に沿う
    方向に離隔した部位をもって設けられた第2の軸部、及
    び、上記第1及び第2の軸部の夫々と同軸的に配され、
    端部に第3の被係合部が上記第1及び第2の被係合部の
    夫々から上記第1の軸部に沿う方向に離隔した部位をも
    って設けられた円筒状部を有するトランスミッション
    を、上記第1及び第2の軸部及び円筒状部が水平方向に
    配されるべく固定し、 中央開口部が設けられるとともに該中央開口部に対向す
    る中央部に第1の係合部が設けられた容器内に、中央部
    分に第2の係合部が設けられたタービンランナ及び中央
    部分に第3の係合部が設けられたステータが収容されて
    成るトルクコンバータの上記容器を、上記中央開口部が
    上記トランスミッションの第1及び第2の軸部及び円筒
    状部の夫々の端部に対向せしめられ、該中央開口部及び
    上記中央部を通る上記容器の中心軸線が、水平方向に配
    されるとともに上記トランスミッションの第1及び第2
    の軸部及び円筒状部の中心軸線と共通の垂直面内に置か
    れ、かつ、上記タービンランナ及びステータの各々の中
    心軸線が上記容器の中心軸線の下方に位置して、上記容
    器の中心軸線に対する下方への移動量が上記タービンラ
    ンナより上記ステータの方が大とされたもとで、上記タ
    ービンランナ及びステータの各々を中心軸線を略平行に
    保って移動させ得る状態として、移動可能とされた保持
    手段により保持し、 上記保持手段により保持された上記トルクコンバータの
    容器を移動させることにより、該トルクコンバータの容
    器内に収容された上記ステータの中心軸線を上記トラン
    スミッションの第1及び第2の軸部及び円筒状部の中心
    軸線に一致する位置をとるものとなし、 上記ステータの中心軸線が上記トランスミッションの第
    1及び第2の軸部及び円筒状部の中心軸線に一致する位
    置をとる状態とされた上記トルクコンバータの容器を保
    持した上記保持手段を、上記トランスミッション側に移
    動させて、上記第1の係合部及び第2の係合部が夫々上
    記第1の被係合部の位置及び第2の被係合部の位置に到
    達するに先立って、上記第3の係合部を上記第3の被係
    合部に係合させ、 その後、上記保持手段により保持された上記トルクコン
    バータの容器を下方に移動させることにより、該トルク
    コンバータの容器内に収容された上記タービンランナの
    中心軸線を上記トランスミッションの第1及び第2の軸
    部及び円筒状部の中心軸線に一致する位置をとるものと
    なし、 上記タービンランナの中心軸線が上記トランスミッショ
    ンの第1及び第2の軸部及び円筒状部の中心軸線に一致
    する位置をとる状態とされた上記トルクコンバータの容
    器を保持した上記保持手段を、上記トランスミッション
    側に移動させて、上記第1の係合部が上記第1の被係合
    部の位置に到達するに先立って、上記第2の係合部を上
    記第2の被係合部に係合させ、 さらに、上記保持手段により保持された上記トルクコン
    バータの容器を下方に移動させることにより、該トルク
    コンバータの容器の中心軸線を上記タービンランナ及び
    ステータの各々の中心軸線及び上記トランスミッション
    の第1及び第2の軸部及び円筒状部の中心軸線に一致す
    る位置をとるものとなし、 上記トルクコンバータのの容器の中心軸線が上記タービ
    ンランナ及びステータの各々の中心軸線及び上記トラン
    スミッションの第1及び第2の軸部及び円筒状部の中心
    軸線に一致する位置をとる状態として上記トルクコンバ
    ータの容器を保持した上記保持手段を、さらに上記トラ
    ンスミッション側に移動させることにより、上記第1の
    係合部を上記第1の被係合部に係合させて、 上記トランスミッションに対する上記トルクコンバータ
    の組付けを行うことを特徴とするトルクコンバータの組
    付方法。
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