JPH0724995B2 - 組付装置における位相合せ装置 - Google Patents

Description

【発明の詳細な説明】 （産業上の利用分野） 本発明は、クランク軸の端部にタービン翼車とステータ
翼車とポンプ翼車とで構成されるトルクコンバータユニ
ットを取付けた車両用その他の、エンジンと、トランス
ミッションとを、該トルクコンバータユニットの軸線と
該トランスミッションに軸設したメインシャフトの軸線
とが同一軸線上に合致するように対向させて位置決め
し、その状態で両者を接近させて、該タービン翼車に形
成した第１スプライン孔に該メインシャフトの外周の第
１係合部と、該ステータ翼車に形成した第２スプライン
孔に該メインシャフトの外周のステータシャフトに形成
した第２係合部と、該ステータシャフトの外周の該トラ
ンスミッシに軸設したポンプギヤに形成した第３スプラ
イン孔に該ポンプ翼車に形成した第３係合部とを各嵌合
させるようにした組立装置における、該各スプライン孔
と該各係合部との位相合せ装置に関する。

（従来の技術） 従来、特開昭59−73374号公報において、第１図に示す
ような、クランク軸の端部にドライブプレートａを取付
けたエンジンｂと、メインシャフトｃの端部にトルクコ
ンバータユニットｄを取付けたトランスミッションｅと
を接近させて、該プレートａと該ユニットｄとを、該プ
レートａに周方向に等間隔に形成した複数個の透孔ｆと
該ユニットの端面に周方向に等間隔に形成した複数個の
ねじ孔ｇとにおいてボルトにより結着し得るように、該
各透光ｆと該各ねじ孔ｇとを位相合せするようにした位
相合せ装置は知られ、この場合、該装置は、該エンジン
ｂと該トランスミッションｅとの間の対向間隙に設けた
回動自在で且つ進退自在な位置決めプレートｈと、該プ
レートｈの該ドライブプレートａ側の面に設けた該透光
ｆの位置を検知するセンサｉと、該プレートｈの該ユニ
ットｄ側の面に設けた、該ねじ孔ｇの任意の１個に着脱
自在に取付けた位相合せピンｉに係合する係止片ｋとで
構成されるを一般とする。

（発明が解決しようとする問題点） 上記従来の技術では、トルクコンバータユニットｄのね
じ孔ｇの任意の１個への位置決めピンｊの着脱を手作業
で行なわなければならず、その作業が面倒である。

又、該ユニットｄの各ねじ孔ｇがトランスミッションｅ
のミッションケースの端面より内方に没入していて作業
スペースが狭く、エンジンｂ側のドライブプレートａと
のボルト止め作業の作業性が悪い問題がある。

そこで、エンジンａ側にトルクコンバータユニットｄを
取付けておき、これにトランスミッションｅのメインシ
ャフトを嵌合し得るようにすることが考えられるが、こ
の場合、該ユニットｄを構成するタービン翼車とステー
タ翼車とポンプ翼車とに対する該トランスミッションｄ
側の各係合部の位相合せを如何にするかが問題となる。

本発明は、かかる問題点を解決し、且つ構成の簡単な位
相合せ装置を提供することをその目的とする。

（問題点を解決するための手段） 本発明は、かかる目的を達成すべく、クランク軸の端部
にタービン翼車とステータ翼車とポンプ翼車とで構成さ
れるトルクコンバータユニットを取付けたエンジンと、
トランスミッションとを、該トルクコンバータユニット
の軸線と該トランスミッションに軸設したメインシャフ
トの軸線とが同一軸線上に合致するように対向させて位
置決めし、その状態で両者を接近させて、該タービン翼
車に形成した第１スプライン孔に該メインシャフトに形
成した外周の第１係合部と、該ステータ翼車に形成した
第２スプライン孔に該メインシャフトの外周のステータ
シャフトに形成した第２係合部と、該ステータシャフト
の外周の該トランスミッションに軸設したポンプギヤに
形成した第３スプライン孔に該ポンプ翼車に形成した第
３係合部とを各嵌合させるようにした組付装置におけ
る、該各スプライン孔と該各係合部との位相合せ装置に
おいて、該エンジンと該トランスミッションとの間の対
向間隙に進退自在な可動枠を設けて、該可動枠に該トル
クコンバータユニットに向って進退動作する第１可動台
と、該メインシャフトに向って進退動作する第２可動台
とを設け、該第１可動台に、回動手段により回転駆動自
在で該第１係合部及び該第２係合部と同形な第１マスタ
シャフトと、該第１マスタシャフトの位相を検知する第
１検知手段と、更に回動手段により回転駆動自在で且つ
該第３スプライン孔と同形な孔を有する第１マスタスリ
ーブと、該第１マスタスリーブの位相を検知する第２検
知手段とを設けると共に、該第２可動台に、回動手段に
より回転駆動自在で且つ該第１スプライン孔及び該第２
スプライン孔と同形な各孔を有する第２マスタスリーブ
と、該第２マスタスリーブの位相を検知する第３検知手
段と、更に回動手段により回転駆動自在で該第３係合部
と同形な第２マスタシャフトと、該第２マスタシャフト
の位相を検知する第４検知手段とを設け、更に、第１マ
スタシャフトと第１マスタスリーブとを夫々第１第２ス
プライン孔と第３係合部とに嵌合させると共に第２マス
タスリーブと第２マスタシャフトとを夫々第１第２係合
部と第３スプライン孔とに嵌合させた状態で前記各検知
手段からの信号に基いて前記各回動手段を作動し、第１
マスタシャフトと第２マスタスリーブとを第１第２スプ
ライン孔に第１第２係合部が嵌合可能となるように位相
合せすると共に第２マスタシャフトと第２マスタスリー
ブとを第３スプライン孔に第３係合部が嵌合可能となる
ように位相合せする制御手段を設けたことを特徴とす
る。

（実施例） 本発明を図示の実施例につき説明する。

第２図乃至第４図を参照して、（１）は基台、（２）は
該基台（１）上の一側の固定治具台、（３）は該基台
（１）の他側の該固定治具台（２）に向ってシリンダ
（1a）により該基台（１）上のレール（1b）（1b）に沿
って進退動作させる可動治具台を示し、該固定治具台
（２）上に、クランク軸（8a）の端部にタービン翼車
（４）とステータ翼車（５）とポンプ翼車（６）とで構
成されるトルクコンバータユニット（７）を取付けたエ
ンジン（８）と、該可動治具台（３）上にトランスミッ
ション（９）とを、該ユニット（７）の軸線と該ミッシ
ョン（９）に軸設したメインシャフト（10）の軸線とが
同一軸線上に合致するように対向させて、位置決め固定
し得るようにした。

そして、位置決めした状態で両者をシリンダ（1a）の作
動により接近させて、上記タービン翼車（４）のボス部
に形成した第１スプライン孔（4a）にメインシャフト
（10）に形成した外周のスプライン歯から成る第１係合
部（10a）と、ステータ翼車（５）のボス部に形成した
第２スプライン孔（5a）に該メインシャフトの外周のス
テータシャフト（11）に形成したスプライン歯から成る
第２係合部（11a）と、更に該ステータシャフト（11）
の外周の上記トランスミッション（９）に軸設したオイ
ルポンプのポンプギヤ（12）に形成した第３スプライン
孔（12a）にポンプ翼車（６）のボス部に形成したスプ
ライン歯から成る第３係合部（6a）とを各嵌合させるよ
うにした。

図面で（8b）はドライブプレート、（8c）は該プレート
（8b）とトルクコンバータユニット（７）とを結着する
複数のボルトを示す。

ここで本発明によれば、エンジン（８）とトランスミッ
ション（９）との間の対向間隙に進退自在な可動枠（1
3）を設けて、該可動枠（13）にトルクコンバータユニ
ット（７）に向って進退動作する第１可動台（14）と、
メインシャフト（10）に向って進退動作する第２可動台
（15）とを設け、該第１可動台（14）に、回動手段（1
6）により回転駆動自在で前記第１係合部（10a）及び第
２係合部（11a）と同形な第１マスタシャフト（17）
と、該シャフト（17）の位相を検知する第１検知手段
（18）と、更に回動手段（19）により回転駆動自在で且
つ前記第３スプライン孔（12a）と同形な孔（20a）を有
する第１マスタスリーブ（20）と、該スリーブ（20）の
位相を検知する第２検知手段（21）とを設けると共に、
該第２可動台（15）に、回動手段（22）により回転駆動
自在で且つ前記第１スプライン孔（4a）及び第２スプラ
イン孔（5a）と同形な各孔（23a）（23b）を有する第２
マスタスリーブ（23）と、該スリーブ（23）の位相を検
知する第３検知手段（24）と、更に回動手段（25）によ
り回転駆動自在で前記第３係合部（6a）と同形な第２マ
スタシャフト（26）と、該シャフト（26）の位相を検知
する第４検知手段（27）とを設けた。

これを詳述するに、図示のものでは、該可動枠（13）を
第３図に示す如く、これの端部において前記基台（１）
上に立設したステー（1c）（1c）に軸着すると共に、該
基台（１）に軸接したシリンダ（28）のピストンロッド
を該可動枠（13）に取付け、該可動枠（13）に該シリン
ダ（28）の作動により、該可動枠（13）の揺動による進
退動作を与えられるようにした。

又、第１第２可動台（14）（15）は、上記可動枠（13）
上に設けた共通１本のガイドレール（13a）に沿って移
動自在に設けられ、該可動枠（13）に横設した各シリン
ダ（29）（30）の作動による進退動作が与えられるもの
とし、該第１可動台（14）にブラケット（14a）を立設
して、これに前記第１マスタシャフト（17）を挿通軸支
すると共に、該ブラケット（14a）に前記第１マスタス
リーブ（20）を尾端において該シャフト（17）と同心に
軸着し、該ブラケット（14a）に取付けた前記回動手段
（16）たるモータの出力軸上のピニオンギヤ（16a）
を、該シャフト（17）の尾端に固定のギヤ（17a）に噛
合させ、更に該ブラケット（14a）に、エンコーダから
成る前記第１検知手段（18）をこれの端部のギヤ（18
a）において該ピニオンギヤ（16a）に噛合させて設け、
又該ブラケット（14a）に取付けた前記回動手段（19）
たるモータの出力軸上のピニオンギヤ（19a）を該スリ
ーブ（20）の先端に固定のギヤ（20b）に噛合させ、更
に該ブラケット（14a）に、エンコーダから成る前記第
２検知手段（21）をこれの先端のギヤ（21a）において
該ピニオンギヤ（19a）に噛合させて設けた。

又、第２可動台（15）は上記第１可動台（14）と略同様
で、該第２可動台（15）にブラケット（15a）を立設し
て、これに前記第２マスタスリーブ（23）を外周におい
て軸着すると共に、該ブラケット（15a）に前記第２マ
スタシャフト（26）を尾端において該スリーブ（23）と
同心に軸着し、該ブラケット（15a）に取付けた前記回
動手段（22）たるモータの出力軸上のピニオンギヤ（22
a）を該スリーブ（23）の尾端に固定のギヤ（23c）に噛
合させ、更に該ブラケット（15a）に、エンコーダから
成る前記第３検知手段（24）をこれの端部のギヤ（24
a）において該ピニオンギヤ（22a）に噛合させて設け、
又該ブラケット（15a）に取付けた前記回動手段（25）
たるモータの出力軸上のピニオンギヤ（25a）を該シャ
フト（26）に固定のギヤ（26a）に噛合させ、更に該ブ
ラケット（15a）に、エンコーダから成る前記第４検知
手段（27）をこれの先端のギヤ（27a）において該ピニ
オンギヤ（25a）に噛合させて設けた。

尚、第２マスタスリーブ（23）の各孔（23a）（23b）
は、ステータシャフト（11）が固定軸であることから、
第２可動台（15）の前進時において、第２スプライン孔
（5a）と同形な孔（23b）の先端が第２係合部（11a）に
到達する前に、第１スプライン孔（4a）と同形な孔（23
a）の先端が第１係合部（10a）に到達するような位置に
設けるものとする。

図面で（31）（31）は第１可動台（14）の前後進位置、
即ち、第１マスタシャフト（17）及び第１マスタスリー
ブ（20）が第１第２スプライン孔（4a）（5a）及び第３
係合部（6a）に所定深さ嵌入された前進位置と、該シャ
フト（17）及び該スリーブ（20）が離脱した後退位置と
を検知する各リミットスイッチ、（32）（32）は第２可
動台（15）の前後進位置、即ち第２マスタスリーブ（2
3）及び第２マスタシャフト（26）が第１第２係合部（1
0a）（11a）及び第３スプライン孔（12a）に所定深さ嵌
入された前進位置と、該スリーブ（23）及び該シャフト
（26）離脱した後退位置とを検知する各リミットスイッ
チ、（33）（33）は可動枠（13）のエンジン（８）とト
ランスミッション（９）との間の対向間隙に臨む前進位
置と、該間隙から離脱する後退位置とを検知する各リミ
ットスイッチを示す。

（作 用） 可動枠（13）を前進させた後、各回動手段（16）（19）
（22）（25）により第１第２マスタシャフト（17）（2
6）と第１第２マスタスリーブ（20）（23）とを回動し
つつ、第１可動台（14）と第２可動台（15）とを各前進
させて、第１第２スプライン孔（4a）（5a）に該第１マ
スタシャフト（17）と、第３係合部（6a）に該第１マス
タスリーブ（20）と、更に第１第２係合部（10a）（11
a）に該第２マスタスリーブ（23）と、第３スプライン
孔（12a）に該第２マスタシャフト（26）とを各嵌挿
し、次いで第１第２マスタシャフト（17）（26）及び第
１第２マスタスリーブ（20）（23）の回動を停止すると
共に、第１第２可動台（14）（15）の各前進を停止す
る。

次いで、第１第２マスタシャフト（17）（26）及び第１
第２マスタスリーブ（20）（23）の各位相を第１乃至第
４検知手段（18）（21）（24）（27）により検知し、該
第１マスタスリーブ（20）を基準にして該第２マスタシ
ャフト（26）を両者（20）（26）のスプラインの山谷の
ずれ分、即ち、位相差分だけ回動手段（25）により回動
すると共に、第２マスタスリーブ（23）を基準にして第
１マスタシャフト（17）を位相差分だけ回動手段（16）
により回動するもので、これによれば、第１マスタスリ
ーブ（20）を嵌合させた第３係合部（6a）と第２マスタ
シャフト（26）を嵌合させた第３スプライン孔（12a）
とが嵌合可能となるように両者の位相が合せられると共
に、第２マスタスリーブ（23）を嵌合させた第１第２係
合部（10a）（11a）と第１マスタシャフト（17）を嵌合
させた第１第２スプライン孔（4a）（5a）とが嵌合可能
となるよに両者の位相が合せられる。

その後、第１第２可動台（14）（15）を各後退させて、
第１第２スプライン孔（4a）（5a）及び第３係合部（6
a）から第１マスタシャフト（17）及び第１マスタスリ
ーブ（20）と、第１第２係合部（10a）（11a）及び第３
スプライン孔（12a）から第２マスタスリーブ（23）及
び第２マスタシャフト（26）を各離脱させ、次いで可動
枠（13）を後退させた後、エンジン（８）とトランスミ
ッション（９）とを接近させて、各スプライン孔（4a）
（5a）（6a）に各係合部（10a）（11a）（12a）を嵌合
させる。

（発明の効果） このように本発明によるときは、エンジンのクランク軸
の端部に取付けたトルクコンバータユニット、トランス
ミッションとにおける各スプライン孔と各係合部との位
相合せを、自動的に而も簡単且つ確実に行ない得られ、
又上記した従来の技術における問題点を解決でき、従っ
て生産性の向上が図れ、而も装置の構成が比較的簡単で
安価に得られる効果を有する。

【図面の簡単な説明】

第１図は従来例の一部截断正面図、第２図は本発明装置
を具備する組付装置の正面図、第３図はそのIII−III線
截断側面図、第４図は要部の拡大截断正面図である。 （４）……タービン翼車 （4a）……第１スプライン孔 （５）……ステータ翼車 （5a）……第２スプライン孔 （６）……ポンプ翼車 （6a）……第３係合部 （７）……トルクコンバータユニット （８）……エンジン （8a）……クランクシャフト （９）……トランスミッション （10）……メインシャフト （10a）……第１係合部 （11）……ステータシャフト （11a）……第２係合部 （12）……ポンプギヤ （12a）……第３スプライン孔 （13）……可動枠 （14）……第１可動台 （15）……第２可動台 （16）（19）（22）（25）……回動手段 （17）……第１マスタシャフト （18）……第１検知手段 （20）……第１マスタスリーブ （20a）……孔 （21）……第２検知手段 （23）……第２マスタスリーブ （23a）（23b）……孔 （24）……第３検知手段 （26）……第２マスタシャフト （27）……第４検知手段

Claims (1)

【特許請求の範囲】
1. 【請求項１】クランク軸の端部にタービン翼車とステー
   タ翼車とポンプ翼車とで構成されるトルクコンバータユ
   ニットを取付けたエンジンと、トランスミッションと
   を、該トルクコンバータユニットの軸線と該トランスミ
   ッションに軸設したメインシャフトの軸線とが同一軸線
   上に合致するように対向させて位置決めし、その状態で
   両者を接近させて、該タービン翼車に形成した第１スプ
   ライン孔に該メインシャフトに形成した外周の第１係合
   部と、該ステータ翼車に形成した第２スプライン孔に該
   メインシャフトの外周のステータシャフトに形成した第
   ２係合部と、該ステータシャフトの外周の該トランスミ
   ッションに軸設したポンプギヤに形成した第３スプライ
   ン孔に該ポンプ翼車に形成した第３係合部とを各嵌合さ
   せるようにした組立装置における、該各スプライン孔と
   該各係合部との位相合せ装置において、該エンジンと該
   トランスミッションとの間の対向間隙に進退自在な可動
   枠を設けて、該可動枠に該トルクコンバータユニットに
   向って進退動作する第１可動台と、該メインシャフトに
   向って進退動作する第２可動台とを設け、該第１可動台
   に、回動手段により回転駆動自在で該第１係合部及び該
   第２係合部と同形な第１マスタシャフトと、該第１マス
   タシャフトの位相を検知する第１検知手段と、更に回動
   手段により回転駆動自在で且つ該第３スプライン孔と同
   形な孔を有する第１マスタスリーブと、該第１マスタス
   リーブの位相を検知する第２検知手段とを設けると共
   に、該第２可動台に、回動手段により回転駆動自在で且
   つ該第１スプライン孔及び該第２スプライン孔と同形な
   各孔を有する第２マスタスリーブと、該第２マスタスリ
   ーブの位相を検知する第３検知手段と、更に回動手段に
   より回転駆動自在で該第３係合部と同形な第２マスタシ
   ャフトと、該第２マスタシャフトの位相を検知する第４
   検知手段とを設け、更に、第１マスタシャフトと第１マ
   スタスリーブとを夫々第１第２スプライン孔と第３係合
   部とに嵌合させると共に第２マスタスリーブと第２マス
   タシャフトとを夫々第１第２係合部と第３スプライン孔
   とに嵌合させた状態で前記各検知手段からの信号に基い
   て前記各回動手段を作動し、第１マスタシャフトと第２
   マスタスリーブとを第１第２スプライン孔に第１第２係
   合部が嵌合可能となるように位相合せすると共に第２マ
   スタシャフトと第２マスタスリーブとを第３スプライン
   孔に第３係合部が嵌合可能となるように位相合せする制
   御手段を設けたことを特徴とする組付装置における位相
   合せ装置。